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re-invention



 授業の愉しさを堪能

昨日は,ダウンしてしまったため早朝に起床。
生徒の振り返りカードを見ると,
Voyageを使った授業が,予想以上に好評。
物珍しさもあるのだろうが,短時間の間に遊んでいて,
0乗が1になるのはなぜ?
3の−2乗はどうなるのか?
0.2の0.2乗をやったら,すごい数になった。

などといった疑問が書かれていた。
これは授業で扱わなくては!


成り行きで,授業を進めていく。
まずは,0乗が1になる話から。
帰納法で考えていくのは,
これまでの加減乗法を考える中でも
行っているのでスムーズ。
さらには−2乗の話にもふれていく。

このあたりをやりとりしている間は,
自分にも余裕があったのだが,
「0の0乗は1になる?」という
質問あたりから,怪しくなってくる。
Voyageで確かめてみるとundef。
定義できないということ。
0の−1乗もundef。これは納得。
ところが,そこからが難しい。
何と0の−2乗は∞(無限大)
0の−3乗はundefに。
どうやら
0のマイナス奇数乗はundef,
偶数乗は∞になるらしい。
試しに0^100と0^101をすると,
やはりそうなる。

「先生,小数乗は?」という声が出て,そちらに話を振る。
思い切って0.5乗の話に限定。
なぜそうなるのかも,話ができる。

この日の振り返りカードには,
「累乗のとんでもない世界,とっても楽しかったです。」
「4の0.5乗とかは,なんとなくわかったけれど,
 すごい面白いし,不思議。」

こんな訳のわからない話は,生徒たちは大好き。
「0.5乗すると,なぜあの数になるのか何となくわかったけれど,
 5の0.5乗や,6の0.5乗は何になるんだろう?」

という,平方根に直結する疑問も出る。
「計算の奥深さがよくわかりました」
それは自分も同じこと。Voyageも生徒も凄すぎる!!

遅れているクラスでは,乗法の計算練習。

「(−)×(−)×(−)はどうなるか?」は,
全員を立たせてハンドサイン。
違いが見えたところで,
そのまま互いに話し合わせる。
何でもない話のようでも,
わかるということは素晴らしい。
「そうかー」「わかったー」という叫びが,
あちらこちらから聞こえてくる。

全く種類は違うけれど,
授業の愉しさ・面白さを堪能した一日に。

放課後は,急遽,学年部会。
互いに主導権を譲って,それがかえってよくない感じ。
とはいえ,この学校の流れが見えない中では,
自分が発言してリードできることは限られる。

明日の道徳で,「ネット社会の道しるべ」を見せることに。
情報モラルについて,ここから一気に進めていこう。
生徒アンケートを遅くまで掛かって作成するも,
どうせならSQSを試してみようと思い,作成し直し。
何とかなるかもしれない。

2005年06月06日(月) 堀田先生の講演
2004年06月06日(日) 梅雨入り


2006年06月06日(火)
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