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 『K-19』鑑賞〜

ハリソン・フォード主演。
でも、リーアム・ニーソンの微妙な役所のが光ったり(笑)

1961年、ソ連の原子力潜水艦がアメリカまで行き、
NATO基地の横をすり抜けちゃれという任務遂行前に、
原子炉の冷却装置の罅割れから冷却水漏れが発生。
乗組員は命を賭して、原子炉を冷却すべく活躍し、
原子炉爆発による核弾頭爆発を防いだのだった
という史実に基づく映画。

積荷や整備のチェックが杜撰すぎるまま出航するK-19。
現場のレベルがあまりに低すぎるというのは、
どこかの会社の内情を見ているようで、あまり楽しくなかった・・・(笑)
こんなレベルの低い乗組員に自信をつけさせるために、
300m潜航という前代未聞の偉業を成し遂げさせた艦長だが、
それが、経験になり身になるのはわかっているが、
それは成功したから言えることであって、
もしあの時パニクって何か乗組員が大事をやらかし、
原爆が爆発していたら、どうするというのだろう?
訓練学校ならいざしらず、核弾頭装備の実戦艦においてやること
とは思えない。
また、ダイバーの視点から、
水圧でボコボコになった艦を急速浮上させ
氷塊を突き破りつつ停止する
などという行為は、恐ろしいの一言に尽きる。
更に、その艦で再潜航するなど・・・!

見所その1
放射能漏れが深刻となっている最中に
傍にやってきた米駆逐艦が救援するか尋ねてきた時、
士官の2人が、言下にその申し出を却下した艦長を拘束し
信頼していた副長に艦長権限を委ねるとした時の副長。
実権を取り戻し、さぞかし喜びに満ち溢れるかと思いきや
「信頼していたのに、ガッカリさせられた」
とその士官らを逆に拘束したその渋さに、感動した。
乱暴な艦長のやり方に閉口しつつも、
艦長のやり方も一理あるのだと納得していた大人ぶりがエライぞ。
自分には部下を思いやる優しさはあるが、部下を導く強さはない
と認識できたのは、いつの頃だったのだろう・・・

見所その2
冷却装置の罅割れの再補修に向かう
原子炉担当士官の学校出立ての中尉。
一度は、
補修から戻った仲間が、
全身から血を滲ませ、放射能塗れの汚物を吐きながら出てき、
歩くこともままならなくなった姿になったのを見て
恐怖に打ち震えてしまい、とうとう最後の点検役をこなせなかった彼が、
補修失敗を受けて、今度は自ら再補修に赴くという場面。
10分の交代でも十分に死の危険があるのをわかりつつ、
18分も中に閉じこもって修理を完成させた彼の強さに乾杯!
一番最初に修理に出かけた人間は、
どういう状態になるか正確には把握できていないまま行けたからまだしも
再補修にでかける彼は、
自分がどういう状態になるか十分わかった上でのことだからスゴイ。

見所その3?
米軍に救援してもらうことになった際、
艦長は艦と運命を共にするつもりで1人軍礼服に着替えた
という所に感動する人も多いのではないだろうか?
しかし、日本人には、見知った光景なわけで(笑)

最後に、
「国を守るという考えからではなく、
ただ、仲間を守るために、彼らは頑張ったのだ」
という主題を艦長が語るくだりがあるが、
そういうオブラートに包んだ
アメリカの戦争万歳、自己犠牲の美化のプロパガンタを見た気がした。
ちょうどイラク・北朝鮮を相手に戦争しようとしている国の
やりそうなことだねw

お薦め度 ☆☆☆+☆半分

2003年01月11日(土)
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