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| 2003年02月17日(月) |
何でも民営化ってのはちょっと。。 |
小泉政権はなんでも民営化だ。民営化がすべていいとでも思ってるのだろうか? 民営化というのは結局効率重視になってしまう。要はできるだけ安くすることで競争力をつけるということに行き着いてしまう。 今、息子の通っている聾学校で給食の民間委託が問題になっている。東京の盲ろう養護学校では、民間化されたことで「金たわしの破片」「だんご虫」「牛乳瓶のかけら」「針金」が混入するという問題がでてきて問題になっているらしい。本当かどうかわからないけれど、安い業者に発注すればそれなりになっていくのは当然だ。安かろう悪かろうは必然だ。東京も大阪も結局は財政難ありきなのだ。財政事情が悪いから、小泉政権がすすめている民営化路線に乗っかろうということなのだろう。 しかし、それは間違いだろう。はじめに教育ありきだ。学校給食などは子供の発育にかかわることだけに、うかつに安けりゃいいとうものではないだろう。それとも、役にたちそうにない人間は早く死ねということなのか? しかも息子の聾学校の高等部はとうとう別の府立高等聾学校と統合することになりそうだ。これだってまず財政難ありきだ。子供のことなどこれっぽっちも考えていない。 しかし、その財政難による統合もなんだか眉唾ものだ。聾学校の敷地とは全然別のところの廃校になる学校を利用して、リニューアルしようということなのだ。そんなことせずに、今ある学校をきれいにして活用すればよく、廃校になる学校の敷地は売ればその分財政上も助かるだろうに、そのあたりはバカみたいに遊休施設の有効利用とかいっているらしい。全く経営感覚がないとしかいいようがない。民営化というのは民間の発想をお役所に取り入れるべきと言うことだ。それなのに学校給食というような子供の生活とか発育にかかわるような重要なところに限って民間委託して、肝心のところは従来のお役所の発想が抜け切らない。本末転倒もはなはだしい。どうして日本はこんなバカな国になってしまったのだろう。
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