| 2001年12月15日(土) |
【心の痛み―掲示板より】 |
□今日のスポーツ新聞の記事/報知新聞を読み、元中日の星野監督に好感を持ちました。
人は「心の痛み」とは言うものの、本当の痛みは実際経験しなければ判らないものなのでしょうね…。
そして、その痛みを判る人が「憐憫の情」をかけてこそ、相手に通じることが出来る、人間の心の仕組み(?)なのでしょう…。
星野さんは今回の監督就任問題についても、岡田氏に対する心配りや、古巣中日に対してもきちんと誠意を見せています。暴力的であった時代と比べて人間的に成長されているようです。
■星野氏同情の涙「王さんの気持ちわかる」 15日阪神と2度目交渉 ◆居ても立ってもいられなかった。星野氏は「人生最大の決断」と自ら位置づける阪神との2度目の交渉を翌日に控えていたが、告別式には名古屋から駆けつけた。「(王さんの)気持ちが分かるだけに…。あの時を思い出してしまって」中日監督時代の97年、最愛の扶沙子夫人を白血病による肺出血のため51歳の若さで亡くして悲しみにくれた星野氏。だからこそ同じ立場になった王さんをどうしても慰めたかった。
自らも4年前に夫人を亡くした星野氏は、当時を思い出し涙を流した(左は広島・山本監督)焼香をすませ、出棺まで静かに見守った。どうしても涙が止まらない。帰り際も目をうるませ「(今後、王さんの)いい話し相手になれれば…」とつぶやき、肩を落として名古屋へ戻った。
15日はいよいよ阪神との2度目の交渉だ。契約細部の詰めを行うが、親友で阪神OBの田淵幸一氏(55)、腹心の中日・島野育夫2軍監督(57)招へいは12日の第1回交渉で認めてもらっており、監督受諾は間違いない。就任発表は18日以降が濃厚だが、気持ちはすでに縦じまのユニホームにそでを通している。(長瀬 哲也) ◆ 岡田2軍監督 星野氏とニアミス
阪神・岡田彰布2軍監督(44)が星野氏と名古屋でニアミス。“ポスト野村”の新監督候補にも挙げられながら、今後の処遇などについて球団の説明がないことに不信感を募らせる生え抜きOBの幹部候補は、15日正午に名古屋市内のホテルで行われる阪神・上坂太一郎外野手(24)の挙式に出席するため、14日夜に名古屋入りした。
くしくもこのホテルでは阪神が午前10時から星野氏との2度目の交渉を行う。一時は退団の可能性さえほのめかした岡田2軍監督への対応が、星野氏の心配のタネ。同氏はわだかまりを払しょくするための直接会談を希望しており、お互いが同じホテルに出入りする15日に接触することは可能かと思われた。だが、岡田2軍監督はこの日、「そんな予定はないよ。連絡もないし。結婚式もあるから」と今回の名古屋での会談を否定した。一刻も早く協力態勢を確認したい両者だが、直接会談はお預けになりそうだ。
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