手を伸ばすとつかめそうなくらい近くに 花火が咲いた。 次々とあがる花火。 どれも目の前で咲き乱れる。
偶然出くわした火祭。 電車、バス、船と乗り継ぎ 西伊豆までやってきた研究室旅行。 途中の港で海賊船を見つけたのがはじまり。
旅館について 早速今夜お祭りがあることを聞くと 手短に食事を済ませて バスでさっきの港まで出かけた。
ビールをかたわらに見入ってしまう。 中盤では海賊船に火がつけられ、 かがり火がともり、 また、花火があがる。 太鼓が鳴り響き屋台も沿岸に繰り出している。
警備のおじちゃんとなかよくなり 一緒に座っていろいろ話を聞きながら見た。 仕掛け花火が横に走って 次々といろんな色にともされる。
ずっとクライマックスのような勢いで 終わっても余韻からさめない。
帰り道、アイスを食べながら川の横を歩く。 セミの音が心地よかった。
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