つれづれ日記
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2003年04月30日(水) 山手猫も今夜は空腹

昨日も今日も小桃の餌場には新黒と小桃がいてちゃんと食べた。昨日はカリカリが1粒残っていた。今日もなめくじと団子虫がいたから先客の餌やりさんが来たようだ。

午後9時40分頃、山手へ回るとM浦さんが到着したばかりらしく階段を掃いていた。猫たちは全員集合している。私が行くと餌を求めて小競り合いを始める。ワカメとパークが唸りあい、ポオはタニーを殴り、茶々はタビーをポカリ。ひっちゃかめっちゃかだ。

新聞紙を広げ、まずカリカリを撒くが、缶詰を期待する猫たちは承知しない。10個の缶詰はあっという間になくなった。その後、赤白兄弟がカリカリもきれいに片付けた。

今日はいつもより空腹だったようだ。とはいえみんな丸々しているし、お腹も膨らんでいる。パークも缶詰だけが欲しくて右往左往していたようだ。

ひとしきり食べると猫たちは我々の周りに寝そべって寛ぐ。アニーは遊んでもらいたくて「ねえねえ」とでも言うかのように爪を出して絡みつく。可愛いのだが、爪は痛い。

風も強くなって来たので適当に引き上げる。


2003年04月28日(月) 小桃、新黒ともに今夜は空腹

午後6時過ぎ、U野さん宅ガレージ前をみちよさん、T子さんと共に通る。プリンスと牛若が食後の身繕いをしていた。近寄ると、無礼なプリンスはあろうことか、車の下に隠れてしまった。!!(○`ε´○) プンプン!!

ガレージ脇にたっぷりのカリカリが置いてあった。水はないようだがどこかで飲めるのだろう。

先だってもプリンスと牛若しかいなかったが、母猫のボス三毛はどうしたのだろう?

・・・・・・・・
午後10時に小桃の餌場に行く。近寄ると通路には新黒らしき影が。小桃も車の下から飛び出して来るのが見えた。昨日とはえらい違いだ。

缶を開けてタッパーに入れて持ってきても食べてくれないと冷蔵庫行きになってしまうので、今日は缶詰をそのまま2個持参した。2匹ともソワソワと待ちかねている。夢中になってはぐはぐ食べる。やはりモリモリ食べてくれると嬉しい。カリカリも添えて水を替え、立ち去る。


2003年04月27日(日) 山手へ

午後9時過ぎにM本氏から電話がかかってきた。M本氏は定年退職後、悠々自適、地元の自治会や老人会活動、「山手ネコロジー」活動などに活躍する生活を送ってきたが、このほど又、会社勤めを始めたという。

今日久々に山手階段の掃除をしたが、いっぱいになったゴミ袋をゴミ置き場に置くのを忘れたので、置いてきてほしいという用件だった。

私は水曜日にしか山手に行かないのだが、M浦さんはもう家を出ているだろうし、小桃の給餌の後、山手へ行ってみることにした。

9時半に家を出る。小桃の餌場はシーンとしている。誰も居ない。水を替えていると小桃が鳴きもせずノソリと現れた。餌場を掃き、持参の缶詰を出してもちょっと匂いを嗅いだだけでプイと行ってしまった。

お墓への階段で寛いでいる。そこにも、奥の餌場にも沢山の団子虫がいたから今日はたっぷり給餌されて満腹なのだろう。ライトで照らすと腹部が左右に出っ張っている。相当食べたな。左耳は大丈夫のようだ。

山手へ行くとスミオが正門前から走り寄って来た。餌場にはタニーがいた。そこからは猫たちが四方八方からわらわらと集まってくる。M浦さんはまだのようだ。

手持ちのカリカリを1列に撒きその上に缶詰を置く。缶詰は2個分なので、10匹以上の猫たちには十分には渡らない。ゲンキは右目から茶色の目やに、左目にも目やにが付いている。折角のハンサムが台無しだ。捕まえてティッシュで拭く。

見ると新黒も出て来ている。すっかり山手猫だ。新黒にも一口与える。そうこうしているうちにM浦さんがバニー、さくら、かりんを連れて降りて来た。

猫たちはもう満腹のようだが、缶詰があれば頂こうか、という態度。後からパンダも来たが、カリカリならいらないとばかりすぐに帰ってしまった。

先週の水曜日には体調不良で山手には来なかったので、M浦さんと積もる話をする。寒くなって来たので解散。帰宅すると午後11時半だ。


2003年04月26日(土) 小桃の左耳に血が滲んでいる

土曜日なので、山手にもY沢さんなどの餌やりさんが早い時間に来たのだろう、新黒は現れず、小桃のみ。小桃は私に左側面を見せて食べているので、ライトが小桃の左耳の血の痕を捉えた。

昨日は雨でRV車の下だったとはいえ、同じスタイルだったが血痕などなかったと思う。仔細にチェックしてみると、左耳の外側に2箇所、内側に1箇所だ。大したことはなく、小桃が後ろ足で引っ掻いたのかもしれない。大丈夫だろう。

・・・・・・・
今日午後5時前、プリンスの餌場、U野さん宅ガレージ前を通った。直ぐ側のマンションのプレイロットでは子供達が沢山遊んでいたせいか、車の下には猫がいない、と思ったら車の上にプリンスが乗っかっていた。その後ろの棚の上には牛若がいた。そのうちプリンスたちの写真を撮りに行こう。


2003年04月25日(金) 今日は小雨

やっぱり10時頃に行く。止んでいるかと思ったが、霧雨が降っている。いつものRV車の下で小桃に給餌。小桃は喜んで車の下から出たり入ったり。

ふと気付くと、小桃の後ろに新黒が来ている。被毛が少し濡れているがどこから来たのかな?勿論、新黒にもおいしい缶詰とカリカリをあげる。一列に並んで食べているような格好になった。

今日はフード付きレインコートを着て来なかったので頭が濡れた。慌てて帰る。


2003年04月24日(木) 新黒は以前のように毎日小桃の餌場へ

21日以来、新黒は毎日待機している。阪神ファンのM浦さんが試合観戦を終え、山手に給餌に来るのが9時半過ぎ。その後に小桃の餌場に行くようにしているので、また10時近くに給餌に行っている。

21日には余り食べなかった小桃だが、22日からはモリモリ食べている。

遅く行くと待ちかねた新黒は山手へ貰いに行っていたようだが、21日からは以前のように待機している。こちらは2匹だけなので、缶詰プラスカリカリの豪華ディナーを毎夜楽しめる。

23日は水曜日なので、私が山手へ行く日だったが、体調が優れず小桃の餌場だけで失礼した。


2003年04月21日(月) 新黒舞い戻る

午後9時半に小桃の餌場に行くと、久々に新黒がいる。小桃も出てきた。デジカメを持参したので新黒と小桃の写真を撮る。新黒はかわいくなってきたのだが、写真写りがとても悪く、何とか挽回写真を撮ろうと試みた。今回やっと、これまでのよりはマシな写真が撮れた。(既にアップしてある。)

小桃はもう満腹なのか全部は食べきらず、通路でゴロゴロひっくり返っている。写真に写ったのを見るとお腹はパンパンだ。やはり既にたっぷり食べた模様。暗闇で肉眼だと、とてもこんなにはっきりは見えない。カメラは偉大だ!


ひとしきりゴロゴロした後、小桃は崖上の道路に上がり辺りを睥睨している。傷の写真が撮れないかと小桃に向ってシャッターを押す。かわいい顔の写真も撮れたし、左前脚の傷の写真も撮れた。首の右側の写真は撮れなかった。そうしてひとつ上の駐車場方向へ消えて行った。

山手へ行くと、Y沢さんの車が丁度到着したところでM浦さんがY沢さんと話している。小桃が無事であることを告げる。Y沢さんの餌はたちまち皆のお腹に納まった。しばらく歓談した後Y沢さんは去り、M浦さんと二人でゲンキに目薬を差そうとしたが、逃げてしまって捕まらない。

新黒が現れた。物足りないのか?カリカリを与えると食べる。

猫たちは妙にはしゃいでおり、木登りしたり「猫庭園」を駆け巡ったりして遊んでいる。

小桃もほぼ全快していることだし、明日からは各自のペースでそれぞれ餌やりに来ることにする。


2003年04月20日(日) 用心深くなった小桃

今日は1日雨だった。それでも午後9時には小降りになった。小桃の駐車場に行き、RV車の側に立つと小桃が他の車の下から出てやってきた。小さく一声鳴く。飛び出して来ず警戒しているのは良いことだ。だれかれ構わず飛び出して来てヒドイ目に遭ったのか?

レトルトパックとモンプチ、カリカリを与える。全部食べ切るまで見守らずに立ち去ることにする。

山手猫になってしまった新黒は勿論来ない。霧雨だが、M浦さんは山手の餌場に来ているだろうか?来ていない場合、餌を持っていない私が山手に行くのはまずいので今夜はパス。霧雨の中ではゲンキに目薬を差すことも出来ないだろう。


2003年04月19日(土) 調子のよい小桃

M本氏の話では、昨日夕方、小桃は元気に出て来てカリカリをよく食べたそうだ。その後、私が行き、匂いのある抗生物質入りの缶詰とカリカリを与えたのでプイッとして行ってしまったのだ。

ネットの知り合いで、以前にも家猫が食べない猫フードなどを送ってくれた「ひろこ」さんが今日、またまたモンプチの缶詰などを多数送ってくれた。

そこでわがままな小桃に、傷が癒えるまでそのようなおいしい缶詰を与えることにした。

今夜はレトルトパック2個とモンプチ2缶を持参。小桃は出て来ず、私が餌場で呼ぶと、出て来て、渋々のように「ニャー」。まずレトルトを1個開け、カリカリをトッピング。レトルトだけをすごい勢いで食べる。もう1袋開けると、それもパクパク。カリカリには見向きもせずさっさと行ってしまう。駐車場の真ん中で寛いでいる。

山手へ行くと、猫たちがM浦さんに給餌されているところだった。パンダとパークがいないが、新黒はすっかり山手に居着いているようだ。今日も猫庭園から出てきたとか。猫たちは満腹でゴロリと横になって寛いでいる。新黒までがゴロンとなっている。

ポオは必ず猫ハウス1号に入っている。よしよし。ポオの為に設置した甲斐があった。

今日はゲンキに目薬を差すことが出来た。気のせいか改善してきたような。

我々の声を聞きつけたか、パークがやって来た。満腹のようで草の中で香箱を作り目を閉じている。仲間になりに来ただけのようだ。パークもずい分馴れてきた。とても元気になり顔つきも良くなってきた。J先生の話によれば、甘え猫に変身したハイシローは山手生の人気者になっているそうだ。去年の今ごろは「性悪猫」で通っていたのに。しみじみ・・

解散して帰り道、何の気なしに小桃の餌場を覗くと、小桃がいてこちらを見上げている。ニャーニャーと鳴く。で、また小桃の餌場へ。するといつの間にかスミオがついてきている。さっきのレトルトがあんまりおいしかったので、小桃はもっとねだろうと思ったのだろう。お墓への階段トップで、モンプチを2缶開け、スミオと小桃に与える。

さっきのカリカリをチェックすると全く手付かずで蟻が来ている。

J先生の話だと、一昨日の昼間、小桃は学院の留学生にカリカリを貰ったそうだ。留学生は、「猫たち名簿」で照合したので小桃に間違いないという。

3日間くらいはじっとしていたようだが、その後はそれなりに食事していたようだ。今日は、脚の傷も乾いてきておりびっこも引いていない。元気に駆けっている。首には傷を負っておらず、単に毛がごっそり抜けているだけだった。J先生は交通事故かも、と言うが、交通事故ならもっとひどいことになるだろう。

あれから1週間経ち、小桃の回復も時間の問題だ。まあ、やれやれだ。


2003年04月18日(金) 今夜の小桃はあまり食べない

午後9時、小桃の餌場に行く。通路の奥に行くと車の下から小桃が出てきた。抗生物質入りの缶詰とカリカリを与える。食べている小桃の左前脚の傷を見ようとライトを当てると警戒している。不信感に満ちた顔つきがこれまでの小桃と違う。

脚の傷は思っていたような刺し傷ではなく、広範囲に何か強い力でズズズッと擦られ、毛が剥ぎ取られて一部、皮膚が傷ついてしまっているといった様子だ。首の右側もそのような傷だ。耳の下の皮膚が傷ついているような感じだが詳しく見ようとすると小桃は疑いの目を向ける。

一体全体、何があったのだろう?しばらくすると小桃は餌を大量に残したままプイと通路を降り、車の下に入ってしまった。

私が立ち去れば又、車の下から出て来て食べるかもしれないと思い、山手へ行く。丁度、M浦さんが給餌し終わった頃だった。新黒もいる。新黒にと、用意してきたやはり抗生物質入りの缶詰1個分はみんなに一さじづつ与える。

もう一度、小桃の餌場に行ってみるが餌はそのままだ。いつの間にか、アニーがついてきていて、目ざとく餌を見つけている。

もう一度山手に戻り、しばらく猫たちと過ごす。猫たちは思い思いに寝そべり、我々に甘える。

明日は、抗生物質を入れず、小桃が喜びそうなフードを持ってこよう。


2003年04月17日(木) 小桃、餌場に現れる!

午後9時に小桃の餌場に着いた。シーンとしているが、よく見ると通路の奥に新黒がいる。まあ、新黒だけにでも給餌しようと思っていたら、「ニャー」と聞き慣れた小桃の鳴き声が!探すと駐車場の真ん中に小桃が現れた。脚を引き摺っているが何とかピョンピョン跳びながら通路まで上がって来た。

思ったより元気そうだが、確かに首周りの毛がワイヤーででも擦り取ったように一部ごっそり抜けている。左前脚の外側に突き刺されたような傷がある。これが原因でびっこを引いているようだ。どういうことをされてこんな結果になったのかは分からないが、虐待を受けたに違いない。

餌の用意をしていると山手での給餌を済ませたM浦さんがやって来た。M浦さんが用意してきた茹でた鶏肉を食べさせる。彼女が傷をよく見ようと小桃の左前脚を触ろうとすると小桃は逃げてしまった。

山手からバニーがやって来た。M浦さんがバニーを山手に連れ戻している間に今度はトニーがやって来て新黒の為に用意した餌を食べてしまった。小桃は?と見ると少し離れたところに待機している。

新黒とトニーに給餌しておいて、私は駐車場に降り、車の下で小桃に鶏肉とレトルト、カリカリを与える。そうしておいて餌場に戻った。

M浦さんと二人、小桃の傷のことを気にしているのが神経質な小桃に分かってしまい、警戒している。4日間の不在の後、自力で餌を食べに出てきたのだから、小桃の自然治癒力に期待しよう。

無理やり捕獲しても小桃にはショックだろう。抗生物質入りの餌を与えることにする。小桃の傷が癒えるまでM浦さんは当分、こちらに来ないようにする。明日からしばらくM浦さんにも9時前に山手に餌やりに行ってもらい私はこちらに9時に来ることにする。傷の写真もしばらく撮らないことにする。

ホッとして山手に行き、餌場の階段に腰を下ろして少し休む。山手猫たちは我々の周りにはべって寛いでいる。7年も前から小桃母子のことをよく知っており、2年前には小桃に不妊手術を受けさせ、術後1週間も家で預かりをしたM浦さんは、心配でたまらず、今日も日中2時間も探し回ったそうだ。

その時に、T橋家のおじさんと話をしたそうだ。そのおじさんは小桃のことは全く知らず、茶色い猫が午前中、庭で昼寝していると言っていたとか。多分ノンちゃんのことだろう。

我々がいると猫たちはいつまでも遊んでいる。ホッとして解散する。小桃も現れたし、阪神も勝った。M浦さんは今夜はぐっすり眠れることだろう。


2003年04月16日(水) 小桃は現れない

小桃を保護出来たら、という希望を持って午後1時前に車を小桃の駐車場に入れた。M浦さんと二人、石垣をよじ登り斜面から笹薮を伺うが猫の気配は全く無い。

1時間近くウロウロしたが収穫なし。山手へ行ってみる。餌場に花子がいた。ポオも出てきた。M浦さんが2匹に給餌している間に、猫ハウス内の毛布と段ボールを日に干す。

午後9時にM浦さんと小桃の餌場で待ち合わせたが、小桃は来ない。山手猫たちがやって来た。ひとまず山手の餌場へ行く。トニーだけが欠席だ。新黒も他の山手猫たちと混じって「山手スカイウォーク」の階段を餌場に向かって登っている。勿論パークも居る。

14個分の缶詰はすべて無くなった。カリカリも与えたが、これは大分残している。パークにあげた缶詰をハイシローが横取りしようとしたところ、パークの鋭い爪がハイシローの頭に食い込み、なかなか外れなかった。パークはなかなか性悪だ。同じ懐かない猫でも新黒の方がずーっと可愛げがある。

再び小桃の餌場に行く。どうしたわけか、今日はバニーが従いて来る。新黒もやって来た。カリカリを与えるとそっぽを向いて駐車場の真ん中まで行き、ゴロリと横になり寛いでいる。

M浦さんがバニーを山手に戻す。新黒も山手の山に行ってしまった。我々は未練がましく、T橋家前の笹薮に行き、小桃を呼んでみる。反応なし。

小桃本猫が出て来てくれるのを待つしかないだろう。明日も午後9時頃にM浦さんと待ち合わせをした。


2003年04月15日(火) 小桃は負傷している模様

今日、M浦さんが午後2時過ぎから小桃の駐車場から下の農家、T橋家の辺りを捜索した。呼んでいると笹薮の中から微かな返事があり、何とか小桃を駐車場の方へ誘導したそうだ。

缶詰を与えたが殆ど食べず、首の右側の毛がごっそり抜けており、脚が腫れているようだったとか。よく見ようとすると車の下に潜り込んでしまい、おまけに山手からハイシローが乱入して来て、小桃は元の笹薮の方へ逃げ帰ってしまったそうだ。

そうして午後3時過ぎ、外出から帰り捜索に来た私が笹薮を覗いていたM浦さんに遭遇した。T橋家の敷地内に入ると、防犯カメラのセンサーが作動するらしくT橋家の奥さんが出てきた。事情を話して何かあったら連絡をくれるように頼んだ。

午後8時にもう一度、M浦さんとT橋家の笹薮の前に行き、呼んでみたが小桃からの反応はなかった。捕獲できるかな、という微かな望みを抱いてキャリーを持参したが雨も結構降っているし徒労に終った。

雨は降っているが山手猫に給餌する。比較的雨のかからない階段の端っこと石垣の上に主にカリカリを置く。その上に缶詰をトッピング。出てきたのは、新黒、ゲンキ、茶々、アニー、タニー、花子、ワカメ、ポオ、タビーの9匹だけだった。

明日正午にまたM浦さんと小桃捕獲を試みるつもりだ。選挙のあった日曜日の日中、虐待に遭ったのだと思われる。暖かかった日中にT橋家の庭で寝ていたのだろう。ずい分前だが、お墓横の植え込みで昼間に丸くなってぐっすり眠っている小桃を見かけたことがある。

ポパイが脇腹を突き刺される虐待を受けた頃、小桃の脇腹の毛も広範囲にむしり取られていた。その頃から小桃は日中に駐車場にいることはなくなった。

M浦さんの見たところ瀕死の重傷という風ではなかったというが、これで3日間、食べずにじっとしていることになる。自然治癒すれば良いが、そうでなければ何とか我々に捕まってほしい。雨も一層激しく降って来た。ちゃんと雨宿りできているのだろうか?


2003年04月14日(月) 小桃、今夜も現れず

午後10時過ぎに小桃の餌場に向う。その少し手前の崖上の暗がりに黒っぽい猫がいる。暗くてよく見えないが立ち止まってじっと見るとさっと奥の方へ逃げた。イヤだなあ、また新顔かなあ。

上から餌場を覗くと新黒がノビをして出てきた。小桃はいない。新黒に給餌していると、さくらがやって来た。少し餌を分け与えるが殆ど食べない。空腹ではないようだ。

すると上の方から、さっきの猫がニャーニャー鳴いて呼んでいる。ライトで照らしてみる。何だか「プリンス猫階段」のノンちゃんに似ているなあ。こちらも「ニャーニャー」と鳴いて呼んでみるとこちらにやって来た。それを見てさくらは山手へ逃げ戻ってしまった。

近くではっきり見るとやっぱりノンちゃんだった。顔が丸くなっている。さくらが殆ど食べなかった餌を与えてみるが食べずに甘えてばかりいる。ノンちゃんも空腹ではないらしい。

新黒はノンちゃんのことが気にならないわけではないが、メス猫だということが分かるのだろう。全く威嚇などせず、自分の餌を食べ続けている。ノンちゃんと遊んでいる間に新黒は缶詰1個とカリカリを食べ尽くしてしまった。もう少しカリカリを与え、新黒とノンちゃんを残してその場を立ち去る。

帰宅してしばらくしてM浦さんに「小桃が2日間出て来ない」と電話してみた。もう11時半だったが彼女は「今からすぐ探しに行く!」と言う。私も一緒に行くことにする。

彼女が来る前に小桃が日中を過ごしている、近くの農家の庭に回ってみた。勿論小桃はいない。駐車場に戻るとM浦さんが小桃の名を呼んでいた。すると新黒が再び現れた。少々カリカリを与え、小桃の捜索を続ける。その上の駐車場、山手へ渡って学院内、工房まで。山手猫たちもゾロゾロ従いて来る。猫ハウス1号ではポオがぐっすり眠っている。

収穫なく引き上げる。明日昼間にM浦さんが再び捜索することになっている。メンバーにメールを流す。


2003年04月13日(日) 今夜は小桃がいない

今夜も10時頃、小桃の餌場へ。崖上の道路から下を覗くと、新黒が横になって寛いでいる。今日は暑かったから新黒もゴロゴロしていたのだろう。

が、珍しく小桃が出て来ない。餌の残りも見当たらないが、水がきれいだ。昨日は1日雨だったので、M浦さんが今日の昼間にでも来たのだろう。

新黒は「ファー」と迫力なく吹いて餌を催促する。ノワールと同じで「ファー」や「シャー」が挨拶であり会話なのだ。小桃が現れないので新黒の分だけ。蟻が1匹出て来て餌を狙っている。

駐車場内をくまなくライトで探すが小桃の影も形もない。心配だが明日まで待ってみよう。


2003年04月12日(土) 今夜は更に遅くなった

息子関係の会合があり菊名まで出かけていた。駅からタクシーで帰宅したが、もう10時40分だ。おまけに雨が降っている。慌てて支度して出かける。11時近いんじゃ猫たちは待ってるかなあ?どうかなあ?

小桃は待っていた。RV車の下で給餌。いつも缶詰とカリカリをあげるとまず缶詰の方を先に食べる。ところが今夜はカリカリを先に食べている。

駐車場内をライトでくまなく照らすが新黒はいない。待ちくたびれて去ってしまったのかなあ。雨の日には他の餌やりさんたちは来ないし。

山手猫たちは日中にも教職員や他の餌やりさんに貰える可能性があるが、小桃はあんなところに引っ込んでもう決して山手方面へこようとはしないので、雨だろうが何だろうが餌を運んであげる必要がある。


2003年04月11日(金) 山手に新顔オス猫現る!

今朝10時過ぎ、M本氏がやって来た。山手の餌場にプリンスやタニーと同じ柄(白茶)の新顔オス猫が現れたという。おとなしい猫だが、忽ちポオが威嚇したそうだ。

M本氏がいつも持参しているデジカメで写真を撮ったので、即、このPCに取り込んだ。近々、その猫の写真をアップする。通りすがりかもしれないが、それにしてはプリンスに余りにもよく似た柄だ。プリンスの子供なのかもしれない。

・・・・・・・・
M浦さんの山手での餌やりが済んだ頃、私は小桃の餌やりに行く事にしている。

M浦さん母子は熱烈な阪神ファンで、連日のゲームに一喜一憂している。今夜は巨人・阪神戦だったので、一応テレビをつけておいた。9回表まで阪神が7−1だったか。それが9回裏に巨人が6点をもぎ取り一挙に同点に追いついた。「野球は9回裏、2アウトから」とはよく聞くセリフだが本当だった。

そこで延長戦に入り、10回裏、巨人の攻撃の最中に放映が終ってしまった。M浦家は阪神戦を見たいが為に特別契約をしているのでそのまま見続けることが出来た筈だが、M浦さんは多分、終了前に餌やりに出かけたことだろう。彼女より前に給餌に出かけると山手猫が大挙してやって来てパニック状態になってしまう。

その時点で既に10時を回っていた。どんなに遅くなっても小桃は待っている筈なので、ゆっくりと出かける。10時15分だった。

近づくと、ひとつ上の駐車場の蔭から小桃が飛び出して来た。一瞬、そこで給餌してしまおうかとも思ったが、水を替えたりしたいのでやはりいつもの餌場に行く事にした。上から通路を見ると新黒がいる。そして私の姿を見つけると珍しく通路入口までお出迎えするのだ。

2匹を引き連れて通路の奥の餌場へ。新黒が来ないことを予想して1缶分しか開けてこなかった。そこでおもむろに持参の缶詰を開ける。2匹ともハグハグ食べる。

もしかしたら、新黒は昨日も山手でM浦さんからカリカリを貰ったあと、こちらへ戻って来たのかもしれない。が、いない猫の為に置き餌はしない。私は必ず来るのだから待っていればいいのに・・


2003年04月10日(木) 新黒は山手の餌場へ

山手猫の襲来に辟易して、少し前から給餌時間をう〜んと遅くして午後10時前後にしている。すると待ちかねた新黒は、9時半頃にM浦さんが山手の餌場に来る事を知っていて、そちらに回っているようだ。

昨日そのことをM浦さんから聞き、新黒の不在を気にしていた私は胸を撫で下ろしたものだ。今夜も10時過ぎに小桃の餌場に行くと新黒は居なかった。さっきM浦さんに電話して訊いてみたら、やっぱり新黒は山手へやって来てカリカリをよく食べたそうだ。

「プリンス猫階段」、「山手猫階段」、小桃の餌場、ラッキーのいる学院工房など、餌のあるところはどこでも出没していた新黒のことだ。大丈夫だろう。先日、小桃の餌場付近に吐瀉物があり新黒が餌に見向きもせず、翌日は現れなかったので、ものすごく心配してしまった。

何を思ったか小桃はあんなところに餌場を移してしまったが、小桃がゆっくり食べられるよう、やはり遅い時間に給餌することにしよう。M浦さんに給餌された後の山手猫たちはもう寝ぐらに帰ってしまうようだ。


2003年04月09日(水) 山手猫はみんな元気

日中、カンカン照りの陽射しだったので、このところの雨ですっかり湿気てしまっている猫ハウスの毛布を干すことにした。M浦さんと一緒に行く。餌場が汚れていたのでM浦さんが掃いている間に私は「猫庭園」へ行く。猫たちが従いて来る。花子、コロン、ワカメ、ポオ、タビー、茶々、ハイシロー、かりんなどにカリカリを与えておく。

「猫庭園」には木々が生い茂り、日当たりが余り良くない。だからこんなお天気の良い日には猫達は当然ハウスには入っていない。ハウス1号内の毛布はまだマシだったが2号の毛布は相当湿気ている。ハウスの屋根の上に干しておく。

さっき猫たちに与えたばかりのカリカリには、もう蟻がいっぱい群がっている。

車で立ち去ろうとすると茶々とかりんが追いすがってきた。危ないよ。

・・・・・・
夜、9時半頃に山手の餌場でM浦さんと落ち合う事にしていたが、ポツポツ雨が降りだした。小桃の餌場に向うと、こちらが見える位置でスミオが見張っている。が、スミオよりも早くゲンキが小桃の餌場に踊りこんで来た。

ゲンキが大嫌いな小桃は遠くへ逃げて様子を伺っている。新黒は威嚇するように前に出て来たがうなり声をあげているのはゲンキの方だ。

ゲンキと小桃、新黒、スミオそれぞれに給餌しておいて山手へ向う。小雨だが茶々しかいない。昼間干しておいた毛布をまずセットしなければ。それほど濡れておらずホッとした。

餌場に戻って来ると丁度M浦さんが来たところだった。階段下の大樹の下は雨が殆どかからないのでそこに新聞紙を広げる。いつの間にか猫たちでいっぱいだ。パークも勿論待機している。パンダだけが来ていない。

さくらが木陰から出たり入ったりし、背中が結構濡れている。手持ちのティッシュでみんなの背中を拭いてあげると心地良さそうにする。一渡り食べた猫たちは立ち去らない。さくら、茶々、アニーがしゃがんでいる私に甘えて寄り添っている。

結構雨脚が強くなってきた。猫たちがひどく濡れてしまわないように解散する。


2003年04月08日(火) 新黒がモリモリ食べた!(嬉)

今夜も10時過ぎに小桃の餌場へ。幸いにも雨は上がっている。小桃は待ちくたびれて寝てしまっていたのか、私が通路へ差しかかったところへ走って来た。新黒は通路に居る。

餌場には団子虫がいっぱい。ナメクジが1匹。濡れていると思ってミニホウキを持って来なかったが結構乾いている。少し手前で2匹に給餌。小桃は相変わらず食欲旺盛だが、新黒も昨日とは打って変わってモリモリ食べている。

やっぱり、オレンジ色粉末の抗生物質は効能は良いが匂いがきついので食べづらかったのかなあ。それとも単に今日は体調が復活したのか?目やにも乾いており元気そうだ。

いずれにしても一安心だ。でもこのような一喜一憂がこの先も続くのだろうなあ・・


2003年04月07日(月) 新黒は待っていた

今夜も10時ごろ、小桃の餌場に到着。小桃はいつも通り駆け寄って来て鳴く。新黒は?と見ると通路の奥の定位置で待機している。良かった!

小桃と鼻を突き合わせて挨拶している。小桃とは相性がいいようだ。

餌場には団子虫数匹となめくじが1匹。既に餌やりさんが来た模様。それでも小桃はガツガツと食べる。新黒も空腹のようだ。が、食べ方がとても遅い。ライトを当てて観察してみたが、口内炎でも患っているのだろうか。一口がとても少ない。

元々食べるのは遅い方だったが、以前はもう少しバリバリ食べていた。食べられる、ということが健康のバロメータだから欲しいのに食べられなくなると危険だ。

ノワールの時と同様、ひたすら食べて頂戴、と餌を運ぶ事しか私には出来ることがない。抗生物質を入れてあるが、この薬は少々匂いがある。明日は薬なしにしてモリモリ食べるかどうかみてみよう。

さすがに10時だと山手猫はやって来ない。静かに小桃と新黒に給餌できる。


2003年04月06日(日) 新黒はいなかった・・

今日は家族の用事で出かけていて、帰宅後もしなければいけないことがどっさり。

なので、小桃の餌場へ出かけたのは午後10時を過ぎてしまった。日曜日だからか駐車場の車が少ない。小桃はすぐに飛び出してきたが、新黒がいない。カリカリの残りなども見当たらないが、M本氏あたりは来たはずだ。団子虫は1匹もいないがなめくじが1匹いた。汚れている水容器をきれいに洗い、新しい水を満たす。

小桃はパクパク食べているが、新黒がやって来る気配はない。ライトであちこち照らしてみるが成果なし。

帰りがけ、その上の駐車場内も見回ってみる。去年、小桃にそこで給餌していると新黒が現れたこともあったのだ。

昼間に工房で、貰ったかな? 私の来るのが遅いので山手で貰ったかな?明日は少し早く行ってみようかなあ。


2003年04月05日(土) 新黒現る

今日は朝からずーっと雨が降り続いている。いろいろあって家猫のファビを浣腸の為、犬山動物病院へ連れて行き2時間もかかり、帰宅したのはもう9時半近かった。

それから支度をして小桃の駐車場へ。(・_・;)…ん? 車が駐車しようとしている。崖上の道路でしばらく待つ。運転者が立ち去るのを待って駐車場に入る。小桃はもうニャーニャー鳴いている。昨日と同じくRV車の下で給餌。

すると小桃の後ろに新黒が現れた。良かった!!!抗生物質入りの缶詰フードを置くと食べ始めた。空腹に違いない。心なしかやつれたような感じがするがひとまず安心だ。2匹にカリカリもたっぷりあげる。雨の中、車の下で長時間待ったんだもんね。明日は雨が上がるからね。


2003年04月04日(金) 新黒現れず

午後7時前にU野さん宅ガレージ前を通った。他の猫はいなかったがプリンスがお気に入りの車の下に陣取っていた。一応「プリちゃん!」と挨拶しておく。

雨は明日の筈なのに、午後8時頃にはもう降りだした。それでも慌てては行かず10時ごろに給餌に行く。結構降っている。小桃も飛び出して来ないなあ、と思ったらいつの間にか足元に来ていて従いてくる。

いつものRV車の下が僅かに乾いている。そこを掃き小桃にたっぷり給餌する。それから新黒の姿を探すがどこにもいない。やはり体調不良なのだろう。どこかで毒餌でも食べたのか?忽ち死んでしまうということはないだろうが心配だ。

時間も遅いし雨も降っているので山手猫は来なかった。


2003年04月03日(木) 新黒の様子がおかしい

M浦さんが山手で給餌している時間帯を狙って昨日から10時前に小桃の餌場へ行っている。今夜は冷える。花冷えだ。

近づくと、車の下から小桃がゆっくりとノビをしながら出て来た。既に給餌された模様だ。崖上の道路からお墓への通路へUターンすると、暗がりの草叢に新黒が蹲っている。私を見てノロノロと立ち上がり通路の奥へトットコ移動する。そうしていつものようにお墓への階段の一番上の段で待機するかと思いきや、下まで降りてそっぽを向いている。

餌場で缶詰フードを空けると小桃が食べ始めたが、満腹のようだ。新黒はお墓への飛び石の上で相変わらずそっぽを向いている。ライトで辺りを照らすとかなりの量の吐瀉物が通路にあった。どうやらカリカリだったようだ。新黒が戻したのだろうか?

新黒用の缶詰フードには抗生物質が入っているので食べさせようと近寄ると逃げる。お墓の奥まで行って又そっぽを向く。仕方なく戻って、半分の量を新黒のために用意する。カリカリも念のため添える。

用意を終えて振り向くと新黒はもうどこにも居ない。彼は具合が悪くなっても捕まらないので病院に運ぶことが出来ない。それでも餌の時間にしか来ない場所に今までいてくれたということは・・・私を待っていてくれたのか?何だか増々ノワールを思い出してしまう。ノワールの場合には1番好きだったのがS木みちよさん。私は2番目に好かれていたにすぎないが、消え去られてしまうとその存在の大きさに我ながらビックリする。

さて新黒は山手にはもう殆ど来ないが、M浦さんは新黒への心配を共有してくれるだろうか?きっとしてくれるとは思うが、懐いていないので、看護のしようもない。足取りも重く帰宅する。


2003年04月02日(水) 新黒

10時前に小桃と新黒への給餌に出かける。まだ雨が降っている。餌場に近づくと猫が1匹、山手へ向って走っていくのが見えた。そろそろ私が給餌に来る筈だと思って小桃の餌場に行っていたスミオが待ちくたびれ諦めて戻ったのだろう。

今日は雨だから山手の餌やりさんも来なかった筈だ。雨が上がれば11時、12時の深夜でもM浦さんは給餌に来るのだが今夜はどうだろう?まあ、今年の山手猫たちは健康だし太りすぎだし雨の日、一日くらい餌が貰えなくたって、翌日にはどっと餌やりさんたちが来るから全く心配ない。

かく言う私も今日は水曜日だから山手へ行く日だった。以前なら、学院内の階段室の下で雨の日も給餌したがあのデブ猫たちはもう大丈夫だ。

さてレインコートで身を包み、フードまでしっかり被っていたのだが、小桃は私を見つけ、飛び出して来た。駐車場には車が少なかったが、入口ちかくのRV車の下で小桃に給餌。新黒は?と見渡すと、お墓への植え込みの前に濡れながらちんまりと座っている。ライトを向けるとノロノロとこちらへ向って来たが決して急がない。濡れるじゃないの。

RV車の下に新黒の分の餌をこんもりと盛ると小桃が自分の分をほったらかして新黒の餌に取り掛かっている。肝心の新黒は?と見るとRV車の下には入ったがそっぽを向いている。???

私が立ち去れば食べるかな、と思い、そそくさと立ち去る。遠くからライトで照らすと新黒はそのままの姿で座っている。私の方をじっと見ている。ちゃんと食べるんだよ。新ちゃん!モリモリ食べないと、ノワールの時のことを思い出して何だか心配だ。


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