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■ あなたと私。
今回の手段は夜行バス。 東京に着くのは朝の7時前。 落ち着かない夜に、 あなたが隣にいてくれる。 それだけで笑みが零れる単純な私。
でも、違った意味で今日の夜は眠れなさそうだね。
バスの中。 隣の席。 あなたの声と、身体と。 こんなに近い。
平静を装おう。 心臓すっごくドキドキいってるけど。 触れたくて触れたくてうずうずしてるけど。
悟られちゃいけない。 絶対、からかわれるもの。
でも、それもまた、楽しい。
(なに恋する乙女やってんだろ。)
ぽそっと呟く。 自分に合わないよ、こんなキャラ。
友達なんかとはしゃいだりしてても、 心の中は冷え切ってて、 性格も完全に捻じ曲がってて、 大人っぽく見られても、 本当は子供な私なのに?
「なにやってんだろ・・・。」
いっちょ前に恋なんかして。 しかも"一生の"片想いなのに。
「"さっさと諦めろ"」 って、散々言われたのにね。
逢うたびに、想いは強くなる。
好きだ。 本当に好きだ。
全部、欲しくなるくらい。
愛して欲しいのはあなただけでいい。 愛したいのはあなただけでいい。
何回「愛してる。」って言っても、 伝えきれないくらい、あなたを「愛してる。」よ。
・・・、 けど、 そんな関係にはなれない。
だったらせめて・・・、 この時が、ずっと、続きますように・・・。
"眠る前のメール。"
"あったかい、"おやすみ"の言葉。"
"ありがとう。でもね、"
"私、眠ってなかったの。"
"だって、あなたの寝顔。ずっと見てたかったから。"
"朝、"
"「ちゃんと寝たよ。」って、嘘ついて、ごめんね。"
2002年02月09日(土)
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