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2006年02月28日(火) 夜お茶

もうふたり、教える予定になっていた生徒たちがレッスンにこられなくなってしまったのをふと思い出し、ずっと会っていなかったお友達にメールで連絡をしてみました。「時間ができたのですが、お茶でもどうですか?」すぐに連絡が入り、一緒に夜お茶をすることに。

その方はチェロを2年ほど前からはじめられていて、ある意味、私がそのきっかけをつくったといっても過言ではない!と自分ではそのことをとても誇りに思ってしまっています。(笑)

お互いが通ってきた道のり、宗教のこと、音楽のこと、などなど、その方とは私の興味のあるいろいろなことを話すことができ、時間もあっという間に過ぎていきました。

素敵な気分転換をしたあとは、自宅に戻りもういちど、ミュートをつけてですが1時間ほど練習を。


2006年02月23日(木) 荒川静香さんの演技をみて

体調を整えるためにも、太陽の陽を浴びることは大切なような気がしている今日このごろ。今日は夜にレッスンを受ける予定も入っていたので、練習は後回し、早めに外出をすることにしました。

日用雑貨店で猫のえさを買いに行ったのですが、冬物のカーペット、ラグ、カーテンなどがセールになっていて、3点ほど衝動買いしてしまいました。でも、やはり自宅の雰囲気ががらりと変わるもので、とてもよい気分転換になりました。

帰宅後メールをチェックすると、先生からのメールが入っており、どうも今日はご都合が悪そう。なんだかすっかり気が抜けてしまいました。とりあえず、Excerptsの練習だけして、夕方から大学の学生を教えに行きました。

彼女はもちろん私の後輩にあたるわけですが、彼女の6月の卒業リサイタルで私が世界初演を果たした作品をプログラムに入れる予定になっていて、私がその作品だけレッスンをすることになったのです。現代曲なので今日のところはまずリズムなど楽譜に何が書かれているかということを確認する作業をしました。今後毎週会う予定なので、6月までには充分間に合うでしょう。

今日はオリンピック女子フィギュアスケートの放映をついみてしまい、夜の練習はさぼってしまいました…。
でも、音楽につながるインスピレーションを得られた夜でもありました。

荒川静香さんの演技には胸を打たれ、ほろりと涙がでてきてしまいました。技術的には多少難易度を落としたところもあったようですが、とても安定した、芸術性あふれ出る演技。技術難度を落としていたからか、多少の緊張感からか、どこか遠慮がちな印象も残りましたが、逆にそれはCalmな印象に変わり、安定性、正確性、芸術性などはピカイチだったように思います。どこか余裕すら感じさせる、スポーツというよりは芸術を観ているような気持ちになりました。

もしかして、これは音楽の演奏にもつながること?

もっともっと!と熱くなりすぎてしまったり、技術的にあまりにも無理のある演奏はやはり聴いていて心地よいものではありません。それよりも、楽譜に書かれていることに忠実に、弾き手としての自分を主張するよりも、音楽が主役となるつくりかた。そういうアプローチの大切さ。あまりうまく表現できないけれど、荒川さんの演技をみて、そんなことを思った夜でした。


2006年02月22日(水) ちょっとがんばって

今日はなんだかがんばった気のする一日でした。
練習、昼食、家事、生徒たちへのレッスン、夕食、練習。
今日ははじめてお目にかかる方がいらっしゃる予定だったので、いつもよりも少しお掃除を丁寧に。(笑)少し乱雑だった部分も直して、すっきりしました。レッスンが終わると疲れてしまいましたが、夫が気をきかせてくれて夕食を調達してきてくれたので、とても助かりました。その後はオリンピック放送でもみながらゆっくりしたい、という気持ちでいっぱいでしたが、少しだけテレビを見ながら洗濯物をたたみ、その後練習に戻りました。やりたくないな…という気持ちを抑えて楽器に向かうと、なんとかがんばれるもの。でも、疲れていることはごまかすことができず、1時間もすると集中力も充分でなくなったので、今日はそこまで。


2006年02月21日(火) ボランティア

午前中に地域の小学校のアンサンブルのクラスを見学に行きました。本当はセクショナルの指導を頼まれたのですが、この国では大学、大学院しか経験がない私は、小学校がいったいどんな様子なのかもわからないので、とりあえず様子を見せてもらって、その後、指導できるかどうか考えたいと申し出たのです。

日本の小学校が今どんな状態なのか私にはあまりよくわかりませんが、私が小学生の頃は、授業の初めと終わりにはベルが鳴り、起立、礼、など先生に敬意を表す動作が盛り込まれかなりきちんとしていたように思いますが、こちらの学校ではそういう動作が一切なく、生徒たちも多少遅れて集まってきたりするので、なんとなく授業が始まり、終わっていく印象でした。それでも、今日拝見したクラスの生徒たちはかなりきちんとしているほうだということでした。授業中は先生の言うことに対して、きちんと反応をしていたので、それは良かったと思います。

この仕事を引き受けるとすると、ボランティアになるのだろうと思うので、引き受ける前にきちんと考えたいと思っています。ボランティアで何かを行う場合、やはり私自身がそれでも気持ちよくいられることがとても大切になってくるように思うからです。演奏に関しては、演奏形態やプログラムによりボランティアでも苦になることはほとんどないのですが、指導となると、それなりの準備も必要ですし、エネルギーもかなり消耗したりします。

この話は私の友人から話が回ってきたのですが、彼は音楽教室をオープンさせたばかりでその宣伝も兼ねてこの仕事をしたいと思っているようです。ある意味、私は無償で彼の学校の看板になるわけです。と同時にこのようなクラスを指導する経験が得られるというのはプラスのことともいえます。

自分の勉強(練習)も続けていますし、自分の生徒たちもあり、今はオーケストラの仕事もあります。そのような状態のなか、また新たなプロジェクトを加えても、気持ちよくやっていけるのでしょうか?しばらく自問自答をしてみたいと思っています。


2006年02月14日(火) ヘアカット

バレンタインデーにたまたま髪を切りに行くことになりました。
以前にお願いしてよい感じに仕上げてくださった方にお願いすることにしていたので、安心しきっていたのですが、なんだかとても短くなってしまって、正直、あまりいい気持ちがしません。しばらく誰にも会いたくない…なんて子供のようなことすら考えてしまいます。(笑)


2006年02月11日(土) 演奏会:ファミリー、Gershuwin

今日は午前10時、11時30分、そして3時と一日に3回の演奏会があり、とても疲れてしまいました。もし、これらのシリーズが午後3時から始まっていればここまで疲れることはなかったのでしょうが、今のところ、午前中の演奏会、リハーサルは、頭が回らない感覚があって、なかなか大変です。(笑)でも、演奏時には高い集中力をもって、きちんと演奏できました。

お昼はこのオーケストラのなかでいつもお世話になっている方と一緒にという予定になっていたのですが、用事が入ってしまわれたとのことだったので、別の方をつかまえて、ちょっと足をのばしてみました。彼女と以前にお昼をご一緒したときに、このお店にいきましょうとお店の前で待ち合わせをしたのですが、その日はたまたまお休みだったので、今日行ってみることにしたのです。いただいたのはおそばとてんむすのセット。なかなかおいしく、ぺろりといただいてしまいました。

お昼をいつもよりもたくさん食べたからか、午後の演奏会の前はとくに眠たくて仕方がありませんでした。(笑)もちろん、演奏が始まるとそちらに集中できるのですが、この演奏会では指揮者が曲の説明しながら進めていくので、説明が始まると気持ちがついどこかへ飛んでいってしまうのでした…

演奏会後は郵便局へ郵便物を取りに行き、日系マーケット、日系書店に立ち寄り簡単な買い物を済ませてから帰りました。夜はもう音楽のことは忘れて、しっかり休むのでした。


2006年02月08日(水) 演奏会一日目:Prokofiev, Gershwin

今日はある生徒のレッスンのあと、彼のお母様と少しお話をする時間をもちました。ここのところ、いろいろなこと、オーケストラでの演奏やオーディションに関してのことや、ヨーロッパツアーに行くために生徒たちへのレッスンができなくなってしまうことに関して、数人のお母様方からクレームがでたり、ということに精神的なプレッシャーを感じ、どこか押しつぶされそうになっている自分がいました。それを少しそのお母様Sさんにお話すると、クリスチャンである彼女は私のために一緒に祈ってくださいました。

そのおかげで、知らぬうちにかかえていた体のテンションもとけ、演奏にうまく集中でき、いい取り組みができた演奏会になりました。感謝。


演奏会一日目:

Prokofiev - Romeo and Juliet
----intermission----
Gershwin - Porgy and Bess


2006年02月04日(土) リハーサル初日

来週の演奏会にむけて、今日からリハーサルが始まりました。
今回はセカンドなので、少し楽ではありますが、周囲がどのように弾くのか、テンポなどはどのようになるのか、なんだか気になって最初のリハーサルの前はいつも緊張します。

8時30分頃から少しウォームアップをし、9時15分過ぎに自宅を出、10時からリハーサル。シーティングを確認すると、前々回の演奏会でご一緒した方と隣同士。実はこの方、私が思うにあまりオーケストラには向かない演奏スタイルをお持ちで、一緒には弾きにくい…。リハーサルは無事終了しましたが、一曲、練習用パートには入っていなかった曲がスタンドの上に置かれているのに気がつきました。練習用パートがほしいとお願いすると、パート譜を貸していただくことができたので、明日までに見ておかなければなりません。リハーサルの帰りにその曲のCDを買い、パート譜のコピーもとりました。

帰宅し簡単なランチをとるととても疲れてきました。このまま少しお昼寝でもしたいところですが、生徒たちがやってきますので、そうも言っていられません。外が真っ暗になる時間まで教えて、もうくたくた。夕食も夫に頼んでテイクアウトフードを買ってきてもらい、夜はもうなにもせずに横になり、ビデオを観て過ごしました。


2006年02月02日(木) CD購入

いつもと同じように、午前中にはメールで事務的な連絡を済ませ、練習。ランチを取り、また練習に戻り、夕方には夫の用事を済ませるために郵便局に行って、帰りに自分の用事のために銀行へ行き、CDショップにも立ち寄りました。お目当てはいくつかあったのですが、今日はひとつ購入しました。Franz Schubert Violin Works と題された4枚組みでGidon Kremerがヴァイオリンを演奏しています。もちろん一番のお目当ては今勉強中のソナタ(in D)。彼の録音を聴くことでいつも新しい発見、インスピレーションを得ることも多いので,
今回もどんな影響を与えてくれるのか、どんな音楽的アイディアを提供してもらえるのか楽しみです。

夕食はインドカレー。CDショップの近くにあるので、つい立ち寄ってしまいました。一度は(やはり夕食は自宅でつくろう)と帰路にたったのですが、あのおいしさを思い出すとついつい気持ちが変わって、お店に戻ってしまいました。

午後はずっとPくんが来て夫のPCを直してくれていたので、彼の分も用意し、彼の日本での滞在の土産話を聞きながら、楽しい食事ができました。

夕食後はあさってから始まるリハーサルの準備。前回の演奏がとてもうまくいったからでしょう、今回の演奏会にはあまり気持ちが入っていかないのが本当のところで、自分を律することの難しさを感じています。

* 今日またひとつ仕事が入りました。来週の土曜日は小さいものだけれど、演奏会が三つも…

* 今弾かせていただおいているオーケストラとならぶ、この地域のもうひとつ別のオーケストラでオーディションがある、という情報をいただきました。できればそちらへは行きたいと思っています。室内楽の勉強も続けつつ、オーディションのために協奏曲やExcerptsをいくつも練習するのはなかなか大変なもの。さてどうなることやら…。まずはオーディションの詳細情報を得ることからはじめます。


2006年02月01日(水) 人と交わることの大切さ

今日から2月。忘れないうちに家賃の振込みを済ませました。(笑)

オーディションのことや生徒たちのことなど、いろいろと考えることがあり、精神的に落ち着かない日々をすごしていましたが、心の安定を取り戻し、勉強(練習)にしてももっと焦点をあてて、充足感がもてるように、もう少ししなければならないことをOrganizeしなければならないと感じる今日。頭のなかにあることをきちんと整理するためにも、日記を書くことは大切かなと考えました。

練習の時間も1日に何時間もとれるわけでもないので、質の良い練習の必要性は以前から感じているとおり。生徒たちへのレッスンももう少し落ち着いたら、増やしていければと思っています。

今日は久しぶりに友人と電話で話しました。友人といっても1年以上前に初めて会って、そのときに言葉を交わして以来、ずっと連絡をとっていませんでした。ある生徒のことで相談があり、その旨、メールをしたらすぐにお返事をいただき、気持ちよく「詳しいことは電話で」と言ってくださったので、早速お電話をしてみたのです。

私が初めて彼女に会ったとき、彼女は妊娠中で、赤ちゃんが生まれる直前でした。その後、無事に出産を済ませ、元気な赤ちゃんのお母さんとなっているとのこと。母親になるということの尊さを話してくださいました。会話は赤ちゃんのことにはじまり生徒のことまで、お互いの近況を交えて盛りだくさん。以前に会ったときよりも親しみも増し、とても話がはずみました。

人と交わることはとても大切なこと。そこから生まれるエネルギーが必ずしも自分にとって良いものとなるばかりではないけれど…。


けい |MAIL

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