doo-bop days
ブーツィラの音楽雑記



 ニーナ・シモンのファースト・アルバム


ニーナ・シモンの代表作といえば、『ニーナとピアノ』などとともに、1957年録音の1stアルバム(1958年発売)が挙げられることが多い。
1stの日本盤CDはすでに廃盤、海外盤CDも比較的入手しにくい現状のなか、ニーナ・シモンが亡くなってから1年経った今年の4月に、ニーナのアルバムが日本盤CDで数多く発売された。だが、1stアルバムは残念ながら発売されなかった。

先日、その1stアルバムの海外盤CDをタワーレコード渋谷店で買った。個人的にはあまり印象の良くないCharlyからの発売で、タイトルは『Jazz As Played In An Exclusive Side Street Club』(SNAP 216 CD, デジパックの背表紙は違う表記のSNIP 216 CD)。20ビット・リマスター、デジパック仕様、ボーナス・トラック4曲追加の全15曲収録となっている。
裏ジャケットには「2002」と書いてあるが、レコード店に行った時はニーナ・シモンのCD欄をほぼ欠かさずチェックしている私にとって、初めて目にするCDであった。最近再発されたのかと思いきや、ネットで調べたら、2003年1月20日に発売されたらしい。

ニーナ・シモンの1stアルバムのタイトルは複数あって、この『Jazz As Played In An Exclusive Side Street Club』の他に、『Little Girl Blue』、(『Nina Simone and Her Friends』?など、)邦題では『ファースト・レコーディング』や『ニーナ・シモン・イン・ベツレヘム』がある。
曲順も大きく分けて2通りあり、今回買ったCharly盤は1曲目が「Mood Indigo」となっているヴァージョン。ちなみに、私がすでに持っているニーナの1stアルバムのCDは、この『Little Girl Blue』で、1曲目が「My Baby Just Cares For Me」のヴァージョンだ。

個人的には、今回買った1曲目が「Mood Indigo」のヴァージョンであるCharly盤の曲順の方が、聴いていてしっくりくるし、このCharly盤を聴いて初めてニーナ・シモンの1stアルバムと向き合えた気がしている。

2004年05月05日(水)
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