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しもさんの「気になる一言」
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2005年12月31日(土)
生まれて初めて「神様」に誉められたよ

私の「気になる一言」の読者には、神様がいる。
もちろん、ハンドルネームだけれど(笑)。
この神様、なかなか厳しく、いつも叱咤の連続。
それもメールでも掲示板でもなく、私のお気に入りコーナー
「とは?である」に、ぼそっと書き込んでくる不思議なお方。
たしかに素人の書き手としては、文章上達の為に
「叱咤・叱咤・叱咤・激励」を望んではいるが、
少しくらい評価してくれても・・・と感じていたのも事実。
そんな「神様」が、昨日の「気になる一言」を読んで、
「いい本に出会ったようだね。」と誉めてくれた。
うまく言えないけれど、なぜか嬉しくなったのは
1年の終わり、最終回だったからだろうか?
それとも、毎日書くのは大晦日で終わりだよ・・と
折に触れて予告したけれど、読者からの反応がなかったからか。
とにかく、今年最後に相応しいフレーズとなった。
「神様」に誉められて、気分は最高。

PS.
これで5冊目(2004〜2005)の原稿が揃うことになりました。
毎回恒例、出版予定は48歳の誕生日、2006.6.4です。
どうぞ、お楽しみに・・。
それではまた。良いお年をお迎え下さいませ。



2005年12月30日(金)
あっ、これが今回の私の学びだぁ

年末なのに、急に読みたくなって本屋で手にした
「宇宙のリズムで暮らしたい(吉丸房江著・地湧社・223頁)の一節。
まずはタイトルに引かれた・・そして一気に読み終えた。
15年以上前に書かれた本なのに、なぜかすっと心に入ってきた。
たぶん、15年前の私では受け付けなかった考え方かもしれない。
最近、読みあさっている江原啓之さんや、美輪明宏さんらも
口にする「魂」について、判りやすく説明されていた。
その中で、今、私たちが生きていることは魂の修行だと言う。
前世にお金持ちだった魂は、今世は貧乏の経験をしたり、
前世に波瀾万丈の人生を送った人は、今世は平々凡々の人生を送ったり、
魂がいろいろな経験をして、成長しているのだと・・。
本当に、そう考えるようになった時、
自分の人生・生き方に対して、不平不満がなくなるようだ。
言葉を変えると「あっ、これが今回の私の学びだぁ」となる。
まだ、私はその域に達していないけれど、少し分かるようになった。
そのことが、今はとても嬉しい。
だって、私の周りで起こる不思議なことが「必然」と思えるから。
多くの人たちとの出逢いも、全て私の学びとなるんだなぁ、きっと。



2005年12月29日(木)
Show the Spirit 〜 Over the top 〜

もちろん、来季ジャイアンツのスローガンである。
「Show the Spirit」は、前回指揮を執った時と同じ。
(ジャイアンツ魂をしっかりみせろ)と訳していた。
今回は、さらに「〜 Over the top 〜 」が加わった。
「限界を超えよう」と訳せばいいのだろうか。
私も来年は48歳、年男。
今までの既成概念とか枠組みとかをなんとか破りたい、
そう思っていたから、ピッタリの言葉が見つかった。
よし、来年の私のスローガンは
「Over the framework」(枠組みを超える)に決まり。(笑)
(英語に詳しい方、これでいいのでしょうか?)
12年前の36歳・年男、平凡な生活に刺激が欲しくて、
毎日書きはじめた時の気持ちによく似ている。
だからこそ、今まで積み上げてきたものを基本としながら、
何か新しいこと始めたいと思う。
そして12年後、60歳の年男は何を掴んでいるのだろうか、
自分が一番楽しみである。



2005年12月28日(水)
借金コンクリートなの・・

飲み会の何次会だったか忘れるくらい最後、
本当に小さな、カウンターしかないようなスナックへ
連れて行ってもらった。
おなかは、ビールとつまみでパンパン、あとはカラオケ。
そんな感じで、久しぶりに歌いまくった。
ところが、妙に歌いやすいことに気付き、
「響きがいいですねぇ〜」とママさんに声をかけたら、
さらっと返ってきた台詞が、今回の気になる一言。
今、しらふで書いているとその面白さが半減するが、
その場では、頭から離れなくなるくらい受けた。
言いふるされたフレーズかもしれないけれど、
使い方によっては、まだまだ笑いが取れるなぁ、と実感した。
以前、同級生と飲んだ時、まだ奥さんとエッチしてる?の話題で
「俺は、仕事とセックスは家庭に持ち込まない主義なんだ」と
これまた手垢のついた言い回しでも、けっこう受けた。
歌にもリバイバルがあるように、言葉にもリバイバルがあるようだ。
もう、このフレーズつまらない、と決めつけずに、
もう少し貯めておこうっと・・そんなことを思った今日この頃。



2005年12月27日(火)
だって、前後賞って3枚買わなきゃ当たんないんでしょ?

生まれて初めて宝くじを3枚買った・・という女性の話が
ラジオから流れてきた。
よく聞いてみると、たった3枚だけ、900円買ったらしい。
どうして3枚なの?と尋ねられて、堂々と答えた台詞をメモにした。
私の常識から外れた視点に唖然としながらも、
大切なのは、こんな発想なのかもしれない・・と羨ましかった。
意外とこんな人が当たったり・・と不安にもなる。
当たったら、こんなことをしたい・・と夢は膨らむ。
ただ問題は「一等が当たったら、公務員を辞めて自由に暮らすか」
の問いに「もちろん!!」と即答できないところにある。
やりたいことはあるんだけれど、やっぱりなぁ・・が本音である。
毎年、年末になると考える「年末ジャンボ」があたったら・・。
今年はもう一つ加えて「LOTO6」が当たったら・・。
いつもこう考えてはいるが、意外と自分で驚いたのは
あれが買いたい、これが欲しい、という「物欲」がないこと、
あれを習いたい、こんな経験をしたい、という欲が増えてきたこと。
別に、宝くじが当たらなくてもいいや。
来年は、いろいろ習おうっと。



2005年12月26日(月)
仕事と結婚した。だから妻を愛人にしたよ。

日曜洋画劇場「ザ・コア」の導入部のワンシーン。
(慌てていたので、俳優も忘れてしまった、ゴメン)
ストーリーも、言葉では伝わらないので
いつものようにカット。(笑)
ただただ、このフレーズだけが記憶に残ってしまった。
仕事人間と言われる男性には、とっておきの台詞、
そんな思いでメモをしたけれど・・。
「おまえ、仕事のことになると夢中だな」と言われたら
この言葉を返してみよう。
けっこう受けるような気がするのは私だけだろうか。
さらに「妻は愛人だから、いつまでも仲がいいんだ」と
付け加えられたら、素晴らしいと思う。(汗)
(映画でも、そんなシーンがあったかもしれない・・)
そう言えば、最近は、私も言われなくなったなぁ、
「仕事人間」って。
これって、喜んでいいんだよね。



2005年12月25日(日)
2年間の実績をとるか、今の調子をとるか

クリスマスの夜、M1(漫才グランプリ)とフィギュアスケートを
タイミングをみながら、テレビのチャンネルを変えた。
特に、女子フィギュア代表選考は、私の関心ごとだったから・・。
M1(漫才グランプリ)の優勝選考は、単純明快、点数で決まった。
実績など関係なく、今回の調子のみで優劣を決定したから、
誰が優勝をしようと、文句が出ない。
しかし、トリノ冬期オリンピックの代表選考とされた
女子フィギュアスケートでは、その選考方法が分かりにくかった。
昨季と今季の国際大会の結果をポイント化した代表選考Γテイントや、
世界ランキング、ベストスコアなどを比較して決定したらしいが、
それならば、この大会の前時点でのポイントを知りたかった。
そして、今回この結果だから、この人たちが選ばれました・・
とすれば、私のモヤモヤもなかったのかもしれない。
安定した成績を評価するか、試合ごとに成長する勢いを評価するか、
これは簡単そうでとても難しいこともわかっている。
しかし、やっぱりなぁ・・が私のつぶやきとなった。



2005年12月24日(土)
2006年01月01日はうるう秒

メル友のホームページで見つけた雑学。
(これはいただき・・と借用願いを出して・・(笑))
なんと「8時59分50秒」の10秒後は、
「9時ちょうど」ではなく 「8時59分60秒」があるらしい。
私の確認方法は、電話の時報だろうな。
これは、なかなか聞くことができないことだから、
読者の人に、おすそわけ情報。(既に知っていたらごめん)
特に、私が気になるのは、時報を知らせるフレーズが
「午前9時ちょうどをお知らせします」なのか
「午前8時59分60秒をお知らせします」なのか、に尽きる。
たぶん「ピーン」の前の数が一つ多いだけなんだろうけれど。
とても楽しみな「2006年1月1日」になりそうだ。
1秒多いなんて、なんだか得した気分になるよね。
えっ、ならない? 時間を大切にしなさいって教わったでしょ(笑)

PS.
昨年のクリスマスイブは「痔」の手術してたんだよなぁ・・
そんなことを思い出した12月24日となりました。



2005年12月23日(金)
はい、とりあえず、男女差別

最近、飲み会で割り勘・・というケースは減った。
もちろん、年配、管理職、とやや多めに支払うのは
世の常になっているので、別に気にならないけれど・・。
さらに、女性は少なくしてもいいと思うのだが、
なかなか受け入れようとしない人たちが増えた。
私たちも同じように飲むから・・とか
その分、食べているから・・を理由に、同額を払おうとする。
そんな時、職場の後輩が、支払いを仕切ってみせた台詞がこれ。
「はいはい、そんなこと言ってないで」が聞こえてきそうだ。
私も担当したことがある「男女共同参画」の前担当者。
なかなか気の利いたフレーズであった。
何でもかんでも、男女平等を主張する女性の皆様へ。
「意地を張らずに、男のメンツもあるから、払わさせてよ」
と言いたいところだけれど、
また「くだらない男のメンツは捨てなさい」
と言い返さないでください。(笑)
多く払ったからって、男女差別はしないから。



2005年12月22日(木)
声に「強弱」「緩急」をつけてみたらいかがですか?

研修3日目(最終日)、なぜかグループを代表して
自分の「職場紹介」をテーマにした
自作のプレゼンテーションをする機会に恵まれた。
若い人の中で、たぶん最年長の私が発表することになるなんて。
若い人の足を引っ張らないように・・ってアドバイスを受け、
あまり目立たないようにしていたんだけれどなぁ。(笑)
実は自分のプレゼンテーションを、専門の先生に批評してもらえる、
それだけで得した気分になった。
(周りには、え〜っ、私でいいんですか?なんて言っていたけれど・・)
いろいろな角度から指摘されたが、特に気になったアドバイスを
気になる一言として残したい。
「内容は工夫されてますが、声が一本調子になっていますね」
なるほど・・これは参考になったとメモをした。
ついつい話しに夢中になって、勢いで話してしまうけれど、
もっと聞いて欲しかったら「強弱」「緩急」をつける。
さっそく、試してみようっと・・。



2005年12月21日(水)
大人1枚・・・???・・・あっ、はいっ。

研修2日目が終了し、夕食も兼ねて静岡の街へ飛びだした。
目的は午後5時40分から上映される、映画を観るため。
なんと水曜日は「メンズデー」。
男性は普段より800円も安く、1000円で観ることが出来る。
もちろん、映画のタイトル「Mr.&Mrs Smith」を確認して
チケット売り場に1000円札を出したのだが、
チケットが出てくるまで、ちょっと時間がかかった。
昨日研修で習ったばかりの「間」「出し惜しみ」をされた感じ。
その様子をある人にメールしたら、答えは簡単。
「性別確認してたんじゃない?、あやしいって察知したんですね、
受付の人、いい仕事してますね」と返信があった。
そんなばかな・・と思いながらも、愉快な気持ちになった。
よし、今度は「レディースデーに挑戦してみるか」と考えたが、
職を失しなったら困るからや〜めたっ。

PS.
なんと映画館はガラガラ、私一人の貸し切り状態でした。
平日水曜日、午後5時40分から映画を観る男性って少ないのかな。



2005年12月20日(火)
パワーポイントのコツは、出し惜しみ

年末、やっと来年度予算のヒアリングも終わり、
やっとやれやれ・・と思っていたところ、
人事担当からお願いをされた研修が待っていた。
「プレゼンテーション能力向上講座」
「パワーポイント」を駆使してプレゼンをする研修である。
プレゼンテーションなら、自己流だけれど・・と前置きをして
中学生にも教えているのに・・という不満もあったが、
私の「アナログ式プレゼン」ではなく、
PCソフト「パワーポイント」を使った「デジタル式プレゼン」。
2泊3日の研修で、私は「目から鱗」状態の気付きを得た。
内容は、また少しずつ御紹介するとして・・
デジタル式のプレゼンテーションを一言で表現すると、
板書と違い、クリック一つで「文字が飛び出してくる」わけだ。
だから、聴いている人に興味をひかせるためのコツがある。
それが、講師の方が何度も口にしていた台詞。
「なるほどなぁ〜」、やっぱり「間」が大切なんだ、と理解した。



2005年12月19日(月)
不動産に「掘り出し物」なし

横浜焼き肉忘年会で聞いた話だった。(笑)
知り合いが、いま話題のマンションを買おうと思ったけれど
駅から近いのに、あまりに安すぎたのでやめた、という話。
「安いなら安いなりの理由がある」、そういうことなのだろう。
食べ物だって、衣服だって、車だって、
時々「掘り出し物」と呼ばれるものがあるけれど、
不動産だけは「掘り出し物」はない、と言い切った。
確かに安いということは、なにかある、と疑った方がよい。
昔から「うまい話には気をつけよう」と言われているのに、
その時になると「早い者勝ち」「先着順」のフレーズに騙され
少しでも早く申し込みをしてしまうのは、人間の弱さかもしれない。
今回の事件から得た「教訓」にもなると思ったので、メモをした。
あれ?、学生のアパート程度だと「掘り出し物物件」あるなぁ。
不動産とは呼ばないのかも・・賃貸借だし。



2005年12月18日(日)
三島駅で高校生が・・「面白いっすか?」

本当に面識もない高校生が、私に話し掛けてきた。
三島駅南口、時間があったのでバスで帰ろうと、
ターミナルで時間調整していた時のことである。
たしか、伊坂幸太郎のハードカバーを読んでいたと思う。
「うん、面白いよ」と、とっさに返答したけれど、
実は今でも、その意味がわからず悩んでいた。
大勢の高校生でつるんで、おやじ狩りみたいな雰囲気でもない。
丸刈り頭の普通の高校生だったけれど、
本の内容が面白いのか、って聞いたとは思えない。
とすると、中年のおじさんが三島駅のバスターミナルで
夢中になって本を読んでいる姿が滑稽に映ったのだろうか?
何度考えても、やっぱりわからない。
それでも、突然私の顔を見て「面白いっすか?」という台詞、
耳に残っている不思議な体験であった。



2005年12月17日(土)
先に決めないかんやろ

清原選手を熱心に関西へ誘ってくれていた仰木氏の死を悼み、
阪神・岡田監督彼に喝を入れた・・・とサンケイスポーツの見出し。
名球会への参加でハワイ入りしていた清原選手に向けて発した
岡田監督らしいメッセージだった。
「清原?いつ入団するんや。ハワイに来てるんやろ。
先に(オリックス入りを)決めないかんやろ!」
この一言で、私は阪神の岡田監督が好きになった。
いくら言葉で「尊敬してます」「感謝しています」と
美辞麗句を並べたところで、行動が伴っていないのは清原選手。
物事には優先順位があるはずだ。
全体を眺めることができるはずの選手だからこそ、
先に決めなければならないことがあるだろう・・と苦言を呈した。
この叱咤、簡単そうであるが、なかなかできることではない。
年下とはいえ、相手が大物であればあるほど、言いにくいのに、
清原ファンの私が感じていたことを代弁してもらったようだ。
来年の活躍こそが、仰木氏への恩返だよ、清原選手。

PS.
今晩は、ジャイアンツ狂が集まっての今シーズン総決算忘年会。
あっ、来シーズン清原のユニフォーム、着れなくなっちゃったぁ。
宴会に持っていこうっと・・



2005年12月16日(金)
私なら、2005年は「愛」より「女」

変なタイトル・・と思うかもしれないけれど。
先日、発表された今年の漢字に違和感があったので・・。
自分の1年は12月07日(水)に書いたように「術」がピッタリ。
しかし、本家本元の「愛」は、
2005年を代表する漢字としては、インパクトが弱すぎた。
確かに、悲惨な事件や暗いニュースより、明るい話題が欲しい。
希望も含めた意味で「愛」が選ばれたらしいのだが。
そこで、私なりの漢字一字を考えてみた。
「尼崎の脱線事故」や「耐震問題」「アスベスト問題」
など悲しい・暗い話題はなるべく外して考えてみることにした。
この1年を振り返ると、
スポーツ界では、藍ちゃんに代表される「女」性の活躍や
政治の世界で刺客と呼ばれた「女」(マドンナ)たち、
さらに、天皇に絡んだ「女」帝問題。
そして、小さい「女」の子が標的になっている事件。。
やはり、今年は「女」を抜きには語れない1年のような気がする。
「愛」は、来年優勝する(予定)の「ジャイアンツ愛」のために、
とっておきたかったなぁ。



2005年12月15日(木)
私は「インターネット」に育てていただいた

いつだったか、ゴルフのタイガーウッズ選手が、
「私は、このコースに育てていただいた」というコメントを残した。
自分が成長できたのは、自分を支えてくれた人々はもちろん、
多くの方の応援があったから・・という発言とともに、
自分の活躍の場である「ゴルフコース」に対し、御礼を述べた。
当時は、その意味が分からないままメモをしたけれど、
今は、そのフレーズの意味がよくわかる。
私が、こうやって長い間、書き続けることができたのも、
「インターネット」という媒体があったからだと思うから。
親友とのメール交換から始まった「近況報告」が、
いつしか「ホームページでの公開」「メルマガでの配信」へと
形を変えていくことにより、書くことが楽しくなっていった。
毎日、書かなくてはいけない、という使命感ではなく、
「この一言、みんなにもおすそわけ」という気持ちだったから
続けてこれたともいえる。
そして、その気持ちを実現してくれたのが「インターネット」だった。
だから「インターネット」に御礼がいいたくなったのである。
もちろんこれからも書いていく。
ただ、自分の文章力を試してみたい、と思いはじめたのも事実。
そんな訳で、来年からは、本当の「メモ」になるかもしれない。
それでもよろしければ、これからもご愛読よろしく。 (=^_^=)



2005年12月14日(水)
年男・48歳からの生きた証づくりに、乞うご期待!!

私が36歳の年、今から12年前。
公務員生活にどっぷり浸かっていた頃である。
平々凡々で刺激のない生活への不安と、
自分が生きている意味を見つけたくて、365日毎日書き続けた。
そして、1年間頑張り続けた自分へのご褒美に、出版。
題して「公務員パパの生活コラム150」。(新風舎刊)
それからというもの、試行錯誤を繰り返しながらも書いてきた。
勿論、読者の応援がなによりの励ましであったと感じている。
しかし、来年は定年まであと12年を残すこととなる48歳。
もう一回、自分はなにをしたいのか、真剣に考えた時、
このままでは自己満足で終わってしまう・・と思ったのである。
そこで、なにか新しいことにチャレンジしていきたい。
「好奇心さえあれば、技術はあとからついてくる」
そんなフレーズを思い出しながら、自分に期待している私がいる。



2005年12月13日(火)
ボンクラはみんな生きている

少しずつ掃除をはじめようと、本の整理をしていたら、
「通販生活」のあるページにこのフレーズを見つけた。
今までにも何度かあった、誰かに話さなければ、
忘れることができない言葉の一つになってしまった。
たぶん「手のひらを太陽に」を耳にする度に思い出すだろう。
その他にも「一泊ふつつかの旅」とか「カルガモの財布」など
インパクトの強い言葉がメモされた。
こんな言葉遊びをしはじめてから、12年が経ったけれど、
尽きることがない。
けれど、来年から少し方向転換をしようかな、と思案中。
36歳・年男ではじめた「気になる一言」、
溜まった「メモ」をまた違った分野で活かしたいと思う。
48歳・年男の1年間、いろいろなことを試してみたいから、
「気になる一言」も、毎日ではなくなるかも・・。



2005年12月12日(月)
「領収書、多めに書いといてよ」「それはできません!」

酔っ払いは、やっぱり面白いことを言う。
飲み屋さんなら、馴染みのお客がそんな会話をするから、
笑いながら聞いているけれど。
店側も、よくある会話だから
「こっちが捕まっちゃいますよ」とさらっと流している。
しかし今回は、代行運転の人に絡んだから笑えた。
あんまり、そんな会話をしないのだろうか、
まじめな顔をして、きっぱり「それはできません!」と
強い口調で言い返したから、ますます可笑しかった。
酔っぱらいながらも「冗談だよ〜」と言い、
「ケチだなぁ〜」とまだ絡んでいる。
「運転手さん、気にしないでください、
この人たち、ただの酔っ払いですから・・」と私。
こういう人に限って、翌日、何も覚えてないんだよなぁ。
得な性格だよな〜、っていつも思う。(笑)



2005年12月11日(日)
今の日本には「当番」が薄れている

私の住む地区では、ビン・缶の分別作業を当番制でやっている。
月に一度、日曜日の朝に実施しているのだが、珍しがられた。
「えっ、役員さんが1年間やるんじゃないの?」
「そんなの行政の仕事でしょ?税金払っているんだから」
こんな会話を耳にしたから、ちょっと呟きたくなった。
日本は、昔から「当番制」が慣習となっていたと思う。
たしか時代劇に出てくる「北町奉行所と南町奉行所」も
江戸という町を、北と南に分けて取り締まっていたわけではない。
場所も「大手町・有楽町」と近いから、当番制だと推測できる。
「年番、月番、日番・・」と当番制で仕切っていたのだろう。
今、リサイクル・環境問題を考える中で、
「江戸の循環システム」が注目を浴びているが、
私はこの「当番制」にも目を向けてみたら?と思う。
学校では「学級当番、給食当番」とか、いたのになぁ。
「分別当番」がいてもおかしくないのに・・。



2005年12月10日(土)
全ての色は赤と青と黄、だから信号は守れ

お気に入り、伊坂幸太郎の著書「ラッシュ・ライフ」から。
実は、原文はもう少し長い。
「全ての色ってのは、赤と青と黄から作られているんだ、
だから信号は守れよ」
この視点、とっても好きだったのでメモをした。
「交通ルールだから、信号は守りましょう」は、
手垢の付いた表現なのか、誰も耳を貸さないけれど、
今、私たちが見えているは、赤・青・黄なんだ。
この三色がなければ、色は生まれないんだ・・という
色の三原色を説明したあとに、信号の色と関連付ける。
意外な視点からのフレーズは、インパクトがあるから、
もう忘れない。
それからというもの、私は信号を見るたびに思い出す。
さて、光の三原色は違うよ、誰か言い出すかな?(笑)



2005年12月09日(金)
男は最初にこだわり、女は最後にこだわる

飲みながら「男と女のこだわりについて」話していたら
こんな結論に達したので、とりあえずメモして、気になる一言。
男の方が、初恋の話・童貞を捨てた時の話・・など、
自分の一番最初の体験にこだわりを持ち覚えている。
その点、女は処女を捨てた時よりも、今の相手にこだわっている。
始めた動機が大切な男、なによりも結果が大切な女。
簡単にいえば、そんな理屈である。
(すみません、飲んだときの勢いなので、お許しを)
以前書いた「男のロマンは女の不満」と同じ感覚なんだと思う。
どうしても、こだわっているものが違うから、
いろいろな部分で、摩擦が起きているのだと言えるかもしれない。
中性の立場で客観的に考えると「やっぱり、違う生物だ」と思う。
確かに、どちらの言い分もあっている。
ただ、こだわっているものが違うんだ・・と感じるケースが多い。
この「こだわりの差」さえ理解できれば、もっと分かりあえるのに。
そんなことを感じている、おじおばさんの私がいる。



2005年12月08日(木)
三本締めは、問屋さん、小売りさん、お客さまの意味

儀式や宴会などで、必ずのようにやる「手締め」。
「チャチャチャ、チャチャチャ、チャチャチャ、チャッ」
これを三回繰り返して打つ手締めを「三本締め」、
一回しかやらないのを「一本締め」、
「よぉ〜、パン」と一回だけ打つのは「一丁締め」とか
「関東一本締め」などというように記憶しているが・・。
その意味は、あまり考えたことがなかった。
ところがある方が、突然宴の締めを頼まれ酔っぱらいながらも、
説明してくれたフレーズが記憶に残った。
本来、手締めは、物事の決着や成就を祝って、
関係者がそろって拍子を合わせて手を打つこと、というのは
私でも知っていたし、
毎年、年末になると、証券取引所が三本締めをするシーンを
目にしていたので、なんとなく手締めのイメージは掴めていたが、
まさか、そんな意味があるなんて・・とメモをした。
「問屋、小売、客」の三者が納得した商いだから、手締め。
そう考えると、とてもわかりやすい気がする。
えっ、だとしたら「よぉ〜、パン」の手締めは、意味がない?(笑)



2005年12月07日(水)
2005年、漢字一字は「術」

もうすぐ年末恒例の、世相を表した漢字一字が発表される。
「漢字の日」(12月12日=いい字一字)にあわせて
「日本漢字能力検定協会」が主催する年中行事であり、
すっかり冬の風物詩となっている気がする。
昨年は「災」、その前は「虎」「帰」「戦」「金」
「末」「毒」「倒」「食」「震」と1995年まで遡る。
個人的には2002年「届」・2003年「?」・2004年「欺」、
その年々の想いが蘇ってくる。
さて、2005年、私の漢字一字は「術」。
なんといっても、身体の手術に明け暮れた。
昨年末の「痔の手『術』」から始まって、
ゴールデンウィークの「胆嚢摘出手『術』」、
46年間入院すらしたこともなかったのに、突然2回も手術した年。
痛さをこらえ、自分を「欺」きながら生きてきた生活に別れを告げた。
だから「術」は、私の2005年を代表する漢字に相応しいと思う。
また、生きる『術(すべ)』についても、 真剣に考えた年であった。
生きた証が欲しくて、モノを書きはじめた36歳から12年。
2006年「年男」48歳となる。
いろいろなものが見えてきた2005年を振り返り、
2006年は、宇宙の流れに身を任せる一年にしたい。



2005年12月06日(火)
来てると思ったぁ〜

先週土曜日の静岡県市町村対抗駅伝、
以前は広報担当として、堂々と競技場に入って
写真を撮ったり、取材していた。
昨年は、観光担当として競技場外の物産展に参加した。
今回は「単なる応援」で陸上競技場へ足を運んだけれど、
やはり広報や農政担当として一緒に仕事をした
他市町村の担当者が気にかかる。
「おっ、今年もカメラ片手に頑張ってるな」とか
「姿がみえない所を見ると、異動しちゃったのかな」など、
知らず知らずのうちに、彼らを探している私がいた。
もちろん、広報時代に知り合った新聞記者さんたちも・・。
仕事としてではないのに、競技場にいた私たちを見つけ、
隣町の広報担当が、こう呟いた。
「ははは、昼真っからのビールを飲みに来たんだ」と照れたが
けっこう嬉しい台詞であったのでメモをした。
普通、人事異動すれば、付き合いが疎遠になるのに、
彼らはいつまでたっても仲間だな、と感じる一言である。
仕事って、けっこう楽しいな・・と思える瞬間であった。



2005年12月05日(月)
いろいろあるんですよ・・

職場での会話だったかな。
「いついつまでに、この仕事頼みますよ」・・なんて言うと、
ちょっと期限内にはできないかもしれません」なんて返される。
しつこく「どうして?、やる前からそんなこというのはおかしい」と
突っ込みをいれると、ほとんど「いろいろあるんですよ」と
頭をポリポリかきながら、わかってくださいよ・・という意味が
含まれているかのように口を動かして笑う。
この「いろいろあるんですよ」って言葉が面白くメモをした。
もちろん、そのフレーズ、頂くよ・・と言いながら。
日本語を習っている外人は、
「どうも」と同じように、いろいろな場面で利用できるから、
是非、このフレーズを覚えておいて欲しい。
たぶん、使い方は日本語の辞書には載ってないけれど、
英語の「e.t.c」とはちょっと違う気がする。
まぁ、困った時に使うケースが多いけれどね。(笑)
使い方によって意味が違う「いろいろあるんですよ」、
曖昧な表現が日本語らしい・・。



2005年12月04日(日)
スタイリストは勇気を与える仕事

女優・観月ありささんが「君が思い出になるまで」という
ドラマで、スタイリストの役をやっていた時のメモ。
ずいぶん前だなぁ、と思って捨てようと思っていたのに、
なんとなく引っかかって、捨てられなくなってしまった。
自分の仕事が誰かの役に立っている・・
そう思えるのは、素敵なことだし羨ましい。
さて、公務員は・・と定義すると、なかなか見つからない。
ずっと昔「公務員は、夢を壊す天才だ」と言われたけれど、
そんな定義はやだなぁ、と思っていた。
公務員は、町民に何かを与える仕事でありたい。
そして、その何かが私の中でハッキリした時、
また一皮剥けた公務員になるんだ、と自分に期待したい。



2005年12月03日(土)
あなたが畑を作ってくれたから

残念ながら、健闘むなしく入賞を逃してしまった
静岡県市町村対抗駅伝大会の帰り、
沼津で下車して、ある写真展に足を運んだ。
私が社会教育課・生涯学習を担当した時に始めた、
写真講座の修了生が中心になって作ったフォトサークルで
毎年・毎回案内をいただく作品展である。
またその充実ぶりには、年々驚くばかりであるのだが、
講師の先生が近寄ってきて、この台詞をいただいた。
「会員が増えてきたのも、技術があがってきたのも、
7年前には形もなかったものを作ってくれたから・・」と。
「いやいや、私は何もしてませんよ、本当に。
みなさんの努力ですよ、ここまで立派な写真が撮れるのは」と
言い返そうとした時に、この台詞が飛び出した。
素直に「嬉しかった・・」と書き記しておきたい。
種を蒔く前の、その土地をしっかり耕してくれたから・・
美味しい実がなったんですよ、そんな意味に解釈したい。
「籠に乗る人、担ぐ人、そのまたわらじを作る人」
そんなフレーズを思い出し、本当に涙が出そうになった。



2005年12月02日(金)
踵(きびす)を返す

もちろん、踵は「かかと」の意。
だから「引き返した」という意味なんだけれど、
お気に入りの作家、伊坂幸太郎氏は、
この「踵を返す」という表現を、どの作品にも登場させる。
読書通?の同僚に聴いたら「宮部みゆき」もよく使うらしい。
単に「引き返す」でもいいのに・・と思う場面でも使う。
簡単に「振り向いた」でもいいかもしれない。
彼の作品を何作も読み込むことで、その想いは強くなる一方。
とうとう「気になる一言」に選ばれることになってしまった。
実は、何度も使う、その理由が知りたい。
ただ単に、彼が気に入っている表現なのだろうか?
作家らしく、簡単な表現ではなく、やや文学的な表現をしたのか、
やっぱり気にかかる。
わざわざ簡単な表現を使う癖がついている私には、
真似のできないテクニックなのだろうが・・



2005年12月01日(木)
優しいって字は「人の憂いがわかる」って意味なんだよ

最近読んだ本の中では、気になる一言が溢れていた書籍、
「ラッシュライフ」(伊坂幸太郎著・新潮文庫・469頁)の一節。
「憂い」とは「悲しみ・心配」の意味だから、
人の悲しみとか心配がわかる人こそ、優しい人なんだと理解した。
「優しい」は「素直で思いやりがある」という意味があるけれど、
なんだかピンとこない定義だったけれど、今回ハッキリした。
女性たちが良く口にする「優しい人が好き」は、
「何でも私の言うことをきいてくれる人が優しい」とか
「自分にだけ思いやりがある人が好き」というような意味で
使っていると私なりの解釈をしていたけれど、
実は、しっかり「憂い」の意味を理解していて
「私の悲しみや心配を、親身になって聴いてくれる人」
という意味で使っているとしたら、私の勘違いだなぁ。(笑)
さて、あなたの「優しい人」の定義は?