おぎそんの日記
おぎそん



 とっておきTuseday

谷村有美というMusicianをご存知でしょうか?
アップルコンピュータの社長をだまくらかして魅了して結婚まで持ちこんだ方です。(ニュースソース
齢36歳。(34歳説もありますが)
アニメ映画「アルスラーン戦記?」のEDとなった"ときめきをBelieve"や21エモンのEDとなった"21世紀の恋人"などと87年のデビュー当時からある程度はヒットするもののなかなか知名度はないGirlpopの一人でした。
それがどう間違ったのか、社長夫人・・・。いいすっね。

いやはや、おぎそんはFMラジオをよく聞いていたので、彼女のことはラジオのパーソナリティーとして知りました。
その当時の番組名がこれ。
その名の通り、火曜日にNHK-FMミュージック・スクウェアとして流れておりました。
当時、月曜:藤井フミヤ、火曜:谷村有美、水曜:森高千里、木曜:辛島美登里、金曜:中島みゆきとなかなか豪勢なラインナップでした。(1993年頃です)
さて、80年代後半からSONY系からガールポップを標榜する多くのMUSICIANができました。
例えば、夏の女王の渡辺美里、オールナイトニッポンで人気を博し音楽とのギャップに愕然とした橘いずみ、小泉今日子に"優しい雨"を提供した鈴木祥子、ユニークな歌詞が共感を呼んだ川崎真理子、尾崎豊のような抵抗の歌詞とそのビジュアルに驚かされた鈴木彩子、ボーイッシュなイメージでドラマ(綺麗になりたい)主題歌"天使の休息"をヒットさせた久松史奈、などと思い付くだけでこんなにいます。

とくに、谷村のように「またでてきました」とおもわれながらも(著作権:萩原健太)、もう15年目に活動が入っているのは凄いですね。
だって、最初は他人からの提供曲でやっていたのがDOCILEのあたりからは自作曲がメイン。何時のまにやらシンガーソングライタ―できあがりです。
ある程度の成功を収めたのは(オリコンアルバムチャートにおいて初登場ではコンスタントに10位以内をキープ。1994年アルバム「幸福の場所(ありか)」は最高位2位を記録)竹内まりあまでは行きませんが結構センスがあったのではないかと思わされます。

渡辺美里がでてきてから「振られても大丈夫。私は元気よ/あなたも頑張ろう」などというポジティブソングが飽きられているなりにもそれなりに受け入れられる土壌が存在しています。
例えば、大黒磨季もこの系統に入ると思われます。まぁ、音的にはデジタル処理をバリバリにしてますけど。
これらの曲を受け入れるのは誰か。ロマンチックなオトコどもです。
基本的に女性はこれらの曲を好まないように思われます。
となると、たんなる惚れた腫れただのの歌だけではなく、それ以外の要素も絡んでくるのでしょう。
それが転機となったアルバム「愛する人よ」に収録された"一緒に暮らそう"
ではないかと思います。
本人曰く「親孝行ソング」ではありますが素直に気持ちを描いたこの曲をシングルカットするソニーも太っ腹です。
そうそう、この人が限定ミニアルバム(4曲入り)「White Songs」を発表してからかなりの年数が経つのですが中古屋では7000円ほどで取引されています。

村上春樹の言葉を借りれば(ダンス・ダンス・ダンスより)「(・・・・・歌詞を暗記するほどは熱心に聞かない。昔ほど感動しない)本当にいいものなんて少ないということがわかってくるからだろうね」「本当にいいものは少ない。なんでもそうだよ。本でも、映画でも、コンサートでも、本当にいいものは少ない。ロック・ミュージックだってそうだ。いいものは1時間ラジオを聞いて一曲くらいしかない。あとは大量生産の屑みたいなものだ。でも、昔はそんなこと真剣に考えなかった。何を聞いても結構楽しかった。若かったし、時間はいくらでもあったし、それに恋をしていた。つまらないものにも、些細なことにも心の震えのようなものを託すことが出来た
ということになるのでしょうけど、以前の日記に書いたように(見えること・見えないこと)一つでも多くの感動を得たいとおぎそんは思いますし、アンテナは何時も張り巡らしておきたいと思います!

2002年02月16日(土)
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