空虚。
しずく。



 終わり・帰宅。

夢を見ていた。
睡眠と覚醒を繰り返しながら。
夢を、見ていた。

・・・。
首が、痛い。
「・・・?」
あ。
まだ、バスの中だ・・・。
携帯の電源を入れる。
AM5:00。
「眠って、た。」
小さく呟いて後ろに倒れる。
リクライニングシートに身体を預けて、
何気無しに見た、隣の席。

(あ・・・。)
「そっか、まだ・・・。」 
心の中で、声をあげた。
あの人。
心地良さそうに、眠ってた。
「・・・。」

もう、あと何時間か後には駅に着く。
「その前に・・・渡さなきゃね。」

鞄の中のそれ。
ちょっと早いバレンタインデー。
今年は手作り出来なかったけど・・・、

「私の気持ちに、変わりはないよ。」

どんな顔、するかな。
・・・きっと苦笑いだろうな。
想像すると、ちょっと可笑しい。


「はい。」
あくまで軽く。
別になんでもないよ、って顔しながら。
(心は滅茶苦茶ドキドキしてるけど。)

渡す。

そしたら。

あ。
当たった。
思いっきり、苦笑い。

けど、ちゃんと聞こえてたんだよね。
小さな、本当に小さな、「ありがとう。」

(いいえ、どういたしまして。)

別に当たり前だけどね。
物貰ったらお礼くらい言うよ。

けど、ごめんなさい。
ものすっごく、笑顔になりました。

あなたにとっての"当たり前"は、
私にとっては"当たり前"じゃないんです。

馬鹿みたいに単純で、
子供っぽくて妬きもち焼きで、
あなたの前のそんな自分が、ちょっと好きかな。なんて。
・・・私って、ナルシストでしょうか?

でも、ひとつ言い忘れたことがあるんだ。
本当は渡す時に、言おうと思ってたんだけど・・・、

それは、本当のバレンタインまでお預け、かな。


本当に楽しい三日間でした。
ありがとう。また行こうね(^^)


2002年02月11日(月)
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