空虚。
しずく。



 Darkness。

眠ろうと目を閉じた視界に、
白い影が横切り、幻覚が走る。

泣きたいほどの孤独が襲い、
それに耐えることの出来ない私は、
ただ身体を抱きしめた。

・・・所詮、自己陶酔だというのに。

『泣け、笑え、狂え!』

響く、声。高笑い。

唇から、微かな笑いが漏れる。

狂人の、それ。


「はは・・・ふ、あはは・・・。」

力なく漏れた声を抑え、皮膚に爪を立てた。


笑いたくもないのに。

笑えない苦しみよりも、

意志と無関係に笑う、その方が苦しい。


涙が流れる。笑い声を上げる。

何のために。


独り静かに私は狂って、
ある日突然いなくなるんだろう。


誰に何を言えばいい?

交わす言葉など何もない。

言いたい、言葉が見つからない。

言えない、言葉が見つからない。


どうすれば・・・言える?


枯れた声。「助けて」も、もう言えない。


このまま、静かに・・・狂え。

2002年06月01日(土)
初日 最新 INDEX MAIL HOME


My追加