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■ 東京百歌
引越しを終えても、ネットが繋がらない状況が続き結局3月は2日しか日記を記入しないというかなりダメダメなことをしております。 申し訳ありません。 いろいろと事情なりはあるのですが、数少ないおぎそんのこの日記を見ていらっしゃる皆様のためにもそして本人の自己満足のためにも黙って何事もなかったかのように(違)続けていきたいと思います。
さて。 本日は「東京百歌(とうきょうひゃっか)」というイベントを見てきました。 これは、いわゆるまだ無名なアーティストやメジャーレーベルの契約が切れたアーティスト、人気上昇中のアーティストなどがごっちゃまぜに出演するライブであります。 なんともVOL.25とうつほど長期にわたるイベントでありまして、その時期により出演者も変わってきます。 本日の出演者は
大森洋平 Amika 奥井亜紀 井口一彦 藤重政孝 篠原美也子 石川よしひろ 坂本サトル
と多岐にわたっており、個人的にも見知ったアーティストも多くこれで2500円は買いだと思いさっそく出かけたわけです。 会場は 渋谷ON AIR EAST。 ぴあ もみず「とりあえずなんとかなるだろう」とフラフラと行ったのですがこれが間違いでした。 だいたい地理学科のくせに道に迷うことが多すぎるのですから・・・。 やはり迷い、会場についたのが開始時間の17時30分。 しかもこのEASTと向かい側にWESTがあり(双方ともにライブハウスです)、WESTに人が多く並んでいるため、WESTのほうに並ぶ始末。 「整理番号順に入場」との声があり確認していると「Aの1番から20番までの方」との声。 はて。おぎそんが購入したローソンチケットにはただ69番とだけあり、どこにもAとか文字はついていない。 フト我にかえり、出演者を確認してみる。日時は正しい。でも、ホワイトボードに書いてある出演者の名前は「ふれあい」。
・・・間違えた。 そりゃ、こんな若い女性ばかりが集まるなんておかしいと思ったのですけど気づきもしませんでした。チケットに記載されている会場はEASTの文字。 ああ、なんてこと。 ネタばかり増産してどうする、おぎそん。
早速会場をEASTに移り、座席を確保。 キャパ的には、立ち見も出ているものの、SHIBUYA-AXの一階部分くらいの広さ。500人も座席はないのでしょう。 さて、幸いにまだ始まっておらず連れと着席したところで早速一番手の大森洋平が登場。 おぎそんが知ったのは、中学・高校の頃に聞いていたNHK-FMのミュージックスクウェアでした。たしか、デビューシングル「彼女」がEDテーマになったのです。ギターサウンドにちょっとくせのある声が乗り、基本的にはフォーキーな感じでありました。 アルバムを2枚出したところまでは確認していたのですがそれ以降は全く知りませんでした。メジャー契約をしているのかわかりませんが、ライブ活動はしているようです。 気になったのは「I’m Just Me」という彼が18の頃に作った曲で、誰もが持つ焦燥感を描きながらも自分を肯定して新しい一歩を踏み出すといった、悪く言えばありふれた、よくいうなら彼なりの目標をそこでうちたてたものだと思います。
2番手はAmika。おぎそんは初めて知りました。なんとも綺麗な方です。MCは緊張しているのか慣れていないのか(EASTのような大きい会場は初めてとおっしゃってました)余りありませんでしたが。歌としては、「ビール」という曲で会話を多用している点が気になりました。会話を多用するとその時の情景が鮮明に浮かぶか冗長になるかになります。その点でもう少し言葉を刈りこんでみると(心情をあえて出さないやり方も面白いのですけど)いいと思いました。歌う時に演劇チックに手などを上げながらのパフォーマンスで連れにいわせると「オペラみたい」という評がかえってきました。
3番手におぎそんの目当てである奥井亜紀の登場です。 もう何年前になるのでしょう。深夜ラジオの「まんたん音楽(ミュージック)」という番組の火曜日深夜(水曜早朝)を担当しており3時から6時まで楽しませてもらったものです。高校生の頃は漢文の白文・書き下し文・日本語訳を翌日(水曜)の古文の授業ためにせっせとやりながら聞いていたものです。てか何時の間にやら手は動かずラジオにしがみつき深夜ですから家族は寝ているので笑い声を押し殺すことに必死だったことが思い出されます。 まわりはオールナイトニッポンを聞いていましたがAMは好きじゃなかったおぎそんは音質のよいFM派。でも、どう考えてもFMらしくなかった(お上品でなかった)番組でしたがそのお下品さをおぎそんは愛しておりました。 さて。 ラジオのDJが本職でない、本業歌手である奥井亜紀。 デビューは93年のシングル「銀のスプーンで」。その後、2ndシングル「Wind Climbing〜風に遊ばれて」が人気アニメ“魔方陣グルグル”のEDテーマに起用されある程度ヒット。それに甘えることなく「泣くもんか」「ゆきうさぎ」をリリース後再び“魔方陣グルグル”のOPテーマ「晴れてハレルヤ」でTOP20圏内に食い込む活躍を見せる。そして、TBS系動物バラエティ番組のEDテーマ「しあわせのいろ」、快楽通販EDテーマ「LOVE&LOVE」、クレヨンしんちゃんEDテーマ「BOYS,BE BRAVE〜少年よ、勇気を持て」をリリース。 アルバムを今まで「LOST MELODY」「WIND Climbing」「VOICE OF Halleluya」「YOU ARE THE ONLY MELODY」リリースし、一旦休業する際にシングルコレクション「STROW COLOR」をリリース。 その後、OVA「∀ガンダム」のEDテーマになった「月の繭」をリリースし、インディーズレーベルから2001年5月に待望のシングル「大樹」をリリースし、現在に至る。 今回の曲目は以下の通り
・大樹 ・泣くもんか ・キス、して ・ゆきうさぎ ・春告鳥
「大樹」はもうライブごとにやっていますが、毎回微妙にアレンジ・速さが変わってきています。シングルもいいですが、ライブだと少し間を置いてみたりと遊び心と共に観客との遣り取りをしているような曲になっていました。 「泣くもんか」は渋谷のスクランブル交差点で(109の前)思い付いたから今回の選曲だそう。 「キス、して」も最近ライブでよくやってます。MCが可愛いですけど、ポイントは、”たった一度の人生だもの ゆっくりかみ締めて生きていたいの”という歌詞にリアリティが増しているところです。 うーん、いい曲だ。 いささか意外だったのが「ゆきうさぎ」リリース時期が9月であったこともあり冬を意識した曲であるため葉桜がちらほら出だした東京では・・・と思いましたが、歌詞が”夢が壊れるたび あの子が泣いてる”などと地方から出てきた主人公が挫けてしまったところを意識しています。そのため逆説的な意味での応援歌だと思います。 そして「春告鳥」。エンディングをピアノを使わずアカペラで〆るあたり流石です。
こんな調子でも30分。もっと、時間を取って欲しいしワンマンライブを見たいです。って、2月にワンマンライブがあったのですが行けなかったんですよね。ちょっと後悔。
で、もうある種これで満足したおぎそんは次から微妙に脱力。 井口一彦さんはメジャーでもバンドを組まれ、ソロとして活動されているそうですがあまり好きな音ではなかったのです。すみません。でも、ファンの方は多いようです。後ろに立ってる女性2人組はそうでしたし。
そして、篠原美也子さん。彼女は「誰のようでもなく」という曲をおぎそんは知っていましたので微妙に興味がありました。大人の女性ですしね。 MCが圧巻でした。なんだかおぎそんが好きな女性アーティストってなぜか曲と喋りがどーも乖離しているのが多いかも。そこが魅力ですけど。 本人曰くメジャーなものが欲しかったら鬼束ちひろを。といってましたけど、姐さんいいじゃないですか!「夜間飛行」はさすがメジャーを体験しているだけあってかなりのいい出来です。 そのアルバム(衝動買いしてしまいました・・・)のあとがきから。 サン・テグジュぺリの夜間飛行を引きながら “あたしは、帰還した。 無事を信じつづけてくれた人たちに、着陸に力を貸してくれた人たちに、空から見えた景色が、 羽根のように、流星のように降ることを願いながら、あたしはまた解決法のない世界へ離陸の準備をする。”と表現し、メジャー復帰の意欲を示している。これは買いっですよ。
さて、この前に実は出演者情報ではなかった藤重政孝の登場。なんでも、下北沢でのレコーディングを終了しその足で来たため飛び入りで一曲、という話でありました。 藤重政孝ねぇ・・・。「愛していなんて言葉より・・・」でその端正なルックス・若さ(デビュー当時18歳!)・TV朝日系ドラマインの主題歌として強力にPushされていた頃もありました。99年までは活動が確認できていたのですが最近どうしているのかしらと思いきや、新宿ロフトなどでも地道にライブ活動をしているようです。
さて、石川よしひろの登場です,おぎそんはこの人のCDは「ぼくを探しに・・・」しか所有していません。世界不思議発見!のタイアップがあったのです。彼の楽曲はミディアムテンポで、メッセージソング的なイメージが強いです。なんでも、1年4ヶ月ぶりのライブだったようで、ファンからの声援もありました。
トリは、いっぱしメジャーになりつつある坂本サトルです。 ジガ―ズ・サンが昨年解散し、ソロとしてやっていかざるを得なくなったのですが、今回のシングル「ドライブ」は小田和正プロデュースと調子こいてますいい味を出しています。カップリングには「木蓮の涙」と渋い選曲。しかし、彼にとっての初のカバー曲がこの曲であることにより彼の表現力がかなり影響を受けているように思います。 今回は、アカペラで木蓮の涙をやってくれましたし。 でも、個人的には、ジガ―ズ・サン時代の「忘れないで」とかソロ曲の「最後に咲く花」なんかも聞きたかったですけど。 いかんせん、TOP50にランクインするようになりちょっと出世している感じです。
・・・・・・・・・・。 さて、一人の持ち時間がおよそ30分前後でしたが、とりあえず終了したのが22時過ぎ。ライブ時間の概算は4時間30分です。長っ!! まぁ、お徳でありましたけど。 ちょっと疲れる(というか気合のいる)ライブでした。 でも、なんか知ってる(聞いたことがある)アーティストが結構でてるな・・・って時なら迷わず買いでしょう!でも、帰りの交通手段を確保してですけど。
おぎそんは辺鄙ではありますけど、とりあえず東京都民になってからライブに頻繁に行けるようになりました。お金はありませんけど。 今度は,JAZZの中島康晴のコンサート(7月)に行きたいなぁ・・・。ともくろんでおります。 さて、今年2回目のライブでした。 ああ、長かった。
2002年03月30日(土)
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