| 2005年11月12日(土) |
「スパイダー・フォレスト〜懺悔〜」 |
実はそこまで興味があったわけでもなく・・・(^^;)。だって、18禁なんだもん(笑)。サスペンスで18禁というと、どうしても「グロイのかんぁ〜」と思ってしまい、敬遠してしまうのです。 ただ、第二章がつくられるという話を聞き、「へぇ〜、2が作られるくらい面白いんだ〜」と思って借りてみた。
しかし、見初めて間もなく
「あ、これでグロで18禁なのではなく、エロで18禁なんだ〜」
と気づく(笑)。エロで18禁なら見ていられるわ。あーよかった。
さて、あらすじ。 テレビプロデューサーのカン・ミンは、ある夜、とある森の中にある別荘で、自分の婚約者と自分の上司の殺害現場に遭遇する。その場から逃走する男を追いかけるが、相手の正体は分からず、自分もトンネルの中で車に轢かれて重体になってしまう。 奇跡的に命が助けられたカンミンは、友人のチェ刑事に頼み、森の中に男女の死体があること、それをすぐに確認して欲しいことを伝える。 カンミンの言葉通り、二人の死体は発見されるのだが、婚約者と上司の密会現場だったことから、逆に第一発見者であり動機も十分なカンミンが容疑者として浮上してしまう。 頭に傷害を負ったカンミンは断片的な記憶をつなぎ合わせ、その現場に至ったまでのことを思い出し始めるものの、その証言の裏を取り始めたチェ刑事は不可解な現実にぶち当たり・・・。
とまぁ、こんな感じ。 ちょいと見づらかったのはカンミン役のカム・ウソンとチェ刑事役のチャン・ヒョンソンが(ワシの目には)非常に似て見えたため(というか、イメージが近い)、チェ刑事の捜査中の行動なのか、カンミンの回想シーンなのかの判断に余計な意識を奪われてしまったこと。もっと明らかにイメージの違う人を使ってくれたら、理解が早い分話にのめりこめたのに。 映画の構成自体が、事件発生→記憶たどり→その検証、という図式なので、現在と過去がちょこちょこ入り混じるのですよ。おまけに謎の女ミン・スインとカンミンの死んでしまった前の奥さん役のソ・ジヨンがあまりにも上手く化けてしまったため、一人二役だと最後まで気づかなかったので、結構映画を見た後でも、ポカーン・・・な部分があり(^^;) もう一度見たほうがいいかもしれないけど、後味が悪いので、できればもう一度は見たくない(^^;)エロいし(笑) ただ未だに、電話をしてきたのは誰なのか?っつーことがよく分かっていない(苦笑)。誰か、理解している人がいたら教えてくれないだろうか?っつーか、原作本を読めってことか?(笑)
でもさー、ソ・ジヨンさ〜、スインの姿を見た瞬間には、「お!ソ・ジヨンじゃん!」って思ったけども、奥さんの姿の時は本当に分からなかったよ・・・(^^;) やっぱあの人は、「ローファーム〜法律事務所」の時のイメージが強いので、明るい顔してるとわからないってことよねぇ。 そうそう、スインの子供時代を演じてるのが「コッチ」のコッチだった!大きくなったね〜(^^)全然変わらないけど(笑)
まぁでも、エロで18禁なのが納得の濡れ場ですが、どこぞの監督の「ただ濡れ場を出したかっただけの意味不明の濡れ場」ではなく、ちゃんと必要のある濡れ場だったので、そこはすごいなと。 あとはまぁ、映画自体の世界観とか雰囲気とか、蜘蛛の森の不気味さとか、ちゃんと作りこんであって、よく出来た映画だと思います。やはり、こういう雰囲気ってアジアだよね。ひなびてて怖い独特の味みたいなもの。 洋物では出せない味とでもいいましょうか。
ただ、公式サイトで我修院達也が「記憶をなくした人の気持ちは記憶をなくした事のある人にしかわからない」とレビューを出しているのを見て、思わず「おい!」と突っ込んでしまったよ(^^;) 若人あきら時代の苦い記憶を思い出しちまったか!?
つか、それ載せちゃうサイトもどうよって感じですが・・・(苦笑)
クモには最近ワシも苦い経験をさせられたので、肝に銘じたいと思います(^^;)
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