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2006年06月24日(土) 演奏会:カルテット Mendelssohn, Barber

いよいよ今日。小さな規模のものだけれど、久しぶりのカルテットでの演奏会に私は興奮気味。今弾かせていただいているプロのオーケストラのメンバーから二人がこのカルテットに入っているので、私よりもプロの立場での経験の長い彼らがどんな演奏をするのか、どんな考えを持っているのか、興味津々でした。

ところが、やはりオーケストラでの弾き方と室内楽での弾き方は違うのです。一人一パートを任されるカルテットの場合、一パートを大勢で演奏するオーケストラとは違い、もう少ししっかりした音が必要になるのではと思って、私は準備をしていったのですが、彼らはブレンドしやすい、つまりどちらかというと個性のない、楽器の表面をなでるような音の出し方で、音楽的な主張もあまりないアプローチをしていました。一瞬で、あ、これではカルテットとして成り立たない、という思いが芽生えました。私がもっと彼らに合わせるようにもできたのですが、リハーサルは一度きり、演奏会当日、ということもあり、私自身も融通がきかず、と同時に曲のキャラクターを考えても、私は私の音選びは間違っているとは思えず、結局、私は私の、彼らは彼らの演奏をしてしまいました。録音しなかったので、、聴衆に一体どんな風に聞こえていたのか、自分でも確認することができず、残念でした。でも、良い勉強になりました。

私はセカンドで最初に2曲のみの演奏。

リハーサル:2:30PM
演奏会:5PM

Mendelssohn Capriccio in E minor for String Quartet
Barber - "Adagio" from op.11
Mozart - Oboe Quartet. k. 370
Allegro-Adagio-Rondeau


けい |MAIL

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