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■ 出逢い。終。
それからだった。 僕の心に、一つの迷いが生まれたのは。
初めはただ、 君の存在を確かめたかった。 この手で触れて、君を感じたかった。
だけど・・・。 僕が得たのは、一欠片の歓びと、大きな虚しさ。
君を抱く度に、その思いは増大していった。
そんな思いと裏腹に、 僕の身体は君を欲しがる。
どうして? 何の為に・・・。
僕はもう、君を抱きたくない。 こんな気持ちで、君と向き合いたくない。
だけど・・・。君の前で笑う、僕がいる。
僕が泣けば、君はどんな顔をする? 少しは、僕を見てくれるかな?
僕は、君の"友達" でも、 君は、"友達"でも、"恋人"でもない。
だったら、君の存在は・・・何?
君以外のものじゃ、何も感じないこの心。 この心を、どこまで信じられるか解からない。
だけど、 今の僕を支えているのは、 "君を愛している"という想いだけ。 それはもう、"狂気"と名のつくものに変わってしまったけど。
僕は君を愛する心を失えない。 例え、自らが狂い堕ちたとしても。
僕と君の関係が終わる、その時は、
きっと、僕がこの生を止める時。
その時は、遠くて、とても近い場所にある。
だけど、最期まで、君を愛していたい。
それが、僕の・・・想い。
終。
2002年03月29日(金)
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