井口健二のOn the Production
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2012年08月26日(日) FASHION STORY、アウトレイジ2、ヴァンパイア、ロラックスおじさん、One Night One Love、最終目的地、ゾンビ革命、ハーバー・クライシス

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※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※
※僕が気に入った作品のみを紹介しています。なお、文中※
※物語に関る部分は伏せ字にしておきますので、読まれる※
※方は左クリックドラッグで反転してください。    ※
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『FASHION STORY〜Model〜』
人気ファッションモデルの本田翼、加賀美セイラ、河北麻友
子らの出演で、ファッション業界で働く女性たちの姿を描い
た作品。
物語の主な舞台はファッション雑誌の撮影現場。駆け出しモ
デルの雛子は表紙モデルを務めるミホに憧れている。そんな
雛子は、故郷の母親からは先の見えない仕事は辞めて大学受
験をするように言われているが…。ある日、彼女に仕事上の
転機が訪れる。
一方、ミホは常に彼女の撮影を担当してきたカメラマンの男
性と愛人関係にあったが、突然男性から長期の海外取材に行
くと告げられる。そしてミホからのメールに、カメラマンは
応えてくれなくなる。それでも撮影の現場では顔を合わせる
2人だったが。
レナは、恋愛に奥手の女性。今は恋愛より仕事と言い切る彼
女だったが、ある日泥酔してしまったところをメンズモデル
の青年に助けられる。しかしようやく交換したメールアドレ
スで、彼から頻繁に送られてくるメールに、彼女は何と答え
て良いか判らない。
そんな3人のモデルを中心に、雑誌を作り上げて行くまでの
4日間の撮影風景と、それを支えるスタッフたちの動きなど
も絡めて、ファッション業界の裏側が描かれて行く。と言っ
てもそんなにドロドロとしたものではなく、多くの女性の憧
れの職場という感じで描かれた作品だ。
出演の本田、加賀美は、映画初出演、初主演とは言っても、
すでにテレビドラマなどへの出演は経験済みのようだ。また
河北は映画やドラマの出演歴も多数の女優でもある。従って
演技などはあまり問題もなく、却って普段の職場である撮影
現場の雰囲気を違和感なく演じていた。

共演は、小柳友、須賀貴匡、伊藤洋三郎、手塚理美。他に、
長渕文音、森田彩華、高田美穂。また「no more 映画泥棒」
のキャンペーンに出演のティアラらが同僚モデル役で出演し
ている。
監督は、佐々部清監督の許で2011年5月紹介『日輪の遺産』
などの助監督を務めていた中村さやかの長編デビュー作。脚
本は、2007年3月紹介『きみにしか聞こえない』などの金杉
弘子が担当した。
多分、現実はこんな甘いものではなくて、ここに描かれたの
はかなりドリーミーな話だとは思うが、最新のファッション
もふんだんに登場して、それはそれで夢物語としての価値は
ありそうな作品だ。


『アウトレイジ ビヨンド』
北野武監督の最新作で、2010年6月に紹介した作品の続編。
前作と同様に作品のコンセプトは、「登場人物は全員悪人」
というもので、前作の時はヤクザの抗争を描いて、それは正
しく全員悪人だったが、今回はそこに警察や政界も絡んでく
る。従って全員悪人とは行かずほんの少しだけ善人?も登場
してしまっている。
物語の背景は前作から5年後。関東を仕切る巨大暴力団組織
[山王会]の頂点に立つのは、前作の抗争を征した加藤だっ
た。その加藤は、前作の抗争で取り潰された大友組の金庫番
・石原を若頭に抜擢し、新進気鋭の石原は、海外や政界にも
その手を伸ばそうとしている。
しかしその動きは、前作に繋がる富田、城山、五味ら古参の
幹部たちにとっては本来のヤクザの姿ではなく、彼らの中に
は憤懣が鬱積していた。そこに目を付けた組織犯罪対策部=
マル暴の刑事・片岡は、古参の幹部たちを焚きつけ、加藤の
追い落としを画策する。
そして片岡は古参の幹部たちの前で、関西を代表する暴力団
組織[花菱会]の名前を口にする。それは彼らを結託させ、
一気に東西両組織の壊滅を狙う作戦というのだが…。そこに
はもう1人の前作に繋がる重要人物の存在もあった。

出演は、三浦友和、加瀬亮、中尾彬、名高達男、光石研、小
日向文世らの前作の生き残り組に加え、神山繁、西田敏行、
塩見三省、高橋克典、松重豊。さらに桐谷健太、新井浩文ら
が登場する。いずれも現在日本映画で主役を務める面々が、
ヤクザ社会のアンサンブル劇を演じるものだ。
前作は、北野監督がヴァイオレンスに帰ってきたということ
でも話題になった作品だが、本作もその点はたっぷりと描か
れている。ただそこに走ったためか、殺人があまりに安易に
行われて、その点は少し気になった。
しかし安易に人が殺されるのは、現代社会にも通じている感
じかな。脚本・編集も兼る北野監督のメッセージは、そんな
ところにもあるのかもしれない。でも本作では、そこにもう
少し人間的なドラマがあっても良いかなという気分はした。
片岡の動きにしても、そこにもう一つ裏があっても良かった
のではないか。そのもう一つ歯車があれば、さらに面白く描
けたのではないか。そんな感じもしたものだ。


『ヴァンパイア』“Vampire”
2009年12月紹介『ニューヨーク、アイラブユー』ではオーラ
ンド・ブルーム、クリスティーナ・リッチ共演の一編を監督
した岩井俊二監督が、カナダで撮影した最新作。
題名の通り吸血鬼を描いた現代を背景にした作品だが、登場
するのは伝説のような不死の存在ではなく、単に吸血の性癖
を持つ男の物語。彼は自殺勧誘サイトで自殺希望者を探し、
そのような人物を巧みに誘っては四肢の血管にチューブを繋
いで、その全血液を抜き取っていた。
そんな男は高校の生物教師で、ヴァンパイアを信奉する集団
のパーティなどにも参加はするが、今ひとつメムバーの行動
には違和感を感じている。そして彼が目を付けた集団自殺グ
ループに参加した日、彼の教え子で日本からの留学生が自殺
を図ったことから彼の人生が動き出す。

出演は、2006年3月紹介『トランスアメリカ』などのケヴィ
ン・ゼガーズ。2002年『クジラの島の少女』で史上最年少の
オスカー主演女優賞ノミネーターになったケイシャ・キャッ
スル=ヒューズ。そして蒼井優。
さらに2009年『ウルヴァリン』のアデレイド・クレメンス、
2003年8月紹介『死ぬまでにしたい10のこと』などのアマ
ンダ・プラマー、2009年2月紹介『ストリートファイター/
レジェンド・オブ・チュンリー』でチュンリーを演じたクリ
スティン・クルックらが脇を固めている。
映画では、前半が自殺テーマのようにも感じられて多少苛つ
いたが、全体のテーマは人間の孤独を描いたもので、そこか
らの展開には前向きなものも感じられた。そしてそんな物語
が、岩井美学とも言われる静かな映像の中で描かれてゆく作
品だ。
因に脚本も兼ねる岩井監督は、当初は自殺者と殺人者という
単純な図式の作品を構想していたそうだが、ちょうど企画を
スタートした頃にその通りの事件が現実に起き、企画のオリ
ジナリティが疑われて頓挫したとのこと。しかしそこに吸血
というテーマを加えて実現したとのことだ。
しかもそれが、現在ブームになっているヴァンパイアものに
一石を投じる作品にもなったことは愉快なところだ。


『ロラックスおじさんの秘密の種』“The Lorax”
2000年にジム・キャリー主演で映画化された『グリンチ』な
どのドクター・スース原作絵本の映画化。
物語の主人公は、スニードヴィルという壁で囲まれた町に住
むテッドという少年。彼の住む町にはカラフルな家などが立
ち並ぶが、どこか変だ。それもそのはず、その街には草木の
代わりにプラスティックの造花が植えられ、空気はボトルで
配達されるのだ。
それでも彼は、今までは何の疑問も感じずに暮らしていた。
ところがある日、テッドは憧れの女性から「本物の木が見た
い」と相談される。そして本物の木を探しに出かけたテッド
は、町の成立に隠された秘密を知ってしまうのだが…。果た
してテッドは本物の木を復活させることができるのか?

監督は、2010年『怪盗グルーの月泥棒』を全米年間第10位の
ヒットに導いたクリス・ルノー、脚本は、『怪盗グルー』と
2011年7月紹介『イースターラビットのキャンディ工場』も
手掛けたケン・ダリオとシンコ・ポールのコンビ。
「本物の木」と言われても、映像に現れるのは日本人の感覚
とはかなり違うものだ。しかしこれは木という存在を、もっ
と大きなものも含めた象徴として描いているもので、この違
和感はそれを考えさせるためのものでもありそうだ。
そしてそんな想いが、映画の最後に登場するドクター・スー
スの言葉で締めくくられる。これは間違いなくもっと大きな
テーマを感じさせるものだ。因に原作は1971年に発表されて
いる。

声優は、僕の見たオリジナル版ではザック・エフロン、テイ
ラー・スウィフト、ベティ・ホワイト、ロブ・リックル、エ
ド・ヘルム、それにダニー・デヴィートだったが、日本版で
は、志村けん、山寺宏一、トータス松本らが担当しているよ
うだ。
公開は10月8日から、3D・2D同時で行われる。映像には
アトラクションムーヴィ的なところも何ヶ所かあり、鑑賞は
3Dの方が向いていると言える作品だ。もちろんお子様向け
の作品だが、テーマ的には大人にも考えさせるものがあり、
その辺はしっかりした作品と言える。
その点では、『怪盗グルー』『イースターラビット』の気分
で観に来た人はちょっと驚かされてもいたようだ。


『One Night One Love』“You Instead”
イギリス最大級のT in the Park ロック・フェスティヴァル
を舞台にしたかなり捻ったラヴストーリー。
主人公は、そこそこ人気のあるらしい男性シンガーと、駆け
出しの女性シンガー。そこに女性のヴィデオ・リポーターも
登場するが、直接関係はない。そして男女のシンガーがふと
したことで手錠で繋がれ、2人はそのままステージにも上が
らなくてはならなくなる。
さらに2人にはそれぞれの付き合っている相手が登場して、
合計4人で一夜を過ごさなければならなくなってしまう。そ
んな彼らの一夜の行動が、巨大なロック・フェスティヴァル
の会場を背景に描かれる。
実際のロック・フェスティヴァルを舞台にした作品というこ
とでは、2010年4月紹介の『BECK』も確かフジロック・
フェスティヴァルで撮影されていたが、フェスの前後に一部
を借りて撮影するのではなく、フェスティヴァルのそのもの
の中で撮影が敢行されているのは見事な作品だ。
テーマ的な捻りの面白さもあるし、これはなかなか巧みに作
られた作品と言える。ただし、上にも書いた女性ヴィデオ・
リポーターの存在は、結局その後は主人公たちにも絡まない
ものだが、それが途中でも何度も登場するは果たして意味が
あったか否か。
とは言え、これがあっても全体の上映時間は80分と短いもの
で、これを削ったらどうなってしまうかだが。ここではもう
少し主人公たちのエピソードを掘り下げるなどして、彼らの
姿を充分に描いて欲しかった感じもしたところだ。恐らくは
撮影の状況がそれを許さなかったのだろうが。

監督は、2011年11月紹介『パーフェクト・センス』などのデ
ヴィッド・マッケンジー。脚本は、トーマス・レヴェリット
のオリジナル。監督の前作と同様、ちょっと変ったテイスト
のある作品だ。
出演は、今年1月紹介『最高の人生をあなたと』などのルー
ク・トレダウェイ。彼は、2005年のデビュー作ではロック・
ミュージシャン役だったとか。それと『ハリー・ポッター』
でトンクス役のナタリア・テナ。彼女は、女優の傍らロック
バンドのリード・ヴォーカルを務めているそうだ。
そんな2人の熱唱シーンは、なかなかのものに仕上げられて
いる。
他に、2010年11月紹介『ヒア・アフター』などに出演のマシ
ュー・ベントン、『パーフェクト・センス』にも出演のアラ
ステア・マッケンジー、2010年10月紹介『キック★アス』に
出演のソフィー・ウーらが脇を固めている。

『最終目的地』“The City of Your Final Destination”
1994年『日の名残り』などで3度のオスカーノミネートを果
たしているジェームズ・アイヴォリー監督が、2005年に盟友
の製作者イスマイル・マーチャントを亡くして以降、最初に
撮った2009年の作品。
たった1冊の著作を残して自殺した作家の伝記をめぐって、
作家が隠遁していたウルグアイの邸宅を訪れた大学講師の伝
記執筆者と、彼を迎える作家の未亡人、愛人、作家の兄とそ
のゲイの愛人らが繰り広げる人間模様。そこで未亡人は伝記
の執筆を拒絶し、兄は条件付きでそれを認めるのだが。
そんな中、いろいろな状況から邸宅に居候することになった
伝記執筆者と作家の遺族、さらに近所の住人や途中でアメリ
カから駆け付ける伝記執筆者の恋人なども加わって、不思議
な雰囲気の物語が展開されてゆく。

出演は、アンソニー・ホプキンス、ローラ・リニー、シャル
ロット・ゲンズブール。
さらに、2005年『ミュンヘン』などのオマー・メトワリー、
2009年6月紹介『バーダー・マインホフ』などのアレクサン
ドラ・マリア・ララ、2011年11月紹介『瞳は静かに』などの
ノーマ・アレアンドロ。そして真田広之が、ホプキンス演じ
る作家の兄の愛人を演じている。
因にホプキンスはアイヴォリー作品には4回目の主演、真田
はアイヴォリー監督の前作『上海の伯爵夫人』に続いての出
演となるものだ。また、ピアニストも目指したことがあると
いうホプキンスは、劇中の上映会で演奏されるピアノ曲の作
曲と演奏も務めているそうだ。
1994年『ウィークエンド』の原作者でもあるピーター・キャ
メロンの原作から、こちらも監督の長年の盟友である1986年
『眺めのいい部屋』でオスカー受賞のルース・プラワー・ジ
ャブヴァーラが脚色。
南米ウルグアイというのも、何とはなしの雰囲気があるが、
そこで繰り広げられる人間ドラマにも南米特有の雰囲気が漂
っている感がした。それは何処か物憂く、それでいて情熱的
で、その雰囲気は何か欧米ともアジアとも異なるものだ。
そんな物語が、世界中から集まった俳優たちによって演じら
れる。それも不思議な雰囲気の作品だった。


『ゾンビ革命』“Juan de los Muertos”
キューバ革命から50年。キューバ映画史上で初めて作られた
ゾンビ映画。
舞台はキューバのハバナ。その街で暮らすフアンは、アンゴ
ラ出兵にも参加した男だが、現在は仕事もせずにグダグダと
生活している。そんなフアンは、ビルの屋上から街を眺める
ことが日課だったが、ある日、只ならぬ事態が進行している
ことに気づく。
それは街の住人たちが突如凶暴になり、お互いを殺し始めて
いたのだ。しかし政府の発表でそれはアメリカに援助された
反政府分子の反乱で、まもなく制圧されたというのだが…。
街では革命委員会の幹部までもが凶暴化していた。そこでフ
アンが考え出したのは…。
こうして、何度も窮地に陥りながらも生き延びたフアンは、
愛する娘と仲間たちの安全を確保するために最後の作戦に出
ることを考える。それはキューバ人にとっては究極の選択と
いえるものだった。

脚本・監督はアレハンドロ・ブルゲス。2007年『恋人たちの
ハバナ』という作品が各国で評価されたというアルゼンチン
出身、キューバの映画学校で学んだ監督だが、本作は元々が
サム・ライミの大ファンと自称する監督による子供時代から
の夢を実現した監督第2作だそうだ。
主演は、ハバナ高等芸術学院演劇科教授で、現在キューバで
最も人気が有り尊敬されている俳優の1人とされるアレクシ
ス・ディアス・デ・ビジェガス。
他に、ハバナ国際映画テレビ学校教授を務めるホルヘ・モリ
ナ。スペイン女優のアンドレア・デューロ。さらにアンドロ
ス・ペルゴリーア、イャス・ビラー、エリエセル・ラミレス
らが脇を固めている。
ゾンビというとヴードゥー教のハイチが本場だが、同じカリ
ブ海に浮かぶ島国でもさすが社会主義国のキューバは違った
ようだ。そんなキューバ初のゾンビ映画は、社会風刺も織り
込みながら、キューバの現状も伝える作品になっていた。
とは言うものの、本当にこんなこと描いちゃっていいの…?
と言いたくなるようなシーンも続出する作品で、それは日本
人にもたっぷりと笑えるもの。その一方で愛国心もしっかり
と描かれている辺が、さすがお国柄と言えるのだろうか。そ
れにしてもかなり皮肉な描き方だったが。


『ハーバー・クライシス』“痞子英雄 首部曲 全面開戦”
2009年から放送され本国台湾で大人気を博したというテレビ
ドラマからの映画版。ただし物語はテレビシリーズの3年前
という設定のものだ。
主人公は、ハーバー・シティ南署特捜科に赴任したばかりの
新米刑事。しかし名前はウー・インション(呉英雄)で、そ
の名が体を表すような熱血漢。今も強盗団を身体を張って取
り押さえマスコミからは英雄を呼ばれるのだが。署内の上司
には難癖を付けられて、停職処分にされてしまう。
しかし事件が彼を追いかけるのか、街で車のトランクに詰め
込まれた死体を発見し、さらにその死体が飲み込んでいた携
帯電話は、新たな事件を彼にもたらしそうだ。
一方、ハーバー・シティを仕切るヤクザ三連会の幹部シュー
・ダーフーは、一時的に預かった組の金で一儲けを企む。と
ころが資金を倍にするはずの宝石の密輸では取引現場が謎の
軍隊に襲われ、しかも現場で携帯電話の情報でやってきた刑
事と出食わしたダーフーは…。
とまあ文章で書くと普通の刑事ドラマだが、ここに登場する
謎の軍隊というのが、高速ヘリからロケット砲も装備した飛
んでもない連中で、高々2人のためにそれをぶっぱなす。そ
れでも窮地を脱出してしまう刑事たちだが…。そこから後も
途轍もない大アクションが連続する。
因にテレビシリーズでの英雄の相棒はプレイボーイ刑事だそ
うだが、映画はその2人が出会う前の話。本作ではヤクザの
幹部が相棒となり、それぞれの立場を踏まえた活動で、国家
を揺るがす大事件を解決するものだ。

出演は、本作のテレビシリーズで大ブレイクしたというマー
ク・チャオ。2006年7月紹介『クレージー・ストーン』など
のホァン・ポー。
他に、2004年9月紹介『ターンレフト・ターンライト』など
のテリー・クァン、2010年11月2日付「東京国際映画祭」で
紹介『ホット・サマー・デイズ』などのAngelababy、台湾の
映画監督でもあるレオン・ライ、2009年2月紹介『新宿イン
シデント』などのカオ・ジエ、2007年1月9日付「東京国際
映画祭」で紹介『八月的故事』などのディーン・フジモトら
が脇を固めている。
映画後半の大アクションをどこまで紹介していいか迷うとこ
ろだが、そのアクション監督には、フランスから『トランス
ポーター』シリーズなどのシリル・ラファエリと、香港から
もジャッキー・チェンスタントチームのリー・チュンチーが
招かれ、さらにハリウッドから『ファイナル・デスティネー
ション』の美術チームが呼ばれるなど、正に国際的な陣容で
製作されている作品だ。
それにしても久々に大アクションを観られた、という感じの
作品だった。


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井口健二