空虚。
しずく。



 破滅。

何が愛だと毒づいて。
苛ついた瞳を君に向けた。
唇で残す所有痕ではなく、
この刃を君の肌に当てて。
僕と君の血を交わそう。

降り積もった想いの先にある・・・"破滅"。


そこに愛はもうないよ。
ここにあるのはただの狂気さ。
君を愛したかつての私は、
すべてを壊して消えてった。


僕に残されたのは、
崩壊した心と、歪んだ想い。
少女の見る夢のように、君を愛せばよかったのに。
僕の中の君はいつも死んでいく。
"幸せな未来"なんて、望んでない。
かつての僕が望んだそれは、
最悪な形で僕の瞳に突きつけられた。


頼むから、整理をつけさせて。
こんな想いでなんて、いたくないんだ・・・。


"欲しかった。"
"手に入れたかった。"
"愛したかった。"
"これを"愛"だと呼ぶのなら。"
"どうしてこんなに、哀しいのだろう。"


2002年03月16日(土)
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