朝の連ドラ「ウエルかめ」を観ていると、徳島のすだち農家で、夫が亡くなった後1人で農作業を続けている老婦人が、自分たちの夫婦仲のよかったことをじいちゃんの言葉として「連理の枝」と表現しました。
「連理の枝という言葉を知っているかね。寄り添うように別々に立っている2本の木が、お互いの枝を伸ばして、いつの間にか一つの木になっているということや。夫婦が長年連れ添って仲良うしているとそうなる。じいちゃんがいつも言っとったで。わたしゃね、会社でも何でも、長年一つところで仲良う仕事してる仲間もきっとそうなると思うとる。」
いい言葉だと感得したのですが、不覚にも「連理の枝」という言葉を知りませんでした。
早速調べてみますと、なんと、かの玄宗皇帝と楊貴妃の末路を詠った、白楽天の「長恨歌」の一節、「天にあらば比翼の鳥、地にあらば連理の枝とならん」からきているのですね。
50を過ぎて楊貴妃と巡り会い、それまで名君の誉れ高かった玄宗が楊貴妃との愛におぼれ、政治を行わず、国が傾いてしまいました。
側近たちの懇願で、やむなく楊貴妃の命を絶った玄宗の悲しみを詠ったのが「長恨歌」です。
その中で玄宗皇帝の胸の内として詠まれたのが「(もし生まれ変わることがあれば)天にあらば比翼の鳥、地にあらば連理の枝とならん」というわけです。
ちなみに比翼の鳥とは、一つの目と一翼しかない鳥がいて、夫婦一つになって飛ぶという伝説の鳥です。
なかなか奥が深いと感じ入っていますと、ネット検索で「連理の枝」を見ると、もっともヒットするのが同名の韓国映画でした。
知らなかった自分にガックリ!
面白いことがあるものです。
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