つれづれ日記
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2004年09月30日(木) コロン、バニー欠席。ピーチ出席。

台風一過、風はまだ強いものの早朝から抜けるような青空が広がった。空気も乾燥している。山の中や庭園、植え込みなどの中もよく乾いたと思う。

山手へ行くと、山の石垣のところにハイシローが丸くなっている。声を掛けるとニャーニャー鳴きながら出て来た。正門側の石垣上の植え込みはきれいに刈り取られている。よくここからコロンが出て来たのに、これでは全く隠れるところがない。

昨日の暴風雨で階段には落ち葉と土砂がいっぱい。早々に庭園餌場に行く。猫の数は8匹。コロン、花子、バニー、ピーチがいない。

水容器のひとつにはまたモワモワしたものが沢山入っている。その容器は捨てることにした。

花子がやってきたので下段にカリカリを盛るとかりんも下段に来る。食べた後かりんは珍しく水を沢山飲んでいる。今日は空気が乾燥していたので水場は大賑わいだ。

石段に座った私の周りにタニー、ポオ、トニー、ワカメが集まってじっとしている。茶々も横にいたがいつの間にかいなくなった。

私も無言で座っていたら、1匹去り、2匹去り、ポオとワカメだけになった。するとワカメが全く珍しく水場に行き、時間をかけて飲んでいる。

私も帰ることにする。踊り場に猫の姿が見える。どうやらピーチのようだ。私を見て甘えて鳴いている。門扉の前を手ボウキで掃いてカリカリを盛る。

するとゲンキがすっ飛んできた。ゲンキのために1段下にまたカリカリを盛る。あら!花子もやってきた。もう1段下に花子のカリカリの山を作る。

ゲンキのカリカリはピーチに横取りされている。ゲンキは大きくて強そうなピーチに憧れているらしく、ピーチの顔を舐めてお世辞を使っている。

3匹を置いて立ち去ると、猫たちはじーっとこちらを見ている。花子はいじわるされたのか階段を降りて来た。歩道の上でひっくり返っている花子を呼び、石垣の上で一掴みだけカリカリを与える。

ピーチは「プリンス猫階段」とかけもちしつつ、8月半ばからほぼ毎日山手に現れてすっかり山手猫化しているので明日10月1日からはわざわざ「ピーチ出席」と書かないことにする。出席が当然な山手猫の一員となったということだ。

然し、キジーはこのところ姿を見せないなあ。彼は工房とパンダの餌場、山手に出没しているが、山手ではピーチ出現以来、大きさで負けているのですっかり分が悪くなってしまっている。


2004年09月29日(水) コロン、ハイシロー、バニー欠席。ピーチ出席。ラック目撃。

またまた台風が接近している。夕方の降りはものすごく今夜の餌やりをほぼ諦めていた。平日なので昼間に給餌されていると思うが、昼間出て来ない猫たちもいるだろうからちょっと心配だ。

大分経ってからふと窓の外を覗くと雨が止んでいる!今のうちに行ってこよう!慌てて支度して家を飛び出す。霧雨が降っている。歩いている途中で降りがひどくなった。

山手へ渡るとすぐに花子がニャーニャー鳴きながら出て来た。他の猫たちも飛び出してくる。庭園餌場を通り抜け雨天餌場へ。猫たちの歩みは遅い。トニーが真っ先に飛び込む。

新聞紙を3枚敷きカリカリの山を沢山作る。猫たちは8匹。ポオ、ゲンキ、茶々、花子、かりん、トニー、タニー、ピーチだ。ワカメ、コロン、ハイシロー母子3匹はいない。きっと昼間にたっぷり貰ったに違いない。バニーもいない。

食べている猫たちの背中をミニタオルで拭いていると白い車が坂道を上って来た。雨天餌場の前までくると餌場の様子がライトで浮かび上がり、運転者は多分びっくりしたのだろう。最徐行して通過して行った。

雨脚は強くなったり弱くなったり。花子はそこそこ満腹になったらしく一旦外に出て雨水を飲んでいる。中に水容器があるのに。雨が続くと水容器を置いておくのだが、容器の中に蜘蛛の死骸を入れるという悪事を働く輩がいる。今日で2度目だ。

水を飲んでいる花子の背後にピーチが忍び寄る。「ピーチ!ダメ!」と叫ぶが時既に遅し。2匹は「猫庭園」の中に走り去った。

しばらくしてピーチだけが戻って来た。カリカリを食べているかりんのところへ来て鼻を突き合わせている。かりんが怯えるといけないので身体を押さえておく。そうすると守られているという安心感から強気になっている。

濡れたピーチの身体を拭いているとまたさっきの白い車がやって来た。はいはい、まだおりますよ。雨の日の給餌場所はここです。よろしくね。とライトで照らされながら心の中で呟く。

一旦外へ出ていたトニーがまた戻って来た。階段下の斜めのスペースで雨宿りしている。撫でようとすると逃げる素振りをする?!変なトニー!?放っておいたら自分からやって来て甘える。へ〜んなトニー。

さっきまで甘えていたタニーもいつの間にかいなくなっている。

かりんから手を離して新聞紙を片付けている間に、外はかなりの降りなのにかりんは出て行ってしまった。

ん?庭園餌場の方からワカメがやって来た。が、雨天餌場にぞろり勢ぞろいしているオス猫たちを見て立ち止っている。ボイラー室側に回って呼ぶと喜んで飛び込んで来ようとする。が、茶々が飛び出してきてワカメを追う。ワカメは一目散に「猫庭園」の中に逃げ込んだ。

ワカメのお腹はかなり膨らんでいたから空腹ではないはずだ。しばらく甘えたくてやって来るのにこのところ、茶々やゲンキに意地悪されている。以前のワカメならオス猫など脅威でも何でもなかったのに、11歳を超えてさすがに少し弱ってきたのかもしれない。

数少なくなってしまったメス猫たちの居場所が増々狭くなっている。かわいそうに。最も弱かったさくらは一体どこへ行ってしまったのだろうか?

残ったカリカリは少しだが、残しておく。ポオ、ゲンキ、茶々、トニー、ピーチの5匹が雨宿りしている。これからもっともっと降ってくるかもしれないからここで朝までいるといいのに。危険はないはずだ。

さて、雨も殆ど上がっている。今のうちに退散しよう。いつものようにゲンキが付いて来たが正門の外までは来ない。よしよし。

「山手猫階段」を見上げると、踊り場に黒っぽいシルエットが見える。キジーかなあと凝視すると、尻尾の縞々や顔の模様から、小さく見えるがどうやらアライグマのラックらしい。階段を上がりかけると門扉側に数歩逃げる。更に上がるともっと逃げるので上がるのは止めた。

猫くらいに小さく見えたのは被毛が濡れて張り付いているからか?チョコチョコと4本脚を使って歩かずに前足2本を揃えて跳ぶような歩き方をしていたのが気になる。後ろ足を引き摺っていたのか?

先日の堂々たる振る舞いから、飼われていたのが捨てられたのだと思う。1月7日にフェンスを伝って降りて来た時にも最初はキジーが来たのかと思ってしまった。あの時も私を恐れたりはしなかったが、猫たちに威嚇されて「猫庭園」内に逃げ込んだのだった。

それが今夜は逃げる素振りをするし、後ろ脚も変だ。懐っこいのが仇となって虐待されたか、犬でもけしかけられたのかなあ?悲劇が多いのでついつい悪い方へ想像が働いてしまう。

庭園餌場まで行ったとしても残りのカリカリにありつけるだろうか?1匹しかいないし、ここでむやみに増えるというようなことはなく多分餓死したりして1代限りの生を終えるのだろう。春ごろに複数回見たタヌキたちはもう生きてはいないのではないか。

ちょっと悲しい気になって家路につく。




2004年09月28日(火) かりん欠席。ピーチ出席。

今夜も遅くなった。山手への道路を渡るとピーチがこちら側へやって来た。山手で待ちくたびれてPハイツに戻ろうとしていたようだ。

「山手猫階段」を見上げると猫たちがいっぱい出て来た。庭園餌場に行き、簡単に掃除をして新聞紙2枚を敷く。カリカリの山を沢山作っておく。花子が入れずにウロウロしているので、上段カリカリの山を作るとハイシローが来て横取りする。反対側にもう一山作る。

水容器がひとつ無くなっているので補充する。ワカメは何故か雨天餌場には入らなくなってしまったが、ここでは平気だ。盛んに甘える。コロンとタニーの目やにを取る。ポオは目やにを出していないが鼻水が少し出るようだ。拭いておく。

花子が餌場に降りて食べ始めた。しばらくしてピーチが振り向いて花子を見た。途端に花子は逃げ去った。ピーチもある程度食べると行ってしまった。

ピーチはPハイツへ行ってしまったのだろう。花子が戻ってきて食べている。

タニーが上段で食べているとバニーがやって来た。タニーは喜んで甘えかかるがバニーは冷たいもんだ。肩すかしを食わせてカリカリの山へまっしぐら。突然ゲンキがバニーに襲い掛かる。驚いていじけているバニーをカリカリのところへ運ぶ。いつもバニーはここでは少ししか食べずにすぐにいなくなってしまう。

そしてM浦さんが来るのを待って北門へ回るのだ。北門ではチビトラがバニーを嫌っている。チビトラは人間にはあんなに甘えるのに猫に対しては難しいようだ。それとも体力的に弱い女の子なのでオス猫が嫌いなだけかな。

トニーもいつまでも食べて甘えていたがいつの間にかいなくなった。さっきコロンはトニーに寄り添っていた。トニーは優しい猫だが、ハイシローやゲンキがしつこく攻撃するのでそれに対しては果敢に反撃するようになった。

コロンは水を飲んでから植え込みの中にうずくまっている。近くに茶々。私の遙か後方にゲンキが座っている。ハイシローもその辺りにいる。

ポオは私のそばでウロウロ。タニーだけがいつまでも食べている。ワカメは私の横にいる。背後のゲンキがこちらに来ようとしただけでワカメが唸っている。ゲンキは怯んでそれ以上近寄ろうとしない。

が、今度は茶々がワカメに近付いてきた。ふと見るとワカメはいち早く退散してしまっていない。茶々はちゃっかりワカメのいた場所でくつろぎ私に甘える。顔を撫でながら茶々に気取られぬように左目の目やにを拭っておく。

タニーも食べ終えて脇の岩の上にいる。餌場にはポオ、ゲンキ、ハイシロー、茶々が残った。「また明日!」と声を掛けてお終いにする。

かりんは来なかったが、フォレストヒルズの敷地内にいることが多いらしくM浦さんが通りかかると出てきて給餌されているらしい。「山手猫階段」のてっぺんの外灯が切れていて真っ暗になっているという。なのであの場所ではもう給餌できないのだとか。学院に言って蛍光灯を取り替えてもらうようにしないと。


2004年09月27日(月) 全員集合+ピーチ出席。M浦家訪問

今夜も大分遅くなってしまった。今日も1日中雨が降ったり止んだりしている。家を出た時には止んでいたが地面が相当濡れているので、庭園餌場を通って雨天餌場へ行く。ゾロゾロと従いて来る猫の数を数えると12匹。全員集合+ピーチだ。

雨天餌場前の坂道へ出たところで、声がする。見上げると「山手猫階段」の途中にM浦さんらしき人影が見える。雨天餌場へ来るようにと声をかける。

新聞紙を3枚敷き、猫たちに給餌。ワカメは入ってこないのでM浦さんが外で給餌する。「山手猫階段」下で出迎えてくれた花子も見当たらない。外のどこかにいるだろうから後で給餌しよう。

持参したミニタオルで背中の濡れている猫たちを拭く。雨自体は止んでいるので濡れているのは茶々とポオくらい。でも猫たちはタオルマッサージが大好きだ。ピーチも咽喉を鳴らして目を細めている。

M浦さんのいつもの給餌時間にはピーチはいないことが多いらしい。その大きさに彼女は驚いていた。タニーの倍くらいある。

そうこうしているうちに花子がやって来た。花子には別トレイでM浦さんがカリカリを与えるがいつの間にかハイシローに横取りされて花子はいなくなっている。

雨天餌場に余ったカリカリの山を作っておく。後で花子など、食べそびれた猫たちが来るだろう。

M浦さんと二人でいると猫たちは庇護者が増えて嬉しいようだ。最近ビクビクしているかりんなども安心している。

雨天餌場を引き上げ、パンダのところに行く。屋根の上にいたパンダはすぐに降りて来てカリカリを夢中になって食べる。いつも出てくるキジーは何故か今夜は来ない。従いてきたゲンキがその辺で遊んでいる。

職員寮横に建設中の新校舎も足場が組まれ大分出来上がりつつあるようだ。
正門前まで戻ると、トニー、ゲンキ、ハイシロー、コロン、ピーチがいる。

大きなイチョウの木から銀杏の実が落ちてきた。M浦さんは喜んで拾い集める。マグライトで照らしながら集めるのを手伝う。すると変な匂いが指に付く。ハハーン、これが銀杏の臭い匂いというやつか。

最近は滅多にM浦さんに会わないので、誘われて集金かたがたM浦家に行くことにする。北門近くまで来ると縁石にスリスリしているらしい黒っぽい塊りが見える。近寄るとチビトラだった。カリカリを食べる姿をデジカメに収めておく。クロチは、最近見ていないそうだが、脚も悪くなりめっきり弱っているという。

バニーが付いて来ていたが、北門の外には出ないとM浦さんが言う。が、然し、M浦家に近付いたところで猫の鳴き声が聞こえる。振り向くとバニーが鳴きながら駆け寄ってくる。北門の内側まで誘導し、そこでカリカリを与えておいて食べている隙に立ち去る。

M浦家では、人が来るとフク以外の猫たちは一斉に隠れてしまう。そーっと入ると、リビングにいたフクとナナがこちらを見ている。もう1歳を過ぎたナナは大きくなった。やはり和室の押入れに3匹(ミュウ、こもも、ナナ)はいち早く隠れた模様だ。

しばらくして息子さんが帰ってきて、おもちゃでこももをおびき出す。すると、押入れの中から盛んにナナが鳴く。餌でおびき出されてナナも出て来た。仔猫時代と変わらない可愛らしさだ。こもももナナも小さい。3kgくらいのものだろう。

帰りに4号棟辺りまでM浦さんが送ってくれたがLマンション内を通るとニャン太の無念を思わないわけにはいかない。ニャン太の眠る墓所の前を通り家路につく。その近くの桜の木の根方にこの6月、19歳で大往生した毛玉も眠っている。


2004年09月26日(日) 全員集合+ピーチ出席

今日は1日中霧雨が降ったり止んだり。山手に向う時も、傘を差すほどでもないが、差さないと何となく濡れた感じになる。

道路を渡った途端、山の中から鳴き声がして花子が出て来た。花子を連れて「山手猫階段」へ。忽ち沢山の猫が出てくる。庭園内に入り、雨天餌場に行くことにする。途中で降ってきたら目も当てられない。

雨天餌場の前の道路にはピーチが悠然と寝そべっている。猫たちは殆ど全員集まったのに、ワカメだけはやっぱり雨天餌場には来ない。姿は見えないが近いところにいるのだろう。

新聞紙を3枚敷いてカリカリの山を沢山作る。今日は雨模様だったので猫たち、餌がもらえていなかったのかよく食べる。ここでは700grくらい出す。

甘え猫が多いが、コロンとタニーを撫でていることにする。トニー、茶々、ポオ、ピーチも撫でて欲しがるが手が2本しかないのが残念だ。ピーチの左目をさっと拭く。絶えず涙が出ているようだ。

ピーチは隅に立てかけておいた私の傘で遊ぼうとしている。傘が大きな音を立てて倒れると驚いた猫たちは一斉に外に飛び出した。

呼び戻すとぼつぼつ戻ってきたが、ゲンキとトニーが坂道でにらみ合っている。にらみ合ったまま時間が経ちそのうちに2匹とも飽きて雨天餌場に戻って来た。

新聞紙を片付け、残ったカリカリを山にしておく。一昨日、放置されていた割り箸が今日もまだそのままだ。見た目に汚いので拾って持ち帰り捨てることにする。

坂道を下っていると本館前庭園からワカメが出て来た。その場所でワカメにカリカリを与えるとハイシローたちが早速群がる。ハイシローとワカメは母子だから仲良く食べている。トニーとゲンキが従いて来ている。

私の姿を見つけてピーチが「猫庭園」から出てきて追ってきた。ピーチが走ると子分みたいなゲンキもその後を走る。トニーは正門から外へは出ず、ピーチとゲンキは正門前まで。


2004年09月25日(土) かりん、花子欠席。ピーチも欠席。

今夜はまたものすごく遅くなってしまった。雨は止んでいるが地面は濡れているし空模様も怪しい。到着すると「山手猫階段」にいた猫たちに大歓迎された。

雨がまた降り始めないうちにと、焦って庭園餌場に行く。回りの草は濡れているが敷石はほぼ乾いている。通路の両側に雑草がはみ出して生えている。ここ2日でずい分伸びるものだなあ、とちょっと不審に思ったが深くは考えず猫たちにカリカリを与える。

ゲンキは上段にいてこっちに来ない。水を替えようとして辺りを見渡すと、水容器が遙か彼方にある?!何と、いつもの餌場より1段下の段を使っていたのだ。道理でゲンキが来ないはずだ。

水を替え、いつもの石段に座っているとタニーとワカメが傍にやってきた。そこでもカリカリを与えることにする。

どこかから猫の鳴き声が聞こえる。何度もはっきり聞こえるので見に行くことに。坂道を降り学院内の主道路に出てキョロキョロするが、もう鳴き声は聞こえない。バニーとゲンキが傍に来ている。

いきなりゲンキがバニーに襲い掛かった。2匹はもつれながら植え込みの中になだれ込んでいった。ゲンキには困ったものだ。

餌場に戻ろうとすると様子を見に来ていたタニーが早速私の傍に来る。タニーは一緒に食べていたコロンをパンチした。弱いので猫たちはみな敵に見えるのか。頼みのバニーはちっともタニーを構ってくれないし。

コロンの目やにを取ろうとすると嫌がって逃げようとする。捕まえて爪でさっと取り、放すが逃げない。

ワカメは私の傍に来ずに脇でお尻を向けていたが、そのうちにいなくなってしまった。コロンは水容器の近くの岩の上に移動する。タニーはその辺りでヒックヒックと戻しそうな気配だったが治まった。

猫たちはまだ6匹も残っているが、家での後の予定があるのでお終いにする。ピーチはいなかったがどうしたのだろうか?


2004年09月24日(金) コロン、花子、かりん、バニー、ハイシロー欠席。ピーチ出席

外へ出ると雨は止んでいる。そのままもう降らなければいいが、と願いつつ山手へ。踊り場に2匹のシルエットが見える。他の猫たちも出て来た。タニーもフェンスのところで盛んに鳴いている。

餌場はかなり乾いている。新聞紙を2枚敷いているところへ雨がパラパラ降ってきた。慌てて新聞紙を持って雨天餌場へ移動する。

猫たちは呆然としていたが、ノロノロと追ってきた。ワカメは雨天餌場に入ろうとせず、坂道の縁石で待機している。いくら呼んでも来ようとはせず、雨が強くなってきたのでいなくなってしまった。

結局、来たのはポオ、ゲンキ、茶々、トニー、タニー、ピーチの6匹。新聞紙2枚を敷き、カリカリを与える。タニーは私が背中に手を置いているとピーチの隣でも食べている。

タオルを持参していなかったが、手持ちのティッシュで猫たちの背中を拭く。何故か猫たちは拭かれるのが大好きだ。ピーチもとても喜んでいる。左目は何度拭っても粘り気のある涙が出る。目を拭かれるのはイヤなようでフニャーオと情けない声を出している。が、ピーチは超甘ったれだ。

ゴキブリが出て来たので追い回して踏んづける。新聞紙を片付けゴキブリも新聞紙の中に包む。

タニーが立ち去ろうとして振り向き、運悪くピーチと目が合ってしまった。ピーチは「ん?タニーはここから出るのか、じゃあ追いかけっこでもしようっと!」とタニーに狙いを定めている。

そうはさせじとピーチを押さえる。タニーが逃げ去るとネズミを追いかけるかのようにピーチがグイっと飛び出そうとする。必死で押さえる私。しばらくもがいていたが諦めたようだ。

小さいゴキブリが外から雨天餌場に上がってきた。また追い回して踏んづけようとするのだが、小さいので目地に隠れたりして巧みに逃げ回っている。ドスン!と足踏みすると猫たちは驚いて飛び出してしまった。

やっと小ゴキブリをやっつけて見回すとポオだけが何事もなかったかのようにカリカリを食べ続けている。ゲンキと茶々はボイラー室前の方へ移動している。

トニーは目の前に駐車しているトラックの下に入ったらしく、その前でピーチが威嚇している。

さて、お終いにしよう。外へ出ると結構降っている。ピーチは車の下に入り、トニーは出て来た。ゲンキが私の後を追ってきた。途中、ニャーニャーと呼ぶ声がする。探すと庭園内の木の下にワカメがいる。するとゲンキがワカメに向って突進する。2匹とも庭園内に走りこんでしまった。

ワカメはどうして雨天餌場に入ってこなかったのだろうか?

正門へ向っているとゲンキがまた追ってきた。振り向くと、呼ばれていると勘違いしてすっ飛んでくる。濡れるのにィ。

「山手猫階段」下の石垣などにハイシローや花子、かりんがいるかな、と思ったが誰もいない。今はかなり降っているし、止んでいたときに給餌されたものと思う。


2004年09月23日(木) かりん欠席。ピーチ、キジー出席

山手に行こうとしたら急に偏頭痛に見舞われた。鼻の右側と右目の奥がズキンズキンと痛む。吐き気もする。が、バファリンを飲んで頑張って出かける。

山手に近付くと山側の植え込みの中に茶白猫がいる。覗き込むと茶々だった。うんともすんとも言わない。「山手猫階段」へ回ると階段にはポオのみ、と思ったら両側や上から沢山出て来た。

みんなで餌場に行きカリカリのお食事。キジーも出てきて鳴いている。するとピーチが威嚇する。キジーには上段で給餌する。バニーなどが横取りするので更に奥に一山作る。ピーチが大きくなって登場して以来、威張っていたキジーも形無しだ。

キジーは私が何とか彼に食べさせようとしていることが分かっているようだ。○年がかりという長いスパンで焦らず気長に懐かせよう。

かりんのみ欠席で12匹が集まった。今日は水容器ごと取り替えたがポオしか水を飲まない。

ピーチがウロウロすると猫たちが軽く緊張する。弱いタニーとコロンを庇って食べさせる。甘えていたトニーはいつの間にかいなくなっている。タニーは、ピーチ、ゲンキ、ポオに対して威嚇する。苛められているのだな。かわいそうに。

ワカメは私の傍にぴったり張り付く。コロンは水飲み場傍の岩の上に移動。タニーは脇の植え込み内でこちらに背を向けている。すると後ろからゲンキがにじり寄る。「タニー!」と注意を促したが時既に遅し、ゲンキがタニーに飛び掛ったらしくギャーッという声が。そしてタニーは昨日のように木によじ登ったらしい。

見に行くと、ハウス2号の屋根の上にドサッと音を立ててゲンキが落ちてきた。その木を見上げると高いところの枝の上にタニーらしい猫がいる。呼んでも返事をしない。そのうち安全を確かめてから降りてくるだろう。

餌場に戻りしばらくワカメを可愛がる。5月から行方不明になっているさくらは、いつも「山手猫階段」てっぺんの桜の木の上でM浦さんを待っていた。

ラッキーはゲンキに追われてよく木の上に登っていたがそのうち、山手の餌場に現れなくなってしまった。もう2年以上になる。

タニーも毎夜、木登りを余儀なくされていればいつかさくらのようにどこかへ行ってしまうのではないかと心配だ。それでなくともタニーは去年は1ヶ月、今年は1週間消えていたのだから。

今、とても弱い猫はタニーとコロンだ。里子に出すとすればまずこの2匹からだな。安心して山手生活が送れないのではかわいそうだ。

タニーもコロンもとても甘えん坊で可愛い。優秀な家猫になること間違いなし。誰か里親候補はいないものか?

餌場から通路を通りながら振り向くと、木の上のタニーがとてもよく見えた。タニーも私を見て鳴いている。かわいそうに。助けてあげられなくてごめんね。降りては来られるだろうが、毎日追いかけられて死に物狂いで木に駆け上っていると爪が剥がれたりはしないのだろうか?

「山手猫階段」を降りていると角から尻尾が見える。ピーチだろう。ゲンキも私と一緒に階段を下りる。ゲンキはピーチに親近感を抱いているようだ。

私が道路を渡るとしばらくしてピーチも渡る。その後をゲンキが追うと、ピーチはこっち側は自分の縄張りだとでもいうようにゲンキを牽制している模様だ。道路上でそれをやっているのだから私はハラハラする。

やがてピーチだけが追ってきたが、1号棟側に渡ってそれ以上は従いてこようとはしなかった。が、ニャーッと大声で私を呼んでいる。来週あたり、手術に連れて行かなくちゃ。


2004年09月22日(水) 花子、かりん、トニー、バニー欠席。ピーチ出席。

今夜は缶詰の日なのに猫たちの数が少ない。
風が殆どないので久々に新聞紙を敷きまずカリカリを与えておいて、缶詰を開ける。8匹に対し7缶開ける。十分だ。あと2缶残しておいて遅れた猫たちの出現に備えるが欠席猫たちは全然出て来ない。

いつもは食の細いコロンもよく食べた。缶詰を開けるのに追われてまだ水を替えていないのに、コロンが水を飲んでいる。慌ててペットボトルを持って行ってみると水は汚れている。きれいにゆすいで水を入れ替えるとコロンは喜んで飲み始めた。その後、脇の植え込みの中に座っている。

みんなよく食べたが満腹になるとどこかへ行ってしまった。ワカメも空き缶をガチャガチャさせていると植え込みの中に消えた。

タニーもよく食べてお腹が膨らんでいる。しらばく岩の上にいたがどこかへ消えた。ピーチが最後まで残ってよく食べたが彼も植え込みの中に消えた。

ポオもいつの間にかいなくなり、ゲンキもいない。コロンだけが植え込みの中にいる。

荷物をまとめていると、1匹がもう1匹に追われて木の上に駆け上がった。踊り場へ出て階段を上がり様子を見に行くことにした。フェンスの内側にピーチがいる。木の下までくるとか細い鳴き声がする。マグライトを当ててみるとかなり高い枝の上にタニーがしがみついている。

下にはピーチがいるので降りてきてもまた追われてしまうだろう。いつの間にかゲンキがピーチの後ろに来てピーチと同じ格好をして座っている。お前はピーチの家来か?ゲンキ!

ピーチをその場所から離そうと、呼ぶと従いて降りて来た。昨日と同じく階段下で転がっている。

私が道路を渡ってもすぐには従いてこないが、しばらく行って振り向くとピーチが道路を渡ってくるのが見えた。1号棟前の駐車場からは車の出入りがあり、道路脇に駐車している車もある。

ピーチはもうこないだのように私の後をいつまでも従いてくることはなかった。


2004年09月21日(火) トニー欠席。ピーチ出席

午後4時40分ごろ若竹山手を通った。U野さん宅ガレージの中にはアニーとタビーがどっかと座っていた。私を見ても無反応。声をかければニャーニャー鳴いてスリスリするだろうが、無用な刺激を与えたくないのでそのまま通過する。

5時20分ごろ、再びそこを通る。車の上には牛若がいた。こうして餌やりさんを待っているのだ。アニーとタビーは相変わらず私には知らん顔をしている。牛若だけが私の顔をじーっと見る。私のことは分かっていてアニーとタビーはわざと知らん顔をしているな。猫たちは私を見忘れるほどバカじゃない。でもアニーもタビーもここでとても幸せそうにしているので安心だ。

*****

山手に行くと、階段にハイシローとポオ。私を見てゲンキが下から、コロンが石垣の上の植え込みから出て来た。門扉の上には茶々。フェンスの内側の定位置にピーチ。植え込みからワカメが出て来た。

ワカメを先頭に庭園餌場に向う。最初はピーチを入れて7匹だったが、バニーもやって来た。トニーとかりんが来ていない。門扉の上にいた茶々は食べに来ない。

何かの気配を察して猫たちがハウス側の庭園の方を一斉に見る。私も目を凝らしていると白っぽい猫が木から降りてきてそれを茶白猫が追いかけている。白い猫はタニーだろう。茶白は茶々か?

「タニー!」と呼んでいるとタニーが怯えながら出て来た。迎えに行き抱き上げてカリカリの前に降ろすと食べ始めた。

かりんも私の背後から現れた。すぐにはカリカリのところに行かないのでしばらく付き添って食べさせる。

花子がまた出て来たので上段にカリカリの山を作る。

茶々は植え込みから出てきて、私の横で寛いでいるワカメの傍ににじり寄ってきた。左手はタニー、右手はコロンを支えていたので、ワカメを庇うことができなかった一瞬の隙を突いて茶々がワカメをツンツンしたのだろう。

あっという間に2匹が庭園内に駆け去りギャー!フンギャー!と争う声が響き渡る。やじうま猫たちも数匹、声のする方へ駆けつける。猫たちは見えるからいいが、踏み入った私には猫たちがどこにいるのか全く見えない。

蜘蛛の巣にでも顔を突っ込むとイヤなので餌場に戻る。見るとピーチはさっきと同じ下段に寝そべっていて騒ぎには無関心。

餌場から動かなかったタニーとかりんもまた食べ始めた。

ハイシローは私に寄り添って寛ぐ。顔の周りを撫でるとゴロゴロ咽喉を鳴らす。目やにがあるが引っ掻かれそうで取るのは止めた。さっきタニーとゲンキの目だけ拭いておいた。

コロンが戻ってきて植え込みの中に座った。ポオも、ゲンキも戻って来た。茶々も出てきて、今度はゲンキを狙う様子だ。それを見てハイシローが唸っている。

ゲンキが餌場に走りこむのと同時にかりんが庭園内に逃げ込む。かりんは近ごろビクビクしている。かわいそうに。

今夜の茶々は凶暴だ。何なんだろう?

コロンが水を飲み始めるとピーチが傍に行く。警戒したコロンが少し離れる。ピーチを離そうと私が行くとピーチは咎められたと思ったようだ。つまらなくなったのかどこかへ行ってしまった。

タニーも去り、甘えん坊のワカメやコロンも傍にいなくなったので帰ることにする。

踊り場に近付くと茶々が出てきて踊り場の水を飲んでいる。ピーチが正門付近にいるかと思ったがいなかった。


2004年09月20日(月) 花子欠席。ピーチ、キジー出席。

「山手猫階段」にハイシロー、ポオ、茶々がいる。少し上にピーチも。私が近付くと正門側の植え込みから昨日のようにコロンが這い出てきた。タニーとワカメは階段の上から、トニーは踊り場の門扉の上にいる。

みんなで庭園餌場に行く。パリポリ食べる姿はいつもと同じ。水を替えて石段に座る。ピーチがかりんの傍へ来て食べ始めたので怯えたかりんのために上段にカリカリを盛る。

それでもかりんは以前のように長居はせずに適当に食べてさっさと立ち去ってしまう。タニーは以前のように私の傍でいつまでも食べている。

ピーチの目やにを拭くと嫌がって情けない声を出し、植え込みに逃げてしまった。追いかけて行ってナデナデし、ご機嫌を取っておく。

タニー、ポオ、ゲンキの目も拭く。コロンも毎日目やにを付けていることが分かったので取っておく。

コロンは私の靴の上に乗っかっている。ワカメは上段で私の脇に座っている。

バニーはいつもより長く食べていたがやはりどこかに行ってしまった。ピーチは私の背後の敷石の上にゴロリと横になっている。唸り始めたので見ると、その向こうにキジーがいる。「キジー、よしよし。ピーチ、めっ!」をし、カリカリの容器を持ってキジーの傍に行く。

私がキジーを庇ったのが分かったのか、キジーにしては全く珍しく30センチくらいまで近付いても逃げない。カリカリの山を作って私が離れると食べ始めた。

それでは足りなかったのか、キジーは脇の植え込みを通って餌場にやって来た。一番端っこではあるが、私の顔色を伺うことなく食べ始めた。よしよし、早く私に捕獲されるような猫になっておくれ。と思っていたら、それも通じたのかさっさと植え込みに入って立ち去ってしまった。

ピーチは脇の木の下にいた茶々を見つけて軽く唸り声を出している。それに対して茶々は唸り声ではなくニャーゴニャーゴというような鳴き方。多分ピーチが「遊びましょ!」、茶々が「後で!」という感じなのだろう。私も一緒にニャーオニャーオと鳴いて混ぜっ返す。

すると足元にいるコロンが呆れて私の顔を見上げる。

茶々が去るとピーチが後を追って行った。しばらくして猫たちの鳴き声が聞こえてきた。茶々とピーチがじゃれ合っているのだろう。

コロンが私の背後に回って佇んでいるとゲンキが何を思ったかコロンに激しくタックル。軽くて小さいコロンはひとたまりもなく組み伏せられてしまい悲鳴を上げる。私がゲンキを叱りながら立ち上がるより早く母親のワカメが飛び出した。

植え込みに逃げたコロンに別状はない。「コロン、よしよし。ゲンキ、めっ!」だ。ワカメも心配してコロンの傍にいる。憤懣やるかたないようだ。するとその植え込みから兄のハイシローが今頃出て来た。ハイシローにはコロンが妹だから守ってやろうというような気は全くなく、騒ぎを聞きつけて出て来ただけ。

さて、そろそろ帰ろう。餌場に1匹ぽつねんと残っていたポオに「また明日!」をする。

踊り場に出ると茶々がいて階段の下の方にピーチがいる。私が降りていくとゴロンゴロンと床にひっくり返る。相手をせずに道路を渡る。従いて来ていないようにみえたがやっぱり従いてきていた。1号棟前の駐車場で一旦、姿が見えなくなったので追尾を諦めたのかと思ったらどっこい、道路の真ん中を悠然と歩いてくる。

途中で桜井小学校側に渡ってきて私よりも先に4号棟側へ曲がって行く。付いて来てさっと4号棟の芝生に入ったがまた出てきて付いて来る。プレイロットの床でゴロゴロしていたが、ウチの入り口までやって来た。そこでまたひっくり返ってゴロゴロしている。

夫が出て来たら脇の植え込みの中に入った。家の中に入り、窓からその植え込みを覗くと姿はよく見えないが呼ぶとニャーと返事をする。家猫トムにもピーチを見せようと抱っこして外を見せたがどうだろう。トムはピーチに気付いたかな?異変?を察してミーシャもやって来た。

5分くらいしてからまた窓を開け、呼ぶと返事がするようなしないような。

ピーチはもうとっくに立ち去ったと思い込んでいたところ、たった今、外へ出た夫が、「まだ植え込みの中にいた!」と言う。あれから1時間は優に経っている。ピーチは夫の顔を見て去って行ったという。何だかとてもいじらしくて切ない。


2004年09月19日(日) かりん欠席。ピーチ出席。アライグマ現る!

山手への道路を渡るとすぐニャーと鳴く声が聞こえる。花子が出てきて出迎えてくれる。一緒に「山手猫階段」を上がると猫たちが続々と出て来た。

いつものようにワイワイと庭園餌場に集まる。数えるとピーチを入れて11匹。1匹足りないのはかりんだ。しばらくは全員でパリポリ食べているが、最初に食べ終えて去るのは花子だ。そしてバニー。トニーもいつの間にかいなくなる。茶々やゲンキやハイシローは行ったり来たり。

コロンもいつも少ししか食べない。水を飲んでいたがその傍の石の上に座っている。タニーは背中を撫でてあげると安心して結構長時間滞在している。満腹になると脇の植え込みにしばらくいるが、やはりどこかへ行ってしまう。

今夜の目やに取りは、コロン、タニー、ポオ、ゲンキ、茶々に対して行った。茶々は怒りんぼなのでさりげなく取らないと引っ掻かれてしまう。ピーチはどこかへ行ってしまい戻ってこない。

ワカメを可愛がっていて娘のコロンを呼ぶとやって来た。母親のワカメに舐めてもらって幸せそうにしている。時間を見ようとバッグを探って携帯を取り出していると、コロンは警戒して少し離れてしまった。

ん?私が座っている正面、溜め池の方からタヌキのような動物がやって来る。グレーベージュの被毛がフサフサしている。顔は、アニメのアライグマ・ラスカルそっくりで可愛らしい。尻尾は縞々だ。

タヌキではなくアライグマに違いない。鎌倉から横須賀にかけての地域で捨てられたペットが野生化して大繁殖しているとテレビで報じていた。

餌場にたどり着き、我々(私+猫たち)を全く無視して食べ始める。デジカメを取り出し、ストロボをじゃんじゃん焚いて写真を何枚も撮るが全く動じない。まだまだカリカリは沢山残っているが、5分ほどで食べるのを止め、水容器のところに行った。

飲んでいるのかと思ったが、前足を入れてかき混ぜ、澄まして植え込みの中に入ってしまった。アライグマだから手を洗ったのか?

坂道へ回ってみたがもうアライグマはどこにも見当たらない。アライグマはラクーンだから【ラック】と名付けた。また来るだろう。

猫たちは慣れているのかそれとも固まっていたのかラックの出現に対して何の反応も示さなかった。

ハイシローが戻ってきて、またカリカリを食べ始めたが、ラックの居た辺りをクンクン嗅いでいる。ゲンキや茶々、ポオも餌場に戻って食べている。ポオはわざわざラックが手を洗った容器の水を飲んでいる。2個あるのだから別のを飲めばいいのに。

ワカメを可愛がり、カリカリをまとめる。ワカメがまた食べ始めたので腰を上げることにする。もう1時間も滞在した。こちらを見ているワカメ、ポオ、ゲンキに「また明日ね!」と声をかけて立ち去る。可愛い猫たち。

正門前の石垣の上でピーチが狛犬さんをしているかと思ったがいなかった。餌場にいる間、ついさっきまで、うるさいバイクや車の音がしていたから、ピーチも危険を感じて逃げてしまっていたのだろう。それがよろしい。


2004年09月18日(土) 全員集合+ピーチ出席

猫たちはあっという間に11匹全員集合+ピーチ。カリカリもよく食べた。庭園餌場は満員御礼で、ワカメとコロンの母子は割と下段に近い方で食べている。

私が水のペットボトルを出そうとバッグをごそごそ探っていると、ご馳走でも出てくるのかと、花子とトニーが期待に燃えて待っている。残念でした。缶詰はないよ。

すると諦めてまたカリカリのところへ戻った。花子は一番下段に近いところで食べていたがピーチが振り向くと一目散に駆け去った。ピーチが来る前には駆け去ってはしばらくして戻る、を繰り返していたのだが、近ごろは一旦去るともう戻ってこない。

ワカメも私の傍に来ずに踊り場の方へトットコ駆けって行ってしまった。

タニーの目を拭くがきれいだ。よかった!私の傍に来て寛いでいるコロンの目やには目立たないが固くこびりついている。むしる取る。

ピーチは脇の植え込みにいるが2日ばかり目やにを拭いてやっていない。明るいところへ連れ出して拭こうとすると抵抗する。前足を押さえつけてささっと拭くと茶色い液体がティッシュに沢山付く。ゲンキの目やにと同種のものだ。

餌場に散らばったカリカリをまとめているとタニーとコロンが私にまとわりつきながらカリカリを食べる。そこへゲンキがやってきた。タニーは私の庇護があるので強気になってゲンキを威嚇する。ゲンキは「おーこわ!」と怯んで行ってしまった。

目やにを拭こうと坂道で転がっているゲンキのところへ行くと、彼は私の足にタックルし蹴りを入れてくる。タックルしている前足から爪が出て痛い。食べている時でないとダメだな。諦める。

コロンは私の靴の上に乗っかり、食べているタニーのお腹に頭をくっつけて甘えている。タニーはコロンを可愛がる気持など毛頭ないが、邪険にもしない。が、いよいよ十分に食べ終わったのか、脇の植え込みに入ってしまった。それを見てコロンも反対側の岩の上に移動する。

餌場が無人になったのでゲンキが戻ってきて食べる。ゲンキも脇へ退いたので、茶々が〆にまた食べ始める。茶々は私の傍に座っていたり、植え込みに入ったり、近いところをウロウロしている。ポオもその辺にいる。

さて、引き上げよう。ワカメが甘えてこなかったので昨日より滞在時間が短い気がする。時計を見るとそれでも40分くらいは居たことになる。


2004年09月17日(金) 11匹全員集合+キジー、ピーチ出席。

午後3時過ぎ、久々に若竹山手を通ったら、U野さん宅ガレージ前でタビーが若い女性に可愛がられていた。話してみると、タビーが従いてきてしまうので困ってまたここまで連れてきたのだと言う。しばらく話していてアニーのことを言うと「あれですか?」。指差す先を見ればガレージ内の車の屋根の上で伸び切って熟睡しているアニーの姿が!

振り返ると従いてくるので、さっさと立ち去ると途中で諦めるからと私が言うとタビーは分かってもう従いてこようとはしなかった。その女性はPハイツ4号棟の住民だという。あんなに優しく接していたのに「飼えないので・・・」。残念だなあ。

*****

夕方、1号棟のS原夫人が5千円の寄付を持ってきてくれた。S原氏とは去年の12月ごろ、私が「山手猫階段」で給餌しているところへ何度か通りかかり少々言葉を交わしただけの関係だ。「山手ネコロジー」のパンフを渡しておいたら5千円を振り込んでくれていた奇特なお方である。

その後、私は庭園内で給餌するようになった為、勤め帰りのS原氏とお会いすることもなくなったが、4月26日に突然、S原夫人が拙宅にキャットフードと寄付金を持ってみえたのだった。その時偶然にS木さんが拙宅を訪問中だったので、玄関先ではあったがしばらく3人で談話した。我が家の家猫4匹も出てきて愛嬌を振りまいた。

その後、「山手猫階段」でお会いしたことがあったり、今週月曜日には駅前郵便局やバーズ内でお会いした。この時にも偶然、私はS木さんと一緒だった。

S原夫妻はHPをご覧になってはいないのだが実際の山手猫達をよく知っているのでこのように寄付をしてくださるのだろう。有難いことである。

*****

今夜の「ポチたま」はご長寿ペット特集だった。番組冒頭に登場したさいたま市の黒白牛柄のメリーは何と23歳!!!予告の映像が去年18歳で逝ったS木フーちゃんにそっくりだったので、慌ててS木さんに電話して見るように言う。

メリーは仔猫の時、近所の草むらに捨てられていたのを拾われ、幼稚園児だったお嬢さんと一緒に育ったという。お嬢さんの幼稚園の帰り、近くの田舎道まで出て木の上で毎日出迎えたことなど、思い出がいっぱい。人間でいえば100歳をとっくに超えているのでヨボヨボしてはいるが、裏ごししたキャットフードを注射器で口に入れてもらいおいしそうに食べる姿は感動的だ。

このメリーを始め、殆ど寝たきりの高齢犬や幼稚園で大切に飼われている超高齢ポニーなど、どの子もものすごく大事にされている様子に涙してしまった。S木さんも涙滂沱だったにちがいない。

*****

夜、山手に行き庭園餌場で給餌する。猫の数は10匹。かりんがいない。ピーチも来ない。キジーがやって来て少々食べて悠然と植え込みの中に消えて行った。

コロンはいつものようにあまり食べずに私のバッグの傍に座っている。ワカメも同じように座っている。タニー、ゲンキ、ポオの目やにを拭く。コロンが時々私の顔をじーっと見つめる。右目の縁にまだ黒く固い目やにがこびり付いている。しっかり取っておく。

タニーはポオやゲンキが傍に来ても私が背中に手を置いていると安心して食べ続ける。甘えながら食べていたが庭園の中に消えた。

コロンはワカメに甘え切って仔猫に戻ってしまっている。背後からゲンキがツンツンするので、コロンに気付かれないように追いやる。コロンがハッと気付いた時にはもうゲンキはいない。コロンはそのまま眠ってしまった。

近くにいたハイシロー、ゲンキ、ポオたちもいつしか視界から消えている。

ワカメとコロンはずーっとそのままでいたいようだったが、そうもいかない。私がそっとバッグを持って立ち上がると、2匹とも急に放り出されたような顔をして立ち上がる。そしてワカメは脇の植え込みに入り、コロンは途中まで私に従いてきてどうしようか決めかねている。

正門前の石垣角には、ピーチが狛犬さんをしていた。撫でていると上からM浦さんが降りて来た。電話では何度か話したが、会ったのはプリンスのお葬式以来だ。タニーとかりんを連れてきている。ワカメももう山へ戻っていたとか。

M浦さんが若竹山手へ行こうとすると、かりんがフォレストヒルズから出て来たので若竹山手へ行くのは後回しにてまずかりんを山手へ連れてきたのだと言う。かりんはよくフォレストヒルズの敷地内にいるが何故だろう?安全なのかな。などと話していると学院内から白い車が2台出て来た。

我々二人が話しているとどうしても猫達が集まってくる。とっくにいなくなっていたバニーも来た。コロンは踊り場の石垣の奥の草むらの中にいる。

ピーチが逃げるタニーを追って階段を猛スピードで駆け上がっていった。タニーは逃げおおせたようだ。しばらくしてピーチが降りて来た。

我々が話しているとタニーがまた降りてきてピーチに追われる。手足の長いピーチに忽ち追い付かれて排水溝のところに追い詰められ悲鳴を上げている。私が駆けつけるとピーチは細いフェンスの上に飛び乗った。巨体なのになかなか身軽だ。危害を加えられたわけではなく、怯えて大声を出したのだろう。

M浦さんの話では北門側のクロチがしばらく前、後ろ足を引き摺っていたがこのところ姿を見ていないという。主に面倒を見ているのはK下さんなので、多分K下さんに餌をもらってしまったら、その後来るM浦さんの前には現れないのかもしれない。

M浦さんはパンダの水を替えに行くというので、久々に私も同行する。パンダは屋根の上に乗っていたらしく我々の姿を見て下りて来た。M浦さんが水を替えトレイを簡単に洗う。近くで可愛い声で鳴いているのはキジーだ。キジーにもカリカリを与える。

M浦さんが下の畑にさくらやラッキーが出て来ないか見に行こうと言う。マグライトを持参していてよかった。そうでないと真っ暗だ。ゲンキが従いてくる。以前、雨の日や寒い時などパンダたちが出入りしていた農家の納屋は、ベニヤ板の戸が付けられ猫が全く出入り出来なくなっている。

猫の餌やりなどに使ったらしい小さなトレイが数個転がっている。そのうちの2個をすすぎ、M浦さんが水を満たす。

以前、H川さんからの情報で、U田さんという人が2年ほど前からこの辺りの畑道で2匹(含む三毛猫)の猫に給餌しているという。その三毛猫がさくらではないかと一縷の望みを抱いて、U田さんに検証してもらうべくさくらの写真をH川さんに託しておいた。(今日帰宅後、メールチェックをすると、どうやらその三毛猫はさくらではなさそうだ、とのH川さんからのメールが入っていた。残念!)

ごそごそする我々の姿をこの辺を根城にする猫たちが見ていたかもしれないがゲンキがべったり張り付いているのでは出てくるはずもない。諦めて「山手猫階段」に戻る。

これからまだ北門と若竹山手に回るM浦さんと別れて帰宅する。


2004年09月16日(木) バニー欠席。ピーチ出席

山手への道路を渡ったところで花子がニャーと鳴きながら出迎えてくれた。「山手猫階段」には沢山の猫達が待機している。久々にコロンまで出て来た。みんなを連れて庭園内に入る。餌場はどうなっているかと思ったが残り物は早朝、カラスが片付けたらしい。が、アジ缶などちょっと脂っこい魚だったので敷石が濡れたような色になっている。一雨くればきれいになるだろう。

猫達はピーチを入れて11匹。バニーだけがいない。痩せて小さいコロンは相変わらず食が細い。すぐに食べ止めて上段で座っている。

小柄なタニーは、ピーチはもとより、ゲンキ、ポオも苦手らしい。ちょっと離れてしまうので抱き上げてカリカリの前に下ろし、背中を撫でる。保護されていることが分かると安心して食べる。


背後にバイク音がして振り向くと4台が次々と走り去る。若手教員の集団のようだ。最後のバイクから「こんばんわ!」との声が。K山さんかな?私も大きく手を振って応える。以前は徒歩、自転車、バイクが混じっていたが、全員バイクになったようだ。下の4号線までの上り下りは徒歩や自転車ではキツイものね。

猫達は段々といなくなり、数匹になった。ワカメとコロンは並んで座っていたがコロンのみ途中で正門側の植え込みの中に入ってしまった。しばらくしてそこから出て来たのは大きなピーチだった。猫ハウス側の植え込みに猫が潜んでいたらしく、ピーチと唸り合っている。

見に行くとピーチの相手は茶々だった。なあんだ。茶々なら大丈夫だ。また戻ってワカメとポオを後ろ手に撫で続ける。

植え込みに入っていたコロンがまた出てきて石の上に座っている。ゲンキも近くにいる。茶々がやって来てカリカリを食べ、飽きるとワカメのお尻をクンクン。ワカメは嫌がって逃げてしまった。ワカメを可愛がる為に座っていたので、そろそろ帰ることにする。

ピーチ、ゲンキ、タニー、コロン、ポオの目やにを取った。コロンは黒いアイラインが入っているので分からなかったが、指で触ってみると固い大きな目やにがこびり付いていた。爪でむしり取っても嫌がらない。とっても良い子だ。

正門前の石垣の角には狛犬ピーチがいる。顔の周りを撫でると身をよじって喜ぶ。喜びの余り大きな前足を伸ばしてくるが爪が伸びているので危ない。手術の際、ついでに院長に切ってもらおう。ピーチのお腹が大きく膨らんでいる。そうだろう、「プリンス猫階段」と山手の両方で1日に何回もたっぷり食べているのだから。

ゴロゴロ咽喉を鳴らして喜ぶが適当に切り上げる。するとピーチは不満そうにこっちを見ている。

特に付いてくる素振りもなかったので、道路を渡り家路につく。が、1号棟前でふと振り向くとピーチがゆったりした歩調で従いて来ている。が、駐車場から人が出て来たので、ピーチの姿は駐車場内に消えた。

Pハイツ内はピーチのテリトリーだ。全く心配ない。Pハイツ内で捨てられ山手に来ていたプリンスの逝去と時を同じくするように、山手にも居を構え始めたピーチ。まるでプリンス2世だ。

同じく捨てられたとはいえ、ピーチは餌場を2つも持ち、最初からとても可愛がられているのでプリンスよりは恵まれているが。勿論晩年のプリンスがこの上なく恵まれていたことは言うまでもないが。

ピーチはすごく大きいので普通のキャリーには入りきらないのではないかと危惧している。無理やり押し込めるのも可哀相だし。大きな洗濯ネットでもいいが、おとなしく被ってくれるかどうかも分からない。どうするか思案中。


2004年09月15日(水) コロン欠席。ピーチ出席

今夜は缶詰の日だ。山手に行くと正門前、「山手猫階段」の下にバイクが置いてある。階段を見上げるとハイシローとポオが座っていた。私が上がって行くと猫の鳴き声がして集まってくる気配がする。

庭園内に入ると伐採された枝の山は撤去されていた。餌場に行き新聞紙を敷こうとしたが風があり取りやめ。掃除をして缶を開ける。猫達はコロンを除き山手猫10匹とピーチだ。しばらく見なかったかりんも来ている。

10缶開けたが少し残った。満腹になった猫達からさっさと餌場を離れて行く。ワカメはいつものように甘えようと私のバッグに寄り添って座っている。私も座ろうと空き缶入りのポリ袋を退けたりしていると、私が帰り支度をしているものと思い込んだワカメはさっさと植え込みの中に行ってしまった。

呼び戻そうとしたがダメだった。昨日、可愛がってあげることが出来なかったので残念だった。残っている猫は脇の植え込みの中のピーチと、水容器の傍のハイシローだけだ。さて、私も引き上げよう。


2004年09月14日(火) コロン、かりん欠席。ピーチ出席。

昨日と同じく7時45分ごろ出発。正門前に近付くと花子がこちらを見ている。連れて階段を上がろうと上を見ると、M本氏らしき人影が猫たちに囲まれて踊り場に座っている。

少し言葉を交わし、私は庭園内に入る。庭園門扉の内側は切り落とされた枝が山と積まれていて道が無くなっている。仕方がないのでその枝の山の中に踏み込み、踏み越え、やっと通路に出る。

猫たちはついて来ないが餌場をホウキで掃いておく。水を替えようとしていると、若手教員のT山さん、S田さんが坂道を降りてくる。「こんばんわ!」と声を掛けるが、私の姿が植え込みの陰になっている上、餌場には1匹も猫がいないものだから、私の姿が発見されるまでしばしの間があった。それでも気付いてくれて挨拶を返してくれる。

ゲンキがやって来たのでカリカリを与えてみるとよく食べる。次いでピーチがやって来た。そしてトニー、タニー、バニーと間を置いてやって来た。5匹はしばらくパリポリといい音を立てて食べていたが、やがてタニーとゲンキだけになった。

庭園内で猫の悲鳴が聞こえる。きっとピーチがトニーを苛めているというか、遊びで飛びかかったに違いない。

タニーは甘えながらいつまでも食べている。ゲンキは水容器の傍で座っている。かなりの時間が経過し、やっと食べるのを止めたタニーが庭園内に消えていった。時計を見ると8時51分!私が移動するとゲンキも付いてくる。

踊り場に出ようとするとポオがいて「どこに行ってたの?!」とでも言うように駆け寄ってきた。踊り場に出るとハイシロー、茶々、ワカメ、花子も飛び出して来た。そのまま立ち去れない感じだったので、短いホウキで門扉前の2段を掃き、そこにカリカリの山を5個作った。ゲンキは食べないが他の5匹は食べている。

正門前の石垣の上には狛犬ポーズのピーチがいる。通りすがりのおじさんがピーチを構っている。猫いっぱいのこっちを見るので「こんばんわ!」と声を掛けておくが反応がない。おじさんは挨拶がお嫌いなようだ。

工房への道を2人の男性が上がっていく。

狛犬スタイルのピーチを撫でようとするといつもと違って警戒している。さっきのおじさんは可愛がってくれたのではなかったのかな?

階段の途中に黒い塊りが見える。戻ってよく見るとワカメが何だかいじけた様子で床にへばりついている。石垣の上に乗せようと抱え上げるとゲンキが寄ってきた。これではまずい。

1時間前、ワカメはここから茶々に追われて山を垂直に駆け上がって逃げたのだが、今度はゲンキに追われて山を駆け上がって行った。ワカメはもう11歳を超えているのだからこんな風にいつまで走り回れるだろうか?2年くらい前までのワカメは強くてゲンキなど叱り飛ばしていたのに・・・

道路を渡るとすれ違いに荷台に箱を積んだピザ屋のようなバイクが2台、正門に向っていった。ピザ屋だったら2台も行かないだろうになあ、などと考えながら歩いていると、その2台が私の横を走り抜けて行った。荷台の箱には「栄警察署」と書いてあった。

何だろう、また不審者が逃亡中なのか?先々週あたりだったか、雨天餌場にいたら不鮮明なマイクの声が風に乗って聞こえてきた。「・・・泥棒がうろついています・・・」栄警察のパトカーだったのかなあ?

とにかく物騒な世の中になったもんだ。気を付けると言ったって、夜にならないと出て来ない猫達もいるので餌やりをやめるわけにはいかないし。


2004年09月13日(月) コロン、かりん欠席。キジー、ピーチ出席。

午後7時45分出発。「山手猫階段」には沢山の猫たちがいた。私の顔を見てもニャーニャー騒がない。踊り場付近にはカリカリが数粒残っていたからM本氏が既に給餌したのだろう。

それでも庭園餌場にみんなやって来てそれなりに食べる。昨日と同じくコロン、かりんが欠席でピーチがいる。ピーチは既に「プリンス猫階段」で食べ、踊り場で食べ、庭園餌場で食べ、となるとさすがに沢山は食べない。早々に終って近くで寛いでいる。

庭園の猫ハウス側に大きなスチール製の植木梯子が何台も置いてある。これ以上剪定するのだろうか?庭園が「山手猫階段」から丸見えになってしまう。

水も替え、ふと背後を振り向くと、植え込みの陰になっているところに黒っぽい猫が横になっている。キジーかなあ?しばらくそうしていたが、庭園餌場の下段に回った。やっぱりキジーだった。

キジーの為に下段にカリカリの山を作るとハイシローが横取りする。そうこうしているうちにハイシローは水を飲みに行き、キジーはやっと餌にありつくことが出来た。が、適当に食べてさっさと行ってしまった。ピーチが上段で餌を食べていたが、お互いに無関心。やっとお互いの存在を普通のことと認めたようだ。

ピーチは梯子の方へ行ったり来たり。タニーも物珍しそうに出たり入ったりしていたがそのうち2匹ともいなくなってしまった。

最後まで残ったのは甘えん坊のワカメとポオ、ゲンキ、茶々。ワカメはゲンキが近付くとすごく怒る。

背後で大きな靴音がする。振り向くと若手教員のK山さん(だったかな)が一人で元気よく坂道を下ってくる。私が振り向くと同時に「こんばんわ!」と明るい声を掛けてくれる。感じの良い方だ。

ワカメとポオを撫で続けていたがきりがないのでお終いにする。それでも50分くらいは滞在した。ワカメが再び食べ始めたのを潮に立ち上がる。


2004年09月12日(日) コロン、かりん欠席。ピーチ出席

第2土曜日の昨夜は菊名まで出向かなければならず、M浦さんに早めの給餌をお願いしておいた。

S内さんも風邪を引き発熱しているようだが、私の体調もすこぶる悪い。熱は夕方37,4度。微熱だが、熱に弱い人はこのくらいでもフーフー言うだろう。

午後7時40分出発。「山手猫階段」に行くと茶々とポオが踊り場に座っていた。私の姿を見ると脇の植え込みからわらわらと猫たちが飛び出してくる。

庭園餌場へ行き、掃除をしてからカリカリを盛る。山手猫はコロン、かりんを除く9匹。それにピーチが来ている。みんな空腹だったとみえ喧嘩もせずモリモリ食べる。たっぷり持参しているのでいくら食べても大丈夫。ピーチの目やにをしっかりと拭く。タニーも。

コロンは朝もらっているし少食だからいいが、かりんはどうして来ないのだろう?メス猫たちが段々離れていくのが寂しい。

水を入れ替える。容器がひとつ新しくなっている。M浦さんが取り替えたのだな。

みんなが十分に食べ終わった頃、口笛の音がして猫たちが数匹踊り場の方へ駆けて行った。M本氏が来たようだ。もう8時はとっくに過ぎているだろう。夕食後の散歩がてらかな。それにしても微かに聞こえる口笛の音ですっ飛んで行くとは、猫達さすがに耳がいい。餌やりさんの立てる音でなければ決して行かないはずだ。

M本氏が猫達に話しかけているのだろう、何やら話し声が聞こえる。残っていたポオもやっと気配を察して踊り場の方へ向った。庭園餌場から踊り場は全く見えない。

ワカメはいつも通り私の傍に張り付いて甘えている。残ったカリカリをまとめていると傍にくっついてちょこちょことカリカリを食べる。

石段に腰を下ろすとべったりと張り付いて座る。撫でるとゴロゴロ咽喉を鳴らし喜ぶ。ワカメも11歳を超えた。そろそろ家猫になりたいのだろうなあ。かなりの時間をワカメと2人きりで過ごす。

茶々が戻ってきて水を飲み、またどこかへ行ってしまった。次いでゲンキが私の背後から戻って来た。そしてどこかへ。ポオが踊り場から戻ってきて少し甘えていたが、背後の坂道に座る。

家猫でも1日に1時間もは相手をしない。今日、ワカメに構っている時間の方がずーっと長い。時計を見ると早や8時40分。そろそろ腰を上げよう。ワカメは不満げだが、「また明日ね!」と言って立ち去る。

踊り場にはもう誰もいないが、カリカリを6箇所においてあったことが分かる。もうすぐM浦さんがそこへ来るのでそのままにしておく。

桜井小学校に差し掛かりふと敷地内を見ると、体育館の入り口前をピーチが悠然と歩いている。私も西に向って歩くがピーチも学校の前庭をゆったりと歩いて端っこまで来た。お互いじーっと見つめあう。そこで私は学校の石垣に沿って曲がるが石垣は高くもうそこからはピーチの姿は見えない。

ピーチはPハイツ内の敷地を自在に行き来している。山手にも殆ど毎夜現れるし、身体が大きいので怖いものなしだ。

S内さんも私も体調不良だが、9月中にはピーチの去勢手術を済ませたい。


2004年09月10日(金) 11匹全員集合。ピーチ出席

歯茎も歯も痛いので歯科医に行くと、風邪を引いているのでは?と言われた。首のリンパが腫れ、頭痛があり鼻や目の奥も痛いと言うと、風邪に間違いないとのこと。一応、歯の消毒をしてもらい化膿止めをもらった。

ローゼンで弁当類を買い、帰宅後は5時過ぎからひたすら寝る。夕方雨が降ったようだが山手へ行かなくては。7時半ごろやっと起き上がり、7時50分出発。

雨こそ止んでいるが外は結構濡れている。「山手猫階段」はぐっしょり濡れて落ち葉で汚れている。踊り場にはポオだけが座っていた。

階段を上がり始めると脇の植え込みからワカメが出てくるのは日課になっている。トニーやタニー、バニー、かりんも上の方から駆け下りてくる。花子もいる。

庭園餌場に行き、カリカリを与える。コロンとハイシローがいないが、ピーチがやって来た。かりんとワカメが顔を並べて食べている。そのうちにお互いに唸りだした。あんまり顔が近いといやなようだ。タニーも甘えながらウロウロしている。

茶々が戻ってきてピーチにガンを飛ばすとピーチは背中を丸くして威嚇する。他の猫達は一瞬ピーチの方を見るが一頃のように怯えて逃げてしまうようなことはない。

ポオは早々と食べるのを止めて私の後ろに座っている。ワカメも食べ終えて私の横に座っている。バニーも行ったり来たり。

水容器は泥だらけになっているので取り替えるとタニーとポオが飲んでいる。

坂道を若い学院教師たちが談笑しながら降りて来た。私が振り向くと「こんばんわ!」と声を掛けてくれる。私も「こんばんわ!」と挨拶し手を振る。

本館の方からコロンがやって来た。もうワカメは去った後だ。コロンとタニーをかばいながら食べさせる。そばにいて背中を撫でていると安心して食べられるようだ。メス猫や小さいタニーなどはどうもビクビクしている。

コロンは食が細く、すぐに私の横に座って甘える。タニーはピーチと目が合うとすっ飛んで逃げてしまった。身体が小さいと外ではとても不利だ。

みんな食べ終わっているので、雨天餌場の水容器を引き上げに行く。ノロノロ歩いていると、コロン、ポオ、ゲンキ、茶々がゆっくりと従いてくる。容器を取ってすぐに引き返してきたので猫達は坂道で止まり、思い思いに寛ぐ。

ピーチまでがやって来て坂道でゴロリゴロリと転がる。可愛がりながら目やにを拭く。大きな顔に小さなひょうきんな目が故ニャン太を思わせる。

下の方からハイシローがやって来た。餌場に導くと食べ始めた。ピーチも従いて来てハイシローに対して唸る。宥めると収まった。

巨体のくせにメチャメチャ甘えッ子のピーチは可愛い。

帰宅したら8時50分だった。丁度1時間。現地滞在時間は45分くらいか。体調はボロボロだったが猫達の世話をしている間は元気だった。?!


2004年09月09日(木) コロン、ハイシロー、花子、トニー欠席

夕刻から雨が降ったり止んだり。首のリンパ線が腫れて痛く頭痛もする。体調はすこぶる悪い。結局出発は午後8時を過ぎてしまった。出た時には雨は止んでいた。「山手猫階段」はぐっしょり濡れている。石垣の角にポオが座っていた。

階段を上がっていくと植え込みからワカメが出て来た。階段の上の方からタニーらしき鳴き声が聞こえる。みんなを呼びながら庭園餌場を通って雨天餌場へ行く。雨天餌場の前に駐車しているトラックの下から茶々が出て来た。

みんなノロノロしていてなかなかやって来ない。カリカリの山を数個作って猫たちが集まるのを待つ。集まったのは、ポオ、ゲンキ、茶々、バニー、タニー、ワカメの6匹。みんなの背中を持参のタオルで拭く。

ん?ゴキブリが出て来た。隅に追い詰めるが逃げ回ってなかなかやっつけることができない。床に置いた私のバッグの陰に隠れたのでバッグを持ち上げ、ゴキブリを追いかけて騒いでいると猫達は怯えて逃げてしまった。

再び隅に逃げ込んだところをやっと踏んづけると動かなくなった。暗がりなのでよく見えない。ライトを当てるとしっかり原型は留めているが動かないので死んだのだろう。明朝のカラスの餌ですな。と思うのだがカラスはゴキブリを食べないのかな?

猫達を呼ぶとみんな戻ってきて安心して食べ続ける。ワカメたちをタオルでマッサージすると気持良さそうにしている。タニーもすごく甘える。いつしか外は霧雨が降っている。十分に食べたのか、ワカメは出て行ってしまった。

庭園内から鳴き声が聞こえるのでニャーニャーと返事をするとまた鳴く。何度か鳴き交わしているとかりんが出て来た。雨天餌場に導くとカリカリを食べ始めた。バニーとタニーはいなくなった。猫達はよく食べた。7匹で450grくらいは食べたかな。

かりんは私が触っていないと不安なようで撫でていると安心して食べる。お腹がぺちゃんこになっていたから相当空腹だったようだ。かりんが満腹になるまで付き合う。もう十分かな、と立ち上がるとかりんも外へ出て庭園の土手で辺りを見渡している。

雨は上がっている。ゲンキがゆっくりと途中まで従いて来た。「山手猫階段」を見上げるとひっそりとして誰もいない。石垣に添って歩くが花子も出て来ない。帰り際、急に猫が現れても餌が足りなくても困ることのないように今日からはカリカリ容器を2個、合計1kg持ってきている。


2004年09月08日(水) コロンのみ欠席。ピーチ出席

今朝、犬山動物病院に家猫たちの療法食を買いに行った。J先生は奇跡ちゃんの健康診断をしてもらったり、保護した大吉ことチャッピーを預けたりして何度か出入りしているが、私はプリンスのなきがらを引き取って以来だ。

院長はとても元気そうだった。来週あたり天候と相談の上、去勢手術のためピーチを連れてくるからよろしく、とお願いしておいた。

*****

今日は缶詰の日。午後7時半出発。「山手猫階段」にはいつものようにゲンキ、ハイシロー、ポオがいた。横の植え込みからはワカメが出て来た。

庭園内に入ろうとする頃には沢山の猫達が集まってきた。早速ピーチとハイシローが唸り合っている。構わず餌場に行き掃除をする。頂いた缶詰はプルトップなのでカリカリは与えずにすぐに缶詰にする。

数えるとコロン以外は全員集合している。缶詰は9缶開け、持参のソフト療法食も与えた。猫はピーチを入れて11匹。が、ピーチは「プリンス猫階段」で貰っているので、脇に座ってみんなが食べるのを見ている。

ワカメは食べ終わるとしばらく私の周りをウロウロしていたが、構ってもらえないので行ってしまった。タニーとトニーは長くいてたらふく食べたようだ。カリカリも少し出したが、タニーは缶詰がいいようだ。するとピーチが来てカリカリを食べる。目やにを拭いてあげる。目を触られるのがいやなようだがしょぼしょぼしているので男前が台無しだ。

ピーチだけが餌場で寛いでいて、ゲンキとポオが本館近くにいる。他の猫はきれいに散ってしまった。

昨日、雨天餌場に置いたままになっている水容器を取りに行く。

ゲンキ、ポオ、ピーチにバイバイして通路を降りていくと脇の植え込みからワカメが出て来た。ワカメはさっき本館の方へ向かって走り去ったのだが、どこかから私の動向を見張っていたようだ。「また明日ね!」と声をかけて立ち去る。


2004年09月07日(火) かりん欠席

台風の影響で晴れ渡ったかと思うと一転俄かにかき曇り豪雨に見舞われる。日中はそれが何度か繰り返され、外出もままならなかった。

午後7時15分出発。念のため傘も持参する。「山手猫階段」に行くといつもより沢山の猫たちがいる。

階段を上がろうとすると、脇の植え込みからワカメや花子が出て来た。踊り場には餌の残りカスはないようだったがハイシローが何かを舐め取ろうとしているのでよくよく見てみると缶詰の残りカスのようだ。少し上ではタニーが座ってこちらを見ている。

多分M本氏が来て給餌していった直後なのだろう。猫達は満腹かもしれないが、一応庭園内に入り、餌場を通って雨天餌場に行く。給餌中に豪雨に見舞われると大変だ。

猫達は満腹だし、雨も降っていないのに私が雨天餌場に行くのが腑に落ちないらしい。付いて来たのはトニーとコロンだけ。

床をミニホウキで掃いてから、雨天餌場の外へ出てみると猫たちがこっちを見ている。呼ぶとわらわらと6匹が集まった。コロン、トニー、バニー、茶々、ポオ、ゲンキだ。みんな適当に食べて用意した水を飲んだりして寛いでいる。

十分に可愛がったので立ち去ることにする。ゲンキが途中まで付いて来た。正門から出て「山手猫階段」を見上げると1匹もいない。が、すぐに横の石垣から花子が出てきて鳴く。石垣の上にカリカリを置こうかと思っていたら反対側の山からはハイシローも出て来た。踊り場門扉の前に2山作ると2匹が早速食べる。

桜井小正門前あたりまで戻ってきて、傘を雨天餌場に置き忘れてきたことにハタと気付いた。仕方がない。戻ろう。

また「山手猫階段」を上り踊り場から庭園餌場を通って雨天餌場に行く。途中、サニーくらいの車が対向してきて私の傍で徐行する。怪しいおばさん発見!何だ、山手猫おばさんか、という感じで通り過ぎて行った。

雨天餌場のボイラー室前にはポオが1匹ぽつねんと座っている。すぐにワカメもやって来た。甘えながらカリカリを食べるのでしばらくワカメに付き合う。

そうして私がバッグを肩にかけると、ワカメは私が立ち去るのを察してさっと雨天餌場から走り出ていった。車の下に入っていた茶白猫(茶々かバニー)がワカメを追って飛び出して来た。2匹は本館前庭園の中に走りこんでいった。ポオもいつの間にか消えている。

坂道を下りているとゲンキが出て来た。目やにを指で拭き取るとじゃれて何度も脚に噛み付き引っ掻き大騒ぎ。じゃれているだけなのだが、爪が伸びているので痛い。他の猫達にもこんな風にじゃれついて嫌われているのだろう。ゲンキは遊びたいだけなのだが、他の猫にしてみればウザイだけだろうなあ。じゃれつかれながらもしっかり目やにを拭き取った。

正門前に出て「山手猫階段」を見上げると今度こそ誰もいない。と思ったらニャーニャーと鳴きながら山側の石垣の上に花子が!石垣を手ボウキで掃きカリカリを少しだけ盛るとすぐに食べ始めた。花子は痩せているし、他の猫に遠慮して落ち着いてお腹一杯食べられていないかもしれない。

結局たっぷり1時間は山手にいた。


2004年09月06日(月) かりんのみ欠席。ピーチ、キジー出席

午後7時40分出発。いつものように、「山手猫階段」の下の方にはゲンキ、ハイシロー、ポオがいる。私が行くとハイシローが合図の鳴き声を上げるので猫達が続々と出てくる。ワカメは近ごろ、正門横、石垣上の植え込みから出てくる。

庭園に入ると珍しくコロンがいる!ピーチも出て来た。キジーも。500grで足りるかな?餌場を掃いて12匹全員に行き渡るようにカリカリを盛る。ピーチとトニーがにらみ合ったので、大きなピーチの方を叱る。甘えん坊のピーチがひがむかな?みんな熱心に食べている。多少は涼しくなり猫達の食欲が増しているようだ。500grじゃ心もとないのでもっとたくさん持ってこよう。

キジーは自分の分を食べ終わるとさっさと姿を消した。バニーもある程度食べるとその場を離れ、時々戻ってくる。花子もとっくにいない。コロンはワカメにべったり寄り添って甘えている。2匹がくっついて並んでいる姿はとても可愛い。

タニー、ゲンキ、ポオの目やにを取る。

ピーチは下段でライオン座りをしている。本当に大きな猫だ。

私の後ろの方にはトニーが寝そべっている。そして近くを通ろうとしているハイシローに対して唸っている。ハイシローはへっぴり腰で通り抜ける。トニーは横を通るゲンキに対しても唸っている。どうしたんだろう?

そこに、踊り場の方から「ゲンキ!・・・」と呼ぶ男性の声がする。M本氏に違いない。アラ、もう8時は過ぎているはずだが、M本氏にしては遅い時間だ。

何匹かがすっ飛んで行った。ゲンキ、ポオ、ワカメ、コロンは動かない。昨日はワカメを十分に可愛がってあげなかったので、今日はここに留まってしっかり可愛がることにする。コロンの目やにも取る。

そうだ、コロンにフロントライン投与をしなければ。コロンは小さくて軽いので半量のものを用意してある。バッグをガサゴソ探っているとコロンは警戒している。勿論ササッと投与してしまったのでコロンには何が起きたのかはわからないはずだ。それでも怪しんだコロンは少し離れて座る。

ワカメを撫で回すと途端にワカメはギャーギャーと声を上げるのでそれでコロンをつろうとしたがこちらに来ない。母親が可愛がられているのを見るとすぐにやって来るはずなのに。

散らばったカリカリを集める。残っているのは50gr強か。よく食べた。ワカメはもっと甘えていたかったようだが、そろそろ腰を上げる。

踊り場に行くとM本氏がタバコを吸いながら茶々と遊んでいた。2段下にはピーチが寝そべっている。ピーチの目やにを取ろうとするとちょこっと逃げる。撫でると転がって甘える。それを繰り返しながら「山手猫階段」の下まで行く。ティッシュでしっかり取るのはいやがるので、遊びついでに指でさっと拭い取る。


2004年09月05日(日) コロン、かりん欠席。キジー出席

昨日は午後8時前、家を出ようとしたら外から異様な音が聞こえる。窓から覗くと何と外は豪雨になっていた。ほんの少し前までは何でもなかったのに!7時半ごろまでに行けば何とか給餌することが出来た筈だが、土曜日は息子の都合で8時前にはなかなか出られない。少々の雨なら勿論、雨天餌場へ行くが昨夜の雨は半端ではなくすごかった。夜半になってやっと止んだがもう遅い。

今日も小雨だが降ったり止んだりスッキリしない。台風は沖縄を襲っているようだ。

午後6時半にはあたりはすっかり暗くなった。2年前に死んだノワールへの給餌は大体6時半ごろだった。餌場で待機していた可愛い姿が目に浮かぶ。

山手の猫達は6時半では多数は揃わないと思い、午後7時まで待って出発。「山手猫階段」にはゲンキとハイシローとポオがいた。階段はじっとりと濡れている。ハイシローたちが鳴くのでワカメ、花子、トニー、タニーなど他の猫達もぞろぞろ出て来た。

庭園餌場へ行き、カリカリの山を作る。コロンとかりんの2匹がいないが9匹が一生懸命に食べている。昼間に何匹かは給餌されたとは思うがいつもよりよく食べる。

キジーが来たがもう500gr全部空けてしまったのでキジーの為に下段に置くカリカリはない。上段に上がってくればあるのに、そうはせず下段で座って待っている。みんないなくなれば残ったカリカリを食べようとしているのかな。

霧雨が降ってきたようだが大したことはない。

ワカメやタニー、ポオ、ゲンキが私に甘えていると、踊り場の方で誰かが呼ぶ声がする。女性の声も聞こえる。猫達はすっ飛んで行く。ワカメは行こうとしない。私もホウキを持ち荷物を持って、ここはお終いにする。ワカメは私にものすごく甘えていたので不満そうにしている。

踊り場の方へ戻るとM本夫妻がいる。猫達は7匹が結集してM本氏からカリカリを貰ってまた食べている。キジーもやって来たので、キジー用にカリカリを分けてもらって石垣の上に置くとキジーも食べる。

庭園餌場にまだ私のカリカリが残っているはずだが、キジーも山手の仲間達と一緒に行動したいようだ。

小雨だがまた降ってきたので解散する。


2004年09月03日(金) コロン、かりん欠席。キジー出席

テレビ東京の「ポチたま」を見ていたら午後7時40分になってしまった。今夜は2時間スペシャルなので帰宅後にも見ることが出来るだろう。

「山手猫階段」に猫たちが数匹いて私の姿を見て駆け寄ってくる。庭園内に入ると遠慮がちな鳴き声が聞こえる。タニーかと思い、よくよく見るとキジーが来ているのだった。

餌場を掃いてカリカリを与える。キジーにも下の段に一山作っておく。山手猫たちはコロンとかりんを除く9匹が出席。タニーもどこからかやって来て一緒に食べている。

小型犬の鳴き声が聞こえてきた。鳴き声はずーっと続いていて近付いてきてまた遠ざかって行く。多分、犬連れ人が正門から入ってきて北門の方へ向って行ったに違いない。鳴き声もうるさいしきっと手ぶらだ。昨日の白い小型犬かなあ?

本館からバイクと徒歩の人が歩いてくる。若手の先生たち2人だ。私に向って「こんばんわ!」と言ってくれたので私も返事をして手を振っておく。

キジーはある程度食べて餌場の横にゴロリと横になって寛いでいる。可愛い声で鳴いて餌をねだりもする。なのに人間からは必ず距離を置く。いつか触れる日が来るのだろうか?キジーの名前を呼び微笑みかけておく。

今日はバニーがキジーを追って行った。以前はキジーの方が強かったのにピーチが現れてからすっかり弱気になってしまったのかなあ。

タニーもこのところ一時のオドオド感が消えてきた。目をしっかり拭いておく。ゲンキの右目も拭く。ポオの目はきれいだ。

猫たちは段々少なくなり、残ったのは甘えるワカメとポオ、ゲンキの3匹のみ。30分くらいはいた間に蚊に5箇所くらい食われて痒くてたまらない。そろそろ帰ろう。甘えるのを中断してまた食べ始めたワカメに「また明日ね!」と声をかけると顔を上げてじーっと私の顔を見る。ゲンキは追ってきた。

通路橋のところには茶々がいる。その辺から花子とバニーが飛び出してきた。2匹は鼻を突き合わせて挨拶している。一緒に踊り場に出る。バニーと花子はそこで待機し、私を追ってくることはなかった。

山手からの帰り、Pハイツ内でパグ犬を散歩させている人に時々出会う。散歩人の後から蚊取り線香をぶら下げたお付きの者が一緒だ。お犬さまが蚊に刺されないようにしているのだ。先日は蚊取り線香持参にも拘わらず蚊に食われたのか、虫除けスプレーを犬にも振っていた。

蚊避けに虫除けスプレーを使ったこともあるが、ベタベタするし匂いもきついので猫たちの敏感な鼻には不快だろう。同じ理由で蚊取り線香持参もしない。


2004年09月02日(木) コロン出席。ピーチ出席

午後7時前にPハイツ内テニスコート横で、小型犬を連れた母子連れとすれ違った。母親は乳児を背負い幼児2人を連れていたが手ぶらだった。つまり犬の散歩に犬糞処理をするつもりが全くないということ。午後7時ともなれば辺りは暗く、犬糞放置にはもってこいだということか。よほど声を掛けようかと思ったが、開き直られて口喧嘩になるのが関の山だろう。

山手へは7時40分ごろ到着。すると正門の中から白い小型犬を連れた女性が出て来た。またしても手ぶらだ。学院内で糞をさせ放置してきたに違いない。

昨日の缶詰がおいしかったのか、猫たちは多数集まっている。ピーチもフェンスの内側の指定席で待っていた。

期待に反してカリカリだよ〜〜ん。コロンを除き10匹集合。それにピーチ。持参したフロントラインを次々に投与。これで今年は最後。8月中に投与するつもりが忘れていてすっかり遅くなってしまった。

ピーチにはちょっと多目に用意した。苦もなく11匹全員にささっと投与する。ピーチを撫でたら液が手について慌てる。なのにしばらくしてまたバニーの背中を撫でて手にベットリ。

タニーはすぐには立ち去らなかったのでしっかり目を拭く。ピーチの目も。ゲンキも戻って来たので目を拭く。ポオはもう目やにを出していない。

みんな食べ終わって、思い思いのところへ行ってしまった。ピーチが戻ってきてまた食べ始めたが、ブラブラとどこかへ行ってしまった。

風向きによって糞の匂いが漂ってくる。さっきの犬連れ人のような悪質飼い主がこの近くで糞をさせ放置したに違いない。放置するには庭園はもってこいだということか。夜になれば人目につかないし適当に灯りもあるし。全くもって怪しからん!!!「ご近所・・」で提案されていたような犬トイレを置いても、まず拾わないのだったら全く意味がない。!!(○`ε´○) プンプン!!

ワカメが甘えていつまでも傍にいたが腰を撫でるのを止めると、スーッと去って行った。茶々が静かに私の横で座っている。ポオとゲンキの3匹だけになってしまったので、帰ることにする。

ピーチは通路橋の辺りで虫を見つけて遊んでいる。やっぱり若猫だ。


2004年09月01日(水) コロン、かりん欠席。ピーチ出席。

午後8時ごろ山手に行く。今夜は昨日と打って変わって猫たちに大歓迎された。花子も元気にニャーニャー鳴いている。ワカメもいる。踊り場の庭園側にはピーチも待機している。

今日は缶詰の日だが、猫たち気付いたのかな?本館側からタニーもやって来た。9匹とピーチ、合計10匹だ。まずカリカリを与えておく。

H川さんの友人から頂いたカルカンの缶詰を10個持参した。9個開け、家猫用のソフト食も与える。ピーチがいてもみんな気にせずモリモリ食べている。頭を突き合わせてもフーもなければシャーもない。

ピーチが大きいので取り越し苦労しすぎたかな。仲良く共存してくれれば言うことはない。

満腹になった猫たちは次々と餌場を去っていく。タニーの目を拭こうと思ったが既に庭園内に消えて行くところだった。

ピーチとゲンキの目を拭いておく。ポオたちも餌場を離れ坂道の方で寛いでいる。最後まで食べていたピーチも行ってしまった。

水を替え、立ち去ることにする。踊り場や階段には猫たちはもういなかった。

*****

午後11時ごろM浦さんから電話がかかってきた。タニーが出てこなかったがかりんが来たという。かりんは缶詰を食べ損ねた。

2月にニャン太の遺体を見つけたLマンションのK林さんに最近M浦さんが出会ったところ、ニャン太の葬送にも立ち会っていた黒猫【毛玉】がこの6月に19歳で大往生したとのこと。

【毛玉】は長年、4号棟のS藤さんがベランダにハウスを作り面倒をみていた猫だ。そのことを知らなかったM浦さんは不妊手術を受けさせようと一昨年捕獲したのだった。私が犬山動物病院へ搬送したが、開腹してみて初めて既に手術済みだったことが判明した。

その後、M浦さんがS藤さんと知り合い【毛玉】が17歳にもなる高齢猫だったことが分かり、手術時に事故がなくて本当によかった、と胸を撫で下ろしたものだった。知らずに再び開腹されるメス猫は結構いるがごめんね、毛玉。今思い出しても胸が痛む。こんなことを避けるために手術済みの印である耳カットや耳ピアスは有効だ。

LマンションのS藤さんとK林さんが1万5千円づつ出し合ってペットのお葬式をし、骨壷ごとニャン太の墓所の傍の桜の木の根方に埋葬したそうだ。

ニャン太の遺体の傍に心配そうに付き添っていた毛玉の姿が目に浮かぶ。そんなに高齢だとはとても思えないほどきれいな猫だった。私が毛玉に会ったのは手術時とその時、2度きりだったので毛玉の写真もないのが残念だ。

6月にもう天に召されていたのか。安らかにね、毛玉ちゃん。天国で顔見知りのプリンスと出会っているかな?勿論ニャン太と遊んでるでしょうね。

5月に餌が食べられなくなって姿を消した新黒のこともいつも心にひっかかっている。天国に行ってしまったのだろうか?


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