つれづれ日記
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2005年08月31日(水) 9匹全員集合。

家を出てしばらく歩いたところで今日が水曜日であることに気付いた。水曜日は「缶詰の日」なのに忘れてた!が、もう午後8時を過ぎているし、戻って用意していると確実に8時半を過ぎてしまう。えーい、このまま行ってしまおう。

3号棟生垣からピーチが出て来た。そこへタクシーがやって来た。ピーチは道路の真ん中で止まり、タクシーをやり過ごそうとしたが、タクシーはピーチの巨体を認めて停車した。タクシーがしっかり停まっているのを確認し、ピーチを呼ぶとタクシーの前を駆け抜けて道路を渡って来た。こういうことがあるから本当に怖い。子供と一緒で道路の向こう側の母親がいると前後の見境なく渡ろうとする。成猫なんだから気を付けてちょうだい!

やってきたピーチは甘えてゴロンゴロンしてなかなか前に進めない。やっと山手まで行くと花子が跳び出してきた。こちらも危ないなあ。工房側石垣の上にカリカリを置いておく。しばらくピーチがそこにいたようだ。

庭園餌場に行きいつも通りカリカリを与える。しばらくはみんな黙々と食べる。そのうちにパラパラと餌場を離れていく。ポオが傍にやってきたので捕まえて投薬を試みる。少しこぼしてしまったが口の中には入ったようだ。

離れていた茶々が戻ってきて食べているゲンキの顔にいきなり痛そうなパンチを食らわす。ゲンキが飛び退いた後、茶々は悠然とカリカリを食べ始めた。茶々は昨日ハイシローを同じようにして襲っていた。ケシカラン!

全員が食べ終わったので新聞紙を片付けカリカリを3箇所に盛っておくとハイシローやゲンキがまた食べている。

門扉の内側にはポオと茶々がいる。工房側石垣の、さっきカリカリを置いた場所を見に行くとピーチが食べていた。歩いていくと花子が山の上で鳴いている。降りて来たのでガードレールの内側にカリカリを盛っているとピーチがやってきた。花子はそのカリカリには見向きもせずどんどん先に行く。

1号棟前駐車場の端っこに駐車している車の下に入り、ここでくれろ、と指図する。そこでさっき置いたカリカリをすくい上げ、車の下まで運ぶと安心して食べ始めた。石垣の上や道路脇では安心して食べられないのかもしれない。ピーチはその傍に座って動かない。


2005年08月30日(火) 8匹集合。コロン欠席。

夕方から雨が降り出した。が、給餌に行こうと家を出ると雨は上がったばかりのようだ。

1号棟前駐車場のいつもの車の下にピーチはこっちを向いて座っていて私を見つけるとニャーニャー鳴いている。ピーチと一緒に山手へ。山の上には花子はいなかった。

「山手猫階段」の山側は濡れていなかった。猫たちを連れて庭園内へ。剪定後の枯れ草などは撤去されて見晴らしがいい。

餌場は辛うじて乾いている。新聞紙を敷きカリカリを与える。雨天餌場に行くつもりだったので水が足りない。水容器を2枚重ねて1個分にする。

コロンと花子は来なかった。「猫庭園」に入って遊んでいたピーチもいつの間にかいなくなっている。

茶々は少し離れたところで食べていたハイシローの顔をいきなりパンチ!茶々は鋭い爪を出すので危険だ。さすがのハイシローもひるんで、食べるのを止める。茶々は時々こういうことをする。

みんなが食べ終わったところで新聞紙を片付け、カリカリを1箇所にまとめておく。

門扉のところにも、踊り場にも花子は来ていなかった。と思ったら、道路を渡りガードレールに沿って歩いているとニャーニャーとか細い声がする。花子がガードレールの内側にいるのだった。

カリカリを与えようとバッグをごそごそやっていると若い女性が通りかかった。花子は危うくその女性に従いて行きそうになり、「あ、餌やりおばさんはこっちだった!」と気付いた風に私のところに駆け寄る。カリカリを一掴み置いておく。

1号棟前駐車場の車の下にはピーチがさっきと同じ格好で座っており、私を見て鳴く。知らん顔をしていると出てきて従いてきた。ずーっと付いて来て4号棟脇でストップ。


2005年08月29日(月) 9匹全員集合。キジー出席。

昨夜あたりから夜はかなり涼しくなってきた。今夜も心地よい。
1号棟前駐車場からピーチを連れて山手へ。花子は山の上からニャーニャー鳴いて降りてくる。工房側石垣の上にたっぷりカリカリを置くが、山手猫には気付かれなかった。

「山手猫階段」に行ってみると沢山の猫たちが待っていた。庭園に入ると、剪定した枝などが通路を塞いでいる。餌場にたどり着くとゾロゾロ従いてくる猫たちの中にキジーも混じっている。

カリカリを与えるとみんな黙々と食べる。ある程度食べるとみんなソコソコ満足してその場を離れる。しばらくはトニーを無視していたワカメだが、トニーが戻ってきてワカメの横で食べ始めると甘い声を出し、トニーの身体を舐めてやっている。それを見てコロンも戻ってきて母のワカメに甘える。

最後まで食べていたゲンキとピーチが新聞紙トレイから離れたので片付ける。キジーもカリカリを大分残していなくなっている。

さて帰ろう。茶々とポオが門扉の内側にいる。花子はその辺りにはいない。

ピーチは工房側石垣の上で花子に与えたカリカリをチェックしていたらしく、私の姿を見つけて駆け寄ってきた。山の上にはまた花子がいて鳴いている。

ゆっくりと歩いていると花子が山から降りてきて道路の真ん中でウロウロしている。車が上がってきたので困ったな、と思っているとピーチが花子を追いかけ2匹はもつれるようにして駐車場に飛び込んだ。花子には車の下でカリカリを少し与える。

ピーチは花子には構わず従いてくる。が、途中で桜井小の中に入ってしまったようだ。


2005年08月28日(日) 9匹全員集合。貴重な「瀬上の森」を守ろう!

昨日、今日と昼間に「プリンス猫階段」を通った。ノンちゃんはもうS内家に貰われたのに、ついS内家の車の下を覗きこんでしまう。長い歴史があったが、ここには遂に猫が1匹もいなくなった!また捨て猫されたり他所から流れてきて住みつく可能性があるので、この状態がいつまで続くか分からないが、実に感慨深いものがある。

*****

バブルの頃に、瀬上の森周辺の広大な土地が大企業に買い占められ、その一帯をショッピングセンターや、住宅などにする馬鹿げた計画があった。バブル崩壊と共にそのアホな計画も立ち消えになり、周辺住民や自然保護・学術関係者はホッと胸を撫で下ろしたものだった。

あれから十数年、人々が忘れかけた今頃になってこのアホな開発計画が秘密裏に動き出していることを、関係市民の一人が偶然にも知った。

瀬上の森は、稀少種の動物・植物・鳥類を擁し、横浜一の蛍の名所でもあり、150万年前の貝類の化石なども埋蔵していることから、市の緑政局よりあらゆる観点から自然保護優先度「トリプルA」のお墨付きを獲得している。

にもかかわらず、県や市は開発誘導に動いているという。そこで周辺住民有志などが、急遽、純然たる市民活動として「瀬上の森・パートナーシップ」(SMP)を立ち上げた。詳細は以下。
電話:045−891−7226
E−mail:segami-ps@hotmail.co.jp
ブログのURL:http://ameblo.jp/segami-ps/

有志が作成、ポスティングしたチラシを見て、昨27日午前10時、約70名の近隣住民などが上郷高校前に集合、SMPメンバーの案内にて、ほぼ2時間に亘り説明を受けながら開発予定地を歩いた。その地域の歴史については地元の住職で郷土史家でもあるH氏より説明を受けた。SMPメンバーと参加者有志はその後、場所を移してより詳しい話し合いを進めた。

近隣住民であるS井も誘い、誘われこの現地視察観察会に参加した。参加者は殆どが中高年であったが、貴重な森を理不尽に奪われまいとする熱気に溢れていた。

コトは急を要するようで、ここの読者で関心がおありの方は是非、上記ブログをご覧になり、市への抗議のメールや新聞に投書するなどして無謀な開発反対の意思表示をして頂けると幸甚です。

この開発計画は学院のすぐ東側(職員寮の真下の畑や工房のすぐ下)からいきなり始まっており、狸やキジーたちも住処を追われる。また瀬上の森は有名な捨て猫スポットで、ボランティアが猫小屋を作り仔猫たちを世話しているという。そうした猫たちも全滅することになるだろう。

猫のことはさておいても周辺地域への影響は甚大なのに、秘密裏にコトが進められているので、当該住民たちには何も知らされていない。計画が中止などできないかなり進んだ時点で初めて「住民説明会」などを開くのは業者と結託した市の常套手段だ。

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夜、山手に行く。ピーチは山手の山の真向かいのガードレールの内側にいた。花子はいない。

「山手猫階段」に行くと猫たちが待っていた。トニーを見つけたワカメが擦り寄りいつものように2匹仲良く並んで通路を行く。あんまり可愛いので写真を撮ろうとしていると、後ろから来たハイシローと接触してしまったトニーがフギャッと飛び上がってその弾みにワカメを攻撃してしまった。

気位の高いワカメはショックの余り、餌場には留まらず道路側庭園の中に座ってじっとこちらを伺っている。心が深く傷ついたようでいくら呼んでも出て来ない。トニーは気にせず食べている。

花子がやって来たので、バッグの後方でカリカリを与える。ポオはひとしきり食べてから私の横にやってきたので、捕まえて膝に乗せると抵抗するが注射器に入れた薬を口の中に入れる。この投薬スタイルにも慣れてきたようで降ろすとすぐにまたカリカリを食べ始めた。

水はきれいだったから、学院の誰かが替えてくれたのだろう。花子が走り去り、ふと見るとワカメが植え込みの中にいない。と思ったら、花子が去った後のカリカリを食べていた。その横を食べ終えたトニーが通るとき、ワカメはフン!といった感じで睨みつけている。

一応みんな食べ終えたのでカリカリをまとめ、立ち去ることに。門扉のところで花子が出て来た。踊り場の隅にカリカリを置く。ピーチが出て来たが、花子には構わず私に従いてくる。4号棟まで付いてきて、そこでおしまい。




2005年08月27日(土) 9匹全員集合。

今朝は3時50分ごろPハイツ猫たちへの給餌に出かけた。が、雨も降っていないのに誰も出て来ない。4,5,6,7、号棟を回るがピーチさえ出て来ない。多分どこか車の下あたりに潜んでM上さんがバイクで来るのを待っていると思う。全く別人の私が行っても出てないかも、とは思ったが見事にふられた。

が、昼間に行ってもらえる可能性のあるT水家とH川家には、その猫たちが訪問した際には是非給餌してくれるようくれぐれもお願いしておいた。ということで、負担は大きかったのに成果はゼロだったので、今後はこの「お仕事」は引き受けないことにする。

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毎夜あんまり暑いので、今夜はロングエプロンをせず、足元もスニーカーの代わりにサンダルにしてみた。それでもピーチはすぐに私だと分かり、3号棟生垣から跳び出して来た。

お向かいの桜井小の石垣の上にピーチを乗せ、目やにを拭いてからカリカリを与えてみた。食べ始めたのでそのまま行こうとしたら小型犬散歩のおじさんがやって来た。慌てて戻り、犬がピーチに興味を持たないようバッグでピーチの姿を隠す。おじさんも犬をピーチに近づけないようにしてくれたので、ピーチは安心して食べ続けている。

そこで私は先を急いでいたところ、置き去りにされたことに気付いたピーチが派手な鳴き声を挙げているのが聞こえてきた。仕方なく立ち止り、ピーチを呼ぶと、「ママどこ?どこ?」といった感じで右往左往しているピーチが見える。やっと私に気付きギャロップで突進してくる。途中、生垣に入ってしまったりするので、その都度待たなくてはならない。手間隙かかる猫だ。

山に差し掛かると上から花子が鳴くのは毎夜のこと。工房側石垣も大分下の方を選んでいるのに花子がニャーニャー鳴くものだからコロンに感づかれてしまった。花子にカリカリをあげ、少し離れたところにコロン用に一盛りする。

その頃にはゲンキが感づき、他の猫たちもやって来る。慌ててみんなを「山手猫階段」から庭園餌場に誘導する。新聞紙を敷きカリカリを与える。ポオはもう諦めて特別食をねだらなくなった。

エプロンをしていなくてもやっぱり暑い。緩い上り坂と階段があるので汗をかいてしまう。

さて、カリカリを片付けて帰ろう。階段下にはコロンがいた。石垣のカリカリを見に行くと、コロンに与えた分は結構減っているが花子に与えたのはかなり残っている。花子はまた山の上にいる。カリカリのチェックをしている間に花子がやってきて続きを食べる。さっきはコロンなどに邪魔されたのだろう。すると神経質な花子はすぐに諦めて逃げてしまう。

そのまま立ち去るがピーチは従いてこない。


2005年08月26日(金) 9匹全員集合。キジー出席。

午前3時ではなく、台風が千葉に上陸した午前5時ごろ、Pハイツ猫に給餌すべく餌バッグを持って家を出る。台風特有の舞うような風が吹いているので大した降りでもないのにずぶ濡れになる。午前5時だと雨でも外は結構明るい。

4,5,6,7号棟を回るが目当ての猫は1匹も出て来ない。そうだろう、昨夜からずーっと激しく降り続いているのだから。行っても無駄だろうとは思ったが、M上さんと約束したからには行かなくては。が、やはり時間が時間なのでしばしば頼まれるわけにはいかないなあ。

*****

夜、山手に行く。ピーチは3号棟生垣から出て来た。なかなか動こうとはしなかったが、私が行ってしまうので渋々従いてきた。

花子が山の上から我々を見て鳴いている。工房側石垣へ行き、カリカリを盛っていると花子がやって来た。山手猫が嗅ぎつけてこないうちに「山手猫階段」へ急ぐ。ピーチは花子のところに留まって従いてこない。

「山手猫階段」には誰かがいて餌をやっているような格好だ。誰だかわからないがとにかく「こんばんは!」と声を掛けておく。どうやらT見さん親子のようだ。数ヶ月にいっぺんの給餌じゃなあ・・・毎日来るアテになる餌やりさんになってくれるといいのだが。コロンだけ容器に入った缶詰を貰っている。

他の猫たちは私に従いて庭園餌場に行く。カリカリを与えているとキジーがやって来た。キジーには庭園餌場で。

今夜はものすごく蒸し暑い。まるでサウナ状態だ。じっとしていても汗が流れる。去年も猛暑だったが、こんなにしんどかったかなあ?最近とにかく多忙過ぎて疲れているからかもしれないが。トニー、ハイシロー、ワカメも私の後方でゴロリと横になっている。ゲンキも下の段で横になっている。猫たちにもこの蒸し暑さは辛いようだ。

ポオを捕まえて抱き上げ、注射器に入れたシロップ薬を口の中に入れる。ポオは元気そうだが身体中が臭いのでやはり毎日投薬しないといけないかも。

みんな既にT見さんにもらったのか大して食べない。カリカリを2箇所にまとめて立ち去ることにする。キジーは食べ終えて、すぐ傍で寛いでいたが黒っぽいので分からなかった。

工房側石垣の上に白っぽいものが見える。近寄ってみるとピーチが寝そべっているのだった。カリカリは、と見ると大分残している。山の石垣のてっぺんを見ると花子がいる。ニャーと軽く鳴いたが降りてこないので、あのカリカリはちゃんと食べたようだ。

ピーチはまた付いて来た。身体を見るとカリカリは大して食べなかったのに
お腹は膨らんでいる。M上さんもいないのに、誰か餌をくれる人がまだいるのだろうか?5号棟への階段上まで従いてきてそこでストップし、寝そべっている。

さあて、明日未明にも給餌に行かなくては。明日は出てくるかな?車の下などにいても私がいつもの餌やりさんとは違うので素直に出てくるかどうかは分からないが。さあ、もうそろそろ寝よう。明日日中も他の予定がいっぱいだ。


2005年08月25日(木) 7匹に給餌。茶々、ポオ欠席。台風接近

4号棟のM上さんから【伸介】らPハイツ猫5匹への給餌を、25日と26日、頼まれていた。「25日」である今日午前3時ごろ、外を見ると雨がすごい。そこでしばらく様子を見て3時40分ごろ家を出た。そこへ当のM上さんがやって来たのでビックリ。

彼女が言うには25日未明ではなく、25日〜26日へと続く未明のことだという。なあんだ。眠い目をこすりながら無理やり起きているんじゃなかった。新聞配達は休みをもらっていて、法事に出発するのは午前7時ごろなのでその前に給餌に回っているとのこと。然し、雨がひどく降ったり止んだりしているので、出て来たのはピーチだけで他の猫たちは姿を現さないという。

そのつもりで出て来たので一緒に6号棟へ行くが猫の姿はなし。伸介が時々いるという7号棟にも回るが空振り。M上さんはまだしばらく探すというので私は帰ることに。そんなこんなで就寝は午前5時になってしまった。
結局、本番は明日、明後日未明だ。

*****

台風接近ということだが、日中はまだそれほどひどい降りではなかった。今夜半に関東地方上陸の予定だとか。早めに山手に行く。雨はかなり降っている。

1号棟前駐車場に行くと車の下からピーチが鳴きながら出て来た。が、従いてこようとせず、後ろを気にしている。耳をすますとか細い声がする。花子だな。隣の車の下で先日の雨の日、新聞紙を敷いてカリカリを与えたが、そうしてほしいと花子が言っている。ご希望に沿ってそのようにする。

ピーチはと見ると、ピーチもここを出たくなさそうだったので、ピーチがいた車の下に新聞紙を敷いてカリカリを置く。

花子とピーチは相性がいいようだ。誰とも最悪なのがゲンキだ。困ったものだ。

勿論誰もいない「山手猫階段」を上がり庭園内に入ると、ワカメが出てきてニャーニャー鳴く。ゲンキも鳴いている。とにかく雨天餌場に急ぐ。

雨天餌場の前のトラックの下にトニーがいた。コロンもどこからか、駆けてくる。ワカメ、ゲンキ、トニー、コロン、後からハイシローがやって来た。
茶々とポオが来ない。

ひとしきり食べて、ワカメが出て行った。カリカリを片付けているとまたゲンキにベンチを取られた。他の猫たちは濡れた身体を拭いてもらうのが好きなのに、ゲンキは嫌いで、拭いているとかんしゃくを起こして噛み付こうとする。

コロンも出て行き、真ん前のトラックの下でこちらを伺っている。ハイシローとトニーを可愛がっていると、ワカメが戻って来た。ワカメはトニーが好きで、ハイシローは息子だから当然毛嫌いしたりはしない。ところがトニーとハイシローは犬猿の仲だ。

ワカメとトニーとハイシローが固まって私に甘えているのを見たコロンが戻って来た。

ゲンキはベンチの上でウトウトしている。ここではしっかり雨がしのげるのだからみんなここにいればいいのに、しばらくしてトニーが出て行った。

雨はこれからどんどんひどくなりそうなので、適当に引き上げることにする。今夜はゲンキも追って来ない。

1号棟前駐車場にさしかかると、さっきの車の下にピーチがいるのが見える。気付かれぬように通過したつもりだったが、バレてピーチは派手に鳴きながら出て来た。激しい雨の中、追ってきて4号棟芝生側に入って鳴いているのが聞こえるが、仕方がない。巨大な猫だから大丈夫だろう。

さて、台風のため、給餌できるかどうかは分からないが、一応そのつもりで早朝起きるべく、今から寝よう。既に睡眠不足でフラフラだ。明日は他にも午前、午後とも予定が入っている。とても身体が持たんわい。


2005年08月24日(水) 9匹全員集合。キジー出席。缶詰の日

台風接近とやらで夜遅くになると雨が降るかもしれないので、早めに山手に行くことにする。

ピーチは1号棟前駐車場の車の下にいて白い足が見えている。ピーチが私に気付く前に覗き込むと慌てて出て来た。

いつものように山の中から花子の鳴き声がして私に向って突進してくる。昨日は車の下で給餌してので今夜もそのつもりでいるようだ。が、缶詰があるので庭園餌場に誘導する。向っているとゲンキが早速嫌がらせをする。

庭園餌場で缶を開けていると花子もやって来た。ハイシローとコロンがいないが、7缶開ける。花子には勿論バッグの後ろで缶ごと与える。

水容器を洗い、新しい水を入れている間に花子はいなくなっている。缶詰も半分以上残っている。

ポオはこの大衆的な缶詰が気に入らなくて食べないのでカリカリを与えると食べ始めた。ピーチにもカリカリを与える。

しばらくしてM浦さんがまたハイシローを追いたてながらやって来た。今夜は何故か上機嫌だ。(阪神が大勝しているのか?)チビトラには7時ごろ給餌したのに、家で野球を見ていたら激しく猫の争う声がするので、飛び出してきたら北門付近のかりんの餌場でかりんとハイシローがいがみ合っていたという。

そこでハイシローをここまで誘導してきたという。殆ど毎夜こんなことをしているのだそうだ。ハイシローは缶詰を見つけて早速パクついている。コロンもやってきて食べている。もう2缶開ける。

やっとM浦さんに、仔猫2匹をS井が引き取ってもう1週間になること、昨日グレーの面会に行って来たことを告げる。グレーを引き取ってくれないかと私が頼むと、それは絶対に出来ない、スカイライン北側、保護した場所に放すという。

キジーがやって来たのを潮にM浦さんは帰り、私は最後の1缶を開け飛び石餌場に置く。ハイシローが横取りしようとするのを阻止しキジーに食べさせる。

帰り途、ピーチは途中まで従いてきたがどこかで見失った。


2005年08月23日(火) 9匹全員集合。キジー出席。グレーに面会

正午ごろ、J先生と一緒に犬山動物病院にグレーの面会に行く。グレーは我々にはなじみが薄く、盛んに院長のところへ行こうとする。里親候補さんのところから出戻っているサチはやはり他の猫が嫌いでグレーを威嚇する。サチやグレーの処遇には頭を痛めているが、もうしばらくは犬山動物病院で預かってもらう他ない。

夜になり、横浜市に大雨・洪水注意報が出たとテレビのテロップが出た。そろそろ山手へ行こうとしているのに。外を見ると雨が降り始め、あっという間に土砂降りになった。土砂降りでも何でも行かなくちゃ。

が、支度をして長靴を履いて出る頃には普通の降りになっている。ピーチは1号棟前駐車場の車の下で雨をしのいでいる。出てきてすぐに従いてこようとせず道路を渡りいつものトイレ場所に行く。

私がピーチを待っているのを山の中から目撃した花子がニャーニャー鳴いていたが、降りてこちらにやってきた。そこへトイレを済ませたピーチが戻ってきて花子と鼻を突き合わせて挨拶している。ゲンキもこういう風だといいのだが・・・

黒いフォルクスワーゲンの下に新聞紙トレイを敷き花子にカリカリを与える。ピーチを連れて山手へ。

「山手猫階段」にはさすがに猫の姿はなく、山側にハイシローがいた。階段を上がって行くと脇の植え込みから猫たちが出て来た。みんなを連れて雨天餌場へ急ぐ。ここへ来るのは久しぶりだ。工事用の黒板がミニベンチの傍に立て掛けてある。思ったより汚くなっていなかった。

新聞紙を2枚敷きカリカリを与えて水を用意する。キジーもやって来たので階段下にカリカリを盛るとハイシローに横取りされた。ので、その傍にキジー用にもう一山作る。

ポオは特別食を欲しがってウロウロしているが諦めてカリカリを食べ始めた。ワカメやトニー、コロンは出て行き、真ん前に駐車しているトラックの下に入った。外に出た猫たちは適当に出たり入ったりするが、その度に背中を拭かなくてはならない。

立ち働いている間にベンチをゲンキに奪われた。私が出て行くと猫たちもここを去ってしまうので、しばらく猫たちに付き合うことにした。久々に写真を撮ろう。コロンはいつのころからかストロボが嫌いになり逃げようとする。かわいそうなので、コロンに背を向けてシャッターを切っていたのだが、振り向くといなくなっている。トラックの下にまた入ったようだ。

雨は止まないが大分降りが弱くなった。そろそろ帰ろう。ゲンキだけが従いて飛び出した。

花子は十分に食べたかな?


2005年08月22日(月) 8匹出席。コロン欠席。仔猫たちは快調

サミー、ミニー兄妹はもうすっかり我が家に慣れてすべてのスペースを我が物顔に歩き回っている。1ヶ月遅れでアンディと全く同じところで寛ぎ、同じようなことをしている。ちょっと匂いのあったサミーを今日午後シャンプーしてみた。濡らすと最初軽く抵抗したがすごくおとなしくて手がかからない。臆病なミニーには数日後に。ミニーも目やにが出て来たので2匹に軟膏の目薬を塗りつけた。

午後5時過ぎ4号棟のM上さんから電話があり、法事で留守にするので26日と27日のPハイツ内の5匹への給餌を頼むとのこと。彼女の新聞配達の時間に合わせるわけだから午前3〜4時だ。辛いが仕方がない、やるべか。

*****

今夜も3号棟生垣からピーチが飛び出してくる。その真向かいの桜井小石垣の上でピーチの目やにを取る。ピーチの右耳にかさぶたがある。また喧嘩したな。ピーチは桜井小前の溝の落ち葉をガサゴソ。またトイレだ。

途中1号棟側へ渡り姿が見えなくなった。駐車場に差し掛かるあたりで呼んでみると、遥か後方からギャロップで駆けってくる。山手の山に向って「花子!」と呼ぶと、工房側から花子が駆けてきた。ガードレールの内側にカリカリをたっぷり盛り、ピーチを抱えて山手に行く。重い〜〜〜!

気配を察してゲンキたちがやって来る。一緒に庭園内に入ると枯れ草が片付けられている。が、餌場にはタバコの吸殻が1本落ちている。作業をした人々ではないと思う。止めてよね、こんなところで灰を落とし(舐めると毒)吸殻を捨てて行くのは!

キジーも来て待っているので飛び石餌場でたっぷり与える。コロンとハイシローがいない。

猫の鳴き声がするのでニャーオ!ニャーオ!と応えていたら、誰かが坂道を上げって来るのが植え込みをすかして見える。M浦さんが北門に来たハイシローを連れ戻して来たようだ。そうでないとチビトラが食べられないので、わざわざハイシローをここまで誘導してくるらしい。

が、M浦さんらしき人影は私がいるのに気付き植え込みの向こうで逡巡している。ハイシローがやって来てしばらくしてから植え込みの端っこに姿を現し、不機嫌そうな低い小さな声で『お連れしてきましたよ』と言い、ハイシローに『ったく、いつもいつも・・・』と舌打ちしている。私とはかなりの距離がある。「チビトラはまだいないの?」と私が声を掛けると『出て来た』としか言わず『じゃ、お願いしますね』と切り口上に言って踵を返して行ってしまった。

先日、彼女は無礼にも電話を切ってしまったのでバツが悪くて近寄ってこないのかと思ったがそうでもなさそうだ。ずい分プンプンしていたから何故か私に対して怒っているようだ。いくら考えても怒られる理由は見当たらないが、もしかしたら、ハイシローは正門(南側)にいるべき猫なので北門へ行かないように私が管理しとけ、ということかな。それは無理というものだ。

M浦さんが発見、一緒に保護し犬山動物病院に預けたグレー母子のことを彼女はちっとも訊かないし、私に言う機会も与えないので、仔猫兄妹が我が家にいることを未だに彼女は知らない。彼女の頭の中は今やチビトラのことだけで一杯のようだ。

一旦消えていたワカメも戻ってきて、可愛がるといつものドラ声と違い、どこから出るかと思うような甘い声を出す。私の左右にワカメとハイシローが寝そべる。ハイシローの目やにを取るのに成功。ゲンキの目も拭く。

キジーとピーチがにらみ合うがピーチが寝そべり、何事もなくキジーはまた私の横を通って坂道の方へ行く。

さて帰ろう。階段を降りるとキジーが正門前にいる。坂道からグルリと回って出て来たようだ。コロンはとうとう姿を現さなかった。

花子に与えたカリカリをチェックするとかなり大量に残っている。邪魔が入って食べられなかったのかなあ。心配だ。すぐに逃げ去るにしてもやっぱり庭園餌場まで誘導した方がいいのかな。


2005年08月21日(日) 8匹集合。ハイシロー欠席。

ピーチは3号棟生垣から出て来た。道路を渡ってきたところでピーチの目やにを取る。なかなか動き出さないピーチをなだめすかして歩かせる。途中で全く姿が見えなくなった。しばらく待ったが来ないので歩き出すと、どこからか全速力で追ってくる。多分トイレで寄り道していたのだろう。

1号棟前駐車場を通過するころに決まって花子の鳴き声が聞こえ、こちらに走ってくる。今夜も工房側石垣に誘導し、そこでカリカリを与える。が、今夜はゲンキ、コロンがこちらに向うのを他の猫たちも見たらしくポオや茶々までがやって来る。

花子のカリカリはコロンに奪われてしまったようだ。花子には帰りにまたあげることにして、ひとまず猫たちを庭園餌場に誘導する。

今日も風があったので、水容器は2個とも空っぽになって転がっている。ポオには注射器に入れた薬を口の中にピュッ!ちょっとゲホゲホ言っていたが、すぐに何事もなかったようにカリカリを食べ始めた。どう見てもポオはコロコロしている。冬にはガリガリに痩せて食欲不振だったのが嘘のようだ。こんなに薬が効く猫も珍しい。1粒飲めば忽ち「フッカーツ!」と蘇る。

ワカメはトニーだけがお気に入りで庭園餌場に向う時には2匹が張り付いたようになって通路を進む。後は、ゲンキ、茶々、ポオ、ピーチみんな嫌いだ。今夜も早々と姿を消した。

コロンは昨日も餌場に来なかったが、花子のカリカリを横取りしていたのだろう。コロンも1匹だけ別のところで食べたくなったのかなあ?

ハイシローはいないが、M浦さんに「おっとばされ」ながらも北門に行ってるのだろう。

コロンは「山手猫階段」を降り切ったところの縁石にいた。カリカリを見に行くと殆どなくなっている。コロンが食べてしまったのか。

道路を渡り、歩いていると山の中から声がして花子が出て来た。ガードレールの内側でカリカリを与えているとゲンキが追ってきている。それに気付いた花子はすぐに離れ、私と一緒に歩き出す。ゲンキは一旦はカリカリの山を嗅いでいたが、私と一緒で油断していた花子に忍び寄り、いきなり跳びかかる。ガッチリ押さえ込んで放さず、花子はものすごい悲鳴を上げる。

ゲンキは花子を全然放さないので、手提げバッグでゲンキをぶつが放さない。もう一度ぶったらやっと花子を解放した。花子は道路に逃げ、高い石垣を駆け上り山の中に逃げ込んだ。こんな時、車が通りかかっていれば惨劇になるところだった。かわいそうな花子!

ゲンキは故小桃、さくら、タニー、かりんなど自分より小さい猫たちをこうやって苛めていたのか。人間には人気の猫だが困ったものだ。いじめっこ猫はゲンキ、ハイシロー、時々茶々。

花子は夜遅く、M浦さんから貰うことが出来たと思うが、明日からは仕方がない、山手猫たちに気付かれないようにPハイツ側で与えることにしよう。然し、そんなことをしていたら花子の母、小桃の二の舞になってしまうのでは、とずーっと恐れていたのだが・・・

外猫は本当にかわいそうだ。我が家の家猫たちもみんな保護猫ばかりだが、幸せになっている。先着順に幸せにというわけでもなくて、山手猫たちをさしおいて近着の仔猫たちが我が家にいる。仔猫は致し方ないとしても、それにしても花子たち居づらくなっている山手猫たちが不憫だ。

花子の悲鳴に驚いて駆けつけたピーチは、びっくりしたのか従いてこない。ピーチは弱い猫をこんなひどい苛め方をしないように思う。

花子が不憫で、足取り重く帰宅する。


2005年08月20日(土) 9匹全員集合。

忙しくて今夜も山手に出かけるのが半時間ばかり遅くなった。念のため、3号棟前でピーチを呼ぶが反応なし。1号棟前駐車場にいた。勿論花子が山の上から見ていて山手へ向う我々に向って駆け寄ってくる。その時に、道路をさっさと渡ってしまえばいいのに、道路以外ではトットコ走るくせに道路上では車が来ていてもことさらノロノロする。モーッ!心配させないでほしいよ、全く。

花子を工房側石垣に誘導し、カリカリを与える。ニャーニャー鳴く花子にゲンキが気付いてやって来た。

ピーチを抱きかかえて「山手猫階段」へ行く。するとゲンキも花子には構わず従いてくる。

庭園餌場に行きカリカリを与える。今夜もポオはとびっきりの甘え声を出して特別食をねだるがそのうちに諦めるだろう。どう見ても太りすぎだ。

アレッ?階段で寝そべっていたコロンが来ていない。猫たちは大して食べないからもう給餌されたのかな?キジーも来ないし。

遊んでいたピーチが私の目の前に来てカリカリを食べ始めた。背中の毛が小さい束になって飛び出しているのが2〜3日前から気になっていた。よくよく見ると怪我でもカサブタでもなく、毛が固まって束になっているのだった。何かネットリしたものに背中が触ったのだろう。

鋏で切り取った。黒の縞になっているところも切ってみると根元は白い。なので、切り取ったところだけ丸く白い毛になっている。それにしてもあんなに重く太っているのに、ここではあんまり食べない。M上さんがこのごろ、ピーチはずーっと小さい伸吉に威嚇されてあんまり食べないのだと言っていたが、ではどこで食べてこんなに立派な体格を保っているのだろうか?

餌場を片付けて去ることに。アラ!工房側の大木の根方にコロンがいるではないか。餌場には来なかったから満腹なのだろう。

今夜は花子がまた山の上から私を呼び、降りてきた。さっきのところにカリカリはまだ残っていたが、花子が別の場所が良いというので、すこし手前にカリカリを盛る。あげる前に身体を撫でていると早くくれろとばかり私の手を噛む。思いっきり噛まれたわけではないが、やっぱり気が強いわ。

ピーチもやって来たが追って来ない。と、思ったら追ってきて派手に鳴く。大分距離があったが、待っていると走ってきた。桜井小内に入ったらしく姿が見えないのでそのまま行ってしまうと、石垣の上から鳴く。じっと待っていると、私のシルエットが分かったらしく追ってきた。5号棟への階段上でゴロリと横になり、そこまで。


2005年08月19日(金) 9匹全員集合。キジー出席。預かり仔猫たちは順調

預かり仔猫(捨て猫サバとミケ)のサミーとミニーは一夜明けてすっかり寛ぐようになった。詳しくは写真ページで。先住猫たちは当然彼らを気に入らないが。

*****

夜、山手に行くのが遅くなり焦っているところへ、私がもう餌場にいるものと思ったM浦さんから携帯に電話がかかってきた。14日(日)夜、北門でハイシローとチビトラが派手な喧嘩をし、それ以来、チビトラが出て来ないという。もしかして事務のK下さんが給餌しているのか?と訊くが勿論私には分からない。

M浦さんは夜8時ごろと12時近くになってからもう一度北門に行くが以前は毎回出て来たのに、日曜以来出て来ないので心配でたまらないという。

では、夕方などもっと早い時間にも行ってみたらどうかと私が提案すると「もう生徒が出入りしているし・・・それに暑いし・・・(とんでもない!)」と渋る。

7月初だったか、アンディ捕獲に協力してくれた警備員のF波さんにお礼を言おうと午後4時ごろ北門に行き、F波さんと話しているとチビトラが出て来たことがあった。そこでチビトラファンのM浦さんを電話で呼び出した。彼女宅はすぐ目と鼻の先、徒歩1分。北門から見えるところだ。

そんなに心配なら暑いもクソもないだろう。『夕方なんか行く必要もない、毎夜、出て来てたのだから・・・』とM浦さんはクドクドと繰り返すので、私も上記の話を彼女に思い出させ「それなら尚のこと、夕方もっと早く行ったらいいんじゃない?あの時、夕方にチビトラは出てきたんだから。暑いなんて言ってないで・・・」と私が言い終わらないうちにガチャンと電話を切られてしまった。???自分から電話しといて失礼な!

とにかく山手に給餌に行かなくちゃ。3号棟前にさしかかるとピーチが跳び出してきた。彼は私の顔を見るとトイレを催すらしく(これも失礼な!)桜井小前道路の溝の枯葉を掘りニャーニャー鳴きながら用を足している。はいはい、待っててあげるから大丈夫だよ。

山手の山が見えるところまで行くと今度は花子がニャーニャー鳴いてこちらに突進してくる。工房側の石垣まで行き、そこでカリカリを与える。石垣に乗っかったピーチを抱えて「山手猫階段」に向う。正門前にいたらしいコロンが私を見つけてこちらにやって来る。

庭園通路の刈り取られた雑草はまだ撤去されていなかったが、餌場は案外きれいになっていた。一日中風があったので枯れ草が吹き飛ばされたのかも。毎日、水容器が1個づつ無くなっている。勿論もう1個足しておくが。

ポオはまだ特別食をねだって甘え声を出しウロウロするが、諦めてカリカリを食べる。キジーは飛び石餌場を離れてはまた戻って食べる。

みんなの食事が一段落したところで、餌場を片付けていると、傍をキジーが通って行った。こんなことは初めてだ。少しづつ距離が縮まっているのかな。

一旦去っていたワカメも戻ってきて、餌場にはポオ、ゲンキ、トニー、ハイシロー、茶々がいるがもう帰ることにする。

花子がまた出てくるかと思ったが、今夜は十分に食べたのか出て来ない。


2005年08月18日(木) 9匹全員集合。キジー出席。仔猫2匹を引き取る。

7日の深夜に捨てられているのをM浦さんが発見。S井と二人で2時間かけて保護した兄妹仔猫2匹は、アンディ同様、仔猫時代にあんまり長く動物病院の狭いケージ暮らしをするのはよくないので引き取ってほしいとの要望が院長から出され、他に預けるところもないので、またしてもS井がひとまず引き取ることに。

お昼前、J先生と一緒に犬山動物病院に行く。11日深夜にM浦さんが保護した母猫のグレーは13日に不妊手術を受けたが、まだお腹に大きな絆創膏が貼ってあり、首にはエリザベスカラーをしていた。異常に食欲があると院長は言う。計ってみると3,08kg。保護直後には2,9kgだったから1週間で180gr増えたことになる。

兄は1,66kg。妹は1,44kg。彼らも食欲旺盛とのことだが、いずれもこの10日間で8grしか増えていない。ワクチン1回目をしてもらう。

仔猫たちは母猫グレーのおっぱいを吸おうとする。グレーが術後だということなどお構いなしだが、グレーのおっぱいはまだ張っている。

折角なのでサチにも面会する。元気そうだった。「サチのことはどうするつもりですか?」と院長に問われたが、いっぺんに4匹も保護猫を抱えて、私はパニック状態だ。2匹を引き取ることで頭の中はいっぱい。今の段階ではすべてをどうするかは、もう少し待ってください、と言うのが精一杯だ。

仔猫たちを連れ帰り、ケージから出すと、兄のサミー(サバ改め)は早速おもちゃで遊び出す。同じくらいの月齢のアンディは最初威嚇していたが、それぞれにおもちゃで遊び始めた。妹のミニー(ミケ改め)はオーディオラックの後ろの狭い隙間に入り込んでしまった。

しばらく遊んだサミーはごはんも食べ、ふと気付くと妹がいないので呼ぶように鳴く。妹どこに潜んでいるのか突き止め、自分もオーディオラックの後ろ側に入り込む。2匹でそのまま午後7時ごろまで出てこず寝入ったようだ。

そうして2匹揃って出てきて、探検していたが結局、リビング隣のS井ママ(私)の部屋に入り、ベッドの上で寛ぐ。トイレとごはん、水を置いておくと、適当に食べてトイレも使っている。

妹のミニーは覗きに行く度、緊張して隠れようとしていたがそのうちにベッドの上で寝そべったまま動じなくなった。さて、夜、私が就寝する時にはどうするかな?

サミーの目はまだ完治していないようなので、手持ちの目薬を2回差した。両目とも目やにが出る。そのせいか釣り目になっている。ミニーの方は目にトラブルがないので丸い目をしている。

先住のオトナ猫たちも当然、影響は受けていてみんな不満そうだ。八つ当たりが得意なミーシャなど、甘えて飛び掛るアンディの顔を噛むフリをして脅す。アンディはビックリ。さすがに引いてしまった。
トムは仔猫たち用のお盆に大量に吐いたし、シルビアはS井氏の枕にたっぷりおしっこをしている。勿論ペットシーツを枕カバー替わりにしているので被害はペットシーツ2枚のみ。

狭いマンションの室内に猫7匹はちと多い。既に、絶えずトイレ掃除に追われている。落ち着いたら里親探しを始めようと思うが、これがなかなかうまくいかないので今から気が重い。

*****

さて、山手へ。3号棟前でピーチを呼ばなかったら1号棟前駐車場にいない。が、帰りに待っているだろう。ピーチ!と呼んでいると山から花子がニャニャニャと返事をして降りて来た。道路を渡らせずこちらから花子を迎えに行き、工房側石垣の上でカリカリを与える。花子が鳴くものだから、ゲンキが嗅ぎつけてやってきた。正門からはコロンもこちらに向っている。

慌てて「山手猫階段」に行く。何匹もいないように見えたがいないのはハイシローとピーチのみ。キジーも可愛く鳴きながら待っていた。

庭園通路の両側の丈高く生い茂っていた雑草だけ刈り取られているが、刈り取った草はそのまま放置されている。そのうちに片付けてくれるだろうが、庭園餌場はとても汚れている。

新聞紙を2枚広く敷き、カリカリを与える。特別食をもらおうととびっきり甘え声を出してポオはまとわりつくが、太りすぎてきたので、今日からは薬のみ投薬するからね。ポオだけでなく茶々も餌バッグの後ろに回って特別食を待っている。残念でした。これからはもうないよ。

仕方なくポオはカリカリを食べ始めた。一段落ついたところでポオを膝の上に乗せ、抵抗もなんのその、パクッと口を開けたところへ注射器に用意したシロップ薬をピュッ!ポオは何事もなかったかのようにまたカリカリを食べ始める。これは家猫のロミに投薬するより楽だわ。ポオにはこれでいこう。

飛び石餌場のキジーは途中、こちらに来て寛ぎ、また戻って食べ、というのを3度くらい繰り返す。私との距離も大分縮まってきたが触れるのはいつのことやら。

餌場の敷石を1枚だけきれいにし、残ったカリカリをそこに置く。さあ帰ろう。みんな甘えッ子だが可愛がったのはトニーとワカメだけ。

水容器は2箇所に置いているが、1箇所でポオと茶々が鉢合わせし、ポオが勝った。もう1箇所に茶々を連れて行ったが水を飲まない。何だよ。

さて帰ろう。踊り場に出ると、山側から鳴き声がする。また花子だろうと思っていたら白い猫がやってきた。ハイシローだった。門扉よりの階段でカリカリを与える。

道路を渡ったところでニャーと声がして花子が現れた。ガードレールの内側、植え込みの陰(最初にアンディを発見した場所)でカリカリを与える。その前に背中を撫でてスキンシップ。猫は本来みんな甘えッ子なのだから十分に甘えさせてあげたい。外猫は誰彼構わず甘えず、気を許した人だけに甘えるようにしないと危険だ。

1号棟前駐車場にはピーチはいなかった。念のため3号棟前で呼んでみると返事があった!あらま、ピーチが生垣から出て来た。道路を渡って来たので、桜井小の石垣の上でカリカリを与えるが殆ど食べない。満腹なのかな?
昨日から背中にちょっとした傷があり、毛が持ち上がっている。そのせいで食欲がないとも思えないが、抱き上げるとものすごく重い。

目やにをしっかり取って、可愛がってからその場を離れる。鳴き声が追ってくるので、しばし待って5号棟への階段まで同行する。



2005年08月17日(水) 8匹集合。コロン欠席。キジー出席。缶詰の日

いつもの荷物に加え缶詰10個入りのバッグを持つとさすがに重い。1リットルの水入りペットボトルも毎日のことながら段々辛くなってきた。然し一昨年までは、もっと沢山の缶詰を毎日使っていたのでカートを引いていたものだった。階段が2箇所あるのでカートでもラクチンというわけでもない。

1号棟前でピーチを呼び出していると花子が山から見ているらしい。ニャーニャーと鳴き降りて来た。こちらから行くのが待ちきれなくて道路を渡ってくる。それが車が来ているのにその直前をノロノロと渡る。私が叫ぶものだから車は花子を避けて迂回したがいつもそうしてくれるわけでもなく本当にハラハラさせられる。

缶詰なので庭園餌場に誘導する。コロンがいないなあ。新聞紙を3枚敷き、猫たちを待たせて缶詰をまず6個開ける。花子とキジーには1缶づつ与え、他の猫たちには新聞紙トレイの上のドサッと開ける。ポオがこの大衆的な?缶詰を好まず食べないのだ。が、昨日抱き上げてみてその重さに驚いた。もう特別食を用意しなくてもいいかも。時々、シロップ薬を直接口に注入してみるかな。ポオにはカリカリを与える。

花子は缶詰半分ほどを食べたところで走り去る。キジーは丸々1個をすぐに食べてしまい、もっともらおうと餌場に近寄ってきた。カリカリを与えるが缶詰が欲しいようだ。もうもらえないと分かると去ってしまった。

お腹がパンパンなのに、ハイシローがいつまでも食べているのでピーチを探すと、坂道で寛いでいた。抱き上げて缶詰の前に置いたが少ししか食べずまた遊びに行ってしまった。

ワカメもいなくなっているので、餌場を片付け引き上げる。「山手猫階段」を降り、角を曲がると花子が出て来た。向かい側の工房側石垣へ誘導しカリカリを与える。背中を撫でると喜んでお尻を上げる。大分ゴロニャン猫になってきた。


2005年08月16日(火) 9匹全員集合。キジー出席。

今夜は更に早めに家を出る。珍しく3号棟生垣から鳴き声がしてピーチが出て来た。十分に可愛がってから山手に向う。1号棟の端っこで姿を消した。またトイレだな。見に行くとこないだと全く同じ場所を掘り、済ませると土を被せている。スッキリして出て来た。

「山手猫階段」と正門前に猫たちがいて一緒に庭園餌場に行く。雑草は増々丈高く生い茂ってジャングルのようになってきた。花子は門柱の上で鳴いている。

風があるのでカリカリを直置きする。特別食はポオ、トニー、茶々が食べる。花子が来ないなあと思っていたら大分経ってからやってきた。キジーが来ていないので、飛び石餌場で花子にカリカリを与えると結構長時間食べていた。

ポオを抱き上げるとすごく重い。ちょっと食べさせすぎかなあ。顔つきはイキイキしているが毛艶は悪い。きっとポオは自分で毛づくろいをしないのだろう。よくブラッシングすればもっとスムーズで艶々になるだろう。

ワカメはポオも嫌っている。パンチされたことがあるのだろうな。トニーはハイシローとゲンキが嫌いだ。苛められたのだろう。

ワカメが「猫庭園」に入ってしまったので、餌場に猫たちは数匹残っているが立ち去ることにする。

踊り場に出ると花子が待っていた。またカリカリを少し盛ると食べ始めたがそこへポオが出てきて横取りする。脇の石垣の上に置こうとするとキジーがやって来た。キジーと一緒じゃマズイので、そこでのカリカリの山はキジーに譲って花子を工房側石垣まで誘導し、やっとカリカリを与える。


2005年08月15日(月) 9匹全員集合。キジー出席。

今夜は早めに出た。1号棟前駐車場からピーチを連れて山手へ。ピーチと一緒に向っているところを花子が山の中から見て高いところから鳴いている。降りて来た花子を工房側の石垣に誘導し、そこでカリカリを与える。ピーチが傍でじっとして離れないので8kgほどもある巨体を抱えて「山手猫階段」に行く。

今夜も白地猫タラはここで待ってはいなかった。隠れてて後で食べに来るのかなあ。それとも行きずりのオス猫だったのかなあ?4年前から行方不明になっているH川家の愛猫、玉三郎にそっくりなので、未去勢だった玉三郎の息子?かと思ったのだが、H川さんは違うだろうと言う。

柄からいえばハイシローにもよく似ているがハイシローはワカメの息子だし。ハイシローが仔猫のころ、よく似た柄の仔猫が2〜3匹いたとH川さんは言う。今度、そのころのことを知るM浦さんに訊いておこう。

今夜も9匹全員集合。キジーも庭園餌場でソワソワしている。飛び石餌場にたっぷりのカリカリを与える。ポオの特別食はトニーと茶々が一緒に食べる。キジーは食べ終えてもいつものようにしばらくそこで寛ぐ。

珍しくハイシローが母親のワカメに寄り添い、ワカメは頭を舐めてやっている。ずーっと同じところで暮らしているので、バラバラに行動してはいるが母子であることをお互いによく認識しているのだろう。娘のコロンは甘えん坊だし、コロンの危機にはワカメが敢然と立ち向かう。

今夜はものすごく蒸し暑い。風もなくじっとしていても汗が流れ、頭もボーっとする。ちと早いがもう帰ろう。

餌場には、ワカメ、ハイシロー、ポオ、茶々、ピーチがいて4匹はまた食べている。私が立ち去るのを見てピーチは食べるのを止めて従いてくる。

山の横を通っているとまた石垣のてっぺんに花子が現れ鳴いている。もう食べてしまったのかと思い、再び工房側石垣に誘導し、カリカリを与える。ピーチが追ってきて石垣の上に上り、さっき花子に与えておいたカリカリを食べている。よくよく見ると結構残している。

ピーチと花子が石垣の上で向かい合って食べているので、そのまま立ち去る。ピーチは従いてこなかった。


2005年08月14日(日) 9匹全員集合。キジー出席。

少し遅くなった。ピーチは桜井小前のフェンス内側にいて遠くから私を見つけニャーニャー派手に鳴く。転がって動かない。遅れついでにピーチの目やにをしっかりと拭き取る。

やっと山手にたどり着く。今夜は白地猫、タラの姿が見えないが、庭園餌場にたっぷりとカリカリがあることがもう分かった筈だからその辺にいれば後から来て食べるだろう。

階段になにやら丸いものがたくさん落ちている。どうやらスナック菓子のようだ。ここを通った通行人が猫たちを見て手持ちのスナック菓子を与えようとしたのか。当然食べない。明朝カラスが食べて掃除してくれるだろう。

門柱の上に花子が乗っかって可愛い声で鳴いている。ともかく庭園餌場に行く。カリカリを与え、ポオには特別食。トニーと茶々が一緒に食べる。そういえば花子が来ていない。門柱の上で待っているのかな。

キジーも可愛い声で鳴いて催促する。彼には飛び石餌場にたっぷりとカリカリを盛る。「スマック」と「愛情物語」が殆どになってしまった。これはおいしくないのか、大分残してその傍で寛いでいる。

花子が来ようとしていたが、キジーに見つかり逃げてしまった。追いかけて行ったキジーはまもなく戻ってきてそのあたりをブラブラしている。

ハイシローの目やにをさりげなく取ることが出来た。ゲンキの右目も毎日ティッシュで拭いている。ポオは体調が良いようで身体がふっくらして顔つきもとてもきれいで穏やかだ。

餌場を片付けて通路を歩いていると花子の声がする。「猫庭園池」の向こう、道路側庭園内にいた。踊り場でカリカリを与える。他の猫は来ない。ピーチもどこかで遊んでいるらしい。


2005年08月13日(土) 8匹集合。ハイシロー欠席。「タラ」を見かける

夜、相当雨が降ったようだ。ピーチと一緒に山手へ行く。近ごろ、毎夜正門前に小型トラックというか、保冷車を小さくしたような車が駐車している。夜間の青空駐車場にしているのかな。

「山手猫階段」を見上げると、上の方にいた白地に黒尾の猫が一目散に階段を駆け上がっていくのが見えた。「タラ」に違いない。今まで他の山手猫たちと一緒にここにいたはずだが、あんなに必死で逃げなくてもいいのに。

庭園餌場は幸いなことに敷石がすっかり乾いている。新聞紙を敷きカリカリを与える。ポオには特別食。茶々とトニーも容器に顔を突っ込んでいる。

花子とハイシローが来ない。さっきのタラはきっとどこかで山手猫たちの晩餐風景を見ているに違いない。カリカリをたっぷり残しておいてあげよう。

ゲンキとポオとピーチがまた食べていたが、帰ることにする。階段踊り場の山側の石垣の一部が全く濡れていなかったのでそこにカリカリを盛っておく。花子が来たら食べるだろう。

と思ったらピーチがやって来た。一緒に帰ろうとしていると花子の可愛い声が聞こえてきた。正門前のトラックの下にいた。山側の石垣まで誘導する。他の猫が来ないか辺りを気にしながら食べている。

ピーチは従いてこないのかと思ったら、桜井小あたりで私に追いつき、ドドドッと地響きを立てて追い抜いて行った。道路の真ん中を走るのでヒヤヒヤする。4号棟まで一緒に帰って来た。

*****

犬山動物病院の院長からのメールによれば、今日午後、グレーの不妊手術を済ませたそうだ。妊娠はしていなかったが乳汁が出るとのこと。ごく最近まで授乳していた模様だ。やっぱりサバとミケの母猫に違いない。


2005年08月12日(金) 9匹全員集合。キジー出席。新猫「タラ」出現

朝9時半にM浦さんちの前に保護雌猫「グレー」を迎えに行き、一緒に犬山動物病院へ。おとなしい猫だが、慣れない家なので一晩中鳴いていたらしい。

犬山動物病院の診察台の上で初めてグレーに対面した。おとなしいきれいな猫だ。まるで地域猫の不妊手術済みの印のように左耳の先端がV字に切れている。お腹の毛を少しバリカンで刈るが手術痕があるかどうかはよく分からない。おっぱいが通常より膨らんでいるので、出産直後のようでもあるし、ガリガリに痩せている割にはお腹が大きいのでもしかしたら妊娠しているのかもしれない。ともかく、そこらあたりは院長によく調べてもらい未手術だったらしてもらうことにする。

グレーについては、M浦さんは里親探しはせず、スカイライン北側に放すという。そうするしかないだろう。

助手さんが仔猫のサバとミケを診察室に入れた。すると仔猫たちはグレーに駆け寄り、ミケが盛んに甘える。(このときは写真を撮るのに気を取られていたが、後から写真をよく見ると、どうやらグレーはこの2匹の母猫らしいと推定される。)

グレーや、仔猫たちの様子はそれぞれのページで。

*****

夜、ピーチを連れて山手に行くと、「山手猫階段」に猫たちが思い思いに寝そべっている。上の方を見ると白地の猫がいる。ん?下を見ると白地のハイシローとトニーは私のそばにいる。してみるとあの猫は?!と思っていると、その猫は庭園内に入り、通路で振り向いた。ハハーン、M浦さんが昨夜7時ごろにスカイライン北側で見た白地、黒尾、牛若のような顔の猫というのはコレだな。私が庭園内に入るとその猫は逃げてしまった。

いつものように庭園餌場で給餌する。ポオには特別食。キジーも来たので飛び石餌場でカリカリを与える。ひとまず食べ終えたピーチが水場の奥、道路側庭園内に入り、唸っているのでマグライトで照らすと、さっきの猫がうずくまっている。ピーチに唸られても逃げ出さずじっとしている。

しばらくしてキジーが去ってしまうと、その猫(一応「タラ」と名付けた)は飛び石餌場に行き、キジーの食べ残しを食べている。少し離れたところから写真を撮る。カリカリが少ないので足そうと近付くと飛び退いて、様子を伺っている。たっぷりのカリカリを置き、私が十分に離れると飛び石餌場に戻って食べている。キジーも最初のころはこんな風だった。もっともキジーは今でも50センチくらいの距離は常に取っていて決して近付いてこない。

「タラ」はなかなか眼光が鋭い。オス猫のような気がするが勿論定かではない。旅のノラ猫なのかなあ?それとも近ごろこの辺に捨てられたのかなあ?
M浦さんに電話してくだんの白地猫がここに来ていることを告げる。


2005年08月11日(木) 9匹全員集合。痩せ猫捕獲成功!

今朝9時ごろ私がベランダにいると、近くで猫の鳴き声らしきものを聞いたような気がした。もしや仔猫?!と恐る恐る辺りを見回すと、目の前の6号棟の前に伸介がいる。多分仲良しのキジオを呼んでいるのだろう。こないだ捕獲した伸介の入ったキャリーを持って家の外に出ると、キジオが来ていたが、助けを呼ぶ伸介の声を聞きつけて駆けつけてきたのだろう。

伸介は少し鳴いて「猫通路」の奥へ消えた。

私の車に積んであったM浦さんのキャリーを午後届けに行く。信号が全部青だと我が家からM浦家の前までずーっと迂回しても車でたった5分しかかからない。もっとも徒歩でも近道を行くので10分だが。

山手スカイラン北側上り口のすぐ傍の一戸建は、Lマンションの自治会に入っていて、今年M浦さんと一緒に役員をやっているのだそうだ。そのよしみで、M浦さんが昨夜の痩せ猫のことを尋ねると、そこの奥さんもその猫を見たという。また出てきたらM浦さんに電話してくれることになっているそうだ。

*****

午後7時過ぎ、M上さんから電話がかかってきた。去勢手術直後の伸介はいつも通り午前4時に6号棟に出て来てよく食べたそうだ。伸吉とキジオはM上さんによく懐いていて伸介はそれほどでもないそうだ。伸介は最初余りにも懐っこく、1階のベランダを軒並み訪問し空いている掃き出し窓から家の中に入るので猫嫌いから蹴飛ばされたりしたのだろう。今ではかなり警戒心が強くなっている。

M上さんは西公園の地域猫6匹にも毎夕、給餌に行っているそうだ。4箇所総勢15匹に給餌していることになる。全くご苦労さん。風邪で仕事は休んでも給餌は休まないという。今月下旬に法事があるとかで、Pハイツ内での2日間の給餌を頼まれたが、これが午前3時と4時だ。う〜ん、時間的にちょっと辛いものがあるが仕方がない。

そんなこんなで、今夜は給餌に出発したのが午後8時半。大幅に遅くなった。外へ出ると雨が降った形跡がある。全然気付かなかった。1号棟前駐車場でピーチを拾い、山手へ向っていると誰かがこちらに向ってくる。何とM浦さんだった。

M浦さんは昨日の痩せ猫が気になるので、M上さんが6時半ごろに給餌した餌場に7時ごろ行ってみたところ、最近姿を見せないという丸尾のキジトラ、マルオくんが食べていたという。一旦家に帰り、また行ったところ、白っぽい猫が目に入ったので近寄るとパーッと逃げてしまった。が、それは昨日の痩せ猫ではなく初めて見る猫だった!それを私に知らせたくて私の到着を待っていたという。我々の知らない猫たちがこの界隈だけでもいっぱいいるということだ。嗚呼・・・(溜息)

ともかく庭園餌場に行き、いつも通り9匹全員に給餌する。運動部の合宿でもあったのか今夜の山手には大型バス3台が到着し、生徒達を降ろして出て行った。殆どの生徒は駅方面に行くので餌場からは見えないが賑やかな声が聞こえる。

*****

パソコンに向ってこれを書いていたら、たった今(午前零時)M浦さんから電話があり、痩せ猫を保護できたという。お尻を押すとおとなしくキャリーに入り、暴れることもなくM浦家へ運ばれてきた。明朝一番に私が迎えに行き、犬山動物病院に搬入する。我々が次から次へと捨て猫を運び込むので、院長のご機嫌は増々悪くなるだろうなあ。


2005年08月10日(水) 9匹全員集合。缶詰の日。またもやM浦さんから召集。

夕方、ダイエーの地下にいるとよくご寄付をしてくださる1号棟のS原夫人が通りかかった。捨て猫レオの里親探しの時に熱心に勧めて以来半年ぶりくらいだ。HPをご覧になっていないのでレオのその後も、最近の捨て猫ラッシュもご存知ない。丁度寄付を届けに行こうと思ってたところだったとかで、またもご寄付を頂く。

6時前、駅前からの帰りに若竹山手のU野さん宅ガレージ前を通った。脇のフォレストヒルズのプレイロットでは夏休み中の小学生が数人遊んでいる。他の猫たちの姿は見えずアニーだけがガレージ内の車の傍に座っていた。

ガレージ横の縁石の上にはカリカリと缶詰を混ぜた餌がどっさり置いてあるが蟻がたかっていて、猫たちが食べた形跡がない。もしかしたらこの缶詰はもう傷んでいるのかもしれない。消化器の弱い猫は腐りかけた食べ物には敏感で食べない。

M上さんやM浦さんがアニーが餌も食べず痩せてきていると言っていたが、見たところそんなに痩せてもいないし、具合が悪そうでもない。声を掛けると従いてくるので、通行人の振りをして観察する。

*****

今日は缶詰の日だ。1号棟前駐車場からピーチを連れて山手へ。花子は山の上から我々を見ていて降りて来た。缶詰の日だし庭園餌場へ誘導することにする。「山手猫階段」や正門前には残りの猫たちが集合していた。

踊り場にはタバコの吸殻が落ちていてそれを囲むようにカリカリが3粒ほどあった。誰か給餌に来たようだ。

猫たちは庭園餌場にすっ飛んで来ないが缶詰と分かると俄然、期待に燃えた態度を取る。花子にはいつものように1缶与えておく。さっきいたコロンが来ないので8匹に対し7缶開けたことになる。

あと2缶あるがいつまでも食べているハイシローのお腹を触るとパンパンだ。これ以上開ける必要はない。餌場を片付け始めたころ、ようやくコロンがやって来た。が、コロンのお腹は左右に膨らんでいる。とりあえずカリカリを与えておく。他の猫も舞い戻ってきたので更にカリカリの山を3個くらい作る。今夜もサウナ状態でじっとしていても汗だくになってしまう。もう帰ろう。

*****

パソコンに向っていた午前零時過ぎ、M浦さんから電話がかかってきた。悪い予感的中!山手スカイラインの北側上り口、タニーが根城にしている辺りにガリガリに痩せた生後6ヶ月くらいのメス猫が出て来たとのこと。人懐こいから捨てられたらしいという。

少しカリカリを食べたが、更に牛乳や缶詰を与えようと一旦家に戻り、電話しているのだという。

仕方がない、キャリーを持ってエッチラオッチラその場所まで行くことに。途中、フォレストヒルズの公園を通ると、暗がりのベンチに男がひとり座っている。ちょっと気味が悪いなあ。

Lマンションへの道路を歩いて行くと前方に白っぽい猫とその後ろにM浦さんらしき人影が見える。私が近づいていくとその猫は脇の植え込みに入ってしまった。白地に背中がグレーだという。植え込みをマグライトで照らしてみてももうその猫の姿は全く見えない。

ガリガリに痩せていて少し食べるとスカイラインで寝そべって寛いでいたという。耳が切れていたというので、既にオス猫にレイプされてしまっている可能性大だ。その猫が不妊手術されていなければ非常にヤバイ。

喋っているとニャッニャッと特徴のある鳴き声がしてタニーが現れた。もう食べたのだが私の声を聞きつけて出て来たようだ。牛乳を薄めたものを飲み、盛んに甘える。M浦さんに言われてマグライトで照らしてみると、タニーのタマタマ袋に傷が付いてカサブタのようになっている。重症ではなさそうなので、様子を見ることに。

M浦さんはマグライトを持って白グレー猫を探しに行ったが空振り。彼女宅から3分くらいの場所だし懐っこいということなので、明日その猫がまだいればとりあえず保護してもらうことに。メス猫だととにかく不妊手術の有無を調べなくては。

若竹山手へまだ行っていないというので一緒に行く。U野さん宅ガレージ前でM浦さんは毎夜、水を替え、カリカリを与えているのでアニー、タビー、若ミケ、牛若の4匹が集まる。アニーは私が話しかけ撫でると私のことを思い出したようで甘えること、甘えること。

いつもは全然食べないか、食べてもギャッと叫んで逃げてしまい、それからは全くM浦さんに近寄らないという。

今夜は缶詰を与えると少し食べていたが、やはり途中でギャッと叫び、飛び退いて逃げてしまう。今年初めのエアガン襲撃時と同じ状態だ。然し、痩せていないので全く食べていないとは思えず、何か心理的な反応なのだと思う。いつもはそれっきり姿を消してしまうというが、私がいるのでアニーは戻ってきて甘える。M浦さんが更に缶詰を与えようとすると嫌がって逃げてしまう。一体何があったのだろう?かわいそうに。

引き上げることにし、分かれ道で話しているとアニーが従いてきている。タビーと若ミケも来ている。以前のようにずーっと従いてくることはなかったのでホッとした。

デジカメを持っていたのだから4匹の写真を撮ればよかったと思ったが後の祭り。

帰宅すると午前1時半。しょっちゅうこれでは身が持たないなあ。


2005年08月09日(火) 去勢手術済みの【伸介】を放す。山手の給餌はM浦さん。

7日午後に我が家のベランダで捕獲した捨て猫【伸介】の去勢手術は今朝終っているはずだ。外猫だし、レギュラーの餌やりさんはM上さんなので術後の投薬は難しいかもしれない。できれば11日くらいまで犬山動物病院で預かってもらえると万全だと思ったが、電話してみると、伸介はやはりとても緊張していて餌も食べないという。

午前11時過ぎ、伸介のお迎えに行く。診察台に乗せられた伸介は怯えてはいるがいつものようにおとなしい。私が撫でている間に首の後ろに注射をしてもらった。Pハイツに連れ帰り、4号棟と5号棟の間でキャリーの蓋を開けると、ゆっくり出てきて辺りを見渡し大声でニャーオ!と鳴いた。仲良しのキジオに「帰ったよ〜〜!」と呼びかけたのかもしれない。その後すぐ植え込みの中に入ったと思ったらもう姿が見えない。

夕方、M上さんに電話し明け方の給餌時に餌に混ぜて投薬してくれるよう頼み、M上家の郵便受けに薬袋を入れておく。

昨日、犬山動物病院に持ち込んだ捨て猫サバとミケはサバの左目が結膜炎、ミケは鼻風邪も引いているがすぐに治るだろう。食欲旺盛でモリモリ食べているらしい。蚤取りもしてもらい、数日中にはすっかりきれいな猫になることだろう。美形ではあるが、もしかしたら餌だけやっていた野良が軒下あたりで生んだ仔猫たちなのかもしれない。

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さて、夜は用事があったのを忘れていた。急遽、昼頃、M浦さんに電話し正門側山手猫たちへの早めの給餌をお願いした。

夕方、4号線沿いのバス停(稲荷森)へ向って歩いていたら、アパートの駐車場にポオにそっくりな猫の後姿が見える。尻尾は短く丸まっており、近寄ってみると雌猫だ。もしかしたら、伸二、伸介、伸吉たちの母猫?振り向いた顔はちょっと面長でポオによく似た美形だ。もっとよく見ようとすると逃げてしまった。・・・もしかしたら2〜3年前からH川さんがよく見かけるという伸子かもしれない。


2005年08月08日(月) 7匹集合。花子、コロン欠席。キジー出席。

昨日の午後、私の左手小指の痛みを心配してH川さんがクロロマイシン軟膏を持ってきてくれた。上郷高校の回りの畑や森が広範囲に商業施設化される計画が住民の知らないところで着々と進んでいるという情報を聞き、いろいろと話しているところへ、しばらく姿を見せなかった【伸介】がひょっこりベランダに現れた。

千載一遇のチャンス。缶詰を与え、キャリーを用意し後ろから抱き上げてキャリーの中に入れる。そこまでスンナリいったが蓋を閉めてしまうと出ようとして大暴れする。ガムテープで開口部をシールする。

H川さんが何気なくそのキャリーをリビングの中に置くと、トムが固まってしまった。やはりチビ猫に対するのとは大分様子が違う。(トムは犬山動物病院から帰ってきてもまだソファの後ろで固まったままだった。)

ひどい口内炎に罹り薬も飲めないロミを犬山動物病院に連れて行くつもりだったので、キャリーを二つ持って出発。ロミには注射をしてもらい、伸介は去勢手術のためお預けしてくる。

そうして午後11時半、M浦さんが息せき切ってやってきて「山手に仔猫が2匹捨てられてる!」という顛末は「捨て猫サバとミケ」のページにて。

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今朝、サバとミケを犬山動物病院へ事前の電話なしに連れて行った。院長はさすがに憮然。そこを何とか、と頼み込み、しばらく預かりの健康チェックなどをお願いする。とっても美しい兄妹なんだから。

午後6時、院長から電話があり、伸介の手術は完了したが若い猫なので血液検査をしても精度のほどは定かでないという。伸介は最初見たとき、生後半年くらいかと思ったし、まだ発情もしていないので1年未満には違いない。伸吉とキジオにも発情期を迎えて他の猫と喧嘩などする前に手術を受けさせてやりたい。

日中あんなに良い天気だったのに、夜になって急に雨が降り出した。1号棟前駐車場の車の下にいたピーチを連れて山手へ行くと、猫たちは雨を避けて山側の大木の下、濡れていない石垣の上にいた。その辺りはまだ濡れていなかったからちょっと迷ったが、やっぱり雨天餌場に行くことにした。

山から花子の鳴き声がしたような気がしたが、雨天餌場には来なかった。コロンも来ない。7匹に給餌する。ポオには特別食。トニーがハイシローに対してものすごい威嚇をする。トニーの鼻にも傷が絶えないのだが、ハイシローにやられているのだろう。

ハイシローが先週1週間ばかり北門に行っていたのはトニーとの喧嘩が原因なのかもしれない。いつも思うが、こんなに餌も潤沢だし十分な広さがあるところなのにどうしてひどくいがみ合うのだろうか?気立ての優しいトニーが家猫になることを夢想する。

雨は止まないが、坂道をのっしのっしと歩いてくる猫がいる。キジーだな。私を見て鈴を転がすような可愛い声で鳴く。階段下にカリカリをたっぷり盛ると、ゲンキ、ポオ、ハイシローが束になってキジーを威嚇し、雨天餌場に入らせまいとする。が、少しも負けないキジーのこと、ボイラー室の前から入り、ちゃっかりと餌にありついた。

今日は猫たち、水もよく飲む。ワカメはとっくに出て行ったしまった。トニーも出て前の車の下にいる。こちらに来たり、車の下に入ったりを繰り返している。

キジーは好きなだけ食べるとまたのっしのっしと出て行った。5匹の猫たちを残して私も立ち去ることにする。今夜は誰も従いてこない。

「山手猫階段」に行き花子を呼ぶが反応がない。帰りかけるとどこからか鳴き声が聞こえた気がして戻るが出て来ない。雨も止みそうだし、11時ごろになればM浦さんが来るから大丈夫だろう。


2005年08月07日(日) 9匹全員集合。キジー出席。【伸介】捕獲成功!また捨て猫された!

今日は盛りだくさんな出来事があったが詳細は明日、明後日にも書き足すことにする。(今は捨て猫2匹を保護し終えて午前2時を過ぎているので)まだ左手も痛いので自由にキーも打てないし。


2005年08月06日(土) 9匹全員集合。

1号棟前で待っていたピーチを可愛がっているとニャーニャー鳴き声が聞こえ、花子が迎えに来た。「山手猫階段」に向うとハイシローが跳び出してきた。ハイシローはこうでなくちゃ。

トニーとワカメがピッタリ寄り添って庭園餌場に向う。風があったのでカリカリは直置き。特別食をポオに。花子は特別食には興味を示さずカリカリのみ。

30分ほど餌場に滞在し帰ることに。踊り場で花子にもう一度給餌する。

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昨日、家猫トムに噛まれた左手小指はタカをくくっていたら、どんどん腫れ上がり、今夜には手首まで痛む。左手を動かすこともままならず、余りにも痛いのでバファリンを飲んでみた。痛みは少し薄らいだがモノも持てないしキーも打てない。ので、これは右手だけで打っている。今日の日記はこれでお終い。


2005年08月05日(金) 9匹全員集合。フロントライン投与

連日の暑さで連日エアコンを付けているが、猫たちは日光が恋しくなったのか、南側の掃きだし窓のところで日向ぼっこしている。トムはママ部屋のベッドの後ろの狭い空間にいたが、掃除機をかけると慌ててベッドのヘッドレストをよじ登ろうとするが、太りすぎで失敗。私が手助けしようとしたが尚もずり落ちそうになる。

無理に押さえたのでどこかが痛かったのだろう。思いっきり左手の小指を噛まれた。トムに噛まれたのは初めてだ。余りの痛さに思わずトムを叩いてしまった。叩かれてもトムは他の猫たちのようにひるまず、平然としている。或いは生まれて初めて叩かれたので呆然としていたのかも。

小指は色が変わり腫れあがって痛いが、そのうち治まるだろう。トムは落ち込んでいないかと心配したが、大丈夫だった。変わらず甘えてくる。

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いつも忘れてしまうので、昼間にフロントラインの小分けをする。どうしても液が手指についてしまうが、これで私も猫蚤に噛まれても撃退できるか?

午後8時丁度に出発。ピーチには1号棟前駐車場でフロントライン投与を済ませてしまう。

山手に行くと猫たちはこの暑さでグッタリしているのか、階段に寝そべっていた。

庭園餌場に行き、カリカリを与えポオには特別食を与える。フロントラインを次々に投与。神経質な花子は他の猫たちが回りに来ると落ち着かずじっとしていない。

が、別の場所でウロウロしているので、飛び石餌場に誘導しそこでカリカリを与える。1匹だけでゆっくり食事できると安心するようだ。そこですかさずフロントラインを投与する。これで9匹全員に投与終了。

水を見るときれいになっている。多分、中学生のNくんが来て替えてくれたのだろう。

風もなく今夜もものすごく蒸し暑い。まるでサウナ状態だ。猫たちもそれぞれ伸び切っている。

あんまり暑いので少し早めに引き上げる。門扉の中に花子が待ち構えていた。踊り場でカリカリを与えておいてその場を去る。他の猫たちも庭園餌場でゴロゴロしているようだ。誰も出て来ない。


2005年08月04日(木) 9匹全員集合。キジー出席。

今日はちょっと遅めに山手へ向う。ピーチは1号棟前駐車場で待っていた。派手に鳴きながら従いてくる。途中で勿論転がって甘える。その時に顔を撫でがてら両目の目やにを拭き取る。

しばらく前、目薬投与を数回して以来もう目の回りを触らせてくれなくなっていたが、ほとぼりが冷めたようだ。

「山手猫階段」には猫たちが待っていた。正門の遥か奥を歩いていく黒っぽい猫の後姿が見える。キジーだと思う。「キジー!」と数回呼ぶと立ち止り振り向いた。トットコ駆け寄って来ないところがキジーに違いない。

庭園餌場に行きカリカリを与える。花子には上の段で。カリカリを食べているポオをつつき容器を見せると心得てすぐバッグの後ろに回る。

花子も方向転換させて容器に付けるがカリカリに戻ってしまった。あ、そう。要らないのね。

今夜はみんな結構食べる。ポオは特別食を3分の1ほど残してカリカリに戻る。茶々と花子が同時に容器を見つけ駆け寄る。2匹が頭を寄せ合って熱心に隅をほじくりながら食べている。

花子のカリカリはポオに取られてしまい、いつもならそのまま走り去る花子だが今日はまだウロウロしている。そこで私の横にカリカリを一掴み置く。

しばらくしてトニーが花子を見つめただけで花子は去ってしまった。が、一目散ではなくフラフラと通路を歩いて行ったから多分門扉の辺りで待っているのだろう。

私の後ろにハイシローとトニーが横倒しに寝そべっている。いかにも暑そうだ。今夜はじっとしていても首の後ろに汗が流れる。去年も猛暑だったが、今夏の餌やりは特にしんどい。年々辛くなっていくのかなあ。

雨天餌場に立てておいたミニベンチが元の場所に戻っている。工事の人たちが休憩時間にあそこを喫煙所に使っているそうだ。それにしてもゴミや灰皿代わりの汚い空き缶を放置しないでもらいたいな。

片付けに行く気力、体力がなく、餌場を片付けて帰ることにする。ワカメたちにバイバイする。通路の定位置にはピーチが座っている。

門扉の前には茶々がいて踊り場にはポオがいた。花子も出て来たのでカリカリを与える。ポオが横取りするので石垣の上に少し置くと花子が食べ始めた。ピーチがやって来たようだったが、私を追ってこない。


2005年08月03日(水) 9匹全員集合。缶詰の日

昼間にアンディを2回目のワクチン接種のため犬山動物病院に連れて行く。先住猫ミーシャの左目が(多分アンディ出現のストレスで)赤く腫れ目やにも出ているので一緒に連れて行くことに。

2匹を入れたキャリー2個を持って家を出ると、猫の鳴き声を聞きつけたのか【キジオ】が我が家の前の植え込みにいる。先日早朝、初めて見たが昼間見てもハンサムなキジトラだ。尻尾も真っ直ぐで長く正統派の美形だ。ひょうきんな感じのアンディとは大分違う。カメラ持参でなかったのが残念だがまたの機会に。車の中では専らミーシャがニャーニャー鳴いてうるさい。

アンディは体重が約1,6kgに増えていた。保護した時の3倍以上だ。耳掃除はしてもらったが爪切りをお願いするのを忘れた。おとなしく切らせないので、こないだ後ろ足の爪を深爪してしまった。

ミーシャは目に軟膏を塗ってもらう。おとなしいので院長に「いい子だねえ!」と褒められる。

帰りにアンディをお見せしようと思いついてJ先生宅に寄ってみる。息子さんだけが在宅していたので彼にアンディとミーシャを見てもらう。

更に山手へ寄り、アンディ捕獲の時に大協力してもらった警備員のF波さんがいればアンディをお見せしようと思ったのだが、警備員ボックスは空っぽだった。残念!

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夜、山手へ。ピーチは今夜も桜井小側のガードレール内側で待っていた。ドテッと転がった時に目やにを拭いてしまう。

途中の土手の上の枯葉を掘ってトイレをし、その上に枯葉をたっぷり被せている。

小桃の駐車場上では、虫でも見つけたのか遊んでいてなかなか道路を渡ろうとしない。

手間取りながらやっと山手へ。猫たちは階段で待っていた。今日は缶詰の日だ。新聞紙を3枚重ね、猫たちを待たせて5缶開ける。花子には1缶丸々与える。もう3缶開けて合計8個与えた。キジーが来るかもしれないので1缶は残しておく。

昼間お宅に寄ったことを息子さんから聞いたJ先生がやって来た。久々に全員集合しているところを見てもらえた。

しばらく話をして自宅近くまで車に同乗させてもらった。ので、ピーチはひとりでPハイツに戻っただろう。


2005年08月02日(火) 8匹出席。コロン欠席。【伸介】を探して・・

Pハイツ内に捨てられたらしい【伸介】だが、栄養を付けてからボチボチ去勢手術を受けさせようと思っていたら、ふっつりと姿を見せなくなった。その辺を徘徊している気配もない。

心配していたところ、若竹山手へ行ったアニーのことで4号棟のM上さんから電話があった。ついでに【伸介】のことを尋ねてみると、それらしい猫に毎朝、彼女が新聞配達に出る午前3時に給餌しているという。ピーチと縞白とキジトラが餌を貰いにくるらしい。

そこで昨日の午前3時に行ってみたところ、ピーチだけがいた。今朝また行ってみると、ピーチの他に太めのキジトラがいたが私を見て逃げる。縞白が来た!伸介にそっくりの体型だ。顔も似ている。マグライトを当ててよく観察してみると、伸介にそっくりではあるが、白が多く、鼻もピンクで伸介のように黒いところがない。おっとりとして懐っこそうだ。伸介の兄弟かなあ。美形だが、さしずめ【伸吉】か。

M上さんが言うには、新聞を配達しながら6号棟に行くと尻尾の細長いキジトラと白縞が待っているのでそこでも給餌しているという。その白縞がどうもクサイ。では4時にまた6号棟プレイロット寄りの自転車置き場に行くことにして一旦帰宅する。

めちゃ眠いが、頑張って4時に行ってみる。まだ夜明け前だ。いたいた!間違いなく伸介だ。通路の奥の方で猫が鳴いている。傍にM上さんがいるようだ。彼女が連れてきたキジトラはとてもスマートで顔も可愛い。キジオにしよう。

ハハーン、H川家のベランダに伸介と一緒にしょっちゅう現れる仲良しのキジトラはこの猫だな。M上さんはたっぷり缶詰とカリカリを与えている。それなのにこんなに痩せているのか。

M上さんは4号棟で3匹、6号棟で2匹、毎朝給餌していたのだった。ノンちゃんが貰われる前は7号棟でも、ノンちゃんと茶虎猫に給餌していた。茶虎はノンちゃんがいなくなってからはそこに現れないという。

夕方にはスカイラインの北口で3〜4匹に給餌している。

M上さんに捕まる猫は、是非捕獲して去勢手術を受けさせたい。伸介、伸吉、キジオはきっと一緒に捨てられたに違いない。3匹ともとても優雅で可愛い。出来れば里親探しなどもしてやりたいが、もうとてもそこまで手が回らない。あんなに懐っこいピーチもとうとう外暮らしが1年を越えた。

餌やりさんがいるならせめて手術だけは受けさせて外猫にしておくしかないだろう。それにしてもM上さんも本当にご苦労さまだ。4号棟と6号棟では自転車置き場で給餌しているのでトレイも回収している。

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夜、山手に出かける。ピーチは何故か、桜井小側のガードレールの内側にいた。私を見つけて出て来たがゴロリと横になって動かない。顔を撫でながら目やにを取り、歩くように励ます。

「山手猫階段」では珍しくハイシローが待っていた。先週は北門に行っていたらしくここにはいなかったのに。

庭園餌場に行きカリカリを与える。ポオの特別食用の缶詰を、家でねだるアンディに一さじだけ与えると、喜んで食べた。子猫用療法食を食べなくなるので市販の餌はなるべく与えないようにしているが、匂いを嗅ぎつけ一丁前にねだるのだ。

カリカリを食べていた花子を抱え上げ、特別食容器の前に降ろす。しばらくポオと一緒に食べていたが、途中からカリカリに移った。

猫たちは回りに集まって寛ぐが、暑いのと痒いのとで私は無口になる。が、ハイシローとワカメは左右に寄り添って離れない。今夜はコロンがいない。

小1時間いて腰を上げる。ピーチは追ってこない。外で待っているかと思った花子もいない。

桜井小の角を曲がり4号棟脇を歩いていると、ピーチのくぐもった鳴き声が風に乗って聞こえてきた。ずーっと鳴いているので戻ってみると、桜井小正門前にピーチがちんまりと座っている。

しばらく見守っていると通行人がやって来た。ピーチはすかさず正門内に入り、向こう側で寛いでいる。バイバイして離れる。もう鳴かない。


2005年08月01日(月) 9匹全員集合。キジー出席。

今日は早めに家を出る。3号棟前にさしかかるとピーチが飛び出してきた。道路を渡ってきてそこでゴロリと横になって動かない。目を拭きながら顔を撫でる。少し歩いては寝転がろうとするのを宥めすかして歩かせる。

「山手猫階段」にはポオ、ゲンキ、茶々しかいない。ニャーオ!と鳴いてみると山からトニーとワカメが仲良く降りて来た。

庭園餌場に行き、特別食をポオに与えてから他の猫たちにカリカリを与える。トニーも特別食を食べようとしていたが、諦めてカリカリのところにきた。

花子が遅れてやってきたので上の段でカリカリを与える。パテ状になったフードはあまり人気がないようだ。ポオが残したものをトニーに与えたが、容器の隅に残ったものまでは苦労して食べようとしない。おいしいものなら絶対にそうするのに。茶々も少し口を付けただけで行ってしまった。

もったいないので指で集めてコロンに与える。するとトニーが取りに来てコロンに唸られている。

キジーがやって来た。飛び石餌場でカリカリを与える。

花子はカリカリを50grほど食べて走り去る。

後ろにいたトニーが唸り声を上げるので振り向くと久々にハイシローが来ている。散々ハイシローに鼻を引っかかれたトニーは恨みに思っているようだ。ハイシローは植え込みの中に隠れて「ああ、怖、(アッカンベー!)」といった感じで全くひるんでいない。

トニーが行ってしまってからハイシローは餌場に来て、太っているくせにモリモリ食べる。餌場に来て寛いでいるキジーも呆れて見ていたが、ハイシローの食欲がすごいのにつられたのかまた自分の餌場に戻って食べ始めた。

ピーチは遊んでいるが時々戻ってきては遊び食べしている。他の猫たちも戻ってきて食べる。

さて帰ろう。踊り場には花子が待ち構えていた。カリカリを与えているとピーチが追ってきた。階段に寝そべって寛いでいるので従いてこないのかと思ったがきっちり従いてきている。

道路を渡りガードレールの内側に座って動かないが、待っててあげないと後で大声を張り上げて鳴くに違いない。やっぱり追ってきた。そんなことを繰り返しながらやっと4号棟脇までたどり着く。そこでバイバイだ。


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