つれづれ日記
DiaryINDEXpastwill


2006年01月31日(火) 10匹に給餌。キジー欠席。

今日は予報通り雨。夜になっても軽くではあるがシトシト降っている。プレイロットには雨をしのぐ場所はないので困ったな、と思っていると植え込みからいつも通りピーチが鳴きながら出て来た。そこで屋根のある自転車置き場に新聞紙を畳んでトレイにしその上にカリカリを置く。ピーチが食べ始めたので山手へ向う。

1号棟前では花子が出て来た。やはりプレイロットでは濡れてしまう。駐車場へ行くが何台か車の出入りがありどうも芳しくない。そこで1号棟端っこの自転車置き場で新聞紙トレイにカリカリを置く。荷物を担ぎ、立ったまま缶詰を開けそれもトレイの上に置く。花子は昨日チャトに追われて現れなかったので半分ではなく丸々1個与える。

山手に行くと小雨が降っているのにタビーが真っ先に駆け寄ってくる。他の猫たちも続々と集まる。みんなを連れて庭園を通り雨天餌場へ。キジーを除き8匹全員いる。

新聞紙を敷きカリカリを与える。8匹がひしめきあって一斉に食べている様は圧巻だ。タビーの為にやっぱり缶詰を開ける。少量でも食べてくれると安心する。ポオもとても元気そうだ。水容器を置くとカリカリを食べた後、何度も飲んでいる。

ポオを呼ぶとやって来た。ほいきた!捕まえて膝に乗せ投薬する。昨日投薬してないもんね。

ワカメは出て行ったが階段の向こう側に戻ってきているらしい。コロンが覗きに行っている。そのうちに階段の陰からかくれんぼみたいに顔を覗かせるがこちらにはやって来ない。茶々と目が合うと結局また外へ出て行ってしまった。タビーも本館前庭園へ行ってしまった。

ハイシローはベンチの下でじっとしている。みんなよく食べた。デブコロンはのっしのっしと歩いている。コロンはずーっと痩せていたのに今冬はどうしたことかデブデブだ。まあいいけど。そして態度のデカイこと!外へ出ていたゲンキが戻ってくると「ギャーッ!」という掛け声と共にゲンキに殴りかかっている。呆れたもんだ。

食べ終えた猫たちは思い思いに身づくろいをしている。そして階段下にポオ、コロン、茶々が一塊になって座る。ハイシローは残ったカリカリを食べる。ゲンキは帰る私を追って外へ出る。

ワカメは土手の上の大木の下に座っている。濡れるのに。私が去ればハウスに行くだろう。

1号棟端っこの自転車置き場に行ってみると、新聞紙トレイはびしょ濡れで缶詰も大量に残っている。私が行ってすぐ誰かが来て、花子は追われてしまったのかなあ?歩いていると花子が出てくるかもしれない。勿論新聞紙トレイは引き上げる。

花子のプレイロットへ行ってみると昨夜チャトに与えたカリカリの残りが雨に濡れてふやけている。今日はずーっと雨だったのでカラスが食べてしまうこともなかったのだろう。

5号棟の自転車置き場の新聞紙トレイは全く濡れていないがこちらもカリカリがたくさん残っている。引き上げて植え込み前を通りかかると中からピーチの声がする。この植え込みは深いので少々の雨ならしのげるようだ。どっちみちプレイロットでは給餌できない。

午前3時になれば4号棟でM上さんから給餌されるのだから、ピーチの声は無視して通過することに。ピーチも鳴き続けることもなく出ても来なかった。


2006年01月30日(月) 10匹(含チャト)出席。花子、ハイシロー欠席

今日は4月下旬の暖かさだったという。が、いつもと同じいでたちで給餌に向う。

ピーチはいつも通りプレイロット脇の植え込みで待っていた。ベンチの下でカリカリと缶詰半個分を与え水を替える。すると携帯にメール着信音が響いた。単なるメロディなのにピーチは怯えて逃げ腰だ。宥めて食べさせる。

1号棟中ほどにさしかかるが花子が出てくる気配がない。プレイロットへ行ってみるとベンチの上に茶虎猫がデンと座っている!アララ!チャトだ。ここが花子の餌場だということを嗅ぎつけられてしまったようだ。

驚いたのでそのまま山手に向ったがカリカリでも与えておけばよかった。花子は出て来ない。

山手に行くと階段には猫の姿がない。こういう時には昼間など既に給餌されていて空腹ではない。月曜日だし部活があったかもしれない。空腹な時には私の到着を今か今かと待ち構えている。

それでも階段に近付くとタビーが出て来た。上がって行くと猫たちがあちこちから出てくる。庭園内にはキジーが待っていた。キジーとタビーがにらみ合う。老タビーがひどい目に遭わされると困るので割って入る。

新聞紙を敷きカリカリを与えるがタビーはカリカリを食べない。そこで缶詰を開け食べさせる。勿論他の猫たちにも。

キジーは山手猫のつもりなのでみんなと一緒に新聞紙トレイで食べたがるが他の猫たちは嫌がっている。特に茶々は怯えて逃げてしまう。キジーはやっぱり飛び石餌場で食べてもらおう。缶詰も与える。珍しくキジーが焦って食べたのか咽んでいる。

タビーも思ったほどは食べず走り去る。ポオは出て来ない。またハウスで寝ているのかな。見に行くと2号に入って眠そうだ。以前は満腹でも出て来ないということはなかったので出て来ないと心配したが、最近は年もとったし動くのが面倒なのだろう。頭を撫でておく。私が手を突っ込むと、投薬されたり目やにを取られたり、ろくな事がないのでポオは身構えている。

餌場に戻って他の猫たちが食べるのを見守る。と、コロンがやって来た。もう缶詰は出さずカリカリだけを食べてもらおう。コロン、トニー、ゲンキがいつまでも食べている。カリカリをまとめて帰ることにする。

1号棟プレイロットへ行ってみるとチャトがまだベンチの上に座っている。私の姿を見て脇の植え込みに逃げ込み様子を窺っている。ベンチの下にカリカリを盛り水を替えておく。

結局花子は出てこなかった。可哀相に。やっぱり都合のよい餌やりさんなんていなくて、チャトが怖くて出てこられなかっただけなのかも。

歩いていると3号棟植え込みからピーチの鳴き声がする。が、鳴いているだけで出てこなかった。こちらもおかしい。怯えているのかなあ。

5号棟のプレイロットへ行ってみると缶詰だけ食べてカリカリは残している。もしかしたらピーチは伸吉に追われて3号棟へ逃げたのかも。

チャトも伸吉も横取りなんかしなくてもちゃあんとあげるのに。


2006年01月29日(日) 11匹全員集合

今夜もプレイロットで水を取替え、ピーチに缶詰半個とカリカリを給餌。山手に向う1号棟中ほどで花子が出て来たので、今夜は缶詰を半個分とカリカリを与える。ここでも水を替える。

山手に行くと猫たちがすぐに集まってきた。ポオもタビーも階段の下の方で待っていた。夜見るとタビーの被毛はいつも艶々と光っている。ポオは増々元気で庭園餌場に向う途中、並んだハイシローをぶん殴ったりしている。顔つきもしゃんとしている。

新聞紙を敷きカリカリを与えるとタビーもカリカリを食べ始める。水容器を洗って新しい水を満たす。水容器1号は手前に出ていたし水は減っていたが汚れていなかったので昼間にでも誰かが給餌に来たのかな?

タビー、トニーたちは缶詰を期待してかもうカリカリを食べようとはしない。そこで缶詰を4個開けて与える。タビーも食べていたが途中でケッケッとなり食べるのを止めて脇に寄る。

そこで今夜はタビーを捕まえて投薬する。私が動くたびに警戒しているポオは投薬お休みだ。タビーもひどく嫌がるので毎日はできない。それにタビーへの投薬では効果のほどがポオほど明確でない。

投薬後タビーは逃げ去ってしまった。ポオはしっかり食べて水を飲んでいる。

ワカメがハウス1号に入るのが見えた。タビーやポオはまだだが一応ハウスを見に行くことにする。異変はなし、と。

枯葉がガサゴソ音を立てるので見るとポオが「猫庭園」内を歩き回っている。トイレをしたようだ。ポオはそのままハウスには行かず餌場に戻りカリカリをまた食べ始める。

他の猫たちも缶詰半個分では足りないとばかり立ち去らない。カリカリを食べればいいんです!缶詰の数が多いと重くてかなわない。カリカリも1kg持参するし。水も今までは1リットル持参だったがピーチと花子の分、300mlのボトルが増えた。

ポオとタビーが「猫庭園」内をハウスの方向に向って歩いている。見に行くとタビーは1号隣の3号に、ポオは4号に入っていた。このところ少し暖かいし明日は一段と気温が上がるらしい。

餌場に戻るとタビーが来ていた。もう缶詰は出さずカリカリを食べてもらおう。カリカリはたっぷり残してある。さて帰ろう。

帰りには花子はもう出てこなかった。が、プレイロット脇の植え込みからはピーチが伸びをしながら出てきてベンチへ。抱っこして目やにを取り終えるとピーチは下に降ろせと要求。残したカリカリをまた食べ始める。

毎日、今日のような展開だと安心なのだが。つまり全員出てきてちゃんと食べる。具合の悪そうな子はいない。


2006年01月28日(土) 10匹に給餌。キジー欠席。

プレイロットでピーチにカリカリと缶詰半分を与える。水容器は無くなっているので新しいものを置いておく。

花子は昨日と同じく1号棟中ほどのプレイロット横の植え込みから出て来た。プレイロットでカリカリと缶詰1個を与える。水も替える。やっぱり花子専用のちゃんとした餌やりさんはいないのかなあ。

山手に近づくとコロンが迎えに出て来た。ポオも足取り軽く駆け下りてくる。みんなで庭園餌場へ。「猫庭園池」の橋のところに砂溜まりになっている箇所がある。そこへ来ると猫たちはひっくり返って背中をスリスリする。鶏じゃあるまいし、何で砂地が好きなのだろう?

いつの間にかタビーもみんなの中にいる。カリカリを与えると珍しくタビーも一緒にカリカリを食べている。タビーがカリカリを食べられるのなら敢えて缶詰を出すこともないか、としばらく様子をみる。

さっき、ピーチに与えた缶詰の半分があることを思い出しもう2缶開けてみる。タビーに与えると割りと良く食べる。それならと、もう1缶開けたがそれは殆ど食べずに走り去る。トイレだろう。

ポオは投薬を警戒しているが缶詰で釣って食べ始めたところを捕まえる。投薬後、また缶詰の前に降ろすと食べ始める。タビーとポオがちゃんと食べてくれるとホッとする。どちらか或いは両方が具合が悪いととても気が重い。

食べ終えたポオは水を飲んでいる。他の猫たちはカリカリを食べているのでハウスを見に行く。1号にワカメが入っているだけでタビーの姿はない。

餌場に戻るとポオはいなくなっていた。まだみんなが食べているので座っているとハウスの方からガタゴト、音が聞こえてきた。もう1匹誰かが1号に入ったのかもしれないと思い、見に行くと1号に入っていたワカメの姿がなくベッドが前の方にせり出している。

手を突っ込みベッドを奥の方に押す。ン?!閃いてベッドをへこましてみるとベッドの後ろ側にワカメがいた!かわいそうに私がベッドを押したので後ろの壁に押し付けられたはずだがうんともすんとも声を立てなかったから痛くはなかったのだろう。

ま、そのままでもいいかと思っていたらワカメは外へ跳び出した。そのうちまた入るだろう。

餌場ではコロンとトニー、ハイシローが甘える。みんなデップリと太って笑っちゃうほど真ん丸体型、丸顔だ。今夜はバイバイ。

1号棟中ほどにさしかかると花子がまた出て来た。プレイロットへ行ってみると半分くらい残している。カリカリを足すとまた食べ始めたが明日からは缶詰半分でいいかも。やはり少しは既に給餌されたのかもしれない。

5号棟のプレイロットでまたピーチを抱っこ。餌は殆ど食べてしまっている。目やにを取り終わるとピーチはもっと食べたいと言う。カリカリを足すと食べ始めた。




2006年01月27日(金) 11匹全員に給餌。チャト、ラック出席

昼前、M上さんから電話がかかってきた。ピーチをもう4日間見ていないので心配しているという。ピーチは毎夜私に給餌されているし一昨日は伸吉まで出て来た話をすると、M上さんは伸吉にはもう2週間くらい会っていないという。伸吉は大丈夫だと思う。

西公園から来た茶白猫はチャーリーだという噂だが、と言うとM上さんは以前からチャーリーのことはよく知っていて、チャーリーも戻ってきているが、くだんの茶白猫はチャーリーとは別猫だという。ふ〜ん、そうなんだ。ではその猫にも何か名前を付けてあげなくちゃね。

今日は3時半ごろ所用で笠間十字路にいた。暖かで穏やかな日だったので散歩がてら歩いて帰ることにした。

いたち川沿いを区役所裏へ出るとよく太った黒白猫が河原からの階段を上がっていくのが見える。火曜日にはキジオにそっくりなキジトラがひなたぼっこしていたし。黒白猫を見に行くとぽっちゃりして人懐こい。猫を見つめにっこりするとニャーゴ!と鳴く。陽もかげっているがこれから餌やりさんを待つのだろう。

いたち川支流沿いの細い道路をひたすら東へ歩く。途中の民家から赤いひも首輪をしたコロッとしたベージュ色の猫が出て来た。可愛い。その民家の縁側にはキジトラとミケ全部で3匹が寄り添っている。キジトラの1匹はもう1匹の首を咥えて乗っかろうとしている。どうやら遊んでいるようだ。下側の猫は大きくどっしりとしている。

Pハイツテニスコート横の駐車場に入る尻尾のきれいなキジトラが遠くから見えた。この場所であのスタイルのキジトラならきっとキジオだ。50分くらいかかって家に辿り着いたが途中会った猫たちはいずれも太っていてきれいだった。それだけでもホッとする。

*****

ピーチはプレイロット植え込みから伸びをしながら出てきてベンチのところに行く。水を替え、カリカリと缶詰1個を与えておく。

花子は1号棟中ほどの植え込みから出て来た。プレイロットのすぐ手前だ。自分からトットコ私を先導してプレイロットへ。水を替えカリカリと缶詰を与える。

山手へ行くと真っ先に階段を元気良く駆け下りてきたのはポオだった!良かった!すっかり元気になっている。昨日いなかったトニーとハイシローもいる。

庭園餌場へ行きカリカリを与える。タビーは出て来ないので、まず水を替える。みんな空腹だったようで懸命に食べている。ポオもカリカリを食べている。

キジーはいないがチャトが来ている。チャトにも飛び石餌場でカリカリを与える。するとハイシローが来て横取りする。

家猫が残した缶詰をちょっぴりラップに包んで持参した。ラップの包みを出していると、以前毎日ポオの為にラップ包みを持参していたのをポオがよく覚えていた。自分のだ!とすっ飛んでくる。ポオに与えているとタビーがのっそりと出て来た。タビーにはレトルトだ。

さあ、これからが忙しい。タビーのレトルトが他の猫たちに奪われないように慌てて缶詰を開ける。タビーがレトルトを半分くらい食べてしまったので去ってしまう前に残りを足してあげなくては。

飛び石餌場のチャトにも缶詰を少々分け与える。ゲンキは唸っているが昨日ほどではない。

アララ、タビーはレトルトを残して去ってしまった。トイレかなあ。捕まることを警戒しているポオを安心させるため餌容器を手にして近寄る。さっと捕まえてしっかり投薬する。ポオは激しく抵抗するが投薬が終ると何事もなかったようにまた食べている。

あ!アライグマのラックが来た!ゲンキがいじわるしようと駆け寄るのを阻止するとラックは飛び石餌場にやって来た。カリカリを足すと喜んで食べ始めた。ここは暗いが写真を撮ると胸の被毛のただれというか変色がはっきり分かるので写真を撮ることにする。

数枚撮っているとラックは食べるのを止めて水容器へまっしぐら。水を飲み始めた。それを撮ろうと近寄るとさっさと消えてしまった。結局あんまり食べも飲みもしていない。後で戻ってくるといいのだが。

タビーが戻って来たが餌場の一段下で寛いでいる。少しは食べたからまあいいか。ポオもいないのでハウスを見に行くとワカメが1号に入っていた。2号、4号をチェックしているとポオがやって来て1号に入ろうとしてワカメに追い出されている。ワカメはこないだポオの入っている1号に一緒に入ったくせに自分勝手な猫だ。
ポオはだからといって他のハウスに入ることなくどこかへ行ってしまった。

餌場に戻るとタビーの姿はなくキジーが来ていた。カリカリをまとめて3箇所に分けキジーも食べられるようにする。さてもう帰ろう。

プレイロット植え込みで待機していたピーチとベンチへ行く。大分残している。しばらく抱っこし、また食べさせる。


2006年01月26日(木) 9匹に給餌。トニー、ハイシロー欠席。チャト出席

プレイロットにピーチはいなかったがベンチ下に水を置いておく。容器は無くなっていた。

3号棟生垣からピーチの鳴き声が聞こえてきたが無視して山手へ。1号棟中ほどから花子が出て来た。今夜は空腹のようだ。中ほどのプレイロットに自分から上がる。カリカリと缶詰を与え、ベンチ下に水容器を置く。

山手では、ワカメ、コロン母子が道路脇まで迎えに出て来た。庭園内にはキジーが待っていた。餌場に行くとポオが出てきている。割と元気そうだ。

みんなにカリカリを与え、バッグ横でタビーにレトルトを与える。水を替えてから缶詰を開ける。するとゲンキがチャトを見つけたらしくものすごい唸り声を上げる。新聞紙トレイで食べていた猫たちは怯えて散り散りになる。

ポオはろくに食べないうちに通路に行ってしまう。キジーに与えた缶詰の残りを飛び石餌場に持っていき、チャトに与える。キジーはチャトが怖くてこの頃は飛び石餌場を使わない。

ポオを餌場に戻そうと近寄ると投薬の恐怖からかちょこちょこと逃げる。放っておくと餌場に戻って来た。捕まえて投薬しようとするとものすごく抵抗する。抱き上げた感じはそんなに軽くない。大丈夫だ。見た目にもスッキリとハンサムだし。

抵抗を抑え込みしっかりと投薬する。放しても一目散に逃げるというようなことはなく餌場でウロウロしている。レトルトをポオだけに与えようとしてもゲンキは追い払ったが茶々とコロンがしつこい。ポオは半分くらい食べて2匹に譲ってしまった。ポオも結構気が強いので本当に食べたければ怒って譲らないのだが。

食後は水を飲み、水場の奥に入ってじっとしている。元気そうなところを写真に撮っておいた。

本館にはいつまでも灯りが点いていたが、教職員らしき男女が坂道を降りて来たので挨拶しておく。

トニーとハイシローは出て来ない。M上さんからたっぷりもらったのかな?

ハウスを見に行くと1号にワカメが悠々と入っているだけでタビーはいない。

チャトが餌場のカリカリを食べている。私が行くと逃げてしまうので飛び石餌場にもカリカリを盛っておく。

さて帰ろう。荷物を持ち立ち上がったところへ本館の方から数人が坂道を下りて来た。その中のひとり、黒いコートを着た男性が「ご苦労さまです。」と声をかけてくれる。

通路を通り踊り場へ出て階段を下りて行くと先ほどの男性がひとりで正門から出て来た。さっきはてっきりK山さんかと思ったのだが別人だった。背格好は同じくらいだがK山さんより年上で目のぱっちりした人だった。全く知らない人だが言葉を交わして別れる。

1号棟のプレイロットへ行ってみるとカリカリが少し残っているだけで缶詰は全部食べている。

3号棟から出て来たピーチと5号棟のプレイロットへ行く。カリカリと缶詰半分を与えておいて帰宅する。


2006年01月25日(水) 9匹に給餌。花子、キジー欠席。伸吉にも給餌

プレイロットのベンチの下でピーチにカリカリと缶詰を与えようとしていると、ピーチが警戒の唸り声を上げる。見るとピーチの喧嘩友達「伸吉」が来ている。

観察しているとピーチはどうやら伸吉に負けているらしい。むざむざ餌を伸吉に横取りされている。伸吉は逃げるが元々人馴れしている。大分離れたところで伸吉用に缶詰とカリカリを一盛りするとすぐにやって来て食べ始めた。ピーチはベンチの下で食べている。もう大丈夫だろうとその場を離れる。

花子に呼び止められることなく山手へ行く。ハイシローとワカメの母子が迎えに走り出てくる。タビーもいる。ポオはいない。

餌場に行きみんなにカリカリを与えている間にバッグの横でタビーにレトルトを与える。他の皆には普通の缶詰を与える。

その間に水を替える。水はきれいだったから部員が取り替えてくれたのかも。ポオも昼間に餌をもらったのかなあ?それにしてもどんなに満腹でも私がくれば必ず出てきていたのに昨日、今日どうもおかしい。

ハウスを見に行くとポオは1号に入っていた。1号のベッドはまたタビーが屋根を踏んづけたのだろう。ぺちゃんこに変形している。手を突っ込んでみると十分に温まっているので屋根なしでもいいかと思いそのままにしておく。

タビーは昨日と同じくレトルトを1袋全部(80gr)食べて満足している。缶詰も足してみたがそれはもう食べなかった。そそくさとハウスに向う。

ポオに投薬しておこうとまたハウスに行ってみるとワカメが1号に入りたくてウロウロしている。嫌がるポオに投薬したが殆どこぼれてしまって失敗だった。ワカメが可哀相なので、ポオを一旦ベッドの外に出し、形を元通りにしてからポオを中に入れる。

ベッド内が広くなったのを見たワカメは「ちょっとごめんなさいよ」という仕草をして1号内のベッドに入りポオの後ろに回る。特別仲良しでもないのでポオの背中を舐めておべんちゃらをしている。なかなか面白いので写真を撮る。2匹で入っていれば大分暖かいだろう。

ハイシローが私の後を従いて回っているのでこちらも写真を撮っておく。多分ハイシローはもうこちらに戻って来たのだろう。

ポオのことが心配だが帰ることにする。帰りにも花子は出て来ない。飼い猫になれたと思いたい。

プレイロット脇の植え込みからピーチが出て来たがいつものようにベンチへ先導しない。よほど伸吉が怖いのか。行ってみるとベンチ下の餌は殆ど手付かずだ。私と一緒なので安心して食べ始めた。

伸吉に与えた餌は?と見るとカリカリを少々残している。ベンチの餌を食べには来なかったようだ。ピーチの方が遥かに身体が大きいのに見掛け倒しだ。


2006年01月24日(火) 9匹(含ハイシロー)に給餌。花子、キジー欠席。

昼間、区役所へ行った。途中三毛猫と黒猫のカップルに出会った。三毛猫の後ろを黒猫が従いて歩いていた。ひところのワカメとタビーもあのようだったと微笑ましく見送った。

帰りには区役所裏で日向ぼっこしているキジトラに会った。キジオにそっくりな顔をしていた。キジトラといっても我が家にいるアンディとはずいぶん違う。アンディは立派な虎顔をしているが小柄だし貫禄はない。

*****

今夜はプレイロット脇生垣からピーチが出てきてトットコ、ベンチのところへ行く。今日はずい分いい天気だったのでベンチの上の氷の塊はなくなっている。カリカリと缶詰半分を与え、水容器を洗って水を入れ替えておく。

山手へ行くと階段には猫の姿がなくコロンが出て来た。ワカメは山から駆け下りてくる。ポオもタビーもいないなあ。

庭園餌場に行き、カリカリを与える。タビーは出て来た。タビーが去ってしまう前にタビーにだけ、レトルトを与えておき慌てて他の缶詰を開ける。そこそこ食べるがみんな何となくガツガツしていない。

タビーも横取りされることなくレトルトを全部(80grくらい)食べた。よしよし。そこで久々にタビーを膝の上に乗せ投薬する。

ポオを見に行くとハウス2号に入って澄ましている。昨夜、私が無理やり投薬したのを怒っているのだと思い、これまた無理やりにベッドから出して餌場に連れて行く。盛んに抵抗していたが後ろから脇の下に手を入れて運べば引っ掻かれることもない。

不満で一杯になっているポオを餌の前に下ろし、食べるように勧める。少し食べてから水を飲み、水場の奥に入っていたがしばらくしてまたハウスに戻った。今夜は投薬しなかった。

ゲンキ、茶々、トニー、コロン、ハイシローが餌場付近に残っている。カリカリを片付けるが、少しづつ食べている。

ハウスを見に行くと1号にタビー、3号にワカメ、2号にポオが入っている。ゲンキはポオと一緒に入るだろうし今夜空いているのは4号だ。茶々は4号に入るべし。

コロンは帰る私をいつも途中まで見送ってくれる。花子は現れなかった。1号棟の餌やりさんに飼われるようになっているといいのだが・・・

5号棟のプレイロットからピーチが伸びをしながら出て来た。ベンチに行き抱っこする。目やにを取りしばし抱きしめる。カリカリを与えピーチが食べている間に帰宅する。


2006年01月23日(月) 10匹(含ハイシロー)に給餌。チャト出席。

雪が凍った道をソロリソロリと歩くがまだピーチは姿を現さないが、雪の残るベンチ下の水容器は無事だった。洗って水を入れておく。1号棟前を通っても今夜は花子は出て来ない。

山手へ行くとハイシロー、コロン、ポオなどがいる。まだまだ雪の残る庭園に入る。タビーが出てこない。キジーは来ている。

水容器の水は見事に凍っているが、手で押すと取れた。きれいな水と入れ替える。

新聞紙を敷きカリカリを与えておいてからハウスを見に行く。タビーは1号に入っていたがベッドの屋根が2重に折り畳まれていてその上にちょこなんと座っている。自分で踏んづけたのだとは思うがこれでは返って寒いのでは?

餌場に戻るとしばらくしてタビーがやって来た。そこで缶詰を開けているとタビーはフラフラと坂道の方へ行く。道路っぷちでひっくり返っているのでそこまで缶詰を持っていき敷石の上に置く。他の猫が来ないうちに餌場に戻る。

餌場で他の猫たちに缶詰を与え、タビーにはレトルトを持っていこうと思っているうちにタビーはいなくなってしまった。缶詰も殆ど手付かずだ。寒いのだからしっかり食べないと余計寒くなってしまう。

ハウスを見に行ったがタビーは戻っていない。1号内のベッドを元の形状に戻しておく。

ハイシローはこちらでも缶詰が出るようになっているので舞い戻って来る気になったかな。北門ではハイシローが姉のチコの餌を横取りするし、チコはハイシローを嫌っているので正門側に戻ってくるのがいいかもしれない。

ハイシローはトニーに唸られてコソコソしながらも私が撫でると以前のように盛んに甘える。

みんな食べ終わって一息ついていると飛び石の方を猫たちが気にする。見るとチャトが来ている。チャトにわざわざ缶詰を与えるのは止めた。キジーが残している缶詰味の付いたカリカリでも食べてなさい。

ハウスを見に行くと1号にワカメ、3号は空、2号に茶々!4号にポオが入っている。そうだ。タビーには投薬できなかったのでポオに投薬しよう。注射器を持ってきてベッド内のポオの口を押さえようとするが、両手を使うのでライトが当てられない。手探りしていると抵抗するポオにまた引っ掻かれた。が、何とか投薬できた。

餌場に戻るとチャトがキジーの残りを食べている。私を見てすぐに逃げてしまう。タビーもチャトもこの分では永久に撫でさせないだろうなあ。

食べていないタビーがハウスに戻っていないのが気になるが仕方がない。帰ろう。もしかしたら昼間に部員から何か貰ったかもしれないし。

1号棟前自販機のあたりで花子が出て来た。プレイロットへ行き、缶詰を開けているのに上がってこない。プレイロット前の通路で身体をクネクネしたりしている。この場所が気に入らないのだと思い、花子が行きたそうなところをウロウロしてみる。1号棟裏側の自転車置き場ではどうかと思ったがそもそも缶詰に寄ってこない。

仕方なく小学校沿いに7号棟方面へ向う。フェンスの下に缶詰を開けてみたが、見向きもせずフェンスの下へ滑り降りて小学校構内に消えてしまった。

???要するにお腹は全く空いていないということかな?いつもの匿名餌やりさんから既に給餌されたのかなあ。それなら喜ばしいのだが。いるとすればその人は1号棟中ほどの住民だと思う。

7号棟を回って帰ろうかと思ったがもしかしてピーチが3号棟生垣にいるとすっぽかすことになるので、戻る。果たしてピーチは3号棟生垣から出て来た。3日ぶりだ。一緒に5号棟のプレイロットへ向う。

途中、ピーチは草地でおしっこをする。ずい分長時間しゃがんでいるのでおしっこが出難いのではないかと心配になり、覗いてみるとしっかりたくさんのおしっこが出ている。血尿でもなく出難いわけでもない。し終わるといつものようにくぐもった声で「ウワーン、ウワーン」と鳴く。ああ、スッキリした!とでも言っているらしい。

プレイロットのベンチのところに行く。カリカリと缶詰半分を与えて帰る。今夜はタビーのことが心配でなかなか餌場を離れ難く、帰宅途中でも花子とフラフラしていたので家を出てから1時間半も経っている。


2006年01月22日(日) 9匹に給餌。トニー、ピーチ欠席。ハイシロー出席!

丸一日が経ったがまだまだ雪が残っている。凍っているので歩くとべリバリと音がする。ピーチは出て来ないがプレイロットへ行くとベンチの上にまだ雪が乗っかっているが床には雪はない。一応水容器に水を満たしておく。

ピーチは多分3歳くらいの若猫なので雪は初体験なのだろう。ビックリしたのか全く出て来ない。然しどこにいるのだろうか?

1号棟前を通っていると昨日は出てこなかった花子がニャーニャー鳴きながら足元に現れた。少し戻って1号棟中ほどのプレイロットに行く。ここは外から見えずこぢんまりしていてなかなかいい。ここもベンチの上にはまだ雪が残っている。

カリカリを与え缶詰を開ける。缶を振ってポロっと中身を出そうとすると花子が顔を出すので缶で花子の頭を殴りつける格好になった。ごめん、ごめん。横着せずにスプーンを出せばいいのだった。

山手へ行くとまだまだ寒いのにもう階段でポオやコロンが待機している。おや!ハイシローがいる!雪で北門では餌にありつけなかったのかな?通路にはまだ雪が残っている。坂道からベージュと白のツートンの古いセダンがゆっくりと降りて来た。あまり見かけない車だ。

庭園餌場には座れない。やっぱり雨天餌場へ行こう。タビーもキジーも合流しゾロゾロと雨天餌場へ向う。本館にはまだ煌々と灯りが点いている。センター試験のせいだろう。

雨天餌場にいるとさっきのツートンのセダンがまたゆっくりと通過して行った。

猫たちが食べていると男性が現れてわざとらしく「あ!びっくりした!」と言う。昨日は帽子をかぶっていたので分からなかったが今日は帽子がなく、特徴あるそのヘアスタイルを見て、H川課長であることが分かった。私が「こんばんは!」と言っても返事もせずボイラー室に向う。

勿論猫たちはH川氏が来たのでまた蜘蛛の子を散らすように逃げ惑う。特にワカメとタビーは一目散に消えてしまった。

大分経ってみんな戻ってきたがワカメは戻ってこない。ハイシローはガツガツ食べる。ポオはすっかり元気になっているので消炎剤はタビーに与えようかと思ったが、タビーの戻りが待ちきれなくてポオに投薬してしまった。

これからポオとタビー、1日交替で投薬しようかと思っている。毎日だととても警戒されてしまうし、特にタビーには薬よりもフードを食べさせたい。

戻って来たタビーは缶詰を少々食べてまたケッケッと咽んでいる。しかも息子のハイシローに缶詰も横取りされている。

タビーを呼びレトルトを横取りされないように与える。大分食べた。良かった!タビーとポオだけが水を飲む。

階段下のスペースにキジーが残したカリカリをタビーが食べたそうにしている。そこで缶詰を与えると結構食べた。タビーにはとにかく出来るだけたくさん食べてもらいたい。

トニーは来なかったしワカメは戻ってこないが引き上げることにする。

途中花子に呼び止められることもなく、ピーチも出て来ない。


2006年01月21日(土) 6匹に給餌。大雪のためコロン、花子、ピーチ、キジー欠席。

未明から降り始めた雪は予報通り一日中降り続けた。車の屋根には優に20センチ以上積もっている。傘を差しヨチヨチした足取りで山手へ向う。転倒して骨折でもしたら大変だ。時々ツルッと滑りそうになる。安物の防寒ブーツの右足先から水が入ってくる。

さすがにピーチはどこにもいなかった。花子も出て来ない。「山手猫階段」を見上げると猫は1匹も見えない。そこで正門から入ろうかと思ったが、いつものルートを行かないと猫たちから私が見えないといけない。

いつもまたぐバーの上にも雪が積もっている。傘の先で払って庭園内に入る。雪を踏みしめて通路を歩く。茶々が庭園内の植え込みの下にいた!

坂道へ出てヨロヨロと雨天餌場へ向う。中へ入るとワカメが走り込んでくる。ゲンキ、茶々、トニーがやって来た。ポオも元気に駆けつけてくる。ボイラー室の中から音がしている。

雪は中までは降り込んでおらず上がり口が少々濡れている程度だ。新聞紙を広げカリカリを与える。缶詰を開けようとしていると防寒具で身を固めた男性がやって来て「あ!びっくりした!」と驚いている。こんばんは!と挨拶を交わすが、その男性はボイラー室を開けて入って行った。

猫たちは驚いて逃げてしまう。

男性はボイラー室から出てきて私にいつからここにいるのかと訊くので、たった今来たばかりだと答える。センター試験がついさっき終ったばかりなので(エーッ!雪のせいで延びていたのか?!)門には横浜国大生が立っていたはずだが、と言う。誰もいなかったと思うが・・・

男性が行ってしまいしばらくして猫たちが戻って来た。が、ワカメはなかなか戻ってこない。缶詰3個を開け4匹に与える。ポオはとっても元気そうだ。ひどい目やにも出ていない。

雨天餌場の前をこちらには全然気づかず数人の男女が降りて行く。

適当なところでポオを捕まえ膝の上に乗せ投薬する。長く伸びた爪を出し抵抗する。今日は一層抵抗が激しく遂に右手の甲を引っ掻かれてしまった。それでも全量、口の中に入ったからいい。引っかかれた上投薬に失敗したんじゃ目も当てられない。

ポオはまた食べたり外へ出てみたりしている。また捕まえて目やにを無理やり取る。これですっかりハンサムに戻った。

おや!背中に雪をかぶったワカメが走り込んで来た。本館前庭園あたりで様子を窺っていたのかもしれない。

ワカメが食べているといつの間にかキジトラ猫が来ている。キジーかと思ったらタビーだった。また缶詰を開けてタビーに食べさせるがケッケッと苦しそうにする。そこでレトルトを開けタビーに食べさせる。半分くらいは食べた。

ワカメはたっぷり食べてまたいなくなった。タビーは水を飲んだり寛いだりしていたがいなくなった。2匹ともハウスに行ったのだろう。

さて、帰ろう。下りこそ要注意だ。正門から出て行く。花子もピーチもいなかった。コロンもいないがみんな丸々太っているので今日1日くらい食べなくても大丈夫だ。

明日は晴れるそうだが雪は長い間残るだろう。凍って滑りやすくなるので一段と気をつけないと。


2006年01月20日(金) 10匹全員に給餌。

ちょっと早めに出る。プレイロット脇の植え込みにピーチはいなかった。ベンチのところに行くと水容器はなくなっている。新しい容器に水を入れておく。

ピーチは3号棟生垣から鳴いているが無視して先を急ぐ。が、真後ろから声が聞こえてくるので振り向くといつの間にか道路を渡って小学校側にいる。少し追ってきたがトイレのようだ。ピーチ特有のくぐもった鳴き声を背にそのまま歩み去る。

1号棟前に差し掛かると花子が走ってくる。また1号棟端っこのプレイロットのベンチの陰で缶詰とカリカリを与える。

「山手猫階段」に行くとコロンとワカメが出て来た。階段上のフェンスの上で待機していたトニーも走り降りてくる。

昨日もそうだが、ここでみんなが私の到着を今か今かと待ちわびていない時は既に給餌されているのだ。昨日、今日はポオのこともあるので午後、部員たちからカリカリをもらっているはずだ。ポオ、タビー、ゲンキは飛び出して来ない。ハウスかな?

餌場に行くとハウス4号からゲンキが出てくるのが見えた。ポオと一緒に入っていたのだろう。新聞紙を広げているとようやくタビーとポオが現れた。

カリカリを出すとポオはみんなと一緒にしっかり食べる。タビーは缶詰を待っている。缶詰は4個開ける。みんなしっかり食べる。

水を替えてからもみんなよく食べている。特にタビーに食べさせたいのでもう1缶開け、半分だけタビーの前に置こうとすると横から3匹くらいが顔を突っ込む。タビーも何とか食べている。ポオはカリカリも食べるのでまあ大丈夫だろう。

食べ終えたポオを捕まえようと思っただけでポオは身構えるが何とか捕まえて膝の上に乗せる。食べられるようになり元気を取り戻したポオは力一杯抵抗する。長い爪で引っ掻かれないように注意しながら口の中に薬液を注入。段々警戒心が強くなるので投薬がどんどん難しくなってくる。

さっきの缶詰は殆ど他の猫たちに取られてしまったが、タビーはまだ食べたそうにしている。レトルトを開けて、これはタビーだけが食べられるようにタビーの前を手で囲う。他の猫たちは私の意図がよく分かったようで無理やりに手のバリケードを強行突破はしない。尤も、それまでに十分に缶詰を食べてはいるのだが。

私に投薬されて、水場で不満そうにしているポオを呼びレトルトを与えようとしたが、もう食べない。そこでこれはトニーに与える。今夜はポオもタビーもよく水を飲んだ。

また昨日のように「猫庭園」で寛いでいるポオの目やにを取りたいなあと考えているとそれが伝わったらしくポオはそそくさとハウスの前に行く。大木で爪とぎをして4号に入った。

部のシンパ職員がカイロをたくさん差し入れてくれたとのことでハウスには1個づつカイロが入れられたという。明日は雪が降るとの予報でグッドタイミングだ。T橋さん、ありがとう!

いつの間にかワカメもタビーもいなくなっている。ハウスに入ったのだろう。それにコロンの姿がない。さっき確かに新聞紙トレイで食べていたと思ったのに。

ハウスを見に行くと3号にはワカメ、1号の猫ベッドの屋根をまた踏み潰してタビーがその上に乗っかっている。ハウスの中が半分の広さになってしまうがその方が心地いいのかなあ。ちなみに我が家の猫ベッドも小さいのは4個全部踏み潰されている。

2号が空いているのだからゲンキは無理やり小さいハウス4号のベッドにポオと一緒に入らなくてもいいのに、と思うがポオと一緒の方がいいのだろう。

さて帰ろうとしているとキジーがやって来た。遅いよ。もう缶詰はないよ。そう言い聞かせると餌場のカリカリを食べ始めた。が、私の手が届かない距離を保つように動く。まるで不審者から距離を取るように教わる小学生のようだ。

1号棟前、自販機のあたりで花子が1号棟側から渡って来た。そこで1号棟中ほどのプレイロットのベンチへ行き、その下にカリカリを置くと食べ始めた。明日は雪だというからしっかりお食べ。

ピーチはいつものプレイロットの植え込みにいた。私の姿を見てトットとベンチへ向う。水だけ飲んだ形跡がある。カリカリと缶詰半個分を与え帰宅する。


2006年01月19日(木) 10匹全員に給餌。チャトも現れる

今夜はすっかり遅くなってしまった。ピーチはプレイロット脇の植え込みから出て来た。ベンチのところへ行くと水容器は無くなっている。新しい容器も持ってきたし、300ml入りのペットも新たに持参。カリカリと缶詰を与えておいて山手へ。

1号棟前にさしかかると山から花子が駆け下りてきた。そこで1号棟端っこのプレイロット、ベンチの陰でカリカリと缶詰を与える。

「山手猫階段」に行くと何と、昨日あんなに弱って見えたポオが軽快に階段を駆け下りてくるではないか!規定量の半分の薬でも劇的に効いたんだ!すっかり嬉しくなりウキウキと庭園餌場へ向う。キジーも来ている。

餌場でキジーとポオがにらみ合っているので慌てて引き離す。

新聞紙を敷きカリカリを与えるとタビーは食べないがポオは元気に他の猫と混じって食べている。

缶詰を開けるとタビーも食べ始める。少し食べたところでタビーはまたケッケッとやっているので、餌バッグの陰でレトルトの魚肉をつぶした離乳食様のものを食べさせる。半分くらい食べて満足したようだ。走り去る。

このところタビーの食べっぷりばかり気にしていて、ポオのことがおろそかになっていた。1週間くらい前から目やにがひどいなあと思いつつも、花子にも食べさせなきゃ、とかいろいろと気配りすべきことが多くて。ポオちゃん、ごめんよ。

缶詰を食べていたポオをバッグの陰に連れて行き離乳食レトルトの残りを食べさせる。食べ終わったところで膝の上に乗せ、嫌がるポオにしっかり投薬する。これで明日はもっと回復していることだろう。(期待)。

猫たちが飛び石餌場の方を気にするので見に行くとチャトが来ている。チャトは缶詰しか食べないようだが、もうない。キジーが残している缶詰風味の付いたカリカリはあるのだからそれで我慢しなさい。

新聞紙トレイの回りでウロウロしているポオをまた捕まえて目やにをしっかりと拭く。右目の膿様の目やにはもう出なくなっているようだがまだまだ汚い。抱っこするとタビーと同じくらい軽い。4kg強といったところか。少し前にはズッシリと重くなっていたのに。

もうハウスにばかり入っているのに飽きたのか、餌場脇のブロックの上に座っているので写真を撮っておくことにする。こちらを向かせようと呼びかけると何故か猫たちはみなそっぽを向く。呼びかけながら何枚も撮っているとうるさくなったのか、ハウス4号に入ってしまった。追いかけて行き、また写真を撮る。

さっきタビーがハウス1号に入って行くのが餌場から見えたが、やけに見晴らしがいいと思っていたら、入り口のビニールカーテンが上がったままになっていた。これでは寒いだろう。気付いてよかった!それに今夜はベッドを踏んづけていない。隣の3号にはワカメが入っている。

チャトはまだ待機しているようだが、餌場を片付けて帰る。いつもコロンが見送りに来る。

1号棟前を通っていると花子が出て来た。駐車場の車の下でカリカリを与えておく。

プレイロットからはピーチが出て来たのでまたベンチのところに行く。あの缶詰は気に入らなかったのか半分以上残している。抱っこして目やにを取る。M上さんが言っていたが、なるほどピーチはこちらを向いて赤ちゃんのような対面だっこをせがむ。10kg近くあるに違いないピーチは膝の上に乗り切らない。

しばらく抱いていて床に下ろしカリカリを与えて立ち去る。


2006年01月18日(水) 9匹に給餌。キジー欠席

山手に向っているとピーチが3号棟生垣から鳴き声を上げている。無視して先を急いでいるとピーチの鳴き声はいつまでも響く。出てきても危なっかしく道路を何回も往復した挙句、山手までは従いてこないのだ。帰りまで待っていなさい。

山手に行くと花子とポオの姿が見えない。キジーも欠席か。
庭園餌場で新聞紙を広げカリカリを与える。バッグの陰でタッパーを開け、タビーにレトルトを食べさせる。その間に水を入れ替える。

ポオはきっとハウスに入ったままなのだろう。後で見に行こう。

タビーはレトルトを半分くらい残してじっとしている。タビーがレトルトを全部食べれば他の猫に缶詰を開けることはないと思っていたが、これでは足りない。タビーが食べるように缶詰を開ける。まず3個。タビーはそこそこ食べてまた通路を走り去る。

ハウスを見に行くとポオは3号に入ったままだ。もしかしたら昨夜からこのままなのかも。グッタリしているという感じではないが餌の時間に出て来ないのは初めてだ。

タビーが残したレトルト入りのタッパーをベッドの中に入れるとピチャピチャとソースだけを舐め取ろうとする。魚肉は全く食べない。右目から涙がツーッと流れ落ちる。固形のものは口に入らなくなっているようだ。明日はスープ状のものを工夫してみよう。

目やにを拭き、消炎剤をスポイトで口の中に投入する。口を開けているので薬は半分ほどこぼれてしまったが何とか効いてほしい。このまま食べられないようだと明後日、病院に連れていこう。

いつの間にかワカメがやって来てハウス1号の前に座っている。1号内のベッドを元の形状に戻し、整えておく。

餌場に戻ると花子がやって来た。缶詰を開けると他の猫たちが戻って来た。そこでもう1缶開けみんなに分ける。おや、キジーも来たよ!と思ったらキジーではなくタビーだった。そこで残りのレトルトを与えると食べた。

花子は後ろでゲンキがカリカリを食べるパリポリという音が耳障りだったのか走り去る。餌場を片付けてもう一度ハウスを見に行く。

1号にはワカメが入っていた。隣の3号のポオは目を閉じてじっとしている。2号は空で4号にはタビー。今夜は冷えるから暖シートが役に立つと思うよ。

餌場に戻り立ち去ろうとすると花子が戻って来た。カリカリを食べ始める。するとコロンが来て邪魔をしようとする。茶々もやって来た。他の猫が花子に触らないように防御する。猫たちはこのことをよく理解しているようだ。花子は悠然と食事し、他の猫たちはしゃがんでいる私の回りに座っている。

さて帰ろう。ピーチはさっきと同じ3号棟生垣から鳴き声を上げ、出て来た。プレイロットへ行き、カリカリと缶詰を与える。水入れを一回り大きなものに取り替える。ピーチがここで水を飲んでいることが分かったのでちゃんと飲み水を確保してあげよう。清掃の人に水容器が捨てられてしまうかと思ったが全くそんなことはない。


2006年01月17日(火) 9匹に給餌。キジー欠席

夕方、パピヨンを散歩させているM上さんに会った。最近ピーチがM上さんの餌を殆ど食べず甘えてばかりだったが、今朝は姿を現さなかったので心配して我が家に電話したという。ピーチは毎夜私からたっぷりと給餌されているから大丈夫だと言っておく。

北門外のラーバンの給水小屋のところでM上さんはかりんとハイシローに給餌していたが、西公園に突然現れた茶白猫がそこへ来ているそうだ。その猫とチコが仲良しだという。チコはハイシローやかりんとは相性が悪い。

スカイライン北側では相変わらずタニーとベージュ猫に給餌。アニーも来るそうだ。アニーは元気そうでよかった。

*****

夜、家を出てプレイロットに近付くと植え込み内で待機しているピーチが鳴きながら出てくる。ベンチの下でカリカリだけを与えると缶詰もくれろと催促する。缶詰を開けて与える。

1号棟前を通っていると花子が1号棟側から出て来た。そこで東端のプレイロットのベンチの陰で缶詰1個とカリカリを与えておく。

そのまま山側の狭い歩道を歩いているとワカメとコロンが迎えに出てきている。この歩道は狭くて車とスレスレだから猫たちには危ない。早く山手に行こう。

タビーやポオも階段で待っていた。キジーはいないようだ。タビーにもあまり待たせずにたべさせられるよう今夜はレトルトを2個分、タッパーに入れて用意してきた。

新聞紙を敷きカリカリを与える。バッグの後ろにこっそりタッパーを置き、タビーだけに食べさせる。水を替え缶詰を開ける。今夜はみんなガツガツしている。レトルト1個分くらい食べたところでタビーは満足したのか走り去る。そこで続きをポオに食べさせることに。

餌場では他の5匹に対して缶詰4個を開ける。みんなカリカリもよく食べている。最後まで食べているのはゲンキ、コロン、トニーだ。

ハウスを見に行くと1号内のベッドの屋根を踏みつぶしてその上にタビーが乗っかっている。隣の3号にはポオが入っている。ポオの目やにがあんまりひどいので手を突っ込み、ティッシュで拭き取る。

ワカメは1号も3号も覗いてみるが塞がっているので途方にくれている。2号と4号が空いているのだからそちらに行けばいいようなものだが、どうやらこだわりがあるらしい。しまいには1号前のブロックと木に激しく身体を擦り付けて不満を表している。

そのうちに我慢しきれなくなったのか、1号のビニールカーテンをくぐり中の様子を窺う。そしてタビーの後ろ側に入った。ビニールカーテンを上げると2匹が逃げ出してしまうかもしれないのでカーテンのこちら側から写真を撮った。なかなか可愛い。

他の猫たちの写真も撮ろうとして見渡すと坂道にいたトニーは雨天餌場に行き、階段下の狭いスペースの奥で座っている。

ゲンキと茶々は「猫庭園」内。コロンは餌場近くの道路側庭園にいた。彼女はストロボの光が嫌いなので1枚しか撮れなかった。

さて帰ろう。プレイロットにさしかかるとベンチの下にピーチがいるようだ。そのままそーっと通過しようかと思ったがピーチが私に気付かないのもおかしいと思い近寄ってみる。水を飲んでいたようだ。

抱っこして目やにを取ろうとすると今夜は嫌がる。しばらく抱っこしていたが降ろすと不満げだ。立ち去ろうとすると数歩は従いてきたがすぐに諦めた。


2006年01月16日(月) 10匹全員に給餌。チャトも現れる

プレイロットにさしかかるとその先の植え込みから鳴き声がしてピーチが出て来た。プレイロット奥のベンチへ行き、カリカリと缶詰を与える。水容器も取り替える。

山手側へ道路を渡ると山の石垣の端っこにコロンがいた。階段の一番下の石垣の上にはタビーがちょこんと乗っかっている。キジーも門扉から走り出て来た。

みんなで餌場に行くとポオがハウスから出てきて参加する。カリカリを与えるとポオも一緒に食べていたようだ。

バッグの陰で花子に、そのまた遥か後方でキジーに給餌。まず水を替えておいてから缶詰を開ける。レトルトを先に開けると他の猫に取られてしまうので缶詰が先だ。ポオもタビーも食べていたようだが、他の猫が我勝ちにと奪い合いをするし、花子とキジーにも与えなくてはいけないので気になりながらもポオとタビーだけを構っているわけにはいかない。

しかも久々にチャトがのっしのっしと通路をこちらに向って歩いてくる。ゲンキが盛んに唸り声を上げて威嚇する。ゲンキの声を聞いて他の猫たちもソワソワし始める。

騒がしいからかタビーは昨日と打って変わって缶詰をあんまり食べようとしない。レトルトの用意をしている間に走り去ってしまった。ポオもあんまり食べずにどこかへ行ってしまう。

チャトは缶詰をもらいに来たようだがカリカリを飛び石餌場に持って行くとそれを見たゲンキは一際大きな声を上げる。本館2階には灯りが点いていたがゲンキの大声が夜空に響き渡りきっとあそこまで届いただろう。

ゲンキの唸り声に対してチャトは普段の声で返事をしている。他の猫たちは散ってしまった。チャトはゲンキの剣幕に押されたのか、それとも缶詰をくれないからか、姿が見えなくなった。

ポオが「猫庭園」内を戻ってきて大木で爪とぎをし、ハウス1号を覗きに行った。が、先客がいたらしく4号に入った。見に行くと1号には、中のベッドの屋根を踏み潰してその上にタビーが座っている。隣の3号にはワカメ。

タビーは全然食べていないので餌場に戻りトレイにレトルトを入れてタビーのところに戻る。鼻先にトレイを持っていってもやはりハウスからは出てこようとしない。仕方なく私が頭を突っ込み、タビーの鼻先にトレイを差し出すと食べ始めた。全く召使状態だ。

半分くらい食べてもういいと言うので、残りを持って今度はポオのハウスに行く。同じように頭を突っ込みトレイを捧げ持って「おポオ様」に食べていただく。ポオは固形物は食べず、汁を舐めているのみ。ひどい目やにも昨日と同じ。だが、昨日も今日も庭園内を軽やかに走り回っていた。もう少し様子をみよう。

レトルトのツナがおいしそうな匂いを放っていたのだろう。ゲンキとトニーが回りをウロウロしている。

餌場に戻り僅かに残ったレトルトツナをゲンキに与える。カリカリをひとまとめにし、餌場を立ち去ろうとすると通路に花子が現れた。花子はさっき「猫庭園」奥の「ワカメの木」の根方にいた。

花子と一緒に餌場に戻り、花子がカリカリを食べるのを見守っているとコロンとゲンキが邪魔をしに来た。すぐに花子は逃げ去る。

コロンの太り具合は母親のワカメ以上だ。コロンがこんなに太ったのは初めてだ。オーデコロンならぬオーデブコロンだ。そして花子をいじめる。

踊り場に花子がいるのが見える。カリカリを与えたがコロンが来たのを見て花子は逃げる。そこへ通りかかったおじさんが花子を見て「チョチョチョ!」と声を掛けている。

花子には工房側の石垣の上でカリカリを与えた。今日はとてもよく食べていたがまだ足りないのかなあ。

ピーチが3号棟生垣で待っていた。一緒にプレイロットのベンチへ行く。餌が大分残っている。水は飲んだ形跡がある。よしよし。

久々に抱っこして目やにを取る。


2006年01月15日(日) 10匹全員に給餌。

昨夕は所用で出かけたので雨の中の給餌をJ先生にお願いした。J先生が雨天餌場へ行ってみると4匹がしっかり待っていたとのこと。タビーやポオは出てこなかったがハウスにいた模様。

*****

今夜のTBS報道特集を見てまたまたガックリ。全国で動物虐待が明らかに増えているという。やらせではないとは思うが虐待している本人が二人取材されていた。

ひとりは61歳の男でエアガンなどで動物愛護法に抵触しない鳥や蛇などを多数撃ち殺して「スカッと」しているのだそうだ。殺された鳥や蛇の霊が是非とりついてそいつを苦しめて欲しい。

もうひとりは40歳の元公務員で職場でイジメに遭った腹いせに近くの公園の猫を20匹以上虐殺して逮捕され、職場も解雇されたという。逮捕されたが執行猶予がついているから事実上お咎めなしだ。再犯すれば実刑になるとは思うが。こちらも猫の霊がこいつを苦しめてもらいたい。

ずーっと以前から専門家が危惧するのが、こうした動物虐待はエスカレートし必ず子供など人間に攻撃が向う点だ。そうしたことは指摘され続けているが今に至るまで何の対策も取られていない。

大阪能勢町にある動物愛護NPO「アーク」には全国から虐待を目撃したというような相談電話が毎日何十件も寄せられる。アークは多数の被虐待動物を保護しているが焼け石に水だ。人間が近寄っただけで震えが止まらない犬も映し出されていた。野犬などは殆どいないからみなブランド犬だ。

千葉のあるゴミ集積場には虐待によると思われる何匹もの骨折した犬が捨てられていたという。その中の1匹は外傷がなく脊椎がひどく折れ曲がり下半身不随だ。保護されて獣医に連れて来られ、縁あって大阪の「アーク」に空輸された。自力で排尿することもできず1日3回人の手で排尿させる。モナミと名付けられたその犬は車椅子を着けてもらって健気に散歩していた。

そんなモナミにも里親さんがついた。今度は福岡へ空輸だ。里親さんはモナミのリハビリに励み、少しの間、立っていられるまでになった。

モナミは幸せになれたが、これは虐待、遺棄される犬猫たちの0,001%(預貯金金利なみ、つまり殆どゼロ)くらいではないか。
全国津々浦々にある処分場のひとつを映していたが、そこでは、虐待や遺棄された犬たちが毎日80匹処分されるという。

空前のペットブームというが、飼い主は自分のペットを飾ることばかり考えていないで少しはこうした悲惨な現実に目を向けてほしいものだ。何もできないということはない。ペットに着せるブランド衣装をひとつ我慢して「アーク」などに寄付するだけでもいい。

*****

さて今夜は少し早めに出る。また雨が降りそうだ。
ピーチがプレイロット脇の植え込みから出て来た。昨日は雨降りなのに待ちぼうけをくわせたね。先にプレイロットへ行き、缶詰とカリカリを与え、水も替える。何故か泥だらけになっている。

山手に行くと階段には1匹も見えなかったがそーっと上がって行くと猫たちが現れた。花子も脇の山から駆け下りてくる。

餌場に行くとポオもハウスから出て来たのだろう。姿を見せた。キジーも待っていた。カリカリを与え、まず水を替える。それから缶詰を開ける。花子やキジーにも与えておいてからタビー用にレトルトを開ける。

缶詰を食べているタビーをこっそりレトルトを入れたトレイの前に置く。タビーはむしゃむしゃ食べ始めた。

が、ポオがいない。どうしたのだろうと思っていると「猫庭園」の奥を猫たちが凝視する。視線の先にポオがいてそのままハウス2号に入ったようだ。どうしたのだろう?あんなによく食べていたのに。

タビーの食べっぷりがいいのでもうひとつレトルトを開けている間にタビーは行ってしまった。そこでレトルトの入ったトレイを持ってハウス2号へ行く。ポオは汚い目やにを流していてじっと座っている。鼻先にトレイを持っていくと食べ始めた。引っ込めると出てきてまでは食べようとはしない。仕方なくベッドの中にトレイを入れる。ベッド内が汚れることよりもポオに食べてもらいたい。一応その80grくらいは食べたが変だなあ。出てきて餌場で食べないなんて。さっきは餌場に来たのに。

タビーはどこへ行ったかと思ったらハウス3号に入っていた。隣の1号にはワカメが入っている。今日は暖かいからハウスを替えたのかな。

餌場を片付けて帰る。ピーチはまたプレイロット脇の植え込みから出てきてプレイロットへ行こうとする。が、雨がまたパラパラと降り出したのでピーチの後を追わなかった。ピーチは私が従いてこないのに気付いて不満そうに振り向くがバイバイ。雨でないときに抱いてあげるからね。


2006年01月13日(金) 9匹に給餌。キジー欠席

雨が降り出すといけないので少しだけ早めに出る。プレイロットの植え込みからピーチの鳴き声がするがどうせ帰りに給餌するのだから全く無視して先を急ぐ。後ろの方でフニャフニャと情けない鳴き声がしているが振り向かない。今夜は何故か空が明るい。

山手に近づくと花子が山から降りてきて車の直前を横断、こちらに突進してくる。危ないったらありゃしない。

1号棟前駐車場へ戻り車の下で缶詰1個を与えて山手へ行く。階段にはポオとコロンがいたが他の猫たちはゆっくりだ。

餌場に行くとハウスに入っていたらしいワカメとタビーが出て来た。カリカリを与え、まずタビーにレトルトを与える。すると両脇から猫たちが横取りしにくる。慌てて普通の缶詰を開け他の猫たちに与える。

タビーはレトルトをよく食べている。もう1袋開けて与える。結局80grは食べただろうか。レトルトは少し値が張るがタビー用に毎日奮発しよう。

水容器のひとつには水でふやかしたカリカリが入っていた。容器の底に貼っておいた「山手ネコロジー」シールがはがれて落ちている。水を入れる容器だから早晩はがれるとは思ったが一応貼っておいたのだった。

今日は部活があったらしくタビーが食べられるようにと、カリカリをふやかして与えたのだろう。あんまり食べなかったのかな?

もうひとつの容器の水も殆どなくなっている。アララ、持参のペットボトルは空だ。水を詰めるのを忘れていた。

ふやかしたカリカリは飛び石餌場に空け、その水容器とペットボトルを持って本館玄関横へ行く。外のホースから水をもらおうと思ったらホースの先はシャワーヘッドになっていた。容器を洗っていると音を聞きつけて教員のS山さんが出て来た。私だと分かりナットク。シャワーヘッドから何とかペットボトルに水を入れ餌場に戻るとゲンキとポオしかいない。

花子がやって来て飛び石餌場のふやかしカリカリを食べ始めた。結構長時間食べていた。1号棟前駐車場の缶詰はどうしたのだろう?チャトあたりが現れて横取りされてしまったのかな。花子が去った後見に行くと少ししか残っていない。

そこへトニーが本館の方から遅れてやって来た。トニーのために缶詰を開けると茶々、ゲンキ、コロンがやって来て一緒に食べる。肝心のトニーはその缶詰が気に入らないらしくあんまり食べずにカリカリを食べている。

ハウスを見に行くと、1号にワカメ、3号にポオ、2号は空で4号にタビーが入っている。

餌場を片付け一箇所に集めたカリカリと缶詰をトニーが食べている。さて帰ろう。

1号棟前駐車場の車の下を見に行く。缶詰は無くなっている。花子が全部食べたのならいいが。

ピーチはまた3号棟生垣で待っていた。プレイロットへ行き缶詰を与えるが気に入らないのか飛びつかずニャーニャー鳴いている。カリカリを振り掛けるとようやく食べ始めた。水容器を洗い水を取り替える。


2006年01月12日(木) 10匹全員集合。5日ぶりにキジー現れる

今夜は出発が遅くなった。プレイロット植え込みからノビをしながらピーチが出て来たが、どうせ途中までしか従いて来ないのだからここで私の帰りを待っていればよろしい、とばかりに無視してさっさと行ってしまう。すると小学校の前あたりから大声で鳴く声が聞こえてきた。立ち止って振り向いてみたが声だけでピーチの姿は見えない。とにかく先を急ごう。

山手に行くと踊り場にポオの姿しか見えなかったがすぐにみんなが集まる。キジトラが駆け寄ってくるのでタビーかと思ったら左側からもう少しスマートなキジトラが出てきて、こちらがタビー、あれはキジーだと分かる。キジーは5日ぶりだ。

花子も山から駆け下りてくるがコロンが早速いじわるをしている。餌場に行くとチャトは来ていないのにキジーはもう飛び石餌場はイヤなようで私の背後の敷石と庭園餌場の間をウロウロする。他の猫たちはキジーと一緒のテーブルはイヤなので明らかに迷惑そうだ。花子も近くをキジーにウロウロされると落ち着いて食べられない。

みんなにカリカリを与えておいて水を替える。タビーはおとなしく缶詰を待っている。が、タビーは好みの缶詰を開けても少ししか食べずに走り去る。キジーにも丸々1缶与え、花子にも与えておいたのにいつの間にかゲンキに横取りされている。

花子を探すと「猫庭園池」の橋のところに佇んでいる。他の猫たちに十分に与えておいて花子のところに行く。踊り場に出てそこで花子に缶詰を与え、他の猫が来る前に餌場に戻る。

いつものようにみんなよく食べる。今夜は暖かいからかポオは「猫庭園」内の餌場寄りの場所に座って寛いでいる。一段落ついたところでハウスを見に行くとワカメは1号に入っていた。タビーはハウスに入っていない。猫たちは暖シートを丸めてしまっているので2号、4号内の暖シートを伸ばしておく。ポオが来てハウス2号に入った。

タビーはどこに行ったのかと思いつつ餌場に戻るとまたタビーがカリカリに口を付けている。カリカリを食べられるのならそれにこしたことはないので観察していると、やっぱり食べられないようだ。

そこでまた缶詰を開け、少しだけ出してタビーに与える。缶を開ける音を聞きつけてゲンキ、トニー、コロン、茶々が集まってきた。いかにもタビーにだけ、という素振りをするとみんなそれをよく理解しておとなしい。

タビーは少し食べてハウス4号に入った。それを確認して餌場を片付ける。踊り場の缶詰はすっかり無くなっている。ちゃんと花子の口に入ったらしく帰る途中で山から花子に呼び止められることもなかった。

ピーチは3号棟生垣で私の帰りを待っていた。プレイロットで缶詰を与え、水を替えて帰宅する。


2006年01月11日(水) 9匹に給餌。キジー欠席

ピーチは今夜もプレイロット脇植え込みから出てきて鳴きながらしばらく従いて歩く。そして3号棟側へ渡り、ゴミ置き場に不当に早く出されたゴミ袋の匂いを嗅いでいる。このゴミ置き場はいつもマナーが悪い。そこからピーチは多分引き返すだろう。

山手へ向っていると山から花子が降りて来た。そして1号棟前駐車場に行こうとするので少し戻って端っこの車の下で缶詰を1個与える。

山手に行くと今日もキジーが来ていない。日曜日から4日連続で不在だ。どうしたのかなあ?

今夜もみんなにカリカリを与えておいて水を替える。タビーはカリカリに口をつけてはいたが途中で諦めて缶詰を待っている。その缶詰もどのくらい食べただろうか、しばらくすると走り去る。

みんな丸々しているが最近特にコロンとトニーが肥満している。トニーに至ってはすっかり丸顔になり首も太くなり一頃のプリンス(父猫)そっくりになってきた。お腹を触るとワー!はちきれんばかり。

コロンは母親のワカメの顔の前に頭を突き出して舐めてもらおうとする。ウチにいるミニーも先住猫のミーシャやトムの顔の前によく頭を突き出している。ミーシャとトムは若猫たちをよく舐めてやっている。

タビーが戻って来た。こちらに来たので膝の上に抱き上げるがまだ食べたそうだ。缶詰の前に降ろすと食べ始める。全体とすれば30grくらい食べたかなあ。まだまだ少ない。

そして私の背後を回って「猫庭園」に入って行った。一方、ポオはよく食べている。目やにを拭き取ると数段ハンサムぶりが上がる。カリカリもしっかり食べ、その後水を飲む。

ワカメもポオも「猫庭園」に入ったので見に行くと、タビーが1号に入っており、1号に入りたいワカメが入り口に佇んでいる。2号にはポオが入っている。横から見ると1号のベッドが前方にせり出しているので、もっと奥に押し込もうと手を入れるとタビーが跳び出した。ワカメも見当たらない。

餌場に戻るとタビーがカリカリの山に口を付けている。一生懸命に食べようとしているので、ピーチのために取り置いた缶詰をタビーに与える。コロンとゲンキがやって来たが横取りはしない。見たところ更に30grくらい食べた。さっきはタビーをベッドから追い出した形になったのだが結果的には良かった。

餌場を片付けてからハウスを見に行くと3号にワカメ、1号は空、2号にポオ、4号にタビーが入っていた。

帰りを急いでいるとまた山から花子が降りて来た。さっきのところに私を誘導する。車の下の缶詰はすっかり無くなっている。カリカリを一盛りすると食べ始めた。かなり空腹だったようだ。

ピーチは3号棟生垣で私の帰りを待っていた。プレイロットへ行き、缶詰を一缶与える。昨日のミニ水容器はあったが水は蒸発したのか猫が飲んだのか空になっていた。きれいに洗ってまた水を満たしておく。食べているピーチにはバイバイ。


2006年01月10日(火) 8匹に給餌。コロン、キジー欠席。

ピーチは4号棟生垣で待っていた。途中ピーチはトイレに入ったがすぐに出てきて3号棟側に渡る。そして1号棟方面へ走りこんだが多分山手までは来ないだろう。

山手側へ道路を渡ると全く珍しくワカメが石垣の上で待っていた。一緒に階段へ行くとポオが覗きに来ていてその他の猫たちもいっぱい。コロンとキジーがいない。

餌場に行き新聞紙を敷きカリカリを与える。タビーもカリカリを食べようとするが口に入らない。待たせておいて水を替える。水容器2号は坂道寄りの植え込みの下に置いたのだが縁に鳥糞らしきものがこびり付いている。鳥の水浴び場になってしまったか。柔らかい銀杏の枯葉を使ってしっかり拭き取り洗う。

タビーお待たせ。タビーの好みの缶詰を与える。よく食べているので薬を振り掛けるといつも口の中に無理やり入れられている味なので急に食べるのを止めて走り去った。あ〜あ、かわいそうなことをした。よく食べているようにみえたが量はそれほどでもない。

他の猫たちは薬の味もものかわ、モリモリ食べている。バッグの後ろの花子には缶詰を1缶与えておいた。しばらくしてポオが覗きにいくとそれが気に入らない花子は走り去る。

ポオの目やにを拭く。相当ひどい。

タビーが戻って来た。タビーの好きな缶詰はもうないので別のを開けて与える。タビーは食べようとするがやはりはかがいかない。う〜ん、心配だ。晩年のノワールのようだ。タビーはまたどこかへ行ってしまった。

今夜はみんなよく食べる。ここには7匹しかいないのに5缶開けた。しかもタビーは殆ど食べていないのに。

トニーを抱き上げる。よく太って可愛い。ワカメを抱き上げるとギャ〜〜〜!と派手に鳴くが缶詰のところに降ろすとすぐに食べ始める。

みんな食べ終わったので餌場を片付ける。ハウスを見に行くとワカメが1号に入ったばかりらしく食後の身づくろいをしている。2号にはポオ、4号にはいつの間にかタビーが入っている。

ピーチは4号棟植え込みに戻っていて鳴きながら出て来た。プレイロットに行き、カリカリを与え、小さな水容器を傍におく。すると昨日は缶詰を与えたからか不満を言う。仕方なく缶詰を開け半分ほど与える。そのまま立ち去ろうとするとピーチは振り向くが食べ続けたのでホッとした。


2006年01月09日(月) 9匹に給餌。キジー欠席

ピーチは4号棟端の芝生の上に悠然と座っていたが、また途中まで従いてきて引き返したようだ。

「山手猫階段」にはすぐに猫たちが集まった。花子もいる。今日は祭日だがお休みは週末だけのようだ。

タビーは缶詰をそこそこ食べ、いつものように踊り場方面へ行く。戻ってきたら投薬しよう。

チャトもキジーも来ないと何となく平和。キジーだけならまだしも押しの強いオス猫が増えるのはやはり秩序が乱れるのか。キジーとチャトも別に餌やりさんを持っているから気が楽だ。

みんなよく食べていつも通り。タビーが戻って来たが私が投薬しようとしていることが分かったのか、すぐにハウスへ行ってしまう。ま、薬よりもフードがたくさん食べられることの方が先決だ。

花子もよく食べて走り去る。トニーも結構いつまでも餌場にいる。抱き上げるとずっしりと重い。そうそう、トニーは穏やかだが段々強いオスになってきた。

ハウスを見に行くと、いつも通り1号にワカメ、2号にポオ、4号にタビーが入っている。

餌場を片付け立ち去る。

ピーチは3号棟生垣から出てきて一緒にプレイロットへ。缶詰の残りとカリカリを混ぜたものを与えておいて帰宅する。


2006年01月08日(日) 8匹に給餌。花子、キジー欠席

ピーチが待ち受けていないと思ったら3号棟生垣から音もなく声もなく出て来た。そして小学校側に渡ってきてちんまりと座り、従いてくるのややこないのやら。

落ち葉トイレに飛び込み、鳴くのでしばらく待つ。長トイレを済ませて出てきて遅れながら従いてきた。7号棟方面から犬散歩人がやってきた。犬がフェンスの内側にいるピーチに気付きピーチは鳴く。その女性は猫好きでもあるらしく盛んにピーチを呼んでいる。

そのうちに諦めて道路を渡って行ってしまった。ピーチは自販機の前で待っている私のところにまっしぐら。久々に一緒に山手に行く。

「山手猫階段」にはポオがいて駆け下りてくる。他の猫たちも集まってきた。タビーもいる。タビーはピーチを見て対抗心を燃やしている。タビーは若かりし頃は「強いオス」だったので今でも新参者のオスを見ると『挨拶せい!』とでも言うように肩をそびやかす。短気なキジーに対してもそれをするのでハラハラする。

餌場に行き、新聞紙を敷きカリカリを与える。タビーもピーチもやって来た。まず水を替えておこう。アララ!容器2号には氷が張っている。これでは飲めない。1号は無事だ。よく観察すると、1号は植え込みのすぐ下に置いてあり、2号は吹きさらしのところにある。後で2号も植え込みの下に移動しておこう。

タビーにレトルトを与えるとポオたちがワッと寄って来る。慌てて缶詰を開けみんなにも与える。タビーは缶詰も食べていたが途中で走り去る。トイレだと思うのだが。

缶詰は4個とレトルト、カリカリは500gr弱。みんなよく食べる。特に今夜は珍しくワカメがいつまでも食べている。トニーが明るいところで振り向いたのでよくよく顔を見るとずい分丸顔になっている。可愛い。4年前の2月、突然現れたアニー、バニー、トニー、タニーの兄弟?4匹はみんな気立てが良く大好きだった。が、アニーは若竹山手へ、バニーは行方不明、タニーはスカイライン北口へ移動してしまい、ここにいるのはトニーのみ。

トニーを抱き上げるとあんまり嬉しくなさそうだがそっと降ろすのがコツだ。そうするとまた何度でも抱かせてくれる。

タビーが戻って来た。ハウスに直行するのかと思いきやちょっとためらってから新聞紙トレイを舐め始めた。缶詰がある場所に移動させると少し食べた。食べ終わったところで膝の上に抱き上げると何をされるか分かって激しく抵抗する。ポオと同じだ。が、タビーは体重がすごく軽いので何とか飲ませることが出来たが日に日に抵抗がひどくなるのでもう飲ませられないかも。その場合には缶詰の上に滴下するしかない。

餌場を片付けようと新聞紙トレイの前にしゃがみこむと猫たちが回りに集まってまた食べ始める。後ろにはコロンがいる。しばらくみんなに付き合ってやっと片付ける。

ハウスを見に行くと1号が空で3号にワカメが入っていた。2号にはポオが入っていたが、せっかくの暖シートが寄っている。それでも暖かいのだろう。満足げな顔をして座っている。隣の4号にはタビー。暖シートでしっかり温まらないと痩せているので寒いはずだ。

それにしても給餌歴4年になるが飲み水が凍ったのは初めてだ。やはり何十年ぶりの厳冬というのは本当だ。水を替えると猫たちは入れ替わり立ち代り飲んでいた。ピーチは結構長い間飲んでいたし、ここへ来るといつも水を飲む。飲み水に不自由しているのかもしれない。何か考えよう。

餌場に戻るとピーチが通路で待っている。一緒に帰りプレイロットへ。今夜はもう食べたので久々にピーチを膝の上に乗せ目やにを取る。しばらく抱きしめてから下ろしカリカリを与えピーチが食べている間に立ち去ってしまうのはいつも通り。




2006年01月07日(土) 9匹に給餌。花子欠席

ピーチはプレイロット脇の深い植え込みの中からノビをしながら出て来た。4号棟脇くらいまで従いて来ていたがそれから姿を消した。帰りに出てくるはずだから気にせず先を急ぐ。すると大分行ったところでピーチの鳴き声が後を追ってきた。姿は見えない。

仕方なく立ち止り、ピーチからよく見えるように外灯の真下で待っているとやって来た。そしてしばらく一緒に歩いたが道路の真ん中でひっくり返ったりして危ない。どっちみち帰りを待っているのだから往きは従いて来なくてもいいのに。

と思っていたが前方から通行人が来て、それをしおにまたピーチの姿が見えなくなった。今度こそ放っておいて先を急ごう。

「山手猫階段」にはまた猫の姿がないが私を見てすぐにみんな集まる。トニーもいる!よかった!が、花子がいない。土曜日だから週末餌やりさんの世話になっているのか?そうだといいが。

ポオとタビーは踊り場に出て来ていないがハウスに入っているのだろう。キジーがいるのでタビーと見間違えてしまう。

餌場に行き、新聞紙を敷いてカリカリを与える。ポオもタビーも出て来た。あ!タビーが水を飲んでいる。2号容器には水がいっぱい入っていて比較的きれいだ。誰かが替えてくれたのかなあ?

ともかく2号容器の水を替え、タビーが飲んでいる1号容器と入れ替える。が、ポオと違ってタビーはスンナリ飲まない。逃げてしまう前に新聞紙トレイの前に連れて来て昨日と同じレトルトを与える。缶詰を開ける前だったので他の猫たちも寄って来る。慌てて缶詰を開ける。

タビーはそこそこ食べて身づくろいをしている。すかさず捕まえて嫌がるタビーに投薬する。タビーはムッとして逃げ去った。

が、しばらくして戻ってきて餌場を素通りしハウスへ。見ているとまっしぐらに4号に入る。昨日は半信半疑だった暖シートが一晩寝てみて暖かいことが分かったのだろう。よしよし。

チャトは来ていないがキジーはもう飛び石餌場は使わず、坂道側の敷石が自分の餌場だと決めている。キジーには一缶丸々与えると時間をかけて全部食べ、まだ足りないとみえカリカリも食べている。そこでカリカリを足してあげると喜んで食べる。が、やはり触らせないように距離を取っているのが憎たらしい。いい加減に撫でさせたらどうか。あんなに甘えた素振りをするくせに。

トニーはカリカリをあまり食べずにいつまでも餌場にいる。目やにを取り可愛がる。ポオの目やにもひどいので捕まえてティッシュで拭く。

ポオは水を飲んでからハウスへ。見ているとどうやら2号に入ったようだ。暖シートを入れておいたからやはりその暖かさがわかったのだな。よしよし。

ライトを持って見に行くとワカメはいつも通り1号に入っている。暖シートを入れる前は1号の取りっこをしていたから1号の中が比較的暖かいのだろう。

餌場を片付け、カリカリを足しておく。購読している月刊「猫のきもち」によれば猫は少量づつ何度にも分けて食べる動物だそうだ。

してみると外猫は1日に1〜2回だから、少量などといっていては食べはぐれてしまう。小さい身体のノワールがものすごく大量に食べていたのを思い出す。大缶1個半くらいを毎日ペロリと平らげていた。モンプチを与えたときなどはよほどおいしかったのか驚くほど大量に食べた。ちょっとしたいきさつからS木さんが給餌を頼まれる前のノワールは他の猫に追い払われて殆ど餌にありつけていなかったという。

花子がいないかと昨日の木の辺りに向って「花子!花子!」と呼んでいたら階段を降りて来た誰かがギョッとして立ち止った。驚かせてしまったか。

踊り場に出て行くとその通行人が丁度階段を降りてくるところだった。バツが悪いのでキョロキョロして花子を探すフリをしてごまかす。お調子者のゲンキが出てきて茶々を入れる。

ピーチはやはり3号棟生垣で私の帰りを待っていた。プレイロットまで行ってカリカリを与えてから帰宅する。


2006年01月06日(金) チャトを含め10匹に給餌。トニー欠席

ピーチは4号棟生垣から従いて来た。今夜は山手までやって来た。階段には猫の姿はなくシーンとしている。が、階段を上がって行くと両脇から猫たちが集まってくるには昨日と同じ。踊り場の床面に目を凝らしたがカリカリはない。タビーは踊り場の上の切り株の上に陣取っている。

キジーも来ていたが飛び石餌場に行かないしゲンキが唸っているからチャトが来ているのだろう。

新聞紙を敷きみんなにカリカリを与え、容器の蓋を閉めようとするとキーッ!ととても嫌な音が出た。しかも大音響で。猫たちは慌てふためいて四方に逃げ去る。こんなことは初めてだが気温が低いからかな。

みんなが戻って来た。タビーもやって来たのでレトルトを与えることにした。グルメのポオも食べに来る。何とか2匹にだけ与えて缶詰を開ける。
タビーは缶詰も食べるしカリカリも食べようとする。なかなかよろしい。

と思っていたらチャトに対して唸っていたらしいコロンがチャトに追いかけられ襲い掛かられた。コロンはギャーギャー喚きながら逃げ惑い、やっとのことで植え込みに逃げ込んだ。見に行ったがコロンは無事なようだ。

ピーチはその前に逃げてしまって戻ってこない。トニーが来ないのも心配だ。昨日は全然食べなかったし。

タビーは投薬する前に餌場を離れる。猫たちが入る前にハウスに「スペース暖シート」を入れに行こう。今夜は更に冷え込むらしい。

と思ったらハウス1号にはワカメ、3号にはポオが入っている。では、タビーの為に4号だ。ベッドを暖シートでくるもうとしたがうまくいかない。仕方なく折りたたんでベッドの中に入れる。

そうしているとタビーがやって来てワカメの入っている1号を覗いている。よほどここに入りたいらしく未練たっぷりだ。ワカメが「どうぞ」と言ってくれればいいのだがどうやらそうではないらしい。「シッシッ」のようだ。

暖シートの入っている4号に入るかと思いきや、最も人気のない2号に入るではないか。ビニールカーテンをめくってもう1枚の暖シートを入れようとしているとタビーは出て行ってしまった。その辺でウロウロしているので捕まえようとすると土手を上がってしまう。

土手の上の2本の木の間には花子がいた。ワカメのお気に入りの場所でもある。タビーはそのうちハウスに入るだろう。

餌場に戻るとチャトが更に缶詰を求めて新聞紙トレイの上を物色しているところだった。私が行くと逃げる。

餌場を片付けているとコロンがやって来て甘える。またラックが来るかもしれないので飛び石餌場にもカリカリを足しておく。近くではチャトが期待に燃えて待っているが残念でした。もう缶詰はあげないよ。

一昨日から猛烈なスピードで正門を入ってきて北側へ向かいしばらくするとまた出て行く車が数台ある。どうやら学院関係者ではなく住民の迎えの車のようだ。例えば駅に着いた学院に無関係のAが家族Bに電話し、北門内側まで車で来るように言う。電話を受けた家族Bは一般道を回らず9時過ぎまで開いている学院正門から堂々と入り閉まっている北門まで行く。BはAを乗せ堂々と正門を出て行く。

坂道になっているのでアクセルを吹かしブーブーとうるさいし排気ガスもいっぱい。猛スピードで駆け抜けるので猫たちや他の動物たち(タヌキなど)が撥ねられる恐れもある。

同じ車が毎夜このように学院内を抜け道に使っていたのだろうか?が、これまでは気付かなかった。やっぱり最近特にひどくなった(多くなった)のではなかろうか。

タビーが気になって見に行くと、タビーはまたワカメの入っている1号を覗き、スゴスゴと4号へ。見慣れぬ暖シートが入っているのでためらっていたが何とか中に入った。ゲンキがやってきて2号のビニールカーテンの内側にいる。そうそう、ゲンキも入りなさい。ライトで照らすと花子はまだ同じ場所にいる。

タビーに投薬できなかったが少しでも食べられたからいいだろう。薬より食べることを優先しよう。

トニーが来ないのが気がかりだが帰ることにする。踊り場に出ると私の動きを見ていたらしい花子がやって来た。カリカリを与える。

ピーチは昨日と同じく3号棟生垣から出てきてプレイロットへ。カリカリを与えておいて帰宅する。


2006年01月05日(木) 10匹全員に給餌。タビーもトニーも食べない?!

今夜は冷える。ピーチはプレイロット脇の植え込みから出て来た。小学校前あたりで見失ったが大方トイレでもしているのだろうと今夜は待たなかった。

山手に行くと踊り場にポオの姿だけが見える。階段を上がって行くと四方から猫たちが集まってきた。

餌場に行くと9匹全員いる。新聞紙を敷きカリカリを与える。キジーには飛び石餌場で。チャトの姿はない。

水を替える。容器2号が転がっており、洗おうとして手を入れるとヌルッとする。そのヌルヌルは少量の水が凍っているのだった!氷を出し新鮮な水を入れる。

缶詰を開けているとタビーが後ろでスリスリ。あげようと思っていたら水を飲み始めた。他の猫たちに缶詰を与えている間にタビーの姿が見えなくなった。まだ何にも食べていないのに。

トニーは新聞紙の真ん中に座って食べずにじっとしている。カリカリも缶詰も食べない。???

キジーにも缶詰を与える。花子は適当に食べてから走り去る。みんな食べっぷりが悪い。もう給餌されたのだろう。ぺこぺこだと、私の到着を待ちかねて階段下まで何匹もが迎えに出るのが常だし。

踊り場にタビーがいるかどうか見に行くがいない。どうしたのかな?既に何かもらって食べたのならいいが。

餌場に戻りハウスのチェックに行く。1号、3号の前にポオがいて途方に暮れた様子だ。見ると珍しく1号にタビーが入っている。3号にはワカメ。ポオは未練がましく1号の中を覗くが諦めて4号に入った。

ちゃんと食べていれば大丈夫だが、食が細いタビーは寒いのではないか。ネットで「レンジでチン」の湯たんぽなどを見てみてが厳冬とあっていずれも売り切れだ。辛うじて3800円の蓄電式アンカがあったが、どのハウスにタビーが入るか分からないので少なくとも3個は必要だ。

3年前、ポオのために使い捨てカイロをたくさん用意し毎日替えていたが肌に付けていないとすぐに冷めてしまっていた。蓄電式アンカが効果的かどうかは分からないので、もう少し安価な方法を考えよう。

タビーが食べたかどうか分からないので投薬するのは止めた。せっかくハウスのベッドで寛いでいるのに嫌がる投薬をしてハウスから追い出すことになったりしてはかわいそうだ。

それにしても変だなあ。ポオなら投薬するとたちまち元気になり食欲旺盛になるのにタビーにはそんな兆しが顕著に現れない。

缶詰は4個開けたが少し残っている。キジーも大分残している。トニーはキジーの餌場も覗きに行ったが食べようとしなかった。お腹は膨らんでいるので贅沢を言っているだけだと思うが。カリカリは500gr。

ピーチは来なかった。Pハイツ内で私を待っているのだろう。

帰る途中花子に呼び止められることもなかった。ピーチは3号棟生垣から出て来た。プレイロットでカリカリをたっぷり与えておいて帰宅する。


2006年01月04日(水) チャトを含め11匹に給餌。ラック現る

4号棟脇植え込みにいたピーチと一緒に山手へ。ピーチはとにかく大声を張り上げて鳴く。途中またトイレをしていたらしいがママを見失ったと言ってはまた声を張り上げる。あんまりうるさいので戻ると大喜びする。可愛いが夜の戸外ではちと困る。M上さんもピーチが大声で鳴くので猫嫌いの癇に障るのではないかと心配している。

山手に行くと正門前に改造車がブルンブルンと大きなエンジン音を立てて駐車している。猫の姿はなかったが階段を上がって行くとみんな現れた。

庭園餌場に行き新聞紙を広げカリカリを与えていると、チャトが来たらしくキジーと唸り合っている。その前からゲンキが興奮してキジーに対して盛んに唸っているのに。

踊り場にはいたのにタビーが来ない。タビーが来ないのに缶詰を開ける必要はないが、カリカリは500grしか持参していないので足りない。缶詰を5個開ける。花子にも食べさせるが、チャトに追われたキジーがこちらにやって来たのを見て花子は逃げてしまった。十分に食べられたかなあ?

あ!タビーが道路側庭園から通路に出て来たが餌場には来ず、踊り場方面に走り去ってしまった。

ピーチもいつの間にかいなくなっている。缶詰はチャトとキジーで半分コさせる。キジーはさっさと食べてさったと消えてしまった。

みんなが食べている間に缶詰を持って踊り場に行くとタビーがちょこんと座っていた。缶詰を開けて門扉前の階段に置いておく。ちょっと口を付けている。花子も来て食べればいいがその辺にはいないようだ。あまり長くここにいると他の猫たちが来てしまうので餌場に戻る。

チャトは飛び石の奥、広場の手前でじっとしていたがよほど空腹だったとみえカリカリも食べ始めた。

そこへラックがやって来た。私が出会うのは去年の11月18日以来だが、ここへはちょくちょく来ているのだろう。毎日カリカリをたっぷり残していくし。

チャトはラックとは初対面なのか唸っていたがラックがこちらにやって来たので驚いて逃げる。カリカリは少ないので食べ始めたラックの鼻先でもう少し足すが全然逃げない。思いついて写真を数枚撮る。

「猫庭園」奥でガサゴソ音がするのをラックが気にしている。見るとポオがトイレをしているようだった。

ラックは満足したのか道路側庭園の中に消える。チャトがまだ待機しているのでカリカリを足しておくと出てきて食べている。

ハウス1号にワカメが入っていたが他のハウスは空っぽ。今夜は風もなくさほど寒くない。

ピーチが私を迎えに来た。カリカリを少々食べ、一緒に帰るのかと思ったら「猫庭園」に行く。放っておいて踊り場に行くとタビーもいない。缶詰は殆ど手付かずでそのままだ。思案しているとタビーが階段を上がってやって来た。薬の用意をして抱き上げると何をされるのか分かって嫌がるが何とか投薬できた。こんなに嫌がる投薬をしているのだから食べられるようになってくれないと困る。

明るいところで見ても大丈夫な感じではある。アレッ?!カリカリが数粒ある。誰かが来て給餌したようだ。じゃあ、花子も食べたかな。それならいいが。タビーはカリカリを食べられないからきっと空腹だと思うのだが。

缶詰を半分くらい引き上げる。タビーを抱き上げると、私が抱き上げるとろくなことはないと学習したらしくキューン!と変な声を出している。缶詰の前に降ろすとまたちょっと口を付けている。

ピーチと一緒に帰る。途中、花子が出てくれば引き上げた缶詰の残りを与えようと思っていたが気配がない。

プレイロットでピーチに缶詰を与えておき帰宅する。



2006年01月03日(火) チャトを含め11匹に給餌

今日は晴天だったが、日が差すまでは路面は凍結していた。昨夜はさぞかし冷え込んだことだろう。

ピーチは4号棟脇の植え込みで待っていた。途中、盛んに甘えて床に転がりながらなのでなかなか前へ進まない。やっと山手側へ渡ると花子、ワカメ、ポオなどが走り出てくる。キジーも山手猫に混じって待っている。

餌場に行くとまたゲンキが騒ぐ。見ると飛び石餌場の奥にチャトが来ている。今度はチャトとキジーが睨み合いだ。何故かキジーの方が分が悪い。与えたカリカリも落ち着いて食べられない模様だ。どっちみちチャトは缶詰しか食べないのだから悠々と食べればいいのに。

11匹でもみんながまとまって仲良く食べてくれれば段取り良く準備が出来るが、こっちではコロンが花子を襲っているし、あっちではチャトとキジーがにらみ合う。それに野次馬のゲンキまでが唸っているし。水も早く替えないと鳥糞が入ったような水をポオが飲んでしまうし。

缶詰を6個開け、2個持ってチャトとキジーのところに行く。チャトには飛び石の奥の広場で1缶を与える。キジーは怯えているので飛び石餌場ではなく通路の床面に1缶開ける。が、ゲンキに横取りされたままキジーは奪い返せないでいる。

そこでもう1缶持ってキジーを上の方へ誘導する。大分慣れてきたとはいえ、手の届く距離まではなかなか近寄ってこない。なので今度はポオに奪われている。ポオを押しのけて食べることまではできないようだ。いつの間にこんなに気弱になったのだろう?!

ある程度食べたポオを抱き上げて餌場の缶詰のところに戻す。キジーは「ニャオニャオ(サンキュー)!」と感謝の声を上げ、すぐに缶詰にむしゃぶりつく。

少ししか食べずどこかへ行ってしまっていたタビーが戻って来たので膝に乗せ、投薬を試みる。これまでおとなしく投薬されていたタビーだが、ポオのように抵抗する。困ったな。が、無理やり飲ませて缶詰の前に降ろしてみたが踊り場の方へ逃げ去る。

10月初には若竹山手で缶詰をモリモリ食べていたのに、わずか2ヶ月の間にどうしてしまったのだろう?投薬も続けているがモリモリ食べるまでには至っていない。日中に誰かに給餌されているのかなあ?他の猫たちも丸々しているし。

水場の傍にファミマのものらしい小さなポリ袋が落ちていた。昨日はなかったから今日、誰かがここで何か食べたのかな?

広場を見に行くと缶詰を3分の1ほど残している。贅沢なチャト!やっぱりM上さんからおいしい缶詰を貰っているに違いない。

餌場でも先日イトーヨーカドーで買った安い缶詰は人気がない。がっかりだなあ。

ハウスをチェックすると1号にワカメ、3号にポオが入っている。ポオはまず1号を覗いてワカメが入っているので3号に入った。この2匹はその日の気分で1号に入ったり3号に入ったりしている。2号、4号は空っぽ。

ピーチと一緒に踊り場に出ようとするとタビーがいた。と思ったらそれはキジーだった。タビーもいたが、階段上の土のところにちんまりと座っている。弱った感じはないからなんとか薬は効いているのだろう。が、カリカリを食べられるようになってくれないと何かと不便だ。

ピーチと一緒に帰る。花子は待っていなかった。プレイロットへ行き、ピーチを抱っこして目やにを取る。やはりなかなか改善しない。しばらく抱っこしているとピーチがモソモソ動き出すのでそれをしおに立ち上がる。ピーチにカリカリ少々を与え、彼が食べている間に立ち去ることになっている。


2006年01月02日(月) 10匹全員に給餌。その他にチャトも出席。

元旦には降らなかったが今日2日が雨だった。山手に出かける直前に止んだが傘を持って出る。

ピーチは3号棟生垣から出てきて小学校の排水溝に溜まった枯葉トイレを使う。なかなか出て来ず、くぐもった声で鳴くので戻って覗いてみると落ち着かない様子で枯葉をあちこち掘り返している。

そのうちに出てきて従いてくるが、もし尿路系の病気や巨大結腸症に罹ったとしても外猫だと我々にはなかなか分からない。3年前、ポオは我々の前で頻尿・血尿になっていることを見せたので治療を受けることが出来、投薬・療法食で完治した。ポオは具合が悪くなっても隠れてしまわないので早めに手当てを受けることができる。珍しくラッキーな猫だ。

山手に行くとみんなが待っていた。庭園餌場はそこそこ乾いているのでここで給餌することにしよう。すると雨天餌場で待機していたらしい茶々とトニーが鳴きながら駆けつけてくる。雨の日には戸外で濡れて待つことをせず雨天餌場でゆっくりと待っているとはエライ!他のみんなもそうすれはいいのに。

突然ゲンキが夜空を揺るがすような派手な唸り声を上げる。見ると飛び石餌場にチャトが来ている。初めて見る顔でもないのにうるさいゲンキだ。花子はビックリして「猫庭園」に避難。ピーチはしばらくなりゆきを見守っていたがそのうちにいなくなってしまった。

カリカリを与えておいて水を替える。缶詰をまず5個開けてみんなに与える。もう1缶開けて飛び石餌場のチャトにも与える。

チャトは缶詰だけ食べてカリカリをそのまま残している。贅沢なヤツだ。タビーが缶詰を食べているうちにと、こちらを向かせて口の中に投薬する。逃げ去ろうとするのをまた缶詰の前に向けると食べ続けようとしたが、やはり口の中の薬の味が気になるのか、餌場を離れる。

食べる前に投薬すると食べずに逃げてしまい何も食べられなくなるかもしれないし、食べ終わるのを待っていると突然パッと逃げ去るので投薬しそびれるかもしれない。ある程度食べたところで、と心掛けているのだがこれがなかなかタイミングが難しい。

そうこうしているうちにタビーが戻ってきて餌場には来ずにハウス4号に入ってしまった。ワカメもポオもいなくなっているからハウスに入ったのだろう。チャトは缶詰がもっと欲しくて立ち去らない。

オヤ!キジーが後ろの方からやって来た。チャトとの餌場争いに負けたのだろう。ビクビクしている。敷石の上に缶詰1個を空けると他の猫たちが寄ってくる。トニーが食べているのでキジーは近寄れない。ずい分気弱になったものだ。

仕方なくトニーを抱き上げて新聞紙トレイの上に残っている缶詰を食べさせる。キジーは自分のための缶詰だということをよく承知していてトニーが連れ去られるとすぐに取り掛かっている。あらかた食べてキジーはすぐにいなくなったがチャトは飛び石餌場で待機したままだ。

ハウスのチェックに行く。1号にワカメ、3号にポオ、4号にタビー。2号は空だが、その下に茶々がいた!落ち葉が積もっているし、頭上は2号の床面だから寒くはないだろうが、そんなところにいるくらいなら2号に入ればいいのに。後で入るかな?4軒あるのだからフルに活用してもらいたい。

餌場に戻り、片付ける。新聞紙トレイに残った缶詰の残りを飛び石餌場に持っていくとチャトが喜んで食べる。

カリカリも大分残しておく。このところ毎日、缶詰8個にカリカリ500grを持参している。

さて帰ろう。花子が山の中から私の帰りを見張っていて降りてくる。1号棟前駐車場、東端の車の下にカリカリ少々を置くと食べ始めた。

ピーチは4号棟脇植え込みに戻っていた。足にまとわりつきながらプレイロットへ。カリカリを与える。白木のベンチは濡れているのでしばらく立ったままピーチを見守ったが食べている間に立ち去る。

*****

新年早々、犬の大特売のチラシが新聞折り込みになっていてムカついた。6ヶ月くらいの犬が1、3、5万円の特価だと。幼ければ幼いほど高値が付き、6ヶ月過ぎると無価値になるのか。(日本では人間にもそういうランク付けをしているが。)

常に人気犬種の仔犬を生ませて販売しているが、売れ残っているとたちまち仔犬でなくなる。世の中に無数にある販売業者では、売れ残りの犬をどうしているのか?!

正面きって問い質しても正直に答えるはずもない。こうした売れ残り犬・猫は人懐こいので動物実験に売られると聞いた。「愛護情報」に新聞の切り抜きを載せているが、実験用に買い取られなくなっても業者にとっては「不要品」に変わりはない。どこかに不法に捨てるか不法に殺処分する、といった犯罪が続けられているのだろう。

千葉の「わんにゃんパラダイス」は、タレント犬・猫70匹ほどを預けられたまま業者は蒸発してしまった。ボランティア主催者は全体で何百匹もの猫たちを食べさせるだけで精一杯の状態だ。私は1回こっきりの寄付をしたがこちらもささやかながらボランティアの身。そちらにはもう何もできない。

愛護センター(いわゆる保健所)が持ち込まれた犬・猫の譲渡仲介を始めるという情報もあった。ものすごく朗報に聞こえるがどのように機能するのか経緯を見守ろう。今まででも里親募集のボランティアサイトには無数の犬・猫たちが掲載されているが里子に出したい人ばかりでもらいたい人は僅かだ。

それに、迷子ペットを探して愛護センターや警察に連絡しても記録を取っておらず情報が相互に伝わらない。迷子を捜す多くの人が同様の経験をしている。「収容動物データ検索サイト」の運営は非効率で無責任な役所が直接やるより、しっかりしたNPOに予算を出して責任を持って運営してもらうのがいいと思う。

とにかくペット販売は禁止してほしいものだ。どうしても、という向きには公的にブリーディングをし、予約で1匹100万円くらいを取るのがよい。経費を差し引いて残りの殆どを恵まれない動物のために「本物の愛護活動」に使うのだ。とてもいいアイデアだと思うがどうして実現しないのかな。悪徳ペット販売業界が巨額の政治献金でもしているのか。或いは非効率で無責任な役所が新しいことは何もやりたくないからか。


2006年01月01日(日) 10匹全員集合。

ひょんなことから山手へ餌やりに通うようになって5度目のお正月を迎える。お天気は悪いという予報だったが、朝のうちこそ曇天だったものの午後には陽が差した。思い起こしてみても元旦が雨天だったことは殆どない。

例年通りごちそう缶詰を持って出かける。小さい缶を10個、大きい普通の缶を3個持参。いつも通りカリカリは500gr。

4号棟脇植え込みで待機していたピーチを連れて7号棟回りで山手に向う。足音を聞きつけてか、コロンが階段の角から顔を出し、続いてポオ、ワカメ、タビーがやって来る。あっという間に10匹全員集合だ。ワカメが花子を追い払おうとしているので慌てて庇う。

庭園餌場に行き新聞紙を広げただけで猫たちが争っている。よほど空腹なのだろう、ワカメとコロン母子がパンチの応酬をしている。カリカリを与えておき、小缶詰を開ける。全員に1缶づつあるのにそうはならない。入り乱れてみんなが奪い合う。それでも全員の口に入った。キジーにも勿論彼の餌場で与える。

タビーを膝の上に抱き上げ口の中に投薬する。タビーの食はまだ細いがこうやって毎日口の中に直接投薬していれば回復してくるだろう。

見るとまだ替えていない水をポオが飲んでいる。2号容器を洗って水を入れ、ポオが飲んでいる1号容器と差し替える。1号容器の中には黒っぽいモヤモヤが入っている。もしや鳥糞では?!バタバタしていても水替えを先にしないと。

大缶3缶も開けてみんなに与える。花子は十分に食べたと思うが適当なところで走り去った。タビーも行ってしまった。

ハウスのチェックに行くと1号にワカメ、3号にポオが入っている。今夜はメジャー持参なので一応、すべてのハウスの入り口縦横寸法を測っておく。

餌場に戻るとキジーが食べていた。バッグの後ろに花子が食べ残した缶詰が少し残っているのでそれを食べるようにキジーに言うとゲンキが横取りするが、ゲンキはもう満腹なのですぐに離れ、キジーが来て食べる。

ピーチは通路で待っている。行きかけると花子が戻って来た。餌場にはまだまだ残っているのでそこで食べさせようとするとコロンが花子にいじわるをする。それでもしばらく食べていたがまた走り去った。

踊り場に出ると花子が待っていた。僅かばかり残ったカリカリを与えようとするとそうではなくて階段を走り降りて行ってしまう。

タビーがやって来た。コロンが父親のタビーにまとわりつく。一緒に階段を降りてくるので困ったなあと思ったがそれ以上は従いてこない。よかった。後でハウスに入るだろう。今夜は暖かい。

ピーチは道路の手前で待っている。と、その頭上の石垣の上で花子が鳴いている。もう十分に食べたからいいだろう、と思い無視していると追いかけてきた。

また1号棟プレイロットへ誘導する。ピーチもやってきた。ベンチの上にカリカリ少々を置くが、花子はそれは欲しくないようだ。カリカリを回収して立ち去るとピーチは従いてこず花子だけが追ってくる。

自販機の前に親子連れがいるので花子はそこまでは従いて来ないかと思ったが全然平気で鳴きながら従いてくる。困ったなあ。さっきの缶詰があんまりおいしかったのでもっとあれをちょうだい!と言っているのかなあ。もうないよ。困った、困った。

とりあえず自販機裏の駐車場の車の下にカリカリを少し置くとやっと食べ始めた。もう追ってこない。

が、ピーチの姿がない。ピーチもよく食べたからまあいいだろう。

それにしても花子は山手では微妙な立場になっているようだ。この4年間でメス猫たちは、パンダ、ラッキー、小桃、さくら、かりんの5匹が山手の餌場を去った。そのうち小桃は死亡し、ラッキーとさくらは行方不明。かりんのように気の強い猫でさえ、たまに来た時にはビクビクし、今では北門外へ行ってしまい正門へは全く来ない。このところ全く姿を見ないが16歳のパンダはY野家の外猫として幸せにしていると信じたい。

正門側も庭園は広いし餌も潤沢なのに一体どうしてなのか全く訳が分からない。やはり他の猫がひどいいじわるをするのだろう。

あそこでは花子が一番若くてまだ4歳だ。まだ優に10年以上は生きられるはずだが、状況的に見てどうだろう。

餌をくれるわけでもないのに花子はS原夫人を追って家まで従いてきそうにするという。不憫な花子!


ネコロジーHP主催者 |HomePage