大人 - 2008年08月10日(日) 気がついたら今年は結婚式6回でることになっていた。 大人の階段のーぼる〜というかそんな年かと実感。 私は大人になっているのかコラ。ええコラ!! いい感じの大人になりたいなぁと思う。 さくらももこ著の「おんぶにだっこ」という本を 読み直して大人とはについて色々考えさせられた。 さくらももこといえば面白エッセイで有名だが この「おんぶにだっこ」というエッセイはそのような面白エッセイとはちょっと違う。 いや大分違う。 さくらももこの今に影響を与えた幼少期の思い出や出来事が書いてある。 なんとも微妙な気持ちにさせてくれる作品で 言葉で表現しにくいが読んだあとに 大きい何かを与えてくれる作品だと思う。 あとがきにこんな事が書いてある。 人間の思考回路の仕組みに気がついた時の事や、善悪の判断や、 死の概念等、ある時、いつか誰でも気がついた時があったはずだ。 それは人格形成への大きな影響を及ぼした瞬間であり、すごくシンプル な自分の魂の骨格が見えてくるだろう。 さくらももこは幼い頃、悩みが多く苦しむことが多かったと書いてあった。 他の人のことは分らないが、私も悩みが多い子供だった。 とても心配性だったし、今考えれば暗い子供時代だったと思う。 「人が大人になってゆくとは」についての答えをこんな風に書いてある。 経験し、その意味に気づき、理解し、理解の中から生まれた知恵を 生かしてゆく事。 だから、大人は汚いとかよごれていくとかではないと。 むしろ、熟練し洗練された人は幼子よりピュアなのではないかと。 しかし、経験を場数として捉え、そこに含まれた意味を見逃し、 知識だけを増やし、小手先だけが器用になっている人もいる。 そういう人は汚い大人に見える。 悩むことは、意味をみつけるため。 意味を見つけることは辛かったり、難しいが そうやって人は成長してきた。 昔々の人達の知識は今の自分に受け継がれてきたし それを悩み理解すること、物事や自分に向き合うことで 自分の身になり知恵になる。 成長してゆくことは洗練されてゆくこと。 洗練された人間は本当に美しいと思う。 優しくて、強くて、まっすぐで、自由で、合理的で憧れる。 ・・・わたくし年齢とともに成長していきたいと思う所存でございます!! ...
|
|