doo-bop days
ブーツィラの音楽雑記



 ヤング・ミュージック・ショー

5/2(日)23:10〜24:30、NHK総合テレビの『NHKアーカイブス』で、「ヤング・ミュージック・ショー 〜 KISS初来日公演」が放映された。
「ヤング・ミュージック・ショー」は、日本の伝説的な音楽番組の一つである。1971年10月24日放送のC.C.R.から1981年8月19日放送のクイーンまで不定期で放映され、NHKが独自に収録したロック・ミュージシャンの貴重な来日公演も数多い。
今回の放映内容は、1977年4月2日に行われたKISSの日本武道館公演をNHKが収録し、同年5月7日および年末に放映したものと、最近のKISSのライヴ、大槻ケンヂとROLLYによるコメントなどだ。

「ヤング・ミュージック・ショー」で放映された来日公演の放送用マスター・テープは存在しないと知っていた私としては、一体どういうテープを使用し、どの程度の映像クオリティーで放映されるのか、興味津々で番組を見た。
放送用マスター・テープに関しては、やはり「当時の放送用2インチテープは非常に高価だったために、放送が終わると次の番組に再利用されていた」(番組のアナウンサー)ので、存在しないらしい。ところが去年、関係者からの情報で3/4インチテープが発見され、「最新の技術で劣化した映像と音声の修復を可能なかぎり試みた」という。

放映されたライヴの映像クオリティーは、予想の範囲内といったところ。DVDとして正式発売するには画質が少し悪いかもしれないが、そうかといって貴重なライヴ映像をこのまま眠らせておくのはもったいない。
番組を見た限りでは、発見された3/4インチテープはKISS以外にもあるのかわからなかった。もしあるのなら、権利関係の問題をクリアし、劣化したテープを修復してテレビで放映、さらにはDVD化にも大いに期待したい。

2004年05月02日(日)
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