井口健二のOn the Production
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2012年06月17日(日) カンフーようちえん、A・スパイダーマン、るろうに剣心、オロ、アニメ師、白雪姫と鏡の女王、Beyond the ONEDAY、スリーピング タイト

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※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※
※僕が気に入った作品のみを紹介しています。なお、文中※
※物語に関る部分は伏せ字にしておきますので、読まれる※
※方は左クリックドラッグで反転してください。    ※
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『マクダルのカンフーようちえん』“麥兜响噹噹”
2005年11月紹介『マクダル/パイナップルパン王子』などの
香港の大人気キャラクター・マクダルを描いた長編アニメー
ションの第4作。なお、本作製作にはゲームのSEGAが参
加しており、映像には大幅にCGIが採用されている。
お話は、マクダルを女手一つで育ててきたマダム・マクが、
ついに一大決心をして、1人息子を人里離れた武当山「カン
フーようちえん」に預け入れるというもの。
そこでマクダルは初めて母の許を離れ、その寂しさを厳しい
鍛練で紛らわせせながら学んで行くが…。
これにマクダルのずっと祖先の発明家の残した遺品の話や、
「カンフーようちえん」の園長先生の昔の話などが絡んで、
最後はマクダルも出場する「国際武術大会」の話へと繋がっ
て行く。そしてその背景には、三峡ダムなどが描かれて行く
ものだ。
展開にはギャグがあったり、かなりシュールな部分もあった
りして、それは大人の観客でも楽しめるようになっている。
ただ、以前に紹介した作品ではそれなりに世俗風刺的な部分
もあったように記憶しているが、今回はその辺は多少薄れて
いたようだ。

また今回は日本語版で公開が行われるようで、その吹き替え
の声優には、2010年6月紹介『ちょんまげぷりん』などの鈴
木福、2010年7月紹介『おにいちゃんのハナビ』などに出演
の剛力彩芽。他に、前田美波里、なべおさみらいわゆるタレ
ントが登場している。
今回の作品は、基本的にお子様向けの色合いが強いが、中に
は往年のカンフースターを思わせるキャラクターなども登場
して、逆にその辺は日本だとどの年代にアピールできるのだ
ろうかと思ってしまったりもする。それはさすが香港作品と
いう感じもしたが…。
他にもチョウ・ユンファやユエン・ウーピンといった名前も
登場していたようだ。因に、その2人が組んだ『グリーン・
デスティニー』でチョウの演じていたのが、本作の幼稚園が
流れを汲む武当派の剣士だったそうだ。
さらに三峡ダムの様子や、マクダルの先祖が残した奇想天外
な発明品などなど、それは大人にも楽しめる仕掛けもあり、
その辺は大きな気持ちで楽しみたい感じもした。また、常に
前向きなマクダルの姿などは、今の日本の大人に見て貰いた
いところでもあった。
ただ全部吹き替えだと、子連れでない大人には多少映画館に
入り辛いのが問題ではあるが。


『アメイジング・スパイダーマン』
              “The Amazing Spider-Man”
2002年5月の紹介に始まるサム・ライミ監督による『スパイ
ダーマン』が、2007年4月紹介の第3作までで完結とされ、
本作はキャストスタッフも一新された新シリーズの第1弾。
最近のハリウッド映画ではこの種のリメイクを、rebootと呼
んでいるものだ。
実はこの通算第4作となる本作に関しては、ライミ監督も前
シリーズに繋がる新3部作の計画を提案していた。しかしそ
の提案は却下され、代って進められたのが本作。その点が事
前には多少気掛かりな作品だった。
それは特にライミ監督の前シリーズが、如何にもアメリカン
・コミックスという感じの映画化で、それをそのままでは意
味がないし。一方、『バットマン』を『ダークナイト』にし
たようなトーンの変更は、本シリーズには似合わないような
気がしていた。
そこで1月には来日記者会見で映像の一部を観ているが、そ
の際には前シリーズと似たトーンで安心はしたものの、そこ
に新しいものが描けるのかという不安も大きくなっていた。
しかも物語的にも不安になる情報が届いていたものだ。
という気持ちで試写を観に行ったものだが、観ての感想は…
これは見事にしてやられたという感じだった。それはライミ
版ほどに派手ではないし、ビルの間を縦横無尽という感じで
もないのだけれど、その描き方が巧みで正に主人公との一体
感が生み出されている。
さらにアクションの展開にも感動が盛り込まれているのには
感心してしまった。それはライミ版とは違う新たなトーンと
言えるもので、『ダークナイト』とも違う新規なアメリカン
・コミックスの世界が誕生したようだ。

出演は、2010年12月紹介『わたしを離さないで』などのアン
ドリュー・ガーフィールド、2012年1月紹介『ヘルプ』など
のエマ・ストーン。他に、『ハリー・ポッターと死の秘宝』
などのリース・イーヴァンズ。さらにマーティン・シーン、
サリー・フィールドらが脇を固めている。
脚本は、2007年4月紹介『ゾディアック』などのジェームズ
・ヴァンダービルトと、前シリーズ第2作、第3作を手掛け
たアルヴィン・サージェント、それに『ハリー・ポッター』
シリーズのほとんどに関ったスティーヴ・クローヴスが担当
している。
監督は、2009年『(500)日のサマー』が評判を呼び本作が長
編第2作のマーク・ウェブが担当した。
僕は前シリーズのような勢いのある作品も好きだが、本作の
ようなエモーショナルな作品にも良さを感じる。これに続く
新シリーズの展開も楽しみになってきた。


『るろうに剣心』
週刊少年ジャンプに1994年から1999年まで連載され、1996年
1月から1998年9月まではテレビアニメとして放映もされた
和月伸宏原作漫画の実写映画化。
物語は明治時代が背景。幕末期には人斬り抜刀斎と呼ばれた
剣の達人を主人公に、新たな世を生き抜いて行く人々の姿が
描かれる。
その始まりは戊申戦争。そこで圧倒的な強さで敵を薙ぎ倒し
倒幕派の勝利を見届けた抜刀斎は、自ら刀を大地に突き立て
姿を消す。そして10年後、東京に現れた流浪人の緋村剣心は
町に貼られた抜刀斎の人相書きに眉を顰る。
その剣心はやがて町の道場に身を寄せるが、成り行きは「不
殺の誓い」を立てながらも、道場を守る若い女剣士や事件の
鍵を握る謎の女、そして町の喧嘩屋らと共に、剣心を悪徳貿
易商への戦いに巻き込んで行く。

主演は、2007年『仮面ライダー電王』や2010年4月紹介『BE
CK』などの佐藤健。因に本作は原作発表から13年経っての映
画化だが、俳優佐藤の登場が本作の映画化に踏み切らせたと
言われている。それは主人公の二面性は基より、漫画特有の
台詞を違和感なく使えるキャラクターでもあったようだ。

また相手役には今年3月紹介『愛と誠』などの武井咲。他に
吉川晃司、蒼井優、2011年7月紹介『一命』に出演の青木崇
高、テレビ『13歳のハローワーク』などの田中偉登。さらに
奥田瑛二、江口洋介、香川照之らが脇を固めている。
脚本と監督はNHK『龍馬伝』などの大友啓史。その『龍馬
伝』で佐藤は岡田以蔵を演じていた。本作はその大河ドラマ
にも繋がる題材だが、もっと庶民の目線で無器用だが必死に
生きている男女の姿を、原作コミックスを再現する剣戟アク
ションと共に描き出したものだ。

そしてアクション監督は、ドニー・イェンの許で香港映画の
アクション監督も務め、香港スタントマン協会の唯一の日本
人会員とされる谷垣健治が担当している。ワイアーなども巧
みに使った剣戟アクションはなかなかの見物だった。
なお、本作の製作はワーナー・ブラザース。原作はアニメも
含めて海外での評価も高いとのことで、当然本作にも海外配
給の可能性はある。そこで日本のチャンバラが『グリーン・
デスティニー』のようでは堪らないが…。
その点で言えば本作は、見事に日本映画のチャンバラがアク
ションとして成立している感じがした。しかも漫画の荒唐無
稽なアクションを実写映画で再現するのは至難の技だが、本
作はその点も見事にクリアしていると思えたものだ。
原作はこの後、京都編などに繋がって行くものだが、その続
編も期待したくなる作品だった。


『オロ OLO.The boy from Tibet』
2002年に『モゥモ チェンガ』という作品を発表している岩
佐寿弥監督が、再びチベット難民の姿を追ったドキュメンタ
リー。
前作の主人公は本作の後半にも登場するお婆さんだったもの
だが、本作の主人公は少年。彼は6歳の時に両親と別れてヒ
マラヤを越え、現在はインド北部の町ダラムマサラで、チベ
ット亡命政府が運営するチベット子ども村に暮らしている。
その子ども村とは、中国では消し去られようとしているチベ
ット語やチベット文化を子供たちに教え継承させる目的で、
ダライ・ラマ14世の意向により1960年に設立されたものだ。
そこで学ぶ少年を通して、全世界に15万人いるとされるチベ
ット難民の姿が描かれる。

チベット問題に関しては、2009年3月『雪の下の炎』や同年
1月『風の馬』などを紹介しているが、それ以前には1997年
にブラッド・ピット主演の『セブン・イヤーズ・イン・チベ
ット』などもあって、その頃はそれなりに世界の関心もあっ
たものだ。
しかしその後は中国政府の弾圧は続いているに関らず、国際
間ではあまり大きな問題として取り上げられることは少なく
なっている。そんなチベット問題に再び目を向けるチャンス
になろうと思われる作品だ。
また本作の後半には、2008年にチベットで映画を制作したと
いう罪で逮捕収監され、現在も服役中の映画監督ドンドゥッ
プ・ワンチェンの家族も登場し、オロ少年と交流する姿も捉
えられている。
チベット問題は、単純に文化も言葉も異なる外国による侵略
支配であって、当然国際舞台でも糾弾されるべきものだが、
2008年の北京五輪が免罪符だったかのように世界は口を噤ん
でしまったもので、今この映画が再び世論に訴えることを願
いたいものだ。

なお本作の公開に関連して、東京渋谷ではチベット関連映画
の特集上映も6月16日から開催されている。そこでは上記の
2作品や2008年にドンドゥップ・ワンチェン監督が発表した
『恐怖を乗り越えて』も上映される。今一度、チベット問題
を考えたい。

『アニメ師/杉井ギサブロー』             
今年5月紹介『グスコーブドリの伝記』の脚本・監督を手掛
けた杉井ギサブローの足跡を辿ったドキュメンタリー。
杉井は1940年生まれ、1951年に日本公開されたディズニーの
『バンビ』を観て以来アニメーションを志すようになり、や
がて東映動画に入社、1958年日本初の総天然色長編漫画映画
『白蛇伝』に参加する。
その後は虫プロに入社、手塚治虫の下で『鉄腕アトム』『ど
ろろ』『悟空の大冒険』、そして『千夜一夜物語』などを手
掛けて行く。さらに1969年にはグループ・タックの設立に参
加するも10年に渡る放浪の旅を実行。その後に『銀河鉄道の
夜』などを発表する。
という杉井の人生を、本人や手塚氏のアーカイブ映像を含む
関係各氏へのインタヴューで検証し、さらに新作『グスコー
ブドリの伝記』制作の経緯なども紹介されている。そこには
杉井が関った数多くの作品の一部の映像も紹介されているも
のだ。
それはまあ、手塚氏の映像などは懐かしいものだし、挿入さ
れる映像の数々もすぐには観られないものもあって、その辺
では今の若いアニメファンには観ておいて欲しい映像が満載
の作品となっている。
従って作品としてはその点で評価できるものと言える。ただ
肝心の杉井氏本人にどれだけ迫れたかというと、特に10年に
渡る放浪の経緯なども曖昧だし、またフルアニメーションか
らリミットアニメーションに移行した際の葛藤なども、ちゃ
んと聞けているとは思えなかった。
それは確かに杉井氏本人のはぐらかしなどもあるのだが、ほ
とんどが街頭での問わず語りのようなインタヴューのやり方
では、最初から本音を聞くことを放棄しているという感じも
したものだ。
とは言え、杉井氏とは無関係に虫プロの実態が当時の製作費
の具体的な数字なども含めて語られているのは興味深かった
ところで、本作の石岡正人監督には、その辺を検証する別の
ドキュメンタリーも期待したくなった。


『白雪姫と鏡の女王』“Mirror Mirror”
2008年5月紹介『落下の王国』などのターセム・シン・ダン
ドワール監督によるグリム童話の再話による映画化。前々回
紹介の『スノーホワイト』に続く「グリム童話」発表200年
記念の作品。
物語は、白雪姫の継母である鏡の女王=魔女の語りで展開さ
れる。その話は白雪姫が如何にムカツク存在であるかや、王
室の財政を立て直すための考えなどだが…。そんな中、絶好
のタイミングで隣国の王子が現れる。
そこで王子との結婚を企む一方、目障りな白雪姫には人食い
がいると言われる森への追放が命じられる。こうして森に追
放された白雪姫は七人の小人と巡り会う。そして小人たちの
指導で戦いの訓練を受けた白雪姫は…
現時点ではどうしても『スノーホワイト』との比較をせざる
を得ないが、先の作品がVFXなども導入してど派手に来て
いるのに対しては、本作は比較的シンプル。しかしターセム
監督らしい外連もあってこれもまた楽しめた。
それに七人の小人の存在などは先の作品以上に毒がある感じ
だが、その一方で子供も楽しめるようなギャグもあるなど、
もしかすると本作の方がファミリー向きかとも思えるような
作品だった。

出演は、語り手でもある女王役に悪役は初めてというジュリ
ア・ロバーツ。白雪姫役にはミュージシャンのフィル・コリ
ンズの娘で、今年4月紹介『ミッシングID』などのリリー
・コリンズ。
他に、2011年12月紹介『J・エドガー』などのアーミー・ハ
マー、2006年3月紹介『プロデューサーズ』などのネイサン
・レーン、『LOTR』でボロミア役のショーン・ビーンら
が脇を固めている。
脚本は、メリッサ・ウォーラックの原案から2011年11月紹介
『マシンガン・プリーチャー』などのジェイスン・ケラーと
2007年7月紹介『プロヴァンスの贈り物』などのマーク・ク
ラインが担当した。
また音楽を,1995年『ポカホンタス』などでアカデミー賞4
回受賞のアラン・メンケンが担当し、衣裳デザインは1992年
『ドラキュラ』で受賞した石岡瑛子が担当。今年1月に亡く
なったデザイナーの映画では遺作になったようだ。

『Beyond the ONEDAY〜Story of 2PM & 2AM〜』
韓国発、2つの男声K-popグループ2PM & 2AMの主に日本での
活動を記録したドキュメンタリー。
popグループのドキュメンタリーでは、今年1月に「AKB48」
のものも紹介しているが、いずれもファン向けに作られたも
のであり、ファン以外の人間には何とも言えない作品という
ところだ。
ただ、「AKB48」の作品が震災などで社会的な側面を出して
いたのに対し、本作では彼らが日本人でないことを配慮した
のか、そのような側面を出せていなのは残念と言える。僕と
してはそういった面でもあれば評価もしやすかったと思える
が、それは仕方がない。
しかしその分、個々の彼ら自身に迫れていることはファンに
は最高のプレゼントだろう。それを共有できないのは僕の方
の問題だ。
とは言え、作中でナレーションが多用されているのは、これ
は彼らが日本人でないことによるコミュニケーション不足の
結果かと思えてしまうところで、この辺はファンにとっては
残念な感じにも写りそうだ。まあそこまでは感じないかも知
れないが。
なお監督の大道省一は、映画のmakingなどを多く手掛けてい
る人のようだが、彼はプレス資料の中では、1964年の『ビー
トルズがやって来る ヤア!ヤア!ヤア!』を引き合いに出
している。
しかしリチャード・レスター監督の作品が、俳優も起用した
フェイクドキュメンタリーであるのに対して、本作はもっと
真面目で真摯な作品だ。ただしその辺の監督の揺れが本作に
も少なからず影を落としているような感じもした。
正直にはその辺が中途半端な感じもしてしまうものだ。これ
は監督にとっては理想の作品ではないようにも感じてしまう
し、多分もっとやりたかったことはあるのだろう。監督には
再度その辺を期待したいものだ。
なお試写で渡されるプレス資料は、特にそのintroductionで
は、本来はその作品の成立の経緯などが紹介されるものだ。
ところが本作のそれは、映画の制作には関っていない人物が
書いたもので、従って韓国のグループのドキュメンタリーが
何故日本で制作されたのかなどの経緯が判らない。ドキュメ
ンタリーはその制作の経緯が重要な面もあり、その辺はちゃ
んとして欲しかった。


『スリーピング タイト 白肌の美女の異常な夜』
                 “Mientras duermes”
2003年3月と2009年10月紹介『●REC』などのジャウマ・
バラレロ監督による新たな方向性を持った作品。元々監督は
ホラー畑の人のようだが、本作はホラーとは違う世界が描か
れている。
物語の舞台はバルセロナのとあるマンション。そこで管理人
として働く主人公は、「自分は幸せになる方法を知らない」
と考え、常に自殺も考えているような、少し精神を病んでい
る感じの男だ。
そしてそのマンションに住むヒロインは1人暮らしで、部屋
には身体を休めに帰ってくるだけという生活だったが…。そ
のベッドの下には管理人の立場を悪用して部屋に入り込んだ
主人公が身を潜めていた。
こうしてヒロインが寝息を立てるのを持った男は、さらに薬
品を使って彼女を昏睡させ、昏睡した彼女の身体を慰め始め
る。しかもそれは徐々にエスカレートしていった。
テーマとしては2007年10月紹介『眠れる美女』にも共通する
ものがあるが、1961年に川端康成が執筆しドイツでも映画化
された物語は、スペインで新たな展開を迎えたようだ。それ
は人間の本性とも違う現代の闇となっている。
しかも物語の進行の中では、サスペンスや謀略なども適度に
盛り込まれ、さらにホラー的な演出など、正にエンターテイ
ンメントの集大成のように描かれている。これがバラゲロ監
督の真骨頂と言えるものだ。

出演は、2009年8月紹介ジム・ジャームッシュ監督の『リミ
ッツ・オブ・コントロール』にも出演のルイス・トサルと、
トサルとは2009年“Celda 211”という作品で共演している
マルタ・エトゥラ。
脚本は、バラゲロ監督の2005年『機械仕掛けの小児病棟』の
story editorなども務めているアルベルト・マリーニ、また
storyboard artistは、『●REC』と同じくJun Matsuura
が務めている。
なお本作は、2012年のカタルニア映画アカデミー・ガウディ
賞で、監督賞、脚本賞、主演男優賞を含む主要6部門を独占
し、他に主演女優賞など9部門の計15部門にノミネートされ
たそうだ。
        *         *
 イラストのサイトです。
http://www.pixiv.net/member.php?id=3856438
 よろしければ観てあげて下さい。


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井口健二