朝6時前、快晴。もう秋晴れという季節感です。
すっかり明るくなっている青空を、朝日に赤く身を染めた白鷺がつぎつぎと6羽、東にむかって飛んでいきました。紅の色が実にきれいです。
夜を惜しむようにコロコロと鳴くこおろぎの声と、数匹のすずめのさえずり、時を告げるお寺の鐘の音などが、風一つなく静まり返った庭に彩をそえています。
涼しい空気に身をゆだねていると、ふいに小学校のころの記憶がよみがえってきました。
私の故郷、北海道の西の果て岩内は、当時夏といえども朝夕は火の気がほしくなるほど寒いものでした。
夏休みのラジオ体操で6時集合の広場では、集まった小学生たちが、三々五々グループを組み、しゃがんで身を縮め、寒さをしのいでいたものでした。
孫の風雅が起きだして、少し覚醒しきれない顔をむけ、にこっとしました。
徐々にじいじの存在に慣れて生きます。
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