空虚。
しずく。



 理想論。

あなたが冗談で口にする、


いつか結婚する私。

いつか子供を産む私。


・・・誰が、そうすると、言った?


結婚はしない。

男性はまだ、私にとっては恐怖の対象。
その理由は、"お父さん"。
あなたが一番ご存知でしょう?


そして、もし万が一結婚したとして。


子供は絶対に産まない。

この世で嫌いなものを挙げよ。
と問われれば、「子供」を挙げる。

大嫌いだ。子供なんか。
・・・そう、私含め。

あの、汚れを知らぬ瞳。
・・・抉り出したくなるほどに、不快だ。

あの、身体、顔。
原形を止めぬほど、ぐちゃぐちゃに潰してやりたい。


あんな奴らのために痛みを味わうのは、ごめんだ。



・・・理想論を述べてもいいよ。
だけど、今、あなたの目に映ってる私を見てよ。

これを見ても、そんなこと言える?


目の前に放り出してあげようか?

醜く傷付いた左腕。


私が何のために傷を隠すか。

考えてくれたことはある?


限界まで我慢しなきゃ。
声に出して言わなきゃ。

壊れてしまわなきゃ。

気付いてもらえないんだね。


これでも、ずっとサイン送ってるつもりだったんだよ?

「助けて」って。


ねぇ、言えなくなったのは、誰のせい?

それも、「私のせい」なのかなあ?


・・・家族、ってなんだろうね。


自分の意見しか正しくない、お父さん。

いつだって付き従うだけの、お母さん。

期待ばっかり、無責任な言葉をかけるおじいちゃん。

「弟、弟」で私は見てくれないおばあちゃん。

私を好きだといい、私を犯そうとした、弟。

いつだって、"良い子"だった、私。


そして私は、病んだ。

だけど、誰も恨むつもりはないよ。

今だって、必死で憎悪を抑えてる。


私は精一杯、家族を愛したつもり。

・・・私を愛してくれなかったのは、

私の愛が足りなかったのかなあ?

私が、悪かったのかなあ?


でも、もう愛せないよ。

・・・もう、無理だ。

2002年05月12日(日)
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