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2006年07月24日(月) ラザニアと映画”Click"

木曜日からのリハーサル、土曜日の演奏会、日曜日には生徒たちへのレッスン、と仕事をこなしていましたが、今日はお休みをいただくこととなりました。今日は室内楽の自分のパートの練習をぼちぼちしながら、家事を楽しみます。(笑)

夕方にはPくんが来てみんなで映画をみる予定になっていたので、彼の分も夕食を用意します。今日はラザニア。作っているところに早々とPくんがきたのですが、「ラザニアを作るなんてスゴイ!」とのことでした。一体どういう意味なのかなと思い聞き返すと、ラザニアはちょっと手がかかるので、大抵の人は買ってきたり、冷凍のものをいただいたりすることが多い、とのこと。私には、ちょっと準備に時間が要ったとしてオーブンに入れて待つだけ、のような印象が強い、割りに親しいお料理なのですが。(笑)

サラダとラザニアを囲んで、映画も観ます。映画は「Click」というアメリカの映画でただいま映画館で上映中だとか。テーマは良いものでしたが、私の好きではないアメリカンジョークもたくさんでてきていて、印象は×。


2006年07月22日(土) 演奏会:All Mozart

今日は3時からリハーサルで、8時から演奏会。
2時半頃会場に着き、まずはお水を一口。いつもはあまり水を飲まない私も、つい手が伸びるくらい、とにかく暑いのです。日差しの強さも今までにないもの。ただし、乾燥しているので、じっとりと身体にはりつくような暑さではない、という点には救われます。
いつものように席に着き、ウォームアップ件練習をはじめようとすると、人事の方に声をかけられました。「ダメですよ!暑すぎますから、楽器をケースに入れて守ってください!」聞く所によると、組合の規定で、舞台上の温度設定が決められていて、暑すぎても、寒すぎても演奏はできないルールになっているとのこと。皆で1時間、会場の温度が下がるのを待ちましたが、エアコンの力は自然の力には勝てず、結局、リハーサルはキャンセルとなってしまいました。
舞台上はかなり暑かったのですが、私は自分の席に長い時間座っていたので、少し頭痛のようなものを感じていた私は、自宅に戻ってすぐ、まずはアイスノンで頭を冷やし、横になりました。休憩し、食事をとり、ウォームアップをして、7時過ぎにはまた会場に戻ります。
「この感じではきっと雨が降るよ」と雲行きをみた夫。遠くで雷が鳴るのを感じながら、会場に向かいます。
会場は午後に比べればずっと温度が下がっていましたが、やはり暑い。でも、みんな何事もなかったかのように、準備をしています。
演奏はとくに問題なくうまく運びました。オペラの最後の楽章はとても速かった。(笑)演奏後、駐車場に向かって歩いていると、ある方が声をかけてくれました。「ちょっと伺ってもいいですか?...前の方の方たちには大きなスタンドマイクが使われているようですが、他の人はマイクを使わないのですか?」私は全員が小さなマイクを使っていることを説明しました。聴いている方々が何を考えているのか知ることはとても楽しいです。最後にその方は「私はこのオーケストラの演奏会に10年以上通っていますが、今日のピアノ協奏曲は今までになくTightでしたよ」嬉しい一言でした。私も今日のプログラムのなかではこの演奏が一番好きでした。彼らはすばらしい一体感と、繊細な音色をもつデュオでした。

All Mozart program:
Overture to "The Magic Flute"
Four Arias from "The Magic Flute"
Concerto for Two Pianos
Orion Weiss, piano
Adam Nieman, piano
---intermission---
Overture to "The Marriage of Figaro"
Leopold Mozart - Trumpet Concerto
Finale from Act I of "Cosi Fan Tutte"


2006年07月21日(金) リハーサル:All Mozart 

水曜日にレッスンができなくなったので、
昨日、今日で生徒を振り分けて教えました。
そしてその後はリハーサルへ。


2006年07月20日(木) リハーサル:All Mozart 

今日から土曜日の演奏会に向けてのリハーサルがはじまりました。
今回はモーツアルトの生誕250周年を祝って、All モーツアルトプログラムです。今回もいつものように私の隣はどなたになるのか全くわかりませんし、一体周囲の人々がどんな風に演奏をするのか、と考えると緊張感が高まっていました。

モーツアルトはやはり独特のスタイルがあり、それをうまく表現できる人というのは、なかなかまれなのかもしれません。ちょっと離れたところで弾いているある方は、ヴァイオリンをおもちゃのように扱えるような印象のとってもいい弾き手で、恐ろしいと思ってしまうくらいスゴイ、という印象を受けたことがあった人です。でも、そこから聞こえてくるモーツアルトは...モーツアルトではありませんでした。

コンサートマスターが魔笛序曲のある箇所をデモンストレートしてくださったときには、本当に興奮しました!!♪♪♪♪のあとに続くフォルテと指示された16部音符、最初の音にアクセントがついてしまい、前のめりになって弾いてしまうのは多くの人が経験することなのでしょう。でも、彼が弾いてくださったときには4つの音の粒がそろっていて、走らないように弾くことでどれだけ印象が変わるのか、しっかりと見せてくださいました。

モーツアルトの作品中頻繁にでてくるダイナミクスの違い、同じパッセー時でも、ピアノ-フォルテのときとピアノ-sfのときがあったり、よく見るととても細かい指示がなされています。こういうことに注意を払い、演奏するのは本当に楽しい!


2006年07月19日(水) 篠田節子 「第4の神話」

先日、近所の図書館を訪れました。このあたりはアジア人が多いので、日本語の本も少数ではありますが、書棚に並びます。この図書館の一角には書店があり、古本を安価で売っています。夫と一緒に散歩中、ちょっと寄っていきたい、ということになり、ぶらりと立ち寄ったとき、夫は小さい規模の百科事典を2ドルで購入。(笑)私は篠田節子さんの「第4の神話」に出会いました。ハードカバーのEditionで、古書のため外カバーはなくなっていて、本には傷みもみえました。でも、その装丁、うつくしい花々が描かれている、には目をみはるものがありました。冒頭の数行を読んでみると、文章も読みやすく、なんとなく次を追ってしまう感覚が得られたので、買ってみることにしました。

2週間くらい経ったでしょうか。毎日少しづつ、細切れの時間や眠る前の時間を利用して読了しました。おもしろかった。いくつかの違った女性の生き方がクロスされて描かれると同時に、芸術に対するある姿勢のようなものも織り込まれていたのが、私の興味を持続してくれたように思います。久しぶりに本を一冊、それも楽しく読み終えました。とてもすがすがしい感覚と小さな達成感に満足です。


2006年07月09日(日) マクドナルドデート

今日もとても暑い一日でした。日中は90度を越えるのです。
今日は仕事をせず、ゆっくりする日、と自分で決めました。そんな日にすることといえば、玄関先を久しぶりに掃除したり。越して来てからずっとちょっと玄関先が寂しいと思いつつ、日当りがそう良いわけでもないので、植物を置くにしても選らばなえればならないし、何をどうすればよいのかというアイディアもなく、また、そういうことを考える心の余裕もなく過ごしてきてしまいましたが、最近ふと立ち寄ったクラフトストアで、オレンジと黄色の小花の造花を見かけ、これは使えるかも、と思いました。パティオで眠っていたプランターを洗い、玄関先においてみて、その印象を確かめます。なかなか、いけるかも。

その後も必要なくなった本を雑誌を整理し、古本屋さんに持っていく計画を立てたり、コーナーラグを洗濯したり、と居心地のよい生活を求めて、小さなことをちょこちょこしていました。

夕方になると自宅にいてもいよいよ暑さを感じるようになったので、夫を誘って少し散歩、そして、暑さのせいでアイスクリームを食べたくなったので、車を走らせました。お目当てのアイスクリーム屋さんはすでになくなっていたので、仕方なく、マクドナルドへ。

私はグルメに興味がありますが、ときにはマクドナルドでもとても気持ちが明るくなったりします。メニューをみてその安さに心踊り、以前にも食べて口に合うと知っていたVanilla Coneを手に、冷房の入った静かな店内で夫と一緒にクロスワードパズルをするのはなんとなく楽しく、いい気分転換になりました。


2006年07月08日(土) 赤に魅せられて

パティオにおいてある、その名もわからない植物。
その真赤な花が咲きました。
あまりにも目を惹くその赤を、残しておきたい、という衝動に駆られました。
生徒たちへのレッスンが終わると、衝動的にクラフトショップまで走り、水彩絵の具とスケッチブックを求め、帰宅後すぐにその赤い花をもつ植物の絵を描き始めました。筆は使わずに、チューブを直接紙にあて、勢いと偶然性をもって描く。赤い花の部分は自分の感性にあう出来。もちろん、以前から何かを描いてみたいと思う気持ちはありましたが、何をどうはじめてよいかもわからずにいましたし、絵を描くことなど幼い頃以来のことですので、多少の戸惑いはありましたが、作業を楽しむことができました。


2006年07月04日(火) 演奏会:July 4h

独立記念日。アメリカの誕生日。
午後3時から1リハーサル、そして8時から演奏会。
国歌、ミリタリーマーチ、など独立記念日にちなんだ曲の数々と3人のテノール歌手を迎えて。最後には花火が打ち上げられ、かなり驚きましたが、Entertainment性が強く、お客様は楽しまれたのではないでしょうか。


2006年07月03日(月) リハーサル: July 4th

これまであまりにも忙しく、またいろいろなことがあり、日記から遠ざかってしまっていました。時間の癒しによって、久しぶりにまた自分を取り戻し、ようやくまた少しづつ日記が書けそうな気がしています。

今日はまたオーケストラのリハーサルでした。明日の演奏会のためです。明日は独立記念日とあって、とてもアメリカらしいプログラムになっています。どうも花火もあがるようです。

帰宅途中の車中でちょっと考えたこと…
それは自分の奏法がいわゆる「オケ弾き」になっていること。もちろん、今日はオーケストラでのお仕事ですから、それでかまいません、というかそれでよいのですが、オーケストラで演奏するときと、室内楽で弾くときと、そして、ソロを弾くときではやはり奏法が違ってくるので、その使い分けがきちんとできるかどうか、というのはとても大切なこと。オーケストラでばかり演奏していれば、他の奏法の感覚を忘れてしまっても、ある意味、仕方がないのですが、自分はそうはなりたくないな…と、そんな気持ちが頭の中をめぐっていた今日でした。


けい |MAIL

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