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2006年04月30日(日) 演奏会3日目:Mendelssohn, Mozart

水曜日、木曜日と同じプログラムでの演奏会。
でもいつものホールではなく、別のホールで。

昨日までと違って今日は夏のような暑さでした。
昨日はどんよりと曇っていて、コートを着ていたのに、今日は長袖のブラウスでも暑いくらいでした。


2006年04月29日(土) ファミリー演奏会、バレエリハーサル、ポップス演奏会

10:00−11:00AM ファミリー演奏会
11:30−12:30PM ファミリー演奏会

2:30−6:30PM バレエリハーサル

8:00−10:30PM ポップス演奏会

今日も長い一日でした。今日もまた休憩時間はイタリアンのカフェへ。それから、スポーツシューズ店でスニーカーを買いました。茶系のスニーカーが以前から欲しかったのですがPumaのものが2足で85ドルというセールをしていたので、ライトブラウンと白を一足づつ買ってみました。演奏会場とモールの間を行き来するのに、少し歩くのですが、緑のある場所も通りますし、私にはとても気持ちがよいものです。ヨーロッパで体感した歩くことの気持ちよさ、そして、スニーカーで歩くことのComfortableな感じをこちらでもなるべく忘れないようにいたいな、という思いがあります。楽器の演奏にはあまり大きな筋肉は使わずにすみますし、どちらかというと頭が疲れるような気がするので、バランスをとるために、やはり多少のエクササイズは必要な気がします。歩くことは一番自然で気楽に取り組めるのでいいですね。


2006年04月28日(金) リハーサル+ポップス演奏会 

10:00−12:00PM
明日の午前中の家族向け演奏会のリハーサル。
テーマは映画音楽。ハリーポッター、スターウオーズなど。

2:30−PM
今夜のポップス演奏会のリハーサル。
前半はモーツアルト フィガロの結婚序曲や懐かしの映画音楽など。
後半はトランペットのChris Bottiさんがゲスト。

8:00−10:30PM
ポップス演奏会

今日は午前、午後、夜と演奏のお仕事で大変です。昨日の夜、「明日は午前中から。遅れないようにしないと…」などとずっと考えていたらかえって眠れなくなってしまい、結局今日は3,4時間の睡眠で乗り切りました。

休憩時間には演奏会場近くのモールへ。イタリアンのカフェに行って、ラテを注文すると、おいしい。ヨーロッパでいただいたコーヒーを思わせる深みがあって、気に入りました。今日は2度もそちらへ行きました。とても疲れていたので、コーヒーなくしては乗り切れない一日でした。


2006年04月27日(木) 演奏会2日目:Mendelssohn, Mozart

Program:
Mendelssohn - Overture of Midnight Summer's Dream*
Mozart - Piano Concerto "Jeunnehomme"
---intermission---
Rameau - Suite from Les Boreades
Mozart - Symphony No.31 "Paris"*

私は*のみ。


2006年04月26日(水) 演奏会1日目:Mendelssohn, Mozart

今日から演奏会。
Program:
Mendelssohn - Overture of Midnight Summer's Dream*
Mozart - Piano Concerto "Jeunnehomme"
---intermission---
Rameau - Suite from Les Boreades
Mozart - Symphony No.31 "Paris"*

私は*のみ。


2006年04月25日(火) Don Quai

今日は朝からめまいのような感覚を覚えて、なんだかつらい。(せっかくきちんと起きることができたのに、これでは仕事にならない…)ふとホルモンバランスが崩れている状態なのかしら、という思いがよぎりました。女性特有の期間が近づいていることも思いだし、それは私のなかで確信となりました。そこで、必要なのが、Don Quai というハーブ。これはPMSを抑える働きをしてくれるのです。私はときどき軽いPMSがあり、情緒不安定になる(とくに気持ちが繊細になり、落ち込みやすくなる、涙もろくなる)傾向にあるので、以前から時々つかっています。今日もそれを飲んだところ、すぐに症状がなくなり、練習(=仕事)をきちんとこなすことができました。


2006年04月22日(土) リハーサル初日

今日から来週の演奏会のリハーサル。
私はメンデルスゾーンとモーツアルトの交響曲のみなので、少し楽です。
リハーサルは午後だったので、夜は自宅で生徒たちのレッスンを。


2006年04月20日(木) オーディション当日

今朝は9時に自宅を出たかったので、6時30分に目覚ましをセット。1時間弱で身支度をし、2時間弱、練習、ウォームアップをできるかな、と。やはり緊張を感じているようで、あまり深くは眠れませんでした。

昨日の夜は閉店直前に近所のマーケットへ走り、バナナ、卵、バゲット、Half & Halfを買っておいたので、夜のうちにゆで卵をつくっておきました。やはり食事の重要性を見過ごすわけにはいかないと思ったので。

身支度をして、ウォームアップ件練習をはじめるとやはり時間が足りません。エッグサラダサンドイッチを作る時間もないので、夫に頼んでみると、快く引き受けてくれたので、9時ぎりぎりまで練習をし、夫が作ってくれたサンドイッチとコーヒーを運転しながらいただきました。ありがとう。

オーディション会場までやはり1時間くらいはかかったでしょうか。駐車場の近くに着くと、私の前にUSC(LAエリアでは音楽で有名な大学)のステッカーを貼った車が現れ、すぐに、オーディションを受ける人だ、とピンときたので、その人のあとをついていきました。間違えそうになった駐車場へのエントランスもその方のおかげで難なくできました。

3年前にもきたこの会場、どことなく見覚えがある場所でした。そのときは、ウォームアップ時間ぎりぎりについたこともあり、他のCandidateに会うこともなかったので、一人ぽつんと会場近くをうろうろしては迷い、なかなか会場までたどりつけなかったので、余計に緊張していたのでしょう、今回はなんとなく印象が違って見えます。

Sign In すると第一次審査の課題が手渡されました。
Solo of your choice、
Mozart - Symphony 39, 2nd movement beginning
Prokofiev - Classical Symphony beginning
Tchaikovsky - Nutcracker Overture (これは最後の部分が指定されました)
そして同じフロアのウォームアップルーム件待合室のような場所に案内されました。練習をしている人もあり、Nutcrackerをとても早いテンポで弾いています。手を洗って、演奏しなければならない楽譜を取り出し、演奏箇所に印をつけて、としているうちに、「上のウォームアップルーム(個室)が空きました」と個室へ案内されました。

部屋にはオーディション用の楽譜がおいてあり、なかにはFingeringがふってあるものもありました。Nutcracker は私にとって初めての曲で、このオーディションのためにはとくに専門の先生に見ていただくこともしなかったので、ちらりと見てみると、ある箇所、私が気になっていたところはすべてE-stringで弾くようになっていました。でもいまさら変えることはできません。私は私なりに準備をしてきたかたちを聞いていただくのです。

ウォームアップを始めると隣の部屋からも練習がよく聞こえてきます。やはりかなり速いテンポのNutcracker…(苦笑)でも、気にせずに私は私、と自分なりのウォームアップをしていきます。ゆっくりと弾いてシフトを確認したり、メトロノームを使って自分のテンポを身体に叩き込んだり。でも、緊張しています。それは自覚がありました。

3年前にきたときは、とにかく周りの人がどんな風に弾いているかということにばかり気持ちがいき、耳がそばだってしまうと同時に自分のウォームアップを聞かれてしまうことが恥ずかしくて、自分のウォームアップができませんでした。でも、今回は違います。いろいろな種類の演奏が聞こえてきて、もちろんそれに聞き耳を立てる自分もいましたが、そのなかでも私は私のウォームアップをきちんとできたように思うのです。これはものすごい進歩です。

ソロはBrahmsの協奏曲。それを練習すると、そのとなりの人も同じ曲を弾き始めました。ソロが同じなんだ…(苦笑)と思いつつ、私は私なりにとにかく練習を続けます。

「少し早いですが、あなたの前の人が来ないので、もう行きますか?もちろんあなたの時間を守ってもかまいませんよ」と声をかけられました。私はすでにこの部屋で指定の曲を一通りみてありましたし、ウォームアップもできていたので、待つことがいやでもあったので、「今、行きます」と伝えました。「ではあと2分待ってくださいね、また来ますので」と係りの方に言われ、舞台袖に通されました。

舞台袖に行くまでに名前を確認され、「舞台にいる人がPersonal Managerです。何か質問があれば彼女に聞いてください」

舞台に通され「Candidate 20」という声がホールに響きます。4,5列目におかれたスクリーンのうしろにJudgeの方たちが座っているようでした。

まずはソロから。出だしはとてもうまくいきました。でも、多少の緊張のせいか、楽譜でいう2段目、3段目の難しいコードの部分で音をはずしてしまいました。でも、すぐに持ち直し、2ページ目のはじめまで弾きました。モーツアルトとプロコフィエフは自宅で練習している通りに弾けました。チャイコフスキーはやはり少し心配していた高音部で少し音をはずしました。持ち直しましたが、残念でした。

弾き終わると「Thank you!」という声がかかりオーディション、一時審査の終了です。

その後、どれくらい待ったのか、結果が発表されました。オーディションは約1時間のシークエンスで区切られ、私の回の終わりまで待たされ、その時間枠内ごとに発表があるのです。「このシークエンスはとてもすばらしい演奏でした。Judgesは17番と18番の方の演奏を2nd roundでもう一度聴きたいそうです」

私はダメでした。


2006年04月19日(水) オーディション前日

ここのところ、かなり根をつめての練習をしていたので、昨日の試奏が終わり少し気が抜けました。よい意味では、自分なりに明日の演奏の機会(つまりオーディションなのですが)への準備ができた、という気持ちにもなれ、無駄な力が抜けるような感じがありました。悪い意味では、もう練習したくない。(笑)

おとといの夜あたりには、また無駄な力がはいりはじめ、以前のように力んで演奏するようになり、練習したことが身につかない、練習が空回りしているという状態に追い込まれつつあることに気づきました。でも、今までと違うのは、ここで楽器へのアプローチの仕方を変えることができ、成果を出す練習に戻ることができたこと。

過去を振り返るとずっと、練習をしてもその成果がうまく蓄積できない、というような感覚がありました。具体的にいうと、シフトの練習を繰り返してできるようになったとしても、その翌日にはまたできなくなっている、など音程面でとくに苦労をすることが多かったのです。多くの時間を費やすわりに、結果に結びつかない、できていたものが突然できなくなることがよくある、など、なんとも歯がゆい状態が続いていました。けれども、腕の痛みを経験し、また、プロの現場で実際にお仕事をするようになって、最近その理由を自分なりに見つけられたように思うのです。

それは、楽器を弾くときの身体の状態をいつも同じように保てていなかったこと。以前は常に身体のどこかに無駄な力がはいっていて、またその力み加減がいつも違うため、あるひとつのモーションを習得しようと繰り返しても、翌日には身体の状態が違っているために、前日にしたモーションが意味をなさない、という状態が繰り返されていたと思うのです。もし、その力み具合を毎日同じように保つことができれば、それはそれで結果がでるかもしれません。でも、身体の状態をいつも同じに保つ、ためには、常に力みのない状態をつくる、のが一番の近道のような気がするのです。それを意識するようになってから、私の音程はかなり安定しはじめましたし、かなり速いパッセージも弾けるようになってきました。

とにかく、こうして仕事をしたり、オーディションを受けたりすることで、常に学びと発見があるのはすばらしいことです。今日はもうあまり練習したくない気持ちもありましたが、疲れすぎない程度に、昨日先生からアドバイスをいただいたことに関してはとくにきちんと直し、最後のつめの練習をきちんとしました。結局昨日の録音は聞きませんでした。先生が「よし」と言ってくださることを少し受け入れたいと思いましたし、最後の最後までキリキリするのは私にとっては精神衛生上よくないような気がしたためです。もし、これほど疲れていなければ、録音を聞き、もう一度重箱の隅をつつくような練習をしたかと思いますが、今日は生徒たちへのレッスンもありましたし、かなり疲れていたので、自分で練習をするだけで終えました。明日は6時頃、起床したいので、10時には練習を終え、だいたいの仕度をし、休みました。


2006年04月18日(火) レッスン:協奏曲、Excerpts

また朝寝坊。結局10時頃まで眠ってしまいました。夜更かしをなんとなしないと…木曜日の演奏は午前中にあるのに、こんな風で大丈夫かしら…?

メールチェック、シャワーを済ませ、まずは練習。今日は3時に試奏をかねて、先生にこれまでの練習の成果を聞いていただく予定なので、とりあえずその時間までにできることはなんでもしないと、ということなのです。朝食もとらずにまずスケール、Schradieckなどでウォーミングアップ。今日はエンジンがかかりにくい…と思うとなんとなく軽いめまいのような感覚もあるので、練習を一時休止し、朝食を。フランスパンにジャム、チーズ。Decafのコーヒー。これで少しは身体も軽くなるかと思いきや、エンジンがかかりにくい、頭がはっきりせずなんとなく身体が重いというのはかわらず。でもやるしかない、と協奏曲、エクサープツをひとつひとつ練習していきます。途中で集中力が途切れてきたので、そこで昼食。卵と野菜たっぷりスープとごはん。これを食べると少しですが元気がでてきました。やはり食は大切なのですね。また30分ほどですが練習に戻って、パパッと準備をし、2時半過ぎに家を出、車を走らせ大学へ。

今日は先生にお願いして、協奏曲、Excerptsをとりあえず全部演奏させていただき、その後、コメントをいただくようにしました。先生は先週と比べるとずっとずっといいですね、とまずおっしゃってくださり、Excerptsは問題ない、協奏曲はPulseがいまひとつ定まっていないので、木曜日までにその点に注意して練習すること、というアドバイスをくださいました。Excerptsは問題ない、ということはもちろんないと思うのですが、先生がおっしゃるように先週よりもずっと良くなっているということは私も自覚しています。今日はもう疲れてしまったので、明日、フレッシュな気持ちで今日の録音を聞き、どこまでできるか自分なりに高みを目指し、工夫をしてみようと思います。

その後、銀行、この週末から始まる仕事のCDを買いにCDショップ、そして、夕食の準備のためにスーパーへ行きました。チキンを買って、温野菜、サラダ、スープを添えました。かなりおなかがすいていたのか、少し作りすぎてしまったようですが、おいしく充実した夕食となりました。

夕食後はもうへとへとだったので、休むことに。しっかり休んで、明日またがんばります。練習らしい練習ができるのはもう明日だけですから。といっても生徒たちのレッスンがあるので、どこまでできるのか…


2006年04月17日(月) すそ上げ 練習

そういえば、昨日したことで書き忘れたことがありました。それは、洋服のすそ上げをしたこと。(笑)たいしたことではありませんが、なんだかすごく大仕事をしたかのような充実感、満足感を得られたのはなぜでしょう... それにかけた時間は約30分ほど。道具をだしてきて、パンツのすそで右足から始めて、右が15分、左が10分。お気に入りのパンツがこれでいつでも着られる、と思うとなんともうれしくて。忙しいと30分の時間も惜しくなることがありますが、一方で、30分ですむことならば、あまり敬遠しないで早く済ませるのもいいかもしれない、と思ったりもしました。

今日は基本的には練習を主に考える一日となる予定でしたが、郵便局へ往復しなければならなくなったり、教えたり、教えるとなるとある程度のお掃除も省くことはでいないし…となんだかばたばたの一日でした。細切れの時間を使っての練習と、夜になってからの練習。気がついたことは、自分の演奏にまだまだ安定感がないこと。そして、正確に弾くことの難しさ。一度、これで良い、と思えるものができたかと思うと、今日は同じようには演奏できず、満足感を得られません。これは自分の耳が日に日に鋭くなってきているのか、感覚が研ぎ澄まされて望むものが高みにのぼっていっているからか、それとも、自分の能力が下がってしまう(頭と身体が忘れてしまう)からなのか…すべてが少しづつあてはまるような気がしますが…


2006年04月16日(日) Easter Brunch

今日はEaster Sundayなので、教会へ行きました。
久しぶりに夫とMassに参列し、やはりいつもよりも神様を近くに感じたような気がします。

Massの後にはちょっと気分を変えて、ホテルのBuffetに行ってみました。昨日の夜、日記を書き終えた後に(明日はイースターなので、食事にでも行きたいな…)となんとなくWeb散策していると「Easter Brunch」なる言葉に出会い、そこから、いろいろなレストラン情報を見つけたのです。そのなかにあったのが Hyatt Regency (Garden Grove)のサイト。
(http://orangecounty.hyatt.com/hyatt/hotels/index.jsp)
ホームページの感じから、ある程度雰囲気が味わえるホテルのようでしたし、
"Celebrate Easter at Hyatt Regency Orange County's California Grill with our Executive Chef Champagne Easter Brunch! Experience a wide variety of brunch selections, including: Omelet Station, Waffle and Pancake Stations, Carving Station, Smoked Salmon, Gourmet Salads, Fresh Fruit, and a vast array of entrees. From traditional favorites to an elaborate Dessert Station... "
ということで、食事のバラエティーもある程度期待できるもののようでしたので、興味をもちました。ほかのホテルやレストランではEaster Brunchに50ドルから80ドルもとるところもあったので、こちらのホテルに尋ねてみて、Reasonableなお値段でしたら、是非行ってみましょう、ということになりました。

教会に行く前に電話をしてみると、一人30ドルとのこと。では!と夫が早速予約もいれてくれました。

私たちが到着したのは1時45分ころ。Buffetは10時半から始まって3時まででしたので、もう多くの人が食事を済まされたあとだったのでしょう、広々とした、ホテルの上階まで吹き抜けになっているエントランスにほど近いホールで、思ったよりもずっと静かに食事をとることができました。夫は人の話し声やお皿やナイフ、フォークが当たる雑音でときには具合が悪くなるようなこともあるので、少し心配しましたが、今日はゆっくりと食事ができそう、と思うとうれしくなりました。

私の大好きなカマンベールなどのチーズにフランスパン、クロワッサン、サラダ類にメインはチキンにHalibut…。私は一皿目にサラダ類、二皿目にチキンとお魚、温野菜など、そして、3皿目にしっかりデザート(チーズケーキとチョコレートファウンテンからチョコレートをつけたいちご)そして、コーヒーをいただきました。

私たちのテーブルを担当してくださった方もとても感じがよく、私のデザートのタイミングに合わせてすぐにコーヒーをもってきてくださったり、ちょっとした会話を楽しむこともでき、とても楽しい、おいしい時間をすごさせていただきました。

でも、もちろん、これではちょっと(いや、かなり…)食べすぎで、結局日が暮れてもおなかはすかず、というよりも、胃が働きすぎて疲れている感じすら(またしても)覚えていたので、夜は簡単にスープのみ。

夕方には近所のスーパーまでちょっとした食材を買いに、自転車で行ってみました。自転車に乗るのは久しぶり。多分、ここに越してきてからは乗ってなかったと思うので、もう1年以上ご無沙汰していたことになります。でも、乗ってみるとやはり風を感じられて、気持ちがよく(また乗らなければ!これも良い気分転換になる!)とまた小さな気づきがありました。

スープにての簡単な夕食の後、ようやく練習をはじめました。すでに遅く疲れていたのですが、今日はこれまで楽器に触れなかったので、レパートリーをメトロノームを使って正確なテンポで練習するようにしました。なかにはそのテンポが今日の自分にとっては速く感じられてしまうことも多く、どこか気持ちが焦って、身体(腕)に少し負担がかかる弾き方をしてしまっていたな…と後から気がつきました。

本番まであと3日。直前だからこそきちんとした練習をしなければ、と思います。また、土曜日からはオーケストラのお仕事が始まるので、その練習もはじめなければなりません。忘れずに時間をとらないと。


2006年04月15日(土) 音楽家とは… 気づき

今日はがんばりました。夕食後、もう疲れていたのでそのままテレビでもみながらゆっくりとくつろぎたいという気持ちが一杯だったけれど、練習に戻ったのです。録音をして、本当に自分の意図通りのかたちを提示できているか確認します。昨日はいくつか大きく音をはずしたり、走ってしまったり、と自分でもがっかりしてしまうようなことがいくつかありましたが、今日はそれを肝に銘じて練習をしたせいか、きちんと自分のスタンダードラインをあげることができていました。まだまだですが、こうして一日一日すこしでも良くなっていることを自覚できるのは良いことです。あと数日でどこまでいけるかはわかりませんが、健康で、こういう機会を利用し前進したいという気力を持ち続けていられること、こういう機会に挑戦できること、は本当にありがたいことだと思います。

今日、ひとつ成功したことは、やはりこのテンポで弾きたい、という設定をあまりがんじがらめに考えないこと。夕食後はもうかなり疲れていましたし、ウォームアップも満足いく状態でしたわけではなかったので、感覚的にしんどかったのです。そういうときには、少しゆっくりでもよし。無理にテンポを変えようとしたり、そのときの感覚にあわないテンポで弾かないこと。これは大切なことのような気がしました。

ヨーロッパでご一緒したシンガーの方と少しお話する機会があったのですが、そのときに「疲れているときに歌うのは大変ではないですか?」というような質問をしたところ、「疲れているときには疲れているときの歌い方があるから。あなたもそうでしょう?」とのこと。長くなるので、これはまた別の機会に続けようと思いますが、今日の気づきはこのシンガーの方の言葉と私の内ではかなり重なって感じられることです。

ところで、以前は、学校を終えさえすればオーディションや演奏の機会に集中でき、常に余裕をもってその場に立つことができるようになるのだろう、と思っていました。でも、どうやら実際はそうでもなさそうです。幸いに私の場合は演奏の仕事をいただいているから、ということもありますが、演奏の仕事をこなしながら、生徒を教えながら、オーディションや演奏の機会への準備をするのはものすごく大変なことです。でも、実際に演奏の場に立っていないと育たない感覚も間違えなくありますし、そういった意味では、どんなに大変でも、やはり私は幸いなのだという気がしています。

楽器の演奏についてもそうです。いつの日か考えずにも楽に演奏できる日がくることを想像していましたが、やはり練習や勉強、日々の積み重ねなくして、「楽」になるということはなさそうです。ある程度「楽」に感じられることというのは、やはりその下準備をきちんとしたからこそでてくるもののようで、そういうことなく「楽」に演奏する、ということは多分これからもないような気がしてきました。(笑)

芸術というものは、あるようなないような「完璧」を追求し続ける作業なのかもしれません。ですから、一生こうして、ああでもない、こうでもない、もっとこうしたらよくなるかも、もっとああしたらよりPersuasiveなかたちになるのかも…と思考錯誤を続けていくのでしょう。それはある意味、決して満足を得られない苦行を重ねているかのようにもみえ、なんだかとんでもないところに足を踏み入れてしまったな…と思わないわけでもありません。

だからこそ、常に前向きに、ポジティブに生きていかなければいけないような気がします。自分を知り、自分にできること、できないことを知り…、克服できたことを喜び、常に新たな目標があることを感謝し…

こういうことがわかればわかるほど、気分転換の重要性を強く感じます。最近、私はやはりおいしいものを食べることがすき、ということに気がつき、今後は以前よりももう少し、食べることを積極的にたのしむようにしようかな、ともくろんでいます。(笑)

今日はまた久しぶりにコーヒーを丁寧に入れてみました。やはりこのほうが断然おいしい。(笑)忙しいからとインスタントコーヒーを飲むことが多かったのですが、ここ数日、それをいただくと胃の調子が悪くなる感覚があったので、今日はコーヒーメーカーを使ってみました。すると、やはりインスタントよりずっとずっと香りを楽しめますし、胃もなんともない。

教えていてあまり時間がなかったので、食事は朝、昼ともコーヒーにブリーチーズとフランスパンを少しづつつまむ程度でしたが、夜は少し疲れた胃を休ませるためにも、野菜たっぷり鮭入り雑炊と海草もつかったサラダ、デザートにいちごのアイスクリーム添えをいただきました。雑炊はとにかく胃にもやさしく、満足感もあり、少し元気がでてきたような気がします。


2006年04月12日(水) どんよりと重く

とても久しぶりの日記。
実はここのところあまりにも心がどんよりと重く、
日記など書く気分ではありませんでした。

時間というのはありがたいもので、
心の痛みを少しづつ忘れさせてくれます。
人間は忘れる生き物。
以前はそういうことをAppreciateできなかったけれど、
こういう痛みがあるときは、
そんなことをやはりありがたいことだな、と思います。

私は一体これからどのように生きていくのだろう。
そんなこともぼんやりと考えたりしています。



けい |MAIL

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