つれづれ日記
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2005年01月31日(月) 9匹全員集合。キジー出席。

午後3時にアニーのところへ行く。今日は晴天だが風が強いのでアニーたちはガレージ内にいた。私の姿を見てまずアニーが飛び出して来て、それを見たタビーも出てくる。タビーの左頬にはまた血が滲んでいる。気になるので何度も前足でこすっているのだろう。可哀相に。様子を見て病院に連れていこう。

M浦さんがやってきた。昨日よりは明るい顔をしている。ナナが昨夜から少々食べるようになり、ひとまずホッとしたのだろう。今度はレオが吐いたというが、彼女も大分気持ちが落ち着いてきたようだ。良かった!

アニーもタビーもよく食べる。ガレージのネット内で与える。食べ終わると2匹とも今日は外へ出て来ない。

そこへ通行人が来てアニーたちに構おうとする。よく見るとウチのマンションの4階のM浦氏だった。自身もアメショーの巨大猫を飼っており、アニーたちを可愛がっているようだ。

アニーが襲撃されたことを告げ、もし悪童が猫たちに向けて発砲したり、虐待したりしている現場を見たら是非とも注意してくれるようお願いしておいた。M浦氏はタビーの傷を喧嘩によるものかと心配していたという。

毎日通っているうちにいろいろなことが分かって興味深い。結構アニーたちは人気があるようだ。それは嬉しいがひとりでも虐待する輩がいるのは困るなあ。

*****

山手では明日から入試があるので、昼間に庭園餌場に行くのは今日までしかできないと、昨日M浦さんから言われていた。スカイラインを降りて行き、踊り場まで来るともうゲンキが飛び出して来た。そしてその後からポオが足取りも軽くギャロップで駆け寄ってくる。ものすごく元気そう!

缶詰を開けるとモリモリ食べる。ワカメも出てきてゲンキと3匹がよく食べた。ポオの背骨も少し丸みを帯びてきた。この調子で食べられれば全く問題ない。顔も被毛も美しい。ああ、良かった!

食後ワカメはハウスに戻ったが、ゲンキとポオは踊り場まで従いてきた。あんまり可愛いので写真を撮る。

*****

夜、山手に行くと階段には2匹くらいしか見えなかったのに、あっという間に全員集合だ。庭園内にはキジーが待機している。

みんなよく食べた。キジーは昨日あたりから余り逃げなくなった。飛び石餌場にたっぷり盛ったカリカリを食べてしまうと出てきてこちらの餌場で食べるようになった。以前は私の顔色を伺っていたものだが、今日は全然私の存在を気にしている風はない。

ゲンキがキジーのお尻をツンツンしたものだから、キジーがゲンキを追いかけ「猫庭園」でにらみ合い、結局ゲンキはキジーに攻撃されて悲鳴を上げている。ホウキを持って助けに行ってみたが大したことはなさそうだ。ゲンキは尻尾を巻いて踊り場の方へ逃げ去ったがしばらくして何食わぬ顔をして餌場に戻ってきて食べている。

ハウス1号にはワカメが入り、ポオは1号を覗いてみたらワカメが入っていたのですごすご2号へ。

餌場を立ち去り、Pハイツ4号棟でピーチに追いつかれた。そこで膝に乗せて目やにを取りがてらしばらく可愛がる。メチャメチャ甘えるが適当に引き上げようとすると、珍しく家まで従いて来た。勿論彼は階段入り口までしか来ないが、しばらくそこで私がまた現れるのを待っていたようだ。可哀相だが、もう出て行かないことにする。


2005年01月30日(日) 9匹全員集合。キジー出席。

午後3時、アニーのところに行ってみると、アニーはガレージ前の道路の真ん中で待っていた。これで1週間になるので、3時になったら我々が餌をもってやってくると学習したようだ。

アニーを可愛がっているとガレージの中からタビーも出て来た。2匹が争って頭を擦り付けてくる。こんなに甘ったれる猫は家猫にもそうそういない。

しばらくしてM浦さんが現れたが、レオとナナのことですっかり不機嫌になっている彼女はかなりの仏頂面をしている。アニーには薬入りの缶詰を与え、タビーには皮膚病に効く療法食を与える。昨日から軟膏を付けているので少しはましになったように思うがまだまだひどい。軟膏を付けると前足を舐めて顎をこすり、軟膏を取ろうとする。その際に前足に付いた軟膏を舐めてしまうのが困るが、外猫にエリザベスカラーをするわけにもいかず、少々軟膏を舐めてしまっても仕方がない。

すると通りかかった老婦人が「ここの猫たちにはちゃんと餌やりさんがいるので餌をやらないでください。」と言う。M浦さんがすかさず切り口上に「許可を得てます!昨日、得ました!」と言うが、その婦人は『ガレージの持ち主が餌やりをして汚すな、と怒るんです。』と食い下がる。

アレレ?昨日、ここのオーナー、U野夫人はずいぶん友好的だった筈だが?その婦人が言うには、子供連れなどが魚の頭などを与え、汚したままにするので、オーナーのU野氏は怒って、正規?の餌やりさんであるK島さんに文句を言うのだそうだ。

訊けば、このM久さんはやはり若竹山手の住民で、30年来、不妊・去勢手術を含む保護活動を続けているそうだ。自宅にも現在8匹の元野良がいるという。そんな人なら我々のいでたちからして、ご同輩の猫ボランティアだということが分かりそうなものなのになあ。

アニーとタビーは山手から来た猫たちだということ、アニーがエアーガンによる虐待に遭ったらしいのでその世話とタビーへの加療を行っている旨、告げる。

案の定、フォレストヒルズの子供たちがエアーガンで撃ち合いをして遊んでいるのを目撃したことがあるとM久さんは言う。見ればプレイロットの植え込みの中にもBB弾がいくつも落ちている。

ここ1週間は我々が毎日来ているので、アニーへの攻撃は行われていないようだ。アニーの警戒も段々解けてきた。しかしそんなに無防備ではいつまた撃たれるか分からない。虐待防止ポスターはまだ作っていないがやはり是非とも必要だな。親に対して。

とにかくM久さんとは志を同じくする猫ボランティア同士だということが分かったので、「山手ネコロジー」のパンフを渡し、何かあれば共闘態勢を取りましょうと言っておいた。肩身の狭い思いをして個別に細々と活動を続けてきたに違いない地域のボランティアたちが団結することは必要だ。

若竹山手では、このM久さん、K島さんの他にまだ2人、猫ボランティアめいた活動をしている人々がいるそうだ。こうして輪が広がることは不遇な猫たちにとって喜ばしい。

さて、M久さんと別れて山手へ向う。アニーとタビーはガレージの前の道路に出てきてしまっている。入っていればいいのに。

*****

レオの里親探しは、J先生にも相談してまず内輪から始めているとM浦さんに言ってみたが、彼女の表情は晴れない。タウン紙「週間すまいる情報」に電話して里親募集掲載を頼んでみるというので、その件は私が引き受けることにする。「ぱど」は広範囲なのでイヤだと言う。

ポスターも出来ているので、印刷して明日彼女に渡す。以前はイヤだと言っていたが、諸岡動物病院にポスターを貼るという。まるつか動物病院にも貼るように言うと、あそこは最近疎遠になっているのでイヤだという。犬山動物病院には近々私が行く時に持参しよう。

*****

「猫庭園」に行くと、まずゲンキが飛び出してきて、ハウスからはポオとワカメが出てくる。ポオはよく食べて、背骨はまだまだ尖っているがお腹は丸くなってきた。よく食べるようになったら顔つきも以前のように生き生きしてきた。良かった!

*****

夜、山手に行くとたちまち全員集合だ。キジーも庭園内で待っていた。新聞紙を敷きカリカリを与えるとみんなパリポリといい音を立てて黙々と食べている。ポオも盛んに食べている。私の目の前に食べていた花子はワカメが割り込んできたので、私の横に移動。そこでまたカリカリを食べる。

キャットミルクを出すと他の猫たちが集まってくるが押しのけてポオに与えるとよく飲む。僅かな残りはトニーがきれいに平らげた。

キジーにもお替りを与えておいたらいつの間にかいなくなっている。茶々はガツガツ食べてすぐに戻している。そしてまた食べ続けている。

ハウスの辺りから変な音が聞こえてくるので見に行く。1号にはワカメが入っていた。

2号の断熱シートが外れかかっているので整える。餌場に戻ると猫たちの背中が粉を被ったようになっている。アラ!何というか雪が粒状になって降っているのだった。幸いすぐに止んだが、猫たちはものともせず食べ続けている。

嫌がるポオを抱っこし、整えたハウス2号の前で下ろすと自分から入って寛いでいる。もう出てきそうにない。今夜から冷え込むというから断熱シートの陰でしっかり温まらなくちゃ。ハウス4号にも誰かが入った形跡がくっきり。よしよし、設置した甲斐があった。

さあ、帰ろう。すると食べていたコロンが食べるのを止めて従いてきた。ゲンキがコロンを追う。コロンは一応逃げて踊り場の門扉の中に逃げ込むがそれ以上は逃げず、身づくろいを始めた。コロンは大物だ。

ピーチはとっくにどこかへ行ってしまっている。まだまだ遊び足りないのだろう。


2005年01月29日(土) 9匹全員集合。キジー出席。

昨日からアニー狙撃犯に対してどういう対策が取れるかを考え続けていて頭の中が一杯だ。

対策その1.通常の給餌時間である午後5時半くらいから少し離れたところで待機し虐待魔が現れるのを待つ。・・・

それを何日間も続けて、虐待魔を突き止めたとしよう。ではそれからどうするか?もともとそんな非道なヤツがオバサンの抗議など素直に聞くはずもないと思う。下手をするとこちらにエアガンを向けられるかもしれない。

そこまでいかなくても逆切れした虐待魔がもっとひどい危害(殺害?)をアニーたちに加える可能性もある。いずれにしても円満解決は望めないのではないか?

対策その2.犯人に今後の狙撃を思い留まらせるようなポスターを作る。

例えば、「動物を虐待すると動物愛護法第○○条(百万円以下の罰金もしくは1年以下の懲役)に違反し、更に所有者のいる動物(地域猫もこれに相当)に危害を加えることは器物損壊罪にも相当する。」「現在、犯人を捜索中」「エアーガンでの狙撃などの虐待を目撃された方は即、110番或いは○○警察署に連絡をお願いします。」などの文言を盛り込む。

警察は真剣に動かないことは承知しているが、犯人もしくは犯人の親が見たら今後の犯罪の抑止力となるのではないか。

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このようなことを考えながら今日も午後3時にアニーのところに行く。M浦さんがアニーとタビーを可愛がっていて2匹今日、ガレージの前でもう待っていたと言う。昨日見落としたものかもしれないが今日もBB弾を1個発見。

ポスターのことをM浦さんに言いかけるとみなまで言わせてくれず「ダメ、ダメ、警察は何もしないし犯人にも効果はないよ。」とニベもない。ポスター制作は私ひとりがするのだからM浦さんの助力を仰ぐわけではない。かなりムッとしたが堪えて『そんなに何でもかんでも反対せず、どうしたらいいか一緒に考えようよ。』とM浦さんの肩に手を回す。

ある問題が発生する。それに対して改善策を提案する。即、必ず反対意見を言う人がいる。どんな団体での会合でも常にこういう経験をしてきた。反対するなら更に良い案を出してもらいたい。

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M浦家では、1月2日に保護した仔猫レオを預かっているが、里親を捜したいものの、一般公募などでよく知らない人にあげるのはイヤだということだった。そのまま4週間ほどが経過した。レオも別室での隔離を解かれてリビングで先住猫4匹と一緒に過ごすようになった。

先住猫ナナがとりわけ神経質で一昨日からハンガーストライキに入り、昨夜はとっくに駆除できていたはずの回虫まで吐いたという。餌を食べないので駆虫薬を投薬することもできず困っている。

そのことでM浦さんはすっかりパニックに陥り、「早くレオの貰い手を捜してもらわないと困るわ!云々」と私に大八つ当たり。

私のせいではないが、彼女がパニックに陥る気持ちも分からないではないので大至急里親募集を開始する。まずJ先生にも相談し同好会など内輪での募集を開始。難航するようならタウン紙や、動物病院での一般公募に踏み切る。

ここの読者のみなさん、とっても人懐こく可愛い超美形のレオちゃんの里親募集にどうか協力してください。

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今日のアニーはずいぶんと怯えなくなりよく食べる。タビーの左頬、顎は広範囲にすっかり毛が抜けて皮膚も赤剥けになっており相当ひどい。M浦さんが持ってきてくれたさくら用の軟膏を塗りつける。改善が見られないようならタビーこそ病院に連れていかなくてはなるまい。

すると女性がガレージ内に入ってきて我々に背を向け左端に止めてあったバイクを出そうとしている。M浦さんは私に目配せしてコソコソしようとする。バイクを出すということは、ここの家人、U野夫人に違いない。声を掛けると振り向いて愛想が良い。U野家の息子さんと「山手ネコロジー」準メンバー、S木さんのお嬢さんは小・中の同級生だと聞いている。

いろいろ説明しようとすると、急にM浦さんが大声でU野さんに向って機関銃のように話し始める。そうそう、わざわざドアチャイムを鳴らすことはないが、こういう機会にしっかり挨拶して知り合いになっておかなくちゃ。

猫たちに餌やりを続けている老婦人はこの近所で一人暮らしをしているK島さんという方だとのこと。やはり猫たちに不妊手術を受けさせ、餌やりのために入院中の病院からタクシーで駆けつけたりもするという。

それを聞いたM浦さんが「そういう時には私たちに言ってくれれば・・・」と調子がいい。そこで私の連絡先が印刷されている「山手ネコロジー」のパンフを渡しておいた。タビーやアニーが(故プリンスも)ここでお世話になっているのだから、偶にK島さんの餌やりのお手伝いをすることなどお安い御用だ。

U野家自体は餌やりなどにはタッチせず場所を提供しているだけだというが、場所の提供だけでも非常に有難い。今後も必要に応じて我々がガレージに出入りすることは大いにありうるので持ち主の理解が得られたことは喜ばしい。

ガレージを後にし、振り返って見ると中年男性がしゃがみこんでアニーとタビーを撫でている。あそこは人の往来が激しいので、結構猫好きがいるようだ。が、たった一人の虐待魔の為にすべてが台無しにされてしまう。きっと張り紙は効果があると思う。

山手「猫庭園」に行くとハウスに入っていたゲンキ、ポオ、ワカメが出て来た。投薬したポオは増々元気になり、今日もよく食べた。

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夜、山手へ向う。昨夜と同じくPハイツ3号棟の植え込み内から猫の鳴き声がして、ピーチが現れた。一緒に山手へ行く。みんな揃っている。4日ぶりの花子も。キジーも来た。総勢10匹だ。

新聞紙を敷きカリカリを与える。ポオも食べている。ポオに投薬しようとポリ袋をガサゴソやっていると、昨日のようにマグロの(茹で)刺身でも出てくるかとハイシローとポオが寄ってくる。残念でした。ポオを抱き上げてシロップ薬を注射器で直接口の中にピュッ!こんなに元気になるのだからしっかり投薬しないと。

花子はそこそこ食べていつものように一目散に逃げ去った。それを見て珍しくキジーが花子を追って行った。

パラパラと雨が降ってきた。ポオはもう食べずにじっとしているので抱き上げてハウス2号内に入れた。が、すぐに出てきて餌場に戻って来た。

かなり降ってきたので新聞紙を片付けようとすると止む。そんなことを繰り返しながら結局、猫たちは殆どのカリカリを平らげた。

明日からこの冬一番の寒さになるというが、今夜はすごく暖かい。ポオは植え込みの下に移動し、茶々と向かい合ってじっと座っている。

トニーとピーチはいつの間にか消えている。さて、私も引き上げよう。花子に会えて満足。


2005年01月28日(金) アニーはエアガンで撃たれていた!8匹集合。花子欠席。キジー出席

3時に若竹山手に行くとM浦さんがタビーとアニーを可愛がっていた。今日は日が差していたので、ガレージ裏の崖下の落ち葉の上で2匹が日向ぼっこをしていたという。

タビーは長年、左側の顎、首にかけて皮膚病にかかっていたが、2年前、投薬をして完治した。が、昨日同じ場所の皮膚が剥けて血が滲んでいる。カサブタを無理やり剥ぎ取ったような感じだ。

うまい具合に皮膚病猫用の療法食をもらってあったので、早速タビーに与えることにする。M浦さんがナナちゃん用に使った塗り薬を持ってくるはずだったが今日は忘れたとのこと。明日は必ず。

アニーはまた一口食べては逃げてしまうが宥めすかしてそこそこ食べさせた。とにかく怯え方が尋常でない。「食べている時は無防備だから、誰かに危害でも加えられたのでは?」と私が言うとM浦さんは急に楽天的になったのか、『考えすぎじゃないの?そんなことは無いでしょう。』と断言する。

ガレージ内に逃げ込むので車の下で与えていると、補助輪付きの自転車に乗った子供が近付く音を聞いてアニーは車の下、遙か奥に入ってしまいもう出てこない。どうもおかしい。

昨日から気が付いていたのだが、ガレージ内に魚の目玉のような白い小さな玉が落ちている。M浦さんに「魚の目玉かなあ?昨日からあったよ。」と言ってみると彼女は全く気付かなかったと言い、踏んでみて潰れなかったら魚の目玉じゃないとまず踏んでいる。全く潰れる風はなくプラスチックのようだ。そしてエアガンの弾じゃないかと言う。

エーッ?!じゃあ、アニーはやっぱり攻撃されていたんだ!エアガンで撃たれるなんて思いもしなかったし、エアガンもどんなものか想像がつかない。

犯人は餌の時間、もしくは何か食べ物で釣ってアニーが食べ始めると必ずエアガンで撃っていたものと思われる。一口食べると必ず撃たれていたに違いない。だから、アニーは一口食べると条件反射のようにギャッと叫んでガレージ内に逃げ込んでいたのだろう。

1回や2回じゃないな。M浦さんの話では去年の12月からだというから1ヶ月は続いている。かわいそうにアニーは食事ができなくてすっかり痩せてしまい、荒んだ目つきになってしまっていたのだ。口内炎なんかじゃない!

(玉を拾い集めて写真を撮った。帰宅後、インターネットで調べてみるとこれはBB弾というものらしい。威力はどれくらいかも調べてみるとかなり痛いらしい。アホなマニアが沢山いるらしく実弾に近いものを求めている。18歳以上用と10歳以上というのがあり、バカな親が子供にも結構買い与えているようだ。

体験談として、ある男が子供の頃、エアガンで動くものを撃ちたくなり、野良猫を撃った。どれほどの痛みかと自分を撃ってみたら痛いの何のって。それ以来動物は撃っておらず今では父親となっている、とのこと。こんな体験談は稀で殆どは自分には決して向けず他者を攻撃するためが殆どだ。)

然し、困った。どうすればいいのだろう?例え張り込んで犯人を突き止めたところで、アニーをあそこから保護するアテはないのだから(アニーをあの場所に置いたままでは)犯人はもっとひどいことをアニーにするかもしれない。警察は勿論動かないに決まっているし。ここの読者で何か良いアイデアをお持ちの方は、是非メールにてお知らせください。

*****

頭を抱えつつ、2人で山手へ向う。ポオに投薬するためだ。ポオとワカメとゲンキの3匹が出て来た。3匹が食べている間に、ハウス2号内のダンボールベッドの入口に断熱シートを掛ける。これで入り口からの冷気の直撃が少しは防げるだろう。日曜日から相当寒くなるという予報だ。M浦さんは寒さも一時だから防寒対策はもういらないと言って一々反対するので相談せずに断行。

ポオの目やにと鼻を拭くと男ぶりが上がった。もともとポオはとてもハンサムなのだ。大分食べられるようになったのでどんどんきれいになっていく。足の爪が長く伸びて外にはみ出しているので、手足の爪を切ることにする。ポオは木登りもしないし、長〜い爪は必要ない。横でまたM浦さんが「野良の爪は切らない方がいい」と文句を言っているが暴れようとするポオを押さえていてくれる。何だかんだ言ってもM浦さんと私はいいコンビなのかも。

パンダの水を替えに行くというので一緒に坂道を降りる。Y野さん宅勝手口の隣家は空き家だったので、そこにY野家はガラクタのようなものと一緒に猫の餌皿を置いていた。M浦さんは1日置きにそこに水容器を置き、餌皿にカリカリを入れている。

一昨日から餌皿もなく、その場所がきれいに片付けられているという。隣はどうやらリフォームに入ったようだ。

餌皿がないということはもう水容器も置いてくれるな、ということだからもう止めたらどうかと私は言ってみたが、M浦さん、ガンとしてきかない。

Y野氏はとても猫好きだが、Y野夫人はそうでもなく猫のためとはいえ、家の周りをウロつかれるのはイヤなのだ。それがはっきり分かった以上、少々飲み水が汚れていてももう放っておくしかないのでは、というのが1年以上前からの私の結論だ。

パンダは15歳だが、こんなに健康でそこそこ可愛がられているのだからもういいではないか。空腹だったり、きれいな水が飲みたければ2年前までのように山手側へ来ればいいだけのことだ。実際今でもパンダが来ることもある。

M浦さんは全く納得しないので、玄関側に餌皿が置いてあるだろうと踏んだ私はそちらに回ってみた。果たせるかな、楕円形のステンレスのトレイが玄関前にあった。もう放っておこうと私が言うのに、「いや、ここへ水容器を持ってくる!」とM浦さん。

餌皿を移すなら移すで張り紙でも何でもして言ってくれればいいのに、とM浦さんは憤慨するが、「来られるのがイヤなのに、わざわざ知らせる筈がないじゃないの。」と私。

畑の方へ行き、ラッキーがいないかと見渡してみるが今日はラッキーもコロンもいない。戻ってきたらY野夫人が裏庭の洗濯物を取り込んでいる。私は頭を下げておくがM浦さんはツンツン。必要なら一声掛けておこうかと思ったら、集金人のような女性が現れてY野夫人に話しかけているので、そのまま通り過ぎる。

M浦さんが水替えを今後もし続けたいのなら「Y野夫人に話をしようか?」と言うと『話なんかしたこともないし、したくもない!』とM浦さんはプンプンしている。

パンダ自身はY野夫妻を慕っているし、15歳以上になるまでこんなに元気に過ごせているのだから、御の字だと思おう。余計な手出しはもう無用だ。

*****

夜、山手に向っていると、3号棟の端っこから鳴き声が聞こえてきた。ピーチだな。やっぱり。ピーチを連れて山手へ。マグロの刺身を湯通ししたものをたっぷり持参。餌場を掃いている間、ポオはその包みを食い破って食べようとしている。

ポオには薬を掛けたマグロを容器に入れてある。他の猫たちも競ってマグロを食べる。キジーも勿論駆けつけてきて新聞紙トレーに乗せてあげたマグロにありついている。

ワカメは1号に入った。ポオはじっとしているので抱っこして2号に入れる。断熱シートがあるので今夜はいつもより暖かいはずだ。

餌場に戻るとピーチだけが食べている。ハイシローが出てきてバッグの傍に座る。でも帰るからね。

ゲンキが従いてくるので、工房の方へ花子を捜しに行くこともできない。花子はどうしたのだろう。3日間姿を見ていない。


2005年01月27日(木) 8匹集合。花子欠席。

午後3時にアニーのところへ行く。日が差していたのでアニーはガレージの中にはいないかと思ったが、私の姿が見えたのか奥の方から出て来た。

アニーを撫でて待っているとM浦さんがやって来た。その頃にはタビーもガレージの奥から出てきて甘える。

やはり薬を入れた缶詰を少しだけ口にするとアニーは怯えたようにガレージ内に逃げ込んでしまう。が、すぐに出てきて甘えようとする。根気よく餌容器を顔の前に差し出しているうちにどんどん食べ始めた。

が、食べる時には何故か怯えきってビクビクしているので身体を撫でさすって安心させる。すると缶詰大1個を食べることが出来た。レトルトも与えると食べた。ようやく薬が効いてきたようだ。

たっぷり食べたアニーは満足してガレージ内に入り、我々の後を追ってこようとはしない。

そこから山手の「猫庭園」に行く。立てかけておいた長ホウキは猫墓地の手前に放り投げられている。ハウスに入っていたらしいポオ、ゲンキ、ワカメが出て来た。ポオにも投薬をする。今日はいつになくよく食べた。やはり薬が効いてきたようだ。こんなことならもっと早く犬山動物病院の院長に相談するんだった。

コロンもやって来て4匹になった。カリカリを与えしばらく猫たちと遊ぶ。そろそろ帰ろうとすると、ゲンキに追われたらしいコロンが珍しく木の上に駆け上っている。しばらくして降りて来たがゲンキに対して怒っている。

*****

夜、いつもより大分遅れて山手に行く。「山手猫階段」には猫の気配がなく、よく見ると踊り場のいつもの石垣の上にポオだけがぽつねんと座っている。踊り場の床にはカリカリが数粒落ちている。先客ありだ。

それでも私の姿を見つけて猫たちが続々と集まってきた。ハウスからワカメも飛び出してきた。ホウキを持って庭園餌場に行く。掃除をし、新聞紙を敷いてカリカリを300grくらい出す。持参した加熱済みのマグロの刺身を出し猫たちに与える。ポオには勿論、シロップ薬のトッピング付き。

ポオの為にレトルトを出すとあらかた他の猫に奪われてしまった。が、昼間にも食べたし薬はしっかりとポオの口に入っているので大丈夫だろう。

ワカメはハウス1号に入り、ポオは2号に入っている。2号の入り口が寒いのでまたカバーをするなどして更なる防寒対策を考えなければ。

ピーチが大分遅れてやってきた。残ったカリカリを盛んに食べるが見るとお腹はパンパンだ。膝に乗せて目を拭く。

ピーチが食べている間に立ち去ろうと思ったら、遊びながらしっかり従いて来た。排水溝でひとりかくれんぼをし、向かい側に走って行って大木の幹で爪とぎをする。私が渡る前にダダダダダッと巨体をゆすって道路を渡り、1号棟前の駐車場まで行く。そこからはもう従いてこなかった。

花子は来なかったがちゃんと食べたかなあ?


2005年01月26日(水) 8匹集合。花子欠席。キジー出席。缶詰の日

今日は朝から外出していた。3時半頃帰宅し、3時50分くらいならアニーのところへ行けるとM浦さんに電話する。私が疲れているだろうから夜でいいと彼女が言うのでそうすることに。

夜、出かけるのが少し遅くなった。桜井小前を歩いていると後ろからニャーニャー鳴く声が聞こえる。ピーチだ。私の姿を見つけて遠くから追いかけてきたようだ。

そこから山手へ向うとは一瞬理解できなかったようで、ためらい勝ちに従いて来ては立ち止る。1号棟前まで来るとやっと山手へ向っていることが分かったようだ。

ピーチに話しかける私の声が「山手猫階段」の猫たちの耳に届いていたようで、道路を渡るとゲンキとハイシローが駆け寄ってくる。その後ろから茶々やポオまでが顔を覗かせる。

ワイワイと猫たちに囲まれて庭園餌場に行く。昨夜から今朝にかけてみぞれが降ったので地面が濡れている。

新聞紙を2重に敷き、まずカリカリを与えておく。キジーには飛び石餌場で。飲み水を替えてからおもむろに缶詰を取り出す。ハイシローとトニーがすっ飛んでくる。まず5缶開けて与える。キジーも慌ててやってくる。

が、キジーは待たせてポオ用の缶詰を開け、シロップ薬をトッピングする。ポオはその薬の部分を舐め取って少しだけ食べた。

キジーは待ちきれず新聞トレイの端っこの缶詰を食べている。ゲンキに横取りされてしまったので、飛び石餌場で1缶与える。

ポオはウロウロして食べたそうにするが、あまり口には入らない。膝に乗せてみると鼻をズビズビいわせて鳴こうとするが声が出ない。鼻を拭こうと思った私の気持ちを察して膝から降りたがる。

花子は来ないが9匹で9缶開けた。ポオは殆ど食べなかったので8匹に対して9缶はちと多かった。

ハイシロー、茶々、ゲンキ、トニーがいつまでも食べているので新聞紙を片付けられない。

その間にハウスを見に行く。3号、4号の2重カーテンは正解だったと思うが果たして猫は入っていたのか?一旦は中に入った形跡はある。入り口のダンボールに肉球模様がついていた。M浦さんは「猫たちは覗いただけで中には入ってないんじゃないの?」と何事にも否定的だが、もっと楽観的に考えよう。去年、私がベッドを買ってきた時にもM浦さんは「きっと入らないよ。」と断言していたがポオはしっかり入って昨冬を暖かく過ごした。

餌場に戻ると猫たちはまだダラダラと食べている。やっと2箇所にまとめて新聞紙を片付ける。ポオもワカメもいなくなっているので、もう一度ハウスを見に行く。1号に誰か入っているのでポオだと思って手を突っ込むと手触りが違う。ワカメだった。ポオは踊り場にいるのかなあ?

さて、これからアニーのところに行くとM浦さんに電話しようと携帯を見ると不在着信と伝言メモが入っている。私がハウスのチェックに行っている僅かな間に待ちくたびれたM浦さんから電話が入っていたのだった。今から行く旨、電話する。

昨夜と同じくスカイラインのてっぺんから農道を通ってアニーのところへ行く。途中、かりんたちに給餌してくるはずのM浦さんはまだ到着していなかった。私が行くとタビーが出てきて甘える。可愛がっていると気配を察してガレージからアニーも出て来た。2匹ともすごく甘える。アニーはこないだよりもお腹が丸くなったような気がする。

そこへM浦さんがやって来た。一口大の缶詰にシロップ薬を混ぜ、アニーに与えるが食べない。太ったタビーが盛んに欲しがるがメインはアニーだ。トッピング用のレトルトを乗せたり、何とかアニーに食べさせようとしていると、薬が付いていない缶詰を少し食べる。薬が付いていなくても要はアニーが食べられればいいのだ。

多分、夕方にいつもの餌やりさんから給餌されてちゃんと食べたと思う。なのでやはり昼間の空腹時に投薬するのがいいようだ。アニーの様子も昼間ならよく見えるし。ということで明日は午後3時にここで落ち合うことにする。

夜遊びに出かけていたらしい若ミケが「ニャニャニャ!アタシにもちょうだい!」と慌てて戻って来た。若ミケにはカリカリを与える。

アニーが従いてこないうちに解散する。


2005年01月25日(火) 9匹全員集合。山手周辺を回る

正午過ぎ、M浦さんから電話があり、昨夜はアニーへの投薬がひとりではうまく出来なかったと言う。そこで午後3時に若竹山手で落ち合うことにする。

行ってみるとアニーを囲んでM浦さんが幼児と話している。利発そうなその男の子はフォレストヒルズ在住で猫が大好きだとのこと。その子の相手をしながら、アニーに薬を混ぜた缶詰を少量与える。薬の部分はしっかり食べてから、やはりまだ口の中に違和感か疼痛があるのか逃げて行ってしまう。

夜の山手猫への給餌後、再びアニーに投薬すべくここに集まることにして山手へ行く。昼間にポオの状態をチェックするためだ。

「猫庭園池」に長ホウキが投げ込まれて浮いている。昨夜はなかったと思うが・・・M浦さんに拾ってもらい門扉裏にさかさまにして立て掛けておく。

庭園餌場に向っているとハウスに入っていたらしいゲンキが飛び出してきた。ゲンキにカリカリを与えているとポオもやって来た。ポオにも薬を混ぜた缶詰を少量与える。これもしっかり食べた。キャットミルクを出すと少しだけ飲んだ。残りはゲンキに与える。

飲み水の容器がひとつ紛失しており、もうひとつの中にはヒヨドリの糞が入って汚れている。我々が餌場に近付くと鳥が2羽、水場から慌しく飛び立っていったから、やはり鳥たちが水容器を使っているのだろう。持参の容器にきれいな水を満たしておく。

ポオちゃんは痩せてしまい、すっかり老け込んだ感があるがそれでも被毛は柔らかで穏やかな顔をしている。まだまだ大丈夫だ。

ハウスをチェックする。3号、4号にも猫が入った形跡がある。カバーを掛けてもちゃんと入ることができているようだ。カバーを掛けたハウスの写真を撮っていると、M浦さんが「・・・見てるよ!」と言うので辺りを見回すと、ウォーキングスタイルで身を固めた老夫婦の散歩人がスカイラインから盛んにこちらを見ている。

2人は行きかけたが、おじいさんの方が山に向って石でも投げたように見えた。もしかしてワカメあたりが山から出て来ようとしたところ、そのおじいさんが石を投げつけたのでは?とM浦さんが言う。

それでは困るので確認することにした。M浦さんは私を引きとめようとするが、おばあさんは踊り場からこちらを見ている。雰囲気は悪そうではない。

そこでにこやかに「何ですかァ?」と訊いてみるとおばあさんもにこやかに『見てるんです。』と答える。感触は悪くないので、ここの猫たちは我々地域のボランティアと学院内の部とでしっかり守っていることを説明する。

老夫婦は坂下(職員寮の前)に住んでいると言い、数年前の猫毒殺事件にショックを受けたことを語る。

今時そんなことをすれば犯人は厳罰に処せられるが殆ど捕まったためしがない。虐待魔はまだまだ近くにもいるので、もし昼間の散歩途中で猫たちが被害に遭っていたりしたら、学院に届け出てくれるようお願いしておいた。

さて、作業を終えると3時半だ。M浦家へ行き、レオくんの様子を見る。保護した日の写真と全く同じ外見だ。フカフカしたゴージャスな被毛のせいで、すごく可愛らしい。スピッツの仔犬のようだ。まるで動くぬいぐるみ。

が、食い意地が張っていて人間たちはオチオチ食事もできないらしい。お好み焼きを掠め取り、カレーの皿に顔を突っ込むという。熱いものの中に飛び込むと危ないので食事時は別室に閉じ込めるのだとか。

あんまりチョコマカしてうるさいのでフクが軽くパンチを食らわせるが、レオは全く動じない。傍若無人、我が物顔に振舞っている。

こももはテーブルの下からこちらを伺っている。ベッドに潜り込んでいたナナが出て来た。いつもドアチャイムと同時に隠れてしまうナナには1年以上会っていないが、すっかり成猫になっている。しばらくリビングにいたが写真を撮る暇も無くまたベッドにもぐりこんだ。

******

夜、山手へ。1号棟並びの山の中から鳴き声がしてピーチが出て来た。山を通って山手側へ出て私の後を追う。「山手猫階段」側へ回ると猫たちが集合している。ワカメが山から飛び出してきた。

庭園餌場でカリカリを与える。水はきれいなままだ。ポオも少しだけ食べた。みんなが食べている間に一昨日雨天餌場に放置したままの水容器を取りに行く。すると、ワカメ、ポオ、ゲンキが追ってきた。水容器だけ引き上げて餌場に戻るだけなのだが、ワカメは雨天餌場にいて動かない。

呼ぶとゲンキだけが戻って来た。ポオもしばらくして雨天餌場に上がっている。

餌場に座って久々にピーチを膝に乗せる。ものすごく重たい。顔を撫でながら固まってこびりついている目やにを取る。するといつの間にかワカメが私の脇に座っている。カリカリを食べ始めた。ピーチを下ろすとピーチもまた食べ始めた。今度は私の横にハイシローが来た。散らばったカリカリを集めているとゲンキもやってきて食べる。

さて、M浦さんに電話し、これからアニーのところに行くと告げる。階段をてっぺんまで上がり、脇の農道から若竹山手に出る。

U野さん宅ガレージ前に行くと、タビー、若ミケ、アニーがネットの外に出ていた。通行人がひっきりなしに通る。そうこうしているうちにM浦さんもやって来た。また薬入りの缶詰一口大をアニーに与える。他の猫たちも騒ぐのでカリカリを与える。

一口食べて逃げていたアニーがまた出てきて少しだけ缶詰を食べた。若ミケはいじわるでタビーとアニーをパンチする。牛若もやって来て缶詰をねだる。

小型犬の散歩人が我々の後ろを通って鉄塔まで行き、しばらく戻ってこない。大方犬糞放置でもしているのだろう。ずーっと手前に大きな犬糞があり、大迷惑だ。

さて、引き上げよう。M浦さんがタニーの水を替えるため、スカイラインのてっぺんに行くというので同行することに。アララ、アニーが従いて来る。このあたりはアニーにとっては庭のようなものだが、既に山手を離れて久しいのだから早くお帰り。

農道に入る手前で車がやってきて危なかった。そこからアニーは引き返したようだ。

てっぺんに出て水を替え、スカイラインをラーバン側へ降りていくとニャッ!ニャッと特徴のある鳴き声が聞こえ、タニーが現れた。M上さんの餌のおかげかよく太っている。てっぺんまで誘導し、カリカリを与える。

ラーバン側へ向うとかりんが出て来て甘えること、甘えること。さっきM浦さんが与えておいたカリカリは沢山残っている。かりんもよく太っている。

チャーリーもやって来た。かりんとチャーリーは仲良くしている。

今日も猫まみれの1日だった。写真を撮ったので近々更新するつもり。

タニーは、てっぺん付近でM上さん、M浦さんに十分に給餌されているので山手での給餌時に「タニー欠席」とはもう書かないことにする。


2005年01月24日(月) 8匹集合。ピーチ、タニー欠席。キジー出席。J先生が給餌

夜、そろそろ山手へ行く支度をしようと思っていたらJ先生から電話があり、山手で給餌している真っ最中だという。ピーチを除く8匹が集合し、キジーも来ているらしい。

ポオが血の混じったくしゃみをしていたという報を受け、J先生が帰宅後再び山手にやってきたとのこと。ポオはここのところずーっと食欲不振で痩せてはいるが身のこなしは軽快で特別な病気に罹っているようには見えなかった。

勿論我々もとても心配していて何とか食べさせようとあの手この手を尽くしているところだ。とにかく動物は食が基本。食べられる限り大丈夫だとは思っている。

昨日、アニーを犬山動物病院に連れて行った折、院長にポオの様子も伝え相談してみた。水を大量に飲む(腎疾患)というようなことはないので、アニーに処方した薬をポオにも分けてもらった。

J先生の話では今夜のポオはよく食べるという。9匹で800grくらいは食べたというからみんな空腹だったようだ。

それだけ食べてしまえば、私が行って給餌してももう殆ど食べないだろう。ピーチ以外は全員出席(キジーまで!)しているので、私は今夜の給餌はパスすることにした。

ピーチはPハイツ内でも給餌されているので大丈夫だ。昨夜は、もしかしてもらっていないのでは?と雨の中、工夫して食べさせたがお腹を触るとパンパンに膨らんでいた。


2005年01月23日(日) 8匹に給餌。花子、タニー欠席。アニーを病院へ。

今日はみぞれの降る寒い日だったが猫まみれの1日だった。「猫庭園」のハウス3号、4号の入り口に透明ビニールカーテンをもう1枚下げるべく、午後2時にM浦さんと待ち合わせをした。

M浦さんが先に来ていてポオとゲンキがハウス1号に、ワカメが2号に入っていたそうだが、私が到着した時にはみんな外へ出ていた。

猫たちにはカリカリを与えておいて早速作業に取り掛かる。既に付けてあるビニールには泥はねがいっぱい付いており、中にも飛んでいる。それを拭き取り、持参のミニホウキで軽く掃く。1号と2号の毛布を出して埃を払う。

さて引き上げようとするとトニーが現れてニャーニャー鳴く。またカリカリを与える。ハイシロー、ポオ、ゲンキ、ワカメ、トニーの5匹が集まった。

アニーのところへ行こうとスカイラインを上がって行くと、猫たちが追いすがって来る。ゲンキはてっぺんまで従いてきた。タニーが出てくるかと思ったがいなかった。

ラーバン側へ下っていくと最近、給餌後らしいトレイが散らかっているのでM浦さんが片付けているという。こないだのM上さんの話からするとどうやらこのトレイは彼女自身が放置しているのだろう。よく見るとあちこちにトレイがいっぱい転がっている。6個くらい回収する。

こうしてここでかりんとチャーリーが、てっぺんではタニーがM上さんから給餌されているようだ。トレイのことはともかく十分な餌にありついていることが分かり少しホッとする。

チャーリーが現れて盛んに甘える。カリカリを与え可愛がる。と、フォレストヒルズ側から尻尾がウサギのように丸いタビー柄の猫が現れてラーバン4号棟庭の方へ行ってしまった。M浦さんもあんな猫は初めて見ると言っている。

若竹山手のU野さん宅ガレージに向うとチャーリーがトットコ従いて来る。フォレストヒルズのプレイロット辺りで追跡を止め、こちらを観察しているようだ。ここからはボスミケたちの縄張りだ。

晴天の日には外へ出てしまっているだろうが、みぞれの降るこんな寒い日には猫たちはみんなガレージ内に入って寝ているだろう。表にはネットがかかっている。

車の上にいたアニーが出て来た。ここを通る時には私はもうアニーたちには構わず行ってしまうので、久々にアニーを可愛がる。アニーは私のことをよ〜く思い出したようで盛んに甘える。確かにお腹がぺちゃんこになって痩せている。毛艶も悪くやつれた顔をしている。

キャットミルクを出すが全然飲まない。上等なカリカリを出すと勢い込んで顔を突っ込むが1粒口に入れると、ギャッと叫んで痛がる。口の中のトラブルに違いない。12月下旬くらいからだというからもう1月にもなる。このまま放置は出来ない。病院へ連れて行こう。

時計を見ると3時15分。病院は4時からなので一旦帰宅することに。車を出すので3時50分に再びここでM浦さんと落ち合うことにする。

私が立ち去ろうとするとアニーが付いて来る。M浦さんが呼び戻さなかったらいつまでも従いてくるところだった。

・・・・・・
さて、4時に病院へアニーを連れて行く。歯肉炎に罹っているということで注射をしてもらい、明日からは液体薬を投薬することに。

U野さん宅ガレージにアニーを戻すと、猫たちの夕食時が近付いているのでみんなが出てくる。病院でもらった缶詰3個をガレージ内で開ける。アニーが1番に来て一口食べるがまだ注射の効果が表れていないらしく、また叫んで車の下に隠れてしまった。

缶詰はタビー、ボスミケ、若ミケ、牛若が食べる。女の子たち3匹は上品に寄り添って食べている。

ふと見ると車の間にタビーが、と思ったら、さっきラーバン4号棟庭へ消えていったウサギ尻尾のキジトラ猫だった。エーッ!この猫はこんなところでも当然のような顔をしている。オス猫だ。この猫にも病院でもらったカリカリを与える。餌の後片付けをしてこの場は終了する。

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昼間、5匹はよく食べたが、食べてない猫たちのため当然いつもの時間に山手へ出かける。みぞれは降り続いており、寒さが増している。

踊り場の陰に茶々がいるだけだった。静かに庭園内を通り雨天餌場へ行こうとしているとハウスからゲンキが飛び出してきた。ポオとワカメはハウスに入っているに違いない。昼間食べたからもう出てこない。その方がいい。外はすごく寒いし濡れてしまう。

茶々と雨天餌場に向っていると、ゲンキ、ハイシロー、コロンがやって来た。ゲンキは殆ど食べないが、茶々とハイシロー、コロンはそこそこ食べる。

食べ終わると4匹は私の周りに集まってじっとしている。ここはやはり余り寒くない。ここの端っこに一部を猫部の活動場所にできないかなあ。端っこにベンチを作りその上に本棚というか巣箱のように作れば猫たちが入ると思う。U野さん宅ガレージのような空間が是非とも欲しいものだ。

私の後ろにいたコロンを兄のハイシローが襲ってひっくり返した。コロンはギャッと怒って階段下の狭いスペースに移動する。猫は狭いところが大好きだ。コロンはオス猫に襲われても一目散に逃げてしまうということがなく怒るだけなのでまだ安心だ。

立ち去ろうとするとゲンキが従いてきた。ハウスに帰ればいいが、そうはせず正門まで従いてくる。

道路を渡り1号棟前を歩いていると鳴き声がしてピーチが現れた。ピーチを呼び、脚の間を歩かせ4号棟角まで誘導する。屋根のあるところがないので地面に傘を置き、その下に新聞紙トレイを設えカリカリを盛る。私はフードを被っているので少々濡れても大丈夫。

ピーチは甘えながらカリカリをよく食べた。食べ終わるとスリスリゴロゴロ濡れている地面に転がろうとする。慌てて止め、膝の上に乗せる。が、雨の中いつまでもそうしているわけにもいかず、片付けて立ち去ることに。

いつの頃からか、ピーチは4号棟前からこっちには従いてこなくなった。今日もその場で盛んに鳴いている。あんなに甘えッ子なのだから家猫にしてあげたいが残念だ。勿論、山手のどの子も家猫にしてあげたい。


2005年01月22日(土) 8匹集合。ピーチ、タニー欠席

山手に近づいてもピーチの鳴き声がしないと思ったらいつもの場所にいない。「山手猫階段」側へ回ると猫たちがいる。みんなと一緒に庭園餌場へ。

踊り場の石垣の上にいたポオがやって来ないが新聞紙を敷いてカリカリを与える。花子は私の真ん前に陣取って懸命に食べている。

水容器は相変わらずひっくり返っていたり汚れていたり。鳥の糞が沢山水容器の周りに落ちているから、鳥たちがここで水浴びしていることは間違いない。ついでに汚したりひっくり返したりもしているのだろう。

花子はゲンキが傍に来たからか、さっと走り去ってしまった。ワカメ、コロン、トニーが私の周りで寛ぐ。

カリカリが結構落ちているのに気付いた。夕方J先生たちが来て給餌して行ったに違いない。その時ポオは食べたのかなあ?

ハウスのチェックに行く。異常なし。餌場脇の植え込みにワカメが座っている。オヤ!ポオが「猫庭園」内をこちらに向ってくる。ハウス1号に入った。

帰りに踊り場でポオにキャットミルクを与えようと思っていたのに。ベッドに入っているポオの顔の前にミルク容器を差し出してみたが飲もうとしない。

植え込みにいたワカメに与えるが飲まないので、餌場に出てゲンキに与える。途中で取り上げハイシローにも与える。デブデブの猫たちだが、増々デブになりそう。

ピーチはとうとう来なかった。

夜遅くにM浦さんに電話するとピーチが出てきて食べたという。アニーの体調が良くなさそうだというので明日午後、若竹山手まで一緒に様子を見に行くことにした。その前に「猫庭園」のハウスの掃除をし、雨の泥はねがひどい3号に透明ビニールカーテンをもう1枚付けるつもり。

・・・・・
北側の猫、クロチの訃報を聞いた。ずーっと面倒を見ていたK下さんが手厚く葬ったそうだ。合掌。クロチとパンダは血縁に違いないと思われる。


2005年01月21日(金) 8匹集合。花子、タニー欠席。キジー出席。チャーリー現る

山手に近づくと、どこからか猫の鳴き声がしてきた。花子かなあ?でも出て来ないのでどんどん行くと、ピーチが山の中から私の姿を見つけていたらしく、石垣の端っこで鳴いている。

「山手猫階段」に行くと踊り場で茶々とポオが寄り添って座っている。ワカメが飛び出してこないと思ったらハウスに入っていたらしく庭園餌場に出て来た。キジーも待っている。

オヤ!茶々の他に茶虎猫が来ている!ナンチャーかなあ?よく見ると鼻に傷があり、胸が白い。これはチャーリーだ。

とにかく餌場に新聞紙を2枚敷いてカリカリを与える。餌場に近付いたチャーリーをゲンキが大声を上げて威嚇する。

チャーリーは「猫庭園」内を移動し、坂道へ出た。カリカリを与えるが食べない。お腹も膨らんでいるようだ。スリスリしてすごく甘える。抱き上げても全く平気。お腹は空いていなくて夜の散歩に出てきたらしい。

ポオが来てそのカリカリを食べている。

ひとまず汚れている水を替え、ポオにキャットミルクを与える。20ccくらいは飲んだ。

猫たちは入っていないがハウスをチェックする。異常なし。餌場に戻ってワカメたちを可愛がる。

ポオは「猫庭園」のボイラー室側の木の下に座っていたがまだいるかな?見に行くとまだいた。チャーリーはどうしたのかな?などと呟いているとチャーリーが出て来た。ピーチとコロンがやって来てチャーリーのお尻を嗅いでいる。

ピーチとチャーリーが向き合うと、何故かピーチの腰が引け、スゴスゴと逃げる。チャーリーが追いかけるのでピーチは植え込みの中に逃げ込んで怯えている。何だ、ピーチは身体が大きいので喧嘩を売る猫は少ないが、チャーリーには負けるんだ!キジーに対しては唸りまくるくせに。

M浦さんに電話し、チャーリーが来ている旨、告げる。すると、チャーリーは近ごろ北門側ではなく、フォレストヒルズからやって来てスカイライン北側でかりんと仲良くしているという。

昨夕、パピヨン犬散歩人、M上さんに出会ったら、スカイライン北側には3匹が出てくるという。1匹はかりんのようだし、もう1匹はてっぺんにいるというからタニーだろう。そして茶色の猫がいると言っていたからチャーリーのことだったのか。

夕方、人目を気にしながらも缶詰を道路の真ん中に空けていく中年男性がいるとM上さんは言っていた。その男性はスカイラインを登らず戻って行くというからフォレストヒルズの人かもしれないとM上さんは言う。

花子は18日(火)には出てこなかったが、M浦さんの時間には出てきて食べたそうだったのにゲンキが追い散らしてしまい、給餌できなかったそうだ。19、20日は給餌できたが、今日は出てこなかった。

いつの間にかチャーリーはいなくなり、ポオは同じ場所に座ったままだ。ワカメもハウスに行かず、餌場でハイシローと並んで座っている。

餌場を立ち去り、踊り場に行くと茶々が座っている。排水溝に入ったピーチを追いかけてゲンキがやって来た。2匹はもつれ合いながら工房側の大木に取り付いて爪を研いでいる。

ピーチは私を追ってくるかと思ったが来なかった。


2005年01月20日(木) 9匹集合。タニー欠席。長ホウキが消える?!

今夜は寒波襲来だということだが山手に出かける時間帯にはまだそれほどでもない。夜空は澄みきっていて満天の星が瞬いている。

さて、山手に近づくと昨日と同じくピーチがいち早く私に気付いて鳴きながら立ち上がる。その声を聞いてゲンキたちが階段を駆け下りてくる。ゲンキとピーチが仲良く鼻で挨拶している。

花子の姿も見えるし9匹全員集合のようだ。庭園内に入り、いつものように門扉裏に立て掛けてある長ホウキを取ろうとしたら、まあ?!ホウキがない??!!猫墓所の辺りに投げ捨てられていたことが何度かあったが今回は見当たらない。

仕方ない、M浦さんが使っている短いホウキを使うことにしよう。私が庭園餌場に直行しないので猫たちは右往左往している。

庭園餌場をちょこちょこと掃いて新聞紙を敷く。カリカリを与えておいて飲み水の用意をする。容器が派手にひっくり返って飛ばされている。イタズラをされているとしか思えない。ガッカリ・・気分が悪いので新しい容器と取り替える。

ポオにキャットミルクを与えるとミルク好きのトニーが早速近寄ってくる。押し留めてポオにだけ与える。結構よく飲み、その後カリカリも食べている。残りのミルクはハイシローが頂戴した。

ポオがじっとしているので、久々に抱き上げてみるとこの前抱き上げた時より重い。良かった!背中は相変わらず骨が浮き出てゴツゴツしているが、少しでも食べているし、動きは軽快だ。

花子はよく食べていたがまた急に走り去ってしまった。みると花子が食べていた場所にゲンキがいる。

ポオは水を飲み、トットコ踊り場の方へ向った。コロンは本当に丸々してきて母親のワカメそっくりの体型になった。

ピーチはこの頃、ある程度食べると立ち去ってしまう。いつまでも食べているのは、茶々、ハイシロー、トニー、ゲンキなどだ。今日はワカメもよく食べる。

私の周りにワカメ、コロン、ハイシローの母子3匹とトニーが集まる。コタツでもあればいいのになあ。

ホウキが無くなり、水容器も蹴飛ばされた感じなのでハウスが無事かどうかチェックする。3号、4号には猫が入った形跡がないが、2号はどうなんだろう?昨夜はワカメが1号に入っていたからポオが2号に入ってくれるといいのに、と思っていたのだが。

先日、埼玉県で地域猫が毒殺や虐待に遭ったという、かなり克明なニュースが流れた。こういうニュースを見て愚かな模倣犯が出たりするので心配になった。全国の地域猫たち、大丈夫だっただろうか?

ワカメは餌場の脇の植え込みにしばらくいたが、結局ハウス1号に入った。

餌場を片付けていると猫たちがまた食べに来る。ゲンキ、茶々、コロン、ハイシローだ。カリカリの山を4つに分ける。

さて、帰ろう。踊り場にはポオがいるはずだ。追いかけてきた茶々もいつもの場所に陣取る。段々冷え込んできた。ポオもハウスに早く入ればいいのに。


2005年01月19日(水) 9匹集合。タニー欠席。缶詰の日

今日も暖かい。缶詰を11個持って出かける。山手に行くとピーチの方から私にニャーと話しかけてきた。「ピーチ!」と呼びながら角を曲がるとワカメやポオまでが階段の下に私を迎えに来ている。きっとみんなとても空腹なのだな。

ハイシローが走っては偶々目の前に来る母親のワカメにじゃれついている。掃除もそこそこに新聞紙を2重に敷き、カリカリを与える。花子も来ている。良かった!

水を替えてからおもむろに缶詰を開ける。上段で食べている花子に缶詰の蓋を開けて缶のまま与える。他の猫たちは少々待たせてせっせと缶切りを続ける。

みんなワイワイと缶詰に群がる。ポオも少し食べている。ポオにだけシーバも与える。

花子は缶詰を半分くらい残してもう満腹になったのかさっさと立ち去る。残りの缶詰とカリカリはゲンキが平らげた。

猫たちがしきりに食後の身づくろいをしている。カリカリの食後はこんなことはしない。

茶々とハイシローがいつまでも食べているのでハウスのチェックに行く。オヤ!ハウス1号にワカメが入っている!ワカメはよく1号前にいたが、やっぱり1号に入りたかったのだな。

餌場に戻り新聞紙を片付ける。残っていたハイシローとコロンにバイバイする。

踊り場には茶々とポオがいる。寒くないしポオたちの意思でここにいるのだから尊重しよう。

ゲンキはやはり付いて来て木登りしている。花子もたっぷり食べたし安心した。

道路を渡り1号棟前の駐車場にさしかかるとニャーという鳴き声が。花子かと思ったらピーチが出てきて巨体をスリスリする。そこにゴロリと横になって甘える。通行人もやって来たので余り構わず立ち去ることにする。道路に出たり戻ってきたりしながら従いて来ていたが、車の往来が激しくなり、従いてくるのを止めたようだ。

ピーチたちは長い夜をどこでどうして過ごすのだろうか?


2005年01月18日(火) 8匹集合。花子、タニー欠席。

今日はすごく暖かかった。猫たちもホッとしていることだろう。午後4時前、若竹山手のU野さん宅ガレージ前を通るとガレージにはネットが降りていて中の車の上にアニーが乗っかっていた。他の猫の姿は見えないがタビーは間違いなく中にいる筈だ。

ポオ用のキャットミルクが無くなったので、駅前に出たついでにダイエーで見てみると同じものがアクトより100円以上高い。そこで夕方アクトに行き、ポオが食べるかもしれない食料品も少々買い込んだ。

最晩年のプリンスのために少しでも口に入るものを、と必死で丸干しや缶詰、レトルト、カツオブシ、その他いろいろと買い込んだ時には勿論自腹だったが、今回のポオ用特別食料品は別途計上することにした。

先日、セールで1個2,980円で買ったミニハウスはセールが終わり、4,980円に値上がりしていた。買っておいて良かった!

*****

山手に行くとピーチがいつもの場所にいて階段にも猫たちが集まっていた。茶々だけが排水溝の中に入っている。ポオは踊り場の石段の上の土のところにいる。踊り場の床を見るとカリカリが数粒落ちている。

庭園餌場に行き、掃除をしてから新聞紙を敷く。思ったよりみんなよく食べる。水を替えてから、ポオに特別トッピングしたカリカリと猫ミルクを与える。傍にいた茶々が盛んに顔を突っ込もうとするが押しのけているうちに諦めた。ポオは少しだけそのカリカリを食べ、少しだけミルクを飲んだ。

残りは他の猫たちが喜んで食べる。ピーチがおとなしくて近ごろ可愛がっていなかったので、抱えあげてみるとすごく重い。8kg近くあるのでは。

ポオとワカメがそれぞれ「猫庭園」内に消えた。他の猫たちは途中水を飲んだりしながらまだまだ食べている。

ハウスを見に行くと、ポオはハウス1号に入っている。ワカメは庭園奥に座っている。4号を見ると、中のダンボールハウス内に貼り付けておいて発泡スチロールのボードが剥がされて引っ掻いた痕らしきスチロールかすが散らばっている。

ワカメじゃなくて茶々あたりが入って乱暴狼藉を働いたのかなあ?剥がされたスチロールのボードはダンボールハウスの外側に入れ、毛布は引っ張り出して払っておく。これでワカメが入れるよ。と、思ったらワカメはポオのハウス1号の前にいる。

餌場に戻ると1匹もいない。片付けているとハイシロー、コロン、茶々、ゲンキが次々と出て来た。ワカメまでが出て来た。みんなまた食べ始める。そこで私が石段に腰を下ろすと猫たちは嬉しいようだ。私の周りに集まってきた。まるで家猫だ。ここが家のリビングなら猫たちとそのままずーっとまったりするのだが、そうもいかない。

後ろ髪を引かれつつ、みんなを撫で「また明日ね!」と声を掛け立ち去る。
コロン、茶々、ゲンキは従いてきた。茶々は踊り場でちんまりと座る。コロンはいつもの場所へ。ゲンキだけが、私が花子を捜しに行くことを予想していつまでも従いてくる。

工房への道路へ行き、森に向って「花子!花子!」と呼んでみるが気配なし。既に貰えているのならいいのだが・・・ゲンキはあちこちの木に登ってひとり興奮している。


2005年01月17日(月) 8匹集合。花子、タニー欠席。

やっと晴れて寒さも緩んだ。山手に行くといつもの場所にピーチはおらず階段側に回ると1匹も見えない。

M浦さんでも庭園餌場に行ってるのかと思いつつ踊り場まで上がって行くと茶々が出て来た。そこで「ニャーニャー!!!」と叫ぶと猫たち数匹飛び出して来た。

餌場に行くとしばらくしてポオがハウスから出て来た。が、花子とピーチがいなくて7匹だけだ。

空腹ではなさそうだが新聞紙を2枚広げて適当にカリカリを与える。ポオにはキャットミルクを与えるが10ccくらい飲んだかなあ。コロンは全然食べずに岩場に座っている。

ワカメが私の横に来て甘えはじめるとコロンもやって来て2匹が丸くなって並ぶ。ワカメ親子は1段下の餌場に降り、ポオの横に並ぶ。まるでカルガモのようだ。

ピーチがやって来て静かに食べ始める。ピーチはキジーに対して時々唸るが大体はとてもおとなしい。

ポオはカリカリを数粒食べ水を飲み、手持ち無沙汰にしていたが茶々がやって来るとそちらへ行き、茶々と鼻を突き合わせて挨拶している。そして踊り場の方へ行ってしまった。

残りのミルクはハイシローとトニーが片付けた。ワカメ、ハイシロー、茶々、トニーは私の周りで寛ぐ。

ワカメがハウス1号の前で1号の内部を伺っている。入るかと思ったがどこかへ行ってしまった。2号か4号には入っただろう。

餌場の新聞紙を片付けようとすると猫たちは慌てて食べ始める。仕方がないのでしばらく待って、また片付けようとすると猫たちが集まってくる。何度かそれを繰り返し、やっとカリカリを2箇所に集める。

踊り場に行くと茶々がいて、石垣の上にはポオがいる。ゲンキが追いかけてきた。道路を渡って花子が鳴いていないか耳をすますが聞こえない。ゲンキがピッタリ私にくっついてくる。これでは昨日と同じ展開になってしまう。

踊り場にカリカリが2粒あったから給餌されたようだ。その時に花子も一緒に食べたのならいいが。

Pハイツ側の駐車場にいるかなあと思ったがいなかった。その時遠くで鳴き声を聞いたような気がしたが空耳かもしれない。ゲンキは道路を渡って追ってくることはなかった。


2005年01月16日(日) 9匹集合。タニー欠席。キジー出席。

昨日は1日中、今日はつい先ほどまで氷雨が降っていた。まだまだ空模様は怪しいが傘を持たずに山手へ出かける。

やはりピーチが石垣の上に座ってこちらを見て鳴く。階段にはいつものように猫たちが待っている。ポオも冷たい土の上にいたようだ。

庭園内に入るとキジーが鳴いている。餌場に行ってみると新聞紙を2重に敷けば大丈夫なようだ。雨天餌場よりここの方が猫たちは好きなのだ。

カリカリを与えるがハイシローと花子がいない。ピーチもキジーも来ず唸り声が聞こえる。行ってみると猫墓所で2匹が唸り合っている。宥めると2匹は別々のルートで餌場にやって来た。
キジーの飛び石餌場にも新聞紙を敷いてカリカリをたっぷり与える。昨日、今日の雨で殆ど餌にはありついていなかったらしい猫たちはよく食べる。

ポオにはキャットミルクを与える。20ccくらい飲んだかなあ。残りはトニーが平らげた。茶々だけがお尻の辺りが濡れている。ハイシローがやって来て慌てて仲間に加わる。

ワカメが甘えるのでしっかり可愛がる。茶々やトニーも甘える。

食べ終わったキジーはお替りだ。そのうちキジーは出てきて餌場にやって来た。するとピーチが派手に唸る。ワカメとコロンは怯えてその場を離れる。

ポオは通路を軽やかに小走りしたかと思うと戻ってきて「猫庭園」に入った。いつものようにハウス2号に入るのかと思ったら1号へ向った。

1号の前にはワカメがいて1号へ入ろうとしていたのだ。ポオがやって来たのでワカメは逃げてしまった。ポオは1号にもぐりこんだ。2号よりも1号に入っていた方が外気に直に触れずに済むのだからずーっと1号に入っていればいいのに。ワカメが2号に入っていたものだから意地悪をして2号に入っていたとしか思えない。

餌場ではハイシロー、トニー、ゲンキ、茶々がいつまでも食べている。新聞紙を片付けて2箇所にカリカリを集めておく。時折、霧雨が降ってきて嫌な感じ。それでもザーッと降ってくることはないので助かるが。

トニーを3号に入れようと思い立ち、抱えあげて3号前に運ぶが入らない。よく太って若いので大丈夫なのかなあ。入ればいいのに。

ワカメが入っていると思った2号は空だ。ふと隣を見ると4号にワカメが入っている。4号は小さいので、ワカメの顔が入り口に近い。これではちょっと寒いかな。勿論、全く戸外よりは遙かにましなのだが。屋根からもう1枚ビニールカーテンを掛けようかな。

さて、引き上げよう。踊り場に出、階段を降りているとどこからか猫の鳴き声が聞こえる。花子かなあ?するといち早くゲンキが来ていてその声のする辺りへ駆けて行く。

工房への道路を上がっていくと右側の山の中から花子が鳴いているのだ。私を見て出て来ようとするとゲンキがすごい勢いで花子を追いかける。それを何度か繰り返し、花子に給餌することが出来ない。

困ってしまってM浦さんに電話すると、丁度、給餌に出ようとしていたところだから急いでここに来るという。

工房への道路に立っている私を見つけて白っぽい猫が「山手猫階段」の下で鳴いている。ハイシローかな?トニーかな?こちらにやってきたのを見るとハイシローだった。私が離れて行くのが隠れている花子から見えるのだろう。森の中から悲鳴のような声で鳴き喚いている。

やっとM浦さんがやって来たので、ゲンキとハイシローを遠ざけてもらい、私はもっと工房側へ上がっていき、出て来た花子にたっぷりのカリカリを与える。1匹だけ出遅れると花子はこんな目に遭ってしまう。ゲンキには困ったものだ。自分は満腹になり、ちょっと腹ごなしに遊ぼうと思っているだけだろうが、空腹の花子にしてみれば大迷惑だ。

M浦さんは庭園餌場に行ったようだ。私も行ってみると猫たちが缶詰を少し貰っている。茶々、ハイシロー、トニー、ゲンキ、コロンがいる。

訊けば、昨日は雨の中、M浦さんは雨天餌場に来てくれたそうだ。おお、嬉しい。(雨だと来てくれないかと思っていた。)茶々、ゲンキ、トニーの3匹しか出てこなかったそうだが。

M浦さんがパンダの餌場に水替えに行っている間、私は餌場に残って猫たちを引き付けておく。花子は食べるのが遅いがもう食べ終わったかなあ。

M浦さんが戻って来た気配がするのか猫たちが踊り場の方を向く。私も行ってみる。これからM浦さんはタニーとかりんの給餌と若竹山手の水替えだ。

ゲンキがM浦さんに従いててっぺんに行くとタニーを追いかけるので、これまた困るのだ。ゲンキをこちらに引き付けておいてそこで上と下に別れる。


2005年01月14日(金) 9匹集合。タニー欠席。キジー出席。

午後6時前、U野さん宅ガレージ前を通った。三毛が水を飲んでおりタビーが人待ち顔して佇んでいたが、アニーと牛若の姿はなかった。もう夕食をもらったのかなあ?

*****

山手に行くと正門から白い服装の若者が数人出て来た。猫たちの様子はいつもと同じ。山の中から派手な鳴き声が聞こえる。花子だろう。「花子!花子!」と呼びかけておいたから後から出てくると思う。

庭園餌場を掃きカリカリを与えようとしているとちゃんと花子も来ている。ポオもハウスから出て来てみんなと一緒に食べている。水を替えてからポオにキャットミルクを与える。昨日よりは飲んだが、しばらくしてまた踊り場の方へ行ったようだ。

飲み残しのミルクをピーチが嗅いでいたが、飲まなかった。コロンが来て少し飲み、そのままになっていたが最終的にハイシローが飲み干した。

私の周りをハイシロー、コロン、ワカメの一家が取り囲む。トニーも負けじとスリスリしてくる。茶々も足元にやって来た。みんな可愛いなあ。今夜はさほど寒くない。が、明日の予報は雪だ。月も傘を被っている。

さっきまで煌々と点いていた工事現場の明かりがいつの間にか消えている。

カリカリをまとめ始めるとみんなまた食べ始めた。花子はある程度食べると走り去った。

ワカメが「猫庭園」に入ったのでもしやハウス1号か3号に入ったのでは?と、そーっと見に行ってみたが空っぽだった。2号、4号も空。

餌場に戻りまたカリカリを集めているとトニーが飛び出して来て甘える。ハイシローも私の周りをウロウロ。

立ち去ろうとしていると花子がやって来てまた食べる。ゲンキが後を追ってきているので、踊り場の方に誘導する。踊り場の石垣の上にはやっぱりポオが鎮座している。それなりに小康状態を保っているようだが何かと心配になる。

第2土曜日の明日はS井所用のため、日記はお休み。早めの給餌をM浦さんにお願いした。とはいえ雪だとどうかなあ?


2005年01月13日(木) 9匹集合。タニー欠席。

夜間は冷えるが今日、日中は風もなく良い天気だった。S井は江ノ島に出かけ、有名な江ノ島猫をあちこちで見かけた。捨て猫が絶えないだの、いろいろと新聞記事での予備知識では、ちょっと気が重かったのだが、見かけた猫たちはいずれも幸せそうでしっかり太っていた。ボランティアが不妊・去勢手術を行っているのだろう。観光客も猫たちを可愛がっておりホッとした。

*****

山手に近付くと、正門側から黒っぽい太った猫が出てきて道路を南へ降りていった。キジーのようなシルエットだったが遠かったのでよくは分からない。

工事現場にはまだ明かりが灯っていた。猫たちの配置は毎晩同じ。ポオだけが見当たらない。庭園餌場に行くとハウスに入っていたらしいポオがやっと出て来た。

今夜はキャットミルクを少ししか飲まない。カリカリも殆ど食べない。抱っこすると私の顔をじっと見る。目と鼻を拭くと嫌がって膝から降りる。水容器の前に座って水を飲むでもなくじっとしている。

そのうちに軽やかに通路を走って行ってしまった。踊り場に行ったのかな。

私が石段に座っていると、ハイシロー、ワカメ、茶々、トニーが私を取り囲んで暖を取っている。然しいつまでもそうしていると私が寒い。適当にしてハウスを見に行く。やはり1号、3号、4号には入っていないようだ。また少し入り口を広げることにする。

餌場に戻ると猫がいなくなっている。片付けているとコロンが出て来てまた食べ始める。

踊り場に出ると茶々がいる。やっぱりポオも石段の上の土の上にどっかりと座っている。M浦さんを待つつもりだな。また味の違うカリカリを持ってきてくれるからそれを食べてくれるといいが。


2005年01月12日(水) 8匹集合。花子、タニー欠席。缶詰の日

夕方のニュースでマイナス9度の寒波が襲来するというので戦々恐々。コートはフード付きだし、パンツはゴワゴワした保温仕様。防寒ブーツも数日前から着用している。今夜はその上ダウンベストをコートの下に着込む。Pハイツ内は風が吹きさらしになるが山手に行くと、山が防風壁となるのか格段に寒さが和らぐ。が、スカイラインのてっぺんはやはり吹きさらしでとても寒い。

ピーチはいつものところにどっかと座っており、階段側へ回ると猫たちが駆け寄ってくるのもいつも通り。ポオと花子がいないなあ。缶詰の日なのに。

踊り場にカリカリが3粒残っているので既に給餌済みなのだろう。ポオも花子も食べたに違いない。

庭園餌場に行くとハウスに入っていたらしいポオが出て来た。水容器は全く昨日と同じく、1個は泥水状でもう1個はひっくり返されている。

2重に新聞紙を敷きカリカリを与える。ポオもゆっくり口を付けている。ポオにキャットミルクを与えるとすぐに他の猫たちが横取りしようとするが大丈夫だった。ポオは40ccくらい飲んだかなあ。

缶詰を6缶開ける。8匹だがポオは殆ど食べないし、他の猫たちも満腹なのか少々余った。コロンはさっきから水ばかり飲んでいる。何か味の濃いものを食べたのかなあ?コロンはお腹が真ん丸だ。

ポオも水の飲み、ハウス2号に戻った。ハウスをチェックすると、3号には誰かが入った形跡があるが4号には全くない。今夜は冷えるのだから是非入ってほしいものだ。

どこかで鳴き声は聞こえる。返事をしておいたが現れない。食べ終えて「猫庭園」に入っているワカメかもしれない。しばらくするご今度は別の方向から鳴き声がする。トニーかな。花子ではなさそうだ。

餌場を片付け引き上げることにする。踊り場付近にもPハイツ内にも花子の気配は全くなかった。


2005年01月11日(火) 9匹集合。タニー欠席。

花子がまた小桃の駐車場で待っているかと思ったがいなかった。山手に行くとやはりピーチが石垣上の枯葉ベッドの中に蹲っている。角を曲がって階段を上がっていくといつも通り。排水溝には入っておらず茶々とポオは踊り場に並んで座っている。

庭園餌場に入る頃、山から花子が降りて来た。餌場に行き新聞紙を敷いてカリカリを与える。水容器は2個とも所定の位置になく、1個はひっくり返っており、もう1個の中には泥水のようなものが入っている。鳥の仕業にしては大胆だがワケが分からない。

こっそりキャットミルクの入ったビンを取り出すと気配を察して猫たちが集まる。ポオにだけ飲ませるが今夜は少ししか飲まない。仕方ない。他の猫たちに提供しよう。ワカメに飲ませようとしたが飲まない。ピーチも飲まない。ミルクが好きなのはトニーだ。ハイシローと茶々も顔を突っ込む。

ポオはカリカリも殆ど食べずに脇にじっとしている。そこでレトルトを取り出してみる。他の猫たちはミルクよりも良い匂いがするのでまたまた集まってくる。ポオだけに与えるが食べない。鼻が詰まっているようだ。

ポオが食べないので他の猫に与えると、ポオはその争奪戦に加わろうとする。そこでまたトレイをポオの鼻先に持っていってみるが食べられない。

やはりトニー、茶々、ハイシローが食べてしまう。ワカメやコロンも太っているので大丈夫だ。それに明日は缶詰の日だし。花子はとっくにいなくなっている。

ポオを抱っこするとものすごく軽い。3kg台だなあ。ついこないだまでは4kgを優に超えていた筈だ。ハウス1号の中に入れると一旦は入ったもののすぐに出てきてしまう。3号には猫が入った形跡がまだない。

ポオは私の後ろに座っていた。そのうちにハウスに入るだろう。そのままにして餌場に戻る。まだ猫たちが食べている。しばらくしてポオも出てきてみんなの傍にじっとしている。

ポオを膝の上に乗せてみた。目やにや鼻くそを取る。そんなことばかりされるのでポオは膝乗りの心地よさを知らない。降りようとするのを無理に抱きしめていると暖かいのが分かったのかじっとしている。が、私の顔をしげしげと見つめる。ポオは本当にハンサムだ。我が家にもう一部屋あったらなあ。それも南側の陽が燦々と差す部屋にポオを住まわせてやりたい。(いつもこんな夢物語ばかり言ってるなあ・・・)

一方、お天気のいい昼間に元気に「猫庭園」を駆け回ったり、枯れ草ベッドで日向ぼっこしたりしているポオを見ると、ここへ来て3年余、すっかりここが彼の庭になったなあと嬉しく思う気もある。勿論、良い家庭に引き取られるのがベストではあるが。

ポオは水を飲んでから「猫庭園」奥でトイレを始めた。その後ハウス2号に入った模様。

見に行くとポオが2号の中に鎮座している。発泡スチロールを沢山入れて以来、急に2号が人気になっている。ワカメは2号にしか入らないのに困ったなあ。隣の4号も空き家のままだ。暖かそうにしつらえておいたのに。

2号の入り口が大きく開いているので、スチロールの板を立て掛けて少しでも冷気を防げるようにしてみた。気休めか?もう少し暖かくできないか知恵を絞ってみよう。

餌場に戻ると猫がいなくなっている。新聞紙を片付けていると茶々が出てきて食べ始める。ハイシローもどこかから出てきて私に寄り添う。この子たちもハウスに入ればいいのに。

さて引き上げよう。踊り場に花子用に少々カリカリを盛っておく。Pハイツ側で花子が出てくるかと思ったが出てこなかった。今日は十分に食べられたのかな。


2005年01月10日(月) 8匹集合。花子は別場所で給餌。タニー欠席。キジー出席

故小桃の駐車場上に差し掛かると下の方から花子らしき鳴き声が聞こえてきた。ガードレールの内側に入り下を覗くと鳴き声は一段と大きくなった。そこに立っていると、花子がやって来た。

ちょっと迷ったが、花子が1号棟前の駐車場へ入って行くので、車の陰にカリカリをこんもりと盛る。山手に近寄れないのではしょうがない。

食べている花子をそのままにして山手に向う。ピーチとハイシローとゲンキが山の斜面の枯葉ベッドに座っている。排水溝には茶々だけ。ポオは?と捜すと踊り場の石垣上の土の上に座っている。

庭園餌場に8匹が集まった。タニーや花子がここに戻らないとするとこれで全員集合だ。幸せな里子になって数が減っているのではなく、行方不明や餌場がバラけただけなのだ。

掃除をしてカリカリを直置きする。ポオもゆっくり食べている。ポオの為にキャットミルクを溶かしてきたので与える。すぐにトニー、ハイシロー、ピーチなどが横取りしようと集まってくるが防いでポオだけに飲ませる。100ccくらい持参したが、70ccくらいは飲んだ。良かった!栄養たっぷりなキャットミルクが飲めれば大丈夫だろう。

それにポオは激痩せしたものの、動きは軽くとても元気そうなのだ。ポオが残したミルクの残りはコロンに飲ませた。他の若いデブオス猫たちはこんな栄養たっぷりなものを飲まなくてよろしい。コロンも太ってきてはいるのだが。

ポオは「猫庭園」奥に入り、トイレのようだ。その後ハウス2号に入ってしまった。ハウスを見に行くと、3号、4号にはまだ猫が入った形跡はない。ガッカリ!

ワカメは2号に入りたくて覗きに行ったがポオが居座っているので諦めてウロウロしている。3号、4号の入り口が小さいのかと思い、鋏で透明ビニールのカーテンを更に切り取る。ふと見ると真後ろにワカメが来ている。1号のベッドも正面向けてみた。ワカメを入れようと思った気持ちが即、伝わったとみえ、もう彼女の姿はない。

そうこうしているうちにゲンキがやって来て、ワカメを追いたてている。ワカメはいつものように庭園上部へ上がってしまっている。

餌場に戻ると茶々、コロン、ハイシロー、トニーがいる。猫たちは既に給餌されたようで身体は丸々していて余り食べない。カリカリをまとめているとキジーが現れた。飛び石餌場にカリカリを置くとトニーが食べたくもないくせに横取りする。そこでいつも更に奥の飛び石にもカリカリを盛る。やっとキジーがカリカリにありついた。

さて引き上げよう。茶々が従いてきて踊り場に陣取る。

Pハイツ1号棟前の駐車場へ行き、花子が食べ残したカリカリを回収する。


2005年01月09日(日) 8匹集合。花子、タニー欠席。ミニ猫ハウス2軒新築

予定通り、H川さんの車で午前10時前出発。途中山手に寄り、ダンボール箱、発泡スチロール、毛布、スコップなどを踊り場門扉の内側に置いておく。日曜日だが、学院では騒音を立てて工事をやっている。

アクトに行き、小型犬舎2個の他、小物、ブロック12個などを買うべく店員にその旨告げる。会計を済ませレジで待っていると、アララ!コンパクトになった薄いダンボール箱を2個台車に乗せて店員が現れた。

てっきり組み立て済みのものを販売しているのかと思い込んでいた。これならば私のセダンでも十分に運べた。

組み立てにはスパナとプラスのドライバーが要るとのこと。台車に乗せ駐車場に行く。ブロックだけを積んでひとまず出発しようとしていたH川さんを止め、この荷物も積み込む。

M浦さんに電話し山手に来てくれるよう告げ、ドライバーとスパナを取りにH川家へ行く。正門前に車を駐車しておくので近くで車座になって休んでいる工事人らしき人に話しかける。ひとりの若者がこちらを向いているので彼に話し掛けるが全く反応なくこちらの顔をじーっと見つめる。困惑も何もなく全くの無表情。すると気付いた別の工事人が愛想よく「全く構いませんよ。」と言ってくれてホッとした。

何往復かして重い荷物を庭園内に運び込む。餌場の上までエッチラオッチラ運び、梱包を解く。その頃になってやっとM浦さんがやって来た。

まずポオが出てきて、その後ハウス2号に入っていたワカメが出て来た。トニーや茶々もやって来た。大分遅れてゲンキも出て来た。水を替え、カリカリを少し与える。水の周り、ハウス1号の屋根は小鳥の糞がいっぱいだ。昼間でないとこういうものは見えない。

H川さんとM浦さんが犬舎を組み立てている間、ダンボール箱と発泡スチロールでハウス内に入れる内装を用意する。入り口が狭いので屋根を被せた後ではとてもじゃないがいろんなものを入れられない。

内装もしつらえハウスは完成。入り口に透明ビニールのカーテンも付けた。ハウス2号隣は平になっていたのですぐにOK。後は斜めになっている1号横の地面を平にならしてブロックを置くだけだ。

が、この斜面にはてこずった。H川さんがひとりスコップを振るってくれた。やっと脚がガタガタしなくなり、完成。H川さん、有難う!本当に何から何までお世話になってしまった。

******

今夜は冷える。冷たい風も吹いている。山手へ行くと昨日と全く同じ。山側斜面にはピーチ。排水溝には茶々とポオが仲良く入っている。が、花子はいない。

餌場を掃き、カリカリを直置き。こっそりレトルトを容器に開けポオに与える用意をする。たちまち他の猫たちが気付いて騒ぐが何とかポオだけに与えることが出来た。

そこへM浦さんがキャット粉ミルクを溶いたものを持って現れた。ポオはミルクは殆ど飲まなかったが、レトルトは50grくらい食べ、その後カリカリも少し食べた。ちょっぴり安心する。

M浦さんが花子を探しに行くがいなかったらしい。今度はこちらが心配だ。

新しいハウス3、4号にはまだ猫が入った形跡がない。2号にポオが入っている。1号に入ればいいのに。

さて、カリカリを片付けて引き上げる。花子が来たら食べられるように踊り場にカリカリを置いておく。

Pハイツ1号棟前の駐車場にでも花子が出てきたら食べさせようと思ったが全く気配がなかった。


2005年01月08日(土) 9匹集合。タニー欠席。

ミニハウスの運搬にはH川さんの車をお願いすることにした。スコップもお借りする。明朝、2人でアクトに行き、積めるならいっぺんに2個運んでしまおう。ブロックなども購入しなければならない。設置はM浦さんと一緒に行う。

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予報通り段々寒くなってはきたが、まだまだこんなものでは済まないに違いない。去年、一昨年の冬の餌やり時はもっともっと寒かった。まあ、時間もずっと遅かったこともあるかもしれないが。

昨日と同じく山側の斜面にピーチがいて、排水溝には茶々とポオが入っている。排水溝に入るということは、以前より寒さを感じているということだろう。

庭園餌場に新聞紙を敷いてカリカリを与えるが花子が来ていない。水容器は2個ともひっくり返されて転がっている。誰だ?!イタズラすんな!

ポオは大分経ってからやってきて餌場を一瞥すると、踊り場の方へ戻ろうとする。M浦さんがやって来たようだ。ポオは「猫庭園」の奥でトイレだ。

私が持参したレトルトをポオに与え、昨日の猫ミルクもポオだけに与える。レトルトは結構食べる。他の猫たちは群がるが、まずポオだけだ。ポオには自分の特別待遇が分かるに違いない。レトルトは半分(40gr)くらい食べた。ミルクは殆ど飲まない。開けたてでないからか。

そうしてポオはどこかへ行ってしまった。他の猫たちに残りを与える。

その間にM浦さんはパンダの餌場へ行く。戻って来たM浦さんと一緒にまたハウス周りを見に行く。1号にポオは入っておらず、2号内にワカメはいなかった。

餌場を片付けて踊り場に出ると、ポオがいた。話しているとどこからか花子の鳴き声がする。と思ったらゲンキがすっ飛んで行き、花子を追い散らしたようだ。しょうがないなあ。

花子が来て食べられるように踊り場にM浦さんがカリカリを盛ると猫たちがまた食べ始める。ポオまでが来て食べるではないか!良かった!

と、向かい側の石垣に花子が現れて花子が鳴いている。M浦さんにゲンキを見ててもらい、そちらでカリカリを与えようとしているところへまたしてもゲンキが跳び込んできて花子を蹴散らす。

一旦、踊り場に戻り、ゲンキがカリカリを食べている隙に工房への道路へ行く。そこで花子を呼ぶと出て来た。道路の隅にカリカリをたっぷり盛り、すぐに踊り場へ戻る。

M浦さんはスカイラインを通ってやってきたのだが、3日間タニーが出て来ないという。野球部が遅くまで灯りが煌々とついたグランドで練習をしているので、怯えたタニーは出てこられないのか?

然し、ゲンキがタニーを苛めるのでタニーは庭園餌場に来られない。花子もそういうことになりつつある。困ったものだ。

*****

帰宅してしばらくするとM浦さんから電話があり、あの後、スカイラインのてっぺんでタニーを呼んだところ、出てきてガツガツ食べたという。ひとまずは安心だが、1匹だけあんなところにいるのは可哀相だ。タニーはバニーだけが大好きだったが、そのバニーも行方不明のままだし。


2005年01月07日(金) 9匹集合。タニー欠席。キジー出席。

午前11時ごろM浦さんから電話があり、捨て猫【レオ】のウンチが取れたという。健康診断のため犬山動物病院に連れて行こう。M浦家まで迎えに行き、12時ギリギリに病院に滑り込む。

レオは目やにと鼻水を出しており、時折派手なくしゃみをしているという。それほどひどくはなさそうだが、結膜炎になっているというので目薬と風邪薬(シロップ)を処方してもらう。体重は2,6kg。良い便で虫も卵もいない。

物怖じしないレオは待合室を歩きまわり、カウンターに何度も飛び乗り、院長の手を舐め咽喉をゴロゴロ鳴らしている。本日の会計は2,100円也。

我が家用の療法食も買い、その足でDIYのアクトに行く。山手猫用にカリカリを買う。木製犬小屋のすごく小さいのが何と!2,980円で出ているのだ。これは12月にビッグサムで見た4,980円のものと同じだと思う。あの時は運搬用の車の手当てがつかなかったのだが、買わなくてよかった。年明けのアクトでは2千円も安い。特売は10日までなので、それまでに何とか車の手筈を整えよう。もしかしたら私の車にギリギリで乗せられるかもしれない。

M浦家へ行き、レオの隔離部屋で目薬を差す。シロップも原液のままM浦さんが注射器で口に中にピュッと一押し。が、泡とともに吐き出されてしまった。

留守中先住猫たちが使い捨てカイロに爪を立てて中の灰を絨毯に撒き散らしているのをM浦さんが片付けている間、レオに缶詰などを与える。ガツガツと食欲旺盛だ。風邪が治ればリビングで他の猫たちと一緒にしてもらえるという。

その他の猫たちだが、フクを除く3匹は相変わらずドアチャイムと同時に隠れてしまい、姿を見せない。こももだけが時々顔を見せるがそれにしても警戒心いっぱいだ。

昼食もご馳走になり4時頃失礼した。

*****

山手に行くと山側の斜面にピーチがいる。正門から出て来た夫婦らしき通行人がしきりに階段の方を見ている。猫たちがいるからだろう。猫好きか猫嫌いかは分からないので、あまり不用意に猫たちを見せたくない。

茶々とポオは排水溝の中に入っていた。茶々はすぐに出て来たがポオはじっとこちらを見ているだけで出て来ない。すると突然M浦さんが現れた。ポオが全く食べなくなっているというのを聞いて心配になり、ダイエーで猫のミルク缶を買ってきたという。キジーも出てきて可愛い声で鳴いている。

M浦さんの水容器がなくなっているのでそれを補充し、庭園餌場に行く。よく掃いてカリカリ500grを直置きする。キジーには飛び石餌場で。するとやはりポオが行くが食べられない。その上にM浦さんが缶詰肉をトッピングすると少し食べた。猫ミルクも少しだけ飲んだ。

ミルクや缶詰に他の猫たちが浮き足立つ。M浦さんがハウスを見に行くとポオが「ボクのハウスだよ!」とでも言うように後を追っていき、そのままハウス1号に入った。

昼間アクトで見たミニ犬小屋の寸法は高さ70センチ、奥行き70センチ、最大幅53センチだ。ハウス1号を測ると、80センチ、93センチ、68センチだった。大分大きい。

ハウス1号と2号の横にそれぞれ1個づつ並べて置けば全く目立たない。格安なので本当は3個くらい欲しいがひとまず2個にしておこう。

餌場に戻りカリカリをまとめる。すると猫たちがまた集まってきて食べ始める。「猫庭園」内にいたワカメまでが出てきて食べている。

M浦さんはポオの食欲不振が心配なので、明日からしばらく猫ミルクなどを持って私と同じ時間に庭園餌場に来るという。

踊り場で上下に別れる。彼女はてっぺんのタニーとラーバン口のかりんに給餌したいのだが、この時間では、かりんは出て来ないことが多いという。ご苦労極まりない。

ピーチが排水溝の中に潜んでいて私が通りかかると飛び出してくる。向かい側の大木まで走って行き、爪を研ぐ。1号棟前の駐車場まで従いてきて姿が見えなくなったと思っていたら小学校前に突然現れてニャーと鳴く。4号棟前で止まり、それ以上は従いてこなかった。


2005年01月06日(木) 9匹集合。タニー欠席。

山手へ向って歩いていると、猫の鳴き声が聞こえ小桃の駐車場上のガードレールの内側から花子が出て来た。花子と一緒に山手側へ道路を渡ると、また鳴き声が聞こえ、山の斜面からピーチが出て来た。

午後かなりの雨が降ったので「山手猫階段」はまだぐっしょり濡れている。猫たちは殆ど濡れていないようだが、茶々の背中だけが相当濡れている。どうしたのかな?

みんなと一緒に庭園餌場に行くと、そこはかなり乾いている。新聞紙を2重に敷く。ハイシローを上から見ると相当お腹が膨れている。猫たちは既に給餌されたのではないか。500grだけ出しておく。

ある程度食べた後、花子が真っ先に餌場を離れる。ポオは食べたそうにはするのだが、やはり口に入らない。水を飲んだ後、早々とハウス1号に入ってしまった。

茶々の背中をミニタオルで拭くが被毛の相当奥まで濡れている。しかも何だか嫌なにおいがする。

石段に座っているとワカメが甘えに来る。後ろにはハイシロー、真ん前には
トニーがいる。横に茶々が来たので、右手でワカメ、左手で茶々を撫でる。茶々の背中はまだじっとりしているので、私の温かい手で出来るだけ乾かそう。

然し、手にも嫌なにおいが付く。何だろう?悪者が茶々の背中におしっこでもひっかけたのだろうか?まさかとは思うが踊り場に脱糞するような輩までいるのだ。そうでないとは言い切れない。原因が何にしろ、かわいそうな茶々。

ワカメはしばらく脇にいたが「猫庭園」内に入っていった。久々にピーチの左目の涙を拭く。

茶々とトニーとハイシローがいつまでも食べている。新聞紙を片付けいつものようにカリカリの山を2つ作っておいて立ち去ることにする。

ピーチが遊びながら従いてくる。道路を渡ったが、駐車場あたりで諦めたようだ。彼は大きくて太っていてしかも若いので、寒くても安心してみていられる。


2005年01月05日(水) 9匹集合。タニー欠席。缶詰の日

また30分出発が遅くなった。山手へ行くとニャーという声だけが聞こえる。花子かなあ?

山側の斜面で寝ていたらしいピーチがむっくりと起き上がる。「ピーチ!」と声を掛けると、それを聞きつけてゲンキが飛び出してきた。階段側へ曲がるとハイシローが駆け寄る。

オヤ?踊り場に誰かいる。M浦さんかなあと思いつつ階段を上がっていくと、若い女性だった。猫たちが集まっているので撫でたりしていたのだろうか?餌などは持っておらず黙って階段を降りていった。

庭園に入ろうとすると、山の斜面からガサゴソという音とニャーと鳴く声が聞こえる。花子に違いない。苛められるのを警戒して降りてこられないのだ。かわいそうに。

「猫庭園池」の石橋を渡ったところに乾いた粉のような土砂が溜まっていて、猫たちはみな、庭園餌場に行くついでにそこでひっくり返って砂浴びをする。

餌場を掃き、新聞紙を2重に敷く頃には花子も来ていてカリカリを置くとみんなと一緒にパクつく。水容器のひとつには泥が入っていた。誰だ?!こんな悪ふざけをするヤツは?!

缶詰を出し缶切りを使っていると、猫たちが集まってくる。まず6個開けてみんなに与える。ポオ用に特に柔らかい缶詰も開ける。ポオは少しは食べたような食べないような。もう1缶開け、合計8個。9匹いるがポオが殆ど食べないのでこれでいいようだ。

花子はある程度食べるともういなくなっている。呼んでみたがこないだまでのように何度も戻ってくる気配はない。

コロンも食べ終わって寛いでいたがいつの間にかいなくなっている。ポオも食べるのを止めてピーチの横に座っていたりしたのだがいなくなっている。ポオは痩せてピーチの半分くらいになってしまった。

ピーチ、茶々、ハイシロー、ゲンキ、トニーがまだまだ食べている。その間にハウスを見に行く。ポオは1号には入っていなかった。「ワカメちゃ〜ん!」と呼びながら2号へ行くと、入っていたワカメを驚かしたらしい。ワカメは尻尾を太くしてハウスの床下に入っている。中の毛布も乱れているが、これは慌てたワカメが外へ飛び出すときに爪にでもひっかけたのだろう。

毛布を直して整えているとワカメは近くからその様子をじっと見ている。ワカメちゃん、ごめん!これで大丈夫だよ。後から入るだろう。

餌場では猫たちが食べ終わるのを見守る。ピーチの姿はないがみんなよく食べるなあ。まずトニーが満腹になってその場を離れる。新聞紙を片付け、2箇所にカリカリを盛ると、ハイシローと茶々が食べ続けている。

帰る時に遠くから2号を見ると確かにワカメが入っている。よかった!

踊り場にはポオが1匹だけ座っている。階段を数段降りて従いてきたがそこで諦めたようだ。

正門前にはエンジンをかけたままの黒い車が停まっている。正門はさっきガードマンが閉めた。3が日は正門はしっかり閉まっていた。


2005年01月04日(火) 8匹集合。花子、タニー欠席。キジー出席

今日は南風が吹き、4月の陽気だったという。明日は一転、真冬日になりかなり冷え込むらしい。

いつもより30分ばかり遅れて山手に行く。山側の斜面にピーチがいた。角を曲がって階段を見上げると、猫たちがいていつも通り。振り向くと正門前にキジーが来ている。

花子を呼びながら庭園餌場に行き、掃除もそこそこにカリカリを置く。キジーは飛び石餌場よりみんなと一緒に食べたい素振りだ。飛び石にカリカリを置くとポオが来る。2つ奥の飛び石に置くとポオはそこへも来る。

が、匂いを嗅ぐだけで食べられないようだ。何か食べたいのに口に入らないのか。どんどん痩せてきてはいるが身のこなしは普段通りで具合が悪そうには見受けられない。然し、同じようだった新黒を思い出す。去年の4月末、甘えッ子に変身して突然山手に戻ってきて、5月12日を最後に消えてしまうまで、殆ど食べられなかったのだ。病気っぽいところは微塵もなく元気そうに見えた。

ポオは餌場で、暖を取るかのように猫たちの間に座っていたが、水を飲み、「猫庭園」の奥でトイレをし、ハウス2号の前を通って1号の中に入った。2号にはワカメが入っているのだろう。

キジーはとっくに飛び石餌場から出てきてこちらに来たが、茶々やゲンキが食べているので、しばらく待機した後、行ってしまった。それほど空腹というわけではないのだろう。

カリカリをまとめているとトニー、ハイシロー、ゲンキ、茶々、コロンなどが食べ始める。それほど寒くないのに、猫たちは私の周りに集まって暖を取っているような格好だ。

茶々は食べているコロンを叩いた。本当に悪いよ、茶々は。とうとう花子は出てこなかった。

踊り場にも階段下にもいない。道路を渡ってPハイツ側を歩くが花子の気配はない。昼間にもらえたのならいいが、心配だ。こうして女の子たちが居づらくなってチリヂリになってしまうのかなあ。まさかと思った強いかりんまでが山手を出て行ってしまった。居場所が分かっているからまだいいが残念だ。


2005年01月03日(月) 9匹集合。タニー欠席。

今夜は風はあるが暖かい。ゲンキとハイシローは山側の枯葉に中にいた。茶々とポオは排水溝の中。

何となく猫たちは空腹ではないような気がした。それでも花子以外は集まってカリカリをそこそこ食べる。とはいっても8匹で400grくらいか。

もっとおいしいものなら食べたいよ〜といった風にトニーなどは私の周りをウロウロしている。ポオも勿論少ししか食べず、背骨が増々浮き上がって●●ザウルスみたいに(恐竜の背骨)なってきたが、身軽で元気だ。

久々にポオの目やにを取る。ピーチはとてもおとなしく巨体が全然目立たない。ワカメやコロンも私の傍から離れない。餌は足りているので、人恋しいのだ。茶々とハイシローも私の脇に座っている。

と思ったらいつの間にか茶々は「猫庭園」内を徘徊している。

オヤ!花子がずいぶん遅れてやってきた。こんなに遅いところをみるとやはり既に給餌されたのだと思う。

が、せっかくこちらに向っているのに、ポオがお迎えに行くと花子は踵を返して逃げてしまった。

踊り場であげればいいと思い、餌場を後にすると踊り場の方からギャーッという悲鳴が聞こえてきた。鳴かされたのは花子か?!その後ガサゴソ音が聞こえてきた。逃げた花子が山を駆け上ったのか?

踊り場に行くと茶々がバツ悪そうにコソコソ逃げ出した。茶々はワカメにも嫌われているし、ゲンキと茶々は女の子を苛めて本当に悪い子だ。

花子がその辺りにいないかと捜したがいなかった。踊り場にカリカリを置いておこうかと戻ってみたが、もう少しすればM浦さんが来るのでその時にもらえばいいと思い直した。

M浦家に一時預かりされている【レオ】はどうしてるかな?


2005年01月02日(日) 9匹集合。タニー欠席。キジー出席。

山手ではいつもと同じ。ピーチと花子は仲良しなのか2匹揃って現れた。猫たちに迎えられ庭園餌場へ向う。今日は少し風があるので掃除してカリカリを直置きする。

水容器は2個とも放り投げられている。お正月早々、誰かが入り込んでイタズラしているのだな。ヤメロ!

みんなそこそこ食べるが、昨日のご馳走缶詰をまた期待しているようだ。缶詰はこの水曜日にまたあげよう。

キジーは自分の飛び石餌場から出てきて、こちらで食べている。カリカリをまとめている私との距離は50センチくらいだが、警戒せずに食べている。
然しなあ、もう1年くらいは給餌しているんだから、ちょっとは触らせるくらいになったらどうなんだ!キジー!が、もっとツワモノもいるし、ここは気長に待とう。触らせなくても十分に可愛いよ。

今夜は寒いのでフードを被って餌場の石段に腰掛ける。猫たちに話しかけていると突然後ろから声を掛けられギョッとする。振り向くとM浦さんらしき人が見慣れぬ猫を抱っこしている。

それ以降のことは、さっき更新しておいたHPの「北門の捨て猫【レオ】」をご参照ください。
http://members15.tsukaeru.net/necology/leo.htm

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午後10時15分になってしまったので、M浦家での【レオ】の世話をひとまず終えて、もう一度、M浦さんと一緒にかりんたちへの給餌に出る。かりんにはM浦さんが昼間にたっぷり給餌したそうで出てこなかったが、待ちかねたタニーがスカイライン北側上り口まで出てきている。

てっぺんまで連れて行き、そこで給餌。階段を正門側へ降りていくと、我々の声を聞きつけて途中猫たちが出迎えに上がってきた。

踊り場には沢山集まる。パンダまでが来ているがやはり茶々に邪魔されて食べられない。そこでM浦さんがパンダの餌場に行くことに。

踊り場ではカリカリの山にすべて鼻を突っ込んでいたポオが、食べている花子を叩いて横取りしようとしている。「ダメッ!」と怒鳴ると関係のないピーチやトニーがビックリして逃げる。カリカリの小山をいっぱい作ってしまった。

そこへM浦さんが戻ってきて、これから若竹山手へ水替えに行くという。私も同行することにして一緒にてっぺんまで階段を上る。タニーはおらずカリカリをたくさん残している。話しているとタニーが出て来たが、追ってきたゲンキと鉢合わせしタニーは慌てて逃げてしまう。可哀相なタニー!

山道を横切り、若竹山手へ出る。U野さん宅ガレージ前に行き、水を替えるが猫は出て来ない。と思ったらタビーがガレージの中から出て来た。カリカリを与えているとアニーも出て来た。

M浦さんの話ではアニーはこのところカリカリを食べ辛そうにするのだとか。歯に炎症でも起こしているのかもしれないが、自然治癒を待とうという。

そこで左右に分かれる。M浦家へも我が家へも5分くらいだ。


2005年01月01日(土) 9匹集合。タニー欠席。キジー出席。

お正月なのでごちそう缶詰を11個持って出かける。天気が良くてよかった。が、これから「この冬一番の冷え込み」になるそうだ。風も少し吹いている。

山手への道路を渡ると、石垣の少し上で待機していたピーチが出て来た。階段へ回ると猫たちがワイワイと集まってきた。昨夜、花子のトレイに使った新聞紙がそのまま石垣の上に乗っかっている。後で回収しよう。

庭園への通路にタバコの吸殻が落ちている。昨日は気付かなかったが以前からあったのかな。後で片付けよう。

庭園餌場へ行き、掃除をしてから新聞紙を2重に敷く。カリカリを少し与えておいてから缶詰を取り出す。プルトップなので開けるのがラクチンだ。

みんなでワイワイと缶詰に群がる。猫は9匹だ。と思っていたらキジーがやって来た。キジーにも飛び石の上に缶詰1個を開ける。

アララ、ポオが来て横取りしている。ポオのためには柔らかい上等缶詰を開け、2個手前の飛び石に半分くらい置く。

みんなよく食べて丸々している。ワカメは脇にいたと思ったがいなくなっている。ハウス2号に入ったかな。見に行くと入ってる、入ってる。こないだ発泡スチロールをいっぱい詰めておいたので暖かいに違いない。が、入り口が猫1匹通れるくらいくり貫いてあるので、どうしてもそこから冷気が入ってくる。それでも車の下や、全くの戸外よりは遙かに暖かいには違いない。

ポオは「猫庭園」内でトイレをし、戻って来たところでピーチと鉢合わせ。喧嘩にはならなかったが、ポオはフラフラとハウス2号の方へ行き、2号前の大木で爪とぎをしている。そのうちに視界からいなくなった。ワカメの声もしない。ポオは2号が塞がっているのでおとなしく引き下がったのだろう。

缶詰を食べ終えたらしいキジーが出てきて餌場のカリカリを食べ始める。私と目が合うと逃げる素振りをするがすぐに戻ってくる。

雨天餌場に置いておいた水容器を引き上げに行く。ハイシローが従いてくる。カリカリの小山を5箇所作っておいたが、きれいになっている。殆どカラスの餌になったと思うが、猫が食べたかもしれないし。

餌場ではキジー1匹がまだせっせと食べているので、驚かさないようにまずハウス1号をチェックしに行くことにした。ポオが入っているようだ。手を入れると猫の顔に触る。よしよし。やっぱり今夜は冷え込むのだな。ワカメもポオもさっさとハウスに入ってしまっている。

餌場ではキジーも離れたので、新聞紙を半分片付ける。キジーがまだ食べたそうにこちらを伺っているので、一山作りキジーを呼び寄せると素直にその山を食べ始める。よほど空腹みたいだ。

そこへ「猫庭園」内で寛いでいたピーチがやって来て、キジーと唸り合う。2匹を宥めると理解したようで、ピーチも唸るのを止め、キジーは食べ続ける。2匹が唸ると傍の植え込みにいるコロンまでが唸る。

ピーチが動くとそれを気にしたキジーがまた唸る。キジーは私に庇われているので強気に出ている。ピーチは私にたしなめられたことが分かり面白くなくてどこかへ行ってしまった。

しばらく雨天餌場にいたハイシローはまた私の傍に戻ってきている。その姿たるや!デブデブだ。まだ食べるのか?!

あちこち徘徊していた茶々も来て食べ始める。さあて、引き上げようか。

するとこれもまた丸々太ったコロンが付いてきて踊り場傍の植え込みの定位置に収まる。ゲンキも来たがそのままどこかへ消えた。

正門をよく見るとしっかり閉ざされており、内側には三角ポールがいっぱい置いてある。車の出入りはさせないようだ。

今夜はみんなたっぷり食べ、ハウスに入るべき猫たちはちゃんと入っているのでなんだか嬉しい。幸先のよい年明けだ。

かりんとタニー、北門の猫たちは後でM浦さんからごちそうをもらう筈だ。


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