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re-invention



 面白さだけでは不十分

Voyage200を使って,数の法則を発見させる授業を2クラス。
ついに,「連続する2つの整数の3乗の差」の法則を
発見できた生徒が現れる。
発見できるのは,
必ずしもテストができる生徒とは限らないのも面白い。
法則を発見できなかったが,
333^2-222^2や,444^2-333^2で,
法則を見つけようと試す生徒も。
(回収したワークシートにはこれが書かれていなかった。しっかりサポートしておくべきだった。)
もっとも,こんなことも,Voyageがあるからこそできること。

発見した数の法則を確認する授業も2クラスで。
発見したことを,そのまま言わせるのではなく,
仮定のみ言わせて時間をとり,全体で考えるようにする。
「差が2ある整数の平方の差」では,
「元の数の和の2倍」と「元の数の間の数の4倍」のように,
同じ仮定でも,結論が複数出るものもあり,盛り上がる
「連続する整数の2乗の和」の仮定からは,
3パターンも結論が出て,なかなか面白い。
集約するこの授業では,全員にVoyageを持たせずに,
こちらが操作して見せるだけの方がいいようだ。
手元にあると,ついつい別のことを考えてしまう生徒たち。
それも学びの姿ではあるが。
授業者の自分は楽しんでいる生徒の様子しか見えないが,
M先生からは,
流れについていけない生徒たちもいることを指摘される。
このぐらいで満足していてはいけないということか。

今日は授業が2F→1F→2F→1Fの4時間連続。
Voyage20台,プロジェクター,2つをつなぐTI-Presenter,
さらにプロジェクターの台。
これだけ自由に使えて,文句を言うのは申し訳ないが,
けっして手軽ではないことも感じる。
ワイヤレスで,つながる環境がほしい。
TI-Presenterがある分,パソコンを使うより面倒に感じる。

放課後,全体研修。
「うちの学校としてはレベルが高いんじゃないの」と
夜の職員室でささやかれる。
みんなで何かを作ることは,難しい。

評価について,M先生と打ち合わせ。
評価することよりも,全体を伸ばすことの方が大事だと思って,
授業をしている自分。
その甘さを指摘されているようだ。
3年生だと,進路も絡んできて何とも難しい。

岡本先生から,月曜日の授業を見に来ていただけるとのメール。
返事を書こうとして,いつの間にかダウン。


2004年05月21日(金)
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