つれづれ日記
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2005年04月30日(土) 9匹全員集合。

昨日は夜に入っても真夏のように暑かったが今日は少々爽やか。

ピーチと一緒に山手へ行く。猫たちは「山手猫階段」に勢ぞろいしていた。今夜はキジーが来ていない。

新聞紙を敷いてカリカリを与える。昨日は全然食べなかったコロンが今日はそこそこ食べている。花子も空腹のようだ。

ポオに特別食容器を見せて水場の奥に誘導する。最近は特に猫たちに話しかけることはせずじっと座っているだけだが猫たちに囲まれる。幸せ、幸せ。

堂々と甘えるワカメとハイシローは勿論可愛いが、遠慮がちに甘えるトニーは不憫な感じがする。甘えん坊で気が強いコロンはドジで愛らしい。孤独な花子は私に大分慣れてきたがこれで何かの理由(病気、怪我など)で捕獲してキャリーに放り込んだりすると、また警戒されてしまうのだろうなあ。

茶々、ゲンキ、ポオ、ピーチも勿論可愛い。たった9匹しかここに残っていない。アニー、タビー、かりん、タニーは居所が分かっているが、これ以上は行方不明にならないでほしい。

岩場奥の植え込み内に座っているコロンをピーチがしつこく襲っている。ピーチを抱きかかえ餌場で膝に乗せる。目を拭くと怒っている。私を引っ掻いたり噛み付いたりすることはないが、もがいて抵抗すると力が強くて止められない。他の猫に八つ当たりしないようにそっと降ろす。

新聞紙を片付け始めるとワカメが姿を消す。「猫庭園」内に入ったようだ。ハウスのチェックに行くとワカメは4号に入っていた。2号は広すぎるかも。

ポオは道路側庭園内を歩き回っていたがどこかへ行ってしまった。元気溌剌だ。

さて、帰ろることに。ピーチが草に上に伏せていたので撫でようとすると身をかわす。捕まるとまた目を拭かれるか目薬を差されるのがオチだと思ったのだろう。その通り!


2005年04月29日(金) 9匹全員集合。キジー出席。

ピーチと一緒に山手へ。正門脇の道路側庭園の中から猫たちが続々と出てくる。キジーもいる。が、花子がいないようだ。

庭園餌場に新聞紙を敷きカリカリを与える。なかなか食欲旺盛だ。キジーには飛び石餌場で。待ちきれずカリカリを食べているポオを呼び水場の奥で特別食を与える。

コロンは殆ど食べずに水場脇の岩場に座っている。コロンは下の畑で餌をもらっているし、生活圏はどうもあちらのようだ。

特別食を食べ終わったポオが意やってきてカリカリも食べている。キジーがこちらにやって来た。ピーチが威嚇しようとするがしばらくにらみ合ったのちに気迫負けしたようでピーチの方から離れた。

キジーは新聞紙トレイを覗いていたが自分のカリカリと大差ないことが分かったのか飛び石餌場に戻りまた食べ始めた。

花子が遅れてやってきた。猫たちが振り向くので花子を庇うために迎えに行く。新聞紙の真ん中に乗っかって食べ始める花子を抱き上げて向きを変える。以前はとてもこんなことはさせてくれなかった。

猫たちを眺めながらしばらくぼんやりと過ごす。両脇にハイシローとワカメ親子がべったりとはべる。

ゆっくり食べていたキジーものっそりと出てきて行ってしまった。花子も食べ終わり立ち去る。

ピーチが私の真ん前に来て食べ始めた。捕まえて膝に乗せると唸っている。構わず目やにを指先で拭き取る。思ったよりバリバリになっていなかった。

ピーチが抱かれて騒いでいる間中、ワカメも一緒になって騒いでいる。膝から降ろすとピーチは他の猫に八つ当たりするのでワカメを遠ざける。するとピーチは傍にいたゲンキに対して唸っている。

ワカメはヤキモチを妬いたのかもしれないのでワカメも抱き上げる。ワカメの派手な叫び声を聞いてコロンが母の一大事かと乗り出してきた。膝に載せるとおとなしくしている。

みんなカリカリをよく食べたのでまとめると一山にしかならない。ハウスのチェックに行くとワカメが4号に入ろうとして止め、隣の2号に入った。暑いので広い2号の方がいいだろう。

餌場に戻るとトニーがまた戻ってきている。明日も休日だしもう少しカリカリの山を増やしておこう。その音を聞いてピーチもやってきたので与える。ゲンキには飛び石餌場で。ハイシロー、トニー、ピーチ、ゲンキがまた食べているのを見ながら立ち去ることに。

踊り場には茶々とポオが並んで座っていた。


2005年04月28日(木) 9匹全員集合。キジー出席。

3号棟前で呼んでもピーチが出て来ないと思ったら、「山手猫階段」に先回りしていた。角を曲がる前に私が近付く気配を察して鳴きながら駆け寄ってきた。

みんなで庭園餌場へ行く。道路側庭園内の雑草が刈られてきれいになっている。草の匂いがムンムンしている。あら、私の後ろでポオがキジーに叩かれている。大方強気のポオがキジーを威嚇して逆襲に遭ったのだろう。

風が強いのでカリカリは直置き。キジーには飛び石餌場で与える。カリカリを食べているポオを呼び水場の奥で特別食を与える。

しばらくしてキジーがポオのところへ行こうとする。その前にポオは食べ終わったようだ。容器を引き上げるとその後にやってきたキジーが容器を探している。そのうちに諦めて去って行った。

コロンの耳を探ると大きなダニイボが付いている。勿論むしり取る。コロンは今日はおとなしくしている。カリカリは600grくらい出したかな。みんなまあまあ食べた。

最初はいなかったハイシローがやってきた。北門の方へ行ってたらしい。カリカリをまとめている間にワカメがいなくなった。ずーっと岩場に座っていたコロンもいなくなっている。

一応ハウスをチェックしにいく。ワカメは4号の傍に座っていた。私が行くと4号内に入った。毛布が敷いてあるしビニールカーテンも2重になっているので暑いかも。

さて帰ろう。ハイシローとゲンキは餌場。ピーチは「猫庭園」内で遊んでいる。通路にはポオと茶々がいる。ピーチはこのところ茶々を標的にしていて茶々が降参ポーズをしながら唸っている。ピーチを叱ると2匹ともそれがよく分かってピーチは身を引く。

一緒に帰途につく。桜井小角、4号棟側で立ち止る。通行人あり。私は振り向きながら5号棟へと進む。すると私が見ているのに気付いてピーチは走ってきて4号棟南側の植え込みに飛び込んだ。それからは姿も見えず声も聞こえない。然しここなら安全だ。


2005年04月27日(水) 9匹全員集合。久々に缶詰の日

ピーチと一緒に山手へ。「山手猫階段」の踊り場の蛍光灯は回復していなくてやはり点滅しているのだった。もう何日間もあのままだが誰も通報しないとみえる。

猫たちに大歓迎されながら庭園に入る。おお!久しぶりにコロンがいるではないか!ハイシローは手近にいる猫たち(花子、ポオ、トニー、ワカメ、コロンなど)に次々と跳びかかっている。

不思議なことにハイシローとピーチはお互いに無関心で全く接点を持とうとしない。お互いに無視している。

新聞紙を3重に敷きカリカリを与えておく。ポオが催促するので水場の奥でいつも通り特別食を与える。

そういえば、踊り場の内側、門扉の傍に給水用ペットボトル(猫部用に私が用意しておいたもの)が転がっていた。そして昨日、水容器がひとつ無くなっていたので、補充しておいた。が、補充した容器が今夜、無くなっている。勿論また補充しておいたが風で飛ばされた風でもない。

そのうち、昼間に来てハウスの掃除などをしよう。その時に「猫庭園」内をよく見てゴミなども回収しよう。多分水容器も「猫庭園」のどこかに転がっていると思う。

缶詰は6個開けた。久々なのでみんな喜んで食べた。満腹になった花子が立ち去る。コロンも岩場に行ったと思ったらいつの間にかいなくなった。ちょっと可愛がりたかったなあ。耳にもダニイボが付いていないかチェックしたかったし。残念!

特別食を食べ終わったポオが来てこちらでも食べるが、特別食のレトルトの方がおいしい筈なのでこちらでは余り食べない。トニーも缶詰をよく食べ、今夜は水を飲まない。缶詰なので水分があるからか。

しつこくいつまでも餌場を離れないのがハイシローだ。お腹を触ってみると今にもはちきれそうだ。呆れた。缶詰の部分はきれいに舐め取っている。

今夜もワカメを膝の上に抱き上げるとフギャフギャ文句を言いながらも降りない。

さて餌場を片付けよう。察したワカメは「猫庭園」へ。

ハウスのチェックに行く。ワカメは4号に入っている。餌場に戻るとハイシローとゲンキがウロウロしている。ピーチはどこに行ったのか分からないが庭園内で遊んでいるのだろう。トニーも本館前庭園辺りにいるようだ。

さて、踊り場に出るとポオがいた。階段を降りて振り向くとポオが追って来ている。知らん顔をして行ってしまうとそれ以上は追ってこなかった。


2005年04月26日(火) 8匹出席。コロン欠席。

ピーチと一緒に山手へ行く。「山手猫階段」踊り場の蛍光灯は回復しているようだが薄暗い。今夜もハイシローがみんなに飛び掛りながら庭園餌場へ。今日は珍しくポオにしつこく襲いかかっている。

今夜も勿論ポオだけ特別食。3週間連続で水曜日には雨が降ったので缶詰の日は3回もパスしたが明日は大丈夫そうだ。みんなもたっぷりと缶詰にありつける。

今日もトニーは水を沢山飲んでいる。具合の悪そうなところは全然ないので大丈夫だとは思うが。我が家では2月から高価な浄水器に代えたので水道水が格段においしくなった。それを持参しているのでトニーにも水の味が分かってここで水をよく飲むようになっただけならいいのだが。

トニーの耳を探るとまたダニイボを見つけた。フロントライン投与をしているのにどうして?!

ピーチは庭園の中に入って虫でも見つけたのかピョンピョン跳ねて遊んでいる。時々茶々を狙うので茶々は辟易している。

一旦去った花子がまた戻ってきて食べる。

しばらく前から通路両側の白いつつじが咲き始めた。去年の4月24日、ほぼ半年ぶりに「プリンス猫階段」からここに新黒が戻って来た。水場の白いつつじを背景に写真を撮った。それから毎日現れたが段々食が細くなり、5月12日を最後にふっつりと姿を消した。

食が細くなっても全然食べなくても痩せたりやつれたりはしていなかったので弱って死んでしまうようには全く見えなかったのだが、後から思うとゴロニャン猫に大変身して突然ここに戻ってきたということがお別れの挨拶だったのではないか。最後の18日間、とても可愛らしかった新黒の姿が目に焼き付いている。

ワカメを膝の上に乗せる。1度目は居心地が悪かったのかすぐに降りてしまったがもう一度乗せると気持ち良さそうにしている。

猫たちがみんな食べ終わり新聞紙から離れたので片付けることにする。ワカメはすぐに「猫庭園」内に入る。

ハウスを見にいくとワカメは4号に入っている。ポオもやってきて珍しく2号に入った。4号の前の大木にハイシローが登っている。それを見てゲンキも登る。

餌場に戻ろうとするとドタン!と大きな音がする。大方ゲンキあたりがハウス2号の屋根の上に跳び下りたのだろう。

猫たちがいるのでピーチも「猫庭園」に入って行く。まだまだ遊び足りないようだ。

さて帰ろう。通路には茶々だけがぽつねんと座っている。


2005年04月25日(月) 8匹出席。コロン欠席。

今夜もピーチが3号棟生垣から鳴きながら出て来たので私の方から3号棟側へ渡る。そこは歩道がないのに運悪く車がやって来た。紺色の服装をした私を直前でヘッドライトが捉えてギョッとするだろうなあと思いながら身をすくめる。危ないので白っぽいものを着るべきだなあ。或いは蛍光色のゼッケンを付けるとか。

山手へ行き昨日と同じくみんなと一緒に庭園餌場へ。道中いつもハイシローが手当たり次第に誰彼構わず飛び掛かる。

新聞紙を広げカリカリを与えるが、自分だけ特別食がもらえることを学習したポオは見向きもせず私が容器を出すのを待っている。

容器を見せるとすぐに水場の奥へ。ポオはいつも薬の効き目がすぐに現れ、別猫のように元気を取り戻す。今も毛艶も美しくなり、顔つきもキリリとしている。目やにも出なくなりハンサムなことといったら!薬が終ったら一応特別扱いは終了しようと思うがポオが承知するかどうか。

しばらくすると茶々とトニーがポオの傍へ行きおこぼれを頂戴しようと待機している。ポオが食べ終わり殆ど空になった容器を茶々が舐めてきれいにする。

トニーは近ごろよく水を飲むようになった。腎臓系が具合が悪いとかそういうことでないといいが。

若い女性が3人坂道を降りて来た。車のエンジンを掛ける音がするからやはり教職員なのだろう。

ハイシローの耳を丹念に調べるとまたダニイボを1個発見!フロントラインは効かないのか!むしり取ると千切れてしまったようでまだ黒いものが皮膚にしがみついている。それを爪でこそげ取るようにするとやっとハイシローの白い皮膚が現れた。その間ハイシローはじっとして動かない。実にお利口さんだ。マダニを取ってもらうと気持ちがいいのかもしれない。

みんなが新聞トレイから離れたところで片付けようとすると猫たちが寄ってきて邪魔をする。構わず2箇所にカリカリの山を作って新聞紙は片付ける。

するとワカメは消えてしまう。ハウスを見に行くとワカメは4号に入っている。

すっかり元気になったポオはまだまだ夜の庭園で遊んでいたくて通路に座っている。茶々、ゲンキ、ハイシローはカリカリを食べている。

ピーチは従いてこないのかと思っていたら車の直前を渡ってこちら側へやって来た。あそこは一時停止だからいいが、もしルール無視の車だったら撥ねられてしまう。

4号棟まで来たが抱かれようとしない。それじゃあと私が5号棟へと歩を進めるとピーチは4号棟南側の植え込み内に入ってしまった。鳴き声もしない。この辺はピーチの縄張りだし心配ない。


2005年04月24日(日) 8匹出席。コロン欠席。

今夜は3号棟生垣からピーチの呼ぶ声がして、ガードレールの切れ目、桜井小正門前まで私が進んでいくとピーチは私が行ってしまうと思ったのか車が来るのに慌てて道路を渡って来た。よしよしと撫でるとゴロリとひっくり返る。

しばらく一緒に歩いたところでまた3号棟側に渡り、3号棟から1号棟へと続くところで植え込み内に入ってしまう。そのうち1号棟駐車場前でまたこちらに渡ってきて、駐車場内を通り最終的に私と一緒に山手側へ渡る。何度も道路を渡るのでハラハラし通しだ。これでまた元の木阿弥。

まだ蛍光灯が瞬いたままで全体的に暗い「山手猫階段」を見上げるとハイシローがニャー!と声を上げポオが階段を駆け下りてくる。

みんなに囲まれ庭園餌場に行く。新聞紙を敷きカリカリを与える。ポオはもうカリカリを食べずに私がタッパー容器を出すのを待っている。そして容器を見るとトットコ所定の位置へ。水場の奥でひとり特別食をパクパク。気付いた茶々とゲンキがポオを眺めているが横取りはしない。

段々雑草が伸びてきている。水場の雑草はちょっとだけ引っこ抜いておく。

しばらく前からトニーの下腹部が比較的ぺちゃんこだ。他の猫たちのお腹がボテボテなので目立つが丁度いいくらいなのかも。

花子の場所が狭いので抱き上げて違う場所に移動させる。抱き上げると嫌がって逃げるかと思ったがおとなしく運ばれるままだ。驚いた。警戒心の強い花子の信頼を得られたようで嬉しい。

食べ終わったポオの容器を茶々が舐めている。容器を引き上げ、中を指先できれいにする。その指先をトニーに舐めさせる。

甘えるワカメをひたすら可愛がる。ワカメは思いっきり甘ったれた声を出している。ワカメはトニーが好きなようでよくトニーの身体を舐めてやっている。トニーやハイシローも撫でる。じっと座っていると段々寒くなってきた。

ハウスを見にいくことにする。ワカメを呼ぶとやってきて4号に入った。通路にいたポオもやって来た。4号や2号を覗くがウロウロしている。1号に入るようにお尻を押すと入った。

餌場へ戻り新聞紙を片付ける。ハイシローと茶々、ゲンキがまだ食べている。トニーが踊り場の方からやって来た。ピーチはトニー目がけて突進する。トニーはお腹を見せてひっくり返り降参のポーズ。昨日は茶々がこうしていた。ピーチは追いかけっこをして遊びたいのにこれでは遊んでもらえない。トニーもカリカリを食べ始めた。

さて、帰ろう。ピーチはどうするのかと思ったら従いてきた。4号棟角まで行き、久々にピーチを抱っこする。しばらく撫でるだけにしておいたが私の指が頭にかかると目薬か!と、それまでリラックスしていた脚が縮む。

こびり付いている目やにをひとかけら取ったところで膝から降りたがるので降ろす。そこへ通行人がやって来てピーチは4号棟の薄い植え込み内に隠れる。逃げて道路に飛び出したりされるよりずっといい。

私もそのまま立ち去ることに。


2005年04月23日(土) 8匹出席。コロン欠席。キジー出席。

今夜もピーチは山手に先回りしているものとばかり思っていたら、1号棟山手寄りのお向かいの駐車場入り口にピーチが座っていて私の姿を見つけて鳴いている。

撫でるとその場でひっくり返ってゴロリゴロリ。で、そこから一緒に山手へ。道路を渡ってからピーチに声を掛けているとそれを聞きつけた猫たちがゾロゾロとやって来た。先頭はワカメだった!

みんなを連れて庭園餌場へ。新聞紙を広げているとキジーもやって来た。早速ゲンキとピーチが威嚇の唸り声を上げている。みんなにカリカリを与えておいて、キジーにも、と思ったらどこにもいない。呼んでも出て来ない。

仕方なく飛び石餌場にカリカリを一盛り置いておく。カリカリを食べているポオにタッパー容器を見せるとすぐに移動してきたがハイシローたちももらえるのかと期待するが、ポオの分だと分かりすぐに諦める。頭のいい聞き分けのよい猫たちだ。

水を替えていてふと見るとキジーの尻尾が見えている。いつの間にか飛び石餌場のカリカリを食べている。良かった!

私の横で食べていた花子のカリカリがもう無くなっている。今夜はよく食べる。少し足すとまた食べ始めた。他の猫たちも今日は土曜日だからかいつもより食べる。700grくらい出したかな。

一旦立ち去ったトニーはまた戻ってきてカリカリを食べる。

茶々はいつものように庭園内をウロウロしているがピーチが遊びたくて茶々を狙う。追いかけて巨大な顔を茶々の前に突きつける。茶々も小さい顔ではないがピーチには負ける。手出しはしないから追いかけっこがしたいだけのようだ。

新聞紙を片付け始めるとワカメは、そろそろ私が行ってしまうことを察し猫庭園内に入る。

ハウスのチェックもしよう。今夜も暖かいがワカメは4号に入っている。

餌場ではトニーと茶々が食べている。ピーチは今夜は久々に一緒に帰ろうとしている。

桜井小正門まで来たところ、体育館でスポーツをしていた人々が車で帰るラッシュに遭遇。ピーチは手前で固まっている。車数台が行ってしまうまで待っててあげ、ピーチを呼ぶと喜んでやって来た。そして左折して4号棟角でピーチを抱こうとしたところへバイクがやって来た。

ピーチは道路っぷちまで逃げてしまい、追うと道路の真ん中で座り込む。そこへ車がやって来た。ピーチに退くように叫ぶがじっとしている。車がいよいよ近付いたところで3号棟側へすっ飛んだ。

植え込みに入ってしまわず縁石に座ってこちらを見ている。困ったなあ。縁石側を車が走ってきたので驚いたピーチはやっと植え込みに消えた。

何だかピーチがとっても不憫。いつの日か家猫にしてあげることが出来たらなあ〜と思ってしまうが、トニーなど不憫な猫は沢山いるし。今日も現れないコロンだってとっても不憫。


2005年04月22日(金) 8匹出席。コロン欠席。キジー出席。

山手に行く。ピーチは先に行っているらしい。「山手猫階段」の踊り場の蛍光灯はまだ切れずに点滅しているが、辺りは相当暗い。

ハイシローとポオが私を見てニャーニャーと鳴きながら駆け寄ってくる。庭園に入ろうとすると、他の猫たちも集まってきた。ピーチは既に庭園餌場で待機している。この方がいい。一緒に来るより安全だ。ピーチを撫でると捕まるのではないかと胴体を長くして伏せている。可愛い。

新聞紙を敷きカリカリを与える。ピーチがはみ出ているので敷石の上で与える。キジーも来て花子を見つけてウロウロしている。花子を追いかけてはいけないので飛び石餌場へ誘導しカリカリを与える。

水を替えてからポオにタッパー容器を見せると心得て水場の後ろに行く。飛び石餌場のすぐ傍なのでキジーがポオに近寄る。ポオが誰にも横取りさせない気迫を漂わせているのかキジーは諦めて自分の餌場に戻る。

しばらくしてキジーは発情声を出しながら立ち去った。山手オス猫たちは全員去勢済みなので、キジーの声に驚いてじっと見つめる。

茶々とトニーもポオの傍に行っておこぼれに与ろうと待機している。食べ終わったポオが容器から離れるとすかさずトニーが容器を舐めにいく。

茶々、ポオ、トニー、ハイシロー、ワカメが私の回りに集まって盛んに甘える。ピーチは背中を撫でさせはするのだが捕まえようと近寄ると逃げてしまう。押さえ込もうとしたがスルリと逃げられた。そして他の猫に八つ当たりしている。ピーチの左目からドロリとした目やにが垂れているのを見るとどうしても拭き取りたくなってしまう。

ピーチは捕まらないと思うが追いかけっこをしたくなった。道路側庭園内に逃げ込んだピーチを追うと昨日と同じように少しづつ逃げる。私がピーチと遊んでいると思って他の猫たちが加わろうとする。

私が追いかけるのを止めるとピーチは植え込みから出てきて坂道の真ん中でゴロリゴロリとひっくり返っている。そのすぐ傍にはトニーがいる。平和な光景だ。

ハウスを見にいく。こう暖かいと猫たちも入らない。ワカメは「猫庭園」内にいる。茶々がやってきた。

餌場にはまだ数匹の猫たちがいたが立ち去ることに。ピーチはじっと見送っている。そうそう、ここで遊んでなさい。一緒に道路沿いを歩いてここまで来るのは危ない。ベタベタ甘えられなくなったのは寂しいようだが、外猫にしている限りは少し距離があった方がいいようにも思う。


2005年04月21日(木) 9匹全員集合。キジー出席。

3号棟前でピーチを呼んでみるが気配がない。山手に行くとハイシローとポオが階段で待っていた。昨日から踊り場の蛍光灯がチカチカしている。もうすぐ切れてしまうだろう。

暗闇から猫たちが集まってきた。一緒に庭園餌場へ。途中の植え込み内にピーチがいる。飛び出しては来ない。拗ねているな。

給水用ペットボトルが一段下に蓋を開けられた状態で転がっている。で、水は替えられていない。猫部の生徒ではなく誰かがイタズラしたようだ。

新聞紙を敷きカリカリを与える。ポオはバッグの後ろに自分用のタッパー容器を見つけて顔を突っ込んでいる。いつものように水場の後ろにポオを連れて行き薬入りのレトルトを与える。

1枚の新聞紙テーブルで8匹が食べていると大きなピーチは入りづらくて周りをウロウロしている。私の隣にカリカリを盛り食べさせる。

ふと見ると花子がまだ食べている。尻尾の先がゼンマイのようにクルリと巻いているのを見ていると、花子の兄、故・太郎も同じような尻尾をしていたことを思い出した。

猫たちが踊り場方面を見つめている。誰かいるな、と思ったらキジーがゆっくりと歩いてきた。新聞紙トレイにはまだたっぷりカリカリが残っているので来て食べればいい。キジーもそのつもりで近付いて来たが、気付いたピーチが唸るので足が止まった。

仕方ない、カリカリをすくって飛び石餌場に運ぶ。するとポオが来て口を付ける。が、満腹なのですぐにキジーに譲る。

ワカメは「猫庭園」に入ってしまった。ピーチが私の前で食べているのでそーっと指先に軟膏を付けてからピーチを羽交い絞めにする。左目に付けようとして、そうだ、右目の方がひどいんだった、と逡巡しているうちにもがき始め、ちゃんと目に付けることが出来なかった。

しかもピーチは2メートルほど逃げている。追いかけてみると、途中ゴロリと横になったりはするのだが、もう少しのところでスルリと逃げられる。

「ここまでおいで!アッカンベー」をされている感じで、本館前庭園へ。池の水を飲もうとする。きれいな水があるのにピーチは殆どあれを飲まない。

池の中の飛び石を伝って追いかけると、土手へ上がる道がついている。こんなところへは初めて来た。結局、捕まりそうになるとちょこちょこと逃げるのでそこで諦めた。

私がピーチを追いかけているのでゲンキが付いてきているしコロンもこんなところに現れた。ピーチと遊んでいると思ったらしい。

キジーはあまり食べずに行ってしまった。ハウスのチェックをする。ポオやワカメがやってきたが暖かいので覗いただけで中に入ろうとはしない。

ピーチは近くまで戻ってきているが、これから「猫庭園」に入って遊ぼうという感じ。そうそう、夜はここで遊んでいる方が安全だ。

さて、帰ろうとすると、「猫庭園池」の橋の上にポオが座っている。本当に可愛い。花子が門扉の上にいて鳴く。カリカリをその上に置くと食べ始めた。茶々もやって来た。


2005年04月20日(水) 9匹全員集合。

今日は朝からずーっと雨。昨日の目薬投薬に懲りてピーチは出て来ないかと思っていたら、3号棟前を歩く私をいち早く見つけて植え込み内からニャーニャー鳴いている。3号棟側に渡ろうとすると出て来た。山手へ向おうとしてもその場で動かない。山手へ行ってしまうと、ピーチは他の猫たちの手前、ちょっとカッコ付けているのでここでちょっと甘えたいようだ。

が、歩道もないところでグズグズしていたくない。ほら!車が来た。ピーチを抱えて忍者よろしく石垣にへばりつく。とにかく早く山手へ行ってしまおう。

雨が降っているのに「山手猫階段」には大勢の猫たちがいた。ポオなどは階段の一番下で待機している。ピーチを呼びながら歩いていた私の声が風に乗ってここまで届いていたのかもしれない。

とにかく雨天餌場だ。風があるので新聞紙を敷かないことにする。床を触ってみるとさほどザラザラしていない。食べている猫たちを数えると9匹全員集合している。雨でも全員集合だと嬉しい。

水を用意する。手近な猫からミニタオルで背中を拭く。茶々以外はそれほどひどくは濡れていない。コロンは拭かれるのがイヤというわけでもないのにニャゴニャゴ文句を言う。

ワカメ、トニー、ハイシロー、茶々は気持ち良さそうに拭いてもらうのに。ゲンキは拭かれるのが嫌いだ。というより私が何かすると投薬やら何やらロクなことがないので嫌がるフリをしているのだろう。

茶々だけはぐっしょり濡れているのでなかなか拭き取れない。犬のようにブルッと身震いすると水滴が四方に飛ぶ。茶々は拭いてもらうのが大好きだ。

ある程度食べると花子が走り去る。外はもう殆ど雨が上がっている。散らばったカリカリを2箇所にまとめ始めるとワカメがいなくなった。さっき出て行ったトニーが戻ってきてまた甘えながら時々カリカリを食べる。

ポオは毎夜自分だけ特別食がもらえていたのに、今日はないので「早く頂戴よ〜〜!」と盛んにねだる。雨天餌場では他の猫たちと一緒なので用意してこなかった。しばらくねだっていたが諦めた。レトルトをあげる代わりに目やにを取る。とってもハンサムになった。

ポオは特別扱いされているので、いい気になっていてさっきも隣で食べていたピーチを脅してカリカリを横取りしていた。ピーチもポオの2倍近くありそうな巨体を縮めて譲っているのだ?!

いつまで経ってももらえそうにないので拗ねたポオは外へ出て行った。ワカメは戻ってきている。コロンの耳を探るとあった!ダニイボが。昨日投薬したからもう大丈夫かとは思うのだが。とにかくそのイボをむしり取り踏み潰しておく。これがなかなかしぶとくて軽く踏んだだけでは潰れずに単にコロコロしているだけ。放置するとまた猫の身体に取り付いてしまう。

外でウロウロしているピーチを捕まえて左目に軟膏目薬を塗りこむ。右目にも、と思ったらちょこちょこと逃げて本館前庭園の土手の上に上がっている。

ワカメはボイラー室横のベランダ下で見物している。ポオはハウスに戻ったのかと思ったら「猫庭園」の土手の上に座っている。遠目からでもとってもハンサム。

さて帰ろう。坂道を降りていくとガードマンが正門を閉めに行くところだった。


2005年04月19日(火) 9匹全員集合。

フロントライン大を小分けにする。マダニを退治できないといけないので猫たちの体重に合わせて液量に差をつける。私が考える猫たちの重量順は、ピーチ、ゲンキ、ハイシロー、茶々、トニー、ポオ、ワカメ、コロン、花子だ。一番重いピーチ用には一番軽い花子の倍ほどの量を入れる。注射器それぞれに猫たちの名前シールを貼り用意万端整える。丁度7匹分取れた。

今夜も少し遅め。3号棟前でピーチを呼んでみるが昨夜同様、返事がない。山手に行ってみると「山手猫階段」で待機している猫たちの中にピーチがいた。

庭園餌場に新聞紙を敷きカリカリを与える。盛んに食べているポオを抱き水場の後ろに降ろす。ポオには特別食だ。今日で5日目。薬はよく効いてポオの目やにも減りすっかり男ぶりが上がっている。

思えばポオはラッキーな猫だ。具合が悪くなるとすぐに病院に連れて行っているし、越冬用ハウスもポオのためだった。そしてポオに投薬すると忽ち良くなる。捨てられたのは不運だったが我々に出会えたのはラッキーだった。ポオはこうして自分が特別に守られていることをよく承知していて他の猫に対してなかなか強気だ。

まず花子にフロントライン投与をする。そしてそこで食べている猫たちの首筋に次々とピュッ。コロンがいないなあ。

水場の後ろで食べているポオにも投薬する。食べ終わった容器を見ると今日もきれいに食べている。まだ足りなくてカリカリも食べていたがそのうちに踊り場の方へ行ってしまった。

ピーチの目はとても汚いが捕まえるチャンスがなかなかない。重量をチェックするため、そこにいた猫たちを抱えあげてみる。茶々、ハイシロー、トニー、ワカメだ。ん?茶々は意外と重い。ゲンキは逃げてしまったが以前に抱き上げた時、ずい分重たかった。

ハウスに行こうとすると岩場の方で猫の声がする。見るといつの間にかコロンがそこに座っていて、近付いたピーチと揉めているのだった。

コロンを呼ぶと餌場にやって来て食べ始めた。丁度いい、フロントラインを投与する。これでここの猫たち4月分は全員投与終了。

ハウスを見に行くと4号の中にワカメが入っている。昨日、今日とハウスの入り口のブロックの上にカリカリが乗っかっている。その一粒に団子虫がしがみついている。もっと変な虫が来てハウス内に入り込まないようにカリカリは回収して餌場に置いておく。

餌場では戻って来たトニーと茶々が食べている。コロンはもう姿を消している。ピーチもいないなあ。

踊り場に出るとポオが座っていた。声を掛け、階段を降りるとピーチがいた。ピーチに話しかけているとポオがすぐ傍に来ている。アララ、ポオは戻りなさい。

ピーチと一緒に道路を渡る。小桃に下の駐車場で給餌していた頃は、嗅ぎ付けた山手猫たちが大挙してやって来たものだった。ノロノロしていたポオでさえ来ていた。J先生にもらわれたポパイ、スミオ、死んでしまったプリンス、餌場を移してしまったタビー、タニー、かりん、行方不明の新黒(多分死んだ)、さくら、バニー。

餌も潤沢で比較的世話も行き届き、ほぼ安全だと思われる山手だがたった3年の間にこれだけの頭数変動があった。他の劣悪な環境下の外猫たちの状況は推して知るべしだ。

ピーチは途中で1号棟側に渡り道路を隔てて私と歩調を揃えていたが桜井小前でまたこちら側に渡って来た。そして4号棟角へ来るといつもの縁石のところに行き、今夜は久々に抱っこしてくれとせがむ。

だっこして目の辺りを触るがさほど嫌がらない。まずこびり付いている目やにを取る。そして隙を見て軟膏を右目に塗りこむ。慌てて膝から降りるピーチ。だが逃げずに地面に転がるだけなのでまた抱っこする。そして左目にも塗りこむ。

今度は道路の端まで逃げる。軟膏を付け過ぎているので目の周りを拭き取ることにする。少しづつ逃げるのを追いかけて桜井小正門まで来た。両目を拭いたところで逃げられた。

何のためにこんなことをされているのか分からないピーチには気の毒だがこうして騙し騙し少しづつでも投薬しないと。それでも我が家の故ファビへの投薬よりはずーっと楽だ。


2005年04月18日(月) 9匹全員集合。キジー出席。

午後、桜木町から関内に向って歩いていた時、片側2車線の交通量の多い道路を1匹の若いキジトラ猫が渡っていった。片側は信号待ちの車がズラリと並んでいて目の前で撥ねられたりしたらどうしようとドキドキした。

キジトラは無事に渡り終えて下を流れる帷子川の護岸に降りていった。そこには首輪を付けた黒猫がいた。母猫だろうか?民家などなさそうな場所だから首輪をしたまま捨てられたのか?結構肉付きも良さそうに見えていたから捨て猫だとしても餌はもらえているのだろう。

そして関内の横浜公園に行き見事なチューリップを鑑賞していると、そこにも猫がいた。白黒のふっくらした猫だ。写真を撮った。きれいな猫だったが鼻の周りに墨の飛沫のような模様がついていて、新黒を思い出してしまった。

もう1匹茶虎猫を見かけたが写真は撮れなかった。のんびりしていたからここでもちゃんと餌をもらい世話をされているのだろう。

*******

今夜は遅くなってしまった。3号棟前でピーチを呼んだがいないようだった。

「山手猫階段」へ行くと待ちかねた猫たちが続々と現れた。キジーも来ている。今夜は風がないので新聞紙を敷く。ピーチもやって来た。キジーには飛び石餌場で。

カリカリを食べているポオに黙ってタッパー容器を見せ誘導すると水場の奥に入った。ポオにたっぷり薬入りのレトルトを与えておく。

水を替えているとカリカリが気に入らないのかキジーが出て来た。新聞紙トレイの前まで行くがみんなの中に入れない。行ったり来たりを始める。そのうちにピーチが睨みつけるので諦めて立ち去った。さほど空腹でもないのだろう。下の畑で農家のおばさんにも給餌されているという話を今日聞いた。コロンもそこで食べているし、おばさんどうも有難う!

私の横で食べている花子をワカメが見るので可愛がりながら遠ざける。花子はいつもよりは長く食べていたがやっぱり走り去った。

ポオが食べ終わった後、茶々が容器に顔を突っ込んでいる。猫たちはポオが特別食をもらっていることに気付いているが横取りしたりはしない。

茶々が離れたので引き上げにいくと容器はきれいに舐められていた。よしよし。

花子が戻ってきたが気付いたピーチが歓迎の素振り。ゲンキもやって来た。すると花子はそれ以上近寄ってこようとはせずまた走り去ってしまった。

新聞紙を片付ける。ピーチの目は昨日よりもずーっと汚くなっている。垂れている涙だけでも拭き取ってやりたいので捕まえて膝の上に乗せる。目を触ろうとするとかなり抵抗する。抱きしめて涙を拭うのが精一杯だ。あんまりしつこくすると放した時に他の猫に八つ当たりする可能性があるのでほどほどにしておく。

コロンが通路を下り、岩場でじっと何かを見つめている。ピーチも。と、コロンのすぐ傍の木からカラスが2羽鳴き声を上げバタバタと飛び立った。カラスたちは多分その木の上の方で眠っていたのだろう。

ハウスを見に行く。ワカメを呼ぶとやってきて昨日と同じ4号に入った。

さっきから雨がパラパラ降ったり止んだりしている。ピーチはゲンキと追いかけっこをして遊んでいる。もうちょっと目やにを取りたいと思ってピーチの傍に行くが植え込みの中に入ってしまい逃げの態勢を取っている。

じゃあもう帰ろう。踊り場あたりに花子が待機しているかと思ったがいなかった。

家猫たちは私と同じ部屋にいると安心するのか、別の部屋に移動すると彼らもゾロゾロとそちらに移動する。山手猫たちも私がいるとその回りにいつまでもいるようだ。1日にせいぜい1時間くらいしか一緒にいてあげることが出来ないが。


2005年04月17日(日) 9匹全員集合。またイタチ現る

午後5時過ぎ、港南台駅近くのアパートの駐車場の前を通過していると、突然「ニャーオ!ニャーオ!」と呼び止められた。見ると駐車場に白茶の猫がいて私に盛んに呼びかける。振り向いて見つめるとその場でゴロリと横になる。近寄って携帯で写真を撮った。優しげな猫だがバイバイして先を急ぐ。

そこを通る通行人にいちいち呼びかけているのかと気にしているとそうではなかった。何人もがそこを通過しているが白茶猫の鳴き声は聞こえてこない。やっぱり。私から「猫おばさん」のオーラが立ち上っていたのか。あの猫も餌をもらっている地域猫なのだろう。

午後6時過ぎ、帰りには久々に若竹山手を通った。U野さん宅ガレージ前にはタビーとアニーーがいた。タビーは食べ終えたのか盛んに身づくろいをしていた。縁石の上にはたっぷりのカリカリらしき塊が2つ。缶詰が混じっているのかもしれない。こちらにお尻を向けてアニーが懸命に食べている。三毛猫たちや牛若はいなかった。

******

山手へ出かける直前に小さな地震があった。閉まっているドアが微かにガタガタ鳴るので、てっきり中にいる猫が廊下へ出ようとガリガリやっているのだとばかり思ってドアを開けると、そこに猫の姿はなく不思議に思っていたらテレビにテロップが流れた。横浜東部は震度3とか。立っていた私には全く感じられなかったが。

3号棟の植え込みにはピーチはいないようだった。そのまま歩いて行くと1号棟前の駐車場あたりでピーチに出会った。ピーチは私と一緒に山手へ行こうとせず1号棟の端っこの通路に消えた。さっきの地震で驚いたのかなあ。

「山手猫階段」に行くとすぐに猫たちが多数出て来た。庭園餌場に行きカリカリを与える。水を替え、カリカリを食べているポオに合図して水場の後ろに誘導する。これで3日目なのでポオも心得てすぐに食べ始める。

2個だけフロントラインを持参してきたのでマダニの被害がひどいトニーとハイシローだけに投薬する。出掛けにフロントライン大を小分けにしている時間がなかった。

ポオが食べ終わった容器を見ると空っぽだ。僅かにこびり付いている魚肉をまとめるとピーチが食べた。

いつものようにワカメとコロンたちを可愛がる。今日はポオが甘える。目やにもひどくなく、投薬のおかげですっかり元気を取り戻している。レトルトだけでは満腹にならなかったのかカリカリも食べている。

一旦餌場を離れた花子がまた戻ってきて食べる。花子とピーチの相性は悪くないのだが、コロンは唸るので傍を通ったピーチが空パンチを繰り出している。

ポオが盛んに道路側庭園の奥を気にしている。道路際に猫らしいシルエットが見える。黒っぽく見えるのでキジーだと思い、声を掛けるが反応がない。違うのかなあ?横顔は口元が尖っていて猫ではないようだ。アライグマのラックかなあ?ラックならもっと大きいし近寄ってくるはずだ。

カメラと餌容器を持って近付いてみることに。飛び石餌場のところまで行くとうっすらと真ん中が黒くなっている丸顔が見えた。耳も丸い感じ。何回か来たイタチのようだ。逃げて行く尻尾のフサフサも見えた。写真を撮るヒマもない。

時々来ては残ったカリカリを食べているのかもしれない。全くの野生だろうから近付いてはこないだろう。

食べているピーチの右目に軟膏目薬を塗りつけると逃げてしまった。バリバリになっている目やにも取ってやりたいが逃げてしまって捕まらない。

ワカメが水を飲み始めたのでハウスのチェックに行く。1号、3号OK。2号もOK。4号は、と見るといつの間にかワカメが入っている。ポオはもっと遊んでいたいようだ。

帰りかけるとピーチが従いてくる。今日は久々に4号棟の角まで来た。抱っこして目に指を当てると嫌がってすぐに降りて、地面にゴロリゴロリ。隙を見て左目にも軟膏目薬を塗りつける。これですっかりピーチの機嫌を損ねてしまった。

道路際まで逃げてそこでゴロンゴロンするのを撫でて宥める。が、今夜はもう抱っこできない。車が来たのでピーチは3号棟側へ渡ってしまい、それでも未練ありげにこちらをじっと見ている。

警戒されてしまったが、また隙を見て目薬投与をしたい。毎日目やに取りをしても元から治さないとダメだ。


2005年04月16日(土) 9匹全員集合。

いつも通りピーチを連れて山手へ。「山手猫階段」を見ると正門側の庭園石垣の上にハイシローがいる。踊り場にはポオがいて、ハイシローに声を掛けていると階段を駆け下りてきた。昨日の警戒心は無くなったようだ。

みんな出て来たので庭園餌場に行く。今夜も風があるのでカリカリは直置き。みんな昨日よりはモリモリ食べている。

構内ネコロジーのメンバーが水を替える時のために、校内ネコロジーと書いた空のペットボトルを水場に昨夜置いておいた。昨日置いた、そのまんまだ。よく考えると今日は土曜日だからメンバーは登校していないのだった。

カリカリを食べているポオの傍に行き黙ってタッパーを見せると、ポオはすべて察して昨日と同じ場所、つまり水容器の後ろ側へ移動する。そこでポオだけに薬入りレトルトを与える。ポオも静かにしているのでカリカリを食べている猫たちは気付かない。

大分経ってからトニーがまずポオの傍へ行き、茶々とゲンキも水場からポオが食べているのを見ている。ポオも結構気が強くて「誰にも譲らんゾ!」というオーラが立ち上っていたのか横取りされることなく食べ終わった。

すぐにトニーが容器に顔を突っ込んでいるのを見に行くと、昨日以上に空っぽだった。それでもトニーは結構長時間舐めていた。トニーが離れるとすぐに回収する。もう暖かいので容器に虫などが入リ込む可能性がある。

ポオはしばらく餌場でじっとしていたが、「猫庭園」内に入った。2号に入ったような感じだったが、2号は丁度大木の陰になっていてここからは4号しか見えない。

コロンはとっくに岩場へ移動して座っている。ゲンキや茶々は庭園中を徘徊。トニーは本館前庭園の方向へ去った。花子は走り去ったのだが、また戻ってきて通路の途中でこっちを見ている。この距離だとまるでゲンキのようだ。ピーチもあっちに座りこっちに座り、また食べに来たりしている。

ハイシローの耳を丹念に探るとまたダニイボ発見。まだ取り付いたばかりらしく小さくてなかなかむしり取れない。それでもハイシローはおとなしい。きっとこのダニはうっとうしいに違いない。いくら引っ張っても怒らないし、むしり取る時には相当痛いかと思うのだが、ウンともスンとも言わない。

花子が戻ってきて食べ始めたのを機にハウスのチェックに行く。2号に入ったと思ったポオだが1号のベッドの中にいた。

餌場に戻ると、ハイシローもワカメもそのまま。花子も食べている。コロンは岩場にいて茶々もその辺をブラブラしている。

さて帰ろう。ピーチは従いて来たが踊り場にある水容器から水を飲んでいる。待たずに立ち去る。道路を渡ろうとしていると足元に花子が来ている。
アララ、さっき食べていたのに。

危ない道路を渡らせるのは止めて工房側へ渡る。地面の敷石は埃っぽいので石垣の上に花子を呼び寄せてカリカリを与える。

やって来たピーチは花子に気を取られていて私に従いてこない。ピーチと花子は比較的仲良しなので心配はない。


2005年04月15日(金) 7匹に給餌。ハイシロー、トニー欠席。キジー出席

午後3時半ごろJ先生より電話があり、ポオが朝からハウスに入ったきりで餌も食べずに目をつむっているという。ゲンキが一緒にベッドに入り盛んにポオの顔を舐めてやっているとか。

3日くらい前からポオの右目の目やにがひどくなっている。昨夜は全く食べなかったが、元気がないということはなく、単に満腹なのだと思っていた。しばらく前から食後しきりに口の周りをカキカキするし、ここらで一度診察を受けさせた方がいいかもしれない。

キャリーを持って車で山手へ。

J先生は中学生の猫部新入部員や見学に来た高校生などと一緒に庭園餌場にいた。ポオとゲンキもそこにいる。茶々もやって来た。

キャリーを持って現れた私を見て、何が行われようとしているのか素早く察したのかポオはひょいひょいと逃げる。中学生の子は20歳まで生きた猫と暮らした経験がありポオも全く警戒していない。

ちょこちょこと逃げるポオをやっと捕まえ抵抗するのをキャリーに放り込みドアをロックする。元気な鳴き声を上げている。盟友ゲンキはポオのことが心配でオロオロしている。

J先生と一緒に犬山動物病院へ。体重は4,26kg。思ったより重量がある。検温すると熱があるという。ポオは口内炎がひどく軽く出血もしているのでこれらの症状はFIVのせいらしい。ひとまず消炎剤入りの抗生物質を注射してもらう。

ポオは高齢そうに見えるが3年前山手に捨てられたので本当の年齢は分からない。腎臓機能の値などの検査をするため入院させるかどうか相談する。

餌をちゃんと食べれば差し当たって心配はないので、とりあえず連れ帰って投薬を続け、様子をみることに。

山手に戻るとゲンキが喜んでポオを出迎える。キャリーの蓋を開けるとポオは飛び出して一目散に踊り場の方へ。

生徒たちの鞄はあるのに姿が見えない。と思ったらスカイライン沿いの山の斜面を登っている。ポオも茶々も山の斜面に退避している。

高校生たちも山から出て来た。う〜ん、この山は猫たちの聖域だから無闇に入り込まない方がいいかも。

そうこうしているうちに5時半になり解散する。

********

夜、いつも通りピーチを連れて山手へ。「山手猫階段」を覗くと、アララ1匹もいない。踊り場まで上がるとやっと茶々が出て来た。庭園に入るとワカメなども出て来た。キジーが待機している。

庭園餌場に行きカリカリを与える。いるのはポオ、ゲンキ、ワカメ、茶々、ピーチ、キジーの6匹のみ。ハイシロー、コロン、花子、トニーがいない。ハイシローは多分、昼間に猫部の生徒たちにたっぷりもらったのだと思うし、コロンも畑の餌場で食べたと思うが、花子とトニーはどうだろう?

ポオはいつもの癖で思わず私の傍に来てしまったが、昼間捕まって病院に連れて行かれたことを思い出したらしく少し離れて警戒している。

ポオのためにシロップ薬を混ぜたレトルトを用意してきているので、水場の後ろで警戒しているポオの前にその容器を置くと食べ始めた。他の山手猫たちは横取りしに行かないが、飛び石餌場で食べていたキジーが気付いてにじり寄ってきた。

声だけで「キジーだめだよ!」と言ってもきかないので近くまで行って岩の上に座り監視する。が、キジーは私が黙ってじっとしていると甘く見てまたポオに近付こうとする。

ポオは85grのレトルトをあらかた食べてしまい満腹になったのか「猫庭園池」の方へ歩いて行く。

キジーが早速、容器を覗きに行ったが抗生物質の匂いがするのか食べようとせず、カリカリもたくさん残して行ってしまった。何だ、お腹空いてないじゃん。ゲンキやピーチが行って容器に残ったものはきれいに舐め取った。

ワカメを膝に乗せたり下ろしたりして可愛がる。

あ、コロンがやって来た。しばらくワカメに甘えた後、食べているピーチの横に並んだ格好になった。ピーチが振り向いてコロンを睨みつけているので、コロンの背中に手を置き庇った途端ピーチの鋭い爪の出たパンチが私の手を直撃。痛〜〜い!!!甘ったれのピーチだが、M上さんが喧嘩っ早いと言っていた。本当だ。

コロンには当たらなかったと思うが、驚いたコロンは飛び退き、しばらく脇の方にいたが飛び石餌場のカリカリを見つけてそちらへ。

ワカメにはもうハウスに入ってもらおうと呼び寄せるが来ない。ハウスをチェックする。2号には誰かが入って慌てて外へ出たらしく防寒シートが乱れている。もう寒くないのでシルバーのシートは片付ける。

暖かいせいかポオもワカメも来ない。野次馬のゲンキとピーチが覗きに来ている。餌場に戻るとワカメも消えている。もしかしたら山の方へ行ったのかも。

今日、犬山動物病院で軟膏の目薬をもらってきたのでピーチに投薬したいと思っているのだが、気取られたらしくピーチは捕まらない。

では帰ろう。通路にポオが座っているが私が行くとまた捕まるのかと逃げようとする。私の行く方向へ逃げるものだからずーっと逃げなくてはならない。踊り場でじっとしている。

ピーチは私の後を従いて来たが、車の直前を横断するので肝を冷やした。横断したピーチが見えなくなったので呼ぶと、向かい側の山の中からニャーとか細い声がする。きっと花子だ。

呼ぶと出て来た。するとピーチも現れた。1号棟前の駐車場へ入り、花子にカリカリを与える。そうしておいてすぐに歩道に戻ったがピーチはいない。ちょっと呼んでみたが姿を現さない。目薬投与を企んでいることがバレたか。

4号棟の前は人通りが多くなっている。ピーチがいてもどっちみち今日の投薬は無理だ。


2005年04月14日(木) 8匹集合。花子欠席。

今日は久々に晴れたが風が強くその分花粉の量も多い。マスクをして山手へ。3号棟前を通るともうピーチの鳴き声がする。3号棟側へ渡ると生垣から出て来たが従いてこずに鳴いている。戻って呼ぶと生垣の中から歩調を合わせて追ってくる。

が、3号棟が切れるところでは出てこようとせず鳴いているだけだ。私の行き先は分かっているのでそのまま山手へ向う。昨日も同じような展開だったが、途中で追いついたのに今日はその気配がない。まあいいでしょう。

「山手猫階段」ではハイシローがのっそりと近寄ってくる。踊り場にはポオが座っている。トニーやワカメも駆けつける。

みんなと一緒に庭園餌場へ。風があるのでカリカリを直置きする。花子はいない。ピーチもまだ来ていないので7匹だ。猫たちはすぐに食べるのを止めてしまう。ポオとゲンキはウロウロしただけで全然食べない。

ハハーン、もう十分に給餌されて満腹なのだな。コロンはワカメと並んで食べていたがしばらく甘えた後さっさと立ち去る。ポオも「猫庭園」内に入った。

トニーは比較的よく食べていたが、本館前庭園の方へゆっくりと歩いていく。茶々とゲンキは庭園内を徘徊している。

ワカメを膝の上に乗せてしばらく可愛がる。降ろすとまた食べ始めたので昨日、雨天餌場に置いたままの水容器を取りに行く。

餌場に戻ろうとするとハイシローとゲンキが従いて来ている。私が餌場に戻るので猫たちもUターンする。

ハウスを見に行く。1号にはポオが入っている。4号の傍にワカメがいる。2号をチェックしている間にワカメは4号に入った。4号内の発泡スチロールは猫がかじったらしく白いカスがポロポロこぼれている。

餌場にはハイシロー、茶々、ゲンキがいる。カリカリを2箇所に集めると猫たちがまた食べ始めた。手付かずで余ったカリカリは回収する。

帰途、3号棟前にさしかかると植え込みの中からピーチの声が聞こえる。が、無視して立ち去る。

ピーチはもっと早い時間に山手へ行っていたのかもしれない。そしてもう食べたのだろう。空腹なら私と一緒に山手へ行ったはずだ。


2005年04月13日(水) 9匹全員集合。キジー出席。

昨夕偶々つけたテレビにいきなり新潟県の地震被災地、山古志村を4ヶ月ぶりに訪れた被災住民が飼い猫のチャグと再会しているシーンが現れた。勿論釘付けになり、この幸運な再会を私も喜んだ。

その後、夕刊でもこのニュースが写真入りで大きく伝えられた。チャグは2年前に拾われた野良猫のメスで毛色が茶と黒なのでチャグと名付けられた。いわゆる「サビ猫」だ。若いし、雑種の三毛(メス)なので2メートルの雪に埋もれた土地で生き延びることが出来たのだろう。

声は過酷な生活のためか、ずい分しゃがれていたが飼い主の肩に乗っかって甘える仕草がなんとも可愛い。

地震になったら我が家の猫たちはどうなるだろうかと思わず猫たちを見渡した。勿論山手猫たちも心配だ。山手猫たちは外にいるからなんとか生き延びると思うのだが・・・

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昨日はもうひとつペットのニュースがあった。一昨日だか、福岡県の県道でブランドの子犬たちが14匹も保護され、発見者と警察で手分けして預かっているという話題だ。大方、破産した業者が捨てたのだろう。

それが今日の夕刊を見ると、もう1匹見つかって合計15匹のブランド仔犬だちは忽ちのうちに全頭、近隣の住民に引き取られたという。やっぱりねえ。さすがブランド仔犬だ。引く手数多だこと。

仔犬たちには良かったとは思うが、10万円ほどもするブランド仔犬が只でもらえるとあって思いつきで引き取った人には、後で持て余して捨てたり愛護センター(いわゆる保健所)に持ち込んだりすることのないよう、くれぐれもお願いしたい。

それにしても愛護?!センターに溢れている可哀相なペットから先に「飛ぶように」もらわれてほしいものだ。

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さて、夜になってやっと雨が止んだ。とはいえ地面はじっとりと濡れている。外へ出ると大気がすごく生臭い。気分が悪くなるほどだ。

3号棟前でピーチの鳴き声がして、私が3号棟側へ渡る。昨日と全く同じルートを経て山手へ。

「山手猫階段」には待ちかねた猫たちが沢山待機している。雨は止んでいるが雨天餌場へ行く。9匹全員集合だ。

今日は誰も濡れていない。ポオの目やにを取る。嫌がって離れるがすぐに戻ってくる。

ハイシローとワカメ、コロンは特にお腹が膨れている。それでもみんな結構よく食べた。私が片付け始めるとワカメは外へ出て行ってしまう。

さてそろそろ帰ろうとして坂道を下り始めると庭園餌場に猫のシルエットが見える。キジーのようだ。雨天餌場に2盛りしてあるからそちらに行けば食べられるがどうだろうか。

庭園餌場に行くとやっぱりキジーだった。ゲンキとピーチが威嚇している。乾いている敷石の上にカリカリをたっぷり盛ると、やって来たポオが横取りだ。

飛び石はぐっしょりと濡れていてカリカリを置けない。カリカリの容器を振ってキジーを呼ぶと出てきたが雨天餌場までは引っ張って行けない。仕方なく別の敷石の上にカリカリを置くと今度はハイシローが横取りだ。

そうこうしているうちに猫たちがここに集まり始めた。どこかに行ってしまっていたワカメもやって来た。コロンも到着。もう一盛りするがダメだ。このままではキジーの口には入らない。

どうせ山手猫たちは目先が変わったのでちょっと口をつけているだけだから私が去ってしまえば散ってしまい、キジーはゆっくりと食べることが出来るはずだ。

ピーチは昨日と同じく途中まで従いてきたが、3号棟の自分のねぐらに帰ったようだ。


2005年04月12日(火) 9匹全員集合。キジー出席。

今日も1日中冷たい雨が降り続く。気温は昨日より更に低い。

夜、山手へ行こうと外へ出ると微かに霧雨が降っているような、止んでいるような。

3号棟前でピーチの声がしたので桜井小前のガードレールの切れ目のところから私が3号棟側へ渡る。ピーチは1号棟の植え込み内に入ったようだ。

いつもピーチは途中から出てきてまた向い側へ渡るので私も駐車場のあたりで渡る。見るとピーチは1号棟側の歩道をトコトコ歩いてくる。そうして向かい側へ渡って来た。

駐車場ではピーチは歩道ではなく中を通る。最終的に一緒に山手へ。殆どの猫たちが「山手猫階段」踊り場付近にいる。花子は山から駆け下りてきた。

門扉の内側にはキジーが待機している。久しぶりだ。何となくキジーはスマートになったような感じがする。

みんなでゾロゾロと雨天餌場へ。階上のドアには灯りが灯っている。

新聞紙2枚を敷いてカリカリを与える。キジーには道路に近いところにカリカリをたっぷりと盛る。が、ハイシローが来て横取り。仕方なく別のところにもう一盛りする。キジーは可愛い顔をしている。

昨日の容器をゆすいで水を入れ替える。今夜はミニタオルをたくさん持参したのだが、みんなそれほど濡れていない。1枚でこと足りた。

キジーにそろそろお替りをあげようかと思っていたら、花子がまたいきなり走り出た。それを見たキジーが花子を追いかける。2匹が「猫庭園」の中に走りこんだ。すばしこい花子のことだ。捕まらなかったようだ。

キジーの発情期特有の鳴き声が庭園の奥の方から響いてきた。しばらくしてキジーは食事のことを思い出したらしくこちらに駆け戻って来た。が、雨天餌場の前まで来たところでピーチが唸りながら出迎える。

トラックの下で2匹は睨み合っていたが、花子が戻ってきたのをみたキジーがまた花子を追いかけて行ってしまった。

何とかキジーにも去勢手術を受けさせてやりたいが、1メートル以内には近寄せてくれないので捕獲器を使うのもムリだ。キジー1匹しかいないのならともかく、仕掛けても山手猫たちが入ってしまう。

残った8匹が仲良く食べていたところ、頭上でバタン!と大きな音がして猫たちは蜘蛛の子を散らすように外へ跳び出した。上のドアを誰かが派手に閉めたらしい。

すぐに猫たちは戻ってきたがワカメは逃げたきり戻ってこない。新聞紙を片付けてカリカリの山を2つにしておく。私の回りにはトニー、ハイシロー、ポオ、コロンが集まってピッタリと寄り添う。コロンは母親のワカメに似てなかなか気が強く、すぐにニャゴニャゴと文句を言う。

段々寒くなってきたので帰ることに。雨は止んでいる。ゲンキとハイシローが従いて出て来た。ワカメは本館前庭園にいたようで私を見て出て来たがゲンキに追われて「猫庭園」に逃げた。ハウスに入るといいが。

帰途、桜井小へ差し掛かったところで猫の鳴き声を聞いたような気がした。バニー、さくら、新黒などいなくなった猫たちのことを考えながら歩いていたので空耳だろうと思ったが、ふと見るとピーチが1号棟側からこちらに渡ってこようとしている。

そこへ車が何台か繋がってやって来たのでピーチは植え込み内に隠れた。そのまま3号棟の植え込み内もしくはベランダ下などの雨のかからない場所でじっとしているのがよろしい。もう私を追ってくることはなかった。


2005年04月11日(月) 9匹全員集合。

今日は雨でおまけに昨日までとは打って変わって寒い。

山手へ向うと3号棟から声がしてピーチが出て来た。小雨が降っているがそこから5分ほど歩いて一緒に山手へ。今は小雨だが夕方、かなり降ったらしく、山手へ渡る道路には水溜りができている。

こんなに雨が降ったのに、猫たちは正門横の庭園内で待っていた。雨天餌場かその前の車の下で待っていればいいのに。

見ればハイシローとトニーが特にひどく濡れている。とにかく急いで雨天餌場へ。新聞紙を2枚敷きカリカリを与える。9匹全員集合。

ワカメとポオは直前までハウスに入っていたのか、さほど濡れていない。茶々はかなり濡れている。ピーチも。

しまった!ミニタオルが3枚しかない。とにかくハイシローとトニー、茶々を重点的に拭く。他の猫たちも一応さっと拭く。

神経質な花子は私が動き、他の猫たちが動くともう餌場を離れる。外へ出てじっとしているので呼んでみたが結局走り去ってしまった。幸いにも花子の被毛は撥水性があり見た目ほど奥まで濡れない。

コロンは顔の周りとお尻の付近が濡れているので拭くとニャゴニャゴ文句を言う。私がしゃがんでいるとハイシロー、トニー、茶々、ワカメが私を取り囲む。出来るだけみんなを撫でて被毛の水分を飛ばす。ゲンキとピーチ、若者2匹は濡れていても割合と平気だ。

新聞紙を片付け始めるとワカメがいなくなった。外を覗いてみてもいない。ハウスに戻ったのならいいが・・・

しばらくしてトニーが出て行ってしまった。6匹が雨天餌場に残っている。さてもう帰ろう。外へ出るとゲンキも出て来た。ワカメがいつの間にかボイラー室横のベランダ下にいる。

ピーチは従いてこない。みんなしばらくあそこで休んでいればいいのに。雨がしのげるし、割と暖かい場所だ。


2005年04月10日(日) 9匹全員集合。

初夏の陽気ではあるが今日も風が強い。

いつものようにピーチと一緒に山手へ。「山手猫階段」の踊り場には猫たちを愛でているらしい父親と息子、娘と思しき3人連れがいる。

近付いて「こんばんは!」と声を掛ける。父親は驚きながらも丁寧に挨拶を返してくれる。「猫、お好きなんですか?」と問うと『子供が好きで、見に行きたいと言うもんで・・・』とのこと。「今から猫たちのお食事タイムなんです。パンフレットを差し上げます。」とパンフを手渡す。

私の姿を見て猫たちが続々と集まってくるのを見て子供たちは『すご〜い!』と感嘆の声を上げている。「猫たちをもう十分にご覧になりましたか?」『はい、もう結構です。どうぞ。』ということでいつも通り猫たちと庭園餌場へ。

「猫庭園池」の水面は桜の花びらで覆い尽くされている。まるで桜色のカーペットを敷き詰めたようだ。これでは下が水だと思わず、はまってしまうドジな動物(人間も?)がいるかもしれない。しかし動物は特別な勘があるから見た目だけには惑わされないかもしれないが。

強風で水容器は2つとも吹き飛ばされている。中には桜の花びらがいっぱいだ。

強風なのでカリカリは直置き。猫たちの数を数えると8匹しかいない。あ!ワカメがいない!そんなことあり得ないのに!

親子連れがいたので、山奥深く隠れていて私が来たのに気付かなかったのかも。「ワカメ〜〜〜!!!」と何度も叫んでみるが、強風の音もすごいのでワカメの耳には届かないかも。

コロンに「ママがいないよ!どうしたの?知ってる?」などと盛んに話しかけると、通じたのかいつものワカメみたいに甘える。ハイシローにも「ノンビリ甘えていないでママの行方を心配しなさい」と話しかける。

トニーの耳を調べるとまたダニイボがある。むしり取って潰す。今週中にフロントライン投与をしよう。

みんなが食べ終わったところでカリカリを3箇所にまとめる。一応ハウスのチェックをする。ハウスの傍からスカイライン→山の方向に向って「ワカメ〜〜〜!!!」と叫ぶが反応なし。

餌場に戻ると一旦去っていたトニーが私の叫び声を聞きつけてやって来た。段々心配になる。

花子が餌場に戻って来たところをゲンキが迎えに行きオジャンに。花子は逃げてしまった。

荷物を持って踊り場へ行く。ワカメが「猫庭園池」にでもはまっていないかと水面に目を凝らす。まさかそんなドジではないと思うが。

踊り場に出てキョロキョロしていると茶々やポオ、ピーチ、ゲンキなどがやって来た。花子は出て来ない。

ワカメを呼ぼうとしたところへ、当のワカメが山の下の方から飛び出してきた。私の声の届かないところにいたようだ。彼女は彼女で私の到着が遅いので、そんなところで待っていたのに違いない。

ワカメを連れてもう一度庭園餌場に行く。ワカメを可愛がっているとコロンも植え込みから出てきて一緒に甘える。2匹並んで食べている。私が座っている後ろにはいつの間にかハイシローが来てちんまりと座っている。

私がワカメを可愛がっているのをピーチが少し離れたところに座ってじーっと見ている。

風が余りにも強くじっとしているのが辛くなってきたので、ワカメにはまた明日、と言って立ち上がる。

ピーチは途中まで従いて来たのだが、駐車場に出入りする車があったり通行人がいたりしてはぐれてしまった。そのまま帰宅する。


2005年04月09日(土) 7匹集合。コロン、トニー欠席。

今夜の給餌をお願いしておいたJ先生から以下のような報告メールが届いた。

≪山手に向かいながら「S井さんがいなければピーチに会えないだろうな」と考えていましたが、今日はピーチがポオちゃんと待っていました。ワカメと花ちゃんもすぐ来ました。その後ゲンキが「僕の分たべないで!」という感じの大声を出しながら走っていきました。最後にハイシローが来ました。残念ながら、コロンとトニーに会えなかったので、ちょっとカリカリを置いてきました。携帯のナイトモードで初めて写真を撮りましたが、あまり良くないです。(モデルさんたちがいいのに!)

今日ピーチの目ヤニが大分酷かったようです。まだ抱っこしたことがないですが、ずっと私の足に寄りかかっていました。大きくて、可愛い子で、大好きです。≫ J先生、ありがとう!

ピーチは賢いので何度かお会いしたことのあるJ先生のことをよく覚えているようだ。あのひどい目やにも家猫になればすぐに治ると思うのだが・・本当にピーチは可愛い子であの巨体が何ともいえない愛嬌がある。J先生も魅了されたようだ。

ピーチも私と一緒に3号棟から山手に行かずに、これからも今日みたいに山手で待っている方がいいのに。


2005年04月08日(金) 9匹全員集合。

今夜はテレビ東京の「ポチたま」が9時までのスペシャル放送だ。録画しておく。

外は昨日よりは少し気温が低い。3号棟前に差し掛かるとピーチが鳴いて出て来た。私が3号棟側へ行こうかと思っている間にピーチが道路を渡って来た。が、すぐにまた3号棟側に渡る。

生垣に入って姿が見えなくなったが私の行き先は分かっているので、構わずに行ってしまう。ふと見ると、追いついてきて1号棟前の歩道をトコトコ歩いている。またこちら側に渡って来て再び最終的に山手への道路を渡る。

「山手猫階段」には今夜も1匹もいない。踊り場にはカリカリが2粒あった。給餌済みだな。

私が声も発しないのに山からワカメが駆け下りてきて、横の道路側庭園からはコロンも出て来た。どこから湧いてきたかと思うほどいきなり猫たちに囲まれる。

一緒に庭園餌場に行き、猫たちに話しかけていて顔を上げると雨天餌場に何やら黒い塊と荷物のようなものが見える。目を凝らすと、黒いジャージを来た少年が蹲っているようだ。

新聞紙を敷き、カリカリを与え水を替える。時折、雨天餌場を見ると少年は腕立て伏せをしたりしている。

コロンとポオはすぐに食べるのを止めて、脇の植え込み内に座る。花子も走り去ったが「猫庭園池」の辺りにいるようだ。

頭上の桜は今日が満開だ。お花見はこれで十分。

ワカメが盛んに甘えるのを見てコロンはまたやって来た。コロンを可愛がる。ポオもまた出てきて食べている。茶々も甘えるので目やにを取る。今日は珍しく嫌がらずに取らせてくれた。

ハイシローが本館前庭園の方からやって来て盛んに食べ始めた。ハイシローは昨日の分を取り戻すかのように甘える。が、目やには取れない。

「猫庭園」から道路側庭園に向けて猫が駆け抜けた。ゲンキかなあ?新猫かもしれないと思い、道路側庭園のそちら側を見に行く。

雨天餌場にいる少年は立ったり座ったり、階段の陰に入ったりと落ち着かない。私が餌場に戻ると荷物を持って出て来た。足元は野球のゲートルのような感じで荷物は保冷箱のように四角いものだった。坂道を下り正門の方へ歩き去った。私が到着してから40分はそこにいた。その前からいたはずだが、一体どうしたのだろうか。

花子が戻ってきて、カリカリを食べ始めたがロクに食べずにまた走り去った。

ハウスを見に行くとワカメはハウスのかなり前方でじっとしている。2号、4号のチェックをしている間にワカメは1号に入った。

餌場に戻ると猫たちは殆どいなくなっている。ハイシローだけが甘えかかる。コロンもとっくにいなくなっている。あ、ゲンキとピーチが道路側庭園内で追いかけっこをして遊んでいる。

踊り場付近で花子が待っているかと思ったがいなかった。ピーチも追って来ない。さて、ひとりで桜井小の夜桜見物をしながら帰ろう。

明日はS井、所用のため日記はお休み。給餌はJ先生にお願いした。


2005年04月07日(木) 8匹集合。ハイシロー欠席。

今日は1日中、強い風が吹き荒れた。夜になっても吹いている。少々暑いが帽子とマスクを着用して出かける。3号棟前でピーチを呼ぶと生垣から出て来たが寝ていたのか道路を渡って来ようとしない。

そこで私が3号棟側へ行く。3号棟の生垣の下は一部歩道がなく私が轢かれそうだ。1号棟へ行くと狭いが歩道がある。ピーチは生垣の中を通って一緒に山手へ向う。

1号棟が切れたところは横が山の石垣になっているので猫は逃げ場のないここを通るのを嫌がる。ピーチを抱き上げて一旦向かい側へ渡る。そうして再び山手側へ渡る。

「山手猫階段」を覗くとシーンとして誰もいない。餌やりの先客があったかな。階段を上がって行くと猫たちが現れた。踊り場にはカリカリが数粒落ちている。やっぱり。

それでも猫たちは私を大歓迎して庭園餌場に行く。カリカリを与えると喜んで食べる。が、大分少なめにしておいた。水容器は1個だけ転がっている。強風でもう1個は吹き飛んでしまったようだ。

コロンはすぐに食べるのを止めて道路側庭園の中に入りどこかへ行ってしまった。ずい分つれないじゃないの。次いで花子が立ち去る。トニーも。ポオは水も飲まずに水場の奥の植え込みの下に座っている。

ワカメは私にくっついて甘えている。やっぱり猫たちはあんまり食べない。そういえばハイシローがいない。

山手ではまだ食べていないはずのピーチまでがあまり食べない。みんなさっさとどこかへ行ってしまう。

カリカリを片付けているとワカメも「猫庭園」に入ろうとする。その後ろをゲンキが追って行った。

ハウスをチェックするとワカメは2号と4号の間にいる。4号内の毛布が外れている。誰かが入ったのだな。よしよし。そのうちにワカメは1号に入った。

餌場に戻るとコロンが戻ってきていた。トイレにでも行っていたのかもしれない。が、ポオがいなくなっている。風はあるがすごく暖かいので大丈夫だとは思うが。

さてピーチと一緒に帰ろう。4号棟角でいつものように抱っこする。今日は目やにがたくさん出たらしくこびりついている。ちょっといやがるがすべて取る。ゴロゴロと喉を鳴らしいい気持ちそうにしている。

と、白黒の犬を連れたおじいさんがやって来た。ピーチに気が付いて「あ、猫さんだ。猫さんが抱っこされてる。」と言い、傍に来ようとする犬を「猫さんが嫌がるから」と遠ざけてくれる。『どーもー』と愛想よく(といってもマスクに帽子姿だが)言っておく。

ピーチがあんまり心地よさそうにしているのでなかなか降ろせない。が、ニャーと甘えて私の顔を見上げ、手を舐めてくれたところで降ろす。今夜は諦めがいい。不満げに鳴かない。


2005年04月06日(水) 9匹全員集合。缶詰の日

夕方、虻名公園脇の通学路を通っていると前方でM上さんがパピヨン犬のウンチをティッシュで拾っているところだった。30メートルばかりのこの場所は犬たちのトイレ道路になっているらしい。これまでにも何度も書いたがここは通学路なのに多分、早朝や夜に何人もの悪質な犬散歩人が大小の犬糞を毎日放置するところなのだ。

かくして通学時にはガードレールで仕切られただけの通学路に小学生が溢れ否応なくホヤホヤの犬糞を踏んで行くことになる。そして夜は暗いので通行人は知らずに踏んでしまう。

さて、M上さんとは猫の話をする。しばらく前からスカイライン、ラーバン側入り口でかりんとタニーに給餌してくれているのだが相変わらずトレイを放置していて翌日には無くなっているのだと言う。それはM浦さんがしばしば片付けているからだと言うと「申し訳ない、よろしく言っといて。」とのこと。M浦さんは怒っていたからとてもよろしくなんか言えないなあ。ご本人が犬散歩の帰り道に同じ場所を通ってトレイを片付けてくれるのが一番いいのだが。

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夜になり山手へ向う。昨日と全く同じ展開を経てピーチと一緒に行く。正門前の看板が変わったような気がして近付いて読んでみる。やっぱり変わっている。立入り禁止、通り抜け禁止と前から書いてあるが全く一顧だにされず通行人がどんどん出てくる。さっきは若者の一群が騒ぎながら正門から堂々と入って行った。犬の散歩もし放題。

猫たち9匹全員と庭園餌場へ。トニーは「猫庭園池」の橋を渡ったところでゴロンゴロンし続けている。

缶詰の日なので新聞紙を3重に敷く。カリカリは少なめに与えておく。珍しく花子がゲンキを攻撃している。水を替えてから缶詰をまず4個開ける。缶詰を待っている間、ハイシローはトニーを盛んに攻撃する。

私の横で食べていた花子には1缶、缶のまま与える。もう1缶、プルトップの缶を開ける。花子は半分くらい食べたところで満足したのか去って行った。

コロンとワカメはまたすぐに食べるのを止めて寛いでいる。コロンは水場横の岩の上に座った。ポオが近くに行くとコロンは不満そうな声を出して奥の植え込みに入ってしまった。ポオは他の猫にちょっかいを出すようなことは殆どないのに、コロンもゲンキなどオス猫たちに追いかけられているのか?

餌場の猫たちに気を取られていてふと見るとコロンの姿はもうどこにも見えない。どこに行ったんだろう?

ポオは猫庭園の奥に入ってトイレかな?ハイシローは食べる前からお腹が太っていたが、最後まで食べ続けている。水を飲みその奥の道路側庭園内に入りしゃがんでいる。オシッコしてるのかなあ。それにしてもハイシローの体型はひどい。輪切りにすれば真ん丸だ。大丈夫かな。

「猫庭園」の奥にいたはずのポオが何故か道路側庭園の方からやって来た。

新聞紙を片付け始めるとワカメはいなくなった。「猫庭園」に入ったのだろう。

ハウスのチェックに行く。ワカメは1号と3号の間にいる。他のハウスをチェックしているとヒック、ヒックと吐きそうな声がする。ワカメかなあ。食べ過ぎたのか?見に行くとワカメはじっとしている。大丈夫そうだ。

餌場に戻るとピーチが帰ろう!と言っている。今夜は4号棟に誰もいないのでピーチは抱っこしてもらおうと待機している。十分に可愛がり、もっと甘えようとしているピーチを降ろすと大不満の声を出している。が、つれなく立ち去ることに。


2005年04月05日(火) 9匹全員集合。

昨夜から発熱し、今夕になっても熱が下がらない息子をクリニックで受診させたところ検査の結果、インフルエンザに罹っているいることが判明。ガーン!特効薬タミフルを処方され、息子は多分1週間くらいで完治すると思われるが、私にも感染しているかもしれない。

主婦がそんなことになると厄介だ。2年前に私も香港A型のインフルエンザに罹り、特効薬タミフルは品切れで前年の薬を処方されたが、ひどい目に遭った。山手行きもM浦さんにお願いしておいて2週間くらい休んだ。来シーズンはやっぱりワクチン接種をしておいた方がいいかも。

さて山手へ。昼間は風があったが夜に入ると止んだ。暖かいので助かる。3号棟生垣から出て来たピーチを抱き上げナデナデしてから降ろすとそこに座って動かない。抱っこしてずーっと運べ、とでも言っているようだ。そうはいかない。

3号棟の切れ目でまた3号棟側へ渡ったが車や通行人が来るのでピーチは生垣の中に入ってしまい呼んでも出て来ない。後から山手へ来るだろうと放っておいたら、何とか追いかけてきた。

「山手猫階段」の踊り場にはハイシローとポオが見える。コロンも呼ぶと出て来た。よかった!花子は門扉の上に乗っかっているし全員いるようだ。

ワカメとトニーが途中でゴロンゴロンとひっくり返りながら庭園餌場に向う。昨夜はまだ5分咲きだった桜が7分咲きくらいになっている。よくよく見ると桜の大木は2本きりなのだが、これが四方に太い枝を広げて「猫庭園」の半分以上を覆っている。餌場に腰を掛けると格好の夜桜見物となる。

新聞紙を敷きカリカリは500gr出す。ワカメとコロンが並んで食べていたがすぐに食べ終わったコロンが私の前に来てワカメと私に甘える。驚くほどデブデブ(固太りだが)のハイシローが珍しく水を飲んでいる。その後は私の後ろにぴったり張り付く。

ポオを抱き上げて目やにを取る。ハンサムになった。その間にワカメが私の足元からいなくなっている。ハウスに入ったのかな。コロンも入ればいいのに。

ハウスを見に行くとワカメは1号に入っていた。2号をチェックしているとポオが来て4号の前の大木で爪とぎをする。この木は猫たちの「爪とぎの木」だ。みんな代わる代わるやって来て研いでいる。

そしてポオが1号に入ろうとするので中のワカメをマグライトで照らすとポオは諦めて3号に入った。高齢猫2匹が無事ハウスに納まっているのを見届けて餌場に戻るとゲンキと茶々が食べている。ピーチは草の上にお腹を付けてライオン座りをしている。

コロンに声を掛け撫でておく。ピーチはすぐには従いてこようとはしなかったが踊り場へ出たところで追いかけてきた。

一緒に4号棟まで来たが、若者たちがたむろしているのが目に入り、ピーチはいつもの場所に行こうとしない。そうこうしているうちに若者数人がサッカーボールを蹴りながらこちらにやって来た。ピーチは一瞬にしていなくなった。

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この日記が近日中に突然更新されなくなったらS井がインフルエンザに罹ったものと思ってください。


2005年04月04日(月) 9匹全員集合。コロン戻る!茶虎猫【チャト】出席。

今日は昨日と打って変わってすごく寒い。3号棟前ではピーチを呼ばずに通り過ぎると鳴き声がしてピーチが顔を覗かせた。私がどうか確信が持てないと賢いピーチはやみくもに道路を渡って来ずに私が合図して呼ぶのを待っている。

ピーチが桜井小前の落ち葉の溝でおしっこを済ませるのを上から見守る。しばらく一緒に歩くがピーチはまた一旦1号棟側へ渡る。

どんどん行ってしまうと私の姿を見失い後方で盛んに鳴いている。仕方がないので戻ると1号棟前の駐車場から出て来た。車が数珠繋ぎになって通過するのを待って一緒に山手へ渡る。

階段を覗くとハイシローしか見えなかったが上がって行くと猫たちが集まってくる。アッ!コロンもいる!よかった!!!

みんなで庭園餌場に行くとハウスに入っていたらしいポオも出て来た。新聞紙を敷きカリカリを与える。コロンが出てきて久々に9匹全員集合だ。コロンはワカメに寄り添って食べている。花子はまたすぐに走り去る。

ふと気付くとコロンの姿がない!と思ったら私の真後ろにいた。コロンの身体を撫でて声を掛け可愛がる。とてもきれいでお腹もポコンと膨らんでいる。11日間も会っていないとは思えない。耳をチェックするとまたダニイボがひとつある。むしり取るとコロンは驚いて逃げたがすぐに戻って来た。

あんまり可愛いので膝に乗せてみるがそれは嫌なようで跳び下りる。ワカメはすぐ傍の地面に座っている。

花子が戻って来ようとしたがゲンキがじっと見るので諦めてまた逃げ、「猫庭園池」の辺りにいるようだ。

正門横の道路側庭園の中を猫が横切った。花子かなあ?

食後ポオは「猫庭園」に入ったがワカメは珍しく通路を下り岩場の陰に消えた。

しばらくしてゲンキとピーチが唸るので飛び石餌場を見ると茶虎猫の【チャト】(そのように命名した)が来ている。庭園餌場に来ようとしていたようだ。餌容器を持って近寄ると1メートルと逃げず待機している。そこで飛び石餌場にカリカリをこんもりと盛る。

が、ゲンキとピーチが「そうはさせじ!」とばかりにやって来て激しく唸る。2匹の余りの剣幕にチャトは逃げてしまった。追っていくと四角く平らな場所に出た。チャトは岩場から通路側へ出て餌に近付こうとしている。

何とか飛び石餌場のカリカリにありついているのを見届けてハウスのチェックに行く。ポオは3号に入っていた。他のハウスも異常なし。ハイシローはチャトの出現などには全く無関心で私に従いて来て盛んに甘える。

餌場に戻るとゲンキはチャトを脅すのを止めてカリカリを食べている。植え込みにピーチが陣取ってチャトを見張っている。チャトが盛んに振り向いて気にしているのでよく見ると、その視線の先にはいつの間にかワカメが来ていて不快感を表しているようだ。

チャトはピーチやゲンキのことは気にしないがワカメの無言の威嚇はとても気になるようだ。おもしろーい。

その間にもハイシローは私がしゃがむとすかさず脚の間に入っていてベタベタと甘えている。軽く目やにを取ってみたがOKだった。

コロンは水場の横の岩の上でじっとしている。さっきピーチが関心を示すと逃げる代わりに唸って「シッシッ!」と言っていた。さすがワカメの娘。

さて帰ろう。チャトを見張っているピーチに声を掛けたが微動だにしない。チャトはピーチ、ゲンキ、ワカメに見張られている格好になっているが大丈夫だろう。コロンには「明日も必ず来てね」と撫でながら声を掛け、ハイシローたちにもバイバイする。

踊り場に行くと花子が待っていた。花子にはカリカリを一盛り与える。そこへ茶々が来たが花子と盛んに鼻で挨拶を交わしている。花子が食べ続けているので立ち去る。


2005年04月03日(日) 8匹出席。コロン欠席。

今夜は後で雨が降るという予報だ。早めに山手へ出かけよう。外は生暖かい。3号棟前で一応ピーチを呼んでみるが出て来ない。昨日の目薬がよほどイヤだったのかな。

山手に行くと階段下にバギーを持った若い夫婦と幼児がいた。どうやら猫たちに関心があるらしい。アラ!ピーチは既に道路側庭園にいるではないか!

私が階段を上がって行くと猫たちが集まってきたので若い家族は目を丸くしている。そこで「こんばんは!」と声を掛け「餌やりです。」と言うと幼児を抱いて若いお母さんが階段を上がってきた。子供が猫好きなのだという。

「山手ネコロジー」のパンフを手渡す。これからお食事タイムなのだと言うと踊り場で与えるものと思って見物の構え。猫嫌いの目に留らぬようここでは給餌をせず庭園内に入るのだと告げる。

感じの良い人だったので特別に例外的に、と断って庭園餌場に案内する。若いお父さんは下で待つことに。お母さんの九州訛りが楽しく(私は方言が好き)訊いてみると宮崎だという。

猫たちは8匹。今日もコロンは来ない。いつも通り新聞紙を敷き、カリカリを与え、水を替える。セイイチロウくんというその幼児は動き回るのだが足元がおぼつかなくて猫たちはしばしば食事を中断させられる。

そのうちに振り上げた幼児の靴がハイシローの顔面を直撃。可哀相にハイシローは植え込みに逃げてしまった。ハイシローが怒って幼児を引っ掻いたりしなかったのは幸いだったが。その騒ぎで猫たちは餌場を去ってしまった。

猫たちがお食事できないので、もうそろそろと言おうとしたら、「お父さんが待ってるのでそろそろ行こうね。」とお母さんが言う。そうそう。山手猫たちは人馴れしているがそれでも最近はずい分警戒心が強くなった。工事のせいもあるかもしれない。

動物に触れないという人も増えている昨今、猫が好きな幼児の感性は大切にしたい。大きくなったら猫を飼ってもらおうね。

突然の訪問客が去ると猫たちは戻ってきてまたカリカリを食べ始めた。ワカメも戻ってきて甘えていたがまたゲンキか茶々に追われて「猫庭園」内に行ってしまった。ハイシローも戻ってきて少し食べた後、私に寄り添っていつも通り。

花子も戻って来たがピーチが追いかけるので逃げる。私が立って行って花子を庇う。花子を餌場まで誘導する。しばらく食べていたがまた行ってしまった。

ハウスを見に行くとワカメが1号のそばにいる。他のハウスも異常なし。と、ワカメが1号に入った。今夜は寒くないがこれから雨が降るからハウスに入っている方がよい。

餌場に戻るとトニーが戻ってきて食べている。

さて、帰ろうとするとピーチが待ち構えていて一緒に帰るつもりだ。階段を降りると花子が来た。花子には工房側の石垣の上でカリカリをもう一度与える。ピーチは排水溝の中に隠れている。

追って来ないかと思ったら、大分経ってから後ろの方で鳴いている。呼ぶとトットコやって来た。また道路を行ったり来たりして危ないったらありゃしない。今夜は4号棟角の定位置まで行き私が抱っこするのを待っている。

今日は目薬を点眼しなかったので安心したのかな。抱き上げてしばらくは目やに取りをせず様子をみる。指で目を触るとやはりねっとりした涙が出ている。ティッシュは使わず指で丹念に拭い取る。もう平気だ。寒くはないが背中から強い風が吹きつける。ピーチは気持ち良さそうにしているので立ち上がるキッカケがない。

ニャーと鳴いて動いたところで下に降ろす。相当不満そうな声を上げているがバイバイする。


2005年04月02日(土) 8匹出席。コロン欠席。

今夜は昨日より暖かいので違うコートを着て出かける。3号棟前でピーチを呼ぶとすぐに出て来た。また桜井小と歩道との間の深い溝でオシッコをしている。

ピーチが道路に出かかる度に後ろから車が来るので呼び戻すがそのうち隙を見て1号棟側の渡り植え込みを伝って歩いている。

時々、そこから出て来ないように見えるのはやはりオシッコでもしているのかもしれない。だとするとハーネスを付けるというのはやはりマズイ。

山手側に渡り「山手猫階段」を覗くと猫たちが駆け寄ってくる。その中にコロンはいない。庭園餌場に来てもコロンは殆ど食べずにすぐに脇の岩場や植え込みの下でじっとしているのが常だった。そして私が帰る時に踊り場までよく従いて来たものだった。

新聞紙を広げカリカリを与える。みんな割とよく食べる。花子はやはり途中で逃げ去ってしまう。

蛙の鳴く声が聞こえる。昨日から団子虫も出てきている。

みんな食事が一段落し、思い思いに寛いでいる。ワカメはゲンキが見つめているのに気付くと一目散にハウス目がけて走り去る。

ピーチを捕まえて目薬を差そうとするとかなり抵抗するので大分こぼしてしまった。もったいない。

ハウスのチェックに行くとワカメは3号ではなく1号に入っていた。ポオはまだ道路側庭園の中にいる。

さて帰ろうとするとピーチは一緒に帰ろうと待ち構えている。また何度か道路に出てはそこへ車が来るので呼び戻し、を繰り返しながら4号棟角まで来た。アレッ?今日はピーチ抱っこされようとはせず、大分離れたところに座っている。

抱き上げて膝に乗せるとじっとしているが、目やにを取ろうと目を触ると途端に膝から飛び降りてしまう。その場でゴロンと転がったりはするが抱き上げようとすると逃げる。アララ、目薬点眼がよほど嫌だったとみえる。

道路脇に座っているので、嫌われたのをしおに立ち去ることに。そこへ自転車がやって来てピーチの姿が消えた。戻って捜すといち早く道路を渡って3号棟の生垣の前にいる。

う〜ん、私を追って道路を行ったり来たりしていては本当に危ない。また明日、目薬点眼をトライしてちょっと嫌がられるようにした方がいいかも。


2005年04月01日(金) 8匹出席。コロン欠席。

昼間、犬山動物病院へ行き家猫の療法食を5袋買い込んだ。1万5千円以上する。療法食の1種類が切れてしまったので、ちょっとくらいはいいかと普通食を2〜3日与えたところトムは忽ち血尿を出した。いくらトムが不満でもやっぱりずーっと療法食を食べさせるしかない。
ピーチ用の目薬も買った。


夜、ピーチと一緒に山手へ。今日もコロンはいない。水容器は2個とも空っぽで脇に転がっている。

新聞紙を敷きカリカリを与える。水を替えようとペットボトルを取り出すと・・しまった!水を入れてくるのを忘れた!

仕方がない、本館前のホースから水をもらうことにしよう。本館前では誰かがバイクのエンジンをふかしているところだった。そちらはちょっと暗いしフルフェースのヘルメットなので挨拶せずに水の手当てをする。私が誰で何をしているかは一目瞭然のはず。

無事水の補給をすることが出来て一安心。猫たちは食べ続けているのだが、それほどはかがいってないようだ。花子も時間がかかった割にはさほど食べていない。ワカメはいつも通り甘える。

珍しくハイシローがおいしそうに水を飲んでいる。ポオは水を飲んでから道路側庭園内の植え込みの下に入った。その近くには茶々が座っている。

ワカメは「猫庭園」内に入ったがその後をゲンキが付けて行き、ワカメの派手な悲鳴が何度も響き渡る。見に行ったがワカメはどこかに隠れているらしく呼んでも出て来ない。ゲンキは澄ました顔をしている。

驚いて見に来ていたポオはハウス3号に入った。勿論ワカメは1号には入っていない。2号と4号も見たが空っぽだ。そのうちに出てきて1号に入るだろう。

餌場に戻るとトニーがまた戻ってきている。耳を探ると新しいダニイボを見つけた。むしり取って潰す。ハイシローの耳も丹念に探るとダニイボを1個発見。勿論むしり取る。正にむしり取るのだ。敷石の上の落とした大きめの米粒大のダニイボはやはり生きていて形を変える。潰さないと血を吸って栄養たっぷりなマダニはまた猫たちの身体に取り付く。

然し、フロントライン投与をしたのは3月18日だ。まだ2週間しか経っていないのに・・・効き目が薄いのか?量が足りなかったのか?今年のマダニが耐性を持ったのか?

さて帰ろう。ピーチには目薬を差そう。と、私が思っていることが賢いピーチには如実に伝わり、膝に抱っこしても警戒してすぐに跳び下りてしまう。が、その場で甘えているので、抱っこはせずに片目づつ点眼する。

それを済ませてから抱っこすると安心して目を閉じている。通行人が何人も通ると今夜は落ち着かずまた膝から降りたがる。それをしおに私も帰宅することにする。


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