つれづれ日記
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2005年07月31日(日) 8匹集合。ハイシロー欠席。

ピーチは1号棟前駐車場で待っていた。転がって甘えるピーチの目を拭いたりしているのを山の上から見ていたのだろう。花子が道路を渡って迎えに来ている。特別食の缶詰は大缶を使ったので花子にも食べさせたい。庭園餌場へ一緒に来てもらおう。

このところ毎日30分ばかり到着が遅くなっているので猫たちは階段に勢ぞろいして大歓迎してくれる。相変わらずハイシローがいない。すっかり北門の猫になっているのだろうか?

先に特別食の容器を開けポオ、トニー、花子に与える。他の猫たちにはカリカリ。頂き物の療法食I/Dだが、それほど喜ばない。花子もカリカリを食べているし、ポオもトニーも離れた。まだ容器には残っているので茶々を差し向ける。茶々はこの味がお気に召したようできれいに平らげた。

コロンもすぐにいなくなり、坂道の縁石で転がっている。トニーもそちらに行ったがいつの間にか2匹ともいなくなった。ピーチはあちこちで虫でも見つけたのか盛んに遊んでいる。ワカメはいつも通り私の傍で甘えている。

今夜も10箇所くらい蚊に食われた。防虫スプレーを持ってくるのを忘れた。

ボチボチ帰ろう。階段を降りたところで花子が現れた。工房側の石垣の上にカリカリを置く。

道路を渡ろうとしているとピーチが追ってきた。猫連れで散歩しているような格好だ。1号棟と3号棟の間に道路があるが、その真ん前、向かい側の歩道に座って動かない。昨日も一昨日もそうだった。ここはキジトラ猫の通り道となっているので見張っているのかも。

放っておいて先を急いでいると追ってきた。桜井小の角を曲がり4号棟横の石垣にもたれた寛いでいる。そこでバイバイ。


2005年07月30日(土) 8匹集合。ハイシロー欠席。

今夜も30分ばかり遅くなってしまった。なのに3号棟から出て来たピーチは歩道にゴロゴロ転がってばかりでなかなか先へ進めない。

やっとたどり着いたら、猫たちは階段に寝そべって待っていた。花子も門扉の前で伸びている。みんなと一緒に庭園餌場へ。

特別食にはポオとトニーが張り付く。花子にも食べさせたいが今日はカリカリを食べている。

しばらくして花子の背中に蚊が止まっていたので取ろうとすると、神経質な花子はもうそれだけで食べるのを止めてしまい、行ってしまう。

今夜も散々蚊に刺された。直後はものすごく痒いが掻かずに30分我慢すれば痒みも腫れも引く。然し、毎夜こんなに刺されていては身体によくないだろうなあ。蚊取り線香を持参し、蚊をポトリポトリと落としたいが、あれも農薬だし。

蚊ではなく何の虫か全く分からないが、刺されるとものすごく痛痒い上、1週間もそれが持続し、水ぶくれが出来、ひどい痕が残る虫に足を刺され続けている。やっぱり虫除けスプレーを手足に吹き付けるべきかなあ。べとべとするし匂いもイヤだが背に腹は替えられないかも。

コロンも少しだけ食べてすぐにいなくなった。特別食の残りはトニーに食べさせる。ワカメはトニーの頭を盛んに舐めている。

どこかで盆踊りをやっているらしい。炭坑節や東京音頭が風に乗ってすぐ近くのように聞こえてくる。何をやっていたのかは全く分からないが昨日は、延々と個人名を呼び挙げながら何かを盛んに指示している声が聞こえていた。この場所は音の吹き溜まりになっているのかもしれない。

猫たちが「猫庭園」内を凝視している。ガサッと音がしてゲンキが飛び込んだ。しばらくしてピーチと茶々が出て来た。

女性の声で「マロンちゃん!」というような声が一声だけ聞こえた(ような気がした)。M浦さんが来たのかと思ったがそうではなかった。それっきり何の気配もない。お盆が近付くと何かと騒がしくなるのかな。

雨天餌場を見に行くと、今日は土曜日なので「ヘビースモーカーたち」はお休みだったのか、空き缶もなかった。

ワカメには「雨天餌場に行ってくるからね。」と言い聞かせておいたので私が戻ると大喜び。ワカメを十分に可愛がってから立ち去ることに。ゲンキとポオも見送ってくれる。通路に寝そべっていたピーチは結局、後を従いてきた。待っていると思った花子はいない。

3号棟のゴミ置き場に既にゴミ袋が置いてあり、道路を隔てた正面の歩道にピーチは座り込み動かない。このゴミは行きにも既にあって、通り過ぎる時にピーチが気にしていた。

先週の日曜日にも同じようにひとつだけゴミ袋が置いてあり、ネットもかけていないので帰りがけに通った時にはカラスか猫に袋を破かれて中身が散乱していた。同じ人間が捨てたのだと思うがここにも是非監視カメラが必要だな。ゴミ捨てだけでなくいろんな不法行為が増えている。

規則を破る者がいるとその対策にみんなの管理費が使われる。この団地に住んで20年以上だが、以前はひどい規則破りは殆どなかったが最近は繰り返し平然と行われている。


2005年07月29日(金) 8匹集合。ハイシロー欠席。

今夜も少々遅れて出発。ピーチは3号棟生垣にはいなかったが1号棟前駐車場にいた。ピーチと一緒に歩き始めるとまたしてもニャーの声が。花子が山から見張っていたらしい。降りてきて道路を渡ってくる。

昨日と同じくガードレール裏側の草むらにカリカリを盛ると食べ始めた。ピーチを連れて行こうとするのだが、花子がいるので動かない。嚇かすようなことはなく只見守っているだけだろうからそのままにして私は山手へ。

庭園餌場に行き、みんなにカリカリを与える。ポオには特別食。トニーも一緒に食べていたが途中で離れた。ポオは悠然と1匹で食べていたが、飽きたのか少し残して容器から離れる。

カリカリを食べていたトニーの前に容器を置くとコロンもやって来て2匹で食べ始める。このところトニーとワカメは仲がよいのでワカメの娘のコロンも穏やかなトニーが好きなようだ。

ハイシローはこのところ夕食時には北門に行っていて不在だ。花子とピーチも外にいるので餌場には6匹しかいない。20匹以上いた4年前の賑わいが嘘のようだ。里子に行ったり餌場が増えて分散したこともあるが行方不明や死亡はイヤだ。残った子たちを大切にしよう。

みんなが食べ終わったので、また雨天餌場に行ってみる。やはり汚い吸殻だらけの空き缶が3つもある。ゴミの入ったポリ袋も。

猫たちは私を追って坂道まで来ていたが、私が出て来たのを見てゲンキは坂道の真ん中でゴロリと横になる。コロンは端っこでゴロリ。ポオは途中で止まっている。ワカメには「雨天餌場を見てくるからね」と言っておいたからか、今日はそのままじっとしている。ワカメはとても頭が良い。

餌場にいるワカメ、茶々、ポオにバイバイして立ち去る。道路を渡ろうとすると横の山から声がする。見上げると石垣のてっぺんから花子の顔が覗いている。降りて来たのでカリカリを与えようと思うがどこにしようか。

昨日、ミニバンが駐車していた場所にはシーマがエンジンをかけたまま駐車している。その後ろに行き、石垣の上にカリカリを置いた。するとその車はノロノロと出て行った。ハハハ・・・中を覗いたわけでもないのに。が、後ろで排気ガスを浴びせられなくなってよかった。

道路を渡ると今度はピーチの声がする。ガードレールの内側にずーっといたようだ。花子はとっくにいなくなっているというのに。花子が食べ残しているカリカリをまとめるとピーチが食べ始めた。そのまま立ち去ると、後ろから「ニャーッ!ニャーッ!待ってたのにそれはないだろ!」というピーチの抗議の声が追いかけてきた。

立ち止り、ピーチを呼ぶ。自販機の前あたりでひっくり返るので久々に目を拭き、こびり付いている目やにを取った。思ったほどひどくはなかった。お腹は真ん丸で餌よりも可愛がってもらいたいというのがアリアリ。

桜井小正門前に車が斜めに停まって歩道を塞いでいる。ガードマンの車のようだ。ピーチは警戒して手前のフェンスの内側で留っている。車の後ろからピーチを呼ぶとすっ飛んできた。ガードマンは、犬が来るのかと思ったらしいが大きな猫なので驚いたようだ。

4号棟まで誘導し、そこで別れる。


2005年07月28日(木) 8匹集合。ハイシロー欠席。キジー出席

3号棟前からピーチを連れて山手へ。途中、草むらの枯れ草のところでおしっこをし、その跡に枯葉を被せている。

山手へ渡ろうとすると花子が待機している。工房側の石垣の上にカリカリを乗せて給餌する。すぐ傍にエンジンをかけたままのミニバンが停まっている。

「山手猫階段」にいた猫たちと一緒に庭園餌場へ。トニーとワカメはすっかり仲良しになって、トニーは頭を舐めてもらいながら並んで歩く。

今夜はポオ用のおいしい缶詰の特別食を持ってきた。ポオはトニーに食べさせずしっかり独り占めしている。容器の隅に少しだけ残ったのを指でまとめてトニーに食べさせる。

キジーはみんなと一緒に食べたそうにしていたが、やはり飛び石餌場で与える。

集まったのは6匹。コロンとハイシローがいない。花子はあっちで食べているし。6匹プラスキジーは集まって寛いではいるがさほど食べない。

キジーも岩場に座ってこちらをじーっと見ている。そのうちに岩を伝ってやって来た。私の顔をじーっと見て道路側庭園内に入っていった。

雨天餌場の前にはトラックと乗用車が駐車していて中の様子は全く見えない。行ってみることにする。立てておいてベンチはそのままだが、やはり灰皿代わりの汚い空き缶が放置されている。外の坂道にはマックの紙袋が落ちていたし。今日は朝から出かけていたので、張り紙を作ることをすっかり忘れていた。

雨天餌場から出てみると6匹の猫たち全員がこちらに向っている。懐っこい猫たち。

餌場を片付けて帰る。道路を渡る時、また猫の鳴き声が聞こえたような。振り向くと花子が追いかけてきていた。その後ろにはピーチも見える。昨日と同じくガードレールの内側、草むらの陰にカリカリを盛り、花子に食べさせる。ピーチは花子の近くで見守る態勢に入ったので私の後は従いてこない。


2005年07月27日(水) 8匹集合。ハイシロー欠席。缶詰の日

台風7号は昨夜房総半島をかすめて太平洋岸を北上し去って行った。テレビでは大騒ぎしていたが、多少雨が降った程度だった。去年の台風では学院正門横の大木が根元から折れてしまったのだから。

で、今日は台風一過、ものすごい暑さだった。夜、山手に給餌にいく頃には風もあったが、暑いことには変わりない。

ピーチは3号棟前から出て来た。勢いよく道路を渡ってきて桜井小の道路溝に飛び込み、枯葉をガサゴソいわせている。きっとトイレだろう。待つことしばし、また勢いよく跳び出して来て私を先導する。

山手の山にさしかかるとニャーと可愛い声が聞こえる。花子だな?立ち止って見上げると花子が降りて道路を渡って迎えにきた。今夜は缶詰なのでそこで給餌せず庭園餌場まで誘導する。

今夜はちょっと遅くなったせいか、猫たちが続々と出迎えに走ってくる。みんなで庭園餌場に行き、新聞紙を4枚重ねて敷く。カリカリは与えずに缶詰を開けみんなに与える。花子には缶のまま1段上で。缶詰は3種類持参した。同じ値段だが人気のある缶詰とそうでないのがある。

ポオはこういう缶詰をもう喜ばなくなってあんまり食べない。ポオにカリカリを与えるが少ししか食べない。仕方がないなあ。以前のように少々高めの小さい缶詰に薬を混ぜて与えることにしよう。

雨天餌場をチェックしようと立ち上がると、それに驚いた花子が逃げ去ってしまった。まだまだ缶詰は残っているのに。コロンもとっくにいなくなっている。

雨天餌場のミニベンチの傍には空き缶を灰皿代わりに使ったのだろう、灰で汚れた汚い缶とドリンクの紙パックが放置されている。やはりここに「禁煙」と「ゴミ放置厳禁」の張り紙をしなければ。ベンチも喫煙などに使われないように場所を変え、立てておいた。

餌場に戻り、もう1缶開ける。するとワカメが戻って来た。猫は8匹だったが6缶しか開けていない。ハイシローはやはり北門へ行ってチビトラの給餌を邪魔しているのだろう。折角缶詰がたらふく食べられたのに。といってもいまや飽食の山手猫たちには特別のごちそうともいえないが。

餌場を片付けて帰ることにする。残った餌はゲンキが食べている。いつもの草むらにはピーチが寝そべっていて門扉の内側には茶々とポオがいる。

道路を渡るとまたニャーと声がする。ピーチも私を追いかけてきた。花子が山から降りてきて道路を渡って来た。あんまり食べていないし痩せているので、ガードレールの内側、アンディを最初に発見した草むらの陰で花子にカリカリを与える。ピーチはその前で寝そべって動かない。呼んでも従いてこないのでそのままにして帰ることに。


2005年07月26日(火) 8匹集合。ハイシロー欠席。

台風接近ということで、日中結構風雨が強かったが、7時半ごろには殆ど雨も上がり風もない。報道によれば午後8時以降が要注意だという。早めに出かけることにする。

3号棟前と1号棟前駐車場でピーチを呼んでみたが反応がない。まだ来ていないのかなあ?

山手に行くと階段には1匹も見えない。上がって行くとゲンキと花子が出て来た。庭園に入るとワカメがハウスからやって来た。

雨天餌場のベンチには何かが乗っかっている。ポリ袋かと思ったら茶々だった。一緒にいたらしいポオが迎えに出て来た。濡れるから出てこなくてもいいのに。でも雨の日にあそこのベンチに座って待っているとはエライ!山手猫たちには是非そういう風に雨天餌場とベンチを使ってもらいたかったのだ。

雨天餌場に入ると、水容器の傍にポリ袋が落ちている。中を覗くと何か食べたらしい容器だった。多分ここのベンチを勝手に使い、挙句にゴミを放置していったらしい。「ゴミ放置厳禁!」の張り紙もしなくちゃ。

新聞紙を敷き、カリカリを与える。トニーもどこかからやって来た。昼間に貰ったのかみんなさほど食べない。花子も少ししか食べずに出て行ってしまった。

みんなの身体を拭いていると茶々、トニー、ワカメが甘える。トニーも出て行き、ワカメも真ん前の本館前庭園に走っていく。それを見た茶々も走っていく。しばらくして茶々が戻ってくるとポオが茶々を迎えにいくように外に出る。雨は降っているのだが、夏だしみんな少々濡れることはへっちゃらだ。

ゲンキとポオだけになったので、餌場を片付けて外へ出る。坂道を降りていくと花子とコロンが現れた。雨天餌場に誘導してもダメだろう。仕方なく「山手猫階段」まで連れて行き、山側の石垣の上に新聞紙を折って敷き、コロン用と花子用と2つのトレイを作る。カリカリを盛ると2匹はもりもり食べ始めた。

そのまま立ち去る。1号棟前駐車場にさしかかると思いがけずピーチに呼び止められた。もう新聞紙がない。どれか適当な車の下でカリカリを与えようとしたが、中年女性が駐車場に入ってきたのでここで与えることは止める。

結局、濡れずにすむ場所はなく桜井小の石垣まで引っ張り、そこでカリカリを与える。傘を差しかけ、ピーチの背中を拭きながらピーチが食べてしまうまで付き合う。甘えながらの遊び食べだ。十分に可愛がったので帰ることにする。ピーチは4号棟角まで従いてきて私を見送る。

どうやら台風は去ったようだ。大したことがなくて良かった。


2005年07月25日(月) 9匹全員集合。キジー出席。

台風が接近しているという。それとは別に短時間だったが激しい夕立があった。山手に行く頃には止んでいたが何だか雲行きが怪しい。

3号棟前を何気なく通過してしまってからピーチの名前を呼んでみたが反応なし。1号棟前駐車場の車の下から声が聞こえてきた。甘えるピーチと一緒に山手へ。

階段はぐっしょり濡れているが庭園餌場はきっと乾いているだろう。バッグを開けているとパラッときた。これはまずい。雨天餌場にはいつもの生徒がいるが猫たちを誘導する。

ずーっと雨が降らなかったのでここへは久しぶりだ。ん?ミニベンチの下に何やら四角い大きな缶が置いてある。蚊取り線香立て?生徒に聞くと「灰皿でしょう。」と言う。よくよく見れば缶の横には「吸殻入れ」や「火の用心」などと書いてあり、タバコの匂いがプンプンしている。ベンチの下には黒い汚い灰がいっぱい落ちている。

「生徒が置いたのかしら?」と聞くと「いや、生徒じゃないでしょう。」と言う。そうだろうなあ。生徒がこんなことをすれば叱られてしまうだろう。イヤガラセか?

とにかくそのおぞましい「吸殻入れ」の缶を外に出す。新聞紙2枚を敷き猫たちを招き入れる。キジーも来ているので階段下のスペースにカリカリを盛る。するとピーチが横取りする。ピーチを抱っこして新聞紙テーブルに移す。

生徒はたくさんの猫たちを見て驚いているがそこに座ってじっとしている。花子が庭園餌場まで現れたのを見て「あっ!もう1匹来た!」と言うが花子は警戒してこちらには来ない。

誰かが坂道を上がってきた。どうやらM浦さんのようだ。「M浦さん?!」と声を掛けると肯くが、私が誰か(生徒)と一緒にいるので庭園餌場に行ったようだ。それを見て生徒は「僕、もう帰ります。」と言って立ち上がる。『気を付けてね。』と声を掛けておいた。

やって来たM浦さんに吸殻入れの大きな缶を見せる。彼女が蓋を空けると吸殻が山のように入っている。既に喫煙所かどこかで使っていたに違いない缶をそのままここに持ってきたようだ。一体誰が?ここはボイラー室の前なのだから火気厳禁のはず。!!(○`ε´○) プンプン!!

通り雨が降ったり止んだりしている。コロンが坂道に寝そべっているところに車がやって来た。轢かれては大変と私も飛び出す。車もコロンの存在を認めて徐行している。その後に続くバイクの男性が私に挨拶して通り過ぎた。S田さんかな?

餌場を片付け庭園餌場の水を替えることにする。M浦さんが「ワカメはどこ?」と訊く。きっとボイラー室上のベランダの下だろうと覗くといた、いた。雨天餌場に時にはワカメは大体ここで見張っている。

庭園餌場には花子が食べ残したカリカリがあったが、踊り場に行くと花子が待っていた。M浦さんがもう一度カリカリを与えているとゲンキがやって来た。また雨が降り出したので大木の下で小止みになるのを待つ。茶々もやって来て雨の中平気で座っている。

よもやま話をして時間を潰し、小雨になったところで左右に分かれる。


2005年07月24日(日) 9匹全員集合。

今夜もどこかで花火の音がするが遠くだ。3号棟前にさしかかると昨日の二の舞になるまいとピーチが生垣から慌てて出て来た。桜井小側へ道路を渡ってはきたが動こうとしない。片手で抱えて歩くが重いのでずり落ちてくる。

降ろすと動かない。そうこうしているうちに小型犬の散歩人がやって来た。多分おしっこなどをひっかけているのだろう、チンタラしているが、ピーチは振り向いて気にしている。ピーチの方が遥かに大きそうだ。小型犬だと3kgくらいしかなく一方のピーチは8kgくらいあるかも。

結局休み休みではあるが1号棟前駐車場までピーチを抱えて早足で歩いた。既に汗だくだ。山手へ渡ると正門前にハイシローとコロンがいた。猫たちは階段で待っていた。

空腹だろうと庭園餌場に急ぐ。新聞紙を敷きカリカリを与えるがそれほどガツガツしているわけではない。缶詰に薬を混ぜた特別食にはポオとトニーが口を付けている。花子を抱き上げて2匹の間に入れると花子も頑張って食べる。最後には茶々に奪われてみんな離れてしまう。

トニーも花子もカリカリを食べる。ワカメは盛んにトニーを舐めてやっている。気の強いワカメだが、温厚なトニーを気に入っているようだ。

が、トニーはいじめっ子のハイシローとゲンキに対しては激しく威嚇する。威嚇されてもいじめっ子たちは平気だ。

うっかりワカメの前足に私の靴が当たってしまったのだが、ワカメは大袈裟に怒って飛び退く。が、すぐまた戻ってきて甘える。

新聞紙を片付け始めるとワカメはいなくなってしまうのが常なのだが、今日は寝そべって寛いでいる。バイバイして立ち去る。途中の草むらにピーチが座っていたが今夜は従いてこない。

踊り場に出るとポオがM浦さんの水を飲んでいた。夜遅くM浦さんが上から降りてくるとポオが階段を上がって迎えてくれるのだそうだ。


2005年07月23日(土) 9匹全員集合。

夜に入り近隣で花火の音がボンボンうるさい。外猫たちは怯えているのではないか?雷が大嫌いな犬たちの方がもっと怯えているかもしれない。

外へ出ても増々うるさいので、3号棟前で立ち止ってピーチを呼ぶのを忘れてしまった。鳴き声もしなかったのでいなかったのだろうと思った。1号棟前駐車場まで来て、ピーチがいないのでおかしいなあ、と思ったが引き返すのは止めて山手へ渡る。

するとポオとハイシローが足元に来た。陽光台マンションに行っていたのか?コロンもやって来た。階段には1匹もいないが上がって行くと庭園内からトニー、山から花子が現れた。ワカメはハウスに入っていたらしい。

庭園餌場に新聞紙を敷きカリカリを与える。ポオには特別食だが、花子はこの缶詰が気に入らずカリカリを要求する。ポオも少しだけ食べて容器から離れてしまう。漁夫の利を得たのがトニーだ。殆ど食べ終わったころコロンが少々ありつく。

ゲンキと茶々はあまり食べずに岩場に座っている。食べ終わり植え込みの中にいたらしいトニーが戻ってきたハイシローに対して唸る。ゴロリと横になったハイシローの前に出てきて盛んに威嚇する。

見に行くと、ハイシローは余裕で私を見て喉をゴロゴロ鳴らしている。カリカリしているトニーはその場から離す。トニーは時々鼻の頭をひどく引っかかれているが犯人はハイシローに違いない。

坂道の真ん中にはゲンキが寝そべり、本館前庭園の端っこにコロンが座っている。結局花子以外7匹は私の視界の中にいる。

カリカリを片付け、立ち去ることにする。花子は踊り場で待っていなかった。もう満足したのかな?

3号棟前を通りかかるとピーチが鳴きながら出て来た。道路を渡って来たので桜井小の石垣の上に上がらせ、そこでカリカリを与える。通行人も殆どいないようだし、大丈夫だろう。さっきは私に気付かなかったのかなあ?それとも花火騒ぎで、あそこにはまだいなかったのかもしれない。
カリカリを食べているピーチを残して帰宅する。


2005年07月22日(金) 9匹全員集合。キジー出席。

今夜は久々に3号棟の生垣から鳴き声がして、立ち止るとピーチが現れた。車が途切れるのを待って3号棟側へ渡る。ピーチと一緒に1号棟歩道を通って駐車場へひとまず渡る。いつものようにグズグズせずピーチは一直線に従いてくる。

「山手猫階段」に行くとゲンキだけが階段で寝そべっていた。が、他の猫たちも次々と現れる。みんな庭園内に入っていたようだ。

餌場へ向うとキジーがいた。餌場の床にはカリカリが2〜3粒落ちている。J先生が帰りがけに与えていったのかなあ?するともうあんまり食べないかも、と思いながらカリカリを直置きする。

キジーが待機しているので彼には飛び石餌場でたっぷり与える。ポオが特別食を早くくれろとついて回る。バッグの後ろで特別食の容器を開けると、コロンも茶々も顔を突っ込む。

カリカリを食べていた花子を抱え上げ、特別食の容器に付かせる。缶詰好きの花子はみんなをかき分けて食べている。花子のお腹にも大分入ったころ、コロンが花子に怒ってパンチを食らわせる。花子がギャッと叫んだので、容器に取り付いていた猫たちもカリカリを食べていた猫たちも一斉に飛び退く。

花子は次にカリカリを食べていたがプイとその場を離れた。きっと踊り場付近で私のことを待つのだろう。

特別食容器の中の残りをハイシローが食べているとキジーがやってきてハイシローを睨む。ハイシローがビビッて容器から離れるとキジーがおもむろに残りを食べる。そして悠然と餌場に降り、いかにも山手猫然として香箱を作り寛ぐ。

トニーがいないなあと思っていたが道路側庭園の中から可愛い鳴き声が聞こえてきたのでニャーオ!と声を掛けると返事をする。庭園内を歩いている猫のシルエットも見える。また人懐こい捨て猫じゃあないだろうなあ・・・と不安にかられながらも何度か鳴き交わしていると庭園から出て来たのはトニーだった。

ハイシローを見てすごく怒って威嚇する。さすがのハイシローもその剣幕にタジタジとなっている。トニーを宥めて可愛がる。

猫たちは食べてはいないが8匹全員が私の回りに集まっている。可愛いなあ。コロンは母親のワカメに寄り添って頭を舐めてもらっている。少し離れて息子のハイシローが寝そべっている。行方不明になどなってしまう前にコロンに里親さんが付くといいが・・・と思ったりもするのだが、こうして母親のワカメに甘え、一家3匹で寛いでいる姿を見るとこのままでもいいかなあとも思えてくる。

あれこれ考えているうちに猫たちがいなくなり、ポオとピーチだけになった。さて帰ろう。「猫庭園池」までいくと花子が現れる。踊り場でカリカリを与えよう。ピーチが邪魔するので抱えて数段降りる。ピーチは途中まで従いてきたが桜井小前で消えてしまった。


2005年07月20日(水) 9匹全員集合。缶詰の日

アンディは増々快調で遊ぶときには家中を走り回り、夜眠るときには夫と一緒に寝ている。今日はトムがアンディを優しく舐めてやっていたそうだ。ヤキモチ妬きでヨソの猫が大嫌いなトムがそんなことをするとは驚きだ。やはり仔猫だと受け入れ易いのかもしれない。大御所ロミは無関心。シルビアは興味はあるがアンディが突進してくるとシャーしている。ミーシャは、アンディが突進してくると軽く猫パンチする。アンディはそれでもへっちゃらだ。ミーシャも加減して痛くないようにはしているのだろう。かくしてアンディは今日も絶好調。

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1号棟前駐車場の車の下からニャーニャー鳴いてピーチが出てくる。が、ちょっとためらっていたかと思うといきなり道路を渡って1号棟の陰に消えた。トイレかなあ?ピーチ!と呼びながらしばらく待っていると勢いよく飛びだしてきた。やっぱりトイレだったようだ。

私の声が聞こえたらしく、また花子が現れた。今日は缶詰の日なので庭園餌場まで誘導する。今夜もハイシローはいなかった。

新聞紙3枚を敷き、カリカリは与えず缶詰を開けるまで待たせておく。1缶もらえるのが習慣になっている花子は期待でソワソワしている。プルトップを2缶まず開けみんなに与えておく。

すると背後でいきなり声がしてM浦さんが現れた。このところハイシローが北門に毎夜現れるので、チビトラが食事できないという。そこでハイシローをまずここまで誘導してきたとのこと。かりんもすっかり北門脇の植え込みに住み着いたらしい。

8匹の猫たちに6缶半食べさせた。M浦さんと喋っていると本館前庭園からボイラー室前を横切って「猫庭園」に入る小動物のシルエットが見える。近視のM浦さんにもはっきり見えた。きっとあの兄弟仔狸だと思う。しばらくしてそっくりなもう1匹が同じルートを渡っていった。あの狸たちが食べられるようにカリカリを残しておかなくちゃ。

チビトラがまだ食べていないというので、M浦さんは北門に戻る。ハイシローは従いていかなった。よかった。気が付くと殆どの猫たちはいなくなっている。

缶詰用の新聞紙を片付けカリカリの山を3箇所作る。茶々とハイシローとゲンキが食べている間に立ち去ることにする。


2005年07月19日(火) 8匹集合。ハイシロー欠席。

今日は昼間11時過ぎから3時半ごろまで留守にするが、先住猫4匹がいるのでアンディをどこかの部屋に閉じ込めておくことはできない。そこですべてのドアを開放して出かけた。先住猫たちはどこかのドアが閉まっているのが嫌いで、閉まっているドアには用もないのに体当たりなどして開けてしまう。従って我が家では、各部屋のドアは勿論のこと、クローゼットやトイレのドアさえも開けっ放しだ。(使用時は勿論閉めるが。)それが我が家の流儀なのでアンディもノビノビと家中を闊歩してもらいたい。

アンディはたくましいが用心深いので、わざわざ怖い外へ跳び出さないとは思うが、ベランダへの出入りと玄関ドアの開閉には細心の注意を払う。僅か4日目にしてもうずーっと以前から我が家にいるような態度だ。大物である。一番心配していたトムとは仲良くなれそうな雰囲気だ。

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1号棟前駐車場へ近付くともうニャーニャー鳴くピーチの声が聞こえてきた。車の横から出て来たピーチはゴロリゴロリと横になり大きなお腹を見せる。

小桃の駐車場上の道路を歩いていると最初にアンディと出合った辺りの草むらからニャーという可愛い鳴き声が!エーッ?!もしや、アンディのことで味をしめた悪徳飼い主がアンディの兄弟をまた捨てに来たのでは?!と総毛立った。そしてアンディ似の先が曲がった短しっぽのキジトラが出てきた。アンディより大分大きいなあと思ってよくよく見ると花子だった。あー良かった!

花子、ピーチと一緒に山手側へ道路を渡る。特別食の缶詰を花子にも食べさせたいが、ここで1匹だけでカリカリをたっぷり食べた方がよいと思い直し、工房側の石垣の上で給餌。

ピーチは「早くあっちに行こうよォ!」と待っている。「山手猫階段」へ行くとやはり階段で待っている猫はポオだけ。私が行くとあちこちから猫たちが出て来た。

庭園餌場に行き、カリカリを与え、ポオに特別食を与える。すぐにトニー、ゲンキ、茶々も特別食を食べに行く。結局茶々が最後まで食べていて、列を作って待っていたゲンキとトニーの口には入らなかった。ポオはある程度食べてとても元気だ。太ってきてもいる。

ハイシローとコロンが来ていない。十分にワカメを可愛がる。ハイシローが踊り場あたりに来ているかもしれないと思い、ニャーオと呼びかけてみる。するとコロンが現れて、少し食べ、すぐにまた消えてしまった。

猫の数が少ないのでワカメが甘えていつまでも私の傍を離れない。今夜は、蚊を叩きながらも1時間たっぷり滞在した。ワカメはまだ寝そべっているがバイバイする。ゲンキとピーチもいた。

踊り場に出ても今夜はハイシローはいなかった。毎夜、庭園餌場に来ないのはどうしてだろう?お腹も膨らんでいるし。私の給餌時間にどこかで食べているのかな。

ピーチは従いてこないと思い道路を渡る。車で次々にやって来る。振り向くとピーチが道路っぷちで車が通過してしまうのを待っている。車が途切れたのを見定めて渡って来たが渡り切る前に反対側から車が猛スピードでやって来た。間一髪ピーチは渡りきった。

トコトコ私の後を付いて来て4号棟のあたりでストップするのがこのところの日課だ。


2005年07月18日(月) 9匹全員集合。キジー出席。アンディ絶好調

昨日は、4時過ぎに山手スカイラインに撒かれていた白い粉の写真を撮り、掃き取ろうとドタバタ動き回り、汗だくになって帰宅。ずーっと頭痛が続いていたが増々ひどくなり吐き気もしてきたのでバファリンを飲みシャワー。
胃までが痛くなってきたのでひとまず寝ることに。起きたら既に午後8時過ぎ。慌ててM浦さんに電話し、早めの給餌をお願いした。

さて、今日はアンディを6畳間から出し、リビング、台所、ママの部屋に入れた。ドアは閉めて廊下へは出られないようにした。玄関から外へ出てしまったらアウトだ。

リビングでは縦横無尽に走り回り、先住トムと追いかけっこをする。デブで片足の悪いトムは終いにはフーフー言ってタンマ。野山を駆け巡って足腰丈夫なアンディはここと思えばまたあちら。すばしっこくて目が回る。先住猫は唖然呆然だ。おもちゃを見つけてよく遊ぶ。

好きな時にご飯も食べ、トイレも遊びの合間にいつの間にかしっかり済ませている。たくましいったらありゃしない。身体を掻いていたのでフロントラインを投与した。

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1号棟前駐車場ではピーチに声を掛けられ、撫でながら山手へ向う。「山手猫階段」には1匹も見えなかったのに、階段を上がっていくと急にたくさんの猫たちが現れた。キジーは門柱の上に乗っかっていた。

庭園餌場に行く。風があるのでカリカリは直置き。特別食にはポオ、花子、コロンが顔を突っ込みパクパク。四隅に残った魚肉を指で取ってトニーと茶々に与える。結構残っている。

花子とコロンはさっさと姿を消す。キジーに追いかけられるからか。今夜のキジーはおとなしい。

家には誰もおらずアンディが気になるので今夜は30分しか滞在しなかった。ごめんね、ワカメ。食べているゲンキ、ピーチ、ポオ、ワカメを残して立ち去る。

踊り場に出て下を見るとハイシローが階段に寝そべっている。私を見てすっ飛んできて甘える。どうして庭園餌場に来ないの?!

踊り場隅でカリカリを与えると、お尻で甘えながら食べている。お尻をカリカリの傍まで持ち上げて離れる。ハイシローは不満そうだが、帰ることに。食べていたはずのピーチが庭園から出て来た。

一緒にPハイツ4号棟まで戻る。ピーチは桜井小の石垣にもたれてそこで止まった。


2005年07月16日(土) 9匹全員集合。アンディは増々元気。

アンディは昨夜数時間、キャリーの中で眠った他はパソコン部屋(夫の部屋)でずーっと過ごしている。ベッドの上で夫と昼寝をしているうちに視界からいなくなったが、パソコンラックの下やベッドの下に入っていた。が、適当に自分から出てきてノビノビ遊ぶようになった。仔猫なのでリハビリは早い。

食事とトイレは他の猫たちに邪魔されぬようケージの中だ。みんなトムの療法食のみしか与えられていないので仔猫用フードに興味津々。トムはケージの格子の間から前足を突っ込んでカリカリを取ろうとする。

去年の今頃、犬山動物病院に滞在していたプリンスが他のケージに前足を突っ込んで器用にカリカリを外に弾き飛ばして食べていたのを思い出す。

アンディの写真は撮り溜めてあるが、S井はこのところ頭痛と多忙とでページをアップする気力体力時間がない。近日公開の予定。

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今夜は団地の夏祭りだ。盛大にやるので近隣からも大勢詰め掛ける。

30分ほど遅れて山手へ向う。1号棟前駐車場にはピーチがデンと座っていた。一緒に山手へ行こうとすると山の方から鳴き声が聞こえて花子が石垣を降りて道路をこちらに渡って来た。

工房側へ行き石垣の上にカリカリを盛り山手猫にみつからぬように花子に与える。ピーチを抱えて「山手猫階段」まで行く。

猫たちと一緒に庭園餌場へ。特別食の缶詰は大缶を使った。いつも他の猫たちも食べるので小缶ではポオには足りない。

今夜はハイシローが来ていないがどこかでもらったのだろう。

コロンも殆ど食べずに行ってしまった。甘えていたワカメも去り、カリカリをまとめているとコロンが戻って来た。が、食べるわけではなくそこにいたピーチに甘えようとする。コロンを舐めて可愛がってくれるのはワカメだけなのにこないだはポオに甘えかかって嫌がられていた。かわいそうに。

帰り支度をして踊り場に出る。来るときも気になったが、白い粉がぶちまけられてようになっている。危険な粉だと困るので触ってみることはしなかった。階段を降りていくと一番下にも一箇所、白い粉がある。ウ〜ム、これは何だろう?

白い粉の上の石垣にハイシローがいて駆け寄ってきた。丁度ガードマンが正門を閉めている。ハイシローを連れて踊り場まで戻り、門扉寄りの場所でカリカリを与えるが食べない。甘えようとするが少し撫でただけで立ち去ることにする。

ピーチが従いて来るが、夏祭りが終り会場から帰ってくる人が大勢通る。ピーチとはぐれたのでそのまま歩いているとピーチの鳴き声が止まない。呼び寄せると、遠くからすっ飛んできて桜井小の前まで来るとゴロリと寝そべる。通行人が驚いて「猫ちゃんか!」と言いながら通過する。

フェンスの内側に入ったのでそのまま置き去りにして5号棟への階段を降りかかるとピーチの鳴き声が風に乗って聞こえてきた。いつまでも止まないので少し戻って「ピーッ!」と呼ぶと何とまだ桜井小側にいたらしく角を曲がってこちらに駆けてくるシルエットが見える。

私も4号棟まで戻り、ピーチを誘導する。4号棟の植え込みに入ったのでそこでやっとバイバイする。


2005年07月15日(金) 9匹全員集合。アンディをひとまず我が家へ。

午前11時過ぎに犬山動物病院に行き、保護仔猫のアンディを引き取ってきた。病院ではケージのトイレの隅でいじけたままだというのでこのままでは赤ちゃん猫の性格形成上、極めて好ましくないと判断した。

我が家のトムのことが心配だったが他に預かれる家庭もないことから、ひとまず我が家に引き取ることにした。

ケージを用意し、その中にトイレと隠れ家ダンボールを入れたのだが、ケージはお気に召さないようだ。ダンボールには入らずその上に乗っかる。そこでダンボールは除去。代わりにバスタオルの座布団をしつらえた。が、それも気に入らず、トイレの中に入って耳を平にしていじけている。

抱っこしている分には寛いでいるので何とかなるだろう。家猫たちは全員「警戒警報発令!」の構え。が、仔猫なのでそれほどパニックには陥らずかわるがわる覗きに来ては軽くシャーッと威嚇。アンディは他の猫たちに興味津々でシャーされても全く動じない。

パソコン部屋に落ち着き、ベッドの上で過ごしている。夜にはご飯も食べ立派なウンチもおしっこもした。大丈夫そうだ。

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夜、山手に行く。1号棟前駐車場でピーチが待ち構えていて一緒に行くのが日課になっている。山手では全員集合していつもと同じ。


2005年07月14日(木) 9匹全員集合。キジー出席。

朝夕雨が降ったりするが給餌時には雨に遭わずに済んでいる。

1号棟前駐車場に差し掛かると車の下からくぐもったようなピーチの声が。今日はゴロゴロせずにさっさと従いてきた。

山手へ行くと声が聞こえたらしくハイシローが迎えに出て来た。コロンは正門横庭園の木の上に登っていた。階段を上がりながら猫たちに声を掛けているとそれを聞きつけ更に猫たちが集まる。

ワカメがハウスから走り出てこちらに向ってくるのが見える。庭園内に入りワカメをよく見るとお腹がものすごく膨らんでいる。ワカメはいつでも「猫庭園」にいるので、昼間にたっぷり給餌されたのだろう。

通路脇の草むらにはキジーがいた。

新聞紙を敷きカリカリを与える。ポオには特別食だが、花子を抱え上げ特別食のところに降ろすとポオと一緒に食べ始めた。

水を替え、定位置に座る。今夜は蚊が少ない。それでも5〜6匹は叩いた。

猫たちはあまり空腹ではなく甘えるだけ。特にワカメはピーチと揉め、気を悪くして「猫庭園」に入ってしまった。私のことを丸1日待ってすっ飛んできたのに、せいぜい15分くらいいただけで消えてしまう。(ハウス4号に入ったのだろう。)

花子が缶詰の特別食を食べているのに気付いたコロンも容器に頭を突っ込むがもう殆ど空だ。四隅にくっついている魚肉を食べやすいように固定してあげると器用に食べる。花子はコロンが来た時点で去ってしまった。

キジーもさほど食べずに出てきてじっとこちらを見ていたが、そのうちにフラフラと行ってしまった。しばらくしてキジーの切なげな発情声がする。日が長い夏の内に捕獲を試みてみよう。

いつの間にかコロンも消え、坂道で寛いでいたトニーもいなくなった。ハイシロー、ゲンキ、茶々、ポオが餌場に残ったが寛いでいるだけ。通路脇の草むらにはピーチが寝そべっている。ピーチはさっきまで「猫庭園」に入ってガサゴソやっていたが、何をして遊んでいたのかな。
ハイシローの顔の汚れは大分取れてきた。

まだ早いが、餌場を片付けて帰ることにする。今夜はピーチが従いてこなかった。


2005年07月13日(水) 9匹全員集合。缶詰の日

1号棟前駐車場で待っていたピーチが私を見つけてニャーニャー声を掛ける。雑誌「猫のきもち」によれば、猫の視界は広いが近視だとか。それにしては夜、遠くから私の姿を見つけて猫が駆け寄ってくる経験はたくさんしている。人を識別するのに視力だけに頼っているわけではないのかもしれない。

ピーチを連れて山手へ。今夜は猫たち空腹だったようで大歓迎された。庭園餌場に行き、新聞紙を3重に敷きカリカリを与える。缶詰を取り出すと猫たちはソワソワして私の回りを取り囲む。

大急ぎで6個開け、1個は花子に与える。9匹いるので9缶開けた。花子は3分の2くらい食べて走り去る。彼女は小柄で食も細いので十分だろう。ワカメやコロンも半缶くらい食べて満腹になったらしく、さっさと姿を消す。

思いっきり満腹になると私にまとわりつくことなく思い思いに身づくろいをして立ち去っていく。全くゲンキンなもんだ。

そして猫たちはいなくなり視界に入るのはピーチだけだ。キジーの分、1缶残してあるのに現れない。

ピーチが何かを見つけて飛び掛っていく。見に行くと猫墓所にポオがいて、逃げることなく応戦している。ピーチもふざけて襲っているだけなので喧嘩にはならない。

ピーチと一緒にPハイツ4号棟まで戻る。


2005年07月12日(火) 8匹集合。トニー欠席

1号棟前駐車場で今夜は別の車の下に入っていたピーチに声を掛けられた。ノビをしながら出てきて、その場でゴロリゴロリとひっくり返る。大きなお腹はパンパンだ。一緒に山手へ行く。

「山手猫階段」にはハイシローだけが待っていた。踊り場はこないだの暴風雨の後の汚れが溜まっていて誰かがここで給餌した痕跡もない。

庭園に入ると数匹が出て来たが、もう食べたような感じ。今夜は涼しく風もある。カリカリを直置きし、ポオにはバッグの後ろで特別食を与える。近くでカリカリを食べていた花子が気付いて早速顔を突っ込む。茶々も横から食べているからどこまでポオの口に入ったのやら。

コロンが坂道にいるのを見つけた。呼ぶとやってきてワカメにスリスリして頭を舐めてもらっている。

猫たちはやっぱりもう満腹のようで少ししか食べない。かといって庭園餌場には別のカリカリは落ちていない。

トニーが来ないがもう食べてしまったのかなあ。しばらく待ったが来ないしハイシローが甘えるだけなので、少々早いが引き上げることにする。今夜は蚊も出て来ない。助かった。

ピーチがついて来たが、1号棟までも行かないうちに縁石のところで虫でも見つけたのか夢中になって遊び始めた。そのままにして私はスタコラ立ち去る。


2005年07月11日(月) 9匹全員集合。キジー出席。

いつものように1号棟前駐車場の東側端っこの車の横で寝そべっていたピーチを連れて山手へ。

「山手猫階段」や庭園側の石垣には猫たちが沢山待機していた。石垣に並んで寝そべっている猫の中には花子もいる。良かった!弾き出されてはいなかった。

うっかりワカメの脚を踏んだ、というよりちょっと当たっただけなのにワカメは大袈裟に喚いて逃げる。ごめんごめん!と言って近寄るとプイと逃げ去る。誇り高いワカメらしいわ。

「猫庭園池」の傍ではキジーが待っていてそれはそれは可愛い声で鳴く。少し近付くと足踏みして鳴く。が、それ以上近付くと逃げるのだ。

少し風があるが新聞紙1枚を敷きカリカリを与える。足踏みしているキジーには飛び石餌場で。ポオにはバッグの後ろで特別食。特別食にはトニーと茶々も群がる。

相変わらず蚊が多く、今日も10匹くらいは叩いた。

いつの間にか花子もキジーもいなくなっているが、猫たちはよく食べる。

ゲンキは坂道の方へ行き、キジーの発情声を真似たような声を出す。が、本物の切実感はなく偽鳴きだとすぐ分かる。

そこへJ先生の車がやって来た。しばらく話をしているといつの間にか花子が戻ってきて食べている。

アラ!コロンもやって来た。が、何だかビクビクしている。先を急ぐJ先生は立ち去り、私はしばらくコロンをかまう。あまり食べないし夏だからか痩せている。

私の後方、坂道に近いところにゲンキがいて、バッグの後ろにハイシロー、餌場にコロンがいる。3匹とも耳をそばだてる。特にゲンキが何かを見つけたらしく「猫庭園」の方をしきりに見る。

猫か、タヌキか、イタチでも見つけたのかと見に行くが私には何も見えない。ゲンキに話しかけていると「猫庭園」内でガサゴソ音がして白いシャツを着た男?の上半身後姿が見える。「猫庭園」の奥深く進んで行っているようだ。

あたりには誰もいないので、その人影に誰何することは止めて荷物を持って立ち去ることにした。「猫庭園池」のあたりで花子が出て来たが、踊り場まで誘導してそこでカリカリを与える。

少し考え込みながら帰宅する。


2005年07月10日(日) 8匹出席。コロン欠席。保護猫サチに里親さん決定!

地元での里親募集がはかばかしくないので、6月半ばにネットの里親募集掲示板数箇所にサチの募集をかけておいた。サチは大切に1匹飼いされていた猫に違いなく、成猫でもあることから日中のお留守番もOKだと思われる。「単身者の1匹飼いにも適しています。」と書いておいたところ、その線で里子猫を探していたSさんが最近になって応募してきてくれた。

しっかりした愛護サイトではどこでも善意のボランティアが「里親詐欺」に遭わぬようひどい実例をたくさん挙げて忠告してくれている。それらを読むと里親候補の身元調査をきちんとしなければと身の引き締まる思いだ。

そこでSさんと何度もメールのやり取りをし、この方なら、とJ先生ともども太鼓判を押した。そして今日、調布市から片道2時間近くもかけてサチとのお見合いに来てくれた。Sさんはたおやかな美女で、J先生曰く「サチを人間にしたような感じ」。そういえばサチも細身で女の子らしい。相性もバッチリ。

サチを迎えるに当たって本当にサチ中心にいろいろと行き届いた配慮をしてくれていてJ先生と二人して感心しきりだ。

お見合いは成功裡に終り、近日中に複数人にてお届けすることになった。必ず里親さんの自宅内に入って飼育環境その他もチェック。譲渡誓約書も交わすことになる。ルンルン。

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1号棟前駐車場で寝そべっていたピーチに声を掛け、一緒に山手へ。と思ったらピーチは何度もゴロリ、ゴロリと寝転ぶのでなかなか前へ進めない。

正門前には茶々が来ていた。みんなで庭園餌場に行く。昼間、Sさんを駅まで送った帰りにJ先生とここへ来たが、ワカメはハウスから出て来た。餌がないと知るとワカメはまたハウス4号に入り、首だけ出してこちらを伺っていた。その姿が可愛いので写真を撮った。ハウス内は大分汚れているので近々掃除をしなければ。が、ワカメが1年中ハウスを使っていると分かって嬉しい。揃えた甲斐があるというものだ。ポオは寒い時しか入らないようだが。

新聞紙を広げカリカリを与える。猫の数が足りない。コロンと花子がいない。コロンはともかく花子がいないのはおかしいなあ。

ポオには特別食をバッグの後ろで与える。忽ちトニーに見つかり、2匹で食べていたが茶々もやって来て3匹が容器に頭を突っ込む。

今夜も蚊が多い。叩いても叩いても寄ってくる。散々刺された。ポオの顔には2匹もたかっている。ピーチの顔にも。自分の腕を出して猫たちから蚊を遠ざける。おー!痒い!10匹はやっつけた。

ワカメもハイシローも敷石の上で寝そべっている。ピーチも。ポオは相変わらず食欲旺盛だ。しばらく前まではYさんから頂いたシニア用のレトルトを特別食に使っていたが底をつき、今度はOさん寄贈の仔猫用缶詰を使っている。栄養満点だ。

新聞紙を片付け始めるとワカメはいなくなる。ハウス4号に帰ったのかな。

さあ、帰ろう。ピーチは付いて来ない素振りだったが密かに従いてきていたようだ。道路を渡ろうとすると声がして花子が工房側からやって来た。そしてピーチが来ていて花子と挨拶している。

工房側の石垣の上にカリカリをたっぷり盛って花子に与える。ゲンキなどは来ていない。こちらは暗いので通行人があっても花子は気にせず食べられるだろう。

ピーチがついてきた。途中で一旦1号棟側へ渡ったが再び桜井小側へ戻りトットコ付いて来る。が、4号棟の植え込み脇まで。




2005年07月08日(金) 8匹出席。コロン欠席。キジー出席。

夜になってまた雨だ。小雨だが今日は雨天餌場だな。1号棟前駐車場のいつもとは違う車の下にピーチがいる。そこからだと歩いてくる私の姿がよく見える。一緒に山手へ。

正門の中からゲンキやハイシロー、ポオが駆けてきた。庭園に入ろうとすると頭の上から声がする。見ると花子が木に登っていた。

ハウスに入っていたらしいワカメが通路に飛び出してきた。トニーが本館の方から走ってくる。

雨天餌場の前には学院のワゴン車が停まっている。ベンチに荷物を置き、床に新聞紙2枚を敷く。カリカリを与えるが猫の数が足りない。キジーも来ているので階段下にカリカリをどっさりと盛る。

ポオにはベンチ横で特別食。甘え声を出しながら彼はもう心得てその場で待機している。

ピーチが遅れて入ってきた。が、花子はいつまでたっても来ない。来る途中でキジーに出くわしたかな?コロンは欠席のようだ。

猫たちの背中を拭くがさほど濡れてはいない。

さっきから本館前が騒がしいと思ったら、バスが入ってきたようだ。しばらくして女生徒数人が固まって雨天餌場の前の坂道を下りて行く。振り向かないので我々には気付かない。

猫たちは音がする度、外へ飛び出したり戻ってきたりを繰り返す。ワカメは出て行ったきりだ。

キジーはゆっくりと外へ出て「猫庭園」への土手を上がっていく。

新聞紙を片付けてカリカリの山を作っておく。

寛いだりまた食べたりしている猫たちを残して立ち去ることにする。今日はゲンキも従いて来ない。

来なかった花子が気になるので正門から出て「山手猫階段」の下でしばらく上を見上げていると私の姿を見つけて花子が鳴きながら出て来た。山側の床の濡れていないところにカリカリを盛ると花子はあたりを気にしながらも食べ始めた。

他の猫がやって来る気配もないので立ち去る。


2005年07月07日(木) 8匹集合。トニー欠席

夕方、突然ものすごい雷と豪雨があった。これできっと多くの犬たちが恐怖の余り飛び出して交通事故に遭ったり迷子になったりしているのではなかろうか?雷が鳴ったらすぐに家の中に入れてやってほしい。

さて、山手へ行く頃には雨も上がっていた。念のため傘を持って出かける。駐車場ではなく1号棟住居の植え込みの中からピーチが飛び出して来た。一緒に山手へ。

勿論まだまだあちこち濡れているが庭園餌場の敷石だけが乾いている。猫たちは雨天餌場よりここの方が好きなので新聞紙を広げていつものようにカリカリを与える。花子もみんなと一緒に新聞紙テーブルに就いている。

ポオの特別食は水場の奥は余りにも濡れているのでバッグの陰に置く。しばらく1匹で食べていたが、茶々に見つかり2匹で分け合うことに。

一番先にコロンが餌場を離れる。ピーチも離れて通路に佇んでいたがそのうちにいなくなった。花子はある程度食べて、ピーチの動向を伺っていたが、ゆっくりと「猫庭園」に入った。するとコロンが獲物を狙うような格好で追いかけて「猫庭園」に入った。しばらくしてガサゴソ雑草の中を走るような派手な音がしていたが鳴き声はしない。

いつも蚊に食われるが雨上がりは特にひどい。食べ終わってこちらに来るハイシローの顔を見ると蚊がほっぺたに張り付いている。むしり取ると沢山血を吸っている。猫は感じないのだろうか?

猫に蚊といえば一昨年の8月早朝、新黒に沢山の蚊が寄って来ていたのを思い出す。蚊は黒い色が好きなようだ。蜂も黒い服の人間を好んで刺すという。

ポオがこちらに来ようとするとヤキモチを妬いたハイシローが叩く。昨日、珍しくコロンを叩いていたトニーは来ない。どうしたのだろう?

ワカメも去ってしまったので餌場を片付ける。カリカリの大きな山をひとつ作っておく。後でトニーが来ても十分だろう。

ポオが途中まで従いてきたが踊り場にまでは来なかった。踊り場は濡れていて靄がかかっている。湿気は相当なものだろう。ピーチの姿はもうどこにもない。


2005年07月06日(水) 9匹全員集合。缶詰の日

1号棟前駐車場東側の端っこ、つまり山手に一番近いところに駐車している車の下でピーチはいつも待っている。ここから山手へは目と鼻の先、道路を渡るだけなので私もハラハラしなくて済む。

ピーチに声を掛けながら「山手猫階段」に向っていると私の声を聞きつけてまずハイシローとゲンキが迎えに出て来た。その後からポオ、花子、トニーと続々。

階段や踊り場はまだぐっしょりと濡れているが庭園餌場の敷石はそこそこ乾いている。今日は缶詰の日なので新聞紙は3重に敷く。まずカリカリ少量を与えておいて飲み水を替える。

缶詰を開けていると猫たちがソワソワと私の回りに集まってくる。今日の缶詰はおいしいのか猫たちは争って食べている。どうしたわけかトニーは今夜、横に来たコロンを叩く。コロンを庇いトニーを叱る。

今日は缶詰の日なのでポオの特別食はお休み。従って投薬はなし。最近とても食欲が旺盛になったポオはみんなと一緒に争って缶詰を食べている。

花子も争っていたが、花子にはバッグの後ろで丸々1缶与える。時々スプーンでかき混ぜて花子が食べやすいようにしてあげる。この缶詰はおいしかったとみえ、3分の2以上食べてから満足した態で脇の「猫庭園」に入った。

コロンはそれより前に餌場を離れ、寛いでいたがいつの間にかいなくなった。私は8個の缶詰を一生懸命缶切りで開けていたので自由が利かず蚊に散々食われてしまった。痒〜い!

猫たちは缶詰の時には十分に満足するのか、素っ気無く餌場を離れる。いつもベタベタして甘えるのは、もっとおいしい餌を頂戴!と言っていたのか。

缶を片付けている間にワカメも「猫庭園」に消えた。最後まで残っていたのはハイシローとゲンキだったが、ハイシローでさえ満腹すると坂道へ行き身づくろいをしている。魚肉の部分はすっかりなくなりカリカリが50grくらい残っただけだがそれをゲンキが食べている。他の猫の姿はもうない。

キジーが来るかもしれないので1缶残しておいたのだが、来なかった。
かりんも来ればよかったのに。


2005年07月05日(火) 9匹全員集合。

山手へ行こうとしたら小雨が降ってきた。1日中お天気はもったのに。ブツブツ・・・

1号棟前駐車場にいたピーチを連れて山手へ。雨も大したことはないので猫たちは皆、庭園餌場で足が止まるが、私がそこを素通りするのでノロノロと従いてくる。いつもトニーが一番先だ。

昨日と同じく新聞紙を2枚敷きカリカリを置く。花子にはベンチ横で。ポオにはベンチ奥で特別食を与える。

オヤ?坂道の下からこちらへ上がってくる女性はどうもM浦さんのようだ。彼女とは夕方電話で話したばかりだが何か展開があったのかな。

やってきた彼女が言うには今日の野球の試合が見られないので、北門のジジとチビトラへの給餌のついでに来てみたとのこと。

猫たちはM浦さんには馴染んでいるはずなのに、いつもと様子が違う(ここで2人で給餌したことはない)せいか、ワカメは出て行き、花子も外へ出る。ワカメは昼間にもたっぷりもらって太っているからいいが花子には食べさせたい。花子は外で容器に入れてもらったカリカリを食べる。

M浦さんが言うには、彼女が夜遅く来る時に花子はスカイラインのてっぺんで待っていてカリカリをもらうそうだ。それを聞いて安心した。

ポオとトニーがきれいに特別食を平らげ、カリカリも食べている。

カリカリを片付けて喋っているとガードマンが通りかかった。もうそんな時間か。庭園餌場の水を替えていると猫たちがやって来た。踊り場まで付いて来たがバイバイ。解散する。


2005年07月04日(月) 9匹全員集合。キジー出席。

今日も雨模様。時折、急に激しく降ったりする。山手に行く頃には上がっているような、まだパラついているような。勿論傘を持って出かける。

1号棟前駐車場で念のためピーチを呼んでみるとかすかに声がしてピーチが出て来た。一緒に山手へ。待ち兼ねていた猫たちと一緒に庭園内に入る。ワカメがすっ飛んで来る。多分ハウスに入っていたのだろう。濡れている庭園餌場は素通りして雨天餌場へ。トニーが本館前庭園から飛び出してくる。

新聞紙2枚を敷きカリカリを与える。花子にはベンチ横で。キジーには階段下で。特別食をねだってポオが甘え声を出して私にまとわりつく。はいはい、あげるからね。ベンチ奥に容器を置く。いつの間にかトニーも顔を突っ込んでいる。

今夜はコロンも来て全員集合だ。コロンは母親のワカメに存分に頭を舐めてもらって甘えている。

時折、雨脚が強くなったりするが大体は止んでいるようだ。

花子は20〜30grくらいしか食べずに行ってしまった。最近とても痩せているので心配だ。もっと食べないと。

キジーはこっちを向いて食べていたが、新聞紙トレイの方に来たそうにする。が、他の猫たちが一斉にキジーの方を見て拒否感を漂わせる。するとキジーはこちらにお尻を向けて自分のカリカリを食べ始めた。ずい分長い間そうやって食べていたがそのうちにフラリと出て行き、ボイラー室横の斜面を上って行った。そうしてそこで切なそうな発情声を上げている。何とか捕まえたいがなかなか難しい・・・

ポオはお腹がボッテリ膨らんでいる。このところよく食べるからなあ。ワカメはポオが傍に来ると怒っている。どうしてかな?

ワカメは急に外へ出て行き、本館前庭園の植え込みの下にいてこちらを見ている。トニーやコロンも出て行った。茶々は出たり入ったりしている。ポオも出て、どこへ行こうかと迷って本館前庭園の方へ向う。するとワカメはそれだけで逃げてしまった。

カリカリを片付けているとトラックの下にいたコロンが戻って来た。少し食べて甘える。トニーが戻ってきたが、コロンもピーチもトニーを上がらせまいとして唸る。とんでもないことだ!と私は思うが彼らには全く仲間意識がないのだろう。トニーを抱き上げてカリカリの前に下ろしまた食べさせる。

コロンは出て行きトラックの下にまた入った。ピーチもフラフラと出て行き、庭園餌場の方向へ消えた。

ハイシローと茶々はすごく甘えてゴロゴロ喉を鳴らす。いつまでも可愛がっていてあげたいがそうもいかない。今夜はとても長居をした。


2005年07月03日(日) 8匹出席。コロン欠席。キジー出席。

午後になって雨が降ってきた。山手に出かける頃は小雨だった。1号棟前駐車場の車の下から鳴き声が聞こえてピーチが出て来た。一緒に山手に向う。大木の下はまだ殆ど濡れておらず、猫たちも山側の石垣の上にいた。

ワカメとトニーはどこからか飛びだしてきた。花子は門柱の上で鳴いている。キジーは庭園内で待機していた。

急いで雨天餌場に向う。アラ!今年初めて見るゴキブリがいた。外へ逃げ出したのを追いかけて長靴で踏み潰す。雨で靴底を洗って改めて雨天餌場に上がる。

新聞紙を2枚敷きカリカリを与える。ポオは特別食をねだるが先にキジーに階段下でカリカリをたっぷり与える。トニーがポオと一緒に特別食を食べている。ポオが去った後も容器をきれいに舐めている。

ワカメの背中を拭くとダミ声を出す。それを聞いて花子が外へ飛び出した。キジーは知らん顔をして食べ続けている。

キジーは前に駐車しているトラックの下に入り、こちら側を向いて座っている。以前は食べ終わるとすぐに立ち去っていたのが近ごろは餌場で寛いだりして山手猫の一員の顔をしている。本物の山手猫はちゃあんと我々に捕まって去勢されなくちゃ。

ワカメが外へ出てトラックの下に入ったがキジーがいるのに気付いて本館前庭園へと走り去った。

新聞紙を片付けてカリカリの山を合計3つ作る。容器の音を聞きつけて近くにいたらしいトニーが飛び込んできた。残っているのは茶々、ゲンキ、ハイシロー、ポオ。が、ポオもトラックの下に入る。いつの間にかキジーはいなくなっている。

ピーチは雨の中、外へ出てそのまま悠然と濡れながらどこかへ行ってしまった。さっきよりも雨脚がよほど強くなっているというのに。

さて、帰ろう。外へ出ると本館前庭園の植え込みの下にワカメがいる。雨だからポオとワカメはハウスに行くと思うのだが。

いつものようにゲンキが従いてきた。一緒に正門を出て彼は「山手猫階段」を上がっていく。私はそのまま立ち去るが猫の鳴き声が聞こえる。仔猫でもなく花子でもない。ゲンキが鳴いているのかなあ。アンディ捕獲の直後なのでどうしても猫の鳴き声には過敏に反応してしまう。


2005年07月02日(土) 9匹全員集合。

山手に出かけるのが大分遅くなってしまった。1号棟前駐車場にピーチはいなかった。山手に急ぐと「山手猫階段」に猫たちはたくさん待機していたがその中にピーチはいない。花子とワカメが鼻を突き合わせている。

庭園餌場に行き、新聞紙1枚を敷きカリカリを与える。花子には上の段で、ポオには水場の奥で特別食を与える。

今夜は特に蚊が多い。10匹は叩いただろうか。それでもずい分食われてしまった。猫の命は助けても蚊やゴキブリの命は助けない。う〜ん、蚊は痒くさえしなければ少々の血を分けてやっても、と思ったが動物にはフィラリア、人間にはマラリアを媒介するからダメ。ゴキブリやネズミも黴菌が多いからダメ。やっぱり人畜無害でなくちゃ。

M浦さんが花子の耳が切れていると言っていたのでよ〜く観察する。左耳の後ろ側に切り込みが入ったようになっている。右耳と比較してみると明らかに形が違う。が、これはずい分前にこうなったようですっかりその形のまま固定している。キジーにでも首根っこを咥えられ振り切って逃げて耳が切れてしまったか。

いつの間にかピーチがやってきて寛いでいる。

花子はそこそこ食べたようだが、ワカメにじーっと見られて脇の「猫庭園」に飛び込んでしまった。

ポオは割とすぐに水場の奥から出て来てすぐにカリカリを食べ始めた。近ごろ食べるのが早くなった。容器を見ると四隅にほんの少し残っているのでトニーに与える。

茶々がまた草むらで吐いている。明朝カラスが片付けるだろう。茶々は庭園を一周して戻ってきてまた食べている。

ん?遠くから仔猫のような鳴き声が聞こえた。腰を上げ踊り場まで見に行くが鳴き声はそれっきりでもう聞こえない。土曜日だし、また誰かが仔猫を捨てに来たのかと思い、ゾッとした。もういい加減にしてほしい。監視カメラをいっぱい着けて欲しい。あの鳴き声はもしかしたら花子かもしれないが。

猫たちが従いてきてしまい、餌場にはワカメ、ハイシロー、コロンの母子3匹だけが残っている。さてみんな食べ終わったことだし片付けてバイバイしよう。

踊り場ではポオがウロウロ、ピーチが階段でひっくり返っている。北向きになっているスカイラインの階段はまだじっとりと濡れている。


2005年07月01日(金) 9匹全員集合。キジー出席。

雨が降ったり止んだり。警備員のF波さんにアンディ捕獲協力のお礼を言いたかったので午前11時頃、車で帰宅途中に山手に行ってみる。正門内側の警備員詰所を覗いてみると別の警備員さんがいた。F波さんは今日、北門側で警備をしているという。後で駅前に行くついでに寄ってみよう。

午後2時すぎ、学院北門の詰所に行ってみると「巡回パトロール中」という札が出ていて警備員の姿はない。じゃあ帰りに寄ることにする。

午後4時過ぎ、丁度学院の下校時間に当たり夥しい数の生徒たちが駅に向って歩いてくる。北門ではF波さんが下校する生徒たちを優しく見守り声を掛けている。近寄って先日のお礼を言う。仔猫が保護できたことはまだ耳に入っていなかった。

事務職員のK下さんがチビトラに餌を与えにやって来るついでに気さくなF波さんと話をするらしく、彼女からサチの話を聞いていたようでアンディと混同していた。K下さんはまだアンディのことを知らないのかも。

F波さんが指す方向を見ると頭上の歩道橋の真下、コンクリートの段の上にチビトラがいる。茶色と白の猫もよくやって来るという。誰かな?チビトラとは仲が悪いのだそうだ。

チビトラを大好きなM浦さんに電話してみる。彼女は今日、息子さんと横浜スタジアムへ阪神の応援に行くはずだが、雨模様なのでいるかもしれない。すぐにM浦さんが電話に出て、5時に出かけたいがその前にチビトラの給餌に来るという。

明るい時間にチビトラを見るのは初めてだ。植え込みの下でやおらおしっこをし始めた。し終わって土を被せている。

M浦さんが餌を持ってやって来た。チビトラが食べているとかりんが現れた!F波さんが言っていた「よく来る茶色と白の猫」というのはかりんのことだった。よく考えれば、かりんは数年前には多分すぐそこのLマンション4号棟あたりにいたと思われるのでここに出てきても不思議はない。

チビトラはかりんが嫌いで食べるのを止め、尻尾をビンブラシみたいに逆立てて逃げて行ってしまった。かりんは悠然とチビトラのごはんを頂く。K下さんがまだチビトラに餌をあげ続けていることをM浦さんに告げ安心させる。

M浦家へ一緒に行こうとするとジジが現れた。M浦さんは缶詰を取りに行き、私は自転車置き場の前でジジを可愛がる。10年以上も前にPハイツから引っ越した元飼い主がここにジジを捨てて行ったそうだ。爾来近隣の何人かが餌をやり続けてきたが、このところはM浦さんひとりになってしまったそうだ。黒いはずの被毛は昼間見ると赤茶けて脚には白髪多数。然し堂々とした立派な猫だ。

思いがけずいろんな猫たちに会えたが、デジカメを持っていなかったのが悔やまれる。

M浦家に行くと、相変わらず出迎えてくれるのはフクだけ。あとの3匹は隠れてしまって気配すらない。

30分ほどお邪魔して、浜スタに行くM浦さんと一緒に出る。私は彼女が北門植え込み内に置いてきた容器と空き缶を引き上げに行く。5時過ぎに毎日ここにやって来るという猫嫌いの課長の顔もしかと確認した。

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夜になっても小雨が降っている。1号棟前駐車場で呼んでみるとすぐにピーチが出て来た。一緒に山手へ行く。みんな揃っていてキジーも庭園内で待っていた。殆ど降っていないようだが雨天餌場へ行く。

新聞紙を2枚敷き、カリカリを与える。花子にはミニベンチの傍で。早くくれろと催促するキジーはみんなからちょっと離れて階段下斜めのスペースで。ところがポオがすかさず横取りする。ポオを呼び寄せてベンチの陰で特別食を与える。すぐに食べてしまい、今度はカリカリを食べている。ポオはとってもきれい。投薬の効果は絶大だ。

甘えるトニーをハイシローが盛んに攻撃する。食べるのを一休みしてキジーが花子を見た。するとそれだけで花子は走り去り、キジーもつられたように後を追う。しばらくしてキジーの発情声が聞こえてきた。

ワカメとコロンが突然外へ逃げた。ワカメはそのままどこかへ行ってしまったがコロンは真ん前に駐車しているトラックの下で寛いでいる。

みんながひとしきり食べ終わったところで新聞紙を片付ける。カリカリの山はふたつ。するとコロンが入ってきて甘える仕草。傍にいたポオに舐めてもらおうと頭を出すが、ポオは迷惑そうな素振りをして行ってしまった。可哀相なコロン。コロンは諦めてまたトラックの下に入った。

さて引き上げよう。まだすこ〜し雨が降っている。正門近くへ来て振り向くとピーチとゲンキが付いて来ている。正門の外側にはキジーがいてソワソワしている。餌ちょうだい!の素振りだ。正門脇の石垣の上に上ってこちらを見るので「キジー!」と呼ぶと「ニャー!」と世にも可愛い声で返事をする。なのに絶対に一定の距離以内には近付かない。濡れているので石垣の上にカリカリは置かないよ。

花子は少ししか食べていないのでどこかで待っているかと思ったがいなかった。

M浦さんはビニール合羽と折りたたみ傘、それに阪神応援グッズ持参で浜スタへ行ったが、試合は行われたのかなあ?


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