つぶやける乙姫
辛口なのか、毒なのか・・・

2003年09月19日(金) 「グリーン・デスティニー」

ワイヤーアクションといえばこの作品というイメージがワシの中にあったので、一度は見たいと思っていた作品。


あらすじ
19世紀初頭、剣闘士が尊敬された時代の中国。グリーン・デスティニー(碧名剣)といわれる天下の名剣があった。そして、その剣に選ばれた使い手リー・ムーバイ(チョウ・ユンファ)は、長年持っていたその剣を北京にいるティエ氏に贈り、引退しようと考えていた。そこで、北京に荷送の警護で行くことになっている女弟子のユー・シューリン(ミシェル・ヨー)に剣を託した。
ティエ氏は喜んで剣を受け取り、ムーバイの引退をシューリンとの結婚への決意と勘違いする。否定するユー。そう、二人は愛し合いながらも決して結ばれない運命にあったのだ。ユーはかつてムーバイの友と婚約していた。しかし、その婚約者は結婚の日を待つことなく他界した。当時の中国では結婚しておらずとも婚約者に他界された女は未亡人と同じ扱いをされる。それが二人の間の障害となっていたのだ。
その頃、ティエ氏の家で貴族の娘イェン(チャン・ツィイー)に出会うユー。イェンは近々政略結婚することが決まっている。しかし、実は盗賊のロー(チャン・チェン)と深く愛し合う仲だった。女だてらに剣闘士として活躍するユーを純粋に慕うイェン。自分も剣士になりたいというイェンに、「女の幸せは結婚にある」とユーは淋しげに諭すのだった。
夜、ティエ氏の家にジェイド・フォックス(碧眼狐)という名の盗賊が現れる。そのジェイド・フォックスこそが、ムーバイが長年探し続けてきた師匠の仇。ジェイド・フォックスを追い詰めるユー。しかし、ジェイド・フォックスこそが、イェンの家庭教師の女であり、しかも彼女は自分の剣の技をイェンに教え込んでいたのだ。
グリーン・デスティニーを奪って逃げるイェン。イェンの結婚を阻止しようとやってくるロー。そして、イェンにジェイド・フォックス以上の剣の力があると見込み、弟子になるように勧めようとするムーバイ。一本の剣を巡って、二組の男女の思惑が交錯する・・・。


とまぁ、こんな感じ。
でも結構話がごちゃごちゃしているので、見たほうが分かりやすいかも(←そりゃそうだ)。
個人的に、チャン・チェンくんが見られればいいか〜とも思っていたんだけど、いや〜、チョウ・ユンファとミシェル・ヨーがかっちょいいです!渋いカップルだね!!って感じで。チョウ・ユンファの髪型は思わず笑ってしまうけれど、それをカバーしてありあまる中年男の色気(笑)。チャン・チェンくんも可愛いけど、今回ばかりはチャン・ツィイーの腹筋の方がセクシーかもしれない・・・(笑)。なんつーかね、清純ながらになまめかしいのよ、彼女の腰が・・・。
ミシェル・ヨーは倍賞美津子みたい。落ち着きと分別のある大人の女・・・♪ミシェル・ヨーと、チャン・ツィイーの長い戦いのシーンはもうもうもうすごいの一言!いいねぇ、戦う女たち。日本の女優にもこういう人がいればいいのに・・・と思ってしまう。だってだって、本当にかっこいいんだも〜〜〜〜ん!
そして、ワイヤー・アクションもすごいです。でも・・・ね。








なんか・・・屋根の上を走ってるっていうよりも、ちょっと飛んでるように見えるんですけど・・・












なんか・・・この人には体重がないように見えるんですけど・・・















っつーかもう、完全に飛んでるんですけど〜〜〜〜〜!!




・・と、後半に行けば行くほど、ワイヤー度がどんどんエスカレートしていきます。まさにペガサスファンタジーです。誰も奪えない心の翼っていうかさ、もうもう、本当に一歩が100mくらいなんだもの・・・(−−;)。
ただ、マトリックスなんかと比べて「やはり違うな」と思えるのは、アクションの型。武術の型がしっかり出来ている分、やはりこっちのほうがアクションシーンが断然に美しく、迫力も満点。動きのキレも違います。
ハリウッド的ワイヤー&CGごてごての映像に比べたら、CGを極力抑えた状況でここまで撮れるのは、さすがといわざるを得ないでしょう。
でも、やっぱり水の上を走るのは無理があると思うわ・・・(爆)。竹の上に止まるのもな・・・(遠い目)。



ま、「こういうもん」と思ってみてしまえば、それはそれでいいのだろうけど。アクションシーンのすばらしさの割には、いまいち話の本筋であるドラマの部分が弱いような気がして(設定は分かるんだけど活かしきれてないし、消化不良)、それが残念でした。ラストもどういう風にうけとればいいのか、いまいち分からなかったし(あまりにも非現実的に飛んでたので、あのまま飛び降りても死ぬ危険があるように思えない)。それに、弟子に勧誘しているムーバイが、段々とただのエロ師匠に見えてきたって部分もなきにしもあらずで・・・。そして、ムーバイの死の場面に至っては「北斗の拳」よろしく「お前はもう死んでいる」みたいなんだもの〜。

しかも剣がメインの話なのかと思いきや、そういうわけでもない感じだし・・・。原題(伏虎蔵龍=Crouching Tiger,Hidden Dagon)に沿った違うタイトルをつけたほうがピンとくるんじゃないかなぁ?このタイトルだと、「指輪物語」における指輪くらい、剣が重要なのかと思うじゃん。しかもこの剣の不思議なところは金属でもサクっと切っちゃたりしてるのに、いざユーとイェンの戦いではカンカンぶつかり合ってるしさ。あれ、切れるんじゃなかったの??わけわからんちんさ。

ただ、音楽は非常に良かった。これは申し分ないっす。
音楽と映像&剣術の美しさ。これが見ドコロかな。

でも、総合的に見て、オスカー取るほどかなぁ・・・?それは疑問。


まぁ、ビジュアルが美しいということで・・・。
でも、一度見たからもういいかも・・・(^ヮ^;)。


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