| 2001年11月24日(土) |
■法形の相関関係−２ |
■ 分類例
□１．分類をする前に、若干、説明を加えます。布陣や構えにより、難度、言い方が悪ければ危険度に差があります。私の独断により、危険度を四段階に分けると、
順手順足に本筋を狙われる対構えが危険度Ａランク。しかし、この構えの逆手逆足攻撃はＣランク(受け易い・裏に出易く、基本に適している)。
逆手逆足に本筋を狙われる開き構えは危険度Ｂランク。この構えの順手順足攻撃はＤランク(受け易い・裏に出易く基本に適している)となります。しかし、二撃目や攻撃法を考えるとランクは変動します。
□２．例えば、開き構えから逆蹴りをすると、受けられたにせよ直後は対構えとなり、特に上段への順突きが大変危険な突きとなります。
法形例では逆蹴り地三。金的蹴りは足を取りにくく、必ず受けなければなりませんので、相手からすれば、入り身を兼ねた攻撃になります。直後の攻撃は、手刀より順突きの方が勝るでしょう。
差し替え順突き/開き構えについては前回述べました。したがって、ＡとＢとの差は、有るようで無いのです。
ただし、相手が当て易いのは自分も当て易い道理で、法形には半転身蹴り、逆蹴り膝受け波返しが用意されています。また、対構えからの突き攻撃には、順待ち蹴り反撃が適していることになります。でなければ、自分からその体勢を作れば良いのです。
こんな所を含んで下さい。ランクＡから順に述べてみます。
□３．対構えからの、順手、順足による上段中段への本筋攻撃(危険度Ａランク)の法形。
Ａ．構えを変えないまま、さらに閉じて受ける。
�〃�対拳反撃法：半月返しの初手、結果、段突き。応用（内受け突き、下受け段突き、外受け突きなど）有り。
��拳対蹴り反撃法：下受け順蹴り。応用（内受け蹴り/逆手受けなど）有り。
��蹴り対拳反撃法：現状ではない。既存の法形か基本技から応用か(？)
�そ海蠡仆海衄新睨 Ы住�受け蹴り。金的蹴り膝受け波返し。三防受け波返し。足刀引き足波返し。応用有り。
＊構えを変えることは、転身、差し替え入り身、開き退がり、回旋動作、振り身動作、回転動作など、体捌きや足捌きにより行われる。
Ｂ．構えを変え無理筋にして、閉じて受ける。表裏、左右有り。
�〃�対拳反撃法：打ち上げ受け段突き（中野流？）/逆手受けから順に変化して段突き。応用（打ち上げ受け/逆受け順突きなど）有り。
��拳対蹴り反撃法：三合拳・逆転身蹴り。天地拳第一の初手。応用（打ち上げ受け蹴りなど）有り。
��蹴り対拳反撃法：現状ではない。既存の法形か基本技から応用か(？)
�そ海蠡仆海衄新睨 Ц従�ではない。既存の法形か基本技から応用か(？)
□４．開き構えからの、逆手、逆足による上段中段への本筋攻撃(危険度Ｂランク)の法形。
Ａ．構えを変えないまま、さらに閉じて受ける。
�〃�対拳反撃法：白蓮拳燕返し。下受け段突き。払い受け地二、最終逆突きの内受け突き。応用有り。
��拳対蹴り反撃法：逆天一の初手。突き天一の最終逆突きの下受け蹴り。突き天二や振り天二の段打ち落とし受け蹴り。応用有り。
��蹴り対拳反撃法：現状ではない。既存の法形か基本技から応用か(？)
�そ海蠡仆海衄新睨 Щ姐膩�半転身蹴り。
＊蹴り天三の最終の蹴りを虎倒しするのは、蹴り対投げの開きの技法になろう。
＊逆天一の初手内受けは、開身か振り身かで意味が大きく異なるが今は触れない。
Ｂ．構えを変え、無理筋にして（結果）閉じて受ける。表裏、左右有り。
�〃�対拳反撃法：現状ではない。既存の法形か基本技から応用か(？)
��拳対蹴り反撃法：現状ではない。既存の法形か基本技から応用か(？)
��蹴り対拳反撃法：現状ではない。既存の法形か基本技から応用か(？)
�そ海蠡仆海衄新睨 Ц従�ではない。既存の法形か基本技から応用か(？)
＊上中二連小手投げは�，��△砲覆襦�
以上となり、気付くことがあると思います。次回は、受け易い法形Ｃ、Ｄについて述べます。(続く)
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