つれづれ日記
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2005年10月31日(月) 8匹に給餌。キジー出席

土曜日の朝日新聞、beの〔新市民伝〕という欄にNPO法人ねこだすけ代表理事の工藤久美子さんという人へのインタビュー記事が載っていた。写真を見るとバレリーナのように痩身で美しい人だ。

先だってはやはり朝日新聞の夕刊に「不幸な犬・猫をなくす会」だったか、そんなような名前の会の代表というか殆どひとりで切り盛りしている結(ゆい)さんという女性のことが記事になっていた。結さんは神奈川の猫ボランティアの間では有名な人で、山口獣医師を頼りにこれまで莫大な数の不妊・去勢手術を行ってきた筈だ。毎週のようにタウン紙ぱどに安価での不妊・去勢手術の受付広告を掲載している。その記事の写真でも、結さんは想像していたよりもずっと若い美人だった。

テレビで取り上げられる「地域猫」の話題の時に登場するリーダー的ボランティア女性たちもいずれも上品で美しい人たちばかりだ。

全国にはマスコミで取り上げられる数の何百倍、何千倍ものボランティアがいるが、行政側もいつまでもボランティアの善意任せにせず、野放しの悪質ペットショップや、捨てる悪質飼い主の効果的な取り締まりなどに乗り出す時期ではないか。抜本的な改善策を切に望む。

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午後、犬山動物病院に行き、トムの薬を購入し、サチとグレーの10月分入院費を支払った。帰宅してすぐJ先生から電話があり、部員を連れて犬山動物病院へサチとグレーの面会に行くのだが一緒に行かないかとのお誘いだった。今年度の部長は超多忙だとかでこれまで私とは顔を合わせたことがなかったが、顔合わせをする良い機会だとのこと。で、一緒に行くことに。その時のサチとグレーの写真は9月の面会時の分と一緒に一挙公開した。

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ピーチと花子は1号棟前駐車場にいた。東端の黒い車の下で2匹に与えておき、山手へ急ぐ。今夜は茶々とポオが踊り場に座っていた。他の猫たちは私が階段を上がるのを見て、山から、脇の植え込みから、木の上から次々と駆けつけてくる。キジーは庭園の中から鳴きながら駆け寄ってくる!全く山手猫的言動だ。

餌場に到着し新聞紙を広げているとギャーッという悲鳴が聞こえる。見るとゲンキがキジーに押さえ込まれているのだった。毎日毎日威嚇されるのでキジーはプッツン、切れたのだろう。駆けつけるとゲンキを解放したが、気の済まないキジーはそこへやってきたコロンにも跳びかかっている。コロンも同じような悲鳴を上げて逃げ出す。キジーを叱りながらカリカリを与える。

餌場ではみんなよく食べる。茶々もいじわるをせずおとなしい。トニーは宿敵ハイシローがいないのでノビノビしている。ハイシローはもう北門に移動してしまったものとみなし、これからはこちらに現れなくても「欠席」と書かない。ということで、正門側の庭園の猫はワカメ、コロン、茶々、ポオ、ゲンキ、トニーの6匹。それに準メンバーのキジー。1号棟前駐車場には花子とピーチ。合計たった9匹になってしまった。

パンダはY野さんちで十分に可愛がられているらしくもう長い間、姿も見ない。ゲンキに追われて下の畑に逃げてしまった、パンダの娘ラッキーは昨年暮から行方不明だ。

自分の分を食べ終えたキジーがまたこちらへやって来てじっとしている。キジーのお皿岩の上にもう少しカリカリを乗せるとまた食べ始めた。今日はよほど空腹だったようだ。

餌場を片付け、猫たちに別れを告げる。1号棟前駐車場では花子とピーチが跳びだしてくる。車の下を見るとカリカリは殆ど手付かずだ。どうして?私が傍にしゃがみこむと2匹はパリポリと音を立てておいしそうに食べ始めた。傍で見守っていないと食べられない?まさか?

食べている2匹を残して立ち去る。大分行ったところでピーチ独特のくぐもったような鳴き声が追ってくる。仕方なく戻って「ピーッ!」と呼ぶと現れた。いつものように我が家の前まで一緒に歩く。入り口のポーチにバッグを置きゴロリと横になったピーチの目やにを取る。

家の中から夫が出て来たのでピーチは驚いて道路に逃げ出す。外猫たちは昼間はどこでどうしているのかと不思議に思っているのだが、H川さんの話だと最近はよくこの辺りを徘徊しているそうだ。今朝も大喧嘩する声が聞こえていたとか。ピーチは耳をよく噛まれているが相手は伸吉?


2005年10月30日(日) 8匹集合。ハイシロー欠席。キジー出席

我が家はより悲惨になった。というのは、夕方、息子の部屋にいるとトムがベッドの布団の上でしゃがんでいる。まるでおしっこをするスタイルなので、どかせようとすると、既に赤いおしっこをしてしまっている。匂いを嗅ごうとしたらおしっこが鼻にべちゃりと付いた。最悪!少量だし、中の布団にまでは染みていないようだが、洗わないと気持ちが悪い。

トムは最近、洗面台のボウルの中や浴室の洗面器の中におしっこしていたが布団は困る!トムも寝室への出入り禁止だ。

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昨日より30分ばかり出発が遅くなった。3号棟前でピーチを呼ぶが出て来ない。

1号棟前駐車場に行っても花子もピーチもいない。日曜日だからもしかしたら誰かから食べ物をもらったのかなあ、と思ったりもしながら車の下を覗きこんでいるとピーチが現れた。

ピーチだけなので、山手へ連れて行こうとしたが、花子の不在が気になるようで盛んに探す素振りをしている。そして1号棟側へ渡って消えてしまった。仕方なくひとりで山手へ。

「山手猫階段」には今夜も猫の姿はないが私が階段を上がって行くと忽ち猫たちが集まってくる。山の中から鳴き声がする。花子だろうと思う。

みんなで庭園内に入ると花子もやって来た。キジーも来ている。ピーチもいつの間にか仲間に加わっている。私としては、花子にもピーチにもいつもここで給餌したい。みんなにカリカリを与え、花子には一段上、バッグの陰で与える。キジーにもたっぷりと与え、水を替えている間にもう花子はいなくなっている。カリカリはたくさん残っている。

ひとしきり食べてコロンはすぐ脇の「猫庭園」の植え込みでじっとしている。トニーは一旦離れる。ワカメは?と見るとへっぴり腰で本館前庭園の方へ行こうとしている。

キジーはもう自分の分を食べてしまったのか、餌場にやってきてパリポリと食べ始める。ある程度食べて、「猫庭園」脇の岩の上に乗っかった。すぐ傍の植え込み内にいたコロンは警戒して唸っていたがそのうちに道路側庭園に逃げ込んだ。

キジーはコロンを襲うつもりは全くなかったらしく、そこにじっとしている。すると今度はピーチが威嚇し始めた。キジーが相手にしないので平和が訪れる。ピーチは「猫庭園」内を徘徊している。ゲンキとポオの目やにを取る。

カリカリをまとめているとトニーが戻って来た。特に食べたいわけではなく甘えたいだけのようだ。トニーを抱き上げて膝に乗せる。とっても平和。

逃げていたコロンも戻ってきて水場の岩の上に座る。そこはキジーの餌場の脇だ。寛いでいたキジーの傍を通るとキジーは自分の餌場に行く。少しカリカリを足しておく。

花子が以前のように踊り場に出てくるかと思ったがいない。あれっぽっちのカリカリだけではとても足りないだろう。ピーチと一緒に1号棟前駐車場を通るが花子はいない。

ピーチは我が家の前まで来て、郵便受けの前でゴロリと横になる。目やにを拭いて可愛がっていると男性が前の道路を通った。ピーチは慌てて脇の植え込みに入る。そこで私も帰宅する。

*****

S木さんと電話で話していて、先日のオセロ(黒白猫)のことを言うと、彼女もお盆の頃にノワールの餌場にうずくまる黒猫を見てノワールが戻って来たのかとギョッとしたという。その時には彼女、目がひどく悪いせいもあってノワールのことを思い出すあまり、幻影を見たのだと思っていたと言う。

私も先日、丁度時間も場所も姿勢すらも全くノワールと同じ、逃げ込む場所もノワールの餌場だったのでとても驚いたものだった。3年経ってノワールの生まれ変わりがオセロかも、と話し合った。ノワールはそれほど印象深い猫だった。もっともっと幸せに出来たはずだったと悔いが残る。我々の保護活動の原点だ。


2005年10月29日(土) 8匹集合。ハイシロー欠席。キジー出席

今日は予報では午前中50%、午後80%の降水確率だったが実際に降り出したのは午後遅くになってからだった。それも激しく降るようなことはなく降ったり止んだり。

昨日より更に早く家を出る。3号棟前で呼んでみるがピーチは出て来ない。今夜も1号棟前駐車場にいなかったらどうしよう、最近5〜6号棟あたりで伸吉と派手な喧嘩をやらかしているというから、猫嫌いの人から何かされたのではないか、などと心配が募る。

が、いくら心配しても外猫にしている限り、何が起こっても手の打ちようがないのが悲しい現実だ。そんなことを考えながら駐車場に到着。花子は西端のセダンの下から出てきて鳴く。そこにカリカリを置いていると別の車の下にいたらしいピーチがやって来た。あー、よかった!車の下2箇所にカリカリを盛る。花子は小さいから車の下にすっぽり入るが、ピーチの大きな白っぽいお尻がはみ出てなんとも可笑しい。

山手に行くと正門前にバイクの若者が2人いてひとりは「山手猫階段」に陣取っている。勿論猫は1匹も見えない。私が階段を上がり庭園に入ってしまうと木の上から茶々が、ハウスに入っていたらしいポオとワカメも出て来た。トニーもコロンもいる。ハイシローはきっとM上さんやK下さんのおいしい餌に味をしめてもう北門に居座るつもりだな。

雨は上がっているがいつまた降るかもしれないので雨天餌場に行く。その途中でもうパラパラ降ってきた。キジーもやって来た。

雨天餌場のミニベンチの位置を直し、新聞紙を敷き、みんなにカリカリを与えてからふと見ると段の端っこにゴキブリがいる。今年はゴキブリが少なかったなあ、と雨天餌場に来る度、思っていたのだが、やっぱりまだいたか。長靴で踏んづける。長靴の底は水溜りなどでゆすぐ。

キジーに与えたカリカリはポオが横取りしていていつまでも食べている。キジーはポオを威嚇することなくおとなしく順番を待っている。待ちくたびれている様子なのでキジーにまたあげようと、階段下の斜めスペースに行くと今度はゲンキが横取りする。仕方なくまたキジーの分を別に盛る。キジーは今までのように段の下に降りて私との距離を取ることなく、20センチほどしか離れていないところで待機。2年くらいかかってやっと20センチにまで距離が縮まったのだ。触れるまで後何年かかるだろうか?

ここではみんなあまり水を飲まないので、ほんの小さな容器に水を入れている。今日は、コロン、ポオ、茶々が飲み、大分減っている。十分食べたキジーはのっしのっしと坂道を下って行った。

ワカメは食べ終えてもすぐに立ち去らず私が座っているミニベンチの下でじっとしている。みんな雨天餌場で寛いでいる。その時、白いミニバンが坂を上ってきた。猫の給餌風景を知っている人ならいいが初めて見る人ならさぞかし驚いたことだろう。

一旦、本館前庭園に消えたコロンが戻って来た。トイレだったのかな?ポオは口の周りをカキカキしている。丸々太ってよく食べるがそろそろまた投薬かな。

ワカメが傍にいる間は立ち去り難くて猫たちと一緒に静かな時を過ごす。いつもよりずーっと長い間そうしていた。ミニベンチの下から出て来たワカメは少しカリカリを食べ、本館前庭園の中へ走って行った。

コロン、茶々、ポオを残して立ち去る。するとどこからかゲンキが現れて追ってきた。私の姿を見てワカメが本館前庭園から走り出て来た。私と一緒に通路を行こうとするのだが、ゲンキに阻まれた。ゲンキに追われて「猫庭園」内に走りこんで行った。新聞紙を片付け、カリカリをまとめる。

1号棟前駐車場では、花子が出て来た。さっきの車の下を見るとカリカリが残っている。花子はそこではもう食べず、別のところに私を誘導する。そこで少しだけカリカリを与えているとピーチが出て来た。

ピーチは私と一緒に我が家の前まで。荷物を置いて6号棟のH川家までお届けものをしに行く。ピーチも一緒に従いて来た。外でH川さんとしばし談笑する間、ピーチは冷たい土の上に座って待っていた。

6号棟には久しくピーチは出没していなかったのだが、伸吉を追ったりしているうちにちょくちょく来るようになったとか。

私が引き上げるとピーチも一緒に従いて来る。家の前で目やにを拭きしばらく可愛がる。4階の住人のブルテリアが散歩に行くらしく降りてきてピーチを見つけると興味津々。ピーチは植え込みに入ってしまう。そこで私も帰宅することにする。


2005年10月28日(金) 6匹に給餌。ハイシロー、コロン、ピーチ欠席。キジー出席。

夕方M上さんから電話があった。M上さんは西公園やPハイツ内の他、スカイランの北側上り口でもベージュ、マルオ、タニーに給餌している。ここは本来はM浦さんの持ち場なのだが、M浦さんは深夜ここに出て来てM上さんの残したトレイを片付けているだけだ。給餌そのものはすっかりM上さんにオンブしてしまっている。

その上M上さんは、M浦さんから更にLマンション内のかりんへの給餌を頼まれ、その後ずーっと給餌を続けているという。するとハイシローも出てきてM上さんから缶詰をもらっているらしい。北門内のチコ(チビトラ改め)も時々出てきてお相伴に預かるという。かりんとチコはやはりハイシローが出てくると逃げてしまうらしい。チコにはK下さんが給餌しているからその後に一応持ち場を回るM浦さんは殆ど給餌していないと思われるが、私には「餌代が莫大にかかって仕方がない」と盛んにこぼしていた。

M浦さんより遥かに餌代がかかっているのはM上さんだと思うが・・・M上さんはあんなに多数の猫たちにそれはそれは気前よく大量の缶詰を与えているので猫たちは丸々している。M浦さんに言わせれば、M上さんは新聞配達をしてガッポリ(?!)稼いでいるのでそれくらい当然なのだそうだ(?!)私が給餌している外猫は10匹だが、引き取った仔猫3匹の餌代、トイレ砂代が「莫大」だ。トイレ砂は2日で優に1袋は消費する。昔々ロミ1匹だった時には1袋で1ヶ月もったのに。

然し餌代がかかるのがイヤならこんなことはやっていられない。M上さんも私も餌代のことで、更にかかっていそうな人を相手にこぼしたりはしない。

我が家の苦悩は餌代、砂代ではなく、仔猫が多数いることによる先住猫へのストレスだ。ミーシャはそこそこ「お母さん猫」しているし老猫ロミは無関心だからいいが、シルビアはこれまでに輪をかけた「おしっこ垂れのスプレー猫」になり、トムは血尿に苦しんでいる。ここが辛い。

サミーとミニーの兄妹は、M浦さんが見つけて私に丸投げした仔猫たちなのだから、既にアンディを引き取っている我が家ではなく、M浦家が引き受けるべきだと思うのだが彼女には全くその気はなく何故か外猫関係のことは私がすべてするのが当然だと信じて疑わない。彼女宅は我が家と同じ間取りだが、殆ど留守の息子と二人暮しでスペースも十分にある。それに私より遥かに閑で、更に彼女流に餌代を云々するなら、我が家より遥かに裕福だ。

我が家はひっちゃかめっちゃか、私は超多忙、睡眠不足で身体はヘトヘトなのに全くお構いなしにM浦さんから度々深夜に呼びつけられる。これまで4年近く猫を理由の彼女からの要求には無理難題を含めすべて応えてきた。頑固に自転車にしか乗らない彼女のためにアッシー、召使、何でもアリだ。4年もあれば彼女は私より遥かに若いのだし日頃から運動神経の高さを誇ってもいるのだから運転免許は取れる筈だし、せめてバイクくらいには乗ってほしかったが、そのことを持ちかけようとしてもいつも途中で遮られ、アッシー(私)がいるから自分にはバイクや車など必要ない、とんでもないと一蹴されてきた。(然し、このアッシーは運動神経ゼロ、腱鞘炎で力なしの老骨だ。永遠には彼女の要求に応え続けられない。)

そういったことがどんどんエスカレートし、クタクタの身体に鞭打って彼女に命じられるまま、連夜何時間も呼び出されていた或る日、余りの身勝手な言動に落胆、意気阻喪してしまった。何が一番悲しいかというと、「山手ネコロジー」を支えてくれる人々に対して謝意が微塵もなく協力も一切しない。それどころか、ある恩人に対しては悪口雑言の限りを尽くす。もう二度とこういうことは聞きたくない。そこで翌日からの呼び出しをボイコットしたところ、「召使」のストライキは彼女にとって青天の霹靂だったようで、ひどい逆ギレに遭ってしまった。

我が家があんまり大変なのでサミーとミニーをM浦家に持っていこうかと思ったりもするが、ほぼ間違いなく彼女はこの2匹を外に放り出してしまうだろう。それが分かっているだけに、この正当な要求を突きつけることもできない。(今年初め彼女が保護し2ヶ月間も家に置いたレオを外に放り出すと言ったので私は慌てふためいて里親探しに奔走したものだった。)

話が逸れてしまったがM上さんの用件は、スカイラインの餌場に見知らぬ猫が出てきて、餌をガツガツと食べたのだが、よくよく見るとほっぺたの肉が広範囲にえぐり取られているという。そこで明日も待っているようなら抗生物質を与えたいので余分にあれば欲しいのだが、というものだった。

勿論、郵便受けに入れておくと言うとM上さんは買い取るという。山手猫用に買い置いた薬なのだからお金なんか取りません。然しその猫は犬にでも噛まれたのだろうか?捕まるような猫でなかったら餌に薬を混ぜて与えしばらく様子を見るしかない。薬入りの餌をしっかり食べていれば治ると思うのだが。コロンの右上腕部の傷も昨日、明るいところで見たら裂傷が塞がり完治したようだった。犬に噛まれたのだと思う。

伸介たちがH川家でも給餌されていることをM上さんに告げる。イタズラ者の伸吉はM上さんにすごく甘えてだっこをせがむそうだ。キジオを抱いたりしようものならやきもちを焼いて唸るという。オセロは新顔なのでまだ触れないらしい。

小桃の駐車場や庭園餌場に来たこともあった【チャト】だと思うが、「プリンス猫階段」でノンちゃんと一緒に食べていたという茶虎が、早朝6号棟でM上さんに給餌されているという。4号棟では巻尾のキジトラもM上さんに給餌されている。

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昨日より少し早めに山手へ出かける。3号棟にピーチはおらず道路は出入りが多く何だか騒がしい。1号棟前駐車場には花子だけがいた。ワゴン車の下にカリカリの山をふたつ作って山手へ。

「山手猫階段」に猫の姿は1匹も見えない。?と思いながら上がって行くと猫たちはすぐに出て来た。コロンがいない。ハイシローは北門外でM上さんにもらっていることが判明しているから心配しないが。キジーは昨日と同じく庭園内で待機。可愛い声でニャーニャー鳴く。

5匹だがよく食べた。キジーにもたっぷりと与える。みんなを可愛がりながら30分ほど過ごす。餌場を片付けている間に5匹全員いなくなった。

1号棟前駐車場に行くと花子が何かを気にしながら出て来た。さっきのワゴン車の下を覗くとカリカリがたっぷり残っている。花子が来たのでそこでまた食べさせようとしたが、私が離れると従いて来た。

そこで西端の車の下でカリカリ少々を与えると食べ始めた。ピーチはいなかった。


2005年10月27日(木) 8匹集合。ハイシロー欠席。キジー出席

午後5時前、ノワールの旧餌場前を通った。6号棟への階段の上、よくノワールがみちよさん家の方を向いて座っていた場所に黒白猫がちょこなんと座っている。半長毛で尻尾がフサフサしている。振り向いた顔を見ると鼻の下のヒゲがワカメそっくり。近寄ると少しだけ逃げてノワールの餌場に入り、白い鉄板の上に座る。

この猫が、H川家にごはんをもらいに来る猫たちのうちの1匹かと思い、その足でH川家を突撃訪問。伸介、伸吉、キジオ、オセロ(この黒白猫)の4匹が朝夕、ベランダにごはんを食べに来るという。

伸吉はベランダに盛んにスプレーし、干してあった布団にまでスプレーされてしまったそうだ。伸吉はとても可愛い顔をしているのだが、態度はすごく悪くて他の猫たちをひどく苛めるらしい。昨日はピーチと大喧嘩していたらしい。

丁度猫たちがごはんを食べに来る頃だというので図々しく上がり込み、猫たちが来るのを見せてもらうことにした。伸二と健は仲良く出てきて歓迎してくれる。いつもは控えめだという健が私のことを「猫おばさん」だと見抜いて甘えること、甘えること。それを見た伸二は自分が真っ先に可愛がられなかったことに気を悪くしてすっかり拗ねてしまっている。

そのことを話していると伸二は更に怒ってこちらにお尻を向ける。その姿がまた可愛らしい。

そうこうしているうちにまずキジオがやって来た。キジオは他の猫たちに比べると小さい。キジオは食べたり寛いだりしていたがそのうちにいなくなった。伸二も健も他の猫たちを威嚇することなく網戸越しに鼻を突き合わせて挨拶するという。

しばらくしてオセロがやって来た。可愛い猫だ。立ち居振る舞いが優雅だったので、不妊手術済みのメスかと思ったが、H川さんはオスだという。

そうして最後に伸吉がやってきた。窓に顔をくっつけてすごく可愛い。なのに態度が悪いのか!M上さんもそう言っていた。

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今夜は山手へ行くのが遅くなってしまった。3号棟生垣からピーチの鳴き声が響く。一緒に1号棟前駐車場へ急ぐ。ワゴン車はまた駐車していなくて東側へ行くと花子が派手に鳴きながら出て来た。2匹にカリカリを与えて山手へ急ぐ。

山手では待ちかねた猫たちが迎えに出てきていた。またハイシローはおらず茶々、ポオ、ゲンキ、コロン、ワカメ、トニーの6匹のみ。庭園の中ではキジーが待っていた。

みんなにカリカリを与える。今夜の茶々はおとなしくて誰も攻撃しないし、ワカメを追いかけたりもしない。

ゲンキが大きなくしゃみをしたので猫たちはびっくりして跳び退る。ワカメはそのまま「猫庭園」に入ってしまった。ワカメ以外はみなすぐに戻ってきて食べ続ける。

食べ終わっても猫たちはみな餌場の回りで思い思いに寛いでいる。新聞紙を片付けカリカリをまとめるとまた猫たちが集まってきて食べ始める。

みんなに別れを告げる。

1号棟前駐車場を通るが花子もピーチも跳び出して来ない。今夜はピーチもいないのかと思いながら歩いていると大分行ったところで、また昨日のようにピーチが突如私の横を歩き出す。我が家の前でまたしばらく可愛がり、目やにをしっかりと取る。ピーチを残して家の中に入る。


2005年10月26日(水) 8匹集合。ハイシロー欠席。

頭痛がひどいが頑張って給餌に出かける。また雨だが出かける時には殆ど上がっている。ピーチと花子は1号棟前駐車場にいた。ワゴン車が駐車していなかったので東側端っこの車の下でトレイ2個に入れたカリカリを2匹に与える。

山手では猫たちを連れて雨天餌場へ。今夜もハイシローがいない。残るは6匹だけなので、新聞紙は1枚のみ広げる。みんなよく食べたが、茶々が吐き戻した。

ワカメは途中で出て行った。多分またベランダ下にいるのだろう。コロンとトニーは出たり入ったり。

そのうちに茶々も出て行ったが、車の下に入ろうとしたワカメを見つけて追って行った。しつこく追い続けて2匹は本館前庭園へ。ギャーッ!という叫び声が聞こえてきた。茶々がワカメを苛めているのだろう。しょうがないなあ、茶々は。何でこんなに凶暴になってしまったのだろうか?

しばらくして茶々は涼しい顔をして戻って来た。猫たちが食べ終わったので、カリカリをまとめ、新聞紙を片付ける。

帰ろうとして坂道を下っていると本館前庭園からワカメが出て来た。「猫庭園」の通路の方へ行きかけて、「従いてきて!」というふうに振り向く。雨天餌場の帰りにはいつもの餌場を通らずに坂道を降りて右折し正門から帰るのだが、ワカメの要望に応じて庭園餌場へ行くとそこからワカメは「猫庭園」の中に消えて行く。ハウスに入るのかな。冬に向けてそろそろハウスの掃除をしなければ。

1号棟前駐車場でトレイを回収する。花子もピーチもいない。歩いていると突然ピーチが現れて私の横に並んで歩く。家の前まで付いて来た。

入り口でピーチを可愛がっていると、4階の住人が帰ってきた。ピーチは驚いて自転車置き場に逃れる。すると自転車置き場の中を覗きこんで唸り始めた。猫がいるのだな。伸吉かな?見に行くとやっぱり伸吉だった。ピーチは私の威を借りて居丈高に伸吉を威嚇する。伸吉をよく見ようと追って行くと伸吉は少しづつ逃げる。プレイロットまで来たところで2匹は大きな唸り声を上げ始めた。

そこで私は家に戻ることにする。


2005年10月25日(火) 8匹集合。ハイシロー欠席。

誰かが家に在宅中はシルビアのケージを開けて自由にさせている。息子にも一時たりとも自分の部屋を開けっ放しにしないように言っておいたのだが、ウッカリしていたのだろう。

昨夜から息子の部屋に入るとプーンと匂う。今日よ〜く調べたらやっぱり!これまで何度もスプレーしていた衣装ケースにまたたっぷりとひっかけていたのだった。トホホ・・

部屋の出入りの際にはしっかり閉めるよう息子には一段と口やかましく注意する。

*****

午後1時半ごろ、テニスコートの横の道を通った。ふと見るとテニスコートの扉の内側にキジトラ猫がいる。よくよく見るとキジオだった。しばらく見ているとキジオは床に寝そべって寛ぎ始めた。仲良しの伸介は近くには見当たらない。

*****

夜、山手に行く。ピーチと花子は1号棟前駐車場にいた。まずカリカリを出し、ピーチが食べている間に花子にだけ、家で少し残った缶詰を与える。ピーチが気付いて食べたがるが僅かなので口に入らない。

山手に行くと今夜もハイシローの姿が見えない。北門にいるのだろう。

水容器が空っぽになって転がっている。カラスのイタズラか?

新聞紙を広げ6匹が食べるのを見ていたら背後から「こんばんは!」と声を掛けられた。教員のK山さんだった。とても感じのいい人なので少し話しこんでしまった。

その間にトニーとワカメは去り、餌場ではゲンキが咽んでいる。

K山さんが去った後、トニーもワカメも戻って来た。また猫たちが食べるのを見ながらじっと待つ。トニーとコロンが甘えるので食べている間、撫でる。コロンはもうお腹が真ん丸なのに、ちょっと離れては戻ってきてまた少し食べる。

私が上着をはおるとワカメは「猫庭園」に入ってしまった。すぐ帰るわけでもないのに。しばらくして「猫庭園」の中からギャオー!と声が聞こえてきた。多分茶々がワカメを襲っているのだろう。

ポオも戻って来たので目やにを取る。ゲンキの目も拭く。

猫たちに別れを告げ、振り返りながら通路を歩くと新黒の最後の日のことを思い出す。私の横に座ったきりみんなが缶詰を食べている間もじっとしていた。新黒の身体に缶を押し付けたまま花子は食べていた。

猫の数が少なくなるといなくなった猫たちのことが思い出される。道路側庭園を見るとバニーが最後の日に全く珍しくそんなところに入ったことを思い出す。丁度1年前になる。

踊り場に出ると茶々が「猫庭園」から跳び出してきた。踊り場の真ん中には3日くらい前から大きな犬糞が放置されている。何度かそういうことがあるが同じ飼い主だと思う。この場所には絶対に監視カメラが必要だ。

1号棟前駐車場でタッパーを引き上げていると花子が出て来た。少しカリカリを足すと食べ始めた。ピーチはいなかった。


2005年10月24日(月) 8匹集合。ハイシロー欠席。キジー出席

午後1時半ごろシルビアがベランダに向って変な声で鳴く。伸介が来たに違いない。缶詰と容器を持ってベランダに出るとやっぱり。キジオは来ていない。スリスリ甘える伸介にフリスキー缶の半分を与える。いつもながら伸介は上品に少しづつ食べる。食べ方が遅いので、一旦家の中に入る。家猫たちは網戸に張り付いて見張っている。

しばらくしてベランダに出ると缶詰は残していて伸介の姿がない。ベランダの下を見ると、今やコロコロ太った伸介が芝生の向こうへ悠然と歩いて行くところだった。芝生の端っこの植え込みの中に入ってなにやら遊んでいる。

3ヶ月くらい前にも同じような光景を見たがその時の伸介は手足が細長くとてもスマートだった。

食べ残したフリスキーは缶詰半分以上あるので夜、花子にあげよう。

シルビアを寝室に入れないようにしているが、今のところソファなど他のものへのスプレーは治まっている。が、油断は禁物だ。シルビアの左目がまた涙目になっていたので早めに軟膏目薬を塗りこむ。トムの血尿・頻尿も投薬を続けているにもかかわらず全快しない。

夜になり山手へ。今夜は更に早めに出かける。3号棟前で佇んでいるとピーチの鳴き声が聞こえてきた。呼ぶと出て来たのでまず目やにを取る。このところ目やにが軽減している。

1号棟前駐車場ではすぐに花子が出て来た。ワゴン車の下でカリカリを少々2匹に与える。背中合わせに食べ始めたので、花子にだけ缶詰入りのタッパーを与える。ピーチは毎朝たっぷりの缶詰をM上さんからもらっている。

「山手猫階段」に行くと猫が1匹しか見えないが、私が階段を上がって行くと両側から猫たちがワンサカ出て来た。ワカメは山の中から出てきてこちらに向って全速力で駆けてくる。その姿はとても可愛いし若々しい。12歳超とはとても思えない。コロンも今日はいる。

キジーは庭園の中で待っていて彼も可愛い声で鳴く。触らせるといいのに。

新聞紙を敷いてカリカリを与える。昨日と同じだが、今夜はハイシローがいない。北門にでも行っているのだろう。

コロンの上腕部は痛々しいが毛が生えてきているようだ。私が何かの音を立てる度、コロンは逃げようとする。大分怖い目に遭ってきたのかも。

ポオは可愛い顔をしてこちらを見るがまた目やにが溜まっている。後で取ろうと思っていたらいつの間にかいなくなってしまった。

ワカメが去り、コロンは岩の上に乗っかっているのも昨日と同じ。餌場を片付けて立ち去りかけたところへ、白っぽい猫がやってきた。ハイシローかと思って少し戻るとトニーだった。

1号棟前駐車場でタッパーを引き上げようとワゴン車の下を覗いているとピーチが現れた。花子はいない。ピーチがまたカリカリを食べている間に立ち去ることにする。


2005年10月23日(日) 8匹に給餌。コロン欠席。

素晴らしく爽やかな秋晴れの1日だった。今日は参院補選が行われた。小学校が投票所だ。下馬評通り自民党に勝たせすぎたといいながらやっぱり自民党が圧勝だ。強いものになびく心理か。1党独裁を阻止するため、良き反対派を育て盛り立てるのも選挙民の責務ではないかと思うが。

給餌に向う。3号棟前で呼ぶとピーチが出て来た。この時間でも投票に向う人影が見える。ピーチを連れて1号棟前駐車場へ。花子がニャニャニャと鳴きながら出て来た。ワゴン車の下で2匹に給餌。

山手に行くと今夜はコロンの姿が見えない。このところ毎日来て可愛い姿を見せてくれていたのでいないと寂しい。

餌場で食べている猫が6匹だと我が家よりも少ない。モリモリ食べる猫たちを撫でてじっと座っていると、食べ終わっても回りに集まって寛いでいる。ハイシローは身体をピッタリくっつけてまるで暖を取っているみたいだ。

餌場を片付け始めるとワカメが去って行く。ポオが甘えかかるので久々に目やにを取る。ゲンキの目を拭くといつもより目やにが少ない。

1号棟前駐車場のさっきのワゴン車の下を覗くとカリカリが大分残っている。花子もピーチもいないなあと思っていたら、人がドヤドヤと駐車場に入ってきたのでそのまま立ち去る。


2005年10月22日(土) 9匹全員に給餌。

また雨だ。夕方になってようやく止んだ。

3号棟前でピーチを呼んでみたが出て来ない。1号棟前駐車場に行くと、ワゴン車が戻っており、その陰からまず花子が跳び出してきた。ピーチも傍にいた。ワゴン車の下にカリカリを置く。

山手に行き、みんなを連れて庭園餌場に行ってみると餌場は乾いている。新聞紙を敷きカリカリを与える。今日の茶々はおとなしくて他の猫にパンチしない。トニーは傍に来たゲンキに対して怒っている。トニーの宿敵はハイシローだが、ゲンキにもいじめられたようだ。最近トニーは強くなったのだ。

虫をみつけて遊んでいたトニーはいなくなった。ワカメとコロンを十分に可愛がる。猫たちはみんな甘えん坊だがゲンキは私に甘えない。捕まえて目薬を差したり投薬したり、ゲンキにとってロクなことをしてこなかったからなあ。

新聞紙を片付けているとトニーが戻って来てまた食べる。ゲンキとハイシローもまた食べ始める。

私が立ち上がるとトニーは食べるのを止めるが、しゃがみこむと珍しく私の傍でじっとしている。私の庇護を感じるのか傍で食べているハイシローにガンを飛ばしている。ハイシローは一応ひるんで見せる。

猫たちに別れを告げ餌場を去る。ゲンキが途中まで追いかけてきた。

1号棟前駐車場を通ると花子が出て来た。さっきの車の下にカリカリを少々盛ると花子は食べ始めた。ピーチも出て来たがもしかするとカリカリを横取りしたのかな。ピーチが私を追いかけてきたが、花子も追ってきた。そこで違う車の下にまた少しカリカリを置くと花子は食べ始めた。

ピーチと一緒にとうとう我が家の前まで。こないだも従いて来た。斜め前の5階はM上さんちだということをピーチは知っているのかもしれない。

家の中に一旦荷物を置いて入り口にいるピーチのところに戻り、しっかり目やにを拭き取っておしまいにする。


2005年10月21日(金) 9匹全員に給餌。キジー出席。

ピーチは3号棟生垣から。両側から車が来るが、ピーチは十分に見極めてから渡ってくる。よしよし。が、渡ったところで先日のように大型犬が現れたりするとさすがのピーチも慌てて車の前に跳び出したりする。油断は禁物だ。

目やにを拭いてから1号棟前駐車場へ。花子が跳びだしてきて甘える。いつものように端っこの車まで誘導して2匹にカリカリをたっぷり与える。

山手に行くと7匹全員集合にキジー。昨日と全く同じ展開。みんなよく食べるのも昨日と同じ。キジーは好きなだけ食べると静かに立ち去る。

今日は意外と暑かったのでトニーがよく水を飲んでいる。プリンスにそっくりなトニーを見ながら、この子も父親(多分)と同じく腎臓系が弱いかもしれないから多飲するようになれば血液検査が必要かなあ、などと考える。

甘えるコロンの顔をよく見ると鼻はすっかりきれいになっている。母親のワカメはへっぴり腰で本館前庭園の方へ走り去った。

しばらく私の傍にいたコロンだが通路を通ってどこかへ消えてしまった。

餌場を片付けて帰る。1号棟前駐車場に行き、さっきの車の下を見るとカリカリが大量に余っており、花子もピーチもいない。誰かに追い立てられたのかなあ?ここは暗いし人目にもつきにくいから、そんなことはないと思うが。


2005年10月20日(木) 9匹全員に給餌。キジー出席。

3号棟生垣から出て来たピーチの目やにを取りしばらく可愛がってから1号棟前駐車場へ。跳びだしてきた花子を端っこに誘導する。車の下でカリカリを与える。2匹別々のカリカリ山を作ったが花子がピーチの山に近付くとピーチは唸る。昨日の缶詰がおいしかったので今夜も期待していたのだろう。

花子にだけ缶詰を毎日食べさせてもいいが、そうするとピーチにも与えないといけなくなる。なにしろピーチはM上さんから毎朝たっぷりの缶詰をもらってでっぷり太ってしまっている。これ以上与えると動作が鈍くなってしまうのではないか。

山手に行き、7匹全員とキジーにカリカリを与える。こちらも昨日の缶詰がおいしかったせいか、カリカリは昼間に十分もらってしまったのかさほど喜ばない。とはいうものの結構食べた。冬を越す準備をしているのかみんな増々、丸々した身体になってきた。茶々がやっぱりいじわるで食べているみんなに猫パンチを食らわしている。

近付いてくるキジーに対してゲンキは相変わらず派手な唸り声を上げて威嚇、撃退しようとする。キジーは強くてゲンキの見掛け倒しの威嚇などには全く動じないが、多くの猫が追い立てられた模様だ。去年の春、ピーチと同じ頃に現れたパーキーも数回やってきたがバニーに追い立てられて姿を見せなくなった。そのバニーも姿を消してから1年になる。

黒猫も何度か来ていたが、ゲンキとかりんに追われて来なくなってしまった。そのかりんは北門の外側に引っ越してしまったし。たった1年の間にも山手の猫社会にはいろんな変動があった。今や餌は潤沢だし敷地は結構広いのに、縄張り争いは意外と熾烈なのかもしれない。

コロンの右上腕部の禿部分はすっかり乾いていて化膿などはしないと思う。しばらく前に気付いたのだが、コロンの鼻の真ん中が噛まれたかどうかした傷が乾いたような感じだ。コロンの顔は黒、茶、白が入り混じってちょっとした傷だと夜なので分かりにくい。そっと触ってみたらもう固まっている。やはり犬にでも噛まれたのだろうか?コロンは結構無防備なので心配だ。

キジーは通路の途中で可愛い声を2〜3声、発して去って行った。そろそろまた発情期なのかなあ。

餌場を片付けていると、本館の方からスーツ姿の教員らしき2人づれが坂道を降りて来た。ひとりはK山さんだった。もうひとりは痩せ型で長身長髪、アンガールズのような感じ。K山さんと挨拶を交わすと彼がアンガールズ氏に「猫部の・・・」と私のことを説明している。アン・・氏とも挨拶を交わす。

餌場を引き上げ、1号棟前駐車場にさしかかると当然の如く花子が飛び出してくる。さっきのカリカリを見ると結構残している。まとめていると花子はまた食べだした。

そのまま歩いているとどこからかピーチの大きな鳴き声が聞こえてきた。自販機の前でしばらく待っていると、どこからか現れてこちらに突進してくる。4号棟脇で、いつものように可愛がり、立ち去ろうとすると従いてくる。結局我が家の前まで従いてきたがそこでバイバイ。


2005年10月19日(水) 9匹全員に給餌。缶詰の日

やっと晴れた!外猫たちも晴々していることだろう。

午後、猫が大きな声で鳴く。ミーシャでも閉じ込められているのかなあ?と思いつつ「ニャー」と返事をすると、すぐ近くで『ニャー!』。見るとベランダの網戸の外側に伸介が来ていた。こないだ缶詰を上げたからか、当然のような顔をして大きな声で要求する。自由にリビングを歩いていたシルビアが怒って大騒ぎ。

缶詰と容器を持ってベランダに出てみると、すぐ下の芝生にはキジオが来ている。伸介に缶詰を与えておいてもうひとつ容器とデジカメを持ってくる。キジオはじっとしているので、写真を撮り、缶詰をチラつかせて誘ってみる。うちのベランダは高くなっているのでキジオはどこから上ろうかとちょっと思案しているようだ。

お隣は芝生からすぐなので、猫たちはまずお隣のベランダに飛び乗りそこから我が家へやって来る。我が家には沢山の猫たちがいるので、外猫を引き付けるのかもしれない。

後でそっと覗いてみると伸介は食べ終わって姿を消し、キジオが食べているところだった。私が覗いたものだから警戒して途中で降りてしまったようだ。ま、初回はこんなものか。

この猫たちは毎朝、M上さんにたっぷり給餌されているのでずい分体格が良くなってきた。伸介などガッシリしている。M上さんの他にH川家やT水家、我が家など、来さえすれば餌がもらえるところがあるので幸せだ。見た目にもとてもきれい。

*****

夜、給餌に出かける。ピーチは3号棟生垣から出てきてまず側溝の落ち葉トイレを使用。1号棟前駐車場へ行くと花子が派手に鳴きながら跳び出してきた。よかった!

タッパーに入れた缶詰肉を2つに分けてピーチと花子に与える。1缶分だけだが帰りにカリカリを与えよう。

山手に行くとすぐに7匹全員集合。新聞紙を3重に敷き、缶詰を開ける間、猫たちを待たせる。猫たちは鳴き声を上げながらお互いを牽制している。

まず5個開ける。ポオはさほど食べずにバッグの後ろにやって来た。そこでポオ用に用意した薬入りの少し上等の缶詰肉を与える。が、目ざとく見つけたコロンがやって来て、茶々とトニーが続く。

カリカリも与えるとみんなおいしそうに食べ始めた。コロンもよく食べて丸々してきた。右腕はまだ痛々しいが大丈夫なようだ。そのうちにまた毛が生えてくるだろう。

ワカメとトニーは先に餌場を去り、ゲンキと茶々はいつまでも新聞紙トレイに張り付いている。缶詰をもう1缶開け、ゲンキ、茶々、ハイシロー、コロンの4匹に与えるとあっという間に平らげた。

餌場を片付け、岩場で寛いでいるコロンに「バイバイ!また明日ね!」と声をかけると、何を思ったか「山手猫階段」の途中まで従いてきた。

1号棟前駐車場へ行くと花子とピーチが車の下から跳び出してきた。タッパーを引き上げ、2匹に十分なカリカリを与える。


2005年10月18日(火) 8匹に給餌。花子欠席。コロンの右上腕部に異変。

シルビアは数日間、殆どケージから出さないようにしていたが、昨日トイレ掃除のため夫が扉を開けた隙に飛び出した。それからは、最も被害を受けやすい息子と私の部屋のドアを閉め、目の届く限り自由にさせている。扉が開いたケージは仔猫たち3匹の格好の遊び場になっている。

シルビアはこれまで通り、置き餌(療法食だが)のダラダラ食いができるのが嬉しいようで盛んに食べたり水を飲んだりしている。そうだろうなあ。トイレの脇ではいくらご馳走缶詰でもおいしくないに決まっている。

自由に家の中(寝室を除くが)を闊歩できるのは本当に嬉しいらしい。ケージの上に猫ベッドが置いてあるのだが、わざわざそこに入って寝たりしている。スプレーさえしなければ本当にいい子なのだが。

*****

給餌に行く頃にはようやく雨は上がっていたが、地面はじっとりと濡れている。油断できないので勿論傘を持ってでかける。

1号棟前駐車場の前にはトラックが駐車していて人が2人佇んでいる。昨日のトレイを回収しながら花子たちを探すがどこにもいない。

ひとまず山手へ行ってしまおう。「山手猫階段」に集まった猫たちを雨天餌場に連れて行く。校舎には煌々と灯りが点いている。

ここでは7匹全員集合だ。新聞紙2枚を敷いて500gr弱のカリカリを出す。みんなパリポリとよく食べる。ゲンキの目やにを拭く。

サッカー姿のH田君が通りかかり挨拶を交わす。

じっと黙って猫たちに囲まれて時を過ごすが、思いついて猫たちの名前を呼んでみる。すると一旦、階段下スペースに陣取ったコロンが自分も呼んでもらおうとこちらにやってきた。右前足の上部がなんだか黒っぽい。気になったのでさりげなく明るいところへ移し観察する。

4cmx2cmくらいの大きさで毛がゴッソリと無くなっている。3年前には尻尾の先が千切れてしまったし、コロンはどうも危なっかしい。1〜2週間ザラに姿を消すし。まだ4歳なのだから十分に猫生を全うしてほしいと思うが心配だ。ワカメとコロン母子を○○ジイさんにもらってもらえないかなあ?

いつの頃からかコロンはストロボの閃光を嫌うようになったので患部の写真を撮るのは止めた。患部といっても既に乾いており大丈夫なようなのだが。が、いつこんなことになったのか全く気付かなかった。コロンはよく欠席するがその頃だったのだろうか?外猫は本当に可哀相。

みんなが食べ終わったので新聞紙を片付ける。ハイシローとポオだけが残って他の猫たちはそれぞれに出て行った。

1号棟前駐車場に行き、丹念に探すが花子はいない。行きかけたところで花子の鳴き声が聞こえたような気がしてまた戻るが空振り。そんなことをしていると向かい側の植え込みからピーチが出て来た。

7号棟への道路沿いの駐車場に花子がいるかもしれないと思い、ピーチを連れてそちらへ向う。「プリンス猫階段」まで行ってみたがいない。小学校の裏をグルリと回って帰る。ピーチには通路でカリカリ少々を与える。


2005年10月17日(月) 9匹全員に給餌。キジー出席。

またまた雨。明日も明後日も雨の予報だ。いないだろうと思ったピーチは私が3号棟前に現れるや否やニャーニャーと声を上げる。手を振ると植え込みから出てきて甘える。小雨だがとにかく降っているので1号棟前駐車場へ急ぐ。

今日も例のワゴン車は停まっておらず花子はその隣の車の下から出て来た。東端の車の下へ誘導しそこでトレイ2つにカリカリをたっぷり盛る。

「山手猫階段」に行くとハイシローだけが雨に濡れて待っていた、と思いきや私の姿を見ると猫たちが続々と飛び出してきて忽ち全員集合か。

ワカメはハウスに入っていたらしく庭園餌場を通過中にみんなと合流。ポオがいないなあ、と思いながら雨天餌場を目指していると向こうから教員のK山さんが傘を差して歩いてきた。しばらく立ち話をするが猫たちが濡れてしまうので早々に別れる。その間にポオも合流している。

7匹にカリカリを与え、水を入れ、背中を拭いているとキジーもやって来た。早速ゲンキが階段下スペースへ行き威嚇している。ハイシローやポオも、キジーだけが特別おいしいカリカリをもらっているのでは?と集まってくる。キジーは強いのでゲンキの威嚇などモノともしていないので結局はゲンキがスゴスゴと新聞紙トレイの方に戻ってくることになる。

食後しばらくいたワカメは出て行った。トニーも出て行ったがしばらくしてカリカリの音を聞きつけてすぐにまた戻って来た。夏とは違いみんな太り出している。外猫としては冬用の身体に作り直しているようだ。しっかり食べて太っていれば外猫でも風邪を引かない。

大体30分ばかりいて新聞紙を片付ける。残っている猫たちはまだここで雨宿りをすればいいのだが。

まだ小雨が降っている。1号棟前駐車場を通る。さっきの車の下には花子もピーチもいないなあ、と思っていたら駐車場の真ん中あたりから出て来た。
さっきの車のところまで戻り、カリカリをひとつのトレイにまとめると花子はまた食べ始めた。ピーチも出て来たが、立ち去る私を追ってはこなかった。


2005年10月16日(日) 9匹全員に給餌。キジー出席。

また雨だ。寒くはないからまだましだが、外猫たちにはどうだろう?夕方には止んでいたがどうも空模様は怪しい。

昨夜いなかったピーチは3号棟生垣からすぐに飛び出してきて甘える。目やにを取ってしばし可愛がる。途中で1号棟に消えたがトイレだろう。

1号棟前駐車場の車の下で花子に給餌しているとすぐにピーチもやってきた。2匹で仲良く食べる。昨日のトレイは車に轢かれてぺちゃんこになっているのを引き上げる。

山手へ行くとみんなに歓迎される。庭園の中から可愛い声がすると思ったらキジーも待ち兼ねていたようだ。時間は結構早いのだが。

餌場に行き、新聞紙を広げカリカリをたっぷりと与える。キジーはソワソワしているが私がそちらに向くと自分の餌場でスタンバイ。たっぷりあげすぎていつも残すので少々少なめに置く。

やはりみんな結構丸々している。昨日ポオがヨダレを垂らしているように見えたのだが、今日はそんなことはない。昨日は水でも飲んでたまたまアゴが濡れていたのかなあ。でも薬を用意してきたので、捕まえて膝に乗せる。相変わらず抵抗するが何とか口の中に噴射する。地面にこぼれてはいないと思うが・・・

コロンは母親のワカメに甘え、私にも甘える。少し太ってきて可愛い。無防備に茶々の傍に行くのでまた爪パンチされるのではないかと心配になる。が、茶々は横に来たハイシローにパンチ。他の猫たちは驚いて飛び退く。

一旦飛び退いたトニーがまた戻って食べようとすると、今度はゲンキがトニーを攻撃。気を悪くしたトニーは「猫庭園」に入りそのまま消えてしまった。

たった7匹になってしまった猫たちを見ながら色々と考える。我が家も7匹いるが喧嘩など全くしない。ここは十分な餌があるし、敷地も広いのにどうして攻撃するのかなあ?ゲンキ、ハイシロー、茶々が攻撃猫だ。ポオは自分から攻撃することはあんまりないが結構負けん気が強い。この4匹とワカメ、コロン母子は最後までここに残ると思う。トニーはちょっと距離を置いている。トニーの鼻には既に傷があった。トニーには引っ越してほしくないがどうだろう。これまでたくさんの猫たちが引っ越したり消えて行ったりした。

コロンたち5匹は残っているが、ワカメが去ったのをしおに立ち上がる。

1号棟前駐車場では花子は飛び出してこなかったが、ピーチは目ざとく私を見つけて追ってきた。4号棟脇でまたしばらく可愛がってから別れる。


2005年10月15日(土) 9匹全員に給餌。仔猫3匹をお迎えに。

静かだった24時間はあっという間に過ぎ、アンディたち3匹をお迎えに行かなくては。今朝は午前10時に出発。昨日より道路が込んではいたが大したことはない。

待合室に入ると耳をつんざくような犬の鳴き声。ミニチュアダックスだ。脳天に響き思わず耳を覆ってしまった。回りを気遣って飼い主は「静かに!静かに!」と盛んに犬に言っているが勿論効果はない。ミニチュアダックスは特に鳴き声がうるさい犬種だと犬山動物病院の院長が言っていたが全くだ。番犬にいいかもしれないが、こんなにうるさいのでは近所迷惑かも。

今日もあやい動物病院はてんこまいのようだ。改めて待合室内を見渡すと獣医師の勤務表が貼ってある。綾井院長以下4名の獣医師がいるらしい。

アンディ、サミー、ミニーの入ったキャリーを受け取る。化膿止めの錠剤が4日分出ている。食事は夕方からだそうだ。

帰宅し、キャリーを開けてみると仔猫たちは全員とても元気だ。キャリー内のペットシーツはボトボトだ。即片付けてキャリー3個を洗いベランダに干す。

仔猫たちを可愛がっていたミーシャだけは仔猫たちのご帰還を喜んでいるが、ロミとトムは不機嫌になっている。シルビアもケージの中から「仔猫たちは自由にしているのに、何で私はいつまでもケージに?!」と言って不満の声を上げている。

トムは仔猫たちを嫌っているわけではない。頭を舐めてやったりするのだが、仔猫たちはおとなしく舐められておらずトムに遊びかかったり、舐められている途中でさっさと立ち去ったりする。気位の高いトムにはそれが気に食わない。トムの血尿は一進一退。投薬は1日1回ではなく2回に逆戻りだ。

夕方、やっとお食事だ。食後に仔猫たちに投薬する。アンディとサミーにはスンナリと投薬できたが、ミニーはものすごく抵抗するので二人がかりで押さえつけ、口の中にやっと投薬器を入れた時にはギャーッ!と殺されそうな声を出して絶叫する。こんなに興奮しては身体に悪いと思ったが、その後はケロリとしている。ミニーには明日からは薬をすりつぶしてソフトフードに混ぜた方がよさそうだ。

*****

夕方雨が降ってきた。給餌に行く頃には上がっていたが、どうだろう。今夜はピーチの姿がなく花子も1号棟前駐車場で探しているところへニャーと鳴きながら出て来た。土曜日のこととて車の出入りも激しかったのかもしれない。どこか違うところから私の姿を見つけてやって来たのかもしれない。

いつもの車のところには、ワゴン車ではなくセダンが停まっている。別の車の下にカリカリを入れたトレイを置く。

山手に行くと山側は全く濡れていない。猫たちは7匹全員集合しているので、山側の階段と石垣の上に全員分カリカリを置いて帰ることにする。

1号棟前駐車場ではまだ花子がカリカリを食べている真っ最中だろう。私に気付かず、追いかけて出てくることもなかった。

今日はとても蒸し暑く、午後はバイトもあったので睡眠不足とあいまってものすごく疲れた。早く寝よう。


2005年10月14日(金) 9匹全員に給餌。キジー出席。仔猫たち手術へ。部活で犬山動物病院へ。

今朝は以前から予約してあった鎌倉市のあやい動物病院にアンディ、サミー、ミニーの3匹を連れて行く。不妊・去勢手術のためだ。ここの院長は大和市の有名なボランティア獣医、山口武雄氏の下で修行した人で、山口獣医師と同種の診療態勢を展開しているという。各地に散った弟子のひとりだ。ずーっと以前からこの動物病院のことは鎌倉の猫ボランティアから聞いて知っていた。今回、ちょっとしたいきさつでここにお世話になることとなった。

立地はちょっと不便。小袋谷の踏み切りの突き当たりにあり、駐車場は狭く停めにくくしかもいつも塞がっているという。大抵はそこから徒歩2分くらいのコンビニの広い駐車場に停めるというので、今朝我々もそのようにした。道路は驚くほど空いていて9時半には動物病院に到着。既に待合室はいっぱいで、大型犬がいる。黒っぽい布で包んだ捕獲器を運び込むボランティアも現れる。病院内は既にてんてこまいのようだ。

その猫ボランティアに声を掛けるとボランティア同士、忽ちツーカーとなり、1〜2分の立ち話の間に電話番号を交換する。私が持ち込んだ美しい仔猫3匹を見て、里親探しの手伝いをしてくれるという。が、とびっきり良い里親さんでないと渡せないと言っておいた。

仔猫たちは朝ごはんももらえず、病院では大型犬に嚇かされ、自分達は一体どうなるのかと怯えている。

仔猫たちをネットに入れて来なかったといって、受付の女性は文句を言うがそんなことは事前に知らされていない。ネットを買うと言うと、貸すから入れてくれという。トムとシルビアは山口獣医科で手術してもらったのだが、ネットなど必要ではなかった。

別室で仔猫たちをネットに入れ、またキャリーに戻し、お預けする。獣医師の顔を見ることもなく病院を後にする。お迎えは明朝だ。

ついでの用事を済ませ、12時ごろ帰宅する。家の中は今朝までの喧騒が嘘のように静まり返っている。仔猫たちに席巻されて居場所がなくなっていた老猫ロミがノビノビと家の中を歩き回っている。

シルビアは仔猫たちがいないのだからケージから出して!と鳴くがそういうわけにはいかない。が、なるべく頻繁に撫でさすってスキンシップを図る。

お天気も良いので掃除をする。3段ケージをどかしてみたら、カーテンの傍の床がシルビアがスプレーしたおしっこで濡れている。エ〜〜ン(泣)

*****

午後5時ごろJ先生から電話がかかってきた。部活の一環として犬山動物病院へ預かり猫たちの面会に一緒に行かないかとのお誘いだ。3人の部員と一緒に5時半ごろ犬山動物病院到着。

1匹残った黒白仔猫は学園祭から2週間近く経って一回り大きくなっていた。ほぼ行き先は決まっているのだがご対面がまだなのだ。

グレーは、院長から聞いてはいたがすっかり太って丸顔になっている。ボディはワカメのようだ。サチはいつもと変わらない。
30分ほどいて引き上げる。

*****

夜、給餌に行く。ピーチは3号棟生垣から1号棟前駐車場へ。そこで花子と一緒に車の下でカリカリのお食事。

「山手猫階段」にはたくさんの猫たちが待っていて大歓迎される。庭園に入るとキジーも待っている。

久々のコロンもいつの間にか来ている。カリカリを与え、目の前で食べているトニーのお腹を触ると結構丸い。昼間にもらったのだろう。トニーは餌場に長居はしないが、近場にいるらしく何かある(新しい餌が出るとか)とすぐに駆けつけてくる。

食べ終わったキジーは餌場に来てしばらく休んでいたがいつの間にかいなくなった。どんなに近付いても20センチは距離を取る。キジーにも去勢手術を受けさせてやりたいなあ。

適当なところで引き上げる。

1号棟前駐車場は静かだと思ったが、ピーチも花子も出て来た。さっきの車の下を見ると大分食べたようだ。花子を呼び寄せもう少しカリカリを足す。また2匹で食べ始めた。


2005年10月13日(木) 7匹に給餌。ハイシロー、コロン欠席。

夜には小雨、明朝はかなりの雨が降るとの予想。家を出ると道路が濡れている。慌てて傘を持って出かける。然し、よく考えると道路が濡れていたのは、日中の排水管の高速洗浄によるものに違いない。

日没には夕焼けも見られたし、夜空には星が見える。本当に雨が降るのかなあ?

ピーチと花子は1号棟前駐車場の車の下に仲良く2匹でいた。いつもの車の下にカリカリを置く。車の下は暖かい。この車はここに駐車して間もないのかもしれない。営業用ワゴン車だ。

山手に行くと茶々とポオだけが踊り場にちんまりと座っている。私を見て駆け下りてくる。それを合図にゲンキ、ワカメ、トニーも出て来た。ハイシローとコロンはいない。

庭園餌場でカリカリを与える。昼間にもらったのかトニーなどはあんまり食べない。ポオの被毛がとてもきれいになっている。部員にブラッシングでもしてもらったのかな?茶々と並んで歩く姿を見ると2匹ともよく太ってコロコロだ。

昨日は、ワカメとハイシロー母子が並んで歩く姿を上から見ると体型がそっくりででっぷりと太っている。これから寒い季節を迎えるのだからしっかり太って寒さを吹き飛ばそう。

適当なところで引き上げ、1号棟前駐車場を通ると勿論花子が出てくる。車の下を見るとまだまだカリカリがたくさん残っている。が、それにはもう見向きもせず従いてこようとする。

ピーチが向かい側、1号棟側の植え込みから顔を出す。そこで私が通るのを見張っていたようだ。ピーチも花子も私の後を従いてくるので、花子には車の下でまた少々のカリカリを与えるとそれを食べ始めた。

通行人が来たのでピーチはまた道路を渡り1号棟の植え込みに入ってしまった。一応呼んでみると、植え込みから跳び出しすごい勢いで道路を渡って来た。

4号棟脇まで行き、そこでしばらくピーチを可愛がる。右耳の後ろはもう乾いてざらざらしている。ライトを当ててよく観察すると、やはり真ん中の犬歯で噛まれた痕がありその周りの毛は無くなっている。喧嘩したに違いない。

投薬をお願いしていたM上さんから今朝電話があり、預けてあった抗生物質は今朝でもう無くなったので、ピーチの傷も治ったし、投薬はもういいだろうということだった。

M上さんは家猫の目薬をもらいにかかりつけの動物病院に行くので必要なら同種の抗生物質を買ってくるが、と言う。気前のよいM上さんは勿論自前で買うつもりだ。我が家にはまだまだ沢山買い置きがあるのでそれは断わり、必要な時には届けることにする。

床に転がって甘えているピーチにバイバイすると、もう諦めて追ってこない。


2005年10月12日(水) 9匹全員に給餌。缶詰の日

今日は缶詰の日。花子とピーチの分だけタッパーに入れて持参する。3号棟前で呼ぶと寝ていたらしいピーチが出て来た。こちら側に渡り側溝の落ち葉を掻き分けておしっこをしている。

歩道の真ん中に犬糞の入った薄いポリ袋が投げ捨てられている。この辺りには本当にマナーの悪い飼い主が多い。小学校は是非監視カメラを設置すべきだ。

1号棟前駐車場に行きいつもの車の傍に行くと花子がニャーと鳴いて寄り添ってくる。車の下でタッパーを開ける。蓋に中身を半分乗せピーチにも与える。

山手に行くと7匹全員集合して待っていた。庭園餌場に行き、新聞紙を3枚重ねに敷く。風が強いので缶を四隅に重し代わりに置く。缶詰は6個開ける。カリカリも与える。猫たちは久々の缶詰なので夢中になって食べる。みんなのお腹を触ると相当丸くなっている。あと2缶あるがもう十分だろう。

缶詰部分は、茶々が最後まで残ってきれいに平らげた。カリカリをひとまとめにする。猫たちがまた集まってきたのでカリカリを容器から出して少量づつ与えるがやはり満腹だとみえ、もう食べない。

少し肌寒くなってきたので餌場を片付ける。40分ほどもいただろうか。久々に長居をした。残っている猫たちにバイバイして立ち去る。

階段を降りていると珍しくコロンが追ってきて、正門前の道路の真ん中に佇む。そこからはもう追ってこないが道路の真ん中では危ないなあ。

1号棟前駐車場でさっきの車に近付くと、花子が別の車の下から出て追ってきた。そこにはピーチがいた。タッパーを片付け、カリカリを2匹に与えると食べ始めた。


2005年10月11日(火) 9匹全員に給餌。

3号棟前を通りながら呼んでみるとピーチが出て来た。もしかすると昨日もいたのかなあ。でも雨だったし。

可愛がりながら1号棟前駐車場まで行く。花子が出て来たのでいつもの車の下で2匹にカリカリを与える。昨日のトレイは引き上げる。こないだもそうだったがきれいに空っぽになっている。

山手に行き、猫たちと庭園餌場に行く。7匹全員集合だ。昨日いなかったポオも元気な姿を見せている。ポオのために少しだけ、薬を混ぜたソフトフードを持参したが、バッグの陰でポオがノロノロと食べていると、気付いた茶々とトニーが駆けつけ忽ち奪われてしまった。

が、ポオはとても調子が良さそうだ。とっても可愛い顔をしている。

涼しくなってくると猫たちの食欲も増すようでみんなよく食べる。

餌場を片付けて立ち去る。

1号棟前駐車場ではやはり花子とピーチが顔を出す。車の下を覗くとまだまだカリカリが残っている。もう少し足すと2匹がまた食べ始めた。


2005年10月10日(月) 6匹に給餌。ポオ、コロン、ピーチ欠席。キジー出席。

恐れていたトムの血尿・頻尿がまた土曜日から再発だ。薬を飲ませているがはかばかしくない。しかも何を思ったか、トイレ内だけでなく浴室の洗面器や風呂蓋の上に真っ赤な1〜2滴を垂らしている。ん?!と思っていたら私のベッドの上に乗り、降りた後には真っ赤な水滴が2個。ベッドパッドのみならずその下にはみ出ていたマットレスのカバーにも赤い染みが!

今日はトムがクローゼットの中でゴソゴソしていると思ったら畳んであったダンボールの上に赤いおしっこをしている。シルビア2号か?トムは!

問題のシルビアは可哀相にケージに閉じ込められたまま、哀切極まりないか細い声で、「出して!出して!」と、寝ている時以外は鳴き続けている。時々出して抱っこしてみるが痩せてしまってずい分軽くなっている。元々抱っこされるのが好きな猫ではなかったので、振り切って逃げようとするが、泣く泣くやはりケージの中に戻す。

このように我が家は惨憺たる有様だ。

午後犬山動物病院にシルビアの除く6匹を連れて行く。血液型検査などのためだ。まずアンディから。アンディはとてもおりこうでじっとしていたが血管がなかなかみつからず手間取る。ロミとミーシャも無事採血できたが、サミーとミニーの兄妹は嫌がって動くのでお預けして帰ることに。
アンディは3,17kg、サミーは3,2kg、ミニーは2、38kg。
サミーとミニーは待つほどもなく5時過ぎには戻って来た。

16歳超のロミと8歳超のミーシャの血液検査をしてもらったが、2匹とも似たような数値で、特別に悪いところもなさそうだ。

*****

山手に給餌に行くころになっても雨は止まない。1号棟前駐車場に行くと花子はいたがピーチはいない。車の下でトレイにカリカリを山盛りにして花子に与える。

山手に行くと階段にはハイシローだけが雨に濡れて待っていた。庭園内に入ると、ゲンキ、ワカメも出て来た。雨天餌場に到着すると茶々もやって来たがたった4匹だ。新聞紙1枚の上にカリカリをたっぷり盛る。食餌時には茶々がみんなを苛めるのでゲンキはビクビクしている。

みんなの背中を拭く。ワカメはすぐに食べるのを止めて出て行ったがその方向からいってボイラー室上のベランダ下のくぼみにいるに違いない。

ノソノソとキジーがやって来た。ゲンキが唸り声を上げて威嚇し追い払おうとする。いつもの階段下のスペースにカリカリを山盛りにしておくと上がってきてゲンキとにらみ合う。結局ゲンキは位負けしてスゴスゴとこちらにやってきて新聞紙トレイのカリカリを食べている。

かなりの時間、キジーは食べていたがそのうちにまたのっしのっしと去って行った。

短パンにリュック姿の男性が目の前を通った。生徒かと思ったら、(18歳以上の生徒かもしれないが)駐車していた車に乗り去って行った。ライトを点けると雨天餌場が真正面なので我々が照らし出されさぞかし驚いたことだろう。

それからしばらくしてニャーニャー鳴く声が聞こえてきたので、「ニャーニャー!」と返事をするとトニーが跳び込んできた。空腹だったのかフガフガ言いながら食べる。

今度は目の前を生徒のH君が通りかかった。挨拶を交わす。トニーは驚いて外へ跳びだしてしまったが、呼んでいると戻って来た。新聞紙を片付け外へ出ると、やはりワカメはベランダの下にいる。

ゲンキが少し従いてきたが庭園内に入ったようだ。まだ雨が降っているのに。

1号棟前駐車場を通過するが静かだ。と思ったが、通過して大分行ってしまってから大きな鳴き声が聞こえてきた。花子だ。戻ると車の下から出て来た。最初の車の下のトレイにカリカリを足すとまた食べ始めた。花子は甘えているのだな。神経質な花子も1匹飼いならとても可愛いゴロニャン甘え猫になると思う。

ピーチはいなかったが、午前3時にはたっぷりM上さんからもらえるので心配はしていない。それよりもポオがいなかったのが気になるがハウスにでも入って爆睡していたのだろうか?





2005年10月09日(日) 9匹全員に給餌。

秋口の疲れが出て今日は殆ど一日中寝ていた。あんまり頻繁に飲みたくはないが夕方バファリンを飲んだら頭痛が消え微熱も取れたようだ。

空模様が怪しいので防水シューズを履き傘を持って出かける。3号棟前を通ったがピーチは出て来ない。1号棟前駐車場にいるのだろうと思ったが、花子しかいなかった。昨日の給餌はJ先生にお願いしていたので、花子はここで待っていてはもらえなかったはずだ。が、みんなちゃっかりと生きているので、「プリンス猫階段」へ行けばS内さんからもらえるし、どうにかなったと思う。

車の下にプリンスの分のカリカリの山も作っておく。

「山手猫階段」では猫たちの熱烈歓迎を受ける。トニーは久しぶりの感じ。庭園餌場に行きカリカリをたっぷり与える。

茶々はやっぱり食べていたコロンに鋭い猫パンチを浴びせ追い払う。反射的に茶々に軽くコツンと食らわせると茶々はビックリしている。

猫たちともっと遊んでいたいが、体調不良なので今日も早めに切り上げる。ワカメは不満そうに見ているしコロンは少し追ってきた。

1号棟前駐車場前を通過するが花子は飛び出してこない。ピーチもいないようだ。3号棟前にさしかかるとピーチの鳴き声が聞こえる。呼ぶと顔を出しこちらにやって来た。4号棟の植え込み縁石の上にカリカリを置き、ピーチが食べている間に帰宅する。空からはパラパラと雨粒が落ちてきたような・・・


2005年10月07日(金) 8匹に給餌。トニー欠席

夕方から知らぬ間に雨が降り出していたらしい。が、給餌に出るころには上がっている。3号棟前で呼んでみたがピーチはいなかった。1号棟前駐車場に近付くと、花子の声がする。そこへリュックを背負ったおじさんが通りかかり花子を撫でている。

近付くとピーチも出て来た。私の出現に、立ち去ろうとするおじさんに「可愛いでしょ?」と声をかけておく。車の下でカリカリを与える。

山手に行くと階段でいつものように猫たちが待っている。ワカメも山から跳び出してきた。これからまだ少々の雨が降ってきても大丈夫なように山側の石垣や階段の端っこでカリカリを与える。トニーだけがいないが大丈夫だろう。

すぐに引き返し、1号棟前駐車場をそーっと通過する。が、ピーチに見つかった。一緒に4号棟脇の通路まで行き、そこで荷物を置いてピーチを可愛がる。目やにを取り、顔を撫でていると右耳の後ろ側がザラザラしている。

マグライトを取り出し、ライトを当ててよくよく観察してみると他の猫と喧嘩でもしたのだろう。皮膚がジュクジュクしていたのがようやく乾いてきたところ、といった感じだ。後でM上さんに電話して彼女の給餌の時に餌に抗生物質を混ぜてもらおう。


2005年10月06日(木) 7匹に給餌。コロン、トニー欠席。キジー出席

日の暮れるのも早くなってきたので少しづつ早目に給餌に行くことにした。餌場でも以前のように小1時間も和んでいることは出来ない。なにしろ仔猫3匹が来て以来、トイレや食事の世話で1日3時間くらいはかかってしまう。特にトイレ掃除がエンドレスだ。

その上、多分猫が増えたことが原因のストレスで元々枕にスプレーする癖のあるシルビアが家中にスプレーするようになった。大型ケージを買い、就寝時と留守にする時のみケージに入れていた。出すときには各寝室のドアを閉めていたつもりなのだが、閉め忘れや他の猫がこじ開けた時に素早く入ってスプレーされてしまった。これではたまらない。遂にシルビアをケージから出さないことにした。

が、哀しげに鳴くシルビアを見ていると可哀相でならない。どこか田舎の家で、自由に外飼いできるような環境ならスプレーなど大した問題ではない。しかもそんな環境ならスプレーしないとも思う。然し、都会で飼育するには完全室内飼いしかできないし。

今日届いた雑誌「猫のきもち」に載っていたが、イタリア郊外の古い農家に住む一家(妻は日本人)は犬・猫を複数飼っているが、広い庭で放し飼いだ。田舎ではそれが当たり前で近所の猫が庭を横切っていくそうだ。こんなところにシルビアを預けたい!
一方都会では集合住宅が普通なので完全室内飼いだそうだ。

そんなこんなで、頭は痛い、時間はないでどうにも落ち着かない。

*****

3号棟生垣から顔を出してピーチが鳴いている。車がどんどん来るし、こちら側では黒い大型犬がやってくる。

ピーチは車の前を横切って飛び込んできたが、そこへ大型犬がやってきた。ピーチを押さえていようと思ったが振り切って道路に飛び出す。そこへ車が来てピーチは間一髪向こうへ渡った。車も慌てて急ブレーキを踏んだ。

もう危ないなあ。ピーチの側には幅20センチくらいの縁石があるので、今後は私がそちらへ渡ろう。車に接触しそうで怖いが。

また渡って来たピーチと歩道を歩く。数人が向こうから歩いてくるとピーチはまたノロノロと道路を渡る。数人の中に子供がいて「猫ちゃん!危ないなあ」と言っている。

やっと1号棟前駐車場に着いた。花子は?と思ったら一番東寄りの車の下にいた。車と車の間にカリカリを盛る。ピーチを呼ぶとやって来た。

山手へ行く。コロンとトニーがいないがキジーが来ている。今日はポオに投薬するつもりで薬の用意をしてきている。ポオは食べながらも警戒しているが隙を突いて捕まえる。今日はいつもにも増して抵抗が激しい。引っかかれながらも何とか口の中に入れた。直接口の中に入れるのが効果的なのだが、こうも抵抗するんでは、やっぱりソフト餌に混ぜるしかないかなあ。

餌場を片付けて早めに引き上げる。

1号棟前駐車場の前をそっと通過しようとしたが花子に見つかってしまった。カリカリを置いたところへ行くと殆ど手付かずだ。食べさせようとしてもウロウロするばかり。車の下に一掴み置くとやっと食べ始めたのでそのまま立ち去る。ピーチの姿は見えなかった。


2005年10月05日(水) 8匹に給餌。コロン欠席。

今日は今朝から雨が降り続いている。少しだけ早めに出かける。ピーチと花子は1号棟前駐車場にいた。昨日の車の傍には昨日のトレイがあって空っぽになっている。早朝カラスがきれいに食べたのだろう。

今夜は新聞紙を折ってトレイにしその上にカリカリを盛る。はみ出たピーチのお尻を押し込む。

山手へ行くと猫たちは濡れながら待っていた。山からはワカメが駆け下りてくる。みんなを連れて雨天餌場に行く。ここかその前の車の下にでもいれば濡れないのに。トニーもどこからか駆け寄ってきた。

雨天餌場に新聞紙を敷きカリカリを盛る。ポオの濡れ方はひどい。が、ミニタオルを持参するのを忘れた。ティッシュを使うがたちまちびしょ濡れになってしまう。バッグの中を探ると大きめのペットシーツがあった。これでみんなの身体を拭うが、タオルほど吸い取らない。ポオ以外は大分乾いた。

ワカメはまた外に出てしまった。猫たちは昼間にもらったようだ。

雨は殆ど止んでいる。餌場を片付けて外に出ると、ワカメはベランダの下のくぼみにいた。

1号棟前駐車場ではまた花子に捕まった。車の下を見るとまだまだカリカリが残っている。トレイをまとめて食べやすいように整えると食べ始めた。

ピーチも出て来たがそのまま立ち去る。5号棟への道を歩いているとピーチの鳴き声が追いかけてきた。見ると、4号棟の芝生をこちらに向って駆けてくる。が、フェンスがあるので、ピーチは戻って階段を駆け下りてくる。

我が家の入り口まで来た。荷物を置いてまた入り口へ出ると、以前捕まえられて玄関に入れられた悪夢が蘇ったのか、捕まらない。植え込みの中でクンクンしている。そのままにして帰宅する。

秋口は夏の疲れがドッと出る。秋の花粉症というか、アレルギーで目が痒い、くしゃみが出る。最近、超多忙なのでおまけに熱まで出て来た。
さっさと寝よう。


2005年10月04日(火) 7匹集合。コロン、トニー欠席。

夜、いつの間にか雨が降り出している。ピーチは3号棟生垣から出て来た。小学校前の歩道からどこかへ行ってしまい鳴き声だけが響いている。1号棟向かいの自販機の前でピーチを呼んでいると、ピーチの声に重なって花子の鳴き声もしだした。

見れば、1号棟前駐車場の車の下から姿を現して花子が私を呼んでいる。傍に行き、車の下でトレイにカリカリをたっぷり入れる。ピーチ用にもうひとつトレイを出しているとピーチがやって来た。2匹に与えておいて山手に向う。

「山手猫階段」では、山側の石垣に猫たちがいる。そちらは全く濡れていないので、雨天餌場まで誘導せずにそこで与えてしまう。コロンとトニーがいないが大丈夫だろう。

そのまますぐに引き上げる。1号棟前駐車場を通ると車の下で食べているピーチの身体が見えた。刺激しないようにさっさと通過する。


2005年10月03日(月) 8匹出席。コロン欠席。キジー出席。

ピーチと花子は1号棟前駐車場の別々の車の下にいた。同じ車の下にカリカリを置いて2匹に与える。

山手に行くとまたコロンは欠席だがキジーが庭園内で待っていた。猫たちはそこそこ食べ寛いでいる。ハイシローの目やにを取ろうとするとパンチしようとする。コツンとやると逃げて行った。

試しに追いかけてご機嫌を取ると単純なハイシローはすぐに機嫌が直って私の脚にスリスリする。そんな様子をワカメが来て眺めている。

カリカリをまとめているとワカメは行ってしまった。ワカメがいると何だか立ち去るのが可哀相な気がしてついつい長居をしてしまうのだが、今日は疲れてもいるし短時間で引き上げることにする。

キジーも適当に食べてのっしのっしと通路を歩み去って行った。

1号棟前駐車場では、花子がさっきとは違う車の下から鳴きながら出てくる。そこで少しだけまたカリカリを与える。

その向かい側、1号棟の生垣の間からピーチが顔を出し、私の後を追ってきた。4号棟横の通路でピーチの目やにをしっかり取る。床に転がっているピーチを撫でて可愛がる。帰ろうと立ち上がるとピーチは不満の声を上げるが振り向かずに行ってしまう。

昨日、本館前庭園から新館側へとノソノソ道路を渡る狸を1匹目撃した。学院の東側真横には広大なショッピングセンターが広がる予定だ。この狸たちも勿論住処を追われてしまう。反対運動の行方は注目されるが、いろいろ勘案すれば、計画をすべて中止に追い込むことは難しいだろうなあ。


2005年10月02日(日) 6匹に給餌。コロン、花子、トニー欠席。

今日も昼前に犬山動物病院へ3匹のベビー猫たちを迎えに行く。猫たちを部員、J先生に託して、バザーを覗きに行く。最終盤だったので叩き売りとなっており、数点を200円でゲットした。木の小サラダボウルは庭園餌場に置く水入れにしよう。

可愛いベビー猫たちはひっぱりだこになり、みんなが代わる代わる抱っこする。猫たちもみんなの膝の上で眠る。肝心の里親相談の方は少々引き合いはあったが、これから検討、調整に入る。

昨日と同じく午後3時半に犬山動物病院の院長がベビー猫たちを迎えに来てくれた。ついでに庭園餌場や猫ハウスに案内する。ハウス1号のベッドの中には、この暑いのにゲンキが入っていた。ゲンキはベッドから出てきて我々に従いてくる。

院長が、犬山動物病院に9ヶ月入院し大往生を遂げたプリンスのお墓参りをしたいと言うので猫墓所にも案内する。特に墓標などは立ててはいないがプリンス、小桃、太郎一家の眠っている場所ははっきりと判る。

学園祭は無事終了し、ネコロジー部の展示は今年も成功を収めたと思う。部員たちは他の部との掛け持ちが多いがいずれもしっかりした生徒たちでいい子たちばかりだ。また若いだけあってバイタリティーに溢れ、ヤル気満々だ。

*****

夜、山手に行く。ピーチが3号棟生垣から出て来たが、1号棟前駐車場にも山の上にも花子はいなかった。餌場に行くとコロンもトニーまでもが欠席だ。ピーチも入れてたった6匹だ。

適当なところでポオを抱き上げて投薬するが段々抵抗が激しくなる。指を軽く引っ掻かれてしまった。

9時前、M浦さんに電話し、これから北門に向うと告げる。ゆっくり歩いて行くと、M浦さんがやって来た。チビトラも出てきて盛んに身をくねらせて甘える。そこで手間取り、スカイライン北側でもタニーとかりんが出て来るし、M浦さんがトレー集めなどをするので更に手間取る。

やっと若竹山手に行くと猫たちは既に休憩所で待っていた。まずアニーを押さえて投薬する。アニーは跳んで逃げてギャッと叫んでいる。昨日はそれから薄めた牛乳を飲んだのだが、よほど染みたのかもう近寄ってこない。タビー、牛若、ミケはそこそこ食べる。

アニーがまた出てくるのを待ちながらよもやま話をするがちょっとかみ合わない。あの手この手でM浦さんは食べさせようとするが今夜はもうダメだろう。明日くらいになれば薬が効いてまた食べるようになるだろう。もう10時半だ、帰らなくちゃ。毎晩とてもこんなに時間をかけてはいられない。他にしなければならないことは山積している。明日からはもうひとりでやってもらおう。


2005年10月01日(土) 8匹に給餌。コロン欠席。

今日、明日は学園祭があり、私もネコロジー部展示のお手伝いをする。今年の目玉は3匹の赤ちゃん猫たちと触れ合いながらの里親相談会だ。この猫たちは犬山動物病院が他の患者さんから預かりを頼まれているのだが、丁度生後1ヵ月半くらいの大きさになり、日頃ケージ暮らしなのでふれあいにはもってこいだ。

お昼前に犬山動物病院に赤ちゃん猫たちを受け取りに行く。昨夜若竹山手のアニーの口内炎が再発した、とM浦さんがSOSを発してきたのでアニーとポオ用の消炎剤も買う。サチとグレーの預かり料の支払いもある。

学院にベビー猫たちを届け、その足でM浦家の郵便受けにアニー用の薬を入れに行く。

展示室は可愛く飾り付けられ、部員とJ先生が心を込めて作った手作り品や山手猫ポストカードなども販売し、なかなかの盛況だ。部長が作成した「猫テスト」ももれなく賞品がもらえるとあって大好評。

*****

夜になり山手へ行く。ピーチは3号棟生垣から、花子は1号棟前駐車場で鳴いている。2匹にはそこで給餌する。

山手に行くとコロンだけが欠席だが、他の猫たちは集合してそこそこ食べる。茶々は相変わらず意地悪で近くの猫に爪を出してパンチしている。コロンは最近、ゲンキや茶々などのいじめっこにもすり寄っていく。今日は茶々の後方にピッタリ寄り添っていたところ、結局茶々の爪出しパンチを食らってしまった。本当に悪い茶々!

M浦さんが電話してきて、アニーへの投薬がどうしても一人ではできないというので、疲れた身体に鞭打って北門へ向かう。途中までゲンキが従いてきた。振り向いてゲンキの方を見ると、呼ばれたと勘違いし、弾かれたようにこちらに駆け出してくる。ピーチもいつもそうだが、そういう姿はとても可愛い。

北門に行くとチビトラに給餌し終えたM浦さんがいた。もう給餌済みのかりんが我々に従いてくる。スカイライン北側上り口ではタニーとベージュが出てきて鳴く。ここでは6時半ごろにM上さんがたっぷり給餌する。ゲレーと同じころ突然現れた「タラちゃん」がこのところ見えないとかでタラちゃん用の餌がたっぷり余っている。タニーやかりん、ベージュも既に満腹でもう食べない。

その餌を持って若竹山手へ向う。アニーはいつものようにU野さん宅ガレージ前にいて愛想よく駆け寄ってくる。後方の休憩所に誘導し、口の中にスポイトでシロップ薬を投入する。ギャッと叫んで逃げたがすぐ戻ってきて水で薄めた牛乳を飲んだ。

いつもより時間が早いと猫たちは出て来ないとM浦さんは言っていたが、勿論、タビー、牛若、ミケも出てくる。みんな満腹のようであんまり食べない。ここはこの地元のK島さんの餌場なのだから、そちらに任せておけばいいと私は思うのだがM浦さんは自分が給餌を続けなければ4匹は飢えてしまうと頑なに信じ込んでいる。食べようとしないアニーに何とか食べさせようと必死だ。その後、アニーは少しだけ食べたが、またギャッと叫んでガレージの奥に逃げ込んでしまった。

午後10時ごろ、また明日、と言ってそこで別れたが、もうヘトヘトだ。


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