赤ん坊がいる朝はなんと賑やかなことでしょう。
家族が次々と孫の風雅の周りに集まり、一挙手一投足に笑いや歓声がわきあがります。
娘もあやしてが多いのと、実家の気安さで、随分ゆったりした気分のようです。
今日はお盆休みあけですので、クリニックもなかなかの混雑です。
朝8時過ぎ一晩中夫婦で陣痛に耐え抜いた出産がありました、
陣痛の合間に声をかける私につらそうな視線を向けます。いきみが入るこの時期は陣痛を耐える時間に比べると少し苦痛が少なくなります。そしてもうすぐ赤ちゃんに会えるという気持ちもまた、耐える勇気を与えてくれることもあります。
赤ちゃんが生まれた瞬間、お母さんの顔がパッと明るくなりました。「赤ちゃん!」と叫んだお母さんの声に呼応するように、お父さんの顔がくしゃくしゃになり、張り付いたように緊張していた顔が一気に崩れ、涙があふれました。
部屋中を感動が包みます。
夜は久しぶりに家族全員が集まり、娘のイタリア料理に舌鼓を打ちました。
食後、風雅をつれて散歩に出ると、暗闇に緊張した面持ちでしばらく我慢していましたが、ついに泣き出してしまいました。
感性が研ぎすまされている乳幼児期は漂う雰囲気をよく感じるのでしょうね。
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