おぎそんの日記
おぎそん



 入院

ちょっと真面目な話。

祖母(78)が入院しました。
症状は「痴呆」。
現在、祖父(83)も入院しているため田舎の家に一人で生活。そのため会話相手がなく症状が進んでしまったようです。

先日も会ったのですが「あれ、あんた誰だったね?」「おぎそんだよ」「ああ、おぎそんかん」といったようにハッキリと人の顔を認識できません。
昨年の冬にも「泥棒が入った」とあったのですが、どこも窓は割られておらず痴呆かも・・・と心配していた矢先でした。
先月末に検査を行い、その結果今日入院という運びになりました。
お医者さんの話ですが多分もう退院はできないだろうと。

在所から病院まで遠いのですが、その行く際にも「なんか旅行みたいだね」とはしゃいでおり、その終着が病院。

もう出てこれないかもしれない。
なんだか、申し訳なく思いました。
実家を出てから全く会っておらず(祖父が入院している病院では会いましたが)、最終的に病院でしか会えなくなる。
反省とはちょっと違う後悔のような気持ちです。
これで、実家に帰っても元気な祖母には会えないと考えるとなんでもっと遊びに行ってあげられなかったんだろう、と。
その、話し相手になるくらいなんて全く簡単なことなのに、どうしてこういう状況にならないと気づけないんだろう。

今年は、夏祭りにも祖母は参加できないようです。
なんだか、帰っても祖母がいる在所が存在しないというのは妙な感じです。きっと戻ってからはもっとその思いが強まるのかもしれません。

贅沢な想いかもしれませんが、病院に入っていても元気に過ごして欲しいと思います。でも、祖父にとってみれば祖母がいなくなることで今まで頼っていた部分のつかえが取れてしまうわけです。
少しでもおぎそん自身がなにかできればいいと思います。
今年は素直に実家に帰るつもりです。

2002年07月22日(月)
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