つぶやける乙姫
辛口なのか、毒なのか・・・

2004年11月21日(日) しったかぶりぶり

先日、見るからにえらそうな態度のおばさんがカウンターに来て言った。


「韓流のDVDってどこにあるの?」


ワシは他の仕事をしていた最中だったので、とりあえず顔をあげて

「はい、なんでしょう?」

と答えた。すると、そのおばさん、人を見るからに見下した顔をして

「韓流よ、韓流。あなたは知らないかもしれないけど、流行ってんのよ」

と言った。一瞬、ぶん殴りたい衝動にかられたものの、もうこの程度の無礼な客は日常茶飯事なので、一息をついて返した。


「すみません、ハン流ですよね?カン流じゃなくて」


そう、そのおばさんは「カンリュウカンリュウ」と連呼していたのだ。しかし、韓国=ハング、韓服=ハンボ、などというように、韓流=ハンリュウと読まれるのがとりあえずは世の流れ。
それ以前に、韓国人の友人で日本語を勉強していた子も言ってた。
「日本語のK音は韓国語ではH音である場合って多いよね」
と。韓国のソウルに流れる漢川(かんがわ)も韓国語ではハンガンだしね。他にも結構あるな〜と、そのとき話したものです。

話は戻って、そのおばさん、ワシの話を聞いてもワシのいわんとすることはわからなかったらしい。ワシも別にわからん人に話をしてもしょうがないので、とりあえず売り場に案内。そうしたら、びっくりしたことに、香港映画を手にとって、
「これかしら」
とか言い出した。おいおいおい、ちょっと待てい!
いつからブルース・リーとか、トニー・レオンとか、ジャッキー・チェンが韓国人に??

「いえ、韓国映画は下の段になります」

・・・って言ってるのに、人の話も聞かずに、上の段からモノを取っては

「これは面白いの?(←「楽園の瑕」を手に持っている)」

「それは、韓国映画じゃないですけど・・・」

「じゃあ、どれならいいのよ(半ギレ)」

「(下の段にある商品を指差して)これとか、これとかこれとかは、全部韓国のものです。とくにここら辺は、ブームの中心のペ・ヨンジュンの出演作で・・・」

とか説明してみる。もはや怒る気も起こらない。
すると今度は冬ソナを手にとって

「あら、冬のソナタってこんなに長いの?(ちなみに全7巻)もっと短いのないの?」

「ペ・ヨンジュンが出ているものでですか?」

「違うわよ。冬ソナよ」

それはなんでしょうか。冬ソナのダイジェスト版が見たいとかそういうことでしょうか?
それ以前に、本当にあなたは韓流の作品を見たいのでしょうか?香港映画と韓国映画の区別もつかないというのに、なにをしようというのでしょうか?まず、レンタル屋にいって、何本かレンタルしたのちに、面白ければ買う方向で行けばいいんではないでしょうか?

「いえ、冬ソナはこちらの長さのものだけになります。テレビドラマなんで、映画よりはどうしても長いですね」

「あっそ」

その後も、あーでもないこーでもないと言うだけ言ってその人は帰って行きました。人を捕まえて「あなたは知らないでしょうけど」と言った割りに、たいした知識もなく、ペ・ヨンジュン(メガネなし)と、イ・ビョンホンの区別もつかず、一体なんだったのかというような・・・。


別にいいんですけど、知らないなら知らないと言ってくれれば、こっちも説明のしようもあると思うのです。現に、他にもた〜〜〜〜〜〜くさん、

「よくわからないんだけど、韓流の流行ってるのってどういうの?」

と聞いてくるおばさんはいるのです。そういう方には、四天王がそれぞれ出ている作品とか、最近の出演作とか、おおざっぱに説明してあげて、お客さんも「なるほど」と、見ていかれたりするのです。
しかし、「知っている」人にはそういうことをしては失礼だと思うし、そんな説明は必要ないと思うから、あえて説明はしないようにしています。
でもね、面白いことに「本当に知っている」人に、無礼な人はあまりいません。みなさん、非常に大人で冷静です。いいお客さんです。

韓国映画にしても、香港映画にしても(関係ないけど、レスリー・チャンの「ブエノスアイレス」別バージョンのDVDが出たときに、それを教えてくれたお客さんとはついついレスリー話に花を咲かせてしまった(笑)。香港マニアも熱いですぞ)ブームに関係なく好きな人とか、ブームで知ったけれども本質の部分で好きになってる人というのは、明らかにブームのファンとは違います。それは結構見ていてわかるものです。

知らないのに知ったかぶりをする人っつーのが一番の困り者。
見てないんだったら余計なこと言わなきゃいいのに(^^;)
あたしゃ個人的にカンリュウでもハンリュウでも構わないと思ってるけど、あのおばさんにはつい言ってしまった・・・(ワシの未熟者め)。


無知で無礼ってどうよ・・・と、思わず考えてしまったときでありました。


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