つぶやける乙姫
辛口なのか、毒なのか・・・

2003年12月18日(木) 「THE EYE」

実話ホラーものってだけで、ちょっと気になっていた作品。トム・クルーズがハリウッドリメイク権を獲得し、ハリウッド版もでるらしいけれど、アジアのホラーものはアジア版オリジナルの方が大体は面白いという個人的意見の元に、オリジナルの方を借りてみました。


あらすじ
マン(アンジェリカ・リー)は2歳の時に失明して以来、20歳になるまでずっと盲人として生活してきた。そして、念願の角膜移植手術を受けたマンは、久しぶりに視界のある生活を始めることになる。
しかし、光を取り戻したその日から、マンの目には不思議なものが見えるようになる。最初は周囲にも見えていると信じていたが、どうやら自分にしか見えないことが分かってくる。
最初は、同じ病室に居たおばあさんが黒い影に連れて行かれる姿。それから、「僕の通人簿をみなかった?」と執拗に聞いてくる小学生。どれもみなマンの目には、生きている人と同じように映ったが、それは既にこの世にはいない人たちの姿だった。
しかも、マンは徐々に自分の部屋さえも違う場所に見えてくる。行ったことも無いはずの病院の景色や、知らない人の写真など。
どうしてそんなことが起こるのか?混乱するマンに心理療法士のローは、マンに角膜を提供してくれた人物のことを調べ始め・・・。



とまぁ、そんな感じ。
香港とタイの合作です。14年前にあった、角膜移植をされた女性が、移植の一週間後に謎の投身自殺を図ってしまった事件を元にしているそうですが、あくまでもモチーフであって、フィクションですと強調されております。しかし、あまりにもリアルにできているために社会的反響も多く、タイの赤十字センターが「実際の角膜移植ではこのようなことはありません」と発表したほどだそうです。
確かに、怖いです。結構「ひょえ〜」とビビリました。一人では見たくないっす。ホント。
フィクションと強調されているだけあって、単に主人公が角膜移植によって霊現象を目の当たりにし恐怖する・・・というだけではすまないドラマな部分もしっかりとできているし、なぜ見えてしまうのか・・・という謎が解けただけで終わらない奥行きもしっかりしています。特にクライマックス部分は、特撮としてもドラマとしても
「どどど・・・どうなっちゃうの〜〜〜!」
と、ドキドキしながら見ました。個人的にはオチも気に入りましたな。なんつーか、救いのあるラストって感じがしたのね。マンがモノローグで言う
「それでも世界は美しかった」
という部分が好きです。
映像としてもきれいだったと思うな〜。こんな監督さんがいたんだ〜と、改めて感心しました。「レイン」(←タイの人気映画)と同じ監督らしいけど、面白かったので、今度「レイン」も見てみようかな〜と思いました。なんか悲しそうな話なので、ちょっと腰が引けていたんだけども、あの監督ならちょっと期待できるなと思って。
でも、考えさせられるのは、もしも自分があんな風にはっきりと霊が見える体質だったらどうするだろうかな・・・と。慣れるのかな?それともやっぱり慣れないのかな?でもこの世に未練を残している霊ばっかり見えてたら、さすがに性格も暗くなってきそうな気が・・・。いや、でも「HEAVEN?」(佐々木倫子・作)の川合くんも見える人なのに、あんなにあんなに・・・・(以下自粛)。それとも川合くんは単に天然ってだけか?
でもな〜、友達とか知り合いの背後に死神が見えちゃったら、本当に困惑するんだろうなぁ・・・。

凡人万歳ってことでしょうか(笑)。
ホラーだけどもグロくないので、比較的見やすいと思います。そこがアジアンホラーのいいところよね♪結構おすすめかも。


 < 過去  INDEX  未来 >


乙姫 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加