つれづれ日記
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2004年11月30日(火) バニー、かりん、ハイシロー、花子、トニー、タニー欠席。

今夜から冷え込むと予報では盛んに言っているが、まだ大丈夫のようだ。

山手に行くと、踊り場にポオと茶々、庭園側にコロンがいるが何だかのんびりしている。ハイシローの姿はない。黙って階段を上がってみたが、ワカメは山の中から見ていてのだろう。すっ飛んで降りて来た。

ピーチは庭園の中から出て来た。餌場に行き、ホウキで掃いてから新聞紙を敷こうと思ったら急に風が出て来た。直置きにする。みんなおっとりと食べているし、花子たち4匹がいないということは既に給餌されたに違いない。

ワカメとコロンに余りにも近いところでピーチが食べているがワカメ母子に対して威圧感を与えるといけない。ピーチを持ち上げると押さえどころが悪かったのか、グフグフと咽んでいる。ごめんよ。だがピーチくらい大きくて太っていると少々のことは大丈夫だという安心感がある。外猫が痩せていじらしい感じなのは困る。胸が痛む。

その点、ピーチやワカメはさっきも私を先導して庭園餌場に向う時、目の前を大きな太ったお尻をプリプリさせて歩いていた。そういう姿を見るのは楽しい。

ポオも少しだけ食べて珍しく「猫庭園池」近くの岩場からその奥の正門横の植え込みに消えた。

ワカメを可愛がっていると少し離れていたコロンがやって来る。茶々も今夜はハイシローがいないので私の左横に座っている。そのうちにワカメは「猫庭園」に入ってしまった。

ピーチはまた目やにを垂らしている。拭こうとして近寄ると素早く逃げる。通路の2段ほど下で身づくろいを始めた。前足を舐めて盛んに目を拭いている。なかなか賢い。

ちょっとハウスを見てこよう。ポオは1号に戻ってきていなかった。あ!2号辺りからワカメが走り出て来た。もしかしたら入っていたのかも。すぐに立ち去り、ワカメにはまた入るように言っておくがどうだろう?

餌場に戻ると私がハウスに行ったことを察したポオが岩場から出て来たところだった。ピーチも戻っているので抱き上げて膝に上に乗せる。ピーチはなかなか膝乗りが上手で大きい身体をうまくまとめる。目を見るとさっき自分で拭いたのできれいになっている。右目の目やにだけ取っておく。

去勢もしたし餌も潤沢だから目もよくなってくると思う。タビーも長年、顎にカサブタを作っていたが軟膏を塗っても改善しなかったのに去勢後、すぐにきれいになった。プリンスも去勢時の血液検査で既に腎臓機能の値が悪いことは指摘されていたが、その他の部分はとても元気になった。

などとピーチを撫でながらいろいろなことを思い出す。ピーチが可愛がられているので、茶々やポオが近寄ってきた。しばらくしてポオはハウス1号に戻っていった。私が座っている位置から「猫庭園」側を見るとハウス1号は真正面に見える。

ピーチと二人きりになってしまった、と思ったら、植え込みでコロンが唸っている。その向こうにはゲンキがいる。

ピーチはいつまでも降りようとはしないので、そっと下ろすとまた食べ始めた。食べすぎだよ。さて引き上げよう。

今日で11月はお終いだ。バニーは1ヶ月以上経っても行方は杳として知れない。かりんは餌場を移してしまったし。明日からは「バニー、かりん欠席」と書くのを止める。一応10匹(+キジー)体勢で記録することにする。


2004年11月29日(月) バニー、かりん欠席。キジー出席

今日の朝日新聞の朝刊一面にとても可愛いタヌキの一家の写真が載っていた。

≪大阪府堺市の・・「いたすけ古墳」にタヌキの一家11匹が住み着いている。毎日、堀にかかる朽ちかけた橋の上にずらりと並んで近所の住民たちに餌をねだる姿が見られる=写真。タヌキがこの古墳に住み着いたのは5年ほど前。幅約30メートルある堀を泳いで渡ったのか、つがいが最初に姿を現し、年々子供が生まれた。堀の周りはフェンスが張り巡らされており立入り禁止。投げる餌も堀に落ち、届かないため、手製のパチンコをつくって餌を飛ばす人も。ただ、水に浮かんだ餌を追い、泳ぎを覚えたタヌキもおり、この姿に住民から拍手も起こる。≫

写真のタヌキたちは丸々太って毛並みもフサフサしていてとても可愛い。「平成狸合戦ぽんぽこ」そのものだ。春に山手に何度か現れたタヌウは痩せこけて皮膚病で毛も殆どなくものすごく哀れな姿だった。何の動物なのか分からなかったほどだ。あの姿ではタヌウはもう生きてはいないだろう。あんなにボロボロになる前にもっと頻繁に現れればカリカリでなくパンとか野菜とかも与えることが出来たのに。

タヌウとは別のタヌキのカップルも冬〜春に2度見たきりだが、やはり1匹はひどい皮膚病で上半身が丸禿げだった。そんな惨めなタヌキたちしか見ていないので余計に新聞の健康そうなタヌキたちには見入ってしまった。スキャナーで取り込んでそのうちアップしておこう。

折角餌場に現れたのに、ゲンキに追われてしまったアライグマのラックはどうしているだろうか?

*****

山手に行くと真っ先に出迎えてくれたのは花子だった。そしてハイシロー、ポオ、それからは猫たちがワッと集まった。ピーチは山から降りて来た。

10匹全員揃う。みんな我勝ちにと庭園餌場へ急ぐが、「猫庭園池」の橋を渡ったところに砂地になっているところがある。ここへ来ると多くの猫たちが転がって身体に砂を着ける。ポオは必ず。ワカメや花子も時々。

新聞紙3枚を敷きいつもと同じカリカリを出す。タニーはやっぱり私の傍で食べたくてポオ、ワカメ、コロンの間に割り込もうとするが、ワカメが嫌がるので脇にカリカリを盛ってタニーに食べさせる。

ピーチがワカメの頭を叩くので叱り、ワカメを庇って食べさせる。が、私の手が離れるとワカメも去って行った。

ピーチは食べ終えて水を飲み、本館方向へと離れていこうとするので慌てて追いかける。目を見るとさほど涙が出ていない。よかった。押さえつけて目を拭くのでフギャーと不満の声を上げている。

私がピーチに構っているのでポオが見に来ている。ポオはそのまま駐車中の車の下に入って座っている。コロンは近くの岩場の奥に入った。

花子もポオもピーチも戻ってきてもう一度カリカリを食べている。そろそろ片付けよう。ハイシローはいつものように甘えている。

ピーチは「猫庭園池」の方へ行った。すると花子はピーチを追っていった。2匹は仲良しなのかなあ?

ハイシローにバイバイしてコロンの寝場所に行くとコロンは入っていなかった。枯葉ベッドが浅いので落ち葉をたくさん敷き詰めておく。振り向くとハイシローとゲンキが傍に来ていて、キジーもいる。

餌場の段にはカリカリがたっぷり余っているのにキジーは行こうとしない。そこで餌場に戻るがハイシローとゲンキが無理やりにカリカリを食べて邪魔をする。

いないと思っていたコロンも水のみ場に出てきている。カリカリの容器を振ってキジーの傍に一盛りしておく。茶々も出て来た。「猫庭園池」の傍には花子も。

毎夜残して行くカリカリは私が去った後、花子がまた食べに来ているのかもしれないし、キジーもよく来ているのだろう。アライグマのラックも来ればいいし。それでも残った分は早朝、カラスがきれいに平らげてしまうから大丈夫だ。

踊り場には案の定ポオがいた。私がハウスをいじっていれば飛んできて入るのだろうが、M浦さんも後から来ることだし、寒くないのならそこで待機しているのもいいでしょう。

桜井小の角を曲がろうとしていたら、ピーチがどこからかすっ飛んできた。7号棟へ抜ける通路を5号棟横まで従いて来る。そこからはもう階段を降りないと決めているようだ。

振り向かずにどんどん行ってしまい、我が家へ入る寸前に振り向いてみたがピーチの姿はもう見えなかった。


2004年11月28日(日) バニー、かりん欠席。

夕方6時前、若竹山手のU野さん宅ガレージ前を通った。辺りはもうすっかり暗くなっていたが、ガレージの真ん前にタビー、アニー、その後ろにボスミケとおぼしき3匹が餌やりさんをじっと待っていた。夏ごろだったかタビーが山手の給餌時間に1度だけやってきたことがあったなあ、と思い出しながら歩く。

*****

日曜日の山手はさすがに閑散としている。昨日とおなじくハイシローやゲンキにまず歓迎され庭園餌場に行く。コロンは階段横の植え込み内ではなく一昨日から気に入っている「猫庭園」内の植え込みの下から出て来た。そうそう、ここの方が人目に触れず安全だ。ポオはハウスからではなく踊り場で待っていた。

新聞紙を3枚敷き、昨日と同じくカリカリを与える。タニーが遅れてやってきた。私から遠い場所しか空いていないのでそこにカリカリを盛る。が、タニーは私の傍がよくてコロンとワカメの間に割り込む。コロンは平気だが、タニーは最近いじめっ子になっているのでワカメが警戒して食べるのを止めた。ワカメを撫で、タニーを少しばかり離す。

ピーチがまだ来ていないので9匹だ。花子はある程度食べるといつものように一旦餌場から離れる。通路の中ほどでじっとしていたらコロンがツンツンしている。花子は逃げてしまった。女の子同士もあんまり仲が良くない。コロンはお気に入りの場所に入ったようだ。

ワカメも庭園内ではなく通路を通って行ってしまった。しばらくして花子が戻って来てまた食べる。

ポオは水を飲んでいたが彼もまた「猫庭園池」の方へと消えて行く。トニーもいつの間にかいなくなっている。茶々やゲンキは庭園内をうろうろしているのだろう。

ピーチがやって来て花子と鼻をつき合わせている。と、花子は逃げ去ってしまった。ピーチがひとしきり食べ終わったところで目やにを拭う。ちょっとだけ膝に乗せて抱っこする。

ピーチを下ろし、ハウスを見に行く。1号にポオは入っていなかった。2号内のダンボールハウスをこちらに向けてみると中の毛布が乱れているので猫が入ったと思われる。そこでまた横向きに戻しておいた。横向きだとスカイラインの通行人から中の猫が丸見えにならないし、ワイドオープンになっている入り口からの風も少しは防げるだろう。

ハウス2号でガサゴソやっているとポオがやって来た。脇の木で爪とぎをしてハウス1号のベッドに入る。餌場に戻るとピーチとハイシローがキョトンとした顔でこっちを見る。

花子がまた戻ってきているので呼んで食べさせる。ピーチは「猫庭園」を探検している。

引き上げる途中コロンの寝場所をチェック。丁度枯葉が積もっている上に陣取っているので下も暖かいようだ。心地良さそうにしている。コロンが入っていない時にもっとたくさんの枯葉を敷いておこう。

山手猫階段の排水溝にたっぷり溜まった枯葉の中に時々ピーチやゲンキが跳び込んでスライディングして遊んでいる。

あのたくさんの枯葉はゴミとして捨ててしまわずに「猫庭園」に入れておけば「枯葉プール」となって猫が遊べるのに、と思った。

そう思っていたら今日の新聞に「東京都日野市の多摩動物公園では27日、『落ち葉のプール』が開園した」とある。深さ60センチほどのケヤキやコナラなどの落ち葉だそうだ。子供たちが飛び込んで大はしゃぎしている写真が載っていた。


2004年11月27日(土) バニー、かりん欠席。

朝からものすごくお天気がいいので、T橋邸の庭を見に行こうと思ったが既に8時を過ぎていた。午後3〜4時にも庭に猫たちが庭に集まっているとH川さんから聞いていたので、3時少し前に出かける。

道路からフェンスの隙間に目を凝らすと猫たちの姿が見える!が、間にはいたち川があるのでフェンスに張り付くことが出来ない。猫たちは広壮な平屋の庭石のあたりにかたまって、仲良さそうに寛いでいる。

茶虎、サビ、茶白、白黒、三毛の5匹が見える。先日、T橋邸から出てきて道路を渡りお向かいの高橋設備の駐車場奥に消えたコロン似の三毛猫はいないように思う。ガードレールに張り付いてフェンス内を伺っている私ってものすごく怪しい!

庭にいる三毛猫はどちらかといえばさくら似だがさくらではない。念のため持参してきたさくらの写真と照合する。さくらは顔の右半分が黒く、左側は茶色だが、そこの三毛猫は八割れで顔の両側が黒い。背中はその三毛よりさくらの方がずーっと黒い。

ひとまずM浦さんに電話して、今いる5匹の中にはさくらはいないと告げる。これからスーパーたまやに行き、帰りにもう一度ここを通って猫の数が増えていないかまた観察するつもりだと言っておいたところ、20分後くらいに戻ってきたら、何とM浦さんが自転車で駆けつけてきていた。

ちゃんとメガネも掛けてしっかり観察したそうだ。黒っぽい仔猫が1匹増えて6匹になっている。私が白黒だと思った猫を、M浦さんは三毛猫だと言うが、どちらにしてもその猫もさくらではない。

猫たちはとても仲が良さそうで安心し切っている様子から、親子、兄弟姉妹の関係ではないかと思われる。そして、朝の7〜8時と午後3〜4時にしか見かけないのだとすれば、殆どの時間帯には別のところにいると思われる。

一昨日夕、T橋邸前をウロウロしていた時、枝を杖代わりにした農家のお婆さんと挨拶を交わした。T橋邸から出て来たと思われるその人は多分一昨年だったか、M浦さんと二人で話をした高橋設備裏の広い農家のT田さんだと思う。

T田邸裏には茶虎と黒の猫が数匹いた。そこはPハイツ7号棟下の竹やぶに繋がっている。その勝手口でT田さんは猫たちに餌をやっているのだと言っていた。するとあの猫たちは高橋設備前の道路を渡ってT田邸とT橋邸を行き来して両方で餌を貰っているのかもしれない。

さくらはその中にはいなかったが、ひとまず幸せそうな猫たちの姿を見て安心した。先日のカリカリに見向きもしなかったところをみると良い餌をもらっているらしいし。

M浦さんと一緒にDIYのアクトに行く。我が家のシルビアはいつの頃からか枕にオシッコをする癖がついてしまい、夫は枕カバー代わりにペットシーツを4枚敷いているが殆ど毎日オシッコされている。息子には起きたらすぐに枕を片付けるように言ってあるが時々しまい忘れるとすかさずオシッコされてしまう。枕を何個捨てたことか!

勿論私の枕にもオシッコされてしまい、それは捨てて小さめのジュニア枕を買ったところ、寝ている私の頭からはみ出ている部分、つまり私の顔の横に悠々とオシッコされてしまった。それ以来、枕は諦めてバスタオルを頭からはみ出ぬよう20センチ四方に折りたたんだものを枕代わりに使っていた。一昨日それを少々高くしたところ、寝返りした時にどうにかなったのか首と肩がものすごく痛い。

そこで、やはり枕を使いたくなったのだが、夫のように枕カバーにはペットシーツを使用しようと思う。グッスリ寝入っている私の顔の横でまたジャージャーやられるかもしれないが。で、そのためのペットシーツワイドを買いにアクトまで行ったという次第。

我が家のトムの血尿は投薬と治療食オンリーのおかげで大分ましになってきたがまだまだ全治とはいかない。

*****

山手に行くといつものように大歓迎される。風がないので新聞紙を3枚敷いてカリカリをたっぷり与える。みんなよく食べるが、何故かタニーがいない。ハウスから出て来たポオはある程度食べるとまたハウスに戻ったようだ。

食べ終わった花子が通路でじっとしている。コロンもその辺りの植え込みの下に入った。ワカメが植え込みを行ったり来たりしていたが、珍しく戻ってきてまた食べる。

その頃やっとタニーがやってきた。ころあいをみてピーチのどろりとした涙を指で拭い取る。不満そうにするので膝の上に乗せて可愛がる。膝のりが好きなのは家猫だった証拠だ。山手猫でも膝に乗る猫はそうそういない。体調不良だったアニーに膝乗りを教えると味をしめて毎夜乗ってきたものだったが、1年も前に若竹山手へ行ってしまい、私が通りかかっても知らんぷりだ。

ピーチを膝に乗せている時、背後をバイクが通りかかり徐行して「こんばんは!」と言ってくれる。バイクだからS田氏か。首が痛い私はうまく振り向けないしピーチの重みで身動きが取れない。

ハウスにポオが入っているかどうか見に行くと勿論入っていた。2号はやはり使われた形跡がない。残念!2号内のダンボール箱こそ横向きがいいと思ったのだが、前向きの方が入り易いのかなあ?

さて、引き上げることにする。このところコロンが好んで入る植え込みは少々の雨風なら十分にしのげそうだ。

ピーチは遊びながら元小桃の駐車場くらいまで従いてきたが、そこでストップしたようだ。


2004年11月26日(金) バニー、かりん欠席

今夜は寒くはないが風が強い。山手に行くと昨夜と同じく階段の踊り場にポオがいて、山側の石段にハイシロー、学院側にコロン。

庭園餌場でカリカリを与え、数を数えると9匹。ピーチがいない。みんなよく食べてお腹が真ん丸だ。花子が一旦離れたがまた戻ってきて岩場で待機している。下段で花子だけにカリカリを与えようとすると、ハイシローとタニーがすっ飛んでくる。彼らには餌場で同じものなのだがまたカリカリを与え、花子の邪魔をしないようにさせる。

タニーがポオを叩き、コロンをも叩いている。コロンはムッとして脇に退いたので抱っこして餌場に連れ戻し、抱きかかえながら食べさせる。ワカメは満腹になったのかとっくにいなくなっている。「猫庭園」の奥にいたようだが姿も見えなくなった。

散らばったカリカリをまとめていると花子がまた戻って来た3度目だ。そしてよく食べる。給餌時にオス猫に追われてしまってもこうして後から食べに戻ってくる可能性があるので、いつもカリカリの山を残しておくようにしている。

みんな食べ終わりトニー、タニーたちも去った。ポオは水を飲んだりして寛いでいる。何だか今夜のポオは一段とハンサムだ。体調がいいのだろう。

ハウスを見に行く。横向きにしておいたベッドが正面に向けられているのでまた横向きにしておく。ハウス正面入り口とサイドのルーバーから風が抜けて寒いと思うので少しでも風の直撃を防げたら、と思う。

ハウス2号には猫が入った形跡が見られない。ワカメが入ってくれるといいのだが。もしかしたら入っているのかもしれない。

ポオがハウス2号の傍の木で盛んに爪とぎをしてデモる。1号へ行くとポオが勿論従いて来て中のベッドに納まった。まださほど気温が下がってはいないが、ベッドが暖かいので寒がりのポオちゃんは体調がいいのだろう。

餌場に戻るとハイシローだけが待ち受けていて甘えること!しばらく可愛がってから引き上げることにする。ハイシローが従いてきた。「猫庭園池」近くの植え込みの中にコロンが丸くなっている。庭園の奥を白っぽい猫が横切ったような気がした。と、思っていたらピーチが現れた。

仕方がない。また餌場に戻る。ハイシローも戻ってきて甘えるが、私がピーチばかり構うのでムクレて上段に行ってしまった。ピーチの涙目を拭き可愛がる。ひっくり返ったお腹を見るとパンパンだ。Pハイツでさんざん食べてから山手に遊びに来ているようだ。

ピーチを放し、ハイシローを呼ぶと喜んでやって来た。ハイシローも他の甘え猫たちのように目を触らせてくれるといいのだが。

立ち去ろうとするとゲンキや茶々が現れた。植え込みの中ではコロンがウトウトしていたようだ。ハイシローもピーチも従いて来たが庭園内でストップした。ゲンキだけが踊り場に跳び出して来て、山の木によじ登る。

結局、現在山手にいる10匹全員が現れたことになる。バニーが失踪してからもう1ヶ月以上になる。また出てくるだろうか、どうだろうか?

かりんもフォレストヒルズ敷地内に移動してしまったし、スカイライン、ラーバン口で毎夜M浦さんに給餌されているから、もう山手には戻ってこないだろう。自分だけの餌場を確保したということだ。

3年前には20匹以上が食べに来ていたのに、10匹に減ってしまった。里子に行くなど幸せな減り方はいいが、行方不明や死亡は悲しい。


2004年11月25日(木) バニー、かりん、花子欠席。キジー出席

思いついて午後5時にT橋邸付近にさくらを捜しに行くことにした。夕方の給餌時間のころだと思ったのだ。日の暮れるのが早くなっているので5時が限度かな。M浦さんにも連絡して勇んで見に行く。辺りは既に薄暗い。

車がひっきりなしに通る時間帯でもある。が、然し猫の姿は全くない。庭の方へ回るが全然。M浦さんはフェンス沿いの護岸に登り覗いてみようと言う。登って目を凝らしてみたが同じこと。夕方には給餌してもらっていないのかなあ?

H川さんの報告では「朝日の昇る頃、T橋邸の庭に7〜8匹の猫が日向ぼっこをしている」という話だ。午前7時ごろに出直してみようか。J先生がさくらを見かけたのも8時過ぎだっというし。

空振りばかりで嫌気が差したか、M浦さんは午前7時に来るのはイヤだと言う。仕方がない、一人で来てみよう。

*****

猫ハウス2号の中に入れるべく、大きめのみかん箱(ダンボール製)をポリ袋でくるみ中に毛布を敷いたものを持って山手へ行く。1サイズ小さい箱は入れてあるのだが、ポリ袋でカバーをしていないので雨が降ると湿気る。

山手では新校舎建設の突貫工事が行われている。「山手猫階段」の踊り場にポオが1匹、ぽつねんと座っていたが階段を上がっていくと横の山からワカメが垂直に降りて来た。トニーは階段上の方から。

庭園内から可愛い声で盛んに鳴く猫がいると思ったらキジーだった。

昨夜、庭園餌場の植え込みの上に私が置き忘れて行った上着が無造作に置いたままあった。誰も気付かなかったのだろう。

水容器にはきれいな水がいっぱいに入っている。同好会メンバーが入れてくれたのだろう。

タニー、花子、ハイシローがいない、と思っていたらタニーが遅れてやって来た。みんなせっせと食べているので、ダンボールをハウス2号に運び込む。その上にダンボール小も乗せておいた。ハウス1号の猫ベッドの中にも毛布を入れておく。そしてルーバーに背を向ける形で猫ベッドを横向きにする。

自分のベッドに何をする?!と心配になったのかポオが様子を見に来ている。茶々も来た。

餌場に戻ると殆どの猫たちがいなくなっている。キジー、ピーチのみ食べ続けている。ポオ、茶々、ゲンキが戻って来た。ふと気付くとワカメが「猫庭園」の植え込みまで戻ってきてこちらを伺っている。呼んでも来ない。

コロンの姿は全然ない。出て来た時にはいつも植え込み内にいるのに。ピーチがキジーに対して小さく唸りだした。キジーはかなり満腹したらしく引き上げて行った。ピーチもフラフラと消えていった。

余ったカリカリを寄せてそろそろ引き上げようとしていると本館の方からハイシローがやって来た。良かった!甘えつつ結構食べる。

教員のK山さん(徒歩)と多分S田さん(バイク)が通りかかり「こんばんは!」と声を掛けてくれる。仕事熱心でいつも帰りが遅い。

ポオがハウス1号のベッドに入っているのを確かめてから帰ることにする。餌場にはハイシローとゲンキのみ。ハイシローは途中まで従いてきたが門扉の内側で立ち止った。明日も出てきてね!


2004年11月24日(水) バニー、かりん、ハイシロー欠席。

山手に行くと正門脇の石垣の上に以前のようにピーチが座っていた。ハイシローはいないが、階段の上方からトニーが駆け下りてきた。その遙か後ろからタニーも。ポオはハウスから眠そうな顔をして現れた。

今日は缶詰の日なので新聞紙を2重にして3箇所に敷く。まずカリカリを与えておいてゆっくりと缶詰を開けるが、トニー、タニーが待ちきれなくて邪魔をする。

そこへ教員のK山さんが通りかかった。お互いにニコニコと挨拶を交わす。「猫たちは元気ですか?寒くなってきたので風邪をひかないように!」と優しく言ってくれる。とってもいい人だ。

9匹なので9個開けるが、ポオはあんまり食べない。水も飲まずに早々にハウスに引き上げてしまった。

水容器は2個ともひっくり返されている。汚れてはいないのでゆすいで水を満たしておく。缶詰に夢中で誰も飲まない。

みんなよく食べて満腹になった猫から次々といなくなる。ゲンキンなものだ。茶々とゲンキだけが残って食べているが、新聞紙を片付けて引き上げる。

昨夜もさんざん甘えていたハイシローがいないのが気になる。一頃の威勢の良さは消えて餌争いでも妹のコロンに負けていたし。


2004年11月23日(火) バニー、かりん、コロン、トニー欠席。キジー出席

薬を飲ませても我が家のトムの頻尿が一向に治まらないので昨日朝、犬山動物病院へ連れて行った。尿は溜まっていないということで注射をしてもらい治療食のS/Dを購入。1,8kgしか入っていないのに3700円もする。注射や診療費などを含め6千円支払った。

以前買っておいたS/Dは開封してから日が経っているのでもったいないが捨てた。

朝晩投薬をし、治療食も食べさせているのに昨夜から頻尿だけでなく血尿にもなってきた。それでも元気なのでしばらく投薬を続けて様子をみることにする。

神経質なトムは多分ピーチのことがストレスになっているのかもしれない。我が家に飛び込んで来るようならピーチを入れてあげようと私は思ったりもしていたしトムにピーチを何度も見せた。そして近ごろピーチはこの近辺で他の猫と衝突したりして鳴き声をあげているようだ。

とにもかくにもトムがこんな調子では、ピーチ家猫化作戦は白紙撤回だ。

*****

午後1時半にM浦さんと「猫庭園」で待ち合わせる。新校舎建設工事たけなわで騒音がすごい。お天気がよく「猫庭園」内は猫の昼寝にもってこいなのだが、1匹もいない。昨日買った猫ベッドをハウス1号に入れる。

「猫庭園池」の一部に石油を流したように油が浮いている。そこだけなので、誰かが変な油をわざと入れたのかもしれない。「猫庭園池」の水も飲んでしまう猫たちには危険がいっぱい。

坂道を下り、昨日朝、J先生がさくらを目撃したという場所まで行ってみる。折りしもT橋邸から三毛猫が出てきてお向かいの高橋設備の駐車場へと道路を渡る。その猫はコロン似で尻尾も先っぽが切れてしまったコロンと同じく中途半端な長さだ。

追いかけて高橋設備の駐車場へ行く。ビクビクしているわけではないが、勿論見知らぬ我々にすり寄ってきたりはしない。M浦さんがカリカリを出すがフン!といった感じで見向きもしない。もっと良い餌にありついているのだろう。デジカメを取り出すとお尻を向けて行ってしまった。辛うじてそのお尻を撮影した。

金曜日にJ先生が見た「さくら似」の三毛猫というのはこの猫だろう。そして月曜日に見たという本物のさくらには、給餌時間でもないこんな昼間にはまず会えないだろう。そのような時間に改めて出直そう。

そこからイタチ川沿いにアクトまで往復したが猫にはその後1匹も出会わなかった。「惨めな野良猫って最近いなくなったよね。」とM浦さんが言う。そういえばそうなのかな。各地に餌やりさんや不妊・去勢を進めるボランティアが浸透してきたせいだろう。いいことだ。

「プリンス猫階段」を上がってPハイツ7号棟前を通るがノンちゃんやピーチにも出会わない。収穫なく3時前、今日のところは解散する。

*****

夜、山手へ向っていると猫の鳴き声がする。みると1号棟の端っこにピーチがいる。呼ぶとすっ飛んできて一緒に山手に向う。見るとピーチの背中がくっしょり濡れている。まるでバケツの水をぶっかけられたみたいだ。私の声を聞きつけてハイシローが迎えに出て来た。

階段を上がると上からタニーが駆け下りてくる。この時間だと待機しているようだ。

庭園餌場でみんなに給餌。コロンとトニーがいない。食べているピーチの背中を手持ちのティッシュで拭く。ミニタオルは持参していないので後は私の超暖かい両手で濡れた被毛をひたすら撫でて乾かす。土砂降りの時でさえこんなには濡れない。このままにしておくと風邪を引いてしまう。

一体誰がこんなひどいことをしたのだろうか?どこかで(多分Pハイツ内)鳴き声がうるさいといって水をぶっかけられたのだろう。

ずーっとピーチにかまっているのでワカメはプイッと走り去ってしまった。ポオもタニーも構って欲しくて近くに来る。

キジーも食べにやって来た。ピーチは唸ろうとするが宥める。30分以上も撫でさすってかなり乾いた。ピーチはじっとしているのに飽きて逃げてしまった。といってもすぐ近くにいるが。

坂道にいるポオを抱いてハウス1号の猫ベッドに運ぶ。しばらく落ち着かない顔をしていたが結局はじっとして納まった。

餌場に戻り植え込み内にいるハイシローを呼ぶと喜んで出てきて甘える。目尻の目やには取れているが目頭の大きいのはくっついたままだ。しばらく可愛がりハイシローがカリカリを食べ始めたのでバイバイする。

「猫庭園池」のそばにいたピーチは遊びながら従いてくる。結局Pハイツ4号棟まで従いてきたがそこから先には来なかった。5号棟で水をぶっかけられたのか?何とも複雑な気分だ。


2004年11月22日(月) バニー、かりん、トニー、タニー欠席。

今夜はいつもより1時間近く遅くなってしまった。山手への道路を渡るとまずゲンキが出迎えてくれる。階段を上ろうとすると山側の石段の上にいたハイシローが降りてきて甘える。コロンや花子、ワカメも歓迎してくれる。

庭園餌場へ向うとピーチが待っていた。ポオはハウスから出て来た。それでも8匹しかいない。トニーとタニーがいない。呼んでみたが出て来ない。

しばらくはみんな懸命に食べていたが、ワカメとピーチが顔を見合わせている。と、ワカメが逃げ出しそうになったので傍へ行って身体を支えるとフニャフニャ言いながらまた食べ始めた。

見るとハイシローとコロンが無言で餌の奪い合いをしている。ハイシローが負けている。そこで2匹の間にカリカリをたっぷり足しておく。

ポオ、ゲンキ、ピーチの目を拭く。甘えているハイシローのすごい目やにも取りたいがまだダメだ。撫でながらドサクサに紛れて目を触ると耳を伏せる。これ以上やると引っ掻かれそうだ。

花子が戻ってきてまた食べようとするとピーチが「花子だ!花子だ!」というふうに喜んで傍に寄っていく。しばし鼻を突き合わせていたが、花子は走り去った。

ワカメは「猫庭園」に入り、横で甘えていたコロンもこちらに背中を向けて数段下の通路に座っている。するとピーチがその後姿に狙いを定めて跳び掛ろうとした。コロンは少しも慌てず横っ飛びに脇の植え込みに飛び込んですましている。残念でした、ピーチ。コロンの方が1枚上手だったね。

さてそろそろ引き上げよう。

******

5月から行方不明になっているさくらだが、J先生が今朝、学院正門をずーっと下ったT橋邸前に車で差し掛かったところ、さくら似の三毛猫が出てきて、驚いて停車したJ先生の車の前を身を低くして横切ったという。立ち止って見上げた顔は紛れもなくさくらだったとのこと。

M浦さんに電話してそのことを知らせる。即、見に行きたいというので明日午後1時半に待ち合わせてT橋邸を偵察に行くことにした。うまくさくらに会えるといいが。

私の給餌時にはいなかったトニー、タニーはスカイラインのてっぺんでM浦さんを待っていたそうだ。多分、私がいつもの時間に来ないのでシビレを切らしててっぺんに戻ってしまったのだろう。すごくよく食べたらしい。花子も出てきてよく食べたそうだ。

階段の踊り場付近に茶々に似た大き目の茶白猫がいたそうだ。(勿論バニーではない)。M浦さんがその猫を見たのは2度目だというが、私は見たことがない。懐っこくはなくて近付くと逃げて行くそうだ。

M浦さんは毎夜、若竹山手のU野さん宅ガレージへ水替えに行くが、ついでに給餌するボスミケや牛若とも仲良くなったそうだ。三毛は2匹いるといい、1匹は懐かないそうだ。


2004年11月21日(日) バニー、かりん、花子、ピーチ欠席。ハイシロー現る!

我が家のトムには尿路疾患があり1月以来、療法食のみを食べさせている。その甲斐あって過去何度も起こしていた血尿がピタリと止まった。これで一生安心だと思っていたら、午後5時前急に慌しく3つのトイレを巡ってしゃがんでいる。見ると1滴づつくらいしか出ていない。

薬が2種類あるのでどちらかよいか犬山動物病院に電話してみた。1滴でも出ていればいいが全く出なくなると困るのでそのような場合には導尿のためすぐに来院するように言われる。

嫌がるトムを押さえつけ薬を投薬器で口に入れる。2度失敗したが3度目にやっと飲ませることができた。足元が冷えているのかと床暖房のスイッチを入れた。他の猫たちは喜んで床に寝転がっている。猫たちのために床暖房にして良かった!

薬が効いてきたのか、トムはトイレ巡りを止めソファやベッドの上で丸くなって寝ている。ウンチが出なくなってファビは死んでしまったが、その二の舞はごめんだ。オシッコが出なくて死なせてなるものか!本当に心配した。

*****

山手に行くと正門前に若者男女がいてボールを手にじゃれついている。山側の石垣の上にはハイシローがいるではないか!実に1週間ぶりだ。ハイシローはすぐに降りてきてニャーニャー鳴きながら足元にまとわりつく。それを聞いて山からワカメとゲンキが出て来た。門扉の上には茶々。

庭園餌場に行き、カリカリを与える。ポオはハウスからだ。数えると7匹しかいない。バニー、かりんは別としてコロン、花子、ピーチが来ていない。みんなそこそこ食べていたがワカメは食べ終わるとさっさと「猫庭園」に入ってしまった。

正門前からはさっきの男女の嬌声が聞こえてくる。その度に猫たちはギョッとしてその方角を伺っている。

ん?猫が「猫庭園池」の方からやって来た。一瞬ピーチ?と思ったがよく見るとコロンだった。コロンは軽くニャーと鳴き、すぐにカリカリに取り掛かる。

ハイシローはよく太っておりこの1週間私が単に出会わなかっただけのようだ。左目から目やにが出ていて大きな塊りが目頭にこびり付いている。取ってやりたいがハイシローは取らせない。そのくせすごく甘えて私が動くと従いて歩く。

今夜は冷えるのでポオをハウスに入れようと捕まえに行くと逃げてしまった。ハウスを見ると新聞紙を替えてもらっているようだ。2号内もきれい。ハイシローが従いて来て木の幹で爪を研いでいる。

昨日、雨天餌場に置いた水容器を取りに行く。そして引き返そうとするとハイシロー、コロン、ゲンキの3匹がこちらに向って来る。そこでガードマンが近付いてくるのに気付いた。「こんばんは」と声を掛けるが返事はないような。

コロンは雨天餌場に入って転がっている。ハイシローとゲンキは私と一緒にUターンして庭園餌場に戻る。ハイシローは私に座れと促し、私が座ると傍に来て甘える。カリカリをまとめると食べ始めたのでそれをしおに立ち上がる。ハイシローは従いて来たが「猫庭園池」の水を飲もうとしているような格好だ。

踊り場に出るとポオがいた。M浦さんが来るまでそうしているのかな?寒くなればハウスに戻るだろう。


2004年11月20日(土) バニー、かりん、ハイシロー、ピーチ欠席

午後4時前フォレストヒルズの遊歩道を通って「東京靴流通センター」へ行った。途中、若竹山手を通るがU野さん宅ガレージ内には猫の姿は見えなかった。久々に晴れたのでどこかで甲羅干しをしているのかな?雨水の入ったバケツやアルミ容器が置いてあるが汚れている。飲み水がないと思い込んだM浦さんが毎夜取替えにくるので彼女の水容器はとてもきれいだ。

「靴流通」の帰りにM浦家へ寄る。ハイシローの姿は彼女も先週の土曜日以来見かけていないそうだが、弱々しくないハイシローのことだから彼女はあまり心配しない。

6時ごろM浦家を辞しかりんが出てきそうな場所まで送ってもらった。私はレトルト2個を持ってきたのだがかりんは出てこなかった。が、毎夜、9時半や10時にはスカイラインの入り口で待っているというから大丈夫だ。

******

土曜日の夜は多忙なので山手へ出かけるのが1時間くらい遅くなってしまう。外へ出ると、あらま!また雨が少〜し降っている。

山手へ行くと山側の石垣の上にゲンキがいて反対側の石垣の上にはコロンがいる!花子やワカメも駆けつける。庭園餌場を通るとハウスからだろう、ポオも合流する。坂道へ出ると向こうからガードマンがやって来た。「こんばんわ!」と声をかけると小声で「こんばんは」と返事が聞こえる。私の後ろからは猫たちがゾロゾロ。コロンは母親のワカメに盛んに甘えている。

ゾロゾロといっても雨天餌場に着き新聞紙3枚を敷いてカリカリを与え、猫の数を数えると6匹しかいない。トニーとタニーがいない。

みんなゆっくりとかりかりを食べる。花子にはお替りを与える。そして花子は満腹したのか、突如出て行った。

階段の陰からタニーが顔を覗かせた。他の猫たちは歓迎する素振りを見せないが呼ぶと喜んでやってきてカリカリを食べる。

500grくらい出してずい分余るかと思ったが、猫たちは時間をかけて食べているので無くなりそうだ。

食べ終わって壁際で寛いでいたワカメはいつの間にかいなくなっている。コロンは甘えていて立ち去る気配はない。タニーが傍に来たコロンを攻撃している。タニーを叱りコロンを庇うが、コロンはオス猫に意地悪されても余り動じない。

本館側からトニーがやって来た。良かった!トニー、タニーがよく食べて500grは殆どなくなった。遊びに出ていたゲンキが戻ってくると茶々やトニーが唸っている。トニーは外へ出て車の下に入ってしまった。雨はもう上がっている。

その間にタニーもいなくなっている。ポオ、ゲンキ、茶々が食べたがるのでまたカリカリを出して3つの山にする。コロンは壁際にいたが階段下奥に移動している。ワカメはすぐ傍の斜面の上の方、木の根方に陣取ってこちらの動向を伺っている。そんな濡れたところにいないでハウス2号に入っていてもらいたい。コロンも母のワカメと一緒に入っていればいいのに。

私が立ち去っても今日はゲンキは従いてこずカリカリを食べ続けている。雨が止んでいる時には来ないで土砂降りの日にわざわざ出て従いてくるんだから。

正門を出て回りを見渡すがハイシローの姿はない。彼は正門付近によくいたのだが・・・昔のポパイのように山側の斜面で無防備に寝ていたものだったが、本当にどうしたのだろうか?

見かけた方はご一報ください。


2004年11月19日(金) バニー、かりん、ハイシロー、コロン欠席

今朝午前3時頃、夫が外で猫の鳴き声がするので家猫が玄関に集まっているという。北部屋の窓からそっと覗くと、何とピーチが入り口にいる。外はまだまだかなりの雨が降っている。

餌容器を持って家の外に出、階段を3段降りてピーチに近付くと、私がいつもの餌やりエプロンをしていないからか、怯えてシャーする。餌を出し「ピーちゃん、ピーちゃん」と宥めるとやっと気付いてカリカリを食べ始めた。

背中が相当濡れているのでミニタオルを取ってきて拭く。すると他の猫の発情期のような鳴き声が聞こえてきた。ピーチは気もそぞろでキョロキョロしている。こんな夜中に冷たい雨の中ウロウロしているかと思うと可哀相で抱っこして玄関ドアの前まで運ぶがやはり暴れて逃げてしまう。

そこで玄関ドアを開放してからピーチを抱きかかえて玄関のタタキに下ろしてみた。家猫のトムとシルビアが目を丸くして見つめている。玄関ドアを閉める間もなく逃げられた。逃げるといってもその3段の階段の下、集合郵便受けの前までなのだが。

カリカリを少し食べ、また他の猫の鳴き声に耳を澄ましている。鈴の音が聞こえたような。西隣の階段入り口を白黒縞猫?が横切った。ピーチがそちらに跳んで行ったので私も傘を差して見に行くが猫の姿はない。

ピーチは自転車置き場の端っこに座って呼んでももう動かない。太ってて若いせいか、少々の雨は全く平気なようだ。こんなに冷たい雨なのに。

*****

1日中雨が降ったり止んだり。山手に出かける時にもうっすらと霧雨が降っている。「山手猫階段」の踊り場にはポオがいた。階段を上がると猫たちがわらわらと集まってくる。ゲンキ、花子、茶々、トニー、タニーなど。その中にピーチも混じっている。

庭園餌場へ向う途中で全く濡れていないワカメが合流する。多分ハウス2号に入っていたのだろう。よしよし。

雨天餌場へはワカメが真っ先に到着。ピーチたち数匹はノロノロとこっちに向ってくる。

新聞紙3枚を敷きカリカリを与えるとしばらくは猫たち、無心に食べる。全部で8匹だ。ハイシローはどうしたのかなあ?これで5日間姿を見ていない。昼間にたっぷり貰っているのだといいのだが。然し昼間に貰っていても甘えたくて出てくるはずなのに・・・

ピーチを撫でて可愛がる。ついでに目やにも拭く。ピーチにかまっている間にまず花子が出て行った。オス猫に意地悪されたわけではなく単に満腹になったようだ。花子の姿をみんな目で追うが追いかける猫はいない。よしよし。

ピーチを放してワカメのところに行く。ワカメは待ってましたとばかりに甘える。すると茶々も寄ってくる。左手でワカメ、右手で茶々を撫でる。ワカメは大嫌いな茶々がすぐ傍にいるのにしばらくは我慢していたが、ちょっとしたきっかけで飛び出して行ってしまった。

ピーチも外へ出て左の方へ行く。大分経ってから覗くとすぐ脇の石垣の上で霧雨に濡れている。何をしてるんだろ?

新聞紙を片付けカリカリを3箇所に盛っておく。茶々とゲンキとポオが残っている。するとピーチが戻ってきてまた食べ始めた。ピーチのお腹はパンパンだ。もう一度背中を拭く。外へ出たピーチの顔を見るとまた左目から涙が流れている。拭こう、と思った気持を察したピーチは本館前庭園へ逃げてしまった。

雨天餌場の本館側の端っこにベンチが置ければいいなあと前々から思っている。只だだっ広い空間だと猫たちは不安になるらしくここで雨の夜をしのごうとする猫はいない。階段下の斜めの奥の狭いところが唯一安心できる空間のようだ。そこで端っこにベンチがあればベンチの下に猫たちが入るだろうと思う。何とかならないかなあ?

みんないなくなってポオだけがまたカリカリを食べている。餌場の前の歩道にポリ袋とプリンかヨーグルトのカップ、紙スプーンが転がっている。それも持ち帰る。


2004年11月18日(木) バニー、かりん、トニー、タニー、ハイシロー、コロン、ピーチ欠席

午後からずーっと雨が降り続いている。山手の階段を上るが勿論1匹も見えない。バーをまたいで庭園内に入ったところでニャーという声が。見ると花子だった。その声に誘われるようにワカメが飛び出してきた。ずぶ濡れだ。

雨天餌場に急ぐと茶々の姿が見えた。ポオもハウスから直行してきた。すぐにゲンキも入ってきた。これで5匹だ。

新聞紙3枚を敷くが5匹しかいないので2枚で十分だった。カリカリを与え、ミニタオル3枚を使ってまずワカメの身体を拭く。私は庭園餌場を通るのだからハウス2号に入って待ってればいいのに。

オス猫たちは殆ど濡れていない。茶々はずーっとここにいたようだ。賢い!花子の身体も拭く。花子は触られるのが嫌いだが、濡れた被毛は拭かせる。

水の用意をしてからワカメのところに戻り、更にタオルでお腹や顔も拭く。ワカメはフギャフギャとだみ声を出している。

まだいくらも食べていないのに突然、花子が外へ出て行った。横にいた茶々がにらんだのかなあ?

猫たちはさほど食べずに私の回りに集まって座っている。みんな丸いお腹をしている。私の手はすごく暖かいので両手でワカメの身体をさするとすぐに被毛が乾いた。茶々の被毛は乾き難いがワカメの毛はすぐに乾く。

オス猫たちに囲まれる格好になったワカメは私が触っていないと雨の中に飛び出してしまう。今まで長時間ずぶ濡れになって私の到着を待っていてくれたのだからもう少し暖めてあげるからね。

ワカメはとびきり丈夫な個体だとは思うが11歳を超えているのでそろそろいたわってあげないと。

片手でワカメを触りながらもう片方の手で新聞紙を片付けていると、私が帰り支度を始めたと知ってワカメは目の前の車の下に飛び込んだ。そして一瞬の後にはもういなくなっている。こんな日こそハウス2号に入るといいのだが。ポオは1号に戻るだろう。

ニャーニャー鳴き声が聞こえる。見ると花子が戻ってきて目前の車の下にいる。こちらには来ないだろうと思い、新聞紙を折ってお皿にしカリカリを乗せて車の下に入れようとすると、その前にゲンキが行って花子を追い払ってしまっている。もうどこにも見えない。かわいそうに。

階段下に落ちていたタバコの吸殻2本を拾って持ち帰る。雨天餌場を出るといつものようにゲンキが途中まで従いてくる。濡れるのだからあそこにいればいいのに。

途中どこかで花子が待っているかと思ったがいなかった。


2004年11月17日(水) バニー、かりん、ハイシロー、コロン欠席。缶詰の日

山手に行くと正門前から工房への道路をゆっくり歩いている猫がいる。黒っぽい。きっとキジーだ。「キジー!キジー!」と呼んでも反応がない。おかしいなあ。満腹なのかな?

踊り場にはポオが1匹だけ待っていた。餌場への通路をワカメとピーチが並んで歩く。ワカメも太っているがピーチよりはずい分小さい。ピーチは白っぽいので余計に大きく見える。

新聞紙は2重に3箇所、計6枚敷く。まずカリカリを与えておく。水容器は2個ともひっくり返されている。水を捨てて脇に伏せたという感じだ。誰かのイタズラかな?

猫は7匹しかいないので7個缶詰を開ける。みんなそこそこ喜んで食べるがガツガツといった風ではない。花子など丸々1個は多かったのか、残して立ち去った。ポオもさほどは食べない。

どこかからニャーニャー鳴く声が聞こえる。ドラ声気味だと、もしやバニーでは?と期待してしまう。こちらもニャーニャーと応えているとトニーが「猫庭園」から出て来た。そして結構ガツガツと食べる。勿論缶詰の部分だけだ。トニーの為にもう1缶開ける。

ふと気付くと満腹した猫たちはいなくなっている。水容器のこともあるのでハウスを見に行くことにした。1号には早々とポオが入っている。2号はきれいで昨日から猫が入った形跡が殆どない。

餌場に戻るとゲンキだけがいて、「猫庭園池」の辺りにはピーチがいる。片付けて引き上げる。ピーチが踊り場のM浦さんの水を飲んでいるで飲み終わるまで刺激しないように私は門扉内側で待機する。

建設中の新校舎からは庭園が丸見えだ。猫に優しい生徒たちばかりだといいが。

ピーチは水を飲み終わり階段を駆け下り、大木に抱きついている。登ろうとして止めた格好。特に従いてきそうな素振りも見せないのでさっさと立ち去る。

ところが、桜井小横の通路を曲がろうとしたところ、突然ピーチが現れた。クークー鳴きながら5号棟階段上まで来て立ち止るいつものパターンだ。今夜は階段を降りては来ず鳴き声が聞こえる。

家の前で振り返ると、階段上に微かにピーチらしき影が見える。が、そのうちにその影もかき消えてしまった。


2004年11月16日(火) バニー、かりん、ハイシロー、コロン、ピーチ欠席。

お天気が良かったので猫ハウスの掃除をしようと思い立った。が、雑用を済ませると午後4時になってしまった。そのまま出かけようと車で正門前に乗りつける。運動部の生徒達がスカイラインを走っている。

階段を上がろうとすると猫たちが出て来た。ゲンキ、ワカメ、トニー、茶々だ。餌場に荷物を置くとハウスから直行してきたらしいポオもやって来た。餌場にカリカリを置くと上空には早速カラスが数羽集まってきている。ワカメは茶々が近付くと忽ち「猫庭園」に逃げ込む。

ハウス内の新聞紙やマットなどを出し埃を払う。ハウスの内外は雨の泥はねが付いているのでそれもホウキできれいに落とす。

持参の新聞紙を敷いてマットなどを元通りにしておく。野次馬のポオとゲンキが見学している。

庭園内を見渡すと、以前紛失していた水容器が多分暴風で飛ばされたのだろう。落ち葉の間に転がっている。猫墓所の傍にはポリ袋が。後で回収しておこう。

餌場に戻るとカラスが食べてしまったのかたっぷりあった筈のカリカリがなくなっている。猫たちの写真を撮っておく。逃げてしまったワカメは「猫庭園」の上の方、スカイライン脇でこちらを見ている。遠いがシャッターを押す。

ゲンキ、ポオ、トニーにまたカリカリを与えて立ち去ることにする。「猫庭園池」辺りに来るとワカメが駆け下りてきた。踊り場でワカメにカリカリを与えると追いかけてきたゲンキが横取り。ワカメには1段下で与える。

車をUターンさせてから踊り場を見ると、ワカメは追われてしまっている。しょーがないなあ。

*****

3〜4時間後、いつもの餌やりに出かける。昼間、水を替えておいたので餌バッグが軽くて助かる。

猫たちは7匹しかいない。昼間の5匹に花子とタニーだ。昼間の5匹はともかく花子とタニーもそれほどは食べない。ハイシローとコロンは何とか満腹なのだろう。ピーチは後から来るのかもしれないが餌場を複数持っているので心配ない。

30分くらいしか経っていないが引き上げよう。すると徒歩で坂道を下ってくる人影が見えた。男性か女性かよく分からない。じっと見ていると「こんばんは!」の声が。きっとK山さんだ。勿論大声で返事をしておく。

今夜は冷え込むそうだ。ポオを抱いてハウス1号に入れる。


2004年11月15日(月) バニー、かりん、タニー、ハイシロー欠席

雨は止んだがどこもかしこも濡れている。山手に近づくと正門前の大木の根方にコロンが座っているのが見えた。「コロン!」と声を掛けるとすっ飛んで来た。階段には1匹も見えないが、花子とワカメが山から降りて来た。

餌場に行き新聞紙を2重にして3枚敷いた。眠そうな顔をしてポオがやってきた。ハウスからだろう。カリカリを出したが猫の数が少ない。7匹しかいない。水を替え、石段に腰を下ろしよく見るとみんな殆ど食べない。花子はちょっとだけ食べてさっさと行ってしまった。コロンもワカメも食べずに座っている。トニーもやって来て座っているだけ。

どうやら私が来る直前にでもたっぷり貰ったとみえる。ハイシローやタニーも満腹になって立ち去ったのだろう。

去っていた茶々が戻ってくるのが見えるとワカメはさっさと「猫庭園」に入ってしまった。トニーも一瞬のうちにいなくなっている。

手付かずのカリカリは回収する。2箇所にカリカリの山を残して新聞紙も片付ける。気温も低いのでポオをハウスの中に入れることにした。抱っこしてハウス1号に入れると飛び出した。ハウスの中にも入り口の敷石の上にもカリカリがある。???

2号を覗いているとポオが入った。2号の入り口の新聞紙はまた湿気ている。替えを持ってくればよかったなあ。

1号にはゲンキが入っている。ポオはゲンキに追い出されたのかな?

餌場に戻るとピーチが食べていた。お腹を触るとものすごく大きい。Pハイツで食べてまたここで食べているのだろう。ピーチは3月ごろに捨てられたものと推測しているがしっかり食べて初めての外の冬を乗り切ろう。

ピーチを抱っこして膝に乗せ撫でながら両目の目やにを指で拭き取る。顔を撫でながらだとごまかされてあんまり嫌がらない。

茶々がやって来て背後の植え込みに入った。すると「ウーッ!」と唸る声が聞こえる。多分コロンがいて茶々を牽制しているのだろう。

見に行くとコロンは濡れて冷たい土の上に腹ばいになっている。いつもこういう格好でいるがもう慣れっこになっているのだろう。ピーチも覗きに来ている。

餌場に戻るとピーチはまた食べている。撫でると脇の濡れている草の上にひっくり返ろうとするのでせめて乾いている餌場の石の上の方が冷たくないだろうと思い、そっちに引っ張る。

ピーチが食べている間に立ち去ることにするが、しっかり後を従いて来ている。階段を先に駆け降りて大木の根方に陣取った。

もう従いてこないと思ったが、しばらく歩いていると、後ろからドドドドドッと地響きがしてピーチの巨体が駆けて来た。1号棟前の駐車場で止まったので、ここまでかな、と思っているとまたしばらくしてドドドドドッと追いかけてくる。

それを繰り返しながら桜井小の通路まで来た。5号棟への階段は降りて来ずいつぞやの晩のように鳴いている。そこで諦めたかと思ったがやっぱり我が家の前まで従いてきた。抱っこして階段を上がろうとすると警戒して暴れる。家の前の道路でしばらく可愛がるがいつまでもそうしていられないので家の中に入る。

窓から覗くと北部屋の真下の植え込みの濡れた土の上にお腹を付けてどっかと座っている。さぞかし冷たかろうに。さっきのコロンと同じスタイルだが、ここは北側なのであそこより尚濡れている。何度か覗いているうちにいなくなった。


2004年11月14日(日) バニー、かりん欠席

毎月第2土曜日の夜は菊名の横浜北YMCAで会合があるので、いつもM浦さんに早めの給餌をお願いしている。

今夜はちょっと冷える。が、山手へ行き猫たちを連れて庭園餌場に着くともう暑い。上着を脱いで脇の植え込みの上に置く。この場所はいつも暖かい。このところ夜気はじっとりと湿気を含んでいてあちこちの車のガラスは曇っているし、餌場脇の草も濡れていることが殆どだった。が、今夜は乾いている。嬉しい。カビに悩まされるマンション1階の住人なので湿気は大嫌いだ。

新聞紙3枚を敷きカリカリの夕ご飯だ。猫たちはバニー、かりんを除き10匹全員集合。かりんは山手に来ることを止め、例の遊歩道でM浦さんを待つことにしたのだろう。それにしてもバニーが3週間も現れないのは悲しい。タニーも1ヶ月ぶりで帰ってきたこともあったのだから勿論諦めてはいないが。

みんなせっせと食べているのにタニーはウロウロしている。このカリカリが気に入らないのか?お腹を触ると丸い。横のハイシローのお腹も丸いが。花子がまた茶々に追われたので岩場で与える。

おとなしく食べていたピーチの顔をよく見るとやはり目やにが気になる。左目だけを拭いたがとても嫌がる。逃げるので抱っこして連れ戻しカリカリの前に置くとそのまま食べ始めた。

ワカメも「猫庭園」内に入りこちらを見ている。ピーチと目が合うと奥へ行ってしまった。しばらくして枯葉をガサゴソ踏む音がする。ワカメあたりがトイレをしているのか。

座っている私の回りにトニー、タニー、ハイシロー、コロンが来て寛ぐ。たった1日会わなかっただけなのにお互いに懐かしい気持で一杯だ。

「猫庭園池」の方へ行っていたポオが戻って来た。食べ終わっているピーチをもう一度可愛がっておこうと近付くとゆっくりと逃げられてしまった。よほど目やに取りがイヤだったとみえる。

新聞紙を片付けていると、タニーが珍しく本館側の坂道の前で何かをじっと見つめている。そのタニーを遙か後ろからゲンキが狙っている。タニーが「猫庭園」に入ったと見るや、ゲンキが追いかけて行った。ギャーッ!と声が上がり猫たちが木に登る音がする。

ライトを手に見に行く。ハウス1号は空っぽ。2号の上の木にゲンキが登っている。タニーの姿は見えない。逃げおおせたのだろう。

2号の中に入れておいたダンボール箱の屋根にまで砂が付いている。2号を置いてある地面は緩くて雨の度に沈んでいるようだ。ブロックを2段に敷いてあるが1個分は既に地中に埋まってしまっている。雨天時の泥はねがひどいからもう1段ブロックを積むべきか?あんまり高くしても強風でハウス自体が倒れてもいけないし。屋根から透明ビニールを垂らして入り口を全面的に塞ぐのはどうかな。ビニールの脇は空くから猫たちは自由に出入り出来る。

1号を覗くといつの間にかポオが入っている。今夜のポオは元気そうで鼻水も出ていなかった。そのうちにゲンキがモタモタと木から降りて来た。

餌場に戻るとハイシローしかいない。喜んで寄り添ってくれるがもう帰らなくちゃ。コロンもいつの間にかいなくなっている。ゲンキも戻ってきて2匹でカリカリを食べ始めた。じゃあ、また明日!


2004年11月12日(金) バニー、かりん欠席。キジー出席

今朝未明の雷はすごかった。今朝の豪雨のせいで横須賀線が一部徐行運転を強いられたという。夜になってもまるでさっき雨が止んだばかりといった感じであちこちが濡れている。

山手猫階段は濡れ落ち葉だらけで惨憺たる有様だ。庭園餌場に新聞紙を横に3枚敷いてみた。テーブルが広くなって猫たちもゆったり食べられるかと思ったのだった。2日ばかり欠席していたピーチもいておとなしく食べている。

キジーがやって来た。下段にカリカリを用意するとタニー、ワカメなどが来る。2箇所に盛ったがキジーは遠慮して上段へ行った。そこでもトニー、ポオなどがやって来てキジーに食べさせない。

キジーはしびれを切らして下段へ行き、食べているタニーにガンを飛ばし追い立てた。タニーはそんなところでいじわるをしなくても新聞紙テーブルにたっぷりあるのだから。

ワカメもまた戻ってきたがハイシローの横がいやなのかテーブルにつかない。そこでカリカリを一握りワカメの前に置くと食べ始めた。わがままな子が多くて。

茶々は自分の前にたっぷりカリカリがあるというのに、またしても横の花子を叩いて追い出してしまった。

食べ終えたピーチの顔を見るとやっぱり目やにがひどい。上段の方へ行ったので追いかけて押さえつけ、目やにを拭く。怒って抵抗するが拭いた後、撫で回してご機嫌を取るとすぐにゴロゴロ咽喉を鳴らし始める。

ピーチの巨体にまたがって何をしているのかとポオが見に来た。ワカメもヤキモチを妬いて鳴いている。ピーチを放し所定の場所に座る。するとピーチもやって来て私の横にどっかと座る。

また食べようとテーブルにつき、タニーと顔を合わせる。ピーチが「ウー」と低く唸るとタニーは忽ち怖気づき、十分に食べ終わっていたこともあってフラフラと去って行った。

ピーチは餌場脇の草の上に腹ばいになって陣取る。目の前の下段でキジーがカリカリを食べているがもう唸ったりしない。キジーも平気で食べ続けている。テーブルに上がってきたが落ち着かないのか、植え込み内から上段へ回り他の猫が残しているカリカリを食べている。

新聞紙を片付け、2箇所にカリカリをまとめる。一掴みして上段のキジーのところへ運ぶ。いちいち逃げなくてもいいのに脇の植え込み内に隠れる。出て来たキジーは本当に可愛い顔をしている。

植え込みでくしゃみをしていたポオがいなくなっている。マグライトの光をハウス1号に当ててみると中にいるようだ。今朝のひどい雨でマットが濡れているのでは?とチェックしに行くことにした。

1号にはポオが入っており、マットは濡れていない。2号の中は空っぽだ。マットは奥なので濡れていないが、入り口近くは新聞紙が湿っている。替えを持ってくればよかったなあ。が、奥のマットの下になっている部分は全然濡れていない。明日は晴天だというから乾くだろう。(多分)ワカメが出入りしているのだろう、枯葉が入っておりマットも相当汚れている。泥足で出入りするのだから仕方がないのだが。

同好会でもハウスの管理をしてくれるそうだが、我々も時々昼間に覗いてみよう。


2004年11月11日(木) バニー、ピーチ欠席。

午後3時少し前、M浦家を訪問すべく若竹山手からラーバンへ抜ける歩行者専用道路、つまりフォレストヒルズと山手スカイライン下の間を歩いているとニャーニャーと鳴き声がしてフォレストヒルズの植え込みからかりんが現れた。

昨夜、M浦さんと電話で話し、このところ山手に現れないかりんの動向を尋ねたところ、スカイラインのてっぺんではタニーに苛められているのだという。そこでM浦さんは毎夜スカイラインのラーバン側入り口か、この道路でかりんに給餌しているという。

時間も早いので出てくるとは思わなかったが、私が夜の給餌時と同じ格好をしていたのでかりんにはすぐに分かったのだろう。が、餌の持ち合わせがない。そこからM浦さんに電話し急遽餌を持ってきてもらうことにした。

かりんを撫でて待っていると、大きな犬を連れた散歩人がやって来た。スカイラインを上がって行くが、飼い主が教えたのか、犬がかりんに気付いた。マズイ!かりんを抱っこしてラーバン敷地内に入ってしまう。

そうこうするうちにM浦さんがやって来た。少し遊歩道を戻って、給餌しようとしているとさっきの散歩人が若竹山手側からやって来る。我々の困惑が伝わったのか、散歩人はフォレストヒルズの公園に入って行き一件落着。

かりんは昨夜私の缶詰を食べ損ねたので、M浦さんは黒缶を用意してきてくれた。かりんは喜んで食べる。食べ終わるまで見届けないと餌をほったらかしにして従いてきてしまうという。最後の2〜3口を食べているかりんを残してその場所を立ち去る。

*****

午後7時半ごろに雨がザーッと降ってきた。予報通りだ。が、しばらくすると止んだ。一応傘を持って出発。「山手猫階段」に行くと上から男性が降りて来た。何を思ったかゲンキはその男性の後を追って角を曲がって行く。

雨もすっかり止んでいるので庭園餌場で給餌することに。新聞紙を敷けばカリカリも濡れないし。ポオは今夜もハウスから出て来た。8匹は餌場で、花子だけは上段で給餌。他の猫たちが花子のところに行かないように手で花子を防御する。しばらくそうやって食べていたが、タニーがいきなりコロンを襲ったのでその騒ぎに驚いて花子は逃げて行ってしまった。花子は食べるのが遅い。

襲われたコロンはプンプンして脇の植え込み内に座っている。下は濡れているのに平気なようだ。

かりんを苛めているというタニーだが、昨夜はゲンキに追い詰められていたそうだ。餌場では私に守られていると安心しているのか、ゲンキと顔を突き合わせても全く平気だ。それはいいのだが、メス猫たちを苛めるのはいただけないぞ、タニー!

何だか昨日と比べて辺りが暗い。見渡しても庭園周りの4灯は点灯しているし、昨日と変わらないように思うのだが。暗くて困るということは全くないが昨日までのナイター状態とはちと違うような・・・

ハイシローも脇の草の上に座り込んでいる。立ち上がり歩き出すのを見ていると左後ろ足を引き摺っている。これといって外傷はないのだが、噛まれたのかもしれない。おとなしく足を見せるとは思えないので様子を観察する。大したことはないようだが、喧嘩相手は誰なんだろう?

餌場にはゲンキと脇の植え込みにコロンだけになった。新聞紙を片付けてしまってからポオが「猫庭園池」の方から戻ってきて食べ始めた。店じまいする。茶々は岩場にいた。

昼間、かりんの写真を撮ったので【かりん写真館】を更新した。写真館(1)を見るとショボイ写真が多いので写真館(1)も作り替えることにした。写真によってはずい分顔つきが違う。が、ついこないだまでは昼間も夜も「猫庭園」あたりによくいたのに、今はフォレストヒルズの植え込みに隠れ住むようになってしまった。バニーもこのあたりによくいたのになあ・・・数が少なくなっているのに穏やかに過ごせないとは全く解せない。


2004年11月10日(水) バニー、かりん、ピーチ欠席。缶詰の日

いつもの荷物の他に缶詰を13個持ってヨロヨロと山手に向う。2年前には20個以上の缶詰とカリカリ、水ペットボトルをキャリーカーに入れてゴロゴロと山手まで引いて行っていたなあ、と遠い昔のことのように思い出す。

階段を覗くといつものようにハイシローとゲンキが足元にまとわりつく。庭園内に入りホウキを手にしたところで、ハイシローが妹のコロンの首を噛んでいる。コロンはものすごく怒っている。従いて来ないかと心配したが、立ち直りの早いコロンは何事もなかったかのように餌場に来た。ポオはハウスから出て来たようだ。

今日は缶詰なので新聞紙を2重に敷く。カリカリ500grを与えておき水を取替える。猫は9匹なので9缶出す。まず5缶を開けていると猫たちが群がってきた。最初はいつも奪い合いだ。あと4缶開けて満遍なくすべての猫たちの口に入ったことを確認する。

ワカメが弾き出されているので別のところで与える。満足したワカメは去って行った。

ピーチはとうとう現れなかった。昨日目薬を差したり目を拭いたりしたので面白くないのかな?そんなこともないと思うが。このところかりんの姿を見ないがどうしたのかな?

缶詰の日には猫の満足度が高いのか、食後立ち去るスピードが速い。ゲンキと茶々がカリカリを食べている間に、ハウスを見に行く。どちらのハウスも空だ。

餌場に戻り新聞紙を片付ける。ハイシロー、ゲンキ、コロンを残して立ち去る。踊り場に出ると、ポオがぽつねんと座っている。まるで誰かを待っているかのようだ。

階段を降りかけた時、通行人の女性が「今日は暑かったね」などと話している。そうだ!また上着を餌場に置き忘れてきた。

取りに戻ると3匹はまだ餌場にいてキョトンとしている。踊り場のポオもそのままだ。


2004年11月09日(火) バニー、かりん欠席

今夜は昨日より大分早めに山手に行ってみる。どこからか鳴き声が聞こえるが猫は来ない。と、思っていたら向かい側の大銀杏の木からモタモタと降りて来たのはゲンキだった。

階段にも猫の姿が見えないと思ったがハイシローとトニーが躍り出て来た。横の山からはワカメが垂直に降りて来た。ピーチもどこからか現れた。階段の上からタニーが覗いている。花子は?と見れば来ている。餌場に近付くとポオが(多分)ハウスから出て来た。

新聞紙2枚を敷き早速カリカリを与える。花子には上段で、と思ったらトニーとポオが邪魔をしに来る。2匹にも与える。同じものなのに別の場所で与えていると特別おいしいものを貰っているんじゃないかと、他の猫も偵察に来るのだ。

ポオとタニーの目やにを取る。ピーチの目やにがすごいので目薬を用意する。適当に食べ終わったところでピーチを押さえつけて左目に目薬を垂らす。目を閉じているがそれでも構わないと犬山動物病院の院長は言っていた。目薬を差された腹いせに横にいたワカメを叩く。慌ててピーチを叱る。ワカメは怒って「猫庭園」に入ってしまった。

ピーチは気を悪くして行ってしまうかと思ったが戻ってきてカリカリを食べている。1滴垂らしたくらいでは全然ダメだ。しっかり拭かないと。

食べ終わって水も飲みのんびりし始めたので捕まえて両手を押さえ、ティッシュで目をゴシゴシ拭く。相当嫌がっていたがきれいになった。ピーチは脇の植え込みに入ってじっとしている。そのうちに「猫庭園池」の方に行き、虫か何かを見つけて遊んだり池の岩場にいたがいつの間にかいなくなった。

新聞紙を片付けようとしているところへコロンが現れた。結構たくさん食べる。猫たちは10匹で5〜600gr食べる。丁度いいくらいか。

私の両横にハイシローとポオが座り、目の前にゲンキが座っている。食べているのはコロン。ワカメが戻ってきて脇の植え込みから覗いている。猫たちは人恋しくてじっとしている。ここが暖かい茶の間だったらいいのに。

ポオは鼻をグズグズいわせているので抱きかかえて運びハウスに入れることにする。ハウスの前に降ろすとスッと入った。2号に入っているワカメがスカイラインから丸見えなので、中のダンボール箱を横向きにしてみる。

ホットマットが砂でザラザラしている。1週間に1度くらいはお天気の良い日に新聞紙を取替え、埃を払ってマットを陽に干すといいのだが。同好会に提案してみよう。

餌場に戻るとワカメはいなくなっており、ワカメのいた場所にはコロンがいる。ハイシローとゲンキを残し、「また明日!」

                                


2004年11月08日(月) バニー、かりん、ピーチ欠席。キジー出席

今日は息子が前々から行きたがっていた千葉県の「世界の猫グッズ博物館」へ行ってきた。http://www4.ocn.ne.jp/~nekohaku/

*****

小桃の駐車場上にさしかかると猫の鳴き声が聞こえ、花子が現れた。この場所ではもう給餌しないことに決めたので、花子を連れて山手に行く。今夜も工事現場に灯りが点いている。残業しているようだ。

正門脇の石垣の上に紺のトレーナーらしきものが丸めておいてあり、バットが2本立てかけられている。誰かがバットで素振りでもしていたのか?それで花子が怖がって山手から離れていたのかも。

階段を上がっていくと上から若者が降りて来た。トレーナーとバットの持ち主かなあ。庭園内に入るとキジーも待っていた。

餌場を掃いて新聞紙2枚を敷きカリカリを与える。キジーには下段でたっぷり与える。今夜はみんなおとなしく食べている。が、そのうちトニーとタニーがウロウロし始めた。

バニー、かりん、ピーチがいない。ピーチは多分、工事中とバットマン?がいやでここに留まらなかったのだろう。

残業はすぐに終ったようだが、正門前が騒がしい。それに管楽器の音がずーっとしている。部活かなあ?

みんなしっかり食べてさりげなく餌場を離れて行く。今夜はワカメがいつもより長く私の傍にいる。が、やっぱり最後までは留まらずに「猫庭園」に入って行く。

最後までいたのは、コロン、ハイシロー、ポオ、ゲンキだ。ハイシローが妹のコロンの尻尾を舐めたらコロンはギャーッ!と殺されそうな声を上げて逃げた。ハイシローは憮然。そこで引き上げる。


2004年11月07日(日) バニー、タニー、かりん欠席。キジー出席

山手の石垣の角に猫がちょこんと座っているのが見える。近寄るとピーチだった。「ピーチ!」と声を掛けると山からゲンキが飛び出してきた。角を曲がると「山手猫階段」には猫たちが待機していた。排水溝の中には茶々とポオが入っている。今夜は風があるので排水溝に入っていると暖かいのだろう。

明るい「猫庭園池」横を通って餌場へ行く。ホウキで掃いているとガードマンが目の前の坂道を往復して行った。

猫たちは9匹。バニー、タニー、かりんがいない。バニーはともかくとしてスカイラインのてっぺんにいるタニーとかりんはもう食べ終って帰ってしまったのだろう。

キジーもやって来たので下段にたっぷりのカリカリを盛る。花子は追われて脇の植え込みにいるので上段で与えようとするとポオがやって来た。まずポオに与えておいて別のところで花子に与える。

オス猫たちが上段に行かないように阻止するが、どうしても茶々が行こうとする。やっぱり花子は逃げてしまった。

ピーチはキジーが来ても唸らずおとなしかったのだが、ポオとすれ違うと威嚇する。それを見てワカメはさっさと「猫庭園」に入ってしまった。

トニーは相変わらずウロウロしていたが坂道の方へ行きじっとしている。一昨日まで消えていた坂道の庭園灯は必要ないかとも思ったが、猫たちが道路に寝そべったりするので車に轢かれないためにはやっぱり明るい方がいい。

下段のカリカリを全部食べてしまったキジーは餌場に上がってきて食べている。ピーチはチラリとキジーを見ただけで今日は何にも言わない。

キジーも去り、ピーチも去った。餌バッグの後ろにいたハイシローのお尻をつつくと飛び上がって驚いている。私だと分かると急に鳴いて甘える。コロンは昨日と同じ岩場にいる。ポオとゲンキが残ったカリカリを食べている。

さて20分くらいしか経過していないように思うがおしまいにする。ゲンキがちょっとだけ従いて来た。「猫庭園池」の庭園灯が眩しいくらい明るい。

桜井小学校横の通路を通っていると前方に猫がいて鳴いている。アレッ!ピーチだな。丁度5号棟へ降りる階段の上にいる。鳴くばかりで一緒に来ようとはしない。

後からやって来たおじさんに対しても盛んに鳴く。おじさんは猫好きらしく立ち止って撫でている。同じ方向へ行くので少々話してみる。「なつっこいですね。飼い猫ですか?」と言うので『飼い猫だったのが捨てられたらしいんです。誰かもらってくれるといいんですが・・・』と言っておいた。


2004年11月06日(土) バニー、かりん欠席

いつもより遅く山手に行く。庭園内はやはりすごく明るい。暗いよりはずーっといいが。今夜は工事をしていないせいか、ピーチもちゃんと待機していた。

餌場に行くと水容器が1個なくなっている。そんなこともあろうかといつも容器は持参している。

新聞紙が1枚しかなかったので、餌場の敷石をよく掃いて直置き。猫たちは隣で食べて井いる猫との距離があるので新聞紙テーブルよりは落ち着いて食べている。

花子には上段で。タニーもトニーもあんまりおいしくないとでも言うようにウロウロしている。お口に合わなければ食べなくてもいいんですよ。

私の横で食べている花子の傍に茶々が来たので手で牽制する。トニーが来ても花子の回りを手で囲って保護すると花子は安心して食べ続ける。

が、ちょっと目を離した隙に花子はゲンキに追われて植え込み内に逃げ込んだ。それを見ていたタニーが猛ダッシュして花子に襲い掛かる。花子は一目散に通路を駆け抜けて逃げて行った。タニーは小さい身体をしているくせに近ごろ本当に悪い。

500grくらい出したカリカリは適当になくなっている。タニーとポオの目やにを取る。そばにいたコロンの目やにも取る。コロンはおりこうでちっとも嫌がらない。

茶々とゲンキが突然唸り合いを始めた。するとワカメはすぐに消え、こちらではハイシローとトニーがにらみ合い、ピーチとコロンも軽く唸り出す。ちょっとした小競り合いが多いのはどうしてだろうか?

ピーチの目をどうしても拭きたくて押さえつけてティッシュで拭く。ピーチは相当ムッとしていて、しばらく私の前でカリカリを食べていたがそのうちにフラフラと去って行った。呼んでも戻ってこない。

背後の坂道で寛いでいたハイシロートニーもいなくなり残っているのは岩場のコロンと餌場のポオ、ゲンキだけ。

片付けて踊り場に出ると茶々がいた。ゲンキも追ってきてあちこちの木で爪研ぎをしている。


2004年11月05日(金) バニー、かりん、ピーチ欠席。キジー出席

山手に近づくとまるでロケ現場かナイターのように明るい。今夜も工事現場に灯りが点き仕事をしているようだ。毎週金曜日には残業をするのかな。そちらの灯りもすごいが、いつもよりずーっと庭園内も明るい。

石垣の上にいたハイシローは飛び降りてきてゲンキと一緒に私の足元にスリスリする。猫たちがまとわり付いて来ると転びそうになる。

餌場に行くとハウスに入っていたらしいポオが現れた。新聞紙を広げカリカリを盛る。キジーもやってきたので上段でたっぷり与える。キジーは本当に可愛い顔をしている。声も可愛い。もう少し懐くといいのだが。

猫はキジーを入れて10匹だ。バニー、かりん、ピーチがいない。工事をしているのでピーチは近寄らないのかもしれない。ここへ来る時には既に丸いお腹をしているから、「プリンス猫階段」で貰っていないとしても7号棟中ほどの猫好きさんから貰っていると思う。

みんなそこそこ食べる(各50grくらいづつ)が、さほど空腹のようには見受けられない。タニーとポオの目やにを取っておく。

花子は隣で食べていた茶々に追われている。そこで下段で花子だけに与える。ノロノロと食べていた花子だが、今度はタニーに追われている。タニーは近ごろ態度がデカくなって要注意だ。

ワカメは一旦餌場を離れたがまた出てきて食べている。オス猫がちょっとでも睨んだりするともうイヤになって離れてしまう。

キジーはカリカリをお替りしたが、トニーたちに睨まれたか満腹になったのかいつの間にかいなくなっている。トニー、ハイシロー、茶々、ゲンキ、ポオなどがその辺りにいる。

コロンは脇の岩の上で鎮座している。タニーは満腹になって去って行った。H川さんがスカイラインのてっぺんを通ると「ニャッニャッ!」と鳴いて山からタニーが出てくるという。

工事中の建物には養生シートが被せられているが作業をしている人影はよく見えるし話し声も聞こえてくる。私が猫たちに話しかける声や大きなくしゃみなどもアチラに聞こえているだろう。

それにしてもメチャクチャに明るい。「猫庭園池」の庭園灯はずーっと前には点いていたのだろうか?そこと、坂道の庭園灯も点いて明るさは昨日までの2倍になった。


2004年11月04日(木) バニー欠席。キジー出席

静かに山手へ行く。石垣の植え込みにハイシローがいたがわざと知らん顔して階段を上がるとハイシローも無反応だ。踊り場にいた茶々が喜んで迎えてくれる。それを見たとたん、ハイシローも慌てて駆け上がってくる。

庭園内に入るとあっという間に猫たちに囲まれる。ピーチとハイシロー、ハイシローとトニーなどがいがみ合いながら庭園餌場に向かう。

新聞紙2枚を敷き、カリカリを出す。ハイシローが弾き出されているので上段で与える。みんな結構お腹が丸いが、せっせと食べる。ピーチのお尻が汚い。食べ過ぎて下痢でもしたのかな。茶々のお尻もいつも汚いが総じてオス猫の方がお尻の始末が悪い。

水はたっぷり入っている。同好会メンバーが入れてくれたのだろう。

カリカリは3種類を混ぜているのだが、好みのものを選って猫たちは新聞紙テーブル上を移動する。ピーチとタニーがにらみ合い、タニーが爪を出してピーチをパンチしようとする。慌てて阻止する。

キジーがやって来た。するとピーチが威嚇しようとする。キジーには道路側庭園内の敷石の上にカリカリを盛る。すぐに食べ始めた。他の猫が行かないように注意する。コロンも野次馬で、私が何をしているのかと覗きに来ている。コロンもピーチも抱きかかえて新聞紙のところへ。涙目を1回だけ拭っておく。

キジーが植え込みから出てきて待機している。敷石を見に行くともうカリカリは食べ尽くしている。そこでまたたっぷりと与える。

餌場に戻るとワカメがまた食べている。コロンとハイシローは私にもたれかかって寛ぐ。姿は見えないがパリポリといい音をさせてキジーがカリカリを食べる音が聞こえる。

ポオは「猫庭園池」の通路でじっとしている。そこの地面には砂が溜まっていてポオは通る度にゴロゴロと転がって身体を砂にこすり付ける。

ピーチがゆっくりとポオの横を通って去って行く。

ワカメは「猫庭園」内に入った。ハウス2号に行ったのかな。H川さんの話によるとスカイラインを通行中に見るとワカメが2号に入っているのがよく見えるそうだ。よしよし。

時間を置いて背後をバイクが2台通過して行った。50CCくらいの小さなバイクだ。

ゲンキが戻ってきてまた食べる。キジーが植え込みから出てきて少し通路を歩き、再び植え込み内に入った。ねぐらに戻ったのだろう。

H川さんから聞いたのだが、農家のU田さんが給餌しているのはコロンともう1匹は多分キジーだろう。何とも言えない色合いの柄で丸顔で顔の周りがフカフカしていて可愛い顔をしているという。ラッキーではないというとキジーくらいしかいないだろう。

コロンを残して立ち去る。昨日と同じくコロンはじーっと私を見つめる。コロンはとても甘えるようになったので増々可愛くなる。


2004年11月03日(水) バニー、ハイシロー、タニー欠席。缶詰の日

今日は久々に良い天気だった。猫たちも十分に日向ぼっこしたことだろう。さて山手に行くとポオだけが階段踊り場にいた。上がっていくと山からワカメが出てきた。門扉の上に茶々がいてそのすぐ横の低い木の枝の上にはトニーがいた。ピーチもいる。

が、庭園餌場に着き2枚重ねの新聞紙を2箇所に敷く。風があるのでホウキと缶詰で押さえる。アララ、最初の5匹しかいない。いつものように後から何匹か出てくるだろうと思ったが・・・

カリカリを与えておいてまず水を替える。それからおもむろに缶詰を開ける。5匹だから丁度5個開ける。と、ゲンキが遅れてやって来た。もう1缶開ける。

ワカメは食べ終わった後、私が傍に付いて身体を触っているとじっとしているが少しでも離れるとさっと「猫庭園」に入ってしまう。そして大分離れた木の下で身づくろいをしながらこっちを伺っている。

ピーチはまず目やにを拭くとピーピー鳴いて嫌がる。私の手をスルリとくぐり抜けて餌場の端っこで座っている。

正門の辺りで犬が盛んに吼えている。大分経ってからまた犬の吼え声が聞こえてくる。散歩犬同士の喧嘩かな?

みんな特に空腹でもないようだが缶詰だけはしっかりお腹に納めた。新聞紙を片付けようとするとピーチが戻ってきてカリカリを食べる。お腹はぽんぽこりんだ。ピーチも食べ終わってみんな餌場から離れた。さて片付けよう。

ピーチは通路の岩場で傍にいるゲンキを狙っている。取っ組み合って遊ぼうとしているのだ。気配を察したゲンキが逃げ、ピーチが追って行った。

ホウキを門扉の内側に立てかけていると、踊り場からコロンがやって来た。花子も一緒だ。仕方がない、また餌場に戻る。新聞紙を広げて缶詰を2個開ける。いつの間にかゲンキ、ワカメ、ピーチが戻ってきている。勿論花子とコロンに重点的に食べさせる。

ワカメはカリカリを少々食べてまた姿を消した。さて、餌場を片付けていると今度はかりんが出て来た。また新聞紙を広げて缶詰を1缶開ける。何なんだろ、1匹づつ出てきて。然し、タニーやハイシローが出て来ないということは直前に給餌されているはずだ。

コロンはまたお腹が膨らんだ。定位置、水場の岩の上に座っている。コロンを残して立ち去る。ゲンキが途中まで従いて来た。

1号棟前の一軒家の車の下に猫の尻尾が見える。覗くとどうやらピーチのようだ。呼ぶと可愛く鳴いて出て来た。私の脚にスリスリしながら歩く。つまりピーチが私の脚の間に入り込んで歩くので、私はガニマタになり、ピーチを挟んでトロトロと歩く。

5号棟に差し掛かるとバットの素振りをしている男性がいた。その男性は私を見て引っ込んだのだが、ピーチは相当警戒している。それでも我が家の前まで来た。この前と同じく入り口の集合郵便受けの前からはもう動かない。たった3段の階段を上がらない。

持ち上げて玄関ドアの前で下ろしドアを開けると家猫のトムとシルビアが待機している。ピーチは必死になってもがき、階段下まで逃れそこで鳴いている。戻ってピーチを可愛がると転がって甘える。

再び抱え上げて玄関ドアを開けてみるがすっ飛んで逃げる。これを3回繰り返し諦める。ピーチをどうしても家猫にしたいわけではないのだが。それどころか夫は大反対しているし、家猫の拒否反応も恐ろしい。にも拘わらず、家の前まで従いて来て鳴くピーチが気になって仕方がない。

家の中に入り、北部屋の窓を開けると丁度眼下にピーチが見える。トムが来たのでピーチを見せる。お互いに無言だ。シルビアも来たので見せる。

パグ犬を連れた散歩人が通りかかり、そのパグ犬に「何かいるよ!」と余計なことを言う。ピーチに気付いたパグ犬は途端に吼え出して大暴れ。が、繋がれていることを知っている賢いピーチは平然として反応なし。

ピーチはそのうちそこで寝そべってうたた寝を始めた。こんなところで大猫が寝ていては誰かが帰ってくるとビックリするだろう。

30分後くらいに覗いてみたらピーチはもういなかった。誰かが帰ってきたのだろう。住居入り口ではなくベランダ側に回ってくれるといいのだが1階とはいえ、ウチのベランダは地面から相当高くなっているので通りすがりの猫がフラリと立ち寄るには不向きなのだ。


2004年11月02日(火) バニー欠席

昼間、学院に電話をかけて、スカイラインてっぺんの外灯3灯が3ヶ月くらい前から消えたままになっていると訴える。「時間により消灯することもあるので・・」と担当者が言うが(M浦さんの代わりに)「10時ごろ通るんですけど。後の外灯はすべて点いてます。」と言うと「すぐチェックしてみます。」とキビキビした対応。

いつもより少し遅く出発。J先生が夕方8匹に給餌してくれているので安心だ。それでも猫たちは沢山待っていた。9匹だ。タニー、かりん、バニーがいない。

ビッグサムで2,5kg入りのカルカンブレッキーズを480円で特売していたので一昨日、いろいろ取り混ぜて10袋買った。猫たちの気に入るかな?

猫たちのお腹は丸くてやはりそれほどガツガツとは食べない。ゆっくりおっとりと食べる。タニーとかりんは夕方たっぷり貰ったに違いない。

花子が食べている間、背中を撫でてみる。大丈夫だ。ゴロニャン猫になってもらわなくては。ニャーニャー鳴いて甘えるが余り触らせはしなかった。雨の日に背中を拭くとおとなしく拭かせるので、少しづつ撫でてみようと思った。

コロンは甘え猫になっている。今夜もお腹が丸い。ピーチのお腹もすごい。ポオが鼻水を垂らしているというので一応拭いておく。彼は歯が抜けているので食べるときに相当ヨダレを垂らす。鼻水が出ていても風邪を引いているわけではなさそうだ。缶詰の日に抗生物質でも与えておこう。

700grくらい出したカリカリは大分余ったので適当量回収する。一旦去ったピーチがまた戻ってきて食べている。トイレだったようだ。ピーチの目やには相変わらずすごい。拭くと今日はいやがる。立ち去ろうとするので追いかけて可愛がる。つい涙目を拭きたくなる。すると逃げる。

「猫庭園池」へ行き、池の水を飲もうとしているので抱え上げて連れ戻し、水容器の前にピーチを置く。飲まないので水を鼻の頭に付けてみるが「ウー」と不満そうにしている。

そこでまた抱え上げて、たまたまカリカリの前に降ろすと食べ始めた。涙を拭くと「ウー」、そこで撫で回して宥める。そんなことをして遊んでいたら突然庭園灯が消えた。携帯電話で時刻を見るとまだ9時39分ではないか!

仕方がないので闇に目が慣れるのを待って引き上げることにする。ピーチは途中の岩場で寛いでいる。そうそう、「猫庭園」内にいるといいんだよ。

スカイラインのてっぺんの外灯はどうかと思いチェックしに行く。おお!明るくなっている!するとどこかからニャニャニャとか細い声が聞こえる。キョロキョロしていると山の中からタニーが出て来た。盛んに甘える。

タニーにカリカリを与える。と、別の方角からまたニャーニャー鳴く声が聞こえる。ちょっとダミ声に聞こえたので、もしやバニーでは?とスカイラインを下って行くとかりんが出て来た。

タニーは私が遠ざかったので不安になったのか追ってくる。かりんをてっぺんまで誘導し、もう一山カリカリを盛る。しばらく2匹は食べていたが、タニーは空腹ではなく盛んに甘える。かりんはしっかり食べている。タニーは突然かりんを叩く。近ごろのタニーは本当に悪い。かりんも歯を剥き出してタニーを威嚇。それでも食べ続ける。

M浦さんが来れば明るくなっているので喜ぶだろうと2匹を可愛がりながらしばらく待っていたが来ない。電話してみると留守電になっている。

「猫庭園」の方からギャーギャーと猫の争う声が聞こえてきた。しばらくすると争う声はもっと激しくなった。それに興奮したのかタニーがいきなりかりんに跳びかかった。かりんはギャッと言ってすっ飛んで逃げた。タニーを叱り、かりんを探すとじっとしている。タニーも同じ場所でじっとしている。

M浦さんも来そうにないので、帰ることにする。「猫庭園」を左手に見ながらスカイラインを下るが庭園内は真っ暗で何も見えない。猫も1匹も見えない。


2004年11月01日(月) バニー欠席

玄関ドアの外へ出ると住居入り口への階段も踊り場もじっとりと濡れている。道路もたった今雨が上がったばかりのような有様だ。一応傘を持って出かける。

山手へ向う道すがら考えてみたら昼間も相当湿度が高かったから夜に入って一層湿気ているのだろう。

「山手猫階段」もぐっしょり。庭園餌場も湿気ているが新聞紙を敷いてここで給餌する。猫は9匹。バニーとピーチがいない。500grを空けたがあまり食べない。猫たちのお腹は丸い。コロンなど身体は痩せているのにお腹だけが横に張り出している。手術していなければ臨月かと思うほどだ。

でもいいことだ。痩せている子はやはり体力がない。これから冬に向かうのだからしっかり食べて脂肪をつけて元気に冬を乗り切ってもらいたい。

階段では花子を見たのに来ていないなあ、と思っていたら大分経ってからやって来た。花子も大して食べずに行ってしまった。

ワカメは早々に食べるのを止めて私の傍で蹲っている。コロンは母親のワカメに寄り添って寛いでいる。するとタニーがまたコロンを攻撃した。コロンを庇い、タニーを叱る。

ポオやトニーがワカメの後ろを通るので嫌がったワカメは「猫庭園」に入ってしまった。コロンは水をたくさん飲んでいる。

雨天餌場に置いてきた水容器を取りに行こうとすると、茶々が何かを咥えてボイラー室上の斜面から降りて来た。トラックの下に入り、食べようとしている。細い骨のようなものが見える。もしかして鶏の骨?取り上げてよく見るとやっぱり!フライドチキンか?しかも身は全くなくて見事に骨だけ。困るなあ。鶏の骨は腸に刺さるのに。

ボイラー室の上は煌々と灯りが点いている。その辺りから茶々は出て来た。部室のようだが、ドアも開いているので、誰かが夜食のフライドチキンの骨を茶々に与えた可能性もあると思い、尋ねてみることにした。

階段を上りドアの中に入るとそこは空手部の部室のようだ。灯りは全部点いているのに誰もいない。この部屋から茶々に骨を上げたとは考え難い。「たのもう!」と声を掛けるのは止めて階段を降りる。ハイシローが階段の下で私を待っていた。

すると「山手猫階段」の上の方で行儀の悪い通行人がフライドチキンを食べ散らかして骨をポイ捨てした可能性もある。

M浦さんに電話して彼女が来る時に階段に鶏の骨などが落ちていないかよく見てくれるように頼む。落ちていれば回収しないと。只、てっぺんの外灯が3灯も切れており真っ暗で見えないという。

もう3ヶ月くらい前から切れているらしいのだが、毎夜そこを通るM浦さんは何故か学院に電話するのがイヤだと言う。そんなに恥ずかしがりやでもないのに・・・そこで、複数人が訴えた方がよかろうと思い、私も電話してみるが一番困っているはずのM浦さんも電話してみてほしいと言うと相変わらず渋っている。ハテ?何故だろう?全く不思議だ。

あ、ピーチがやって来た。4日ぶりだから嬉しい。ピーチのお腹も真ん丸で少々カリカリを食べるのみ。可愛がりながら目やにを取る。目薬を持っているが、効果はないだろう。ゲンキには手を変え品を変えいろんな目薬を試したが遂に右目の目やにを追放することは出来なかった。タニーも然り。

ピーチに構っていると本館の方からハイヒールのような足音が高らかに響いてきた。パンツ姿の女性2人か男女かはよく分からないが長身の若者2人が通過して行った。女性は金髪(染め?)だった。

今夜のピーチは目やに取りを嫌がらない。目の前に転がって甘える。ピーチを膝の上に乗せてみる。さすが元家猫、じっとしている。膝から大幅にはみ出しているし重たい。が、できるだけ身体をちんまりさせて神妙に乗っかっている。可愛いなあ。

他の猫たちは?と辺りを見渡すと「猫庭園」池にトニー、水飲み場にコロン、その後ろの植え込み近くにポオ、坂道にハイシロー、本館前庭園に茶々らしき猫が見える。

茶々かどうか確かめたくて傍まで行ってみる。やっぱり茶々だった。振り向くとピーチとポオがこちらに向っている。猫たちは本当に野次馬だ。

坂道の道路の真ん中でピーチがひっくり返っている。ポオも歩道の端っこでひっくり返る。餌場に戻り片付ける。ゲンキが戻ってきてカリカリを食べ始める。

置いておいただけの給餌バッグがじっとりと濡れている。夜露が降りたという感じだ。こんなことは初めてだ。湿度80%以上なのか。


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