つれづれ日記
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2003年08月28日(木) プリンスが来た!

昼間、M浦さんと一緒にバーゲン中のDIY、アクトに行って猫食料を沢山買い込んだ。

いつものように9時45分ごろ、山手に向かう。道路を渡るとすぐの石垣の上に白いものが見える。近寄るとハイシローが丸くなってぐっすり眠っている。その隣にはゲンキが同じようにぐっすり。ハイシローは私の気配にやっと気付いたがゲンキはそのまま寝続けている。無防備だなあ。

私が声を出すとゲンキもやっと目を覚まし、2匹とも石垣から下りて付いてきた。餌場に行くと猫たちがさっと集まる。餌場にしている階段の踊り場の奥は土砂の溜まり場になっている。その辺りを箒で掃いていてよく見ると、カリカリが結構落ちている。う〜ん、何もこんなところにばら撒かなくても・・

もっときれいな場所に持参のカリカリを猫の数だけこんもりと小山にして置く。M浦さんとてっぺんの猫たちも降りて来た。みんなパリポリとよく食べる。

タビーを可愛がりながら、「プリンスはタビーの喧嘩相手だった・・」などと話す。先日U野家ガレージで見たプリンスが細面になりトニーそっくりだったと言いながらふと見るとそこに「トニー」がいる。余りにもプリンスそっくりなので、トニーはプリンスの子に違いないと言おうとしたら、M浦さんが「これ、プリンスだよ!」と声を上げる。

そういえば首筋の2つ並んだ茶色の模様は紛れもなくプリンスだ!何だかデブっている。あれー?あそこでは少し痩せてスマートになっていたのに?

カリカリを与えると少し食べて水を盛んに飲んでいる。動き回るプリンスをよく見ると本当に太っている。???もしかしたら、M上さんが毎日あそこへ出没してプリンスたちに大量給餌をしているのか?

プリンスは懐かしげに動き回り、山の植え込みに向かってスプレーした。我々がプリンスをもてはやしているのでタビーは面白くなくて小さく唸っている。アニーもプリンスに対して緊張している。プリンスは山手猫になりきっている新黒をねめつける。新黒も受けて立つ構え。喧嘩になっては困るので割って入る。

M浦さんはプリンスと一緒に帰ることに。さてプリンスはどこへ帰るのかな?やっぱりプリンスは貫禄がある。タビーとプリンスは2大モテモテ雄猫だったのだ。2匹とも10歳超だがとてもきれいだ。


2003年08月27日(水) 今夜も猫たちは腹ペコ

H川家の伸二と健に蚤がいるとのことで、山手へ給餌に行く前に寄ってみた。フロントライン大を買って小注射器に小分けしておいた分が3本手元にあったので、そこから2本を伸二と健に投与した。〆て5百円頂きます、なのだが、個装のフロントラインを買えば1本千円するので、それを買ったつもりで差額を寄付したいと言ってH川さんは2千円支払ってくれた。

今夜は雨が降らなかったので予定通り缶詰を8個持参する。M浦さんは掃除をしているところだった。階段の真ん中に吐しゃ物様の汚物があったとかで、それを洗い流したとか。誰じゃ、まったくゥ!汚さないでよね。

猫たちは15匹全員集合だ。新聞紙を敷き、まずカリカリを与えておいて缶詰を開ける。あっという間に食べてしまった。今夜も誰も給餌に来なかったのかな?

M浦さんはY野さん宅勝手口のパンダ用の水を取替えに行った。その間に「給餌ルール」の張り紙を餌場脇の鉄柵にくくり付ける。そこは暗いのでどんな具合だかよく見えないが、ひとまずOKだろう。昼間、通りかかる皆様!変だったらご意見をお寄せください。

猫たちはまだ食べたそうなのでカリカリを与える。ポオとゲンキには目薬だ。食べ終わった猫たちは適当に散っていく。

「猫庭園」の方からギャーッ!という猫の叫び声が。ワカメかかりんとゲンキか?かと思うと下の方でそれを上回る悲鳴が聞こえる。見に行くとさくらと花子だった。以前、コロンが花子を追い掛け回していたこともあり、女の子たちもなかなか気が強い。

階段に腰を下ろすと足元にハイシロー、膝にはアニーだ。アニーは爪を出すがエプロンに引っかかってなかなか取れない。持っていた鋏でアニーの爪を切る。深爪をせず先の方しか切らないのですぐに伸びる。が、こんなにおとなしく爪を切らせる外猫が一体何匹いるだろうか。


2003年08月26日(火) 山手は大賑わい

H川家の健ちゃん(瀬上の池付近から救い出された)の体調が悪く病院通いをしているというので、お見舞いがてら健ちゃんに会いに行った。よく考えるとこれまではまだ健ちゃんには会っていなかったのだ。

一時は大変心配したが、注射と投薬で元気になった。まだ食欲不振ではあるが甘えてとても可愛い。

先住猫の伸二(去年「プリンス猫階段」付近で怪我をして鳴いていたところを私が保護)は家族の愛情を独占したくて健が甘えてくるのがうっとうしいようだ。そーっと身体を外しどこかへ行ってしまう。

また伸二を可愛がっていると別室で寝ていたはずの健がすばやくやって来て「僕も!僕も!」「かまって!」「かまって!」とうるさい。

2匹ともものすごく甘ったれ猫だ。伸二が少〜しお兄ちゃんになってあげればいいのだが、捨てられる前は1匹飼いだったのだろう。健は多分、家猫の生んだ仔猫で、貰われずに最後まで残り、遂には捨てられてしまったのだろう。でも2匹とも今は幸せだ。良かった!

。。。。。。。。
昨日はパスしたが、今夜は山手の餌場に行く。M浦さんより一足早く到着。猫たちはかなり空腹のようだ。明日は雨だというから今夜たっぷり食べさせよう。トニーがいないがどうしたのかな?

二胡のような楽器が入っていると思われるケースを抱えた男性が正門の方からやって来て階段を上がって来た。猫の数を数えるようにゆっくりと通り過ぎる。猫が嫌いではなさそうだが、どうだろうか。

ポオにもゲンキにも目薬を差す。2匹とももう完治はしないかもしれない。ゲンキの目はいろいろな薬、療法を試みたが治らない。

「山手猫への餌やりルール」をラミネート加工できないかとJ先生などに問い合わせてみたが、あいにく加工器具は学院にはないという。H川さんにクリアファイルをもらい、木工ボンドを借りて貼り付けてみた。ボンドが白くなって何だかみっともない。乾けば透明になるのかと期待したが白いままだ。

M浦さんに見せると、まあ、それでもいいというので明日にでもくくりつけることにしよう。あれ以来、トレイ散らかしはなくホッとしている。


2003年08月24日(日) あれ以来、トレイ散らかしはなくなった

昨夜は所用で山手行きはパスした。今夜、盛んに掃除をしていたM浦さんに尋ねると昨日はトレイの散らかしはなかったそうだ。今夜もない。が、餌場にタバコの灰があちこちにポトリといった感じで落ちており、吸殻も1本あったという。

先週のトレイを入れておいたゴミ袋に蟻がたかっているので、M浦さんがゴミ置き場に捨てに行った。

これで今後、トレイ散らかしが一切なくなるといいのだが。
「山手猫への給餌ルール」を書いたポスターを作った。J先生もM浦さんもこれでOKだと言うので早速、餌場の柵に掲示することにしよう。

今夜も猫たちはよく食べた。ポオを捕まえて、M浦さんが押さえ、いざ目薬を差そうとすると彼女の腕に蚊がとまるので、M浦さん、思わず手を離してしまい、ポオが逃げてしまう。先日も同じ光景が繰り広げられ、その時にはポオに逃げられてしまった。

今夜は再び私がポオを捕まえ目薬を差す。良くなっているとは思うが、目の周りの白い毛が汚れている。ゲンキも捕まえて目薬だ。ゲンキは右目だけなので、ポオよりはよほどきれいに見える。

階段に腰を下ろしてよもやま話にふける。殆どの猫たちが姿を消したが、かりん、アニー、茶々、新黒、タビー、ハイシローは立ち去らない。帰りがけに花子がもう一度現れた。


2003年08月22日(金) 今朝は5時から待機

午前4時50分に家を出る。まだ何だか薄暗い。家から山手の正門前まで、人間にも車にも出会わなかった。

故小桃の駐車場に差し掛かるとニャーニャー鳴き声がする。どうやら山手の山の中からのようだ。正門方向へ左折すると、石垣に沿って山の中から花子が現れた。ハイシローも駆け寄ってくる。正門前の石垣の角にはコロンが陣取っている。階段を上がるとゲンキ、ポオがおり、正門下から茶々が駆けつける。

トレイはまだ置いてなかった。猫たちがニャーニャー鳴くが餌は出さずにいると工房の方から新黒もやって来た。総勢7匹だ。

餌を与える代わりにポオを捕まえて茶色の目やにを拭き目薬を差す。ゲンキも逃さない。2匹とも目やにを拭き取るとティッシュがとても汚れる。可哀相に。

そこへJ先生が車でやって来た。顔を見るとかなり眠そうだ。申し訳ない。車はUターンさせて駐車する。私は助手席に乗り込んで待つ。

待つこと30分。M上さんが現れた。車の傍へ寄って来て運転席のJ先生をチラリと見て行きかけたが、その奥に私がいるのに気づき、いきなりしゃべり始めた。「このごろ、あそこ(餌場)にトレイを散らかす人がいるのよね・・・」。

我々は慌てて車から降りる。ん?『M上さんじゃないの?あなたかと思った・・』と私が言うと「私じゃないのよ。ベラベラベラ・・・」。手に提げた袋から僅かなカリカリが入ったポリ袋を出し「これが山手猫への私の餌」だと言う。

それからは機関銃のようにしゃべり続ける。下のいたち川の猫のこと、2号棟のS木さんの猫(S木さんは悲劇の「長毛ミケちゃん」の元飼い主。たくさん飼っており何匹かは外に出ている)に餌をやり、S木さんに「猫たちが家に帰らなくなるから止めてくれ」と言われたとか。

「山手スカイウォーク」のてっぺんや、Lマンション側でも餌やりをしている人がいるとか、散乱していたトレイは自分が片付けているとか、う〜ん、半分眉唾っぽいかなあ。

新聞配達をしているので朝は飛び切り早いが、午前3時半には既に餌場にトレイがあったとか、自転車の荷台にダンボール箱を積んだおじさんを目撃したがその人じゃないかとか、≪その早朝餌やりおじさん≫は3日にいっぺんくらい休むから今日は来ない日に当たってるんじゃないかとか、とにかく口数が多い。バイクで来て掃除をしているおじさんのことも言うがそれは「山手ネコロジー」メンバーのM本氏だ。彼は早朝には来ない。早くて10時だ。

そして極めつけは餌場のトレイを片付けたのは2回きりだからよく知らないと言う。2回しか来ていない者がどうして、≪早朝餌やりおじさん≫が3日にいっぺん休むなんて分かるのだ?!

M上さんのご主人がパピヨン犬を連れてやって来た。感じの良さそうな人だった。また、ウォーキングの夫婦がやって来た。M上さんとは顔見知りらしく、M上さんが「最近、トレイを散らかす人がいるが知らないか?」などとその夫婦に訊いている。「昨日、もうちょっと遅い時間におばさんが3人いて・・」と答えるが、私が『そのおばさんの一人は私です。』と口を挟む。

M上さんの下げている袋の中に私が疑り深く視線を飛ばす。蓋付きの容器が3個くらい入っている。それはいたち川の猫用なのだと言う。その容器のまま与えて容器は回収するという。ふ〜〜ん・・・

さて、一方的にしゃべり続けたM上さんが去ってから、車の中に戻り2人で今の出来事を整理する。J先生は一言、「しゃべりすぎ、すべて嘘っぽい。やっぱりトレイを散らかしてたのはM上さんでしょう。」

私もそう思う。今朝、私が待機しているのを既に知っていて用意してきたような感じだった。山手への道を曲がって来ても餌場には向かわず、反対側に駐車している車の中をわざわざ覗き込んだのだ。そして奥にいる私を見つけ、お目当て人発見とばかりにいきなり「散らかす人が・・」と始まった。

どうして知ったのかは分からないが、例えば昨日の朝、別のパピヨン犬を連れた女性が「山手スカイウォーク」を通って行った。猫がたくさんいて我々3人がいたので通るのを逡巡していたようだ。そこで「大丈夫ですよ!」と私が声をかけると犬を抱っこして通って行った。その人のことをM上さんはよく知っていると言っていたから、夕方の犬散歩時にでも、朝の山手のことが話題に上り、M上さん、ピンと来たのではないか。

そこで今朝は先手を打ったつもりかもしれない。もしかしたらいつもはもっともっと早い時間に来るはずが、私に出会う為に5時40分くらいにしたのかもしれない。真相はよくは分からないが。

結論として、これで散らかさないようにしてくれれば問題解決だ。山盛りトレイを並べて立ち去る現場を押さえて口論になるよりは良かったのではないか。円満解決を旨とするJ先生も同じ意見だ。

さて、すっかり待たされた猫たちはいなくなってしまった。餌をあげていかなくては。餌場まで行くと花子を除く6匹が集まった。しばらくするとタビーとワカメ夫婦もやって来た。

J先生は新黒がワカメの4年前の子供ではないかと言う。昔の写真を探し出して特徴ある顔模様を照合してみればすぐ分かる筈だ。是非探し出してもらいたい。4歳にしては新黒は老け過ぎている。朝もやの中、藪蚊が新黒を集中攻撃だ。10匹ほどもが群がっている。黒い服を着ていると蜂に襲われやすいというが、蚊にも襲われやすいのか?新黒は平気な顔をしているが、外猫たちは蚊の毒に対して免疫が出来ているのかな?

J先生が新黒に群がっている蚊を払おうとするので、危ないから止めるように言う。まだまだ新黒の顔の前に手を出すのは危ない。

さっき目薬を差したばかりだが、ゲンキがまた目やにを出している。捕まえてティッシュで拭く。J先生が「お上手」と言うので、先生は抵抗するゲンキの目やにを拭くのは苦手なのだと知る。確かに爪を出すのでちょっとしたコツがいる。

そこへ先ほどのウォーキング夫婦が戻ってきた。猫が好きなのだそうだ。新黒のことを「最近、ここに加わるようになったこの猫ちゃんをクマちゃんと呼んでいるんですよ。」といとおしそうに言う。「悪いと思うんですが、魚の頭を持ってきたりするんです。」『湯通ししてあって生でなければ、そして散らかさなければ全然OKですよ。』「勿論生なんかじゃありません。」などの会話を交わす。

好感が持てたので、号棟とお名前を訊く。1号棟のN村さんだという。私も自己紹介する。J先生もすかさず自己紹介。毎朝欠かさず「山手スカイウォーク」を通るとすれば、何かあった時の情報源になってくれるだろう。

さて、一仕事終えて時計を見るともう7時を大幅に過ぎている。そこで解散する。

準メンバーのS木みちよさんから電話がかかってきたので1号棟のN村さん
のことを尋ねてみた。するとさすが顔の広いみちよさん、数年前の自治会役員を一緒にやったと言う。N村さんの娘さんが猫好きで家では飼っていないが、しばらく山手猫への給餌をしていたという。

。。。。。。。。。。。

夜9時45分に餌場に行き、M浦さんに今朝の顛末を話す。餌場の散らかりようを一番憤っていた彼女だが、しみじみと言うには「折角餌やりをしてくれているのにそれに対して怒るなんて、私たちって悪いよね。」だって。何だよ、新規餌やりさんなんていらない!間に合ってる!ってあんなに怒ってたくせにィ。

ま、早朝にあそこに行ってみて感じたことは、多くの人が通り、中には当然猫好きの人もいて餌を与えていると思う。菓子パンや生魚、おにぎり、その他濃い味のついた人間用の食べ物も与えられる可能性も高い。そこでやはり餌やりのルールを書いた張り紙をラミネート処理し餌場のフェンスにくくり付けておくのがよいと思われる。

さて、これでトレイ散らかりがなくなるかどうかしばらく様子見だ。

新黒はやっぱりM浦さんが大好きなようだ。今朝よりもずっとリラックスしており、M浦さんの後を付いて回っている。背中をいつもよりダイナミックに撫でてみる。OKだ。M浦さんにも撫でるように勧めると大胆に撫でる。尻尾にも触る。尻尾は生まれつき先が曲がっているのかと思っていたが、もしかしたら、トラバサミに挟まれて千切れてしまったのかもしれない。

今夜は靄がかかっていて湿気がすごい。藪蚊もいつもより多い。パチパチ叩くがとても追いつかない。痒くて堪らないので早々に退散する。


2003年08月21日(木) 午前6時では遅すぎた

トレイ散らかし人を現行犯で押さえるべく、午前6時に正門前でM浦さんと待ち合わせをした。車の中で待機しようと、わざわざ山手とは逆方向の駐車場まで車を取りに行った。正門前へ乗り付けると、既にM浦さんがいて、H川さんも偶々散歩の途中らしくそこに居合わせた。

既に餌場には6個の餌満載のトレイが置いてありハエがたかっている。見ればカリカリに缶詰が微量混じっている。猫たちは食べ終わり、それでも大量に余ってしまっているようだ。

ポオ、ゲンキ、コロン、ハイシロー、新黒がいる。茶々もいたのだろうが食べて行ってしまったのだろう。ゲンキに目薬を差す。ポオは逃げてしまった。

いろいろ話していて、どうもパピヨン犬散歩人、M上さんが怪しいということになった。M上さんはいたち川での餌やりが出来なくなりこちらに「餌撒き散らし」の矛先を向けてきたのかもしれない。

M上さんだとすると、これはなかなか説得が難しそうだ。初対面の時にM浦さんとやり合ったので、M浦さんとの直接対決は避けた方がよいだろう。

ここはやはり学院敷地内を汚しているということで、J先生にお出まし願う他なさそうだ。その方が円満に解決できるかもしれない。

帰宅し、J先生に明日午前5時に正門まで来てくれるようメールを出す。

ふと掲示板を見れば、M上さんが「プリンス猫階段」でものんちゃんの餌やりをして容器を散らかしているとの報が。益々、山手の餌場もM上さんクサイ。

今朝は1時間も寝ないで山手まで出かけて空振りだったが、起きたら起きたで次々と雑用がある。結局、昼寝も出来なかった。明日は4時起きだ。現在午後8時半だが、早々と寝よう。2日続きの睡眠不足では、明日うまく対応できなくなるかもしれない。それにしても気が重い。


2003年08月20日(水) 久々に缶詰パーティ

9時45分頃、餌場に到着。途中コロちゃんの里親さん、S内氏らしき背広姿の痩身の紳士に出会い挨拶を交わした。

餌場ではM浦さんが箒で水場付近を掃いている。昨日の3個のトレイはなく、横長のトレイが1個、ポリゴミ袋の中に入っている。M本氏が落ち葉を掃き集めてゴミ袋に入れた形跡はなくゴミ袋の中身はそのトレイとティッシュなどそこいらに散らばっていたゴミを拾ったものだ。ゴミを片付けたのが一体誰なのか全く分からない。

明朝午前6時に正門前で待っているとJ先生に一昨日メールしたが返信がない。例えJ先生が来なくても、ひとりでも来てトレイ散らかし人を待つ、と私が言ったら、会合の時には早々と「私は行かない」と宣言していたM浦さん、早朝ひとりで手持ち無沙汰に正門前で過ごす私の姿を想像し、可哀相になったのか、「私も来るよ」と言ってくれた。

帰宅してメールチェックをし、まだJ先生からの返信がなければ、M浦さんに電話して明朝来てもらうことにする。

さて、新聞紙を広げてまずカリカリを与えておき、密かに缶詰を開ける、つもりだったがたちまち猫たちに見破られ、缶詰パーティ開催。M浦さんも1個持って来たので全部で9個。猫は14匹。タニーだけがいない。

ひとしきり食べさせてふと見るとポオが消えている。さっきポオの目を覗きこみ、パッチリしているのを確認したので長居は無用とばかりに食べ終わるとさっさとズラかってしまったか。残念。見回すとゲンキがいる。捕まえて目薬をピュッ!もう茶色の目やには出ておらず、涙様の目やにだけだ。快方に向かっているのかな。

ちょっと腰を下ろすとアニーが待ってましたとばかりに半身を膝の上に乗せてくる。かりんはM浦さんの足の下で寛いでいる。しばらくしてアニーはM浦さんの膝に乗りに行ったがまた戻ってくる。

M浦家では猫嫌いのフクが隙を見て仔猫のこももを攻撃するのだそうだ。心配なので留守にする時にはこももを1室に閉じ込めて出るそうだ。猫好きのミュウとはうまくいっているらしい。フクはポパイの兄弟だと思われるが相当な焼餅焼きのようだ。

アニーが突然、山の斜面を登り始めた。途中に留まったまま全く降りて来ないので覗くと笹薮の中でじっと座っている。我々が覗き込んでいるので野次馬のハイシローが早速よじ登り、アニーのいた場所を奪ってしまった。アニーは横に少しずれただけで斜面に留まっている。下から見れば垂直のような崖だが猫たちにしてみれば平らな地面と同じようなものなのかもしれない。

いつの間にかアニーとハイシローとかりんの3匹しかいなくなってしまった。我々も解散する。


2003年08月19日(火) 本当によく雨が降る

昨日は餌やりをパス。夜、M浦さんに電話するとコロン以外は全員出てきたそうだ。そして問題のトレイは3個あったので片付けたという。

今夜も餌やりに出ようとするとさっきまで降っていなかった雨が降っている。毎日、毎日うっとううしいことこの上ない。午後9時45分に到着。階段には1匹しかいなかったが、私が階段を上っていくとたちまち両側から猫たちが続々と集まってきた。トレイは3個置いてある。

餌場に新聞紙を敷いていると上からアニーが降りて来た。その後からはM浦さんが。上の6匹にはもう食べさせたというがアニー、かりん、トニーは一緒に降りて来た。みんなよく食べて持参の500grがなくなった。

置いてあるトレイの上の段にはカリカリが雨を吸ってべっちゃりと石段に貼りついている。M浦さんが掃除をする。と、その下の段に彼女が忌み嫌っている「コウガイビル」が長くなって伸びている。毎日、これらのトレイを片付けているが、もしそのままにしておくと、翌朝、その給餌人はトレイを片付けるのだろうか?それが知りたくて、今夜はわざと片付けないことにした。

ポオが逃げてしまわないうちに目薬を、と思ったら山側へ逃げてしまった。勿論捕まえて明るいところで膝に乗せる。目自体はぱっちりしているがゲンキと同じ茶色い目やにが流れ出している。M浦さんに両前足を押さえていてもらいティッシュで拭き、軟膏ではない液体目薬を差す。

ゲンキにも、と思っただけでゲンキは逃げてしまった。階段にいるので、撫でる振りをしてさっと捕まえる。ポオと同じく明るいところへ連れて行き、膝の上に乗せ、目やにを拭き目薬を差す。

雨も止んでいるので階段に腰を下ろした途端にアニーが膝の上に半身を乗せてきた。するといつも通りにかりんとタビーが傍に来る。後ろには新黒。茶々がいないと思っていたら、どこかからやって来て私の足の下に入る。これで甘えっ子フルメンバーが揃った。

今日は、食事中の新黒の背中を何度もそっと撫でた。じっとしている時にもちょこちょこと背中を触る。が、まだまだ喜んではくれない。


2003年08月17日(日) 第6回「山手ネコロジー」会合兼「幸せポパイ・スミオ見学会」

木曜日から4日間、雨が降り続いている。それも中2日間は時間的にはかなりの豪雨となった。それでも小雨になったのを見計らって一昨日はM浦さんが、昨日はM本氏が給餌に行ってくれたそうだ。その他にも「山手ネコロジー」メンバーではないが給餌してくれた人々がいるかもしれない。

そして今朝10時前、M浦さんと待ち合わせた正門前へ行くと、新規餌やりさんのトレイが3個、餌場に散らばっていたという。

今日はJ先生宅での第6回「山手ネコロジー」会合兼「幸せポパイ・スミオ見学会」だ。10時5分前に家の前に到着したので時間をつぶしていると向こうからM本氏が歩いてやって来た。M本家からは徒歩15分くらいだろう。

10時きっかりに玄関チャイムを鳴らす。雨ではあるが、お子さん2人はお父さんと長野県にキャンプに出かけていてお留守だった。玄関を入ってすぐのところに2階への階段がある。階段の上から先住猫のコスモスちゃんが顔を覗かせている。気に入らないと決して顔を見せないというから我々からは猫好きのオーラが立ち上っているのか。

10時15分頃、Y沢氏が電話してきて急用が出来たので来られないという。彼の都合に合わせたのになあ・・仕方がない、いつものメンバー4人の寂しい会合だ。

ポパイは自分の猫ベッドの中に入っていたがスミオの姿が見えない。昨日、知り合いのお母さん方8名がみえて声高に話し大層賑やかだったので、スミオはトイレ部屋に隠れて出て来なかったとか。そしてストレスからか自分の猫ベッドにおしっこをしてしまったそうだ。

しばらくしてJ先生がスミオを抱っこしてトイレ部屋からリビングに連れてきた。スミオは我々のことを忘れていなくて、それからは隠れるようなことはなかったが、ポパイが兄貴風を吹かせているのがありありと分かり可笑しい。

2匹で盛んに取っ組み合ってじゃれついている。かと思うと頭を舐め合ったりもしている。すごく可愛い。我が家の猫たちと一緒だ。こういうのが多頭飼いの楽しみでもある。

先住猫のコスモスちゃんは1階の廊下と2階をテリトリーにしていてキチンとリビングには入れないようになっている。また入って来ようともしないそうだ。キチンのガラス戸越しにコスモスとポパイが吹き合ったりはしているらしい。

自治会の用事があるというM本氏が12時半頃帰った後、廊下へ出てみたらコスモスがちんまりと座っている。難しい猫だというが撫でさせるしゴロゴロ言って私の手にスリスリし甘噛みをする。太めの可愛いアメショーだ。

そろそろ失礼しようと思ったら、先生は後の予定もなくカレーを食べていかないかと言う。お言葉に甘えて頂く。我々には普通のカレーだがベジタリアンの先生用のカレーはやけに黄色い。ルウもビーフブイヨンなど入っていないカレー粉だけのようだ。

午後3時ごろJ先生宅を辞す。コスモスちゃんが見送ってくれる。しまった。コスモスちゃんの写真を撮るのを忘れた。

行きは、ドライブに出かける家族についでに車で送ってもらったが帰りは歩きだ。あいにくまた雨が降り始めた。どんどん下って、4号線に出る。そこからまた上がって学院正門に戻る。

餌場に行くとゲンキだけが「猫庭園」から躍り出て来た。山側の石垣で給餌。朝から放置したままのトレイ3枚をとりあえず葉っぱのゴミ袋に入れておく。

さっきの会合で、この給餌人のことが問題になった。陰でいくら困った、困ったと言っていても当のトレイ放置人には伝わらないのだから、伝える方策を考えなければなるまい。M浦さんは張り紙をしようと言う。J先生もそうしようかと言う。

張り紙など目立つものは私は好まないが、原稿は私が書くことになるだろう。M本氏はせっかくの新規給餌人だから仲間に引き入れたいので、張り紙なんかの文言にはよほど注意した方が良いという。かといってその本人に直接うまく直談判するとは言わない。なかなかスンナリとはまとまらない。

エーイ、面倒じゃ。H川さんの話では午前6時半にはもうトレイが置いてあるというから、私が午前6時に行って待つことにすると提案。M浦さんは「私は行かない」と早々と宣言。J先生は私ひとりに早起きさせるのは気の毒だと思ったのだろう、行くと言う。

で、ひとまず来週の木曜日あたりから(先生の都合)まず午前6時に待ってみて、会えなければ翌日はもう少し早く行ってみるとか。

午後4時前、正門前でM浦さんと別れ、山側の石垣沿いに歩きながらよく見ると、石垣の奥にもトレイとドリンクの空き缶がある。夜、来た時に片付けよう。今夜は雨でも9時半に来ようとM浦さんとも約束する。

・・・・・・・・・
夕方には一旦止んでいた雨は午後9時半にはまた降っている。全方位的に吹き付けてくる嫌な霧雨だ。餌場に行くと猫たちは雨があまりかからない石垣の上で待っていた。タビー、ハイシロー(駐車していた車の屋根の上にいた)、新黒、茶々、ゲンキ、ポオ、花子の7匹だ。ワカメ、コロン母子はいないが既に食べたのだろう。

石垣の上や、山側の階段で給餌する。家猫が食べ残した缶詰の残りも結構たくさん持参した。みんなワイワイと食べる。そこへM浦さんがアニー、さくら、かりんを連れて降りて来た。バニー、トニー、タニーはいない。一昨日もトニー、タニーとワカメ、コロンがいなかったという。

今夜はポオに目薬を差す。暗いので回復具合はしかとは分からない。猫たちに食べさせている間、M浦さんはY野氏勝手口のパンダの水を替えに行ったり、今ここにいない猫たちを探して学院内に入っていったり。

学院内ではお目当ての猫たちは1匹もいなかったそうだ。もう食べたのだと思うが。M本氏も夕方給餌に来た模様だ。3つのゴミ袋が下のゴミ置き場に移動している。

昼間に目撃してそのままにしておいた山側のトレイを回収する。トレイは2枚重なっており、その下に野菜ジュースの空き缶が突っ込んであった。トレイを仔細にチェックしたM浦さんが言うには、トレイ2枚はきっと餌やりにんがここに放置したに違いない。(先日は紙トレイがあった)野菜ジュースの空き缶は別人がトレイの下に突っ込んだのだろうと。

とりあえず、トレイはゴミ袋に入れる。M浦さんが言うにはこういう発泡スチロールのトレイはゴミとして出さずスーパーなどの回収に出さなくてはいけないのだそうだ。

野菜ジュースの缶は彼女が持ち帰った。我々がゴミ置き場のところにいると霧雨が降っているにも拘わらず猫たちが全員やってきた。

そこで解散し、また山側の石垣を眺めながら歩くとティッシュも落ちているし道路にはタバコの吸殻だ。一々拾っていてはキリがないな。

あ、そういえば、朝10時、午後4時の時点では、パソコン類、スピーカー類が工房側の道路っぷちに放置され、その上に小さめのビニールシートがかけられ、シートが飛ばないようにか、水の入ったペットボトル2個で押さえてあった。それが午後10時には跡形もなく消えていた。???だ。雨が降り続いていたし、すっぽり覆われてもいなかったから、機器には水が入り込んで使い物にならなくなっていると思うが・・

今日のポパイとスミオの写真は近々アップの予定。




2003年08月14日(木) J先生とM浦家へ

J先生もM浦こももちゃんを見たいと言うので、今日、2人でM浦家を訪問した。午後2時に正門前でJ先生と落ち合う。あいにくの雨だ。

まず、坂下のY野家に挨拶に行く。パンダたちが長年給餌されながら外飼い猫状態でY野さんちの裏庭で子育てをしていたことを、山手猫たちの餌やりさんは誰も知らなかった。

特にJ先生はパンダ姉妹、キーちゃん、ポパイ、スミオ、ラッキーなど素手で捕まる猫たちには悉く自前で不妊・去勢手術を受けさせてきた。Y野さん夫婦はパンダたちのお腹の傷跡を見て、どなたかが手術を受けさせたのだな、と思っていたそうだ。何分、年配のご夫婦だし、20年以上も猫たちを可愛がりながらも不妊手術の重要性、必要性までは気が回らなかったようだ。まあ、そういう概念は最近のものではある。

パンダの息子たちのポパイとスミオをJ先生が家猫にしたので、一応両者をお引き合わせしておくのが良いと判断したのだ。

Y野さん宅の裏庭にぐるりと回ってみるとパンダはいつものように屋根の上に乗っかっていた。その上は2階のベランダなので雨がかからない。我々が下を通った時には静かだったパンダだが、Y野氏が出てくると途端に甘えてニャーニャー鳴いている。顔も引き締まり毛艶も良くとても15歳とは思えない。

その姿と裏庭の佇まいを見てJ先生は安心したようだ。残された母猫パンダのことが心配だったという。勝手口にはパンダ専用の銀の餌トレイと水容器もあるし。

J先生の車で学院内を北門手前まで走り抜ける。そこからLマンション1号棟3階のM浦邸へ。

我々が入っていくと、ミュウはいち早く洗濯機の後ろに隠れ、フクも洗面室に潜む。お目当てのこももは全然物怖じしない。人間大好き猫である。

M浦さんがサンドイッチをたくさん作っておいてくれた。昼食後ではあるが私はたくさん食べてしまった。ベジタリアンのJ先生は野菜サンドを3切れだけ。

こももちゃんの写真を2人で撮りまくる。こももちゃんはカメラマンに囲まれた人気アイドル状態だ。北の1室は空いており、こももの猫布団とトイレが置いてある。PハイツのS内コロちゃんの部屋のようだ。丁度、間取りも全く同じだ。

5時近くになりM浦家を辞す。帰り際、J先生はポパイ、スミオの兄弟であるフクを抱っこして感慨無量。

今日の我々の会話から、下の畑にいるラッキーの餌やりさんがほぼ判明した。職員寮から少し離れたマンション、コートハウスに引っ越した教員のT橋氏らしい。とても動物好きな人で飼い犬が亡くなった時には傍目にも気の毒なほどひどく落ち込んでいたそうだ。

そのT橋氏は、ラッキーを「僕の恋人」と呼んで以前からすごく可愛がっていたそうだ。T橋氏の餌やりの光景をしばしば目にするというH川さんの観察では、≪餌人さんが餌やっている様子は、ジーっと座ってラッキーに話し掛け食べ終わるまで一緒にいます。≫というもので、それほど可愛いなら≪家猫にする事出来ないのでしょうか?≫とラッキー家猫化計画にほのかな期待を寄せている。そうなれば嬉しいがどうだろうか?

昼間、ポオがいたら目薬を、と思っていたが雨が激しくて猫たちは当然見当たらない。

夜にも激しく降り続いている。明日はどうかな?


2003年08月13日(水) ポオに逃げられた

今夜も餌やりの時刻になると小雨だ。午後9時45分頃、山手の餌場に到着。餌場の山側に猫たちが集まっている。上がって行ってよく見ると、新聞紙の上にカリカリがあり猫たちが食べている。水の入ったペットボトルはあるがM浦さんはいない。

猫の数が足りないので、多分もう一度てっぺんまで戻って呼んでいるのだろう。持参の餌を出して与えているとM浦さんが降りてきた。さくらが昨日も今日もいないと言う。またしても空のトレイがあり、階段にはカリカリの残りがあったから、既に複数の餌やりさんが来たことは確かだ。さくらももう食べて引っ込んだ可能性も高い。

そんなことを話しているうちポオが「猫庭園」の中へ入っていった。アレッ?まだ目薬を差していないのに。しばらくすると戻って来るよ、とM浦さんは言うがいつまで経っても戻ってこない。小雨も止まない。

さくらとポオを探すといってM浦さんは学院の中へ入っていった。新黒はM浦さんの後を追って行く。が、2匹ともいないようだ。しばらく待つ。

山側の土手で新黒がおしっこをしている。ゲンキも石垣の上で座っている。コロンが草の中に隠れている。手を突っ込むとコロンのやつ、慌てて飛び出し木に登ってしまった。ずいぶん高いところまで上る。枝の上でくつろぐ姿が可愛い。

今日は昼間にM本氏が来て草を刈り大掃除をしてくれたそうだ。ごみ袋3個がいっぱいになっている。感謝、感謝。

さてポオは戻ってこないので解散する。


2003年08月12日(火) 雨が降り出した

午後9時過ぎ窓の外を覗くと雨がシトシト降っているではないか!さっきまでは降っていなかった。夕方までの複数の餌やりさんから既に十分給餌されている筈だから、以前の小桃への給餌と違って山手へはこんな日にはパスするのだが、どうしてもポオに目薬を差してやりたい。小雨決行だ。

山手へ行くとタビーを除く下の7匹が出てきた。いつもの餌場ではなく階段下の大樹の陰に新聞紙を広げその上にカリカリを置く。新黒はいつもと様子が違うからか降りて来ない。仕方なく一掴み持って行くと久々にシャーッされてしまった。何なんだ。変な猫。そしてM浦さんが降りて来ないかと気にしているらしく盛んに階段の上の方を見る。つられて他の猫たちも首を揃えて上を見る。

M浦さんは来そうにないので、嫌がるポオを膝の間に挟み、両目に軟膏目薬を塗りこむ。

みんなあんまり食べない。場所が気に食わないのかと、なるべく餌場に近い階段を掃いて、少しづつカリカリを盛るとちょこっと食べたり食べなかったり。そのままだときっと濡れてしまうので結局残ったカリカリを回収する。

猫たちは濡れないように山側の石垣の上にいる。が、新黒は餌場にちんまりと座っている。M浦さんを待つ気だな。ハイシローも階段に寝そべっている。ポオの顔をよく見ると、目の周りの白い毛は茶色く目やにで染まっているものの目自体はぱっちりしてきた。

帰宅すると10時20分だ。M浦さんに電話しておく。てっぺんの猫たちを私が呼びに行かなかったので、どのみち彼女は後で行ってみるつもりだと言っている。彼女は「火曜サスペンス」を楽しんでいるところだった。阪神の4連敗も今宵で止まり、M浦さん、さぞかし安堵していることだろう。


2003年08月11日(月) 今日も平和に

昨日は台風のせいで枝や葉っぱが散乱していた階段周りが今日はすっかりきれいになっている。M本氏が掃除してくれたようだ。感謝。

餌場には今日は紙皿が転がっている。カリカリの残りもある。階段にはタビーとハイシローしかおらず駆け寄っても来ない。が、階段を上がって行くと忽ち両サイドから猫たちが集まってくる。

餌場はきれいだが、もう一度掃いていると上から6匹とM浦さんが降りて来た。猫たちは全員集合だがあまり空腹ではなく適当に食べると三々五々散って行った。

ポオの目が昨日よりは随分いい。ゲンキにも同じ目薬を差す。

私が腰を下ろすといつものようにアニーが膝に半身を乗せ掛ける。傍らにはタビー、かりん、茶々だ。少し離れて新黒が寛ぐ。

工房への道など、正門前には数箇所、「駐車禁止」の看板が立てられた。駐車する車が減ったような気がするが、今夜は週末にいつも正門下に住む女の子を送ってくるワゴン車が、一旦は下まで降りたがあっさり別れるのにしのびなかったのか又上がってきて、以前のように工房への道入り口に駐車した。それから1時間もそこにいただろうか、動き出したと思ったら、少し移動しハザードランプを点けて停まったままだ。そして12時頃、我々が解散した時にもまだそのままだった。ま、猫を轢くとか、危害を加えられなければいいんだけどね。

我々が餌場の階段に座っている間にも何台もの車が港南台方面への抜け道と勘違いして突入、Uターンして戻って行く。マフラーを外した超うるさい改造車が来た時には階段に寝そべっていた猫たちもさすがにギョッとして起き上がった。

「通り抜け出来ません。行き止まり」の大看板を下の道路に付けて欲しいが、それは学院ではなく市の仕事だそうだ。そのうち市へメールでもしておこう。猫たちが危険にさらされる。排気ガスもひどいし音もうるさい。

猫たちを撫でているとタビーが喜びの余り爪を出す。右手の甲にグッサリ入り痛〜〜い!と、茶々が私のエプロンに爪を立てて遊びだす。そのうち興奮して綿パンの上から爪でバリバリバリ。ヒィ〜〜〜〜!!!思わず「絹を裂くような」悲鳴を上げてしまった。私の悲鳴に驚いたか茶々は下の方へ行ってしまった。

今夜はとっても長居をしてしまった。いい加減に帰ろう。


2003年08月10日(日) 餌場にはまたトレイが3個

頭痛がするが、ポオへの目薬投薬があるのでいつも通り9時半過ぎに餌場に行く。階段に数匹いるが私の姿を見ても慌てない。十分に給餌された後だろう。特に週末には、単発の餌やりさんも多い。

それはいいのだが、先週から週末には空のトレイが散乱するようになった。今日もトレイが3個放置してあった。M浦さんが持ち帰っているが憤慨している。

下の餌場に現れる猫たちは既に十分に食べているようだが、てっぺんでM浦さんを待つ6匹はまだまだ空腹だ。私のカリカリ300grくらいとM浦さんのカリカリも同じくらいは消費した。

ポオの両目はいくらか昨日よりはいいようだが、まだまだ汚い。しかも土のところでゴロゴロひっくり返るのが好きなポオは全身が汚くなっている。デップリ太っているがこれで痩せていたらひどく惨めな猫に見えてしまう。

コロンは今日も出てきた。が、しばらくすると花子を追いかけて階段を上がっていった。花子はすばやく雲を霞と逃げてしまった。一体どうしたのだろう?コロンは花子に対して何を怒っているのだろうか?

私の傍でカリカリを食べていたさくらを茶々が猫パンチした。本当に茶々は焼餅焼きで手が早い。困ったものだ。

階段に腰を下ろすと早速アニーがやって来てまず半身を乗せる。しばらくして全身乗っかってくる。ズッシリと重い。5,5kgくらいかな。傍にはタビーとかりんがはべる。優しいタビーはかりんの頭を舐めてやる。かりんはウットリ。平和な時間が流れる。

新黒はコロンと鼻を突き合わせて挨拶している。新黒はブサイクだと思うがハンサムなゲンキより遥かに雌猫たちにもてる。
今度はバニーが新黒のお尻を嗅ぎ、振り向いた新黒と鼻で挨拶している。新黒はすっかりここに馴染んでみんなに受け入れられたようだ。

膝も痺れてきたのでお開きにする。下ろされたアニーは不満の声を上げている。が、また明日だ。


2003年08月09日(土) コロン登場

台風は去り雨も上がったがまだ風が強い。いつも通り9時半過ぎに餌場に行く。既にM浦さんが到着していて餌場を掃いているところだった。

M本氏のものらしき餌の残りカスが濡れた階段にこびりついている。餌場は湿っているので持参の新聞紙を広げる。猫たちの食べっぷりはまあそこそこ。

ポオの両目に目薬を差す。左目は昨日よりもややましに見えるがどうだろう。

M浦さんは、台風で雨水になっているだろうからと、パンダ用の水を替えに行く。パンダを山手の餌場まで来させようとしたが結局来ない。そうそう、Y野さんちの裏庭から離れない方がいいよ。殆どY野家の飼い猫だもんね。

Y野氏の話によるとラッキー(パンダの娘)は下の森をねぐらにしていて畑へ出てきて、毎朝サラリーマン風の餌やりさんから餌をもらっているという。H川さんは早朝、おじいさんの餌やりさんを目撃しているし、M本氏もラッキーのファンだ。

彼女が戻ってきたら、いつの間にか餌場にコロンがいてカリカリを食べている。M浦さん喜んで「そこにいるのはコロンじゃないか!」と声を上げる。2日間消えていた。

適当に食べた後、山側の石垣にいる花子めがけてコロンが突進する。2匹は遊びともだちだからとM浦さんは動じないが、今夜のコロンはちとしつこい。更に花子を追って行く。野次馬のゲンキと新黒が山に飛び込む。ゲンキはすぐに戻ってきたが新黒は行ったきりだ。

そのうちに山の中から悲鳴が聞こえてきた。そして新黒が戻ってきた。その後2〜3度鋭い悲鳴が聞こえ、その後でコロンが戻ってきた。コロンは何か理由があって花子に腹いせをしていたようだ。一体どうしたのだろう?でも花子は強いから大丈夫だとは思うが。

いろいろと猫たちの知られざる一面を見せられ唖然とすることも多い。


2003年08月08日(金) ポオは両目がX

「ポパイ・スミオ便り」を印刷してファイルブックに入れ、餌やりの時に持参。まずM浦さんに見せ、スミオの幸せぶりを確認してもらう。ファイルブックをY野さんちの郵便受けに入れに行こうとすると、M浦さん、ついでにパンダの水容器の水替えをしてきてほしいと言う。

Y野さんに対してあてつけがましいようでちょっと気が引けるがコソコソと水替えをする。傍の室外機の上にパンダが乗っかっていた。そちらに行くと網戸越しに、室内でY野氏がくつろいでいるのが見えた。

そこで声を掛け、ファイルブックを渡し、ポパイ・スミオのJ先生家での幸せぶりを見てもらう。出てきたY野さんにパンダはニャーニャー鳴いて甘える。大切にされているようだ。

ポオに目薬を差そうとしてよく見ると左目だけでなく右目からも茶色い涙を流している。ゲンキの右目と同じような症状だ。ゲンキには消炎剤をかなり長期間与え、目薬もいろいろと試したが結局改善しなかった。

ゲンキはFIVキャリアなので、目の炎症と治りにくさもそこから来ているのかもしれないと犬山動物病院の院長が言っていた。

するとやはりFIVキャリアでゲンキよりもずーっと高齢のポオのことだから余計に治りにくいかもしれない。ポオちゃん、きれいな目をしていてハンサムなのに、両目ともこんな風では台無しだ。ひどい鼻風邪も膀胱炎も我々の介護で克服してきたのに、ガックリだ。

完治しないかもしれないが、とにかく目薬を差し続けよう。食欲もあるし(ありすぎる)目を除けば健康そうだ。

コロンが昨日から姿を見せないので、学院内に探しに行く。アニーとバニーがついてきて石垣の上を2匹が後になり先になり、時には顔を寄せ合って並んで歩く姿は本当に可愛い。絵になる。ビデオカメラに収めておきたいような図柄だった。

餌場に戻って間もなく観光バスが3台、学院内に入ってきた。もう10時はとっくに過ぎている。林間学校にでも行っていたのだろうか?それとも運動部の合宿?

生徒たちの解散の前に我々は解散する。


2003年08月07日(木) パークとコロンがいない

コロンはこのところ皆勤だったのにどうしたのだろう?タビーはいるが全然食べない。具合が悪そう、なんてことは全くなく相変わらずお腹が横に張り出している。既に食べ過ぎて何も食べたくないのだろう。娘のコロンも既に十分に食べたのかもしれない。それにしては母親のワカメはしっかり食べている。

ポオの目はちっともよくなっていない。それどころか右目も同じように涙を流している。う〜〜ん。これは何なんだ?一度、病院へ連れて行かなくてはなるまい。とりあえず両目に目薬を差す。食欲も旺盛で、目薬を差された腹いせに近くにいた猫にパンチするなど意気盛んだ。目以外は具合の悪そうなところはない。

パークはもう2週間ばかり姿を見せない。昨日Y野氏にも尋ねてみたが、下の方にも現れないそうだ。パークは元々ここの猫ではなく北門付近でK下さんという職員に給餌されている猫なので、そちらへ戻ったか?いずれにしろ、あんなにシャーシャー吹くだけの愛想なしの猫でも現れないとなると気になる。でも弱々しいところは微塵もなくしたたかに生きているとは思うが。

最近、「山手ネコロジー」を見始めたという読者の方が寄付をしてくれた。お知らせは8月1日に頂いていたのだが、簡単なお礼メールをひとまず発信しただけで多忙にかまけて銀行へはすぐには行かなかった。今日、チェックしてみて驚いた。3万円もの高額が振り込まれていたのだ。

最近残額も乏しくなり、そろそろメンバーから徴収しなければ、と考えていた矢先たっだので非常に有り難い。メンバーは「山手ネコロジー」発足前も含めると既にかなり出資しており、私も声を掛けづらい。

それにしても、本当は山手猫を実際に知っていて可愛いと思ってくれる近隣の人々《多数》から5百円なり、千円なりと少額の寄付を広く薄く期待していたのだが、それは思うようにはいかず、住所も明かされない篤志家がポンと見ず知らずの「山手ネコロジー」に3万円も振り込んで下さるのだ。

以前、やはり合計3万円振り込んで下さったkanakoさんは、私のネットともだちではあるが、彼女の住所を私は知らない。

今回のT村さん、メチャメチャ恐縮しています。有難うございました!


2003年08月06日(水) 缶詰の日

7個持って行く。M浦さんは既に来ていて掃除していた。彼女も1個持ってきた。缶詰は合計8個。猫たちはタビー、ワカメ、コロン、ハイシロー一家、茶々、ゲンキ、ポオの山手三羽烏に新黒、アニー、バニー、トニー、タニー、さくら、かりんのてっぺん猫たち。合計14匹だ。1匹半個以上は食べることが出来た筈。かりかりもよく食べた。

ポオの左目はまだまだ改善しないが、もう一度目薬を差す。

階段に座っていつものように猫たちを可愛がりながら、M浦さんと寛いでいると正門前にタクシーが止まり、降りてきたのはY野氏だった。階段を上がって来た氏をよく見るとどうやら一杯きこしめしているらしい。時々、港南台駅前などで一杯やってタクシーでご帰還するのだとか。

Y野氏なじみの大船のスナックのママは、山手猫たちに魅せられて休みの日にはここまで餌やりにやって来るそうだ。

J先生も、遠方からやって来る山手猫ファンにしばしば遭遇すると言ってたっけ。


2003年08月05日(火) M浦家へ

新着仔猫のM浦こももの毛を梳いたら、蚤が1匹いたという。フロントライン投与をしてほしいとM浦さんが言うので午後2時、M浦家を訪問。

なるほど、こももは窓辺に寝そべってノービノビしている。一方先住のミュウ、フクは?というと狭い脱衣所の洗濯機の下にスルメのように身体を薄くして無理やり2匹が隠れている。情けないなあ。あんなちっぽけな仔猫に恐れをなすとは!

生後3ヶ月半〜4ヶ月くらいかな。ものすごく人馴れしている。多分家猫が産んだ仔で、最後までもらわれず、捨てられたのだろう。飼い猫に不妊手術を施さず、産まれた仔猫を次々と捨てる極悪非道の輩はゴマンといる。(怒)

こももには0,2mlくらいの量のフロントラインを投与。飼い猫2匹にはM浦さんに投与してもらうことにして充填済みの注射器を2本渡す。「山手ネコロジー」会計から出費したものなので500円を受け取る。

4時前、山手の餌場に行く。猫ハウスを置いてある「猫庭園」の奥は木々や植え込みが生い茂り陽も差さない。クモの巣をかき分けハウスに行くとハウスの軒に蝉の抜け殻が2個くっついている。

梅雨明けしたら1枚づつ毛布を洗濯しようとM浦さんが言っていたので、そのままになっていた毛布をあらためるとカビが生えて汚い。到底持ち帰る気になれずその2枚は捨てることにした。毛布の管理は大変なので、これからの冬には新聞紙を厚く敷くなどして管理し易いようにしたい。まだベビー毛布はあるので今冬のポオのように徹底的に暖めた方が良い場合にのみ使うことにしようかと思っている。

ポオとゲンキが駆け寄って来た。よく見るとポオの左目がおかしい。涙がボロボロ流れている。持っていたゲンキ用の軟膏目薬を差す。

餌場の隅には見たことのないカリカリが沢山散らばっている。蟻も団子虫も来ていないから我々が来る直前に置いたものだと思われる。早朝と午後4時頃だとすると犬散歩人のM上さんかもしれない。

パンダにもフロントライン投与したいので下のY野さん宅裏口へ行く。横の職員寮前の車の陰には茶々が寝そべっている。我々を見ると勿論やって来た。

Y野さん宅勝手口に餌容器と水の容器があるが、水容器は2月ほど前にM浦さんが替えたプラスティック容器のままだ。その前の空き缶水容器もそうだったが、苔が生えて緑色になっている。M浦さんが裏庭の水道で容器を洗っているとY野さんが出てきた。

パンダがいないと訴えると屋根の上に乗っているという。離れて見るとほんとだ、パンダが大きく張り出した庇の上で寝そべっている。Y野さんが呼ぶと下りて来た。押さえていてもらってフロントラインを投与する。パンダは顔も引き締まり14歳とはとても思えぬ身の軽さだ。

多分餌容器も水容器も洗われてはいないのだろう。空になるとその上に餌を入れたり、水容器にもその上から注ぎ足すだけに違いない。潔癖症のM浦さんはブツブツ
言っているが、パンダは14歳の今日まで病気知らずで元気ハツラツなのだ。本猫はしっかりY野家の飼い猫だと思っているに違いない。

それに我々だって、餌場を箒で掃くとはいえ地べたにカリカリを置く。辛うじて缶詰には新聞紙を敷くが。苔入りの水でも泥水や、「猫庭園」の池の水よりは遥かにましだと思う。

餌場に戻り、もう1度ポオの左目に目薬を差す。

夜の給餌時にもポオに目薬を差した。



2003年08月03日(日) M浦家に仔猫が到着

3日ぶりに山手へ。9時45分くらいに到着すると、既にM浦さんがいて猫たちに給餌しているところだった。空のトレイが階段に転がっている。M浦さんの話では、昨土曜日にも空のトレイが3枚重ねて餌場の隅に置いてあったという。

週末の餌やりさんが置いて行ったのだと思うが、お優しい週末餌やりさん、どうか使用済みのトレイなどは持ち帰って頂きたい。

猫たちは暑くてノビているが、まあまあよく食べる。相変わらず食は細いがさくらも元気だ。腰を下ろすと私の脚の下でかりんが寛ぐ。膝の上にアニーが半身を乗せる。半身だけでも十分重い。タビーも側に来て甘える。

ゲンキの右目が相変わらず汚い。M浦さんに押さえていてもらい、ティッシュで目やにを拭き軟膏目薬を差す。

タニーの両耳の先が何らかの皮膚病で毛が抜けている。気が付いたのは1月初めだがそれ以上広がる気配もなかったので様子をみることにした。が、今日、痒くて引っ掻いたらしく血が滲んでいる。M浦さんが持っている軟膏がなくなるまで毎日塗布してもらうことにする。いずれ病院に連れて行かなければならないかもしれない。

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M浦さんの娘さんが怪我をしていた仔猫を保護し、「こもも」と名付けて飼うことにした、と、ここに7月30日に書いた。娘さんはインコとフェレットを先に飼っていたのだが、インコが仔猫に怯え、フェレットも遊びたい盛りの仔猫にチョッカイを出され過ぎて参っていたそうだ。そこで今日、母親に助けを求めて仔猫を連れて来たという。仕方がないので、M浦さんは茶虎仔猫の「こもも」を飼うことにしたそうだ。

先住のミュウがこももに挨拶すると、あろうことか、こももはミュウに吹き、ミュウは驚いて洗濯室に隠れてしまったとか。猫嫌いのフクは勿論ハナから洗濯室に隠れている。こももは我が物顔に家中を探索し、遊び回っているらしい。先住猫たちは不憫だが、娘さんから預かったこももに里親探しをする気はないそうだ。

近いうち、M浦家に行き、写真を撮ってくるつもり。


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