空虚。
しずく。



 現実。

これはかつて、私の顔だったもの。
これはかつて、私の声だったもの。
これはかつて、私の身体だったもの。

これはかつて、"私"だったもの。


もうあの頃の私には戻れない。

溢れ出て来るうっとおしいもの。
泣けもしないのに"泣かせて"と乞う自分。

遮断しよう。
これ以上は、無理だ。

忘れてしまおう。
ただ、辛さしか与えてくれないものなんか。

もう、したくない。
泣きたくない。
笑いたくない。
怒りたくない。

例えそれが演技でも、もう嫌だ。

"感情"に疲れたよ。
制御することも、
それを求める事も。

死にたいのは、変わらない。
だけど、自分を護っておきたい。
壊したくない。

こんなになっても。

こんなになってまで?

何があるというの。

希望も一緒に、捨てたのに。

2002年02月24日(日)
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