つれづれ日記
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2005年11月30日(水) 8匹に給餌。缶詰の日

出発がいつもより1時間くらい遅くなった。4号棟脇の植え込みからピーチと一緒に1号棟前駐車場へ。ピーチは東端の車の下を窺うようにして覗いている。

花子は真ん中あたりの車の下から出て来た。大型車の下で給餌しようとすると花子も盛んに後ろを振り向いて何かを気にしている。チャトあたりがうろついていたのか。とにかく缶詰とカリカリを置き、2匹が食べている間に山手へ。

今日は缶詰の日なので新聞紙を4枚敷き、集まった6匹に缶詰を与える。5缶開け、カリカリも与える。たっぷり食べて満腹のコロンの後姿は腹部が両側に張り出し、お尻もプリプリしてワカメより太っているほどだ。夏にはあんなに細かったのに。

今日は遅いのでガードマンが正門を閉める音が聞こえる。風があるので枯葉がガサゴゾと音を立て、構内はシーンとして何だか不安を誘う。

ハウスをチェックしてみたがポオもワカメも入っていない。

踊り場に出るとポオとコロンが少しだけ従いてきた。

ピーチは1号棟の植え込みから出てきて従いてくる。5号棟と6号棟の間のプレイロットに木のベンチがあるのを思い出し、そこでしばらくピーチを抱っこする。こんな時間にここを通る人は殆どいないから通行人に奇異な目で見られる心配もない。

膝からはみ出る大きさのピーチを抱きしめ目やにをしっかり取る。家に帰りかけるとピーチが私を先導する。郵便受けの前まで従いてきた。玄関に入ってからもう一度ドアを開けるとピーチは玄関ドアの前に来ている。中からはトムが覗いている。夫が出て行くとピーチは階段を降り、我が家の北部屋の真下で待機。かわいそうだがそのままにしておくより仕方がない。



2005年11月29日(火) 8匹に給餌。

今日はすごく暖かかった。昼間は暑いくらいだったが、夕刻になっても冷え込まない。明日は一転寒くなると予報しているが。

1号棟前駐車場へ向っていると一号棟の生垣の中から声がする。行く手の自販機の前には3歳くらいの幼児を連れた母親が立っていて携帯操作に夢中だ。

そこで一号棟側へ渡るとピーチが出て来た。ピーチと一緒に一号棟前の歩道を歩いているとそれをじっと見ていた幼児が「猫ちゃん!」と叫んで道路を渡ってきた。携帯に夢中な母親は止めることもしない。たまたま車が通行がない時だったからよかったがやはり危ない。

ピーチが生垣の中に入ってしまったので幼児はひとりで道路を渡って戻って行ったが母親は全く動かない。

1号棟前駐車場にたどり着くと花子が出てきてニャーニャー鳴いて甘える。花子の尻尾はクルリと巻いていて我が家にいるアンディと全く同じだ。

いつもの大型車はまだ駐車場に入っていなかったのでその近くの乗用車の下で缶詰とカリカリを与える。ピーチも一緒だ。この2匹は喧嘩しないのでホッとする。

山手に行くとたちまち5匹集合。ポオはハウスに入っているのだろう。餌場に行くと、寝ぼけマナコのポオが脇の植え込みの前でボーっとしている。また水容器がひっくり返っている。キジーが来ていないので茶々は堂々と餌場に来て食べている。

いつものように隣で食べている猫を、今日はポオだが、茶々が攻撃するとポオが激しく反撃し2匹でポカポカ殴り合いを始める。決して負けていないポオだったが、別のところに移して食べさせる。

ポツリポツリと雨が降ってきたが、そのままじっとしていると止んでしまった。時々こういうことがある。

そのうちに全員餌場を離れる。ポオは「猫庭園」に入ってトイレだ。ワカメが「猫庭園」内でボンヤリしていると茶々が抜き足差し足忍び足で背後に忍び寄る。茶々はワカメに跳びかかろうとしたが間一髪、ワカメは全速力で逃れる。12歳とはいえ、まだまだ健脚だ。

さて、餌場を片付けて帰ろう。

1号棟前駐車場では猫たちに呼び止められなかったが、4号棟脇の茂みの中からピーチが呼ぶ。出て来たピーチを5号棟への階段に座り抱きかかえる。目やにを取り、しっかり抱いていると私の手をペロペロ舐める。私は犬や猫に舐められるのが嫌いだが、ピーチの舌はそれほど痛くない。結構通行人があり、大猫を抱いて座っている変なおばさんを一瞥して行く。

重くて膝がしびれるので適当なところで引き上げる。ピーチは不満そうだが仕方がない。バイバイ。


2005年11月28日(月) 8匹に給餌。キジー出席

今夜はちょっと早めに出たが1号棟前駐車場では花子もピーチもしっかり待っていた。2匹に缶詰とカリカリを与えて山手へ。

山手では、コロンだけが石垣の上に座っていて私の顔を見ても動かない。ニャー!と呼びかけるとやっと腰を上げる。

ニャーニャー声を上げていると猫たちが集まってきた。どうやらお腹は空いていないようだ。庭園餌場に行くと本館の方からトニーが駆けてきた。いつの間にかキジーも来ていて、そのせいか茶々がいない。

新聞紙を敷きカリカリを与える。水容器はまた転がっている。ひとつは誰かに踏んづけられたのだろう。歪んでいるが部員が伸ばしてくれたようだ。きれいに洗っておいしい水を満たす。

今日も暖かかったのでトニー、コロン、ゲンキ、ポオが代わる代わる水を飲む。

コロンとワカメが寄り添って私の傍で丸くなっている。可愛いなあ。しばらく猫たちと過ごすが、全員が食べ終わったので新聞紙を片付ける。するとワカメは「猫庭園」に入ってしまった。

ハウスを見に行くと誰も入っていない。ワカメは奥の落ち葉の溜まり場でトイレだ。ワカメに話し掛けていると野次馬のゲンキがやってきてワカメを狙っている。ワカメは上の方に逃げる。

さて帰ろう。踊り場に出ると茶々がいた。庭園餌場にはたっぷり餌が残っているが、茶々には門扉の前の階段でカリカリを与える。

1号棟前駐車場ではピーチが私を待っていた。一緒に帰りかけると花子が追ってきた。東端の車の下で花子にカリカリを与える。ピーチは私と一緒に戻るが今夜は通行人が多く、それを嫌ってピーチは1号棟側を歩いたりこちら側へ戻ってきたりを繰り返している。

そうして4号棟脇まで来たが、私とは距離が開いてしまったせいか植え込みの中に入ってしまい追って来なかった。


2005年11月27日(日) 8匹に給餌。

今日もとても暖かい。山手へ行こうと家を出ると珍しくT橋さんがベランダに出ているのが見えた。声を掛けると一緒に行くという。

4号棟端の生垣からニャーニャー声がしてピーチが出て来た。すると向こうから小型犬2匹を連れた散歩人がやってきた。ピーチは退かずにその場に立ったまま。犬たちはでっかいピーチを見て興味津々。しばらく様子を見ていた飼い主は笑いながら無事通過。

そこへT橋さんが出て来たのでピーチと一緒にまず1号棟前駐車場へ。ピーチは途中でトイレだったので待ってあげる。

1号棟前駐車場では昨日と同じ車の下で花子とピーチに缶詰とカリカリを与える。

山手へ行くと猫たちは階段下まで降りてきてソワソワしている。6匹全員集合。キジーはいない。スカート姿のT橋さんもバーをまたいで庭園内へ。新聞紙を敷き、カリカリを与えると空腹だったらしい猫たちはワッと群がる。

いつもとは違う雰囲気に、ちょっとした物音で猫たちは四方に散ってしまう。みんな戻ってきたがワカメは植え込みの下からこちらを窺う。別のところにカリカリを一掴み置くと食べ始めた。

水容器も2つとも空っぽで転がっていた。洗って水を入れると早速ポオとトニーが飲む。

茶々だけがいつまでも食べているので、新聞紙を片付けるためT橋さんが茶々を持ち上げた。それが気に入らない茶々は降ろされてから、目の前で食べていたゲンキをいきなり襲撃する。

とんだとばっちりをくって驚いたゲンキはすっ飛んで逃げたがすぐに戻って来た。ライトを当ててゲンキの耳を観察する。左耳の先端と根元につつかれたような痕があるがもう治っている。カラスかなあ?茶々の鋭い爪で引っ掻かれたのかもしれない。ついでにゲンキの目やにを拭いておく。

ハウスを見ると4号にポオが入っているがワカメはいない。

T橋さんと一緒に戻る。1号棟前駐車場には花子もピーチもいなかった。4号棟の植え込みにもピーチはいない。T橋さんと一緒だったのでちょっと勝手が違ったかな。


2005年11月26日(土) 山手はJ先生が給餌。ピーチと花子へはS井が給餌。

今夜はS井が出かけていたので外猫たちへの給餌はJ先生にお願いした。山手での給餌は問題ないが、Pハイツ1号棟前駐車場で待っている花子とピーチへの給餌は、できたらお願いすることにしていた。

帰宅途中、J先生に携帯メール送信したが、返信メールは入らないので、花子への給餌にも問題がなかったようだと思った。

駅から戻ってきて5号棟へ差し掛かると植え込みからピーチの鳴き声が聞こえる。餌持参で出かけたので出て来たピーチにはカリカリを与える。

ピーチが食べている間にJ先生に電話してみると、花子は出て来たが音楽大音響の車が入ってきたので逃げてしまったとか。一応カリカリは置いてきたが、心配だとのこと。

もう10時近いがその足で1号棟前駐車場に行ってみる。ピーチはカリカリをほったらかして従いてくる。花子は駐車場にはいなかったが、私がキョロキョロしていると山から降りて来た。端っこの車の下だとまたチャトに横取りされるといけないので、駐車場中央の大型車の下に誘導する。缶詰を開け、カリカリも与える。

ピーチは傍で見ているだけで食べに来ない。食べている花子をそのままにして(他の猫に横取りされなければいいが・・)ピーチと一緒に戻る。

5号棟への階段のところまで戻り、ピーチがカリカリを食べている間、傍で待つ。食べ終わるとその場でゴロンゴロンとひっくり返る。一応外出着を着ているので、石段に座ったりピーチを抱っこしたりせず、身体を撫でるだけ。

振り向かずに家に帰る。家の前で振り向いてみたがピーチは従いてきていなかった。

今日昼過ぎ、出かけようと家を出たところにピーチがいたが、急いでいたので声を掛けずにいるとブラブラとプレイロットの方へ歩いて行った。

いつもの餌やりスタイルではないので私だと分からなかったのかと思っていたが、夜にはピーチも花子もニャーニャー鳴いて出て来たのだから、どんな格好でも猫たちは私だということがはっきり分かっているようだ。

ピーチは近ごろ昼も夜も5号棟付近でウロウロしているのだとしたらとてもいじらしくて不憫。


2005年11月25日(金) 8匹に給餌。キジー出席

今夜も遅くなった。1号棟前駐車場にはピーチと花子が仲良く待っていた。大型車の下で缶詰とカリカリを与える。2匹ともモリモリ食べる。

山手ではキジーも含め7匹が待機していた。庭園餌場に行くとやはり茶々が従いてきていない。

水容器が2個とも転がっている。きれいにして水を満たす。

みんなが食べていると茶々が「猫庭園」を通ってやってきた。キジーを恐れているので私のそばにカリカリを置き、そこで食べさせる。

ポオはあんまり食べずに水を飲んでいる。飲み終わってこちらにやってきた顔を見ると黒っぽい目やにがいっぱい付いている。捕まえて両目をティッシュで拭くときれいになったが、左目の調子がよくないようだ。

ポオは元気よく通路を駆けて道路側庭園の岩場の陰に消えた。餌場を片付けハウスを見に行く。ワカメはいつの間にかいなくなっていたがハウスには入っていない。全部空っぽだ。マグライトは電池を換えたので隅々までよく見える。

餌場に戻ると、ゲンキが食べていてコロン、茶々、ポオがやって来た。3箇所くらいにカリカリを盛っておいたから十分に食べられる。

1号棟前駐車場を通過するが花子もピーチも出て来ない。十分に食べることができたようだ。

と、思ったら4号棟の植え込みからピーチの鳴き声がして巨体が出て来た。甘えるので、5号棟への階段に座って可愛がる。久々に膝に乗せてみるとものすごく重い。10kgくらいになっているのではないか。いつだったか目薬投与を始めてから嫌がられて膝乗りをしなくなっていたのだった。あれからずいぶん経つ。目やにを取ったが、左目からはいつものようにダラダラとは涙が出ておらずちょっとよくなったように思う。

膝からはみ出ながらもゴロンゴロンして甘えるピーチを降ろし、帰ることに。当然従いてくる。我が家の隣人が入り口前に停車し、荷降ろしをしている。ピーチは平気で従いて階段を上がる。

隣人は私がピーチを連れて歩いてきたので「犬みたいですね!」と驚いている。ピーチが隣人を避けて植え込みに入った隙に家に入ってしまう。

その直後に外へ出た夫が言うには、玄関ドアを開けたらそこにはピーチがいて階段を下りて鳴いていたとのこと。荷降ろしを終えた隣人が戻って来たのでピーチは行ってしまったそうだ。かわいそうなピーチ。

ピーチを飼い猫にしてやりたかったが当然無理だ。捨て猫3匹が我が家に来ていなくても、あんな大きな猫をトムたちが受け入れるはずもない。先住猫たちは仔猫たちの侵入も嫌なのでおしっこ攻撃や血尿で嫌悪感を表しているのだが、大猫なんかが入ってきたらどんなことになるか分からない。想像するだに恐ろしい。


2005年11月24日(木) 7匹に給餌。ピーチ欠席。キジー出席

1号棟前駐車場にピーチはおらず花子だけ。お墓の駐車場通路まで誘導する。手前だと道路から丸見えなので結局お墓のすぐ近く、つまり故小桃(花子の母)の餌場で缶詰を開ける。パクパク食べる花子を見守りカリカリも足す。1匹だけだとしっかり食べている。殆ど食べ終わっているのを見届け、山手へ。

ゲンキはこちら側へ出てきているし、他の猫たちも階段を降りてきている。そうなのだ。山手猫たちに感づかれるので、お墓の駐車場はヤバイのだった。今はJ先生家で幸せになっているスミオにいつも見つかっていた。

キジーまでが、庭園から出て待ち構えている。庭園餌場に行きみんなに給餌する。茶々はキジーがいるから来ない。他のみんなはいつもと同じように食べてちょっと甘える。

キジーはこちらの餌場までやって来てしばらく私の顔を見て水場を通ってグルリと一周してまた自分の餌場に戻る。キジーの餌場とこちらの餌場とは3〜4メートルしか離れていないのだが、まるで挨拶でもしに来るようだ。

みんないなくなったので餌場を片付ける。ハウスを見に行くが全部空っぽ。今夜はそんなに寒くないからかな?

踊り場に出ると茶々がいる。餌場に行けばたっぷりカリカリが残っているし、お腹を触ると十分に丸い。そのまま帰ろうとすると一緒に階段を降りてきて餌をねだる素振り。そこで踊り場まで戻りカリカリを与えると喜んで食べる。気配を察してポオも庭園内からやって来た。

お墓の餌場はどうなっているかと見に行くと黒っぽい猫が食べている。花子がまだいるのかと思ったが、花子にしてはどうも大きすぎる。近寄ろうとするとその猫は駐車場に降りて車の下に入ってしまった。キジーのような猫だった。マグライトの電池が弱っていてはっきりとは見えなかったがこの辺りであんなキジトラ猫といえばキジーだろう。

振り向くとゲンキが来ている。私がPハイツの方へ行ってしまわずにお墓の駐車場に降りていく姿を見たのだろう。やはりここはダメだ。花子が食べている時にゲンキが来れば花子はすっ飛んで逃げてしまう。

今夜は結局ピーチはいなかった。


2005年11月23日(水) 8匹に給餌。缶詰の日

今夜も出発が少々遅くなった。小学校脇を通っていると4号棟端の植え込みの中にピーチがいて盛んに鳴いている。そこの縁石にカリカリを置くとフガフガ言いながら食べ始めた。

そのまま1号棟前駐車場へ向っていると気付いたピーチが追ってきた。が、1号棟前駐車場には花子がいない。探したが反応がないのでピーチを連れて山手へ行こうとしていると山の中から声がして花子が崖を降りて来た。

そこでいつもの東端の黒い車の下でタッパーを広げようとすると歩道側にいて、内側へ来ようとしない。車の下で唸っている。いつもと様子が違う。

仕方なく歩道側へ回り、そこで花子とピーチにタッパー容器で缶詰を与えておく。

山手に近付くと猫の甘え声が聞こえる。行くと若い男性が手にポリ袋を持ちスナック菓子を食べながら階段に向って立っている。階段には猫たちが集まっている。

餌やりでもしているのかと思い、「こんばんは!」と声をかける。特に餌やりをしているわけでもなく、ポリ袋を持っているので多分、猫たちに呼び止められたのだろう。しょーがないなあ、猫たち。いい人ばかりとは限らないし、スナック菓子などを貰っても困るのに。

昼間は部員や教職員が、夜は私が出来るだけ早く来て猫たちをお腹一杯にしておかなくては。通行人にむやみと餌ねだりをしてはいけません。

今日は缶詰の日なので6匹に対し6個全部開ける。もう1個あるがキジーは来ない。みんなよく食べる。コロンは夏の痩せ具合が嘘のようにコロコロに太っている。お尻もパンパンだ。カリカリも少々与える。

山の向こうから猫の争うギャーッという声が響いてきた。山の向こうといえば花子とピーチがいるがあの2匹があんな声で争うはずがない。どうしたんだろう?

茶々はさっさと立ち去り、ポオは水を飲んでいる。トニーも満腹して行ってしまった。ワカメはまた本館方面へ去っていく。餌場ではゲンキとコロンがいつまでも食べている。

ハウスを見に行くと、今夜は4号にポオが入っている。ワカメは「猫庭園」の端っこに座っている。一緒に餌場に戻りまた食べ始めるとコロンがやってきてまた食べる。

ワカメは「猫庭園」に入ったが4号を覗いてポオが入っているのを見て奥に行った。てっきり2号に入ったものと思っていたが、後で見に行くと空っぽだった。ワカメは上の方の階段脇の大木の寝方に座っていた。そこはワカメのお気に入りの場所だ。

今夜は昨日にも増して厚着をしてきたが、昨日より寒くない。ワカメも深夜になればハウスに入るだろう。

餌場を片付けて立ち去る。ゲンキがちょっとだけ従いてきたが、気付くとコロンが私を追って階段を駆け下りる。いつもは階段下で止まるのに、また従いてくる。道路を渡る前に立ち止ってコロンがどうするのかを観察していると、山の斜面に生えている木の枝に駆け上り私を見下ろしている。道路を渡ってしまえばコロンからはもう見えない。

ん?全身茶虎猫が道路を渡り、1号棟前駐車場の黒い車の陰に消えた。あの身体つきは茶々ではない。以前何度か現れたチャトかなあ?

タッパーは舐めたようにきれいになっている。ハハーン、花子たちはチャトに追い払われて餌を奪われたのだろう。

1号棟側にピーチがいて私を見て道路を渡ってくる。山の上からか細い声がして花子が降りて来た。

さっき餌やりをしようとした時に既に隣の車の下にチャトが待機していたのだろう。それで花子が車の内側に近寄らず唸っていたのか。

花子を故小桃の駐車場(一段下のお墓のある駐車場)に誘導する。さすがにここは故小桃と(多分・故)新黒に給餌していた場所なので胸がキューンとする。もっとずーっと手前で缶詰を開ける。ピーチもやってきて2匹であっという間に食べてしまった。

車が入ってきて駐車している。車から出た人々はグルリと回って我々のすぐ上を通って行く。それでも人の車の下ではないので、給餌にはここの方がいいかもしれない。いずれにしても花子がチャトに横取りされずにちゃんと食べるようにしばらく傍に付いていた方がいいかもしれない。

チャトなら「プリンス猫階段」などでM上さんから給餌されているはずだが、この辺は彼の立ち回り先だから花子が缶詰をもらっているのを嗅ぎ付けたか。それにしてもかわいそうな花子。更にカリカリを与えると盛んに食べている。ピーチはもう食べずに上の道路で私を待っている。

ピーチは我が家のすぐ傍まで従いてくるが、近くの植え込みに入ってしまう。家の前で待っていられると切ないのでその方がありがたい。


2005年11月22日(火) 7匹に給餌。コロン欠席。キジー出席

出るのが大分遅くなった。1号棟前駐車場では花子とピーチが飛び出してくる。いつものように東端の車の下で2匹に缶詰を与える。

山手に行くとコロンがいない。キジーは庭園内で待っていた。すると茶々はもう餌場に来ない。みんなさほど食べないから昼間に十分給餌されたのだろう。

毎夜寒いので今夜はしっかり冬支度して着込んできたから私はポカポカだが、猫たちは着込むわけにはいかない。しっかり食べて皮下脂肪を溜め込むしかない。

ポオはハウス2号に入っている。ワカメはハウスに入らずに本館前庭園の植え込み前にちんまりと座っている。坂道にはトニーがいる。ワカメのところに行くと、野次馬のゲンキもやってきた。

茶々もコロンも来ないが十分にカリカリを残しておく。

1号棟前駐車場に行きタッパーを回収。大型車の下で花子とピーチにカリカリを与える。


2005年11月21日(月) 8匹に給餌。キジー出席。アンディ、ミニー大脱走

サミーは誰かが出かける時、玄関ドアに張り付いてドアが開くや否や跳び出そうとする。跳び出して階段を数段上がって行き、そこで留まっているのだが、とにかく困る。

家族全員、気を付けるようにしていたのだが、今朝早く、息子が出るときに一緒に出てしまったらしい。私はちょっと出ていて家にいなかった。詳細は省くが、結局、アンディとミニーが出て行き、階上に行ったものの帰る家が分からず2階のドアが開いたのでそこに跳び込んだらしい。困ったお2階さんが猫といえば我が家だろうと見当をつけてやって来た。

夫が見に行くとアンディはカーテンボックスの上、ミニーはソファと壁の隙間に潜り込んで固まっていたとのこと。平謝りして回収してきた。

帰宅してその話を聞き、遂にそんなことになったかとガックリ。サミーはとにかくしつこくて、しかもすばしっこく、玄関の出入りに苦労していたのだった。玄関ドアの内側にもう1枚、何か扉を付けなくては。早速、懇意のリフォーム会社の社長に電話。すぐに来てくれた。

相談の上、廊下の端っこと台所のリビング側入り口にアコーディオンカーテンを付けることになった。来週火曜日には機材一式が届く。同情した社長は少しでも安くするために自身で取り付けてくれるという。が、材料費だけでも7万円は下らない。トホホ・・・

台所は廊下側には引き戸があるのだが、リビング側は開いたままだ。ここでもサミーとミニーが調理台に上りまな板を踏みつけるわ、シンクの中に入るわでオチオチ調理も出来ない。ガスが点いていて包丁を使っていても全くお構いなし。危なくて仕方がない。調理中だけでもサミー、ミニー兄妹を台所から遠ざけたい。

然し、遊びを求めて狭い家の中を走り回る若猫どもを見ていると、ド田舎の一軒家暮らし願望が頭をもたげる。夫もそんなことを口走るようになってきた。

夕方のニュースで、宮城県のゴミ屋敷で放置されていた犬たちを自称ブリーダーの家主から救出したボランティアの活動を見た。ここでもその女性(菅ナントカさん。名前は忘れた)は落ち着いた美人で、淡々と大変な作業をこなしていた。人の集まる場所での里親探し会でも手伝う学生たちもいて、里親募集は着々と成果をあげている。素晴らしい!

が、沢山の犬達を放置して餓死、病死に追いやった「ゴミブリーダー」には是非厳罰を与えてほしい。白骨化した頭蓋骨も転がっていた。

*****

昨日一緒に出かけた友人がくしゃみを連発していたが、そういう風邪だったようで今日は私がクシャン、クッシャ〜ン!悪化しないように気を付けよう。

1号棟前駐車場では花子だけ。昨日と同じ野菜入り缶詰を与えて山手へ。階段には1匹もいなかったがあっという間に5匹集合。ポオは大方ハウスの中だろう。

餌場に行くと真横のハウスからポオがやって来て6匹全員集合。新聞紙を敷きカリカリを与えるとみんなひしめき合って食べる。後ろにキジーが来ていたが、食べるのに夢中の茶々は気付かない。

キジーにもたっぷり与える。アライグマでさえ全く逃げないのにキジーときたら飛び石2つを隔てたところで待機している。彼に給餌を始めてもう2年くらいになるのに全くゥ!が、ノワールの例もあるように、どうやって親愛の情を表せばいいのか分からないのだろう。(そういうことにしておこう。)

今夜はまた一段と冷える。ワカメも早々にハウス2号に入った。ポオはまた道路側庭園内の植え込みの下にいる。トニー、茶々、コロンは私の回りに集まって暖を取っている。茶々の尻尾にはトゲトゲの枯れ草が刺さっているのでむしり取ると茶々は、「何をする!」と怒っている。

ポオが出て来たので、ハウスの方へ誘導すると4号に入った。他の猫たちも年取って辛くなってきたらハウスに入るようになるだろう。

1号棟前駐車場でタッパーを回収する。容器の端っこに付いた魚肉は取りにくかったのだろう。大型車の下でそれとカリカリを花子に与える。

ピーチはいないなあと思っていたら、4号棟端っこの植え込みの中から鳴きながら出て来た。カリカリを縁石の上に置くと食べ始めたのでそのまま立ち去る。


2005年11月20日(日) 8匹に給餌。キジー出席

しばらく平穏だった我が家にまたもや惨事が降りかかった。
寝室に入れないと分かるやソファや家具にスプレーし始めたシルビアを終日ケージに閉じ込めていたのはほんの1日ほどで、後は自由にせざるを得なかった。

大枚?を投じ寝室にはすべて鍵を取り付け、賢い猫どもに開けられないようにもした。ロックし忘れる息子の部屋にシルビアが素早く入り込み枕や引き出しにスプレーされることは数回あったが、怒りながらも洗濯や掃除をした。

このところ睡眠不足が続いているので早く寝ようと思った昨夜午前零時ごろ、パソコン作業を終えてふと見ると息子の部屋からシルビアが慌てて出てくる。ベッドを見ると枕にちょっぴり、キルティングシーツにたっぷりのおしっこが溜まっている。慌てて拭き取ったが、シーツの下の厚手のベッドパッドにも染みている。ほんの僅かだが、マットレスを覆っているボックスシーツにもおしっこが付いた。

ちょっとした部屋の出入りにも必ずドアには鍵をかけるように息子には再度注意を促す。ドアの取っ手の傍には「鍵をかけること!」というシールを貼った。

そのままにしておくわけにはいかず、それから枕、枕カバー、厚手のシーツ2枚、敷き布団カバー、敷き布団くらいの厚さのベッドパッドを洗濯する。これらを干し終わり、入浴をすませると午前4時半を過ぎていた。

かくして今日も甚だしい睡眠不足。朝から新横浜のラポールまで出かけ、午後一番で、或る「福祉大会」に出席した。目玉の山本譲司氏の講演が始まるとウツラウツラ。

帰宅は午後6時を過ぎており、夕食作りなどの家事に追われる。午後7時半〜には山手猫への給餌がある。1日があっという間、飛ぶように過ぎる。

*****

1号棟前駐車場で花子とピーチに給餌。山手猫たちには割と不評だった「カツオと野菜」の缶詰を与える。

山手に行くと、6匹がすぐに集まった。庭園内にはキジーがいる。キジーが来ていると、一度ひどい目に遭わされた茶々は餌場に寄って来ない。

猫たちは適度に食べてしばらく甘える。今夜はしんしんと冷える。食べ終えたキジーは餌場に来て私を見つめてからおもむろに去っていく。

餌場を片付け始めるとワカメはハウス2号へ。ポオは寒いのに今夜も道路側庭園内で身づくろいをしていたかと思ったら通路に出てきてじっと座っている。早くハウスに入ればいいのに。

キジーが去って大分経ってから茶々が餌場に姿を現した。勿論カリカリはたっぷり残っている。茶々を撫でてから立ち去る。

1号棟前駐車場でタッパーを回収すると、ここでは野菜は好評できれいに食べてある。花子もピーチもいないと思ったら、ピーチはお向かいの1号棟生垣から出てきて従いてくる。ずーっと従いてきたが結局我が家の隣の入り口の植え込み内に消えた。全く可愛がっていない。残念!


2005年11月19日(土) 8匹に給餌。茶虎仔猫のお迎え

13日(日)夜にS井が発見し、翌14日(月)のお昼にJ先生が保護した茶虎仔猫は仮称が、ジンジャー→ルフィ→ロンという具合に二転三転したがひとまず【ロン】になりそうだ。

仔猫なのであんまり長くは病院のケージ暮らしは猫格形成上良くないので、今朝犬山動物病院へ迎えに行った。里親さんが見つかるまでという心積もりで今回はやむを得ずJ先生宅で一時預かりをすることになった。

J先生からのメール:
≪チビ猫は家に来てすぐ慣れましたが、大の外猫だったはずだったスミオが仔猫を怖がっています!抱っこしていないときは、ゲージの中に入れていますが、鳴きませんし、騒ぎませんし、本当に良い子です。ポパイは一発殴ろうとして、諦めてぐっすり寝ていますが、スミはまだおちつかないようです。「ルフィ」と呼ぼうと思っていたのですが、会ってみたら「ロン」にしました。ハリーポターの友人のロンだそうです。娘も息子もとても気に入っていて、写真を何枚か撮っています。≫

*****

1号棟前駐車場へ行くと、土曜日の夜だからか車が少ない。ニャーニャー鳴きながら出て来た花子を東端の黒い車のところに誘導する。アララ、隣の車がない!黒い車の下にタッパーを入れ、花子に与える。ピーチはいないようだ。

山手に行き、みんなにカリカリを与える。今夜もよく食べる。ポオを捕まえて左目の目やにをしっかり拭き取るとまたハンサムになった。ワカメは食後すぐにハウス2号に入ったがポオは水を飲んだ後、道路側庭園内に入り、身づくろいをしたり、じっと座っていたり、なかなか動かない。カリカリを片付けて最後に食べていたのはコロンだ。コロンは餌場から離れたり戻ったりを繰り返す。トニーもそうだが、最後までは残らない。

1号棟前駐車場でタッパーを回収する。きれいに食べている。もう満腹だからか花子も出て来ないし、ピーチの姿も見えない。と思ったら、ピーチが後から従いて来ているし、花子の大声に呼び止められた。仕方なく戻って西端の車の下でカリカリを与える。ピーチも一緒に食べる。

ピーチはもう従いてこなかった。


2005年11月18日(金) 8匹に給餌。久々にアライグマのラックが来た

今日はちょっとだけ遅くなった。1号棟前駐車場へ向っていると、自販機の辺りで鳴き声がする。待ちかねた花子が向こうからやって来る。こんなことは珍しい。やっぱり東端の黒い車の間まで引っ張っていく。タッパーを出しているとピーチもやって来た。ピーチは缶詰を残すので花子の分を増やし、ピーチの分を減らす。どっちみちピーチは午前3時にM上さんからおいしい缶詰をたっぷりもらうのだし。

山手に行き、6匹全員で餌場に向う。キジーは来ていない。新聞紙を敷きカリカリを与える。みんなよく食べる。少し前からポオの左目から目やにが垂れているが、拭かれると分かるらしく逃げてしまう。

食べ終えてワカメはハウス2号に入る。ポオも庭園内でしばらくじっとしていたが結局4号に入った。トニーも去り、餌場には茶々とコロンだけになったところで、ゲンキが「猫庭園」の方を向いて威嚇する素振りをしている。

見に行くとなんと!久々にラックがいる!丸々して毛艶も良さそうだ。私は喜んでいるだがゲンキは増々威嚇しパンチまでしている。ラックは「猫庭園」内に逃げるが、グルリと回って通路に出て来た。カリカリ容器を持ってラックを迎えているとゲンキがやってきて尚もしつこく威嚇する。

止めさせようとするとゲンキは私に向ってくる。気合で一喝すると不承不承ゲンキは攻撃を止める。

ラックにはキジーの餌場で与えようとそちらを向くとラックは心得た様子でキジーの飛び石餌場で待機。顔の前にカリカリを沢山盛るとラックは長い爪でカリカリをかき混ぜる。すぐにパリポリといい音を立てて食べ始めた。相当空腹だったようだ。もう少し足してあげる。

写真を撮ることにする。十分近距離にいたのだからワイドで撮っていればいいものを、よく見えない闇夜にズームしたものだからあちこちハズレて散々な写真になった。(それでもひとまずページをアップした。)

写真を撮り終えて、よくよくラックを見ようと思ったら、もう満腹になったのか、道路側庭園内に入って消えてしまった。そこからどこへ行ったのか全く分からない。

夜の山手はアライグマや子タヌキ、イタチなどが出てきて餌を探すかもしれないので、毎夜、結構たくさんのカリカリを置いておく。もし残っても未明にカラスがきれいに食べてしまうから散らからない。

餌場を片付けていると、茶々、コロン、ゲンキがまた食べ始める。ゲンキはまだ興奮が冷めやらずピリピリしている。

私が去ると3匹全員従いてきた。階段では、ゲンキがコロンに狙いを定めている。コロンはそれに気付き、少し離れて唸っている。その上の方では茶々がゲンキを狙っている。茶々とゲンキ、ポオはいい遊びトモダチだが、ゲンキの縄張り意識は相当なものだ。聞くところによればゲンキが4年前ここに捨てられた時にも先住猫に相当いびられていたとのこと。

道路を渡ると驚いたことに花子とピーチが私を迎えに来ていた。1号棟前駐車場へ戻ると東端の黒い車の下を通り抜けて、道路側にタッパーが転がっている。空っぽだ。ぐるっと回って蓋を回収し、そこで2匹にカリカリを与える。

山手に行く前に花子たちに缶詰を与え、山手からの帰りにまた来てカリカリをくれると学習したようだ。


2005年11月17日(木) 8匹に給餌。キジー出席

今日はまた一段と冷える。1号棟前駐車場の同じ車の下からピーチと花子が出て来た。そこから東端の黒い車の間に誘導し、缶詰を与えておく。

山手に行くと茶々とポオが落ち葉もない排水溝の中に入っていた。コロンとゲンキは脇の植え込みから、ワカメは山の中から、トニーは階段の上から駆け下りてくる。庭園に入るとキジーが待っていた。

キジーがいるせいか茶々が餌場まで来ない。後の5匹はよく食べた。キジーもよく食べて、こちらの餌場に出てきては私の顔を見る。そしてまた自分の餌場に戻って食べていたがそのうちにいなくなった。

トニーは本館方面に行ってしまったと思ったが、またカリカリを出していると音を聞きつけてすぐにやってきた。

ワカメはハウス2号に入りに行き、庭園内でトイレをしていたらしいポオも4号に入った。

ハウスの後ろの方で猫の声がし、ゲンキが見に行く。私も行ってみると声の主は茶々だった。茶々は餌場に全然来ないで何をしているのか?ゲンキと茶々がにらみ合っている。放っておいて餌場に戻り片付ける。

1号棟前駐車場でタッパーを回収する。ピーチに与えた方は結構たくさん残している。花子はもういなかったが、ピーチが家の傍まで従いてきた。


2005年11月16日(水) 8匹に給餌。缶詰の日

このところ花子とピーチには毎日缶詰だが、その他に山手猫とキジー用に7個缶詰を持って出かける。1号棟前駐車場の東端の黒い車の間でいつものように花子とピーチに缶詰を与える。

山手に行くと踊り場にポオを除く5匹が集合。寒いのにワカメはハウスに入っていなかったんだ。餌場に行くとポオがやって来た。昨日からグッと冷え込むが、幸いなことに踊り場や庭園は吹きっさらしのところに比べるとずーっとマシだ。

新聞紙4枚を敷いて缶詰を与える。結局6個全部開け、カリカリも少々与える。みんなモリモリとよく食べた。

水を替える時にふと見るとタバコの吸殻が落ちている。後で新聞紙に包んで持ち帰ることにする。(こんなところでタバコ吸うな!吸殻を捨てるな!)

坂道を何となく派手なモノを来た人が降りて来た。S山さんだった。しばらく立ち話をする。

ハウスを見に行くと2号にワカメが入っていたが4号は空。餌場に戻り片付ける。コロンがやって来て甘えながら食べる。

「猫庭園池」の傍の通路にポオがじっと座っている。寒いのだから早くハウスにお入り。コロンが門扉のところまで従いてきた。茶々が走りこんできて排水溝に飛び込む。見ると落ち葉は全然溜まっていない。冬になるといつもここの落ち葉ベッドに入っていたから習慣になっているのだろう。茶々もハウスに入るといいのに。6匹しかいないのだから十分に全員入れる。1号と2号は大きいから2匹づつ入ればいいのだし。

1号棟前駐車場でタッパーを回収しているとピーチと花子がやって来た。2匹にカリカリを与えて立ち去る。

ピーチは未明の午前4時ごろ我が家の前で鳴いていたようだ。3時過ぎから新聞配達を始めるM上さんに従いて5号棟に来るのがそういう時間になるのかな。いじらしいピーチ。


2005年11月15日(火) 8匹に給餌。捨て猫の夢を見た。

今朝は捨て猫の夢で飛び起きた。場所は分からないがお天気が良い日の住宅地の戸外。お祭だかバザーだかしらないが、3日間ほど続けて模擬店を出しているようだ。私はどうやら屋内で作業に従事してきたらしい。

外へ出てみるとものすごく小さい塊を発見。よくよく見てみるとそれは白黒八割れ模様の仔猫だった。エーッ?!拾い上げて途方にくれる。

すぐ傍で何かの模擬店を出しているおばさんに「仔猫が捨てられていたのを知っていましたか?」と訊いてみる。何故だか既にそのおばさんは感じの悪い人だという予備知識がある。

するとおばさんは『昨日も一昨日も捨てられてたよ!だから川に捨てちゃったよ!』と平然として言う。それを聞いてショックを受けているところで目が覚めた。

相次ぐ捨て猫により、如何に私が精神的ダメージを受けているかが分かる。多分、私たちに発見されて保護される捨て猫の数は山手での捨て猫総数の100分の1くらいかもしれない。それでもこの有様だ。

ホームページを無防備に公開しているから捨て猫される、実は自分も捨てに行こうと本気で思ったなどと実に腹立たしい内容を匿名でメールしてきた人物がいる。このホームページの愛読者には、我々の苦労を知りながら敢えて捨て猫するようなそんな最低な人はいないと信じたいが、もし少しでもそんな考えが起きたら実行するのは是非止めてもらいたい。私がダウンして身動きならなくなったら、捨て猫はもとより今面倒を見ている猫たちでさえどうなるか分からない。私は高齢でもあるので早晩ダウンはするのだが、愛する猫たちのためにも一日でも先に延ばしたい。

*****

1号棟前駐車場でピーチと花子に缶詰を与える。山手に行くと6匹全員集合。ワカメはギリギリまでハウスに入っていて我々が餌場に到着したのを見て跳び出して来た。今日は寒かったからね。

ガタン・ゴトンと音がして空手部の部室から男女生徒が出て来た。二人は坂道を下りて行った。

餌場に新聞紙を敷きカリカリを与える。しばらくして小雨が降ってきた!エッ?!聞いてないよ。一瞬、雨天餌場に避難しようかと思ったが、降ってるのか降ってないのか分からないほどの僅かな雨なのでそのまま給餌を続けることにした。幸いフード付きのコートを着ているし。

ワカメは早々とハウスに退散した。他の猫たちはまだ食べている。背中を撫でるとうっすらと濡れてはいるが大丈夫だろう。

昨日、ハウスの後ろに置いたままにしたダンボールを取りに行く。つぶしてゴミ袋に入れる。明朝がゴミ収集日なので後でPハイツのゴミ置き場に出しておこう。

2号のベッドにはワカメ、4号のベッドにはポオが入っている。主に高齢のこの2匹のためにハウスがあるようなものだから順当に利用されている。よしよし。

1号棟前駐車場でタッパーを回収。別の車の下からピーチと花子が出て来た。花子は小柄だが冬に向けて何となくガッチリと太ってきたような気がする。またカリカリを2匹に与えておいて立ち去る。


2005年11月14日(月) 8匹に給餌。キジー出席。J先生が仔猫を確保。

今日日中にJ先生と部員が昨日の仔猫の捕獲を試みてくれる手はずになっている。午後1時前、J先生から喜びの一報があった。山へ逃げていた仔猫にタオルを被せて捕獲できたという。

健康診断などのため、犬山動物病院へ連れて行くが、午後4時まで休診なのでそれまで学院内に置き、後で一緒に病院へ行くことにする。

午後4時過ぎ、これも部活の一環として生徒2人と共に犬山動物病院へ。診察台の上に乗せたキャリーから仔猫を取り出し、明るいところで初めてご対面する。きれいな茶虎猫だ。体重は960gr。お腹が丸々しているが思ったより多めだ。生後3ヶ月くらいか。抱き上げると忽ち喉を鳴らして甘える。

院長が蚤取り櫛で梳くとたちまち黒い蚤糞が落ちる。そしてすぐに数匹の蚤が取れた。フロントラインをすぐに投与してもらう。さてこれからの処遇をどうするか。

待合室でしばし考えることにする。蚤取り櫛を使いながら膝の上に乗せていると盛んの母猫のおっぱいを探す素振りをする。つい一昨日まで母猫のおっぱいを吸っていたに違いない。可哀相に。然し、こんなに蚤だらけにして(グレー、サミー、ミニーの時もそうだったが)しかも捨ててしまうのだからとんでもない飼い主だ。本当に「地獄に落ちろ!」

蚤もいるし、多分お腹に虫がいるだろうから虫下しもしてもらおう。先住猫がいる家にいきなり入れるのはまずいだろう。結局ひとまず入院させることにする。院長は「いつまでですかあ?」ととってもイヤそう。あんなに私に甘えていた仔猫は院長が抱き上げるとひときわ大声で鳴きもがいている。今週中には何とかします、とアテもないが答える。

ケージ室から仔猫の鳴き喚く声が響いてくる。後ろ髪を引かれるが我が家に来ている保護猫たちもみんな10日から2週間はここに入院していた。

*****

猫ベッドを持って山手へ出かける。1号棟前駐車場でピーチと花子に缶詰を与え、山手へ。すぐに6匹集合。庭園内ではキジーが待っていた。

風が強いので床に直置き。猫たちが食べている間にハウスへ。2号のダンボールハウスを取り出すと湿気ている。新聞紙も湿気ているので取り出す。畳屋さんの話では、新聞紙は湿気を吸うので頻繁に取り替えるのでなければ返って湿気を溜めることになるのだそうだ。発泡スチロールとベッドだけでいいだろう。ダンボールと新聞紙はひとまずハウスの後ろに置いておく。後日捨てよう。

4号も奥にスチロール板を入れたものだからベッドが前に飛び出している。奥のスチロールを外しベッドを奥に押し込む。

私が作業をしている間に猫たちは餌場から姿を消していたが、私が戻ると忽ち戻ってきて何事もなかったかのように食べ続ける。

坂道を小柄な若い男性が降りて来た。「こんばんは!」と声をかけたが聞こえなかったようだ。教員らしいその男性はすぐ傍の白いミニバンに乗り込んだがラジオが大音響だ。そこらじゅうに響き渡る。これはいただけない。

餌場を片付けて帰ることにする。コロンが階段下まで従いてきた。

1号棟前駐車場でタッパーを回収する。花子もピーチもいたのでカリカリを与える。ピーチは従いてこなかったが、10時過ぎに外に出た夫が我が家の窓の下の植え込みで鳴いているピーチを発見。従いてこなかった日にも後から来ているようだ。いじらしくて可哀相だが、仕方がない。ピーチも去年の3月ごろ捨てられたのだった。本当に捨て猫は止めて欲しい。

ペットはすべて登録制にし、チップ埋め込みなど飼い主が特定できるようなシステムを早急に導入すべきだ。

もうガックリしてしまって日記を書く意欲も薄れる。これからは律儀に毎日書くことはしないかもしれない。心底打ちひしがれる。


2005年11月13日(日) 8匹に給餌。また仔猫が捨てられている!(激怒)

少し遅めに山手に向う。ピーチは3号棟生垣から出てきて落ち葉トイレを使い一緒に1号棟前駐車場へ。そこで缶詰を花子と半分コする。

山手に行くと茶々は排水溝に入っており、ポオは踊り場にいる。すぐに6匹全員集合する。

庭園内に入ると仔猫の鳴き声が聞こえる!「猫庭園池」の向こう、道路側庭園に仔猫がいる模様だ。また捨て猫だ。もうウンザリだ。多分土曜日の夜遅く捨てたのだろう。

ひとまず餌場に行き新聞紙を敷き、山手猫たちにカリカリを与えているとピーチがやって来た。仔猫も道路側庭園伝いにこちらにやってきたようだ。茶虎のチビだ。ピーチが早速寄って行ってオモチャ扱いするので仔猫が吹いている。山手猫たちは小さな闖入者に拒否反応を示す。ゲンキとコロンは唸り、茶々は踊り場の方へ逃げ去る。それを見て茶虎のチビが追う。尻尾の根元が太く狐の尻尾のようだ。一見、生後2ヶ月半くらいか。

捕まえようと私が近寄ると巧みに逃げる。放っておくと猫が恋しいのか餌場にやって来る。ゲンキの傍まで来たので捕獲できるかと思ったが気付いたゲンキに威嚇されて逃げる。近寄ってきては逃げ、を繰り返す。やはり捕獲できない。

丸々しているので、今すぐどうこうということはないかもしれない。捕まらないので引き上げることにしよう。が、念のため、J先生に電話するとキャリーとバスタオルを持ってすぐに駆けつけてきてくれた。

缶詰を与えたりしながら2人で捕獲のチャンスを窺うがダメだ。J先生のお子さんたちも来てくれたが、本格的な捕獲を試みる前に庭園灯が消灯されてしまった。

気になるが仕方がない。餌と水はあるから何とか夜を過ごすことはできるだろう。午後10時過ぎ、ひとまず解散する。

1号棟前駐車場でタッパーを回収する。ピーチの分の缶詰は殆ど手付かずだ。すぐに私を追って山手へ来たらしい。花子はもういなかったがさっき早々と山手から立ち去ったピーチがいた。ピーチは家の前まで付いて来て甘える。少しだけ可愛がってからピーチを置き去りにし家の中に入ってしまう。可哀相なピーチ。

深夜ベランダに出てみるとかなり寒い。茶虎の仔猫はどうしているだろうか?「猫庭園」のハウスを見つけて入る知恵はないだろうなあ。明日の夜まで捕獲できなければ、ビニールでくるんだダンボールハウスを持っていこうか。明日夜は雨との予報も心配だ。

それにしても、こんな寒空にここまで大きくした仔猫を捨てるとは何という【鬼畜】か!いや、鬼にも畜にも失礼なほどの悪党だ。J先生も捨てた輩への憎しみを露わにする。捨てられて無残な死体となっていた小さな小さな仔猫の姿が忘れられない。捨てたヤツもあの仔と同じ、いやそれ以上に苦しんで死ぬがいい。そうなるように一生懸命に念じることにする。


2005年11月12日(土) 8匹に給餌。(うち6匹へはJ先生が給餌。)

S井は毎月第2土曜日の夜、菊名の横浜北YMCAでのある定例会出席のため、夕刻には山手猫への給餌ができない。そこで今夜は山手猫への給餌をJ先生にお願いした。

1号棟前駐車場で待機している花子とピーチには、S井が会合終了後、大急ぎで駆けつけることにしていた。J先生には具体的に1号棟前駐車場のどの辺りで花子が待機しているのかが分からないし、花子がいても出て来ない可能性があるからだ。

*****

午後9時過ぎに港南台駅に着き、事前に夫に迎えを依頼していたのでそのまま1号棟前駐車場へ向う。出かける前に缶詰を車に積んでいた。花子の名前を呼んでいると出て来た。土曜日とあって出かけている車が多い。東端の黒い車の陰に花子を誘導し、そこで缶詰を与える。ピーチはいない。

家に向って歩いていると4号棟脇の通路にピーチが座っていた。ピーチは喜んで家まで従いてきた。家からカリカリを取ってきて、我が家の北部屋の下、植え込みの中のマンホールの蓋の上に乗せると食べ始めた。今夜はそのままにして帰宅することにする。

J先生からは山手での様子を告げるメールが入っていた。

≪今山手の餌場から帰って来たところですが、6匹のおデブちゃんが来てくれました。我が家の猫達が気に入らない味の缶詰が大人気で、茶々に何発パンチされても、トニーもコロンもずっと食べ続けていました。ワカメは食べてすぐに去っていきましたが、後の5匹(ポオ、ゲンキ、コロン、トニー、茶々)は寒いからか、しばらく撫でさせてくれました。

トニーを見ているとお父さんのプリンスはもちろん、ポパイにも似ていると思います。身体が大きくて、優しいところもポパイそっくりです。今の人数じゃ全員ハウスに入れますが、入るかしら?

駐車場に行ってみましたが、花子に会えませんでした。山手に戻ってくれれば良いのに、やはり雌猫は居づらいようですね。≫

J先生、ありがとう!


2005年11月11日(金) 8匹に給餌。キジー出席

昨日と同じく1号棟前駐車場で待機していたピーチと花子に缶詰を与える。ピーチは白いワゴン車の下にいるのが見えた。花子は別の車の下にいたようだ。

山手に行くと猫の姿はなかったが階段を上がり始めると忽ち四方から猫たちが集まる。ワカメは山から。今夜はトニーは門扉横の木の上に上っていた。ポオは下から上がってきたから職員寮への坂道の車の下にでもいたのだろう。

庭園内にはキジーがいた。猫たちと餌場に向っていると珍しくH田くんが制服ズボンにワイシャツ姿で坂道を降りてくる。

餌場に新聞紙を広げているとギャーッと派手な声がして、見ると茶々がキジーに組み伏せられている。大方キジーを威嚇でもしたのだろう。助けに行こうとするとキジーはやっと茶々を放した。茶々は踊り場の方へ一目散に逃げて行きそれっきり戻ってこない。

とにかく猫たちにカリカリを与え水を替える。教員のS山さんがやって来たのでしばらく話をする。S山さんは一昨日K山さんと一緒に歩いていた「アンガールズ氏」だった。近くで見るとアンガールズより遥かにイケメンで爽やか青年だった。失礼しました。m(_ _=)m 学院の卒業生でもあるのだという。

猫たちは500grあらかた食べてしまっている。キジーもこちらにやってきて座っている。もっとほしいのかと思い、キジーの餌場でカリカリを足すがあんまり食べない。山手猫の仲間入りをしたいだけなのかな。それなのに毎回、ゲンキや茶々が追い出しコールをするのでキジーは逆切れしているのかも。

キジーに見つめられたコロンはそそくさと姿を消す。ライトを持ってハウスを見に行くと、ハウス4号の新ベッドにはポオが入っていて古い2号にはワカメが入っている。が、ダンボールハウスのスチロールベッドには入っていなくてその前にいる。やっぱり早く新ベッドを持ってこよう。

餌場を片付け踊り場に向うと、門扉の傍に茶々がしょんぼりと座っている。門扉側の階段を掃いてそこにカリカリを置くと食べ始めた。かわいそうな茶々。

1号棟前駐車場でタッパーを回収する。ピーチと花子が待っていたのでカリカリを与える。今夜はピーチはカリカリを食べていて追ってはこなかった。


2005年11月10日(木) 8匹に給餌。

夕方M上さんから電話がかかってきた。伸介がこのところ姿を見せないという。伸介たち4匹はH川家のベランダに朝夕ごはんをもらいに来るというから訊いてみることにする。H川家では伸介、伸吉、キジオ、オセロが毎日全員欠かさず通ってきており、くだんの伸介も今しがた帰ったばかりだという。早速M上さんにその旨伝える。M上さんとH川さんは面識がないのだが、これを機会に何かの時には連絡を取り合ってもらうことにする。

今夜は山手への出発がすっかり遅くなってしまった。1号棟前駐車場では花ことピーチが待ち構えている。タッパーに詰めた缶詰を蓋と容器で半分に分けて与える。

山手に行くと茶々とポオは排水溝の中で待っていた。コロンたちは踊り場で。トニーは階段の上の方から駆け下りてくる。庭園に入るとハウスに入っていたらしいワカメが待っていた。キジーはいない。

昼間に部員に給餌されたらしいが猫たちはそこそこ食べる。600grくらい出したかな。

リュックを背負った教員らしき男性が坂道を上ってきた。愛想よく挨拶されたので誰だか分からないまま挨拶しておく。

十分な間隔があるにもかかわらず茶々が隣のコロンをひどく叩いたので他の猫たちは驚いて飛び退く。本当に茶々は悪い。コロンを呼ぶとやってきてめげずに食べている。ワカメは様子を見ていたが「猫庭園」に入ってしまった。

黒い小型車が坂道を下りてきて停まった。教員男性が降りて来たのでしばらく話をする。

男性の出現でひとまず隠れていた猫たちが戻って来た。ワカメが今日もハウスに入っているかどうかチェックしに行く。が、すべてのハウスは空だった。

餌場を片付け、コロンたちに別れを告げる。1号棟前駐車場でタッパーを回収し、花子にカリカリを与える。従いてこない。よかった!

フニャフニャと甘えるピーチの声がして付いて来た。一緒に我が家の前まで行く。しばらく可愛がっていたがピーチは立ち去る気配がない。荷物を入れようと玄関を開けるとサミーがいた。外へ出ようとするサミーを押し留め、ドアを少しだけ開けるとその隙間からサミーとピーチが鼻をつき合わせている。サミーは外へ出たがるが中に押し込む。

しばらくピーチと遊んでからバイバイする。が、家の中でぬくぬくしているサミーと外生活を続けるピーチ。この境遇の違いは一体何故?


2005年11月09日(水) 8匹に給餌。キジー出席。缶詰の日

今日は缶詰の日。猫たちにあんまり評判のよくない缶詰が大量にあるので一応それを持って行こう。花子とピーチには家猫用をタッパーに詰める。(えこひいき?)

NHKの「クローズアップ現代」を見ていたら出発が遅くなってしまった。1号棟前駐車場では花子とピーチが待ちかねていた。タッパーの蓋と容器で半分こする。

山手に行くとコロン、ポオ、茶々、ゲンキがいた。山からはワカメが駆け下りてきて、階段のずーっと上からトニーが駆け下りてきた。これで全員集合。

餌場に行き新聞紙を3枚重ねにする。缶詰を3個開けて様子を見る。ある程度は食べるがやっぱりこの缶詰はあんまり喜ばない。特にポオ、ワカメ、トニーは早々に食べるのを止めてしまう。そこでカリカリも出す。

結局、茶々とゲンキで缶詰は平らげた。ふと見るとキジーが来ている。缶詰をもう1個開けてキジーの餌場に置く。が、すっ飛んでは来ない。もう既に満腹で遊びに来ているだけなのか?しばらくして缶詰に口を付けている。


ワカメが「猫庭園」に入り、ハウス4号を窺っている。見に行くと4号には入っていなくてお隣の2号に入っている。ダンボールの中の発泡スチロールの箱の中にちんまりと納まっている。ダンボールも上下左右に発泡スチロールが敷き詰めてあるので十分に暖かいはずだ。

餌場を片付ける。キジーはもういなくて缶詰はたくさん残している。キジーのお口にも合わないのか。

餌場を去り、道路を渡る手前でJ先生に電話する。しばらく話していたので私の声を聞きつけた茶々がやって来た。それを見てコロンも。ポオやゲンキも続いて来ようとする。「山手猫階段」まで戻りそこで電話を切る。

黙って立ち去る分には従いてこない。1号棟前駐車場でタッパーを回収していると花子が出て来た。カリカリを与えると食べていたのだが、すぐに後を追ってきた。西端の車の下にカリカリを置くと食べ始めた。もう追って来ないようだ。ピーチはいなかった。


2005年11月08日(火) 8匹に給餌。

花子とピーチにだけ毎日缶詰をあげることになった。本当はデブのピーチにはカリカリ少々で、花子にだけあげたいのだが2匹同じ場所で待っているのでそうもいかない。今夜も2匹は別々の車の下で待っていたようだが、私が行くとすぐに集合。今夜は東端の黒い車の下で給餌。

山手に行くと珍しくコロンだけが、踊り場の山側寄りにいた。階段を上がって行くとワカメが山から駆け下りてきて、茶々は門扉横の木の上から降りてくる。ゲンキはその辺りから出て来た。

通路を歩いて行くとハウスに入っていたらしいポオも加わる。トニーがいなくて5匹のみ。風が強いのでカリカリを床に直置きする。今夜はみんなあまり食べない。キジーもいないし。既に食べたようだ。

それでもみんなゆっくりとカリカリを食べていると、猫の鳴き声が聞こえてきた。段々大きくなる。大人猫の声だ。「ニャーオニャーオ!」と返事をしておく。すぐには来ずに、ブラブラしながら「猫庭園」の上の方からやって来たのはトニーだ。

もしかしたら、スカイライン北側で6時半ごろ給餌するM上さんの餌にでもありついていたのではないか?トニーもあんまり食べず、私の回りをウロウロしていたがいなくなってしまった。

靴音がしてダークスーツ姿の男性が2人、坂道を下りて来た。K山さんと新人教員の長髪アンガールズ氏のようだ。挨拶しておく。

猫たちが食べ終わり、ワカメも去ったので、猫ハウスを見に行こうと立ち上がったところへ、K山さんとアンガールズ氏が戻って来た。ボイラー室前の階段を上がって行く。階段の上に不審な人影でも見たのかもしれない。

私はライトを手にハウスのチェック。4号に猫(多分ポオ)が入ったらしく葉っぱなどが入っている。2号のスチロールもかじられているから猫が入った模様。よしよし。

そうしている間に教員2人は用事が済んだのかまた坂道を降りて来た。車のエンジンをかける音がするから、坂道下にでもアンガールズ氏の車が停めてあったのだろう。これから2人で食事かな。餌場を見てバッグだけで私がいないのを不審に思ったことだろう。

トイレにでも行っていたコロンが戻ってきて岩の上に座る。お腹がコロコロになっていて後姿がワカメにそっくりになってきた。それに茶々とゲンキだけが残っている。バイバイして1号棟前駐車場へ行く。

タッパー容器を回収したが、そこには2匹はいなかった。別の車の前でピーチが座っている。花子の声も聞こえる。2匹にカリカリを与えておく。

帰宅して1時間くらい経った頃、タバコを吸いに表へ出た夫が、植え込みにいるピーチを発見。結局私を追ってきたんだ。すぐには手が離せないことをしていたので、ピーチを可愛がりに外へ出ることができなかった。そういえば餌をあげるだけでこのところ可愛がってあげていない。

山手の私の餌場にくれば十分に可愛がることができるのだが、あそこでは他の猫たちの手前もあるのかピーチはあんまり甘えない。1号棟前駐車場ではなんだか落ち着かないので、慌しく給餌するだけだ。花子も結構撫でさせるようになっているので可愛がってやりたいのだが。


2005年11月07日(月) 8匹に給餌。キジー出席

朝はよく晴れたと思っていたら午後からはひどく雨が降ったり止んだりし、結局は変な天気だった。給餌に出かける時間にも地面はじっとりと濡れている。念のため傘を持って出かける。

ピーチと花子は1号棟前駐車場の別々の車の下から出て来た。持参のタッパーを取り出し、中の缶詰1個分から半分を取り分けて蓋に乗せる。2匹にそれぞれ与えておいて山手に向う。

山手猫は6匹全員集合。キジーは庭園内で待っていた。餌場の敷石は何とか乾いているので新聞紙を敷きカリカリを与える。キジーの餌場の飛び石は濡れているのでここにも新聞紙を敷く。

靴音がするので振り向くと教員のK山さんが坂道を降りてくるところだった。「こんばんは!」と声をかけるとK山さんはこちらにやってきて『猫たちは元気ですか?』しばらく雑談をしてK山さんは帰って行った。いつもながら〔爽やか好青年〕だ。

コロンは少しの物音にもビクビクするが、よく私に甘えるようになった。一旦姿を消していたが(トイレ?)また戻ってきて私が撫でていると再び食べ始めた。お腹は真ん丸だ。もう片付けたので食べているコロンを残して立ち去ろうとするとコロンは食べるのを止めてしまう。

岩の上に乗っかったコロンに話し掛けていると目を丸くしてじっと聞いている。可愛いなあ。いつの間にかみんないなくなり、餌場にはゲンキとコロンだけ。別れを告げて立ち去る。

1号棟前駐車場では花子とピーチに呼び止められる。タッパー容器を回収し、新聞紙トレイにカリカリを盛って2匹に与える。

昨日S内家の車の下に新聞紙トレイで花子に与えたまま立ち去ってしまったので、もうないとは思うが一応回収に行く。ライトでくまなくチェックしたがない。S内さんが片付けてくれたのだろう。m(_ _=)m


2005年11月06日(日) 8匹に給餌。キジー出席

また雨だが給餌に出る時には止んでいた。1号棟前駐車場に行くと花子はおらず向い側の1号棟生垣からピーチだけが出て来た。そこで山手に連れて行くことにする。

「山手猫階段」踊り場にはポオの姿が見える。上がって行くと猫たちが集まる。珍しくトニーが山側から駆け下りてくる。庭園に入り通路を上がって行くとハウスに入っていたらしいワカメが出て来た。

雨天餌場に向うとワカメとトニーが身体を摺り寄せて2匹くっついて歩く。とても可愛い。

雨天餌場で新聞紙を敷きカリカリを与える。6匹で新聞紙トレイはいっぱいだ。ピーチには階段下のスペースにカリカリを盛る。

山手の6匹は盛んに食べるがピーチは少しだけ食べて私の傍にやってきて寛いでいる。ポオは結構たくさん水を飲んだので補充しておく。

茶々は隣で食べていたコロンをパンチ。するとコロンも反撃パンチをしている。そうだ、そうだ!みんなやられっぱなしになるんじゃないよ。身体の大きさじゃなくて気迫なんだからね。不当な攻撃には大いに抗議しよう!とはいえ、いじめっこで甘えッ子の茶々も十分に可愛いが。

キジーがやってきたので階段下のスペースに更にカリカリを足す。キジーの背中が濡れているが勿論拭くことはできない。

山手猫たちは殆ど濡れておらず、トニーだけが雨宿りしていなかったとみえ濡れている。目の前で食べているトニーの身体をしっかりと拭く。

ワカメはまた早々に出て行き、コロンは目の前の車の下に入った。食べ終えたキジーが車の下に入ると警戒したコロンは雨天餌場に上がってきた。近ごろキジーはおとなしくて発情声も出さないし、メス猫を追いかけたりもしない。それでもいつの日か手術を受けさせてやりたい。手術すると何故だか更に健康になる。

餌を片付け、外へ出ると雨が降っている。ワカメの姿はない。勿論ピーチが従いてくる。1号棟前駐車場では日曜日だからか車の出入りが激しい。が、花子の鳴き声が聞こえ、出て来た。ここでは落ち着かないので、ちょっと距離はあるが「プリンス猫階段」まで誘導することにする。

雨脚が激しくなってきた。急いでS内さんの車の傍に行き、持参のタッパーを出す。新聞紙トレイを車の下に押し込み、そこにタッパーの中身を空ける。昨夜もS内さんと話したのだが、「プリンス猫階段」には長年猫が住み着いていたので、ここに猫がいても猫好きさんから可愛がられる。狭いところだし、逃げ場はいくらでもあるので1号棟前駐車場より遥かに安心だ。

ノンちゃんがS内家にもらわれて以来、ここには猫は1匹もいなくなっていたのだが、最近、茶虎(おそらく【チャト】)がまたここでM上さんから給餌されている。

3年前の6月の或る日、花子の母親、小桃にお墓の駐車場で給餌したところ、その小缶詰がよほどおいしかったとみえ、小桃は私の後を追い、「プリンス猫階段」まで従いてきた。そこは当時コロちゃんが縄張りを主張していた。小桃はコロちゃんに追い払われて1号棟の方へ退散したことがあった。あれはたった3年前のことなのに、今は小桃もコロも天国に召されてしまってもういない。

従いてきていると思ったピーチはいつの間にか姿を消している。


2005年11月05日(土) 8匹に給餌。

1号棟前駐車場に行くと車の下に白い塊が見えている。ピーチだな。その手前の車の下から花子が出て来た。家猫の缶詰の残りを持ってきていたので痩せ気味の花子だけに食べさせようとしていたらピーチもやって来た。

ピーチにはカリカリを与え、花子にはカリカリとトレイを与える。気付いたらピーチに奪われてしまうかもしれないが。ピーチはM上さんからのたっぷりな餌でコロコロに太っているのでもうこれ以上食べなくてよろしい。事実、満ち足りているので私の餌はそんなに食べない。が、花子は他の猫が餌に近付くと簡単に譲ってその場を離れてしまう。ま、花子も小柄で細身ではあるがしっかりした身体つきをしているとは思うが。

山手に行くとトニーを除く5匹がすぐに集まった。庭園餌場への通路を歩いて行くとトニーは本館側からやって来た。これで6匹全員集合。

カリカリを与え、水を替えていると制服姿の女生徒が2人、坂道を駆け下りてきた。部活で遅くなったようだ。

今夜はコロンが落ち着かない。私が背後で動くたび跳び上がって逃げるのでその大袈裟な動作に他の猫たちもつられて飛び退く。それが何度か繰り返される。茶々がいじわるするので、ゲンキは新聞紙トレイの外で待っている。可哀相なので別のところにカリカリを盛る。

茶々は横で食べ始めたポオに猫パンチ。するとポオも負けずに手を出す。いいぞ!老ポオちゃん!他の猫たちは茶々に殴られっぱなしで退散するが老ポオが果敢に反撃するのはよろしい。こう見えてポオはなかなか強いのだ。

餌場が落ち着かないのでワカメは去ってしまった。コロンも通路を「猫庭園池」の方へゆっくりと歩み去る。

カリカリをまとめているとトニーが戻って来た。ハイシローが北門へ移動してしまって以来、トニーはノビノビしているようだ。以前は食べ終わるとさっさと行ってしまい、戻ってくることなどなかったのだが、バッグの横にじっと座っていたりしてハイシローのお株を奪うようだ。ちょっとだけ膝の上に抱き上げる。

またハウスのチェックに行く。2号の中にはしっかりと発泡スチロールが詰められている。みかん箱も入っているし、その中にスチロール箱を押し込んでおいたからこのままでも十分に保温性がある。が、昨夜から2号にも4号にも入った形跡がない。暖かかったからかな?

3号(小ハウス)の中のスチロール箱はそのままでは取り出せない。屋根を組み立てる前に入れたから入り口を通せない。ハウスを洗う時にはスチロール箱はカッターなどで切るしかない。ビニールカーテンも新しいものに取り替えよう。

さて帰ることにする。そうだ、昨日、踊り場の石垣の上、土のところにプルトップの蓋だけが置いてあった。小さめの猫缶の蓋だと思ったのだが、本体はない。それに先週だったか、山側の石垣の下にやはりプルトップの蓋だけが落ちていたことを思い出し探してみた。あった。が、猫缶小よりも小さい蓋だ。蓋だけだと何の缶だか分からない。しかも蓋だけというのが変だ。蓋の内側には何も付着していないが猫が舐め取ったのかなあ?いずれにしろ猫が切り傷を負わなければいいが。犬糞だのプルトップだの公道には危険がいっぱい。

1号棟前駐車場にはピーチも花子もいた。トレイを引き上げると花子は未練たっぷり。カリカリを与え、その隙にピーチを連れて立ち去る。が、花子が付いて来る。自販機を過ぎどこまでも来る気だ。そこで小学校脇を「プリンス猫階段」方面へ曲がることにする。こちらには花子は少しはなじみがあるようだが、4号棟方面は知らないので連れて行きたくない。

小学校の裏門まで来て花子は地面に転がって寛いでいる。餌の手持ちはなくなったので、そこからS内さんに電話して缶詰を持ってきてもらう。S内さんの車の車止めの上で花子においしそうな缶詰を与えるとしっかり食べてやっと満足し、どこかへ消えた。

S内家に引き取られたノンちゃんは体調が悪く食欲不振だったが、投薬を拒んでいるという。それでも少しづつ食欲も戻り、様子を見守る構えだとか。身体のあちこちを舐めて毛が抜けているというが、ひどければエリザベスカラーや洋服の着用も考慮しなければ。が、ノンちゃんは意外と神経質なので、着用がまたストレスとなるかもしれない。かわいそうなノンちゃん。

S内さんと話している間、ずーっと傍で待っていたピーチだが、何か面白いものでも見つけたのか、私に従いて来ない。ピーチはPハイツ内をよく知っているで問題ないが。

帰宅してしばらくするとS木さんのお嬢さんが我が家の猫たちを見にやって来た。その時に、7号棟でデカいサバ虎猫を見たという。それはピーチだ。

ミニーがおもちゃで遊ぶ姿を見て可愛い、可愛いと彼女は大喜び。次回はおもちゃとデジカメ持参で来るそうだ。

そうなんですよねえ。客人が来ても隠れない我が家の猫たちは、猫好きには堪えられないでしょう。が、その陰には大変な手間隙が・・・全くトホホの極みだ。


2005年11月04日(金) 7匹に給餌。ピーチ欠席。キジー出席。

日中は用事があったので、給餌時に猫ベッド1個を持参する。

1号棟前駐車場に行くと今日は花子が車の下から鳴いている。跳び出しては来ない。誰彼構わず出てきて甘え、猫嫌いに叩かれでもしたのではないかと心配していたのだ。ピーチが来るかもしれないので車の下にカリカリを2山作っておく。

山手に行くとここの6匹+キジーが集合している。みんなにカリカリを与え、食事が一段落するまで見守る。またワカメが先に「猫庭園」に入っていった。トニーも食べ終えて坂道のあたりをウロウロしている。

さて、猫ベッドをハウス4号に入れよう。以前落ちていたきれいな発砲スチロールを拾って庭園内にキープしておいたものも4号の奥に入れる。アララ、このベッドは思ったより大きかった。それともハウス4号が小さいからか。とにかく無理やりに押し込む。後でワカメが入るだろう。

他のハウスをチェックすると、4号の隣の2号も部員たちが掃除したようだ。中がきれいになっており、新聞紙も新しいのが敷いてある。学院OBのMさんにスチロールをもらってここにもベッドを入れよう。昼間来ないとよく見えないが。

餌場に戻り、新聞紙を片付けていると、コロンとトニーも戻ってきてまた食べ始める。ポオと茶々はいつの間にかいなくなっている。さて帰ろう。

1号棟前駐車場を通ると花子が出て来た。別の車の下にカリカリ少々を置くとまた食べ始めた。その間に立ち去る。今夜はピーチがいない。


2005年11月03日(木) 7匹に給餌。花子欠席。キジー出席

夜、雨が降った。給餌に出かけるころには止んでいたが傘を持ち長靴を履いて出発。休日とあって1号棟前駐車場の周りはなんだか騒がしい。3にんの女性が立ち話をしている。花子もピーチも跳び出してこないし、駐車場内を一周しても気配もない。花子にあげようと家猫の残した缶詰を持ってきたのに。

山手へ行き、餌場も濡れているので雨天餌場へ移動。キジーもやって来た。カリカリを与え、水も用意する。ワカメは早々とここを出て行った。

正門の方から大型バスのような音が聞こえてきた。休日なので合宿などに行っていた生徒たちが帰ってきたのかな?と思っているとバスが入ってきて坂道を上がってくる。雨天餌場の我々は真正面だ。トニーとコロンが怯えて外へ跳び出す。キジーも近くに駐車している車の下に隠れた。茶々、ポオはそのまま、ゲンキは私の方へ避難する。バスが通過するとき生徒達が窓からこちらを見ている。

本館前に停まったバスからは何も聞こえてこない。しばらくしてバスは下の道路を通って正門を出て行った。そのうち、「押忍!」というような気勢を上げる声が聞こえてきた。解散だな。が、こちら側へ来る生徒は誰もいない。バイクに乗った教員がチラリとこちらに視線を走らせてそのまま行ってしまった。毎夜、庭園餌場で私の背後を通る人かな。

トニーもコロンも戻ってきてまた食べている。キジーは坂道の向こう、庭園餌場への入り口あたりにいたがそのうちにいなくなってしまった。

昨日も一昨日も睡眠時間3時間だったので、ミニベンチに座って猫たちを見ているとうつらうつらしてしまう。やっと茶々が食べ終えたので、新聞紙を片付ける。猫たちはみんないるが、もう帰ることに。

雨天餌場の外に出て振り向くと、ワカメはベランダの下のくぼみにすっぽりと納まっている。ゲンキが跳び出して正門あたりまで従いてきた。

1号棟前駐車場で探してみるが花子はやっぱりいない。花子にあげようと少量の缶詰は持ったままだ。するとピーチが出て来た。小学校の石垣の上でピーチに缶詰を与えるが満腹なのか殆ど食べない。

一緒に我が家の前まで来る。しばらく可愛がってから家に入ろうとすると玄関前まで従いてくる。ドアを開けるとロミとシルビアがいた。ロミはすぐに引っ込み、シルビアがいつまでもピーチを見ている。ピーチもシルビアにニャーアと甘い声を出している。ちょっとしたキッカケでピーチが立ち去ったのでドアを閉める。

さあ、それからが大変だった。大猫(以前にも見たことがあるが)の出現にすっかり興奮したシルビアは落ち付かず、カーテンをめくってベランダにピーチが来ているのではないかと捜している。

傍に来たシルビアを膝の上に乗せたところ、なんだか様子がおかしい。シルビアが去った後、私のホームウェアのパンツの上に汚い水滴が付いている。それがとても臭い。ハハーン、肛門線の臭い分泌物を振り飛ばしたようだ。う〜〜ん、我が家は増々悲惨なことに。


2005年11月02日(水) 8匹に給餌。缶詰の日

シルビアとトムが猫増員のストレスで布団などにおしっこすることは再三書いた。そこでベッドルームのドアを閉めて猫たちが入れないようにしている。が、賢いトムは既に4年前、人間たちがどうやってドアを開けるのかをつぶさに観察、ドアノブに跳び付き体重をかけてドアをいとも易々と開ける技術を身に付けた。それを見ていたシルビアも真似をするようになり、若猫2匹がドアを開けるようになった。その頃はシルビアのスプレーもなく、開けられても困ることはなかった。

が、時は流れて今日(こんにち)の悲惨は目を覆うばかりである。北側の2室には20年近く前、鍵を取り付けたが使用することは殆どなくなっていた。が、ここへきて錆び付いた鍵は大活躍だ。然し南側の私の寝室には鍵を付けていない。トムがドアノブに跳び付いて開けているのを見たサミーとミニー兄妹は、更に進化して、ドアノブ脇のソファの背に乗り、そこから前足を伸ばして、跳び付く労力すらも要せずまるで人間がドアを開けるように、軽々とドアを開ける。後からシルビアが悠然と入りベッドの上に乗っているではないか。このところ、シルビアも落ち着いているようなのだが、安心はできない。

そこで、この寝室と隣接のクローゼット(納戸)のドアにも鍵を付けることにした。今日午後、建具屋さんが来て付けて行った。2万円くらいになるらしい。労力だけでなく、こうしてどんどん出費が増える。ドアノブもトイレのように丸いシリンダー錠のようなものだと猫にも開けられずに済んだのだが。見た目には押し下げレバーのノブの方がカッコいいが、どこに不都合が転がっているか分かったものじゃない。(>_<)

*****

今日は久々の缶詰の日。水曜日といえば何故かよく雨が降るのだ。花子とピーチの分だけはタッパーに入れておく。

3号棟前でピーチを呼んでみるがいない。1号棟前駐車場へ行くと車の下に花子が見えるが上着を替えたので私だと分からないようだ。呼ぶと勿論すぐ出てきて甘える。ピーチはいない。車の下にタッパーを置き花子に与える。

山手に行くと一見猫の姿はないが、猫たちは私の来るのを待っているのですぐに四方から集まってくる。が、コロンはいないようだ。

そうそう、昨夜、帰りがけに気付いたが、踊り場の真ん中にカリカリの食べ残しがあった。そこは、つい最近大きな犬糞があったところだ。度々の雨で大方は流されてしまったが、まだ残滓が残っているようだ。たまに給餌する人はよくよく気を付けてほしいものだ。かわいそうな猫たち!

庭園餌場に行き、新聞紙を3枚重ねて敷く。5匹しかいないが5缶開ける。猫たちが食べている間にM上さんに電話してピーチが出てきているか訊く。今朝も午前3時にM上さんちの階段下で待っていたという。それを聞いて安心した。

伸吉とピーチが早朝、派手な喧嘩をしているというので、2日も姿を見せないと、猫嫌いな住民から虐待でも受けたのではないかと心配になる。

缶詰はゲンキが最後まで食べていたがさすがに少々残した。それをまとめ、カリカリも足して残しているとコロンがやって来た。お腹が空いているようだが、もっと早い時間に給餌されて猫たちは一旦散ってしまっていたのかもしれない。

コロンたちを残して立ち去る。1号棟前駐車場でタッパーを回収していると花子が出て来た。カリカリ少々を与える。タッパーにはピーチの分も入れておいたので少し残しているが花子にしてはよく食べている。

歩いていると鳴き声がして1号棟生垣からピーチが出て来た。甘えるピーチを脚の間に挟み私はガニマタになって一緒に歩く。小学校の石垣の上でタッパーに残った缶詰を与える。もっと!とせがむのでカリカリを与える。そこそこ食べたところへ宅配便のトラックが停まり、ピーチはもう行こうと言う。

そこで一緒に我が家の前まで。目やにを取り始めると嫌がってノソノソと行ってしまった。結局ピーチに会えなかったのは昨日だけだったが、心配してしまった。




2005年11月01日(火) 7匹に給餌。ピーチ欠席

3号棟前でピーチを呼ぶが出て来ない。1号棟前駐車場に近付くと花子が鳴きながら出迎えに跳び出して来た。駐車場の西端のセダンの下でカリカリを与える。ピーチは来ない。駐車場内で呼んでみたがいないようだ。

山手に行くと階段にはポオだけが座っている。脇からコロンが出て来た。茶々は排水溝から。踊り場まで上がる間にみんな揃った。キジーはいないようだ。

餌場で新聞紙を広げカリカリを与える。水も替え、いつものように座って猫たちが食べるのを目を細めて眺める。と、トニーがバッグの後ろ側でなにやら食べている。よくよく見ると床にカリカリが広範囲に散らばっている。

拾い集めて一箇所に盛る。ネコロジー部の部員が給餌をしたのだろう。広範囲にばらまかずに猫の数だけこんもりとカリカリを小山に盛って与えるのがよろしい。カラスたちのようにくちばしがないので一粒づつついばむのは大変だ。もしかして、「愛しのN西くん」かな?

ダラダラ遊びながら食べていた猫たちがやっと食べ終わったので片付けていると茶々がワカメを襲ったらしくワカメの大袈裟な悲鳴が辺りに響き渡る。

昼間に猫ハウスのチェック、掃除に来ようと思っているのだが、なかなか時間が取れない。そこで久々にハウスを見に行くことにした。

マグライトを手に「猫庭園」に入ると、坂道を駆け下りてくる短パン姿が見える。H田くんかなあ、よく見ようとすると車の陰でUターンしたのか見えなくなってしまった。

部員たちはハウス4号(小ハウス)を洗ったらしい。中はきれいになっている。1号の中のベッドにはゲンキが入っていたりするが、ベッド自体はそんなにひどく汚れているわけでもない。が、新しいベッドは格安の時にちゃんと4個買っておいたので、1年も戸外で使ったベッドは気前良く捨てよう。

さっき逃げてしまったワカメはハウスの中には入っていなかった。段々寒くなってきたので、コロンとワカメが餌場で寄り添っていた。コロンもハウスを利用すればいいのに。茶々も排水溝の落ち葉ベッドはもう止めてハウスに入ってほしいな。

餌場に戻るとみんないなくなっている。岩の上にコロンだけが座っている。コロンに話し掛けながらバイバイする。

1号棟前駐車場へ行くと、その向い側に若者が二人ブラブラしている。そのせいか花子は出て来ない。カリカリはそこそこ食べた形跡がある。然しピーチはいない。3号棟からも出て来ない。


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