| 2012年06月03日(日) |
ユナイテッド、Green Days、ウォーキングデッド2、籠の中の乙女、アイアンガール、足立正生、スノーホワイト、アベンジャーズ+Mad Max |
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ※このページでは、試写で見せてもらった映画の中から、※ ※僕が気に入った作品のみを紹介しています。なお、文中※ ※物語に関る部分は伏せ字にしておきますので、読まれる※ ※方は左クリックドラッグで反転してください。 ※ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 『ユナイテッド−ミュンヘンの悲劇』“United” 1958年2月、UEFAチャンピオンズカップでユーゴスラビ アに遠征したイングランドのサッカーの名門マンチェスター ・ユナイテッドを襲った悲劇を描いた作品。 物語の中心は、名将マット・バズビー監督の許でアシスタン ト・コーチを務めるジミー・マーフィと、後にはイングラン ド代表としても活躍しチームでは歴代1位の得点王で、バロ ンドールにも輝いたボビー・チャールトン。 その物語は1956年9月、入団3年目でいまだ出場機会のない ボビーがジミーに教えを請うところから始まる。当時は薄給 で女性の前では職業も隠す選手たちだったが、ジミーの科す 単調な練習メニューに真面目に取り組むボビーには10月スタ メンが告げられる。 こうしてオールドトラッド・スタジアムのピッチに立ったボ ビーは見事2得点で勝利に貢献。その後はレギュラーに定着 したボビーは「バスビー・ベイブス」の一員としてチームの FAリーグ2連覇にも貢献する。 そして1958年、前季のリーグ優勝チームとしてチャンピオン ズカップに進出したマンUは1月のホーム戦に勝利し、2月 のベオグラードに乗り込む。ところがイングランド協会はリ ーグ戦の優先を厳命。チームはチャーター機でのトンボ帰り が必要となるが… 雪の降り頻るミュンヘンの飛行場で悲劇が起きてしまう。離 陸に失敗したチャーター機が大破し、チームは主力選手7人 を失ったのだ。その時のボビーは奇跡的に軽症だったが、心 の傷は深く大きかった。 一方、留守を守っていたジミーには監督が重傷を負ったこと と、チームの存続が難しいことが告げられる。しかし協会か らは次戦の延期を認める決定が届けられ、ジミーはチームの 存続を賭けた戦いを始めることになる。 出演は、ジミー役に2011年10月紹介『フライトナイト』での ピーター・ヴィンセント役などのデイヴィッド・テナント。 ボビー役には2009年1月紹介『THIS IS ENGLAND』などのジ ャック・オコンネル。バズビー監督役には今年1月紹介『マ リリン/7日間の恋』などのダグレイ・スコットが扮してい る。 脚本と監督は、それぞれテナント主演のテレビドラマ『ドク ター・フー』を手掛けるクリス・チブナル(脚本)とジェー ムズ・ストロング(監督)が担当した。 野球の歴史はハリウッドが好んで映画にしてきたものの一つ だが、イギリス映画界もようやく自国のスポーツに気付いた ようだ。
『Green Days−大切な日の夢』“소중한 날의 꿈” 5月26日から6月15日まで東京・新宿K'sシネマで開催中の 「真!韓国映画祭2012」で上映される13作品の1本で、制作 に11年が掛けられたという手書きアニメーション作品。 主人公は田舎の学校に通う女子生徒。ある日、彼女のクラス にソウルからの転校生が入ってくる。その転校生はちょっと すかした感じだったがセンスも良く主人公にとっては憧れる 存在だった。そしてある切っ掛けで2人は親しくなるが… 一方、主人公には校舎の屋上から飛行実験をしている男子生 徒の姿も気になっていた。 物語には黒猫も魔女も飛空船も出てこないけれど、そんなも の以上に親しみの持てる物語が展開される。そこには主人公 の夢やちょっと厳しい現実の姿などもあって、それは誰もが 体験する青春の1ページが描かれていた。 物語の背景となる年代は特定されていないが、試写の後に行 われたQ&Aでの監督の発言によると、1970年代が想定され ているようだ。それは、現代の大人と若者が共通にノスタル ジーを感じられる時代とのことだった。 そこで中に使われている歌もその時代の韓国でのヒット曲の ようだが、そこにはいわゆるK-popではない曲が選ばれてお り、それも現代の大人と若者が共通にノスタルジーを感じら れるもののようだ。 それらの曲は僕には馴染みのないものだったが、それでも何 となく懐かしさを感じられる楽曲で、その辺には日韓の共通 する何かがありそうな感じもした。そんな親近感も得られる 作品だった。 なお本作は、韓国では興行形態の問題などから3日間で公開 が打ち切られたそうだ。しかしその上映が芸術専門映画館や 地方では市民の上映会などによって続けられ、徐々に国民的 支持が広がったとのこと。 そのため上映では、監督が感謝の気持ちを込めてプレゼント を用意しており、今回の試写会で僕は制作に使用された手書 きの作画紙と鉛筆を受け取った。そんな監督の心遣いも感じ る作品だった。 監督は、アン・ジェフンとハン・ヘジン、脚本は2005年4月 紹介『初恋のアルバム』などのソン・ヘジン。声優は、テレ ビドラマ『美男<イケメン>ですね』などのパク・シネと、 2006年5月紹介『僕の、世界の中心は、君だ。』などに出演 のソン・チャンウィらが担当している。
『ウォーキング・デッド:シーズン2』 “The Walking Dead: Season 2” 昨年12月に紹介したシーズン1(全7話)に続くシーズン2 (全13話)をDVDで鑑賞した。 前シーズンの最後で都会を脱出した生存者のグループは、最 後の望みの綱と考えられる軍の基地を目指しているが、ハイ ウェイの走行は放置された自動車の列に阻まれる。そこでU ターンを検討していた彼らの許にウォーカーの群れが押し寄 せて来る。 その群れを車体の下などに隠れてやり過ごそうとしたグルー プだったが、ウォーカーの一部がそれに気付き、森に逃げた グループの1人が行方不明になってしまう。その行方を探す 主人公たちはやがて人里離れた農園に暮らす一族と遭遇する が… シーズン2はほぼこの農園を舞台にして、極限状態に生きる 人々の新たな人間模様が描かれて行く。そこにはシーズン1 から続く危険な三角関係や、新たに誕生する恋愛も描かれ、 そして人々には究極の選択も迫られる。 背景にあるのはゾンビが徘徊する異常なシチュエーションだ が、そこに描かれるのは盲信や嫉妬など人間が持つ普遍的な 姿だ。しかもそれらが異常なシチュエーションの中で、そこ から遊離することなく描かれる。その点がこのシリーズの見 事なところだ。 主演はシーズン1に引き続いて2003年4月紹介『ギャングス ターNo.1』などに出演のアンドリュー・リンカーン、2011年 7月紹介『ゴーストライター』などに出演のジョン・バーン タル、今年4月紹介『フェイシズ』などに出演のサラ・ウェ イン・コーリーズ。 他に、2006年5月紹介『サイレントヒル』などのローリー・ ホールデン、韓国ソウル出身のスティーヴン・ユン、1999年 生まれのチャンドラー・リッグスらがレギュラー出演。今回 はユン扮するグエンにもかなり見せ場が用意されていた。 またシーズン2からは、2006年3月紹介『カサノバ』などに 出演のローレン・コーハン、2006年7月紹介『グエムル』で 米軍医役を演じていたスコット・ウィルスンらが新登場して いる。 なお本シーズン2は、日本では6月にDVDリリースされる ものだが、さらにアメリカでは今秋からのシーズン3の放送 も決定されている。シーズン2の最終話にはその予兆も描か れた。
『籠の中の乙女』“Κυνόδοντας” 2009年に製作、カンヌ国際映画祭の「ある視点部門」グラン プリやアメリカアカデミー賞外国語映画部門ノミネートにも 輝き、日本ではR18+指定で公開される問題作。 物語の舞台は広い芝生の庭やプールもある邸宅。その家で、 年頃の姉妹と弟の3人はなに不自由のない暮らしを送ってい る。そこには定期的に弟の性を処理する女性もやってくる。 しかしその女性のもたらすものは、徐々に姉妹弟に変化を与 えて行く。 そこには映画のヴィデオなども持ち込まれるのだが、例えば 「ゾンビ」は「黄色い花」と言い換えられるなど、姉妹弟に は外部の俗悪なものは排除されるように監督されている。そ して姉妹弟には、犬歯が抜けたら家を出られると教えられて いたが… 現代に生きる親たちが子供を不浄な世間から隔離したいとい う気持ちを持つのは、自分も子育てをした親として理解でき る。そんな人間の心の隙を突いた作品というところだろう。 それをファンタシーにせずにリアルに描き切った作品とも言 える。 脚本と監督は、1973年ギリシャ・アテネ生まれのヨルゴス・ ランティモス。長編の監督は3本目のようだが、2004年アテ ネ・オリンピック開会式/閉会式の演出にも関ったそうだ。 そして昨年製作された新作“Alpeis”ではヴェネッツア映画 祭の脚本賞を受賞している。 因に監督は、本作のアイデアを「未来の家庭」について考え ていたときに思いついたのだそうで、映画の中には多少その ような雰囲気も感じられた気もする。ただしこの情報は映画 を見た後で知ったので定かではないが。 出演はいずれもギリシャの舞台出身で、監督の新作にも出演 しているアンゲリキ・パプーリァ、パンクバンドのボーカル でもあるというマリア・ツォニ、自ら舞台演出も手掛けると いうクリトス・パサリス。 他に、2006年12月紹介『パパにさよならできるまで』の演技 で映画祭の最優秀男優賞を受賞しているクリストス・ステル ギオグルと、スイス出身のミシェル・ヴァレイ、監督の舞台 などに出演のアンア・カレジドゥらが脇を固めている。 かなり過激な内容で、嫌悪感を催す人もいるかも知れない。 が、僕が過去に見てきたその種の作品の中では最も納得して 観られた作品と言える。それは僕自身の気分的なものもある かも知れないが。
『アイアン・ガール』 AV女優がアクション映画に挑戦したことでも話題になって いるポスト・アポカリプス風の作品。 物語の背景は未来とも過去ともつかない終末世界。とある草 叢で1人の若い女性が3人の男に拉致されそうになったとこ ろを、特異な衣装を身に纏った女戦士に救出される。そして 女性は女戦士を仲間たちの暮らす場所に連れて行く。 その場所では1人の老人によって率いられた数人の若い男女 が暮らしていたが、彼らの生活は辺りに徘徊する暴力集団に よって脅かされていた。そこでグループの若者たちは女戦士 に戦い方の教えを請うが… お話は極めて定番の善対悪の戦いを描くもので、そこに女戦 士の出自の謎などが絡むが、それもまた定番という感じのも のだ。ただしワイアーなども使ったアクションはそれなりの ものになっており、そこは主演女優もかなり頑張っていたよ うだ。 主演はAV女優の明日花キララ。本作が上映されたカンヌ映 画祭の紹介記事ではヌード封印とされていたが、サーヴィス ショットはあったようだ。共演は2010年8月紹介『ゴスロリ 処刑人』などの秋山莉奈、2011年2月紹介『ナナとカオル』 などの栩原楽人。 他に2008年4月紹介『ハブと拳骨』などの虎牙光輝、2008年 『炎神戦隊ゴーオンジャー』の古原靖久、2000年『未来戦隊 タイムレンジャー』の城戸裕次らが脇を固めている。 脚本と監督は、BSドラマやヴァラエティ番組、CMなどを 手掛けている長嶺正俊。アクション映画は初めてのようだ。 そこでアクション監督には1984年『宇宙刑事シャイダー』な どの柴原孝典が招請されている。 また音楽は、ロックバンドCASCADEの楽曲のほぼ全てを手掛 けるギタリストのMASABHIが担当している。 ワイアーアクションはそれなりに処理されていたようだが、 それなら背景の高圧線も写らないようにして欲しかった。ま た、ヒロインが避けた銃弾の弾着も欲しいなど、いろいろ注 文は付けたいところだが、取り敢えずは第2作を実現して貰 いたいものだ。
『美が私たちの決断をいっそう強めたのだろう/足立正生』 “Il se peut que la beauté ait renforcé notre résolution - Masao Adachi” 6月21日〜24日に東京有楽町朝日ホールほかにて開催される 「フランス映画祭2012」での上映作品の1本。 日本の映画監督、脚本家であり、同時に日本赤軍に合流して 国際指名手配された革命の闘士でもある足立正生を描いたド キュメンタリー作品。 足立は、1963年日大芸術学部の在籍中に制作した学生映画で 注目され、退学後の1966年に監督デビュー、同年には大島渚 監督の『新宿泥棒日記』の脚本にも参加。1971年に若松考二 監督らと共にパレスチナに渡る。 その後は日本赤軍に合流して岡本公三らと共に国際指名手配 され、1997年に逮捕抑留。その刑期を2000年に満了して日本 に強制送還され、日本では旅券法違反による罪で執行猶予付 きの判決が下された。 本作は、その足立の現在の姿や足跡などをフランス人監督が 纏めたものだが、作品の中では首都高速の霞ヶ関トンネルを 行くフロントの映像に、タルコフスキーの『惑星ソラリス』 と同じだという解説が入るなど、監督自身の1970年代の検証 のような感じもした。 そして足立は、インタヴューの答で「政治も芸術も同じだ」 と言い切り、1939年生まれで70歳を過ぎても、今なお滾るも のを感じさせてくれる。それは一方では1970年代を「成功し なかった革命」と総括する見識も持つものだ。 僕自身は足立氏より10歳若く、1970年は正に挫折の塊だった ものだが、それを「成功しなかった」と総括して次に進むこ とはできなかった。それは単に敗残でしかなかったもので、 その気分が連合赤軍事件などに繋がって行く。 しかしそれを、単に「成功しなかった」と言い次に突き進ん だ足立氏には、敬服以外の何の言葉も浮んでこないものだ。 若者文化の中から「革命」という言葉が消えて久しいが、足 立氏の言葉の中に次に続いて行く力を感じさせてくれた。 本作の監督は1954年生まれのフィリップ・グランドリュー。 なお本作に関しては、今秋渋谷アップリンクでの公開が決ま っている。
『スノーホワイト』“Snow White and the Huntsman” ディズニーアニメーションでも著名な『白雪姫』の物語を、 ダーク・ファンタシーとして描き直した作品。企画製作は、 そのディズニーで『アリス・イン・ワンダーランド』を手掛 けたジョー・ロスが担当した。 物語の舞台はヨーロッパ中世の王国。その王国で健やかに育 っていた王女スノーホワイトの運命は、母親である王妃が他 界し父王が妖艶な美貌を持つ女性ラヴェンナを後妻を迎えた ことから激変する。その女性は妖術を操る邪悪な魔女だった のだ。 とまあ、物語の開幕はほぼ童話の通りだが、童話では森でス ノーホワイトを殺してくるように命じられたハンターの設定 が少し変わって、原作では姫を殺せずに置き去りにしたハン ターが本作では積極的に姫を訓練し闘士に育て上げる役割と なる。 そしてスノーホワイトとハンターは揃って魔女への反旗を翻 すのだ。その脇には姫を思う王子や七人の小人も登場はする が…。一方、魔女の狙いが美貌を保つための姫の心臓である など、その辺はかなりダークな展開とされている。 出演は、スノーホワイトに『トワイライト・サーガ』などの クリスティン・スチュワート、ラヴェンナに2004年8月紹介 『モンスター』でオスカー受賞のシャーリズ・セロン、そし てハンターには、2011年5月紹介『マイティ・ソー』のクリ ス・ヘムスワークが扮している。 また、今回紹介『ユナイテッド』に出演のサム・フランクリ ン。さらにボブ・ホスキンス、イアン・マクシェーン、レイ ・ウィンストン、ニック・フロスト、トビー・ジョーンズら が脇を固めている。 原案と脚本は、本作が長編第1作のイヴァン・ドハーティ。 その脚本に、2010年1月紹介『幸せの隠れ場所』でオスカー 候補になったジョン・リー・ハンコックと、2011年6月紹介 『シャンハイ』などのホセイン・アミニが手を加えている。 監督は、本作で長編デビューだがコマーシャル・フィルムや ヴィジュアル作家として実績のあるルパート・サンダースが 担当した。 因に、原作となるグリム童話は1812年に発表されたそうで、 本作はその200周年の映画化になるものだ。
『アベンジャーズ』“The Avengers” 4月25日に全米公開され、すでに5億ドルの興行収入を達成 して『タイタニック』『アバター』にも迫る勢いとされるマ ーヴェルコミックスの映画化。 登場するのはアイアンマン、ハルク、マイティ・ソー、キャ プテン・アメリカ。すでに各自のシリーズでも展開されてい るスーパー・ヒーローたちが一堂に会して、異次元から押し 寄せる強大な敵に立ち向かう。 それぞれスーパー・ヒーローの活躍を最後まで観ている人は 判っているように、各作品の最後では謎の男が登場してシー ルドに参加して欲しいという要請が伝えられていた。それは 今までは唯の言葉でしかなかったものだが、今回は遂にそれ が発動する。 しかしそこは個性豊かなスーパー・ヒーローたちの話、その 結集は容易には進まない。そこに様々な要素が絡み合って、 遂には共同が達成されるまでの物語が描かれて行く。そして その取り纏め役になるのが新登場のブラック・ウィドウとい う布陣だ。 出演は、アイアンマン/トニー・スタークにロバート・ダウ ニーJr.、キャプテン・アメリカ/スティーヴ・ロジャース にクリス・エヴァンス、ソーにクリス・ヘムスワース、そし てハルク/ブルース・バナーには2011年2月紹介『キッズ・ オールライト』などのマーク・ラファロが扮している。 さらに新登場のブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ にスカーレット・ヨハンセン、ホークアイ/クリフト・バー トンに2010年2月紹介『ハート・ロッカー』でオスカー候補 になったジェレミー・レナーが扮し、またサミュエル・L・ ジャクスン、トム・ヒドルストン、グウィネス・パルトロウ らが各シリーズから登場している。 それにしても豪華絢爛という感じの出演者だが、各シリーズ に起用した若手俳優が成功を納め、それを要所に配されたベ テランが引き締める感じで、この戦略は見事なものだ。それ らの要素が絡まってのアメリカでの大成功と評価したい。 映画のストーリーは2008年7月紹介『インクレディブル・ハ ルク』などのザック・ペンが執筆し、脚本と監督は、テレビ “Buffy the Vampire Slayer”などを手掛けてきたジョス・ ウェドンが担当した。 なおそれぞれのシリーズでは、“Iron Man 3”“Thor 2”は 2013年、“Captain America 2”は2014年に次回作の公開が 予定されているようだ。そして大ヒットした本作の続編も当 然期待されているものだ。 * * 最近では、2010年5月9日付で報告したシリーズ第4作と なる“Mad Max: Fury Road”について、今年7月から撮影が 始まるとの情報が伝えられた。 この情報は、何と女優のシャーリズ・セロン(前回キャン セルと書いたのは誤りだったようだ)からもたらされたもの で、セロンが「3週間後にナミビアに出発して、7月半ばに 撮影が開始される。今はものすごく興奮しているの。3年も 待たされたけど、ようやくその時が来たわ」と語ったとのこ とだ。 ただし、今のところ彼女以外からの情報はないようだが、 いくら何でもセロンクラスからの発言なら間違いはないだろ う。 なおセロン以外の出演者では、今年2月紹介『裏切りのサ ーカス』などのトム・ハーディ、2010年4月紹介『タイタン の戦い』などのニコラス・ホルト、2007年9月紹介『ブレイ ブワン』などのゾーイ・クラヴィツらの共演が報告されてい る。
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