井口健二のOn the Production
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2015年12月27日(日) 未体験ゾーンの映画たち2016(スウィート・ホーム、アフターデイズ・ボディ、ラバランチュラ、アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ3)

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※このページでは、試写で観せてもらった映画の中から、※
※僕に書く事があると思う作品を選んで紹介しています。※
※なお、文中物語に関る部分は伏字にしておきますので、※
※読まれる方は左クリックドラッグで反転してください。※
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未体験ゾーンの映画たち2016
『スウィート・ホーム』“Sweet Home”
2008年3月紹介『●REC』などシリーズ全作の製作総指揮
を務めたカルロス・フェルナンデスが仕掛けるアパートが舞
台のサスペンス作品。
主人公は不動産ブローカーの女性。彼女が担当するアパート
の周囲では再開発の動きが顕著になり、担当する物件からも
居住者の退去が相次いでいた。しかし彼女はただ1人居残る
老人を守るため最善の努力を続けていた。
そんなある日のこと、彼女は預かっている鍵を使ってボーイ
フレンドを空き室に連れ込むのだが…。そこに居残る老人を
暴力的に排除しようとする連中が現れ、何と老人を殺害。そ
の現場を観た彼女とボーイフレンドに魔の手が迫る。

出演は、スウェーデン出身でスペイン映画でも活躍するイン
グリッド・ガルシア・ジョンソン。彼女は2014年に主演した
“Hermosa juventud”でゴヤ賞にもノミネートされている。
他に2014年7月紹介『記憶探偵と鍵のかかった少女』に出て
いたというブルーノ・セビラ、スタントマンでもあるオリオ
ル・タリーダ・ホメデスらが脇を固めている。
脚本と監督は2012年3月紹介『[●REC]³ ジェネシス』で
本国の予告編を担当していたというラファ・マルティネスの
長編デビュー作となっている。
『●REC』シリーズでは3作目からアパートを飛び出して
しまったが、本作はそこに回帰した感じの作品だ。とは言え
物語のテーマは全く違ってしまった。僕としてはアパートで
展開される『●REC』の新作も観たいものだが。

公開は1月2日より、東京はヒューマントラストシネマ渋谷
他でロードショウとなる「未体験ゾーンの映画たち2016」の
1本として上映される。

『アフターデイズ・ボディ 彼女がゾンビと化した世界』
               “Contracted: Phase II”
2013年12月29日付「未体験ゾーンの映画たち2014」で紹介し
た『スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日
間』の続編。
物語はちゃんと第4日からスタートし、第6日までが描かれ
る。今回も克明にゾンビ化の様子が描かれるもので、その描
写はかなりえぐい。でもまあそれが目的の作品だから、それ
は認めないといけないものだろう。
ただし今回の展開では、前作にもちょっと出ていた謎の男が
クローズアップされ、事件の全容を操る男の存在が描かれ始
める。それはその男が企んだ全人類をターゲットとする陰謀
のようなのだが…。。

主演は、前作に引き続いてのマット・マーサー。他にマリア
ンナ・パルカ、モーガン・ピーター・ブラウン。また前作で
主演のナジャラ・タウンゼントらも登場する。
脚本と監督は共に長編デビューで、監督は“Thumb Wars”に
参加していたというジョシュ・フォーブス、脚本はクレイグ
・バレンジャクが担当している。因に前作の脚本製作監督を
手掛けたエリック・イングランドはノータッチのようだ。
実は上記した概要はほぼ結末まで書いているもので、本作に
描かれる物語はまだ完結していない。従って“Phase �掘匹�
当然あるものと考えられるもので、来年あたりそれが観られ
ることが楽しみだ。

公開は1月2日より、東京はヒューマントラストシネマ渋谷
他でロードショウとなる「未体験ゾーンの映画たち2016」の
1本として上映される。

『ラバランチュラ全員出動!』“Lavalantula”
1984年『ポリスアカデミー』などで人気を博したスティーヴ
・グッテンバーグが主演するデザスター・コメディ。
映画の都ハリウッドが舞台の作品。その町でスター気取りの
主人公は、一時はスーパーヒーローもので人気を博したが今
やその栄光も過去のものという俳優。生活は何とかなってい
るが、妻や息子にも少し疎まれているようだ。
そんな彼が気の乗らない撮影を放り出して帰宅の途中、突然
ロサンゼルスを地震が襲い。背後の山地では噴火が起きて町
には地割れなどの異変が生じる。しかもその地割れからは溶
岩を吐き散らす巨大なクモの群れが出現し…。
とまあ何とも滅茶苦茶な展開の物語だが、それなりに映画界
の裏話などもあって、さらには映画の特殊効果スタッフたち
が災害を食い止めるために大活躍をするという。これは映画
ファンには堪らない作品になっていた。

共演は『ポリ・アカ』シリーズでも共演のマイケル・ウィン
スロー、マリオン・ラムジーとレスリー・イースターブルッ
ク。「全員出動!」は『ポリ・アカ2』に添えられたものだ
が、正にそういう感じの作品だ。
グッテンバーグの名前は『ポリ・アカ』が抜群だろうが、僕
にとっては、1985年の『コクーン』や1986年の『ショート・
サーキット』が懐かしい俳優だ。しかしその俳優は1987年の
『ポリ・アカ4』でシリーズを降板、以後はよりメジャーな
作品を目指すが徐々に姿を消していた。
そんな俳優の復活作でもあるものだが、そこに昔の仲間が再
結集しているというのも嬉しい話だ。因に本作には、2016年
公開予定で“2 Lava 2 Lantula!”という続編も予定されて
いるそうだ。

公開は1月5日より、東京はヒューマントラストシネマ渋谷
他でロードショウとなる「未体験ゾーンの映画たち2016」の
1本として上映される。

『アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ3』
              “I Spit on Your Grave 3”
2013年12月29日付「未体験ゾーンの映画たち2014」で紹介し
たシリーズの第3弾。
前回の紹介のときにも書いたが、僕は今回のシリーズの1作
目は観ていなかった。ただし1978年のオリジナル版『発情ア
ニマル』は観る機会があり、前作では舞台も変ってシリーズ
はそんなコンセプトで進むのかと思っていた。
ところが本作はシリーズ第1作の正当な続編に相当するもの
で、しかもその第1作はオリジナル版の完全なリメイクでは
なかったようだ。ということで物語の前提が理解できるか多
少心配になったのだが…。
心配はご無用。何と本作では第1作のハイライトが主人公の
回想の形でかなり丁寧に再録されており、これでシリーズ第
1作の内容もそれなりに理解できたものだ。といってもまあ
内容が内容なので、さほど重要な話ではないが。
ただしお話は凌辱された女性の壮絶な復讐劇だから、これは
爽快とまでは言わないものの、それなりに理解は持って観ら
れたもので、これなら下種な下心は無くても観られる感じは
したものだ。

主演は第1作から復活のサラ・バトラー。他には1956年から
2010年まで続いた長寿番組“As the World Turns”で近年版
に出演のジェニファー・ランドンや1990年『アラクノフォビ
ア』に出演のハーレイ・ジェーン・コザックなどベテラン俳
優が脇を固めている。
監督は、2013年に“100 Degrees Below Zero”という作品が
日本公開されているはずのR・D・ブラウンシュタイン。脚
本は前2作の製作や、2012年のテレビ版“The Philadelphia
Experiment”にも関ったというダニエル・ギルボーイが担当
した。

公開は1月9日より、東京はヒューマントラストシネマ渋谷
他でロードショウとなる「未体験ゾーンの映画たち2016」の
1本として上映される。


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