つれづれ日記
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2004年03月31日(水) コロン欠席、缶詰の日

昨日の夜は豪雨とも言うべき大雨だったので山手行きはパス。

8時前に到着すると沢山の猫たちがすぐに「山手スカイウォーク」の階段に出て来た。階段下には結構きれいな自転車が置いてある。どうしたのかな?

庭園内の池の水位は大分上がっている。橋の左側は大体いつも干上がっているのだが、今日ばかりは結構水が溜まっている。

石段を簡単に掃いて新聞紙を2枚づつ敷こうとしたら急に風が出て来た。四隅に缶詰や餌容器を置き重石にする。缶詰めをまず7個開ける。かりんやトニーは待ちかねて手にスリスリ。

7個分はほぼ満遍なくみんなの口に入ったはずだ。風邪薬をポオが食べている塊りの上に振り掛ける。もう3個開ける。猫は11匹だが、それにカリカリを400grくらい出す。これで十分だ。コロンが来ていないが、昼間や夕方に貰ったのだろう。

J先生から聞いたのだが、休みの日など学院関係者の家族が猫庭園に来て山手猫たちと遊んで行くそうだ。山手猫たちはきれいだし懐っこいし、我々「山手ネコロジー」の保護・手入れも行き届いているので「ふれあいアニマル」にはピッタリだ。認知度も増し、名実共に「山手猫」になる日も近いかな?

ボイラー室上の教室の灯りが煌々と点り、ドアが開いている。中からは時折男女生徒の気勢を上げる声が聞こえる。クラブの打ち上げでもやっているのか?

ワカメ、かりん、茶々、ポオ、タニー、ゲンキが最後までいて少しづつ食べている。暖かいが蟻など虫が出て来ないので助かる。

水容器には結構水が入っていたが、昨日の雨水かな?勿論ゆすいできれいな水と取り替える。が、今日は缶詰だったせいか誰も水を飲まない。

さて引き上げよう。誰も従いて来ない。よしよし。


2004年03月29日(月) 全員集合・J先生に出会う

午後5時過ぎ、S木みちよさんと一緒に若竹山手のU野さん宅ガレージ前を通った。ガレージ内ではアニーがウロウロしており、車の下には牛若が見える。餌やりさんを待っている風情だ。餌がないので素通りするつもりだったのだが、みちよさんがアニーに近寄っていく。

アニーがニャーニャー鳴いて甘えるとガレージの奥の方からタビーが出て来た。アニー同様丸々太って毛艶もピッカピカ。タビーの耳は10年近いオス猫同士の戦いで傷だらけになっているのだが、右耳の真ん中に派手に切れ目が入っている。これは最近のものだ。この界隈のオス猫と喧嘩して負傷したのだろう。

然し、アニーの耳は全く無事だ。タビーはとても穏やかな猫でアニーの頭をしきりに舐めてやっている。こんなに優しいのに派手な喧嘩をするんだ。そういえば、お昼前、この近くで全身茶虎の猫を見かけた。飼い猫、野良猫取り混ぜてこの辺りにはたくさんの猫がいるようだ。

我々が立ち去るとタビーもアニーも鳴いていたがタビーはすぐに諦めた。が、アニーは角まで付いて来て声を張り上げ未練がましく鳴いている。ちゃんとここの餌やりさんが来るから待っていなさい。

******

午後7時半出発。「山手スカイウォーク」ではハイシローとゲンキがいてハイシローは大声で鳴いて大歓迎してくれる。ワカメも山を駆け下りてきて大歓迎。

今日は風が強いので、餌場の石段をよく掃いてカリカリは直置きだ。水容器も全部吹っ飛んでいる。ずいぶん離れたところに転がっている1個を発見。持参の容器を1個出し、2箇所に置いておく。

我が家のトムが残した療法食缶詰C/Dに風邪薬を混ぜる。他の猫たちはラップの音を聞きつけて群がってくるがこれはどうしてもポオに食べさせるのだ。ポオを捕まえて何とかポオにだけ食べさせる。ポオはまた振り返って私の顔をじーっと凝視する。殆ど食べたところで、ポオの鼻汁を拭く。2日前より大分いいようだ。C/Dの残りはバニーが食べてしまった。

今日は昼間にもらったのか、みんなあんまり食欲がない。さくらとトニーも来ていない。そろそろ片付けようとしていたら、J先生の車が傍に来て止まった。遅くまでお仕事ご苦労さま。

J先生と話しているとさくらがやって来た。少しだけ食べてすぐまた行ってしまった。そうして9時近くになり、先生が帰ろうとした時、トニーがやって来た。久しぶりだが、トニーもあんまり食べない。

9時になるとガードマンが正門を閉めてしまうので、先生はその前に立ち去る。間一髪、その後ろにガードマンが現れた。軽く会釈しておく。私は大体8時半ごろには引き上げてしまうので、ガードマンに会うことは滅多にない。

猫たちは走り去ってはまた戻ってきたり、庭園内を自在に走り回っている。カリカリを2箇所にまとめると猫たちが代わる代わる食べている。こうして明朝までには結構無くなっていくのだろう。

今日は目黒まで出かけて結構疲れていたのだが、こうして猫たちと遊んでいると疲れも吹き飛ぶ。


2004年03月28日(日) さくら、トニー、ハイシロー欠席

今夜は出発が遅くなり8時ちょっと前。「山手スカイウォーク」の踊り場の植え込みにはポオがぽつねんと座っていた。私の姿を見て駆け下りて出迎える。昨日の処置には懲りていないようだ。ワカメも山を駆け下りてきた。コロンたちが横の植え込みから出て来た。

餌場に向かいながらニャーオニャーオと鳴き真似をすると横の植え込みで返事をする猫がいる。闇を透かして見るとどうやらキジーのようだ。

支度をして食べている猫たちを数えると9匹しかいない。さくら、トニー、ハイシローがいない。

キジーがやってきたので下の段にカリカリの山を作っておく。自分の分だとよく分かっていて私が離れるとすぐに食べ始める。

持参の風邪薬の用意をし、食べているポオを後ろから捕まえる。キジーは関係ないのにそれを見て逃げてしまった。

そうして「山手スカイウォーク」あたりで盛り声を出しているのが聞こえる。

ポオは膝の上に乗せると盛んに私の顔を見る。「アニするんだよォ・・・」とでも言っているかのようだ。粉薬の塊りを口の中に放り込むとむせんでいる。残りの粉も口の周りに塗りつける。そうしておいてポオをそっとカリカリの前に降ろす。ポオは静かに食べ続ける。

水を替える。水容器3個は満遍なく水が減っている。

ボイラー室横の斜面に向かってニャーオニャーオと鳴いてみる。さくらたちは出てこず、従いて来たバニーとタニーが返事をする。かりんもやって来た。ポイラー室の上の教室?には灯りが点いている。

餌場に戻り、ワカメとコロンを可愛がる。コロンはワカメが可愛がられるのを見て植え込みから出て来たのだ。コロンは両親に甘えるのが大好きだが、両親(タビー、ワカメ)の方はとっくに子離れしている。

そういえば、タビーは妻のワカメにべったりで従いて歩いていたのに、どうしたことか、若竹山手に行ってしまった。プリンスと小桃のカップルも一緒にお墓のある駐車場へ移って行ったのだと思っていたら、プリンスだけ若竹山手に行ってしまったし。


2004年03月27日(土) さくら、トニー欠席。ポオ風邪引き

桜は咲き始めたが夜はまだ冷える。7時半出発。おぼろ月夜だが、明日は20度くらいまで上がって暖かくなるそうだ。

今日はハイシローやゲンキが一番にお出迎え。ワカメは山から駆け下りてくる。コロンと茶々は横の植え込みから。「山手スカイウォーク」に向かって私がニャーオニャーオと鳴くとバニーとタニー、かりん、花子が加わる。

新聞紙トレイの上のカリカリは1kg。みんな懸命に食べている。さくらとトニーがおらず10匹しかいない。

昨日さくらはボイラー室横の斜面から降りて来たので、そちらから私の姿が見えるように立って「さくら!トニー!」と呼びかけてみるが反応なし。

水容器2個は転がっていた。カラスの仕業かな。

タニーの涙目を拭き取りポオを捕まえてみると、鼻の下が鼻クソというか粘液が固まってこびり付いている。鼻水も垂らしてズビズビいっている。昨夜は気付かなかったが風邪を引いてしまったか。それでさっき舌を出していたのだな。鼻が詰まって鼻呼吸できなくなっているようだ。目やにとこびりついた鼻クソだけは取っておく。

膝に抱きかかえ、抗生物質を飲ませようとしたが長く伸びた爪を出して抵抗するので危なくて出来ない。何度か試したが無理だ。そこでM浦さんに助っ人を頼もうと電話してみるが留守電になっている。この時間だから公園のジジに餌やりに出ているだけだろう。続けて電話するが繋がらない。ともかく留守録しておこうともう一度掛けると息子さんが出て来た。私の携帯に電話をくれるよう伝言しておく。

ポオを放すと逃げてしまうことなく、カリカリ少々を食べ、水を飲んだ。指を水で濡らして抗生物質を付け、ポオの口の中に塗りこむ作戦を思いついた。またポオを捕まえて膝に乗せ、何度か顆粒状の抗生物質を口の中に入れる。ポオは捕まりながらも何度も振り向いて私の顔をしげしげと見つめる。

放すとまたカリカリを食べ水を飲む。爪も切っておこうと三度ポオを捕まえる。おお!あまり爪とぎをしていなさそうなポオの爪はものすごく伸びている。切り甲斐のあること!ついでに足の爪も切っておく。ポオはちっとも抵抗しない。飼い猫時代に爪切りには慣れていたに違いない。

ポオにいろんなことをしている間も、ポオは少々抵抗はしても全然騒がないので他の猫たちはすぐ傍でカリカリを食べワカメとコロンなどは私の足にもたれて甘えていた。

そこへM浦さんから電話がかかってきたが、既にポオへの処置は終えた後だ。彼女は買い物に行っていたとかで忙しそうだ。呼び出すのは気の毒だっただろう。ひとりで出来てよかった。

が、ポオもかなりの高齢のようだ。歯も少なく身体が弱いしプリンスのような臭気がある。FIVキャリアだから臭いと言う獣医もいるという話だが、そんなことはないと思う。キャリアでも若い猫たちは匂わないし高齢のキャリアでもタビーは匂わない。

先日M浦さんが若竹山手のU野さん宅ガレージを覗いてみると、ボスミケの他にもう1匹、三毛猫がいたそうだ。それに牛若。3匹にカリカリをあげようとしてもすべてタビーとアニーが横取りしてしまったそうだ。

以前、私もボスミケと牛若にあげようとした時にもそうだった。でっぷり太ったあの2匹が自分の分をほったらかしにして横取りするのだった。


2004年03月26日(金) 全員集合+久々にキジー出席

今朝まで雨が残っていたが、段々と晴れてきてホッとした。午後7時半出発。少し風があり肌寒い。空には星が出ている。三日月も。夜空を眺めながら山手に向かうのが好きだ。

「山手スカイウォーク」の階段をそーっと上っていくと一番にワカメが植え込みから飛び出してきた。猫たちに囲まれながら庭園内に入る。

と、池の傍でバニーが何かを捕まえている。きっと蛙だろう。構わずに餌場に行き、掃いたり新聞紙を広げたりの支度をする。猫たちはカリカリに夢中になっている。

車が後ろを通ったな、と思っていたら停車し、人が降りて来た。おお!J先生の車だった。こうして夜の給餌時に出会うのは初めてだ。

J先生はたった今、構内を犬2匹、リードなしで散歩させている男に出くわしたとのこと。それはきっと2月23日の7時20分頃、正門から出てくるのを私が目撃した、けしからん「犬連れ者」に違いない。

犬連れなのに袋もスコップもなく全くの手ぶらだったから、学院構内に排便させ、放置したに違いない。肩を怒らせガニマタで歩く柄の悪そうな男だった。1匹は柴犬のようだったと記憶しているが・・

J先生が目撃した男も手ぶらで、学院の建物の前で犬が変な格好をしていたからきっと排便させていたに違いないという。猫の仕業だとあらぬ濡れ衣を着せられてしまうではないか。

反撃も怖いので我々か弱い?女性陣は一人の時には、ちょっと文句を言いにくいが、毎日学院構内にリードなしで犬を放しあまつさえ犬糞を放置していくとなれば、学院側から抗議してもらうのがよいだろう。「犯行?時刻」は大体7時から7時半の間だ。

タニーが餌そっちのけで何かで遊んでいると思ったら蛙をくわえている。蛙には可哀相だが、M浦さんのように猫の口から蛙を救出して池に戻してやることが出来ない。J先生も出来ないと言う。

おや!久々にキジーが「山手スカイウォーク」の方からやって来た。J先生はキジーの実物にお目にかかるのはこれが初めてだそうだ。キジーは全然動じることなくカリカリを食している。

狸の【タヌウ】は2月29日、写真を撮った日以来現れない。J先生は3月の初めに上郷舞岡線を車で通った時、狸の死骸を見たそうだ。【タヌウ】は痩せて皮膚病に罹りかなり弱っているように見えたからもしかするとその狸は【タヌウ】だったのかもしれない。2月下旬に3度現れたのだから、例えカリカリでも空腹を満たすためにまた食べに来る可能性はあったはずだ。

そういえば、【タヌウ】とは違う狸のカップルもあれっきりだし、新顔パーキーとピーチも3度ばかり食べに来たきりでもう現れない。あの猫たちは人馴れしており、山手柄でもあったから比較的近隣で、外飼いでもされている猫たちなのだろう。春先なので、遠出をしてきたのかもしれない。

J先生は立ち去り、私は水を替えることにする。そうだ、水といえば昨夜、ボイラー室前の階段下に水容器を置きっぱなしにしているんだった。取りに行かなくちゃ。そちらに向かおうとすると、さくらがボイラー室横の斜面から駆け下りてきた。餌場に戻ってさくらをカリカリの大山の前に置いてから、再びボイラー室前へ。

するとゲンキ、バニー、かりん、タニーらが従いて来る。床に転がったりしている。あそこは雨の日の餌場だということが分かっているようだ。容器は空っぽになって転がっていた。山にしておいたカリカリは残りかすさえもない。汚くなっていなくてよかった。

餌場に戻るとさくらが懸命に食べていた。ゲンキが近づくとさくらは私の腕の中に飛び込んできて保護を求める。さくらを両手で支えながら私の前の餌を食べさせる。そうなると、回りにはかりん、コロン、茶々など甘えん坊たちが集まってくる。さっき甘えていたワカメはもういない。

そこへすごーく遅れてハイシローがやって来た。すぐに食べ始める。さくらは満腹になったのか、「山手スカイウォーク」方面へと走り去った。ハイシローだけなので、新聞紙を片付け、カリカリの山を二つ作る。猫たちは休み休みそれを食べるのだ。

私が立ち去るとゲンキが従いて来たが、正門前あたりで違う方向へ駆けて行ってしまった。道路を渡らなければよろしい。


2004年03月25日(木) プリンスに面会

今日午後2時に、J先生と犬山動物病院へプリンスの面会に行くことになっている。その前にしばしば血尿・頻尿を繰り返す我が家のトムのレントゲン撮影をすることに。猫の場合暴れてとても撮影どころではないので、麻酔をかけるそうだ。午前11時ごろトムを連れていく。血液検査、尿検査、ワクチン接種もお願いする。

山手猫用食料も底をついてきたので、帰りにアクトに寄りカリカリの袋をたくさん仕入れる。我が家用に猫砂も2ケース買ったので家に運び入れるのが大変だった。

12時半ごろJ先生から電話が入り、先生を迎えに行く私に「デカスミオ」をお見せしたいと言う。1時半にお邪魔する。コスモスちゃんがお出迎えしてくれ、手にスリスリしてくれる。コスモスちゃんは気難しいので普通オイソレとは見知らぬ人にそんなことはしないそうだ。好かれて嬉しい。

ポパイは特製キャットタワーのてっぺんでお気楽に寝そべったまま動かない。スミオは掘りごたつの中に入って出て来ない。息子さんがおもちゃでおびき出してくれたが、すぐにまたコタツの中に戻ってしまう。それでも何枚かは写真が撮れた。近々公開しよう。

2時を過ぎたので犬山動物病院へ。すっかり麻酔から醒めたトムはキャリーの中でじっとしている。預かりのミニチュアダックスが身体に似合わぬドスのきいた吼え声を張り上げている。

トムはキャリーに入れたまま、J先生と私は奥のプリンスのところへ。通路のようなところの壁一面がケージになっていてそのうちのひとつにプリンスが入っている。他に相客はおらず、プリンスのケージは想像していたよりすっと広い。プリンスのケージのドアを開け、プリンスはその通路を自由に動き回れる。

スリスリして甘えるが、実に4ヶ月ぶりなので少し警戒している。J先生が傍の椅子に座ってプリンスを膝に乗せるが、先回のようには寛がない。すぐに降りてしまう。私も抱き上げてみると驚いて瞳孔が開き、爪が出た。かなり怯えているようだ。

毛の手触りはスムーズでなく、痩せたように思う。後ろ足がちょっとヨタヨタしているような気もする。呼気が臭いのでよく嗅ごうと顔を近づけると嫌がった。そうだった。前にも顔を近づけてメガネを叩き落されたんだった。

先回の面会後、プリンスが院長に反抗的になってしまったので、それに懲りてずーっと面会を差し控えていた。今回も少人数で短時間に、と院長には釘を刺されている。J先生がプリンスをケージの中へ入れると顔や手を出してドアを閉めさせず、もう一度出てきてしまった。

私が出口の方へ行くと従いてきたが、プリンスにはケージに戻ってもらわなくては。2度目にケージに入れた時には諦めたのか、おとなしく入った。後ろ髪を引かれつつ、面会を終了する。

我が家用の療法食、M浦家用の療法食、山手猫用のフロントラインなども買い込む。

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夕方近くになってまた雨が降り出した。昨夜もかなり降っていたので給餌には行かなかったが、J先生が夕方、9匹に給餌してくれたそうだ。よかった!

今夜は昨日よりずーっと暖かいし、雨もしとしとくらいなので、7時半に出かける。「山手スカイウォーク」の階段を上がっていると横の山からワカメが駆け下りてきた。他の猫たちもどこからともなく現れる。

庭園内を通り、ボイラー室前へ。そこまで行く間に猫たちは少々濡れたが大したことはない。新聞紙を敷き、新しいカリカリをたっぷり出す。が7匹しかいない。ワカメ、花子、茶々、ポオ、ゲンキ、バニー、タニーだ。さくら、かりん、トニー、コロン、ハイシローが欠席だ。

階段下に水容器を置くと猫たちが結構飲む。そこで、いつものように水容器もカリカリの山も残しておく。

ワカメを可愛がっていると、タニーがワカメを攻撃した。階段の向こうに行ってしまったワカメを慰めていると花子が見に来た。するとワカメは花子を叩いて腹いせをしている。その後、花子もワカメも走り去った。

バニーやタニーもいなくなったので、ポオとゲンキを残して立ち去る。庭園の植え込みから可愛い鳴き声が聞こえる。キジーの声ではない。よくよく見ると花子が鳴いているのだった。が、またしてもどこかへ行ってしまった。


2004年03月23日(火) コロン欠席、キジー出席

昨日は1日中、冷たい雨が降り続いた。夜になっても全く止む気配がない。散々迷ったが山手に給餌に行かなかった。というのは、私が行けば何匹かは出てくるだろう。然し、あの降りでは「山手スカイウォーク」からボイラー室前まで行く間に猫たちはずぶぬれになってしまう。ものすごく寒い日だ。ずぶ濡れになるのはマズイ。1日くらい食べなくても大丈夫だ。ずぶ濡れになって風邪を引くよりはいい。

今日は雨は上がったものの、それでも夕方になるに従い、段々曇り空になってきた。が、何とか天気はもって8時前、山手に出かける。

猫たちはすぐに集まり熱烈歓迎してくれる。いつものようにハイシローはみんなに意地悪しながら餌場へ。新聞紙トレイの上でみんなパリポリとお食事。タニーとポオの目やにを取るのはいつも通り。ワカメ、さくら、かりん、トニーなどを可愛がる。

冷えるので、ハイシローはバッグと私の背中の間に入り込んで暖を取っている。腰を浮かすと座布団代わりの新聞紙の上にちゃっかりと座っている。

そろそろ新聞紙を片付け始めるとゲンキが植え込みの中を覗いている。可愛い声も聞こえる。すかして見ると久しぶりにキジーが来ている。

山手猫たちはまだ7匹残っていたが、キジーが食べに来たらかりんとトニーが逃げた。

私がホウキを持って立ち上がるとキジーは逃げたが、私が行く方向に逃げるものだから、餌からどんどん遠ざかることになる。途中でそれに気付いたキジーはやっと横に逸れた。門扉の手前で振り返ると、キジーがのっしのっしと餌場に向かうのが見えた。もう少し懐くともっと可愛いのだが。

結局コロンは最後まで姿を現さなかった。


2004年03月21日(日) トニー欠席

朝から出かけていて4時前に帰宅するとM浦さんから留守録が入っていた。ナナちゃんは膀胱炎で投薬中だが、その前に1週間の抗生物質投与で治っていた筈のこももちゃんがまた頻尿になっているという。薬を分けてほしいということだった。

電話すると取りに来るというので、トムの分を少し分けてあげることにした。4時過ぎにやってきたM浦さんに「山手ネコロジー」のHPを見せながら、あれこれ猫話をする。

トムの血尿も一向におさまらず、明日病院に連れて行こうと思う。尿石の有無を調べるためレントゲンを撮ってもらいたい。

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7時50分に出発。昼間は暖かかったが今夜も冷える。「山手スカイウォーク」の下に私が姿を現すと、ワカメたちがドドッと駆け下りて迎えに来た。餌場に行くと、さくらが待っていた。

お食事風景はいつも通り。タニーとポオの目やにを取るのも日課だ。今夜もトニーがいない。

新聞紙トレイから全員が離れたところで、片付ける。片付けようとすると猫たちが寄ってきて食べようとするが、2箇所に固めておく。

しゃがみこんでバニー、トニー、かりんを可愛がる。1匹を可愛がっていると、数匹が「ボクもワタシも!」と頭を擦り付けてくるので忙しい。

もういいだろうと立ち上がるといつの間にかコロンが私の足の下にいたらしく蹴ってしまった。慌ててコロンのご機嫌を取る。

でももう帰ろう。すると数匹が後を追ってきた。が、「山手スカイウォーク」の踊り場まで来たのはかりんだけ。かりんも私が相手をせずに立ち去ったので諦めたようだ。


2004年03月20日(土) トニー、ハイシロー欠席

1日中降り続いた冷たい雨も夕刻には上がった。が、寒い。息子の帰宅が遅かったので、出発は午後8時20分になってしまった。

「山手スカイウォーク」を上がっていくと猫たちが出て来たが、少ない。「ニャーオ!ニャーオ!」と私が鳴きながら餌場に向かうとそれを聞きつけた2匹ほどが合流。餌場の石段は乾いているので新聞紙を敷きカリカリを置く。猫は9匹。さくら、トニー、ハイシローがいない。

水容器は全く無事だった。雨水を捨て、きれいな水を入れる。

見るとゲンキが水容器のところでじっとしている。食べたいのにはじき出されているようだ。「ゲンキ!」と呼ぶと珍しく甘えてやってきた。ゲンキは甘えん坊だが、私が彼を捕まえる時には投薬をしたり目薬を差したりしてロクな目にあわせないので、私には捕まらないように警戒しているのだ。

甘えるゲンキを抱え上げ、カリカリのところに押し込む。新聞紙トレイの適当なところに猫たちを配置しないと猫パンチの応酬が始まったりする。

タニーとポオの目やにを取る。

さくらがそーっとやって来た。するといきなりタニーがパーンチ!さくらをかばい、私の前で食べさせる。私の前にワカメ、さくら、コロン、かりんの女性陣が並ぶ。今度はコロンとかりんが衝突だ。どっちが何をしたのか派手な叫び声と共に2匹が離れる。さくらは、つと立ち上がると「山手スカイウォーク」の方向へ走り去った。

しんしんと冷えてきた。埼玉では雪だそうだ。新聞紙を片付ける。あんまり食べていなかったように思ったがやっぱり1kgくらい出している。6匹が残っているが早くそれぞれのねぐらにお帰り。


2004年03月19日(金) 12匹全員集合

今夜も寒い。「ポチたま」を見て少々涙を流してから8時前に出発。毎日1kg消費するとカリカリの減りが早く、ストックを見るともう大袋2個しかない。以前は3銘柄を持参していたのに、ストックの減少と共に2種類になり、今日からは遂に1種類だ。近々買い物に行かなければ。

「山手スカイウォーク」へと曲がると、山側の石垣にいたハイシローが大声を張り上げて鳴く。それを聞いて他の猫がゾロゾロ。アレッ?ワカメがいない。「ワカメ〜〜!」と呼んでいるといつものように山を垂直に降りてくるのではなく、「山手スカイウォーク」の上から階段を駆け下りてきた。

暴れん坊のハイシローは右に左にパンチを繰り出し、他の猫を攻撃しながら餌場に近づいていく。食べている最中に隣の猫に意地の悪いパンチをお見舞いするのはかりんだ。

見るとバニーとコロンがいない。花子は早々に新聞紙トレイから離れているので、上の段にカリカリを盛る。が、あんまり食べない。

水容器は3つとも無事だったので水を替える。石段に腰を下ろして猫たちが食べるのを見守る。するとバニーがやって来た。すぐに食べ始めるが、おいしくないといって私の傍に来てニャーニャー鳴く。

コロンもやって来た。兄のハイシローは妹のコロンに飛び掛ろうとしていたが私がコロンを呼んだので諦めた。ハイシローは攻撃エネルギーが有り余っているようだ。

食べているコロン、ワカメ、かりん、トニーなどをナデナデ。タニーがやはりひどい目やにを垂らしている。食べているのを捕まえて膝の上で目薬を差す。そして餌の前に降ろすと、何事もなかったかのように続きを食べる。

食べているポオの目やにを取る。そして放すとポオも何事もなかったように食べ続ける。

新聞紙を片付けても、餌場の石段には8匹が座っている。去年くらいまでは、食べ終わるとみんなさっさといなくなったものだったのに、今では私がひとり取り残されることはない。私がいる限り、何匹かはいつまでも傍にはべっている。

そっと立ち去り、「山手スカイウォーク」の踊り場に出てから振り返ると1匹が駆け寄ってくる。バニーだったが、追いすがるのも階段下まで。

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我が家のトムは特別療法食がいやで、ハンガーストライキ中。夕方少し食べたがすぐに吐いてしまった。1日2回の投薬はとても無理なので1日1回、1日分をぐっすり寝ている時に起こしてさっと飲ませてしまうことにしている。構えられると、投薬しても舌を前後左右に巧みに動かして決して嚥下しない。泡と一緒に吐き出してしまう。血尿・頻尿は改善していないが、今のところ元気に走り回っている。


2004年03月18日(木) さくら、トニー、ハイシロー欠席

昨日の天気予報では、朝から雨で昼過ぎには止むとのことだったが、今日になってみると昼ごろから降りだし、強風も吹いた。夜になってもほんの少し降り続いていた。

午後8時前出発。やはり霧雨が降っている。しかも冷える。それでも「山手スカイウォーク」の踊り場には猫たちが出て来た。餌場に行ってみたが、もし大降りになってはいけないので、本館並びのボイラー室前に移動する。猫たちもゾロゾロと付いて来る。

何回かここで給餌したので猫たちも戸惑わず、新聞紙トレイの上のカリカリをすぐに食べ始めた。風が吹くので、新聞紙がまくれ上がらないよう、餌容器や、バッグ、ペットボトルなどを重し代わりにする。

猫は9匹。さくら、トニー、ハイシローがいない。700grくらいを出す。食べ終わった花子は屋根のあるその空間の隅っこで寛いでいる。コロンは別のコーナーで箱座りをしている。

ワカメがいなくなってしまったと思っていたら、こちらを見通せる庭園の木の下に座っている。じーっとこちらを見つめている。

階段下に水容器を置く。そこにもカリカリを置いておく。ワカメが駐車している車の下に入った。しばらくそこにいたが、またこちらにやって来た。ワカメに食べさせようとするとポオが自分の分をほったらかしにして横取りしに来る。

そこで、ワカメの身体を手で押さえて私が保護していることをワカメに知らせる。すると安心して食べ始めた。猫たちは仲間同士で仲良しということはなく、私と1対1で甘えたいのだ。花子は甘えず餌が欲しいだけ、という素振りをするが。1人対12匹ではなく1対1の関係が12組というところか。これは家猫でも同じ。自分だけが寵愛を得ようとしていることがよく分かる。

しばらくして花子はいなくなったが、後の8匹は私がそこにいる限り離れない。階段下にしゃがむとかりん、茶々、タニー、バニー、ワカメの5匹がぴったりと寄り添う。

ワカメがまだ食べていたがその場を立ち去ることにする。バニーとタニー、かりんなどが従いて来たが庭園内餌場を通っていつものように「山手スカイウォーク」の踊り場に出る。バニーはそこまで従いて来たがそれ以上は諦めた。

******

M浦家のナナちゃんは膀胱炎になり頻尿なのだが、薬を頑なに拒否して全然飲まないという。我が家のトムにも投薬は至難の業だ。なので両家とも猫たちの症状は全く改善していない。猫が病気だと本当に憂鬱だ。落ち込む。と二人でこぼし合う。




2004年03月17日(水) さくら、トニー欠席

昨夜からの強風がものすごい。深夜になると収まるらしいが、午後8時にはまだまだ吹き荒れていた。

そーっと「山手スカイウォーク」の階段を上がっていくと、真っ先にワカメが横の山から垂直に駆け下りてくる。それを見てあちこちからゾロゾロと出てくる。

門扉に立てかけておいたホウキは強風で派手に倒れている。餌場に行ってみると水容器2個はどこかへぶっ飛んでしまったらしく近くには見当たらない。

今日は缶詰の日だが、新聞紙は勿論のこと、銘々皿もこの風では飛んでしまう。仕方がないので、石段をよーく掃いてそこに直に置くことにした。

どうも食べるのが早いハイシローが他の猫にあげたものも横取りしているようだ。猫は10匹なので10個開ける。いないのはさくらとトニー。

カリカリも400gr出す。バニーが傍に来てねだるのでもう2缶開ける。
ゲンキはみんなに威嚇されるので頭を並べては食べずに塊りをくわえては泥棒猫よろしく離れたところへ行きコソコソと食べる。かわいそうに。

そうしてみんなが食べ終わってから、毎夜、残りのカリカリをしばらく食べている。かりんも結構いつまでも食べているが。

水容器は広範囲を探しても全くみつからないので持参の銘々皿を2枚出して水を入れておく。この容器は浅いのでまた飛んでいってしまうだろうが。

ポオの目やには取ったが、タニーは?植え込みにいたので猫なで声を出しながら近寄って行ったら返って怪しまれてしまった。ちょっとづつ逃げるので捕まらない。諦める。

立ち去ると、かりんとコロンが追ってきたが「山手スカイウォーク」の踊り場まで。


2004年03月16日(火) 12匹全員集合

午後7時半出発。全くいつもと同じ光景が繰り広げられる。

水容器は3個とも空っぽで転がっていたが、きれいにして水を満たすと猫たちは早速ゴクゴク飲んでいた。

カリカリは1kg。猫たちは新聞紙トレイに頭を並べて黙々と食べていた。12匹いてもあんまり仲良しはいない。強いて言えばポオとゲンキ。バニーとタニーかな。タニーはバニーをこよなく慕っているがバニーの方はあんまり気にしていないようだ。茶白猫たちは気立てがよい。

タニーは以前さくらを攻撃してりしていたのできつい猫かと思ったらそうでもなくすごく甘ったれだということが分かった。今夜も膝に上に押さえつけて目薬を差す。嫌がりはしても全然引っ掻いたりしない。

毎夜ポオとタニーの目やにだけ取っている。ゲンキは気配を察してすぐに逃げてしまう。まあ、その気になれば何とかして捕まえるのだが、ゲンキの右目は外猫のままではどうしても治らない。

今夜はすごく暖かいので大きな蟻が1匹出てきている。団子虫も1匹。これからいろんな虫が出てくるなあ。こんなところにもゴキブリが来るのだろうか?なめくじも。嫌だなあ。

しばらく猫たちに付き合っていると、ゲンキ、茶々、かりん、コロンの4匹になってしまった。新聞紙を片付け立ち去ることにする。


2004年03月15日(月) 全員集合+ピーチ出席

M浦家のナナちゃんが膀胱炎にかかったらしく頻尿なのだという。今朝あたり諸岡動物病院に連れて行ってるかもしれない。本猫は元気で遊び回っているらしいが。

我が家のトムも今朝から数回血尿を出したようで、トイレの白い紙砂が赤く染まっていた。療法食オンリーなのでこのところ調子がいいと思っていたがダメだった。トムのみ、S/Dという結石を溶かす作用のある特別療法食だけを食べさせるようにしなければ。トムも元気なのだが、血尿が出ると本当にガッカリする。

******

午後7時40分出発。暖かいのでフード付きフリースコートはやめてウィンドブレーカーを羽織ってゆく。

「山手スカイウォーク」の階段を踊り場まで上がっても1匹も出てこない。そこで「ワカメ〜〜!」と叫ぶと忽ちゾロゾロと猫たちが湧いて出て来た。

踊り場上のフェンスの内側にはピーチが座っていた。キジーと違って逃げたりは全然しない。「ピーチもおいで」と声を掛けておいて庭園内餌場に行く。

いつものように新聞紙トレイ2箇所に猫たちが群がって仲良く食べる。数えると11匹。ハイシローがいない。

水容器も転がっている。1個見当たらない。とりあえず2個をゆすいで水を入れようとしていると、ピーチがやって来た。新聞紙トレイは2枚とも満席でピーチが頭を突っ込めるスペースがない。

一段下にカリカリの山を作ってあげたのに、傍の植え込みから見ているばかりで出てこない。

飲み水の用意を済ませてから、容器にカリカリをたっぷり入れて植え込み内のピーチの前に置くとすぐに食べ始めた。触らせるほどではないが人間にも猫たちにも慣れているようだ。一体どこから来たのだろうか?飼い猫が捨てられたのか?

タニーを捕まえて目薬を差すが、今夜は結構抵抗する。茶色の目やにが垂れてひどい状態だ。ピーピー言うのを押さえつけてきれいにする。ポオの目やにも取っておく。

今夜の山手猫たちはよく食べる。1kgで十分かと思ったが、もう300grくらい出す。

ハイシローがやって来た。久しぶり!しばらく食べていたがタニーをひどく叩いたので叱るとタニーが怯えてしまった。

コロンはいつものように遠慮がちに甘えたり、水を飲みに行ったりを繰り返している。ワカメは少し甘えてからいなくなった。バニーとトニーは本館側に行っては戻ってくる。花子の左耳のダニイボは無くなっている。そして豆粒大の禿げもない?!フロントラインが忽ち奏効したのか?

気付くとかりんとハイシローとコロンと茶々しかいなくなっている。2箇所にカリカリの山を作って立ち去る。ポオが「山手スカイウォーク」近くの植え込みから出て来た。バイバイ。


2004年03月14日(日) 若竹山手猫になってしまったタビー

今夜は所用で山手猫たちの給餌には間に合わないので、昨夜のうちにM浦さんに、いつもより早い時間に給餌してくれるようお願いしておいた。

そして今夜午後10時45分ごろ、U野さん宅ガレージ前を通り自宅に向かっていると、前方、若竹山手の道路の真ん中に何やら塊りが見える。起き上がってこちらに向かってきたのを薄明かりにすかしてみるとどうやら黒っぽい(キジトラ?)猫のようだ。とある家の庭に入り込んだ。試しに「タビー!」と呼ぶと、こっちには来ないが可愛い声で返事をする。

そして、その家の前庭を突っ切ってそのお隣の庭に入って行く。どうもタビーのようだ。追って行くと、フェンスをくぐって出て来た。やっぱりタビーだった。スリスリゴロゴロ甘える。毛並もきれいだし、でっぷりと太っている。しばし撫でてから立ち上がると従いて来ようとする。困ったなあ。が、ずんずん歩いていくと先ほどの曲がり角で離れた。

大分行ってしまってから振り返るともうタビーの姿はなかった。どうやらあの狭い範囲、50メートル四方くらいを根城にしているようだ。

プリンスはもう少し広い範囲で見かけていたからタビーももしかしたらもう少し行動範囲は広いのかもしれない。が、いずれにしても山を上がって山手に行くことはもうないようだ。

が、プリンスのように何か困ったことが起きたら戻ってくるかもしれないが今のところは若竹山手での暮らしに満足しているようだしとても幸せそうだ。


2004年03月13日(土) ハイシロー欠席

我が家の猫用に買い置きしておいたフロントライン大が1個あったので、ひとまずそれを山手猫たちに投与することにした。大1個を大きな注射器で吸出し、小さな注射器8本くらいに小分けしてゴムキャップをするのだが、これがまことに面倒くさい。手に薬液が付いたり、薬液をこぼして6本しかできなかったり。

が、7ヶ月ぶりに小分け作業をしてみたが、私の作業技術は著しく向上しており、手に薬液が付くこともこぼすことも全くなく9本取ることが出来た。\(●^o^●)/ばんざーい♪♪ 

先回の残りが2本あったので合計11本ある。午後8時前、山手に出発。ハイシローを除く11匹が来たので丁度いい。まず懸命に食べている花子のぼんのくぼにシュッと一撃。他の猫たちにも次々と投与し、あっという間に全員終了。その時もいつもと違って私の手に薬液が付くこともなく、投与技術も著しく向上している。よしよし。

水容器もちゃんと3個ある。今夜は猫たち、よく水を飲む。甘えんぼのコロンも2回、水を飲みに行った。コロンは私の足の間に入り込みゴロゴロと咽喉を鳴らして甘える。

私がしゃがみこむと猫たち5匹が回りにピタッとくっついて離れない。そういう猫たちを置き去りにして立ち去るのは辛いが致し方ない。

今夜はかりんが追って来たが、「山手スカイウォーク」の踊り場まで。 


2004年03月12日(金) さくら、ハイシロー欠席・キジー出席

雨が降ったが幸いにも給餌時間には上がっていた。テレビ東京の「ポチたま」を見てからの出発だったので午後8時ごろになった。

階段を上がって行くとワカメがいち早く私を見つけて山を駆け下りてきた。庭園内の餌場に行き、新聞紙を2枚づつ敷く。9匹しかいないがカリカリは1kg出した。いないのは、さくら、ハイシロー、コロンだ。茶々とかりんの被毛がかなり濡れている。ティッシュで拭くが勿論すっかり乾くわけではない。他の猫たちは殆ど濡れていない。うまい具合に屋根のあるところに潜り込んでいたのだろう。

水容器はひっくり返っている。持参の容器も出して3箇所に水容器を置く。

雨が降ったせいで、M浦さんが毛嫌いしているオオミスジコウガイビル(ミミズのような紐のような生き物)の赤ちゃんのようなのが、くねくねと動いている。

タニーが本館の方を見つめるので何かと思ったら、キジトラ模様の猫らしき姿が見える。「ニャーオ、ニャーオ」と呼びかけてみたが走り去ってしまった。

茶々がゲホッと吐きそうな素振り。彼はいつも下痢でもしているのか肛門が汚いのだが、体調不良なのかなあ?よく太っているし、そうは見えないけど。まあ、気を付けていよう。

花子の左耳にイボがある!去年、新黒、小桃、タビーの耳に出来ていたマダニのイボに違いない。早速フロントライン投与を始めなくては。今のところ花子だけだが、困ったものだ。

猫たちが食べ終わった頃、本館の方からコロンがやって来た。撫でて安心させる。全然濡れていない。

ふと見るとキジーが来ている。しばらく様子を伺っていたが、また植え込みをぐるりと回って結局下の新聞紙トレイのカリカリを食べ始めた。トニーやゲンキは同じところで食べていたが、ハッと気付いて逃げてしまった。キジーは強くて山手猫は押され気味だ。上の新聞紙ではコロン、かりん、トニーが食べている。

キジーは好きなだけ食べて行ってしまった。コロンはゴロゴロと咽喉を鳴らしている。私がコロンにかまうのでかりんがヤキモチを妬いている。タニーを可愛がると茶々がヤキモチだ。しゃがんでいる私の側にはトニーもいて5匹に囲まれる。

コロンはもっともっと甘えていたいようだが、そういうわけにもいかず新聞紙を片付けて立ち去る。


2004年03月11日(木) コロンが来た!久々に全員集合

昨日にも増して突風が吹き荒れた。夜になると多少は納まったがそれでもまだまだひどい。7時半出発。ハイシローが石垣の上で待ち構えているのはいつも通り。ハイシローの「餌やりママが来たぞ〜〜〜!!!」の声で他の猫たちが駆けつけてくる。

庭園内に入ると今日は暖かいので花子とポオが砂地でゴロンゴロンしている。2個の水容器は無事だった。

風が強いので新聞紙は敷けない。石段をよーく掃いてその上でカリカリを与える。そこそこ食べてはいるがバニーなど、このカリカリは気に食わないようだ。大きくて太っているバニー、気に入らないのなら食べなくてよろしい。

やはりコロンだけがいない。今日でもう5日間姿を見ていない。どうしたのかなあ?

タニーを膝に乗せて押さえつけ、目薬を差す。嫌がってピーピー言うが手に負えないということはない。爪も出さないし暴れもしない。側にいた花子を撫でたらパンチを食らってしまった。2回目のパンチでは爪を出す。

ポオの目やにも取る。毎日黒い乾いた目やにを付けている。

散らばったカリカリを2箇所に集める。今日は900grくらい出したかな。茶々が食べ過ぎたのかカリカリを吐き出した。勿論片付けておく。

アレッ?コロンが「山手スカイウォーク」の方からやって来た!何だかビクビクしているので身体を押さえておいてカリカリを食べさせる。結構ガツガツした感じで食べる。そばに来たかりんが意地悪しそうなのでコロンから手を離さないでおく。かりんの小柄だが固太りのガッチリした身体に比べるとコロンは細い。このところよく食べてムッチリしてきていたのに。何かあって隠れていたのかなあ?

コロンも食べ終わったので、心配だが帰ることにする。「山手スカイウォーク」の踊り場に出て振り返るとコロンが追いかけてきていた。構わず階段を降りる。コロンは踊り場に出て来たが、また庭園の中に戻って行った。そうそう、庭園内にいると安心だ。


2004年03月10日(水) コロン欠席・ピーチ、キジー出席

猛烈な風が吹いている。7時40分くらいに出発。「山手スカイウォーク」ではハイシローとゲンキと茶々、トニーが待っていた。花子とワカメも横の山を垂直に駆け下りてくる。庭園内に入るとどこからかかりんやタニー、バニー、ポオも現れる。新顔ピーチもさも仲間のような顔をして加わっている。ビクビクなんか全くしていない。

今夜は缶詰の日。みんなを待たせてまず4個開ける。容器に半個づつ入れて置くがみんなが群がって誰がありついて誰がはぐれているのか分からない。もう4個開けてどんどん容器に空ける。更に4個開ける。

コロンとさくらがいない。

ピーチもみんなと一緒に容器に顔を突っ込んでいる。痩せているのでもっと与える。缶詰が大体みんなのお腹に納まったところでカリカリも与える。ピーチにも。少し逃げるので植え込みの中に容器を置くと安心して食べている。

そこでやっと水を替える。この強風で容器がひとつ紛失しているが、まあ2個でも良いだろう。

ピーチが新顔だということに気付いたバニーが植え込みの中を覗いている。ピーチは十分に食べたからか、バニーに睨まれたからか立ち去って行った。

カリカリをいつも通り2箇所に集めているとさくらが本館の方からやって来た。もう缶詰を開けるのは止めて缶詰の味の付いたカリカリで我慢してもらおう。さくらは時間をかけて結構食べた。

ん?池の方にキジーらしい姿が見える。石の通路をまっすぐこちらに来ずに横の植え込みを回って私の背後からまた植え込みに入り、大回りして私の前に現れた。下のカリカリの山はゲンキが食べている。その前に来て座りじーっとゲンキを見つめている。ガンを飛ばしているというべきか。それを感じたゲンキが唸りながら場所を譲る。弱っちいゲンキ!

するとキジーはどっかと座りカリカリを食べ始めた。上のカリカリの山はさくらが食べ続けており、かりんも私の前に座ってキジーを眺めている。かりんは何を思ったかキジーのところへ行こうとし、急に気が変わってクルリとキジーに背を向けて戻って来た。

いったんその場を離れたキジーはすぐまた戻ってきて食べ続ける。

さくらもやっと食べ終わり、キジーも去った。立ち去った後で変な声で鳴いているのが聞こえてくる。ピーチもパーキーもきっとオスだろう。相手がいなくて残念だったね。そのうちきっと去勢してあげるからね。そうすればそういう苦労から解放されとても健康になるのだ。

植え込みで寛いでいたポオの目やにだけは取ったが、今夜はタニーが長居をせずどこかへ行ってしまった。目薬を差したかったのに。

さくらは痩せていて楚々としているので保護本能を刺激されるが、どうしてなかなかしっかりしてはいるのだ。

さくらが最後まで残っているのは珍しいが、ナデナデして私は立ち去る。

今日は誰も追ってこない。それでいいのだ。


2004年03月09日(火) コロン、さくら欠席

7時45分ごろ出発。「山手スカイウォーク」の階段には1匹も見えないが上からミニチュアダックスを2匹連れた男性が降りて来た。私が上がって行くと突進してくる猫たちが見えたのだろうか、その男性、踵を返してすごい勢いでもと来た階段を駆け上っていく。

猫たちが餌やりおばさんの私に向かって突進してきているとは分からなかったのだろう。とにかく泡を食ってスタコラ逃げ出したといった格好だった。

こういう誤解も生むので「山手スカイウォーク」での給餌はいよいよよくない。正門から中へ入って庭園内餌場に行くことも考えたが、「山手スカイウォーク」横の山の中で待っている猫も多いので、直接、餌場に行くと私が来たことが分からないといけないし。悩むところだ。

門扉裏に立てかけてあるホウキを取って振り向くと、ハイシローが足元に来ていたようで足でも踏んだらしく「ギャーッ!」と大袈裟に叫ぶ。

餌場に行くとハイシローが何事もなかったような顔をして先回りしている。餌場の石段を丁寧に掃きその上に新聞紙を2枚広げるのはいつも通り。

猫たちは10匹。コロンとさくらが欠席だ。コロンはこれで3日間欠席だがどうしたのかな?コロンが1週間くらい姿を消すことはよくあるのでもう少し待ってみよう。昼間とか、もう少し遅くM浦さんの時間には出てきているかもしれないし。

猫たちはさほど空腹ではないようだ。500grくらいしか食べない。あと200grくらいは2箇所に山にしておく。

水容器は3個とも結構水が入っている。昼間に「校内ネコロジー」のメンバーが補給してくれたのかもしれない。が、勿論入れ替えておく。

またタニーを捕まえて膝の上に乗せ、目薬を差す。「ヒェー!」と情けない声を出すが殆ど抵抗しない。こりゃ簡単だ。毎日できそう。ポオも捕まえて目やにを取る。ポオは面長でハンサムな顔をしている。

今夜はワカメが最後まで私の傍にいる。娘のコロンの身を案じているのか?
今日はバニーもニャーニャーと濁った声で鳴きながら盛んに頭突きをして甘える。それにかりん、茶々、ゲンキ、ポオ、タニーは最後までいる。

そっとさりげなく立ち去る。ゲンキだけが従いてくる。が、道路を渡っては来なかった。チラと振り向くと曲がり角で佇んでいる。


2004年03月08日(月) コロン、ハイシロー欠席、パンダ出席

今夜は7時半前に家を出発。「山手スカイウォーク」には1匹も見えないが上がっていくと横の山の殆ど垂直の斜面をワカメが滑り降りてきた。それを合図に他の猫たちも現れる。

コロンとハイシローがおらず10匹のみ。多分満腹なのだろう。ポオやゲンキもあまり食べない。食べていたトニーも早々とどこかへ行ってしまった。バニーは立ち去ったかと思うとすぐにまた戻って来た。

花子はみんなに馴染めないようだ。ウロウロしていてたっぷりある新聞紙上のカリカリを食べようとしたが、さくらに唸られ食べられない。花子にだけ上の段で上げようとすると同じ餌なのに別の猫が駆け寄ってきて花子はまた食べられない。もう一山作ってやっと花子はありついた。

猫たちが盛んに「山手スカイウォーク」の方を気にしている。狸でも来ているのかと立ち上がって見に行くが動物はいない。黒いコートの男性が「山手スカイウォーク」を上がっていくのが見えた。

ポオの目やにを取る。タニーの目は拭いても拭いても涙が湧いてくる。押さえつけて両目とも目薬を差してみる。思ったより抵抗しない。

900grくらい出した餌は今日もたくさん余った。猫たちはいっぺんに食べずにダラダラ食べるからそのうちになくなるだろう。甘え猫たちを残して立ち去る。

「山手スカイウォーク」の踊り場に出ると黒い猫がいる。ワカメかと思ったらパンダだった。パンダには踊り場の下の階段でカリカリを与える。すると茶々がいち早く駆けつけてきている。茶々の口封じに2段上にカリカリの山を作っておく。ゲンキもやって来たが私が立ち去ろうとするのに気を取られ、パンダの餌に手を出している風はない。


2004年03月07日(日) コロン欠席・キジー出席

今夜も8時をちょっと過ぎて出発。空を見上げると満月がずいぶん低いところに出ている。月の近くで一際明るく瞬いているのは相変わらずの火星?

いつも通りハイシローが一番最初にお出迎えしてくれる。ワカメも駆け下りてきた。「ワカちゃ〜〜ん!」と呼びかけていると他の猫たちも続々と集まる。キジーもいたようだ。

庭園内に入るとハウスで寝ていたらしいポオも出て来た。風がないので新聞紙トレイを2枚広げる。新聞紙を敷くと後始末が簡単だ。

食べている猫は11匹。コロンがいない。その代わりキジーがやって来た。彼には上の段で与えようとすると勿論山手猫がすっ飛んで来て食べる。

キジーは強いので私がある程度離れると山手猫を追い散らしてカリカリにありついている。小さめの目がまん丸で可愛い顔をしているのだ。

甘えん坊のタニーの涙目は相当ひどい。花粉症かもしれないが、拭くとゲンキの涙目と同じく茶色になる。この症状は目薬を差してもさしたる好転は望めないしタニーに目薬を差すにはひとりでは無理かもしれない。ゲンキやポオなら私ひとりでも無理やり押さえつけて差すことができる。タニーは意外ときついところがあるので引っ掻かれるかも。

今夜は珍しくトニーがすごく甘える。ハイシローがトニーを襲っていた時、助けたからか。

キジーは上の段で適当に食べた後、下に回っている。下の新聞紙トレイで食べていた猫たちはキジーが上がってきたのを見て退いてしまった。キジーは食べたいのではなく、何となく山手猫たちにちょっかいを出したいようなのだ。花子が来てすぐに逃げ去ると慌てる風でもなく追いかけて行ったがしばらくして戻って来た。

かりんとワカメは私の傍にしっかり張り付いているので他に女の子はいない。手持ち無沙汰にブラブラしてキジーは植え込みの中に入って行った。そして「つまんないの〜〜!」とでもいうような変な盛り声を上げながら行ってしまった。まだまだ警戒心が強いのでもう少し慣らさないと到底捕まらない。

今夜も冷える。パーキーは現れないが、たくさんのカリカリを残して行く。誰も従いてこないと思っていたら、かりんが来ている。無視していると「山手スカイウォーク」の踊り場でM浦さんを待つ格好になった。あと40分もすれば彼女が現れる。


2004年03月06日(土) 新顔茶白猫パーキーは今夜も来た

出発は午後8時を過ぎてしまった。「山手スカイウォーク」の階段を下から一瞥すると1匹も見えなかったが私が上がっていくと忽ち何匹も出て来た。庭園内に入るとそちらからも続々と集まり全員集合。

今夜も風があり寒い。全員にカリカリを与え、ふと見るとキジーも来ている。キジー用に一段下にカリカリを盛っているとキジーは上の方へ移動している。そちらにも一盛りしておく。それを花子が食べ始めたが、しばらくしてキジーが花子を追い払って横取りした。が、花子とキジーの相性は悪くなさそうだ。

キジーは食べ散らかして大分残しているくせに下の段に行き、別のカリカリを物色している。キジーがどっかりと腰を据えて食べ始めると山手猫たちは傍から離れる。

水容器がひとつもない。昼間の強風で飛んでしまったようだ。探すと2個まではみつかったが、丸い容器がひとつ紛失している。勿論いつも容器を持参しているので困ることはないのだが。いつも通り3箇所に水容器を置く。猫たちは咽喉が渇いていたらしく早速飲んでいる。

しゃがみこんで散らばったカリカリを片付けているとタニー、さくら、かりん、茶々などの甘え猫が私に張り付いてくる。

ふと振り返ると、昨日の茶白猫パーキーが来ている。まるでずーっと仲間だったかのように寛いで座っている。明るいところだったのではっきり見えたが可愛い顔をしている。

パーキーの為にカリカリをたくさん盛ると彼?は少し暗いところに移動した。そのカリカリはゲンキが食べている。ゲンキが離れてもパーキーはカリカリのところに行こうとはせず、じっとしている。

手前の植え込みにはコロンとポオが座っている。

さて引き上げるとするか。昨夜、割とたくさんカリカリを置いておいた。その後、雨が降ったのでカリカリはべちゃべちゃになって残っているのではないかと危惧したが、全然。一粒も残ってはいなかった。だから今日の分も大丈夫だろう。パーキーがこれから食べるかもしれないし、ピーチや【タヌウ】も来るかもしれない。

コロンが「山手スカイウォーク」の踊り場まで付いて来た。ゲンキは階段下まで。従いてこなくてよろしい。一番安全なんだから庭園内にいなさい。


2004年03月05日(金) ネコロジーは大忙し・新顔が2匹も現れる

駅前に行った帰り4時半過ぎだったか、横浜女子短大前でパピヨン犬の散歩中のM上さんに出会った。彼女の話では西公園の猫への給餌を頼まれているのだとか。「プリンス猫階段」のノンちゃんと新黒への朝の給餌を彼女がしていて餌容器はS内さんが片付けているという。新黒は頭を撫でさせるまでに懐いているとか?本当だとすればまことに喜ばしい。

また、いたち川沿いに建売住宅が建設され、住みかを奪われた猫や狸やアライグマが7号棟裏から上がってきて「プリンス猫階段」の猫の餌を奪っているという。本当かなあ?

フォレストヒルズの前で彼女と別れて帰途につく。U野さん宅ガレージ前ではアニーが人待ち顔でノビをしている。タビーもどこからかやって来てガレージ内に入るところだった。2匹とも幸せそうだ。

5時ごろ帰宅するとJ先生から留守電が入っていた。携帯にも入っていたのに、リュックの中だと全然気付かなかった。怪我をしているボロボロの新顔猫が現れたという。車で迎えに来てもらい一緒にその猫が隠れている場所に急行する。

北側の建物の裏だ。話に聞いていた職員のK下さんらしき女性が餌やりをしている。くだんの猫もいた。その猫は2月11日夕、ニャン太のお葬式をした後、北門内側でチビトラに餌やりをしたときに他の猫たちと一緒に現れてカリカリを食べた白茶猫だった。その時にもずいぶん毛艶の悪い猫だなあと思ったが、K下さんがしっかり面倒をみてくれているというので、安心していたのだ。

その猫はもう16歳だという。もう長くはないかもしれないので、食べられるもの、好きなものをK下さんは毎日工夫しているという。先代から愛情を込めて世話をしてきたらしい。その猫は父親にそっくりだったので彼女がジュニアと名付けている。

パンダにそっくりな、やはりかなりの高齢猫もそこにいた。この黒白猫も2月11日に出てきていた。療法食缶詰も持参したが、この猫たちは缶詰だと返って歯に挟まるらしく食べないという。とりあえず手持ちの抗生物質2包を渡しておく。

丁度うまい具合にK下さんの給餌時に遭遇できてよかった。そうでないといつまでも心配するところだった。この猫の件はこれにて一件落着。

帰りにハイシローが出てきてニャーニャー鳴き、J先生や私に餌をねだるが急ぐし、夜に出直すので無視することに。

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8時ごろ山手に到着。今夜も風が強いので、餌場を念入りに掃き、そこにカリカリを置く。2日間見なかったコロンも来ている。みんなよく食べる。J先生の話では、今日の昼間には結構たくさんの猫たちが出てきていたそうだ。

ん?本館の方から見慣れぬ白サバ猫が餌を食べたそうな感じでやってきた。反対側の「山手スカイウォーク」側からはキジーが来ている。カリカリはたっぷり出してあるので白サバ猫もキジーも適当に餌にありついている。山手猫たちも全然威嚇しない。

とにかく白サバ猫の写真をたくさん撮っておく。水容器はすべて空になって転がっているので水を満たし所定の位置に戻しておく。

白サバ猫は食べた後、植え込み内で寛いでいる。すると茶白猫が来てカリカリを食べている。一瞬アニーかと思ったが、そんなはずはない。せんだっての夜、バニーがひどく威嚇していた猫だ。こちらも写真を撮る。今夜は忙しいなあ。勿論触らせはしないが、キジーよりは逃げない。

キジーは植え込みにいたが、私が水容器のところに行ったので、「山手スカイウォーク」の方へ行ってしまった。そこで盛り声を上げていたのはキジーだろう。

餌場を片付け、甘えるさくら、タニー、かりんたちを残して引きあげる。ゲンキが従いて来たが道路を渡るようなことはなかった。

白サバ猫はとりあえず【ピーチ】、茶白猫は【パーキー】と名付けて写真をアップした。いずれも紛れもなく山手柄だ。しかし今までどこにいたのだろうか?


2004年03月04日(木) コロンが今夜も欠席・久々にキジーが来た

午後7時半出発。今夜も風が吹いて寒い。「山手スカイウォーク」にはハイシローが待ち構えており、彼の張り上げる声を聞きつけて続々と猫たちが馳せ参じてくる。風があるので庭園内餌場の階段を丁寧に掃いてそこにカリカリを置くことにした。新聞紙トレイも銘々皿もなし。

食べている猫たちを数えると10匹。コロンとバニーがいない。水容器も2個が転がっている。

本館の方からバニーが鳴きながら駆け寄ってくる。餌容器に頭突きを食らわせながら賑やかに仲間入りする。身体はガッチリしていて大きくお腹も丸い。が、気が優しくてハイシローや茶々にはいっつもやられている。タニーはバニーが大好きでいつも寄り添って甘えている。

脚の間にさくらを挟み横にはワカメ、そばの茶々、タニー、かりんを可愛がる。

「山手スカイウォーク」の方から久々にキジーがやって来た。キジーを見てトニーは逃げてしまったが、かりんは駆け寄って行って鼻を突き合わせて挨拶している。他の猫たちももう威嚇したり警戒したりすることはなく、すっかり山手猫の準メンバーといったところだ。

猫たちに囲まれている私のことも特に警戒せずカリカリを食べ散らかしている。ほっぺたが横に張り出しているが、毛なのか肉なのか、見ただけでは分からない。触らせる日が来るだろうか?適当に食べるとそばの植え込みの中でじっとしている。しばらくそうしていたが、出てきてみんなを一瞥すると悠然と本館の方へ歩いて行った。

タニーの涙目を拭き、植え込みの中にいるポオの目やにを取ろうとしたらポオは逃げた。追いかけるとハウス2号の傍の木で爪とぎをしている。尚も捕まえようとすると2号内に逃げ込み猫ベッドの中に入っている。

諦めて餌場に戻ると猫たちは1匹もいなくなってしまっている。家猫の餌の残りを持ってきていたのを思い出し、音を出してみるとすぐに猫たちが出て来た。ハウス2号のベッドに入ったはずのポオまでが出てきている。

わずかな餌は、一番強かったかりんがゲット。これは療法食なのでなるべくポオに食べさせたいが、かりんに追い散らされたようだ。かりんを退けると彼女はすごくむくれる。撫でてご機嫌を取っておく。かりんの右目も少し涙が出ているので拭き取る。タニーとかりんは花粉症かなあ?


2004年03月03日(水) みすぼらしく禿げた動物は狸と判明

兵庫県の山深いところに住むネット友に写真を見てもらい、【タヌウ】が狸なのかハクビシンなのか判定をお願いした。彼の近所を徘徊している狸にそっくりなので狸だろうといい、その後ネットで調べたら狸に間違いない、とのこと。そうだ、ネットで調べるという手があった。私も検索してみた。ハクビシンの写真と狸の写真多数とを比べてみると、【タヌウ】にそっくりな狸の写真があった。一方ハクビシンは鼻が大きく丸い。尻尾の形状も違うようだ。

そこで決定!【タヌウ】は狸です。それにしても【タヌウ】は、少し前に「山手スカイウォーク」からやって来た狸のカップルとは全然違う感じだった。あのカップルに似た狸の写真もあったから狸といっても外見上さまざまなバリエーションがあるようだ。

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今日は缶詰の日。NHKのクローズアップ現代を見ていたので出発は8時になってしまった。

「山手スカイウォーク」を女学生と青年のカップルが寄り添って降りてくる。猫はゲンキだけウロウロしていた。それでも私が踊り場のバーを越える時には何匹かが集まってきた。

缶詰を開けていると急に風が強くなった。新聞紙トレイはだめだな。銘々皿にする。1個開けては容器2個に分ける。私が懸命に缶を開けている間、猫たちは奪い合っているので、どの猫の口に入ったのか分からない。さくらがハイシローにひどく叩かれたので私の脚の間にかくまう。

コロンとトニーが欠席で猫は10匹だ。10缶開けてカリカリも出す。そこでようやく水を替えることにする。

ゲンキはお食事タイムには、どうやら分が悪いらしく魚肉をくわえてちょこっと逃げ去り、みんなに背を向けてコソコソと食べる。ここに来る前は飼い猫として可愛がられていたであろうに、そういう姿はとても可哀相。しかもくわえた餌を置いたところが土の上だったりする。

風が吹いて寒いのだが、タニーは相変わらず私の周りをウロウロ。可愛がっているとヤキモチを妬いた茶々が自分も撫でてくれといってやってくる。勿論かりんも足元にいる。タニーの目を拭き、植え込みに座っているポオの目やにも取る。

ゆっくり座って猫たちと遊ぶことはせず、立ち去ることにする。猫たちもそれぞれにねぐらに早く行かないと寒いよ。ポオもハウスに行かずに座っているから、猫たちにはそれほどでもないのかなあ?


2004年03月02日(火) 全員集合

書き忘れていたが、日本のハクビシンはSARS菌を持っていないそうだ。理由はSARSはまだ日本に上陸していないからだと、先日のテレビ番組で動物学者だったか検疫の専門家だかが言っていた。

さて、今夜は7時半出発。昨日より更に寒いというがそれほどでもない。「山手スカイウォーク」の階段を女学生が後ろを振り返りながら降りて来た。見ると猫たちが数匹出ている。私が行くとワッと全員集まった。

みんなを引き連れて庭園内餌場へ。慌てたゲンキは横っ跳びに跳んで水容器をひっくり返している。

新聞紙トレイ2枚を敷き、いつものように夕食会が始まる。花子が仲間に入りきれずウロウロしている。別のところにカリカリを盛って花子だけに食べさせる。

いつも通りワカメとタニーは私の近くで食べている。タニーはソワソワして落ち着かない。トニーは、ハイシローや茶々が苦手なようでちょっとビクビクしている。かりんは横で食べていたワカメの頭をパンチする。ワカメも気が強いがこのところかりんに押され気味だ。

かりんも目やにを付けているがハイシローと一緒で、取ろうとすると引っ掻くので取ってやることができない。その点、ポオとタニーは簡単に取らせる。タニーは今日も涙目なのでティッシュで拭き取る。つぶらな瞳でじっと見つめる。可愛い。

さくら、コロン、花子、バニーを除く8匹が私の周りに残っていたが、カリカリの山を2つ作って立ち去ることにする。

コロンが残っていなかったのは珍しいと思っていたら、「山手スカイウォーク」の踊り場に居た。私が出て来たのを見て、これまた珍しく私を追って階段を降りて来た。困ったなと思ったが、階段下で追尾を諦めてくれたので助かった。


2004年03月01日(月) トニーとかりんが欠席

昨日の動物が狸なのかハクビシンなのか、読者にも分からなかったらしく反応がない。ま、どちらでもいいのだが、名前を【タヌウ】にするか【ハク】にするか(どちらも超安易だが)迷っている。

少し前、テレビ番組で「横浜・川崎で急繁殖しているハクビシン」を見た時には≪栄区のとある民家≫に屋根裏に住み着いたハクビシンを映し出していた。丸々して鼻筋にくっきりと白い筋があった。

昨日の【タヌウ】は鼻筋がベージュ色だったが、鼻筋だけがクッキリという風でもなかった。あまりにもみすぼらしいので判別が難しい。

さて、昨日はガマガエルまでがのこのこ出てくる陽気だったが、今日は一転、雪までがちらつく寒さだった。といっても大したことはなかったのだが。

昨日と同じく8時ごろ山手に行く。ハイシローが待ちかねていた。ゲンキのお出迎えも昨日と同じ。ポオが同じようなところまで迎えに来ていた。踊り場付近の植え込みからコロンも出て来た。

「山手スカイウォーク」の踊り場は陽が差さないので、かなり濡れていたが庭園内の餌場の石段は乾いていた。いつも通り新聞紙2枚のテーブルクロスを広げる。カリカリは1kg出す。食べている猫を数えると9匹しかいない。さくら、かりん、トニーがいない。トニーは昨夜もいなかった。

猫たちにカリカリを配っていると、男性教員が2度通って行った。

いつも通り、ワカメとコロンが甘え、タニーがまとわりつく。横に茶々、後ろにハイシローだ。ハイシローはお腹がパンパンだ。既に十分食べたようだ。タニーの目がすごく涙目になっている。ティッシュを出してしっかり拭き取る。ポオも捕まえて目やにを取る。

しばらくして「山手スカイウォーク」の方からさくらが駆けてきた。抱き上げて適当なカリカリの山の前に置く。さくらとワカメの身体の上に両手を置き、時々、他の猫たちも撫でる。千手観音になりたい瞬間だ。

今夜はまだ【タヌウ】は現れないが、昨日よりずっと寒いので引き上げることにする。猫たちは平気なようで、コロンもポオも暖かい時と同じように植え込みの下で香箱を作っている。土は湿っているのではないか?立ち去ったのはバニーと花子だけで後の8匹はその辺りにいる。

カリカリの山は2箇所。【タヌウ】が来ても大丈夫だ。


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