今日も外来は賑わっています。
お産の状態を診察に上がり、降りてくると、よちよち歩いてくる幼子と目が合いました。
なぜか気が通じてしまいました。
診察室へ入る私の後について、お母さんが止めるのも聴かず、事務室から診察室まで入ってきました。
面白かったのはその後です。
お母さんから離れてしまった状況に、はっと気づくと、くるっと回れ右をして、もときた道を一生懸命帰っていきました。
泣きもせず帰っていく姿は、とてもほほえましい。
2才頃までのこどもはお母さんと見えない糸でつながっています。
お母さんから離れて遊んで平気に見えるこどもたちでも、いつもお母さんの気配を感じているのです。
迷子になるのは、双方の気の糸がふっと離れてしまったときでしょう。
我が家の懐かしい風景があります。
デパートなどに買い物に出かけると、嬉しくなったこどもたちは売り場中探検して回ります。
離れてしまったことにはっと気がつくと、大声で「はあは!はあは!?」と呼び回ります。 (我が家では両親のことをチチ、ハハと呼ばせています。)
いつものことですので後ろについてはいるのですが、ハハの姿を見つけてほっとする笑顔を懐かしく思い出します。
|