航宙日誌
『革命戦記』と輝&Ark☆の珍道中?

2015年05月27日(水) 牛にひかれて……

 もとい、新幹線で長野まで一直線──善光寺参りしてきやした〜☆

 今年は七年に一度の秘仏御開帳の年。駅のポスターを見て、ずっと気になっていました。期限が迫るにつれ、やっぱり行きたいなぁ、などと思いながらも、日は経ち、残すところ、一週間ほど。
 今年を逃すと、七年後かぁ。でも、ここで行かなきゃ、七年後だって、結局、行きそびれるかもしれないしぃ……やっぱ、行くなら今でしょ★(もう、古ッ)
 とにかく、秘仏拝めればいいし、あんまり混んでない方がいい。となれば、やっぱ平日だよねぇ。迷いながらも、一応、休みも取っておいたので、決行を決めたのは何と、前日^^;;; そこまで、悩むこともないよね──とか言ってみたりする。

 ともかくの当日、天気良好♪ さて、まずはO宮駅にレッツラゴー。いざとなれば、五つも新幹線が止まるターミナル駅ってのは中々、便利なものだと実感したりして。その気になれば、どこにでも、とりあえず、乗り込んで向かうことができるんだからなぁ。
 信州は長野に向かうとなれば、当然、長野新幹線! いやまぁ、今は北陸新幹線ですが──ド久々に乗った新幹線が開業間もない噂の北陸新幹線だとはね。
 往路は結局、昼近くだったので、指定席で向かうことに。平日とはいえ、程々?の混み具合。終着駅^^が近づくにつれ、空いていきましたが。自由席だと、そうでもなかったのかなぁ。
 一時間十分ほどで、長野到着!! さぁ、行くべ♪

 駅前からチョイ行っただけで、善光寺参道に到達。1.8kmほどの道のり。ムム、我がO宮の武蔵一宮氷川神社の参道は約2kmなので、なかなか匹敵する長さだな、と。あ、でも、氷川参道はその昔“緑のトンネル”とも呼ばれた並木通りなので、雰囲気全然、違うけどね。
 善光寺参道はとにかく、賑やか!! ま、駅前通りみたいなものでもあるからかなぁ。
 さておき、いざ、善光寺へ──ただし、直行ではなく、『七福神巡り』をしながら、ゆっくりと。JRのパンフに紹介があって、折角だから、と参道沿い、幾つかは少し外れていたりする『七福神』に寄って、御朱印を貰っていく。最初に専用の色紙を入手して──半分は自分で押すような小さな社だったりも。多少、寄り道もするけど、七番目が善光寺の門内の社の毘沙門天で、揃うわけです。
 色紙は我が家の神棚に飾ってあります。実はウチ、神教なんだよね^^; なのに、お寺詣で★

 そうして、遂に門に至った善光寺。おぉ、写真のまんまだ!? ←当たり前。でも、青空の下にデンと構えられた古き門を眺めるに、古寺が越えてきた時を感じてみたりして……。
 仁王門を抜け、山門をも抜けると、これもTVや写真ではよく見た『回向柱』が聳え立っています。普段は行列が作られるのに、丁度、狭間の時間帯だったのか、「並ばなくていいので、隙間などから、触れてください」とのこと。ラッキーとばかりに、人と人の間から、手を伸ばし、拝みました。
 因みに『回向柱』は仏との結縁をなしてくれるもの。本堂前に立っていて、本堂内の仏とは『善の綱』なる綱で結ばれているので、仏に触れるのと同じ御利益があるのだそうな。

 そして、いよいよ、秘仏の仏様との御対面! ──と思いきや、本堂に上がっていったら、そこは『外陣』で、遠くから拝むだけのこと。それじゃ、意味ないじゃん!?
 落ち着いて、見回せば、脇の方に行列が;;; 先を辿ると、本堂の外に続いていて、そちらでまずは内観料を払ってから、『内陣』参拝となる、と。
 なるほど、と並んでの、見込みは一時間ほどか。ゆっくり進む列は次第に本堂内に至り、『外陣』からでは見づらかった(間に網とかかかってるし、行列挟んでるし)他の仏や装飾なども見えるようになり、もちろん、古いけど、絢爛でもあると。特にキラキラ^^なのは本尊が安置されている御仏壇回りで──御開帳中は『内々陣』中央の、普段は本尊が在る壇に秘仏の『前立本尊』が置かれ、更には開帳される、と。
 つまり、普段も本尊は見られないようになっているけど、七年毎の御開帳中だけは御本尊の御身代わりとなる秘仏が「代わりに」姿を見せる、というわけ。
 なので、普段も御開帳中でも、本尊は決して、人前に姿を現さず、左の壇に隠されたまま、置かれているとのこと。
 実は『真の秘仏』は御本尊様なんですな。前立様はその分身で、姿形もそっくりに作られているらしいですけどね。因みに御本尊は『阿弥陀如来』さま。
 でも、いざ、拝む段となると、焼香して、頭を下げるので、しっかりとは眺めてなどいられませんでした。待っている間こそが、よく見られる時だと、後で気づく罠。
 そうそう、回向柱と繋がっている『善の綱』も、頭上に張られていました。

 内陣参拝が終わると、一度、本堂を出て、グルリと回って、反対側に並ぶ──次は『お戒壇巡り』で、本尊が安置されている壇の下に潜り、『錠』に触れる──待ち時間はやはり、一時間弱。並んでいるのはさほどの人数ではないのに何故!?
 その『お戒壇』が真っ暗だから★ 階段から入る微かな光だけで、奥に進むにつれ、それも次第に届かなくなる。しかも、既に夕方だったので、その光も弱い。
 前の人の気配と声と、壁を伝って、ゆっくりと進む。閉所恐怖症や暗闇が怖いと、入るのは難しいだろうなぁ。輝は恐怖症というほどではないけど、狭いところはチョイ苦手。できれば、遠慮したい口だけど──ここで、行かずにどうするっ!? いざ行かん!! と下りてみれば、案外、大丈夫でした^^ 他の人もいるからかもしれないですけどね。
 暗闇の中、壁を手探りにそろそろと進むと、時々、丸みを帯びる箇所が──多分、柱だろうなぁ、と思いつつ、時に直角に曲がり、先の方でガチャガチャと音が。あ、『錠』に接近中だ。
 そうして、達したものの無論のこと、見えはしませんが、『極楽の錠前』というもので、回向柱同様、仏と結縁され、極楽往生が約束されるとか……。仏教徒でなくても、約束されるのかなぁ?
 何はともあれ、第二関門?達成であります。
 『お戒壇』を巡り終えれば、光が先に──階段を上がれば、そこは外の世界! 夕方とはいえ、明かりが有り難くも感じました。

 さて、内観料に含まれる最後は『史料館見学』ということで、そちらに向かい──目前で券を出して、改めて見ると、閉館が五時と。「ん? 五時!?」と、時間を確認すると、閉館五分前;;;;; そんなのありかよぉ〜TT
 慰めのように「券は二日間有効ですから」とか言ってくれたけど、それ、慰めになってないからTT 泊まりじゃないから、無理です。まぁ、仕方ないねぇ。来たのが少しばかり遅かったか。
 ともかく、二大目的は達したので、後は本堂から逆に山門へと向かう。御朱印は……未だに列が凄いので諦め、お守りでもと見ている辺りで五時。
 帳が閉じられるとのこと。そのためか、回向柱も行列が待たされて、触れられないでいた。
 最後に『仏足石』があるというので、フラフラ探していたけど、見つからず、迷い出たのはかつての回向柱の……墓場? 何本も立っている。朽ちるがままに、土に返すのだそうな。かなり短くなっていたものは、さて、何十年前のものなのか。

 後は帰るだけだけど、他に長野名物でもと、お土産物色中。そのお店の人と話していると、背後の別の行列が。また、横向きに並んでる。
 店の人が「もうすぐ、○○が来るよ」と教えてくれたけど、よく解らず──尼さんが頭をナデナデしてくれる……もとい、行列の人達が跪いているところに、数珠を触れていく。後で調べたところ、『お数珠頂戴』の儀式らしいと。お朝事とあるけど、夕方もやっていたのは特別なのか、御開帳中のみなのか……までは解りませんが。有り難いことなんでしょうね。
 「すぐだから」と言うので、それなら、と今少し並ぶことに。本当にすぐでしたね。

 元来た道を逆に──山門を、仁王門を抜け、今一度、振り返る。次にまた来ることがあるのかどうかは解らない。賑やかだけど、どこかピンと張ったものも感じるのが古刹ならでは、なのかもしれませんね。

 長野駅に戻り、新幹線の時間を確認し──蕎麦でもと思ったものの、残念ながら、それほど空腹でもなくて、結局、店には入らず、新幹線を待つことに。
 帰りは自由席でも、ちゃんと座れました〜★ でも、窓側の席座れたけど、駅を離れると、もう真っ暗闇で、窓の外は何も見えない。……まぁ、かなりトンネルも多かったけど。
 でも、東京に近づくにつれ、駅近辺は光が多くなっていくんだよねぇ。人も段々、混んでいくのも当然だろうけど。
 そして、いよいよ、O宮間近とのアナウンスも。そこでハタと思いつく。長年、新幹線といえば、乗るよりも「間近に走り去る」のを眺めるものだった。
 そう! あのニューシャトルで!?
 そーだ、シャトルの駅も見られるんじゃないか? と改めて、外に目をやると、丁度『鷲のマーク』の某製薬会社が……;;;

「うわわわーっ、吉野原じゃないのっっ」

 十年ばかり乗り降りしていた駅を、新幹線から眺める日が来るとは。それほど、大したことではないはずだけど、何となく感慨深いものもありーので。
 にしても、本当に速い。トロトロと十分ほどかかっていた「吉野原−O宮」間もあっちゅー間。そう、今羽も東宮原も加茂宮も、そして、鉄道博物館も飛ぶように走り抜けて、O宮に到着。
 何だかんだでホッとしてしまうO宮っ子なのでした^^ ……他全部、普通に書いて、何で地元だけ、伏字なんだよ★

 オマケというか、御利益ないのかっ、と脱力したことが一つ。結構、暑くなる真っ晴れとの予報なので、安い帽子を買っていった。
 ところが、輝はどうも帽子との相性?がよくない。そう、直ぐに失くす。単に忘れっぽいだけじゃないの、と突っ込まれれば、それまでだけど、とにかく一夏も中々、持たない。
 で……今回は最短記録を更新してしまった。よもや、一日持たんとは;;; もう泣くTT いや、長野駅までは確かに持っていたのは確認している。でも、車中じゃ、もう被らないからねぇ。バッグに突っ込んだつもりだったけど、その後が解らない。そのバッグを棚に上げていたので、降りる時に落ちた可能性も? 自由席で隣に人もいたから、中までそう確認しなかったからなぁ。


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輝−Hikaru− [MAIL] [HOMEPAGE]

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